説明

シート溶着施工方法及びシート溶着施工具

【課題】効率良く作業が行えて、施工時間を短縮できるシート溶着施工方法及びシート溶着施工具を提供する。
【解決手段】基材19が磁性体からなる熱溶着ディスク15を被覆工面11に固定する。被覆工面11を樹脂製防水シート13で覆う。熱溶着ディスク15を防水シート13上から加熱装置にて加熱してホットメルト接着剤層を溶着する。ホットメルト接着剤に所定の溶着強度が発現するまで防水シート13を挟んでマグネット33を基材19に磁気吸着させる。加熱装置には、電磁誘導加熱装置を用いることが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート溶着施工方法及びシート溶着施工具に関し、特に、NATM(New Austrian Tunneling Method) 、シールドトンネル、立坑等のトンネル専用防水シートを熱溶着ディスクに溶着する際に用いて好適なものである。
【背景技術】
【0002】
トンネルなどの被覆工面をシート張設施工するのに熱溶着ディスクが用いられている(例えば特許文献1,2,3参照)。熱溶着ディスクを用いたシート張設施工方法は、被覆工面に熱溶着ディスクを取り付け、これを防水シートで覆い、双方を同時に温風や電熱ごてにより熱溶融し、熱溶着ディスクに防水シートを押しつけることで熱溶着する。熱溶着は、固化するまでの冷却の間、作業者が把持したこて等により押さえ続ける必要があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平4−297699号公報
【特許文献2】特開平7−158395号公報
【特許文献3】特開平8−135391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、冷却の間、作業者が手により押さえ続けるのは、作業効率が悪く、施工時間が長くなる問題があった。特にトンネル天端部の熱溶着は、高所における上向き作業となるため、上記問題はさらに顕著となった。
【0005】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、効率良く作業が行えて、施工時間を短縮できるシート溶着施工方法及びシート溶着施工具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載のシート溶着施工方法は、表面にホットメルト接着剤層を有し、基材19が磁性体からなる熱溶着ディスク15を被覆工面11に固定する工程と、
前記被覆工面11を樹脂製防水シート13で覆う工程と、
前記熱溶着ディスク15を前記防水シート13上から加熱装置にて加熱して少なくともホットメルト接着剤を溶着する工程と、
ホットメルト接着剤に所定の溶着強度が発現するまで前記防水シート13を挟んでマグネット33を前記基材19に磁気吸着させる工程と、
を含むことを特徴とする。
【0007】
このシート溶着施工方法では、加熱装置にて熱溶着ディスク15のホットメルト接着剤層と防水シート13が溶着した直後に、マグネット33が熱溶着ディスク15の基材19に磁気吸着することで、熱溶着ディスク15及び防水シート13がホットメルト接着剤を介して基材19とマグネット33により挟持され続ける。これにより、作業者が手により押さえ続ける必要がなくなる。このことから、作業者は、次の作業に取りかかることができる。また、磁気吸着により防水シート13に押しつけられるマグネット33に、熱溶着ディスク15やホットメルト接着剤からの熱が伝導し、ホットメルト接着剤が効果的に冷却される。これにより、ホットメルト接着剤が自然冷却される場合に比べ、所定溶着強度の発現時間が早まる。
【0008】
請求項2記載のシート溶着施工方法は、請求項1記載のシート溶着施工方法であって、
前記加熱装置が、電磁誘導加熱装置であることを特徴とする。
【0009】
このシート溶着施工方法では、電磁誘導加熱装置が、防水シート13の表面から背部の熱溶着ディスク15の位置で加熱コイル31が防水シート13上から熱溶着ディスク15に向けて加熱を行う。すなわち電磁誘導によって、金属製の熱溶着ディスク15を、半透明の防水シート13を通して見つけ出し、この熱溶着ディスク15に向けて加熱が行われる。これにより、渦電流による熱を基材19に発生させ、防水シート13が熱溶着ディスク15のホットメルト接着剤層で溶着される。
【0010】
請求項3記載のシート溶着施工具35は、被覆工面11に固定され基材19が磁性体からなる熱溶着ディスク15と、
前記被覆工面11を覆い加熱装置にて加熱されて前記熱溶着ディスク15に溶着される樹脂製防水シート13を挟んで前記基材19に磁気吸着するマグネット33と、
を具備することを特徴とする。
【0011】
このシート溶着施工具35では、マグネット33が熱溶着ディスク15の基材19に磁気吸着することで、熱溶着ディスク15及び防水シート13がホットメルト接着剤を介して基材19とマグネット33により挟持され続ける。これにより、作業者が手により押さえ続ける必要がなくなる。作業者は、次の作業に取りかかることができる。また、磁気吸着により防水シート13に押しつけられるマグネット33に、熱溶着ディスク15やホットメルト接着剤からの熱が伝導し、ホットメルト接着剤が効果的に冷却される。これにより、ホットメルト接着剤が自然冷却される場合に比べ、所定溶着強度の発現時間が早まる。
【0012】
請求項4記載のシート溶着施工具35は、請求項3記載のシート溶着施工具であって、
前記マグネット33の磁気吸着面33aを除いた表面の少なくとも一部分に放熱部が設けられていることを特徴とする。
【0013】
このシート溶着施工具35では、マグネット33の放熱効果が高まり、熱溶着ディスク15やホットメルト接着剤からマグネット33に伝わった熱が放熱部からより効果的に放熱される。ホットメルト接着剤とマグネット33の温度差が大きくなり、ホットメルト接着剤の冷却効果が高まる。さらに、マグネット33を予め冷却しておくことで、冷却時間を早めることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る請求項1記載のシート溶着施工方法によれば、熱溶着ディスクを固定した被覆工面を樹脂製防水シートで覆い、熱溶着ディスクを防水シート上から加熱してホットメルト接着剤を溶着し、ホットメルト接着剤が所定の溶着強度が発現するまで防水シートを挟んでマグネットを基材に磁気吸着させるので、効率良く作業が行えて、作業者が手で押さえるなどの煩雑さが無く、加熱・溶着から冷却し硬化するまでの時間を大幅に短縮できて、施工時間を短縮することができる。また、マグネットの熱容量が大きいので熱が移動して冷却が早くなる。
【0015】
請求項2記載のシート溶着施工方法によれば、加熱装置が、電磁誘導加熱装置であるので、防水シートの表面から電磁誘導にて加熱が行えることとなり、すなわち防水シートを通してその背面に位置する熱溶着ディスクの位置のみで加熱、そして溶着が行え、複数の熱溶着ディスクへの溶着を連続的に容易且つ短時間に行うことができる。
【0016】
請求項3記載のシート溶着施工具によれば、被覆工面に固定され基材が磁性体からなる熱溶着ディスクと、被覆工面を覆い加熱装置にて加熱されて熱溶着ディスクに溶着される樹脂製防水シートを挟んで基材に磁気吸着するマグネットと、を備えるので、効率良く加熱部分の冷却作業が行えて、施工時間を短縮することができる。
【0017】
請求項4記載のシート溶着施工具によれば、マグネットの磁気吸着面を除いた表面の少なくとも一部分に放熱部が設けられているので、熱伝導によりホットメルト接着剤からマグネットに伝わった熱が放熱部から効果的に放熱され、ホットメルト接着剤の冷却効果が良好となる。これにより、熱溶着ディスクにマグネットを吸着させておく時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明に係るシート溶着施工方法により防水シートの張設されたトンネルの断面図である。
【図2】図1の熱溶着ディスク近傍の拡大図である。
【図3】(a)は不織布張設工程を表す要部断面図、(b)は熱溶着ディスクの固定工程を表す要部断面図である。
【図4】(a)は加熱工程を表す要部断面図、(b)は冷却工程を表す要部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るシート溶着施工方法により防水シートの張設されたトンネルの断面図である。
地山である一次被覆工面11には防水シート13が張設される。トンネルは、防水シート13の張設された後に内壁面となる打設コンクリート(図示せず)等を構築して完成する。防水シート13は、被覆工面11に取り付けられた熱溶着ディスク15に熱溶着により固定される。
【0020】
図2は図1の熱溶着ディスク近傍の拡大図である。
被覆工面11は、地山に土質改良や吹き付けコンクリート(図示せず)が施されてなる。被覆工面11には導水部材を兼ねる裏面緩衝材としての不織布17が貼られる。被覆工面11には不織布17の上から適宜位置に熱溶着ディスク15が固定される。
【0021】
熱溶着ディスク15は、円板状の基材19の表面にホットメルト接着剤が塗装などの塗膜により被覆され接着剤層21が形成されている。熱溶着ディスク15の基材19は、磁性体としての磁性金属である例えば鉄板やメッキ鋼板、フェライト系ステンレス(SUS430)板、マルテンサイト系ステンレス板からなる。基材19の中央部には釘23やアンカーボルトの固定孔25が凹設される。固定孔25の周囲には凹凸を同心円状に形成した打ち込み応力吸収部27が形成される。応力吸収部27は、釘23の打ち込みによる接着面29への変形伝搬や被覆工面11の不定形状等を吸収する。
【0022】
各熱溶着ディスク15の接着面29には防水シート13が熱溶着されている。本発明は、この熱溶着ディスク15と防水シート13のシート溶着施工方法に特徴を有する。
【0023】
次に、シート溶着施工方法を説明する。
図3(a)は不織布張設工程を表す要部断面図、(b)は熱溶着ディスクの固定工程を表す要部断面図である。
シート溶着施工方法では、先ず、図3(a)に示す不織布17の張設された被覆工面11の適宜位置に、図3(b)に示すように、熱溶着ディスク15を釘23等により取り付ける。
【0024】
図4(a)は加熱工程を表す要部断面図、(b)は冷却工程を表す要部断面図である。
図4(a)に示すように、熱溶着ディスク15を固定した被覆工面11を、熱溶着ディスク15の上から防水シート13で覆う。防水シート13としては、例えば、EVA樹脂(エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂)単体を用いることができる。熱溶着ディスク15を防水シート13の上から電磁誘導加熱装置にて加熱し、ホットメルト接着剤21の樹脂を溶融して、防水シート13を溶着する。
【0025】
電磁誘導加熱装置による加熱は、半透明の防水シート13の表面から背部に位置する熱溶着ディスク15を見つけ出し、電磁誘導加熱装置の加熱コイル31を防水シート13上から熱溶着ディスク15に押しつける。すなわち電磁誘導によって、金属製の熱溶着ディスク15を、防水シート13を通して見つけ出し、この熱溶着ディスク15に向けて加熱が行われる。これにより、渦電流による熱を基材19に発生させ、熱溶着ディスク15のホットメルト接着剤21を溶融して、防水シート13が溶着される。熱溶着ディスク15への溶着は、防水シート13の表面から電磁誘導加熱にて行うので、複数箇所の溶着を容易且つ短時間に連続的に行うことができる。
【0026】
加熱コイル31による熱溶融の終了後、図4(b)に示すように、直ちに防水シート13を挟んでマグネット33を基材19に磁気吸着させる。つまり、防水シート13の表面から熱溶着ディスク15にマグネット33を吸着する。この磁気吸着力により、溶着した部分を押さえ保持する。マグネット33としては、例えば熱伝導の良好な強力な永久磁石であるネオジム磁石や、異方性フェライト磁石等を用いることが好ましい。また、ゴムマグネットであっても磁力の強いものであれば使用することができる。このマグネット33と、上記熱溶着ディスク15は、シート溶着施工具35を構成する。
【0027】
マグネット33は、少なくとも熱溶着ディスク15を覆うことのできる面積を有し、例えば円板状に形成される。マグネット33の側面や表面には把持,着脱用の把手(図示せず)が設けられてもよい。この吸着の状態を維持する時間は、ホットメルト接着剤に所定の溶着強度が発現するまでの時間とする。所定の溶着強度とは、例えば被覆工面11の天端面11a(図1参照)に防水シート13を溶着したとき、防水シート13が自重により落下しない十分な溶着強度とすることができる。
【0028】
なお、マグネット33は、磁気吸着面33aを除いた表面の少なくとも一部分に放熱部(図示せず)を設けてもよい。放熱部は、マグネット33の磁気吸着面33aと反対側の表面33bに、直径と平行な複数の凹溝を形成して得た複数の平行フィンとすることができる。このような放熱部を設けることで、マグネット33の放熱効果が高まり、ホットメルト接着剤からマグネット33に伝わった熱が放熱部からより効果的に放熱される。したがって、ホットメルト接着剤とマグネット33の温度差が大きくなり、ホットメルト接着剤の冷却効果が高まる。これにより、熱溶着ディスク15にマグネット33を吸着させておく時間を短縮できる。
【0029】
ホットメルト接着剤に所定の溶着強度が発現したなら、防水シート13上から熱溶着ディスク15に吸着するマグネット33を取り外し、シート溶着施工を終了する。
【0030】
なお、上記の説明では一つの熱溶着ディスク15について一つのマグネット33を吸着する例を説明したが、実際の施工では、複数のマグネット33が、熱溶着直後の熱溶着ディスク15に順次吸着されて行く。そして、防水シート13の保持が終了したマグネット33は、順次取り外されて行き、熱溶着直後の新たな熱溶着ディスク15に再び使用されることとなる。
【0031】
このように、シート溶着施工方法及びシート溶着施工具35では、加熱装置にて熱溶着ディスク15と防水シート13が溶着した直後に、マグネット33が熱溶着ディスク15の基材19に磁気吸着することで、熱溶着ディスク15及び防水シート13の溶着が基材19とマグネット33により挟持され続ける。これにより、作業者が手により押さえ続ける必要がなくなる。すなわち作業者は、次の作業に取りかかることができる。また、磁気吸着により防水シート13に押しつけられるマグネット33に、ホットメルト接着剤からの熱が伝導し、ホットメルト接着剤が効果的に冷却される。これにより、手で押さえて、自然冷却される場合に比べ、所定の溶着強度を発現するまでの時間が早まる。したがって、施工時間の短縮が可能となる。
【0032】
本実施の形態に係るシート溶着施工方法によれば、熱溶着ディスク15を固定した被覆工面11を樹脂製防水シート13で覆い、熱溶着ディスク15を防水シート13上から加熱して溶着し、ホットメルト接着剤に所定の溶着強度が発現するまで防水シート13を挟んでマグネット33を基材19に磁気吸着させるので、効率良く作業が行え、施工時間を短縮することができる。例えば、従来、作業者が、一つの熱溶着ディスク15に対して、手で押さえつけ冷却を行うのに要していた30〜60秒の時間が、マグネット33の吸着と除去のみの作業に短縮できる。
【0033】
また、本実施の形態に係るシート溶着施工具35によれば、被覆工面11に固定され基材19が磁性体からなる熱溶着ディスク15と、被覆工面11を覆い加熱装置にて加熱されて熱溶着ディスク15に溶着される樹脂製防水シート13を挟んで基材19に磁気吸着するマグネット33と、を備えるので、効率良く作業が行えて、施工時間を短縮することができる。マグネット33の着脱のみの容易な作業であるので、高所の上向き作業でも安全性を向上させることができる。
【0034】
シート溶着施工具35は、熱溶着ディスク15に磁性体からなる基材19を有しているので、樹脂材料やアルミ材を基材とする熱溶着ディスクでは不可能なマグネット33の磁気吸着による固定を可能にできる。
【0035】
また、マグネット33を吸着させるだけで冷却効果が得られるので、従来、作業者が濡れ雑巾、冷風、氷、保冷剤を手で押さえつけていた施工方法に比べ、施工性を大幅に改善でき、人件費も削減できる。
【0036】
さらに、マグネット33は、予め、冷却されて使用されたり、保冷剤、冷気空気(ジェットクーラ)を組み合わせることで、冷却効果をさらに上げることができる。冷気空気は、圧縮空気を使ったものであり、トンネル施工現場にて容易に準備できるので好都合となる。
【0037】
なお、上記実施の形態では、シート溶着施工方法及びシート溶着施工具35がトンネル施工に適用される場合を例に説明したが、本発明は、この他、以下の構造物や施工法にも好適に用いることができる。すなわち、廃棄物最終処分場、調整池、人工池等のコンクリート遮水構造物の側面、鉛直コンクリート側面への遮水シートの垂れ・弛みのない設置面、水の流れる構造物の内面への粗度係数の低い遮水シート構造の構築物、建築構造物の壁面防水、侵食・腐食から守り、寿命を大幅に改善するためのコンクリート・構造物のカバー、上・下水処理施設を始め、食品・化学・ハイテク工場など、水にかかわる産業施設の壁体などである。
【符号の説明】
【0038】
11…被覆工面
13…防水シート
15…熱溶着ディスク
19…基材
33…マグネット
33a…マグネットの磁気吸着面
35…シート溶着施工具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面にホットメルト接着剤層を有し、基材が磁性体からなる熱溶着ディスクを被覆工面に固定する工程と、
前記被覆工面を樹脂製防水シートで覆う工程と、
前記熱溶着ディスクを前記防水シート上から加熱装置にて加熱して少なくともホットメルト接着剤層を溶着する工程と、
ホットメルト接着剤に所定の溶着強度が発現するまで前記防水シートを挟んでマグネットを前記基材に磁気吸着させる工程と、
を含むことを特徴とするシート溶着施工方法。
【請求項2】
請求項1記載のシート溶着施工方法であって、
前記加熱装置が、電磁誘導加熱装置であることを特徴とするシート溶着施工方法。
【請求項3】
被覆工面に固定され基材が磁性体からなる熱溶着ディスクと、
前記被覆工面を覆い加熱装置にて加熱されて前記熱溶着ディスクに溶着される樹脂製防水シートを挟んで前記基材に磁気吸着するマグネットと、
を具備することを特徴とするシート溶着施工具。
【請求項4】
請求項3記載のシート溶着施工具であって、
前記マグネットの磁気吸着面を除いた表面の少なくとも一部分に放熱部が設けられていることを特徴とするシート溶着施工具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−94446(P2011−94446A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−252053(P2009−252053)
【出願日】平成21年11月2日(2009.11.2)
【出願人】(000106726)シーアイ化成株式会社 (267)
【Fターム(参考)】