説明

シート反転/給送機及びシート給送方法

【課題】 シート反転機又は給送機において、費用を下げ、多数の移動部品をなくすことによって装置の信頼性を高める。
【解決手段】 シート反転機20は湾曲したシート通路26を含む。シートドライバ24は、シート通路に沿ってシートを受け取るように配置され、シートを引き込み、シートの移動方向を反転させる。出口通路18は、シートをシートドライバから受け取るように配置される。反転機通路18が、シートをシートドライバから受け取るように配置される。出口通路の始点には、シートを出口通路に向ける第1の不動部23が配置され、反転機通路の始点には、シートを反転機通路に向ける第2の不動部25とが配置され、シートがどれだけ遠くまでシートドライバに引き込まれたかに依存してシートが出口通路又は反転機通路に給送される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、シート状用紙の移動システム及び方法に関する。本書に述べられる装置は、シートを反転させること及びシートを種々のシート通路の間に給送することに用いられるシート反転機/給送機、ソータを含む。
【背景技術】
【0002】
例えば、印刷機において両面印刷する場合、シートの一方の面に像形成した後、他方の面に像形成するためシートを反転して像形成ステーションに戻す必要がある。両面に印刷されたシートは像形成ステーションに戻さずに出力トレイ等に排出される。それらのシートの給送には反転機が用いられて、反転機の出力部分に可動のゲートや弾性のゲートが用いられている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のシート反転機に用いられる可動の又は弾性のゲート構成は、シート反転機の価格を上げ、ひいては印刷機等の費用を増大させる。また、費用の低減のためなどの安易なゲート構成は装置の信頼性を損なう。
【0004】
本発明は、シート反転機において、費用を下げ、多数の移動部品をなくすことによって装置の信頼性を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本実施形態のシステム及び方法は、シート反転機/給送機を与える。シート反転機は、湾曲したシート通路のようなシート通路を含む。シートドライバは、シート通路に沿ってシートを受け取るように配置される。シートドライバは、シートを引き込み、該シートの移動方向を反転させるようになっている。第1通路(例えば、出口通路)は、シートをシートドライバから受け取るように配置される。別の付加通路(例えば、反転機通路)が、シートをシートドライバから受け取るように配置される。シート通路の湾曲部は、シートの後縁を反転機通路と出口通路とに押し付けるように作用し、シートが、どれだけ遠くまでシートドライバに引き込まれたかに依存して、前記出口通路又は前記反転機通路に、選択的に給送される。
【0006】
出口通路及び反転機通路は、シート通路に沿って異なる位置に配置される。出口通路がシート通路と接合する点は、出口通路の始点に配置された第1の不動部を含み、該第1の不動部はシートを該出口通路に給送するように構成される。同様に、反転機通路がシート通路と接合する点は、反転機通路の始点に配置された第2の不動部を含み、該第2の不動部は、シートを該反転機通路に給送するように構成される。シート通路は湾曲部を有し、該湾曲部は、シートの後縁が出口通路を通るときに該シートの後縁を出口通路に向け、シートの後縁が反転機通路を通るときには反転機通路に向ける。このシート反転機は、シートの後縁を出口通路又は反転機通路に給送するために、可動のゲート構成も弾性のゲート構成も必要としない。可動のゲート構成や弾性のゲート構成の代わりに、シートの後縁が出口通路及び反転機通路を通過するときに、湾曲部によって湾曲させられたシートのひずみエネルギが解放されて、シート後縁が対応する通路(反転機通路又は出口通路)に給送(反転)するようにする。すなわち、シートは、どれだけ遠くまでシートドライバに引き込まれたかに依存して、出口通路又は反転機通路のいずれかに出ていくことができる。シートドライバは、例えば、シートを摩擦により移動するようにされたローラを含むことができる。第2に、シートドライバは、出口通路及び反転機通路に沿って配置されて、シートが出口通路又は反転機通路に給送されると、該シートを出口通路及び反転機通路に沿って移動させるようにすることができる。シートドライバは、シート通路の端部に配置される。
【0007】
本発明に係る方法の実施形態では、シートをシート通路に沿って給送し、該シートをシートドライバに引き込み、シートをシートドライバ内で停止させて、該シートの後縁を、出口通路の始点に配置された第1の不動部及び反転機通路の始点に配置された第2の不動部の1つに隣接させ且つそれを越えて停止させることにより、シートを、第1通路(例えば、出口通路)又は付加的な通路の1つ(例えば、反転機通路)に給送する。この方法では、シート通路の湾曲部を用いて、シートが出口通路を通るときにシートの後縁を出口通路に押付け、シートが反転機通路を通過するときには反転機通路に押付けるように構成するのが好ましい。この方法では、次いで、シートの移動方向を反転させて、シートの後縁がどちらの不動部に隣接して停止されたかに依存して、シートが出口通路又は反転機通路のいずれかに入るようにする(シートは、どれだけ遠くまでシートドライバに引き込まれたかのみによって、出口通路又は反転機通路のいずれかに給送されるので、この方法は、可動ゲートや弾性ゲートの使用を不要にする)。
【0008】
上記の引き込み、停止、及び反転の工程は、シートを摩擦により移動するようにされたシートドライバ内の2つのニップローラを用いて実行される。さらに、上記の方法では、シートが出口通路及び反転機通路の1つに給送されると、出口通路及び反転機通路に沿って配置された第2のシートドライバを用いて、シートを出口通路及び反転機通路に沿って移動させることもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1は、例えば、デジタル又はアナログの、プリンタ又はコピー機において見出される片面印刷/両面印刷紙通路の単純化された正面図である。図1に示される実施形態においては、画像が印刷される紙、透明シート、ボード、ラベルのようないずれかの媒体からなるシート(用紙)が給送機構12により供給スタック10から引き出される。シートは、マーキング・ステーション14と呼ぶ画像形成部分に向かって、付加的な給送機構12により、図1の矢印によって示される処理方向を通り、主ループ26に沿って移動する。図示実施形態においては、マーキング・ステーション14は、ゼログラフ感光体を含むが、他の実施形態においては、例えば、中間転写部材及び/又はインクジェット印刷装置を含むものであってもよい。さらに、電子写真(ゼログラフィ)の実施形態においては、マーキング・ステーション14の下流側に定着器16がある。給送機構12、マーキング・ステーション14、定着器16などは、1つ又はそれ以上の制御ユニット28により制御することができる。図示されるように、マーキング・ステーション14は、これを通過するシートの上面側に、所定の画像を形成する。
【0010】
両面印刷すなわち二面に画像形成されたシートを望む場合には、シートは、その第1面上に第1の画像を受け取った後に、マーキング・ステーション14に再給送されて、マーキング・ステーション14は第2の画像を形成することができるようになる。このような反転及び再給送を行うためには、反転機20(破線の箱20により示される)及び別の反転機22で示される両面印刷ループが用いられる。反転機20は、図2においてより詳細に示される。反転機20は、シートが入り、次いで、逆の移動方向で出ていく反転給送機構24を含む。
【0011】
シート給送機構12、24は、シート又は用紙を移動するようにされたいずれかの形態の装置を含むことができる。例えば、シート給送機構12、24は、シートを摩擦により移動するようにされたニップローラ又はベルトを含むことができ、シートの移動をもたらすための空圧装置又は吸気装置を含むことができる。シート給送機構12、24は、シートを挟む一対の対向する歯車(この一方でも両方でも駆動できる)を含むことができる。このようなシート移動機構の作動に対する更なる詳細は、米国特許出願公開第2002/0070497号、同第2002/0158404号、同第2003/0102624号及び同2003/0201598号に述べられており、これらの開示は、引用してここに組み入れられる。
【0012】
両面印刷ループ22は、シートをマーキング・ステーション14に戻すように運ぶ。シートが事実上、反転機20及び両面印刷ループ22の動作により反転されたときには、最初の画像を受け取っていないシートの側が、マーキング・ステーション14において第2の面に画像を受けるようにその面を上にして置かれる。第2面の画像の印刷に続いて、今度は両面に印刷を有する「両面印刷された」シートが反転機20及び出口18まで戻るように運ばれる。片側にだけ画像を有するシートを意味する「片面印刷」シートを印刷する場合においては、シートは、両面印刷ループ22を通ることなく、直接、反転機20から出口18に送られる(例えば、キャッチトレイ又はステープラのような他の仕上げ装置に給送することができる)。
【0013】
図2は、図1に示されるシート反転機20を更に詳細に示す。シート反転機20は、湾曲したシート通路である、シート通路26を含む。反転給送機構24(すなわちシートドライバ24)はシート通路26に沿ってシートを受け取るように配置される。シートドライバ24は、シートを引き込み、該シートの移動方向を反転するように構成されている。出口通路18は、シートをシートドライバ24から受け取るように配置される。また、反転機通路22が、シートをシートドライバ24から受け取るように配置される。出口通路18がシート通路26と接合する点は、出口通路18の始点に配置された第1の不動部23を含み、シートを出口通路18に向けて給送するように構成されている。同様に、反転機通路22がシート通路26と接合する点は、反転機通路22の始点に配置された第2の不動部25を含み、シートを反転機通路22に向けて給送するように構成されている。
【0014】
シート通路26の湾曲部は、シートを出口通路18及び反転機通路22に押し付けるように作用し、シートが、どれだけ遠くまでシートドライバ24に引き込まれたかに依存して、シートを出口通路18又は反転機通路22に給送する。シート通路26の湾曲部の実際の曲率は、プリンタ又はコピー機に対して意図される用途によって異なり、シートの後縁がそれぞれの通路を通るときに、該シートの後縁をそれらの通路に押し付けるのに十分な押付け力が生成される限り、どのような曲率でも許容できる。したがって、反転機が厚い用紙シートに併せて用いられる場合には、ジャムを防ぐために、小さく湾曲するものを用いる。対照的に、反転機20が薄い用紙シートと併せて用いられる場合には、より大きく湾曲するものを用いて、薄いシートが適当にそれぞれの通路に押し付けられることを確実にする。
【0015】
出口通路18及び反転機通路22は、シート通路26の湾曲部に沿って、異なる位置に配置される。シート通路26の湾曲部は、シートの後縁が出口通路18を通るときにシートを出口通路18に給送するように、又は、シートの後縁が反転機通路22を通るときにシートを反転機通路22に給送するようにシートを付勢する。シート反転機20は、どのような可動の又は弾性のゲート構成も用いることを避ける。第2のシートドライバ12がシート通路26、出口通路18、及び反転機通路22に沿って配置されるのも好ましく、シートがこれらの通路に給送されると、シートをこれらの通路に沿って移動することができる。シートドライバ24は、シート通路26の端部に配置される。
【0016】
上記のものは、種々の例示的な実施形態と併せて述べられたが、当業者には多数の代替的手法、修正、及び変形態様が明らかであることを理解されたい。したがって、本出願人は、本発明の精神及び範囲に従うすべてのこのような代替的手法、修正、及び変形態様を含むことを意図する。
【0017】
例えば、シート反転機20は、異なるジョブ、異なる色、異なる印刷品質などによりシートをソートするといった目的に応じて、シートをソートするのに用いることもできる。さらに、図3に示すように、シート反転機/ソータ20は、3つ以上の出口通路を含むようにもできる。例えば、図3において、図2のような反転機通路22及び出口通路18だけのものでなく、シート反転機/給送機20は、多数の通路30、32、34、36などを含む。第1の通路30がシート通路26に接合する点は、第1の通路30の始点に配置された第1の不動部33を含み、シートを第1の通路30に向けて給送するように構成されている。同様に、第2の通路32がシート通路26に接合する点は、第2の通路32の始点に配置された第2の不動部35を含み、シートを第2の通路32に向けて給送するように構成される。さらに、第3の通路34がシート通路26に接合する点は、第3の通路34の始点に配置された第3の不動部37を含み、シートを第3の通路34に向けて給送するように構成される。
【0018】
上記構成によって、シート39が、反転給送機構24にどれだけ遠くまで引き込まれたかに依存して、シートを第1のシート通路30、第2のシート通路32、第3のシート通路34に給送することができ、更には、シートドライバ24は、シートを反転させることなくそのシートを同じ方向に移動させ続けて、第4のシート通路36に給送されるようにすることができる。図2においては2つの通路、図3においては4つの通路が示されているが、シート反転機/給送機20は、これらの特定の構成に限定されるものではなく、シートの長さによって制限される通路間の間隔が、シートドライバ24がシートを所定のシート通路に反転させることを可能にする限り、任意の数のシート通路を含むものであってよい。さらに、シートが適正にそれぞれの通路30、32、34、36に押し付けられるのを確実にするために、1つ又はそれ以上の気圧その他の同様な押付装置(例えば、エアナイフ)38を用いて、シートを通路30、32、34、36の方向に押すようにしてもよい。
【0019】
図4は、シートを、第1の通路(例えば、出口通路)に、あるいは付加通路(例えば、反転機通路)に給送する方法の実施形態を示す。ブロック400に示すように、この方法は、シートをシート通路26に沿って給送する。ブロック402において、シートはシートドライバ24によって通路27又は36引き込まれる。次いで、ブロック404において、シートは、シートドライバ24によって停止され、シートの後縁は、通路(18又は22:30又は32又は34)の1つに隣接する位置で停止される。或いは、図3の実施形態では、シートは、通路36に沿って給送して反転しないこともできる。図2の実施形態においては、シートの後縁は、反転機通路22の始点に配置された第2の不動部23又は出口通路18の始点に配置された第1の不動部23のいずれかに隣接して且つわずかにそれを越えて停止させられる。また、図3の実施形態においては、シートの後縁は、第1の通路30の始点に配置された第1の不動部33、又は、第2の通路32の始点に配置された第2の不動部35、又は、第3の通路34の始点に配置された第3の不動部37などのいずれかに隣接して且つわずかにそれらを越えて停止させられる。ブロック406に示すように、本発明に係る方法は、シート通路の湾曲部を用いて(エアナイフ38によって押付け力を補助してもよい)、シートが第1の通路30を通るときにシートの後縁を第1の通路30に押し付けられ、シートが別の通路を通るときにも第2の通路32及び第3の通路34に押し付けられる(図2の実施形態においても同様である)。
【0020】
本発明に係る方法では、ブロック408に示すように、シートの移動方向を反転させ、シートの後縁が、不動部33、35、37(又は不動部23、25)などのどれに隣接して停止したかによって、シートが第1の通路30、第2の通路32、第3の通路34(又は通路18、22)などに入るようにする。このシートは、どのような形態の可動の又は弾性のゲートも用いることなく、シートがどれだけ遠くまでシートドライバに引き込まれているかのみによって、通路30、32、34、35などの1つに選択的に給送される。
【0021】
上記の引き込み(ブロック402)、停止(ブロック404)、及び反転(ブロック408)の工程は、シートを摩擦により移動するようにされたシートドライバ24内の2つのニップローラ(又は同様な機構)を用いて行うことができる。さらに、図4の実施形態に係る方法においては、ブロック410に示すように、シートが通路の1つに給送されると、選択された通路に沿って配置された第2のシートドライバを用いて、シートを選択された通路に沿って移動させる。
【0022】
本発明に係るシート反転機は、どのような可動の又は弾性のゲート構成も用いることを避け、その代わりに、シートがどれだけ遠くまでシートドライバに引き込まれたかのみによって、シートを出口通路又は反転機通路に給送する。このことは、実質的には費用を下げ、多数の移動部品をなくすことにより、装置の信頼性を高める。さらに、シートの反転が開始することになる前に、どのような可動ゲート機構も再配置する必要がないので、高速の反転機作動をもたらす。このことは、シートが適当な通路で停止するとすぐに、シートを反転させることを可能にする。さらに、特に、一連の個別の可動の又は弾性のフィンガで構成されたゲートと比較すると、紙又は画像が損傷する可能性が少ない。最後に、紙のジャムを顧客により除去しなければならない場合には、シートを抜き取るために障害になるものが少ない。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】紙通路の概略図である。
【図2】第1の実施形態の反転機/ソータの概略図である。
【図3】別の実施形態の反転機/ソータの概略図である。
【図4】本発明の実施形態に係る方法を示すフロー図である。
【符号の説明】
【0024】
12:給送機構
14:マーキング・ステーション
18:出口通路
20:反転機
22:反転機通路
24:反転給送機構
26:シート通路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート反転機であって、
シート通路と、
前記シート通路に沿ってシートを受け取るように配置され、前記シートを引き込み、該シートの移動方向を反転するように構成されたシートドライバと、
前記シート通路に沿って配置されて、前記シートを前記シートドライバから受け取る出口通路と、
前記出口通路の始点に配置され、前記シートを前記出口通路に給送するように構成された第1の不動部と、
前記シート通路に沿って配置され、前記シートを前記シートドライバから受け取る反転機通路と、
前記反転機通路の始点に配置され、前記シートを前記反転機通路に給送するように構成された第2の不動部とを備え、
前記シートがどれだけ遠くまで前記シートドライバに引き込まれたかに依存して、該シートが前記出口通路又は前記反転機通路に給送される、
ことを特徴とするシート反転機。
【請求項2】
シート反転機であって、
湾曲したシート通路と、
前記シート通路に沿ってシートを受け取るように配置され、前記シートを引き込み、該シートの移動方向を反転するように構成されたシートドライバと、
前記シート通路に沿って配置され、前記シートを前記シートドライバから受け取る出口通路と、
前記シート通路に沿って配置され、前記シートを前記シートドライバから受け取る反転機通路とを備え、
前記シート通路の湾曲部は、前記シートの後縁を前記出口通路及び前記反転機通路に押し付ける構成であり、
前記シートがどれだけ遠くまで前記シートドライバに引き込まれたかに依存して、該シートが前記出口通路又は前記反転機通路に給送される、
ことを特徴とするシート反転機。
【請求項3】
シート給送機であって、
湾曲したシート通路と、
前記シート通路に沿ってシートを受け取るように配置され、前記シートを引き込み、該シートの移動方向を反転するように構成されたシートドライバと、
前記シート通路に沿って配置され、前記シートを前記シートドライバから受け取る第1の通路と、
前記シート通路に沿って配置され、前記シートを前記シートドライバから受け取る少なくとも1つの付加通路とを備え、
前記シート通路の湾曲部は、前記シートの後縁を前記第1の通路及び前記付加通路に押し付ける構成であり、
前記シートがどれだけ遠くまで前記シートドライバに引き込まれたかによって、該シートが前記第1の通路又は前記付加通路に給送される、
ことを特徴とするシート給送機。
【請求項4】
シートを、シート通路に沿って配置された出口通路及び反転機通路の1つに給送する方法であって、
前記シートを前記シート通路に沿って給送し、
前記シートをシートドライバに引き込み、
前記シートを前記シートドライバ内で停止させて、該シートの後縁を、前記出口通路の始点に配置された第1の不動部及び前記反転機通路の始点に配置された第2の不動部の1つに隣接させ且つそれを越えて停止させ、
前記シートの移動方向を反転させて、該シートの前記後縁が前記不動部のどちらに隣接して停止されたかに依存して、該シートが前記出口通路及び前記反転機通路の1つに入るようにさせることからなり、
前記シートがどれだけ遠くまで前記シートドライバに引き込まれたかに依存して、該シートが前記出口通路又は前記反転機通路に給送される、
ことを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−69799(P2006−69799A)
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−245421(P2005−245421)
【出願日】平成17年8月26日(2005.8.26)
【出願人】(596170170)ゼロックス コーポレイション (1,961)
【氏名又は名称原語表記】XEROX CORPORATION
【Fターム(参考)】