説明

ジグザグ状エアフィルタ用ろ材およびエアフィルタ

【課題】本発明は、容易に製造することができ、圧力損失の上昇を防止したジグザグ状エアフィルタ用ろ材を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のジグザグ状エアフィルタ用ろ材は、不織布からなるろ材の表裏両面の少なくとも両端部近傍に樹脂を塗付して樹脂層を形成し、固化した樹脂層によって折山間隔が保持されるようにろ材をジグザグ状に折り畳んだジグザグ状エアフィルタ用ろ材において、ジグザグ状のろ材の頂部から離れた位置から頂部にかけて前記樹脂層が徐々に厚くなるように形成されていることを特徴とする。ここで、樹脂層は、ジグザグ状のろ材の頂部から離れた位置から頂部にかけて、その断面が前記ろ材の主面に垂直な短軸を有する略半楕円から徐々にろ材の主面に垂直な長軸を有する略半楕円あるいは略半円になるように形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、折山間隔を樹脂層で保持したジグザグ状エアフィルタ用ろ材およびエアフィルタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、エアフィルタ用ろ材として、ろ材の表裏面に樹脂を塗布して樹脂層を形成し、固化した樹脂層によってジグザグ状に折り曲げられたろ材の折山間隔を保持するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1には、少なくとも両側縁の両面に各々接着剤層を形成したろ材を三角形押型で押し曲げながら、該接着剤層を固化させることによるジグザグ状エアフィルタ用ろ材を形成する方法が開示されている。また、特許文献2には、図5に示すように、ろ材11の表裏両面に第1の樹脂層12(12’)を塗付し、さらに頂部近傍において樹脂層が厚くなるように第1の樹脂層12(12’)上に第2の樹脂層13(13’)を塗り重ねた樹脂層12、13(12’、13’)を形成し、この樹脂層によって隣接する折山の頂部11a、11b(11a’、11b’)となる部位を押圧して、頂部11a、11b(11a’、11b’)を鋭角状になるようにしたジグザグ状エアフィルタ用ろ材が開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開平4−300612号公報
【特許文献2】特開2003−284914号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の方法でジグザグ状エアフィルタ用ろ材を製造するためには、専用の押型を使用しなければならず、製造コストがあがってしまうという問題があった。
また、特許文献2に記載されたジグザグ状エアフィルタにあっては、第1の樹脂層12、12’上に、第1の樹脂層12、12’と同一の幅と厚さで第2の樹脂層13、13’を形成するのが困難であることから、第2の樹脂層が第1の樹脂層よりも幅が狭くかつ薄く塗り重ねられがちであり、隣接する頂部11a、11bを押圧するのに適した厚さの第2の樹脂層13、13’を形成することができなかった。また、第1の樹脂層12、12’を塗付した後に、第2の樹脂層13、13’を塗付するためには、塗付機が2台必要となり、装置が複雑化してコストアップにつながるという問題もあった。
そこで、本発明は、製造コストを増加させることなく、簡単な装置で容易に製造することができ、圧力損失の上昇を防止しつつスムーズに空気をろ材に流通させるようにすることができるジグザグ状エアフィルタ用ろ材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のジグザグ状エアフィルタ用ろ材は、請求項1記載の通り、不織布からなるろ材の表裏両面の少なくとも両端部近傍に樹脂を塗付して樹脂層を形成し、固化した樹脂層によって折山間隔が保持されるようにろ材をジグザグ状に折り畳んだジグザグ状エアフィルタ用ろ材において、ジグザグ状のろ材の頂部から離れた位置から頂部にかけて前記樹脂層が徐々に厚くなるように形成されていることを特徴とする。
また、請求項2記載のジグザグ状エアフィルタ用ろ材は、請求項1記載のジグザグ状エアフィルタ用ろ材において、前記樹脂層は、前記ジグザグ状のろ材の頂部から離れた位置から頂部にかけて、その断面が前記ろ材の主面に垂直な短軸を有する略半楕円から徐々に前記ろ材の主面に垂直な長軸を有する略半楕円あるいは略半円になるように形成されていることを特徴とする。
本発明のエアフィルタは、請求項3記載の通り、請求項1又は2に記載されたジグザグ状エアフィルタ用ろ材を用いたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明のジグザグ状エアフィルタ用ろ材は、請求項1に記載のように、ジグザグ状のろ材の頂部から離れた位置から頂部にかけて厚くなるように形成した樹脂層を設けたことによって、ジグザグ状に折り曲げられたろ材の折山間の頂部近傍で隣接する樹脂層同士が接触し、頂部を確実に押圧するので、頂部を鋭角状にすることができる。また、樹脂層同士が融着固化している場合は、ジグザグ状エアフィルタ用ろ材の強度が向上するという利点を有する。したがって、本発明のジグザグ状エアフィルタ用ろ材は、頂部と頂部の間のろ材が空気の流通方向に対して傾斜した状態で配置されるので、空気が傾斜しているろ材をスムーズに流通するため、圧力損失の上昇を防止することができる。
【0007】
また、本発明のジグザグ状エアフィルタ用ろ材では、請求項2に記載のように、この樹脂層は、その断面がろ材の主面に垂直な短軸を有する略半楕円から徐々にろ材の主面に垂直な長軸を有する略半楕円あるいは略半円になるように形成されているが、例えば、ジグザグ状に折り畳んだ際に頂部から離れた位置となる部位から頂部となる部位にかけて塗付機のノズルをろ材から離すようにし、また、頂部となる部位から頂部から離れた位置となる部位にかけて該ノズルをろ材に近づけるように、塗付機のノズルを移動させつつ樹脂をろ材に供給し塗付することによって形成することができる。したがって、1台の塗付機で目的とする樹脂層を形成することができる。
また、一定の塗付量のノズルをろ材に対して上下に移動させることにより、ジグザグ状のろ材の頂部から離れた位置から頂部にかけて、ろ材上の樹脂を徐々に厚くすることができるので、無駄な樹脂を塗付することなく、頂部と頂部の間のろ材が空気の流通方向に対して傾斜した状態で配置されるジグザグ状エアフィルタ用ろ材を製造することができる。これにより、それらの製造コストが増加するのを防止しつつ、ジグザグ状エアフィルタ用ろ材及びエアフィルタを容易に製造することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明のジグザグ状エアフィルタ用ろ材の一実施の形態を、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、塗付機のノズル5からろ材1の表裏両面に樹脂層2、2’が塗付された状態を示すろ材1の平面図である。図2は、図1に示すろ材をジグザグ状に折り畳んだ状態を示す断面図である。図3は、図1のA−A断面図である。図4は、本発明の樹脂層の概略的な斜視図である。
ろ材1の表裏両面には、ろ材を挟んで対向するように塗付機(全体は図示せず)のノズル5が設置されている(図1では、ろ材1の下面に設置されたノズルは図略)。塗付機は、図略の樹脂を供給するためのギヤポンプと、ろ材1をその長手方向に移動させるろ材移動手段と、ろ材1に対してノズル5を上下に移動させるためのノズル移動手段とを備えており、ろ材移動手段によるろ材の移動に同期して、ギヤポンプを駆動するとともに、ノズル移動手段によりノズル5をろ材に対して上下に移動することができるようにしている。
なお、ノズル5の移動可能距離は、ろ材1からの垂直距離において、その径の0〜4倍程度の範囲であり、より具体的には、0〜1.5mm程度である。ノズル移動手段は、ノズル5が少なくともそのような範囲で移動可能であるように、ノズル5の位置を制御するものである。また、塗付機のノズル5から塗付される塗付量は、ギヤポンプの定格能力に依存して一定である。
【0009】
本発明のジグザグ状エアフィルタ用ろ材1では、ろ材1としては、ガラス繊維、ポリエステル、ポリプロピレン等の合成繊維からなる不織布、PTFE膜を用いることができるが、ろ過機能を有するものであれば、特に限定されない。
また、樹脂層2としては、樹脂層2同士が固化した後に接触して間隔保持する非融着タイプと、樹脂層2同士が接触した後に融着固化して間隔保持する融着タイプのいずれのものでも用いることができる。この樹脂層2には、例えば、EVA樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂等を用いることができるが、製造工程中に固化させる点を考慮すると、ポリエステル樹脂のようなホットメルトタイプの樹脂を用いることが好ましい。
【0010】
次に、図4を参照しつつ、樹脂の塗付方法の一例を説明する。なお、図1に示した塗付機(ノズル5のみ表示)では、ノズル5は3列のノズル5aから構成されているが、ここでは、説明を簡単にするために、1つのノズル5aについて図示するとともに、その動作を説明する。
ノズル5aを下端に位置させた状態で樹脂を塗布すると、図5(a)に示すように、その断面が、ろ材1の主面に対して垂直方向(すなわち、樹脂の高さ方向)が短軸となる略半楕円の樹脂層2(短軸楕円部2b)を形成することができる。また、ノズル5aを上端に位置させた状態で樹脂を塗布すると、図5(b)に示すように、その断面が、ろ材1の主面に対して垂直方向(すなわち、樹脂の高さ方向)が長軸となる略半楕円あるいは略半円の樹脂層2(長軸楕円部2a)を形成することができる。
ろ材1を移動させつつ、ノズル5aを下端から上端に向けて移動することにより、図5(c)に示すように、ろ材1の頂部1a、1a’から離れた位置から頂部1a、1a’にかけて徐々に厚く(高く)なるように、樹脂層2を形成することができる。
【0011】
より具体的には、まず、ノズル5aを下端に位置させてからギヤポンプを駆動して、長手方向に移動しているろ材1の表面にノズル5aから樹脂を塗付しつつ、ろ材1の移動に同期して、ノズル5aを下端から上端に移動させる。そして、ろ材1の頂部1a、1a’まで到達すると、今度はノズル5aを上端から下端に移動させ、ギヤポンプを停止する。これにより、頂部1aとなるべき位置から離れた位置から頂部1aにかけてその断面がろ材1の主面に垂直な短軸を有する略半楕円(短軸楕円部2b)からろ材1の主面に垂直な長軸を有する略半楕円あるいは略半円(長軸楕円部2a)に徐々に変化し、頂部1aから頂部1aから離れた位置にかけてその断面がろ材の主面に垂直な長軸を有する略半楕円あるいは略半円から徐々にろ材1の主面に垂直な短軸を有する略半楕円になるように、樹脂層2を形成している。
ノズル5をこのように上下移動して樹脂層2を形成した後、同じ時間だけギヤポンプを停止し、その後、この工程(1サイクル)を繰り返すことによって、ろ材1の表面に、ろ材1をジグザグ状に折り畳んだ際の折山頂線となる折山線1a、1bを中心線として、この折山線1a、1bを挟んで対称となるように長軸楕円部2aと短軸楕円部2bとの間で連続的に変化する樹脂層2を形成している。
【0012】
ろ材1の裏面にも、ろ材1を挟んでノズル5に対向するように設置したノズル(図示せず)から樹脂を同様に供給し、折山頂線(ろ材1の表面からみた谷底線)となる折山線1a’、1b’を中心線として、この折山線1a’、1b’を挟んで対称となるように長軸楕円部2aと短軸楕円部2bとの間で連続的に変化する樹脂層2’を形成している。このようにして樹脂層2を形成し、それをジグザグ状に折り畳むことにより、図2に示すように、ろ材1の頂部1a、1bを鋭角状にすることができる。また、後述するように、このように作製したろ材1を用いたエアフィルタにおいては、頂部1aと頂部1bの間のろ材1が空気の流通方向に対して傾斜した状態で配置されるので、圧力損失の上昇を防止することができる。
【0013】
また、上述のように、塗付機のノズル5からの塗付量が一定である場合には、樹脂層2の高さを変化させているので、短軸楕円部2b付近では樹脂層2が幅広となり、長軸楕円部2a付近では樹脂層2が幅狭となる。このように、本発明のジグザグ上エアフィルタろ材1では、樹脂層2の幅が狭い長軸楕円部2a付近で隣り合う樹脂層2と接しているので、図5に示す従来のろ材に比べて、ろ材をシャープに折ることができるとともに、圧力損失の上昇も防止することができる。
なお、本実施の形態においては、ろ材1の幅方向に3列の樹脂層を形成した場合について示したが、本発明のジグザグ状エアフィルタ用ろ材1では、樹脂層の列数は3列に限らない。樹脂層は少なくともろ材1の両端部にそれぞれ1本ずつ形成することが好ましい。
【0014】
表裏両面に樹脂層2、2’が形成されたろ材1をジグザグ状に折り畳むと、ろ材1の表面側の折山間の頂部1a、1b近傍では、隣接する長軸楕円部2a付近同士が接触し、隣接する頂部1a、1bを押圧する。また、ろ材1の裏面側の折山間の頂部近傍でも、隣接する長軸楕円部2a’の端部付近同士が接触し、隣接する頂部1a’、1b’を押圧する。したがって、ジグザグ状に折り畳まれたろ材1は、頂部1a、1b(1a’1b’)が鋭角状となり、頂部と頂部(1aと1a’、1a’と1b、1bと1b’)の間のろ材1が空気の流通方向に対して傾斜した状態で配置される。このため、空気がろ材1をスムーズに流通し、圧力損失の上昇を防止することができる。
また、本発明では、1台の塗付機でノズル5を上下に移動させることにより目的とする樹脂層2を形成することができるので、ジグザグ状エアフィルタ用ろ材1の製造コストの増加を防止しつつ、ジグザグ状エアフィルタ用ろ材1を容易に作製することができる。
【0015】
なお、本明細書において頂部1a、1b近傍とは、ジグザグ状に折り畳まれたろ材1の折山の頂部1aと谷部1a’の間の長さを4等分した場合の頂部側の1/4程度の間に位置する部位から頂部1aにかけての部分を意味するものとする。また、樹脂層2は、短軸楕円部(薄い樹脂層)2bの端部が折山の頂部1aと谷部1a’の間の長さを2等分した場合の頂部側の1/2未満の間の位置することが好ましい。谷部側に至るまで樹脂層2を形成すると、隣接する頂部1a、1bに押圧力がかかりにくくなるからである。
本発明では、以上のようにして作製されたジグザグ状エアフィルタ用ろ材1を用いて、エアフィルタを作製することができる。このように作製されたエアフィルタでは、ジグザグ状エアフィルタ用ろ材1と同様に、このろ材1を通過する空気による圧力損失の上昇を防止することができる。
【0016】
以上、本発明のジグザグ状エアフィルタ用ろ材及びエアフィルタについて添付図面を参照して説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、ろ材1の幅方向における樹脂層2の列数は、上記実施形態のように3列に限らず、少なくともろ材1の幅方向両端部に1列ずつあればよく、圧力損失の上昇を防止可能な範囲であれば、4列以上であってもよい。
また、上記実施形態では、ノズル5からの樹脂の塗付量を一定として、ノズル5をろ材1から離したり近づけたり、上下移動することにより、樹脂層2を形成する場合について説明したが、ジグザグ状のろ材1の頂部1a、1bから離れた位置から頂部1a、1bにかけて徐々にあるいは段階的に塗付量を増加させ、頂部1a、1bから頂部1a、1bから離れた位置にかけて徐々にあるいは段階的に塗付量を減少させるようにして、樹脂層2を形成するようにしてもよい。このように塗付量を増加・減少させた場合には、形成されたろ材1をジグザグ状に折り畳んだときにジグザグ状エアフィルタ用ろ材1の傾斜をより大きくすることができるので、さらに効果的にろ材1を通過する空気による圧力損失の上昇を防止することができる。また、頂部1a、1b付近における樹脂層2の幅を大きくすることができるので、安定した状態で頂部1aを鋭角状に保持することができる。
【産業上の利用可能性】
【0017】
本発明は、空気の流通方向に対してろ材を傾斜させ、スムーズに空気をろ材に流通させるようにすることができ、圧力損失の上昇を防止したジグザグ状エアフィルタ用ろ材を提供することができる点において、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の一実施の形態のろ材の平面図
【図2】図1のろ材からなるジグザグ状エアフィルタ用ろ材の断面図
【図3】図3は、図1のA−A断面図
【図4】本発明の樹脂層の概略的な斜視図
【図5】従来例のジグザグ状エアフィルタ用ろ材の断面図
【符号の説明】
【0019】
1 ろ材
1a、1a’ 頂部、折山線
1b、1b’ 頂部、折山線
2、2’ 樹脂層
2a、2a’ 長軸楕円部
2b、2b’ 短軸楕円部
5、5a ノズル
11 ろ材
11a、11a’ 頂部
11b、11b’ 頂部
12、12’ 第1の樹脂層
13、14’ 第2の樹脂層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
不織布からなるろ材の表裏両面の少なくとも両端部近傍に樹脂を塗付して樹脂層を形成し、固化した樹脂層によって折山間隔が保持されるようにろ材をジグザグ状に折り畳んだジグザグ状エアフィルタ用ろ材において、ジグザグ状のろ材の頂部から離れた位置から頂部にかけて前記樹脂層が徐々に厚くなるように形成されていることを特徴とするジグザグ状エアフィルタ用ろ材。
【請求項2】
前記樹脂層は、前記ジグザグ状のろ材の頂部から離れた位置から頂部にかけて、その断面が前記ろ材の主面に垂直な短軸を有する略半楕円から徐々に前記ろ材の主面に垂直な長軸を有する略半楕円あるいは略半円になるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のジグザグ状エアフィルタ用ろ材。
【請求項3】
請求項1又は2に記載されたジグザグ状エアフィルタ用ろ材を用いたことを特徴とするエアフィルタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図5】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−283220(P2007−283220A)
【公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−113799(P2006−113799)
【出願日】平成18年4月17日(2006.4.17)
【出願人】(000232760)日本無機株式会社 (104)
【Fターム(参考)】