説明

ジペプチド結合薬用剤

アミド結合を介して公知の薬用剤に対して結合させることが可能な、非酵素的自己切断性のジペプチド要素が提供される。このジペプチドは、生理的条件下に、化学的不安定性によって駆動される反応を介して自発的に薬用剤から切断される。したがって、このジペプチド要素は、公知の薬用剤に各種化合物を結合させる手段となり、その後、生理的条件に対する暴露の指定時間後に、化合物の薬用剤からの放出を実現する手段を提供する。例えば、ジペプチドは、薬剤の活性部位に結合されてプロドラッグを形成することが可能であり、且つ/若しくは、ジペプチドは、複合体を含む注入可能組成物を投与地点に封鎖するように沈着ポリマーを含んでもよい。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬用剤に共有結合される、非酵素的自己切断性成分であって、
下記の一般構造を含み:
A−B−;
上式において、
Aは、アミノ酸か、又はヒドロキシル酸であり;
Bは、N−アルキル化アミノ酸であり;ここで、前記自己切断性成分は、Bと、前記薬用剤のアミンとの間にアミド結合を形成することによって前記薬用剤に結合され、前記薬用剤からのA−Bの化学的切断の半減期(t1/2)は、生理的条件下の標準的PBS溶液において少なくとも約1時間から約1週間である、
自己切断性成分。
【請求項2】
A又はBの一方が、非コードアミノ酸を表すことを特徴とする、請求項1に記載の複合体。
【請求項3】
前記薬用剤が生物活性ペプチドであり;且つ、
A、B、又は、前記薬用剤の、A−Bが結合されるアミノ基を含むアミノ酸が、非コードアミノ酸であることを特徴とする、請求項1に記載の複合体。
【請求項4】
沈着ポリマーが、A又はBの側鎖に結合されることを特徴とする、請求項1、2、又は3のいずれかに記載の複合体。
【請求項5】
前記沈着ポリマーが、ポリエチレングリコール、デキストラン、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、及び、乳酸とグリコール酸のコポリマーから成る群から選ばれることを特徴とする、請求項4に記載の複合体。
【請求項6】
前記沈着ポリマーの分子量が、約20,000から約120,000ダルトンの範囲から選ばれることを特徴とする、請求項5に記載の複合体。
【請求項7】
前記沈着ポリマーが、40,000から80,000ダルトンの範囲から選ばれる分子量を有するポリエチレングリコールであることを特徴とする、請求項5に記載の複合体。
【請求項8】
前記沈着ポリマーが、リンカーを介して間接的にA又はBの側鎖に共有結合されることを特徴とする、請求項4〜7のいずれかに記載の複合体。
【請求項9】
前記複合体のアミノ酸側鎖に共有結合されるアシル基又はアルキル基をさらに含むことを特徴とする、請求項1、2、3、又は4のいずれかに記載の複合体。
【請求項10】
前記沈着ポリマーが、共有結合されるC16又はC18アシル又はアルキル基に対する結合を介してA又はBの側鎖に結合されることを特徴とする、請求項8に記載の複合体。
【請求項11】
A−Bが下記の構造を含み:
【化1】

上式において、
、R、R、及びRは、それぞれ独立に、H、C−C18アルキル、C−C18アルケニル、(C−C18アルキル)OH、(C−C18アルキル)SH、(C−Cアルキル)SCH、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)NHC(NH)NH、(C−Cアルキル)(C−Cシクロアルキル)、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロ環)、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)R、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロアリール)、及びC−C12アルキル(W)C−C12アルキルから成る群から選ばれ、ここに、Wは、N、S、及びOから成る群から選ばれるヘテロ原子であり、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になってC−C12シクロアルキル又はアリールを形成し;又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になってC−Cシクロアルキルを形成し;
は、C−C18アルキル、(C−C18アルキル)OH、(C−C18アルキル)NH、(C−C18アルキル)SH、(C−Cアルキル)(C−C)シクロアルキル、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロ環)、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)R、及び(C−Cアルキル)(C−Cヘテロアリール)から成る群から選ばれ、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、4、5、又は6員のヘテロ環を形成し;
はNHR又はOHであり;
は、H、C−Cアルキルであり、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、4、5、又は6員のヘテロ環を形成し;且つ、
は、H及びOHから成る群から選ばれるが、ただし、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって5又は6員のヘテロ環を形成する場合、R及びRの少なくとも一方が水素以外であることを条件とする、
ことを特徴とする、請求項1、2、3、又は4に記載の複合体。
【請求項12】
A−Bが下記の構造を含み:
【化2】

上式において、
、R、R、及びRは、それぞれ独立に、H、C−C18アルキル、C−C18アルケニル、(C−C18アルキル)OH、(C−C18アルキル)SH、(C−Cアルキル)SCH、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)NHC(NH)NH、(C−Cアルキル)(C−Cシクロアルキル)、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロ環)、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)R、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロアリール)、及びC−C12アルキル(W)C−C12アルキルから成る群から選ばれ、ここに、Wは、N、S、及びOから成る群から選ばれるヘテロ原子であり、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になってC−C12シクロアルキルを形成し;又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になってC−Cシクロアルキルを形成し;
は、C−C18アルキル、(C−C18アルキル)OH、(C−C18アルキル)NH、(C−C18アルキル)SH、(C−Cアルキル)(C−C)シクロアルキル、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロ環)、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)R、及び(C−Cアルキル)(C−Cヘテロアリール)から成る群から選ばれ、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、4、5、又は6員のヘテロ環を形成し;
はNHR又はOHであり;
は、H、C−Cアルキルであり、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、4、5、又は6員のヘテロ環を形成し;且つ、
は、水素、C−C18アルキル、C−C18アルケニル、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)OH、及びハロから成る群から選ばれるが、ただし、R及びRが、それらが付着する原子と一緒になって5又は6員のヘテロ環を形成する場合、R及びRの少なくとも一方が水素以外であることを条件とする、
ことを特徴とする、請求項1、2、3、又は4のいずれかに記載の複合体。
【請求項13】
及びRが、それぞれ独立に、H又はC−C18アルキルであり;
及びRは、それぞれ独立に、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、(C−Cアルキル)OH、(C−Cアルキル)SH、(C−Cアルキル)SCH、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)NHC(NH)NH、(C−Cアルキル)(C−Cシクロアルキル)、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロ環)、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)R、及びCH(C−Cヘテロアリール)から成る群から選ばれ、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になってC−C12シクロアルキル又はアリールを形成し;
はNHRであり;且つ、
は、H、又はC−Cアルキルである、
ことを特徴とする、請求項11に記載の複合体。
【請求項14】
及びRが、それぞれ独立に、H又はC−Cアルキルであり;
及びRは、それぞれ独立に、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、(C−Cアルキル)OH、(C−Cアルキル)SH、(C−Cアルキル)SCH、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)NHC(NH)NH、(C−Cアルキル)(C−Cシクロアルキル)、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロ環)、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)R、及びCH(C−Cヘテロアリール)から成る群から選ばれ、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になってC−C12シクロアルキルを形成し;
はC−C18アルキルであり;
はNHRであり;
は、H、又はC−Cアルキルであり、且つ、
は、水素、C−C18アルキル、C−C18アルケニル、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)OH、及びハロから成る群から選ばれる、
ことを特徴とする、請求項12に記載の複合体。
【請求項15】
及びRが、それぞれ独立に、C−C18アルキル又はアリールであるか;又は、R及びRは、−(CH−を介して結合され、前式においてpは2〜9であり;
はC−C18アルキルであり;
及びRはそれぞれ水素であり;且つ、
はアミンである、
ことを特徴とする、請求項11に記載の複合体。
【請求項16】
及びRが、それぞれ独立に、C−C18アルキル、又は(C−Cアルキル)(C−C10アリール)Rであるか;又は、R及びRは、−(CH−を介して結合され、前式においてpは2〜9であり;
はC−C18アルキルであり;
及びRはそれぞれ水素であり;
はNHであり;且つ
は、水素、C−C18アルキル、C−C18アルケニル、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)OH、及びハロから成る群から選ばれる、
ことを特徴とする、請求項12に記載の複合体。
【請求項17】
及びRが、それぞれ独立に、水素、C−C18アルキル、及びアリールから成る群から選ばれるか、又は、R及びRは、−(CH−を介して結合され、前式においてpは2〜9であり;
はC−C18アルキルであるか、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、4〜12ヘテロ環を形成し;
及びRは、それぞれ独立に、水素、C−C18アルキル、及びアリールから成る群から選ばれ;且つ、
はアミンであるが、
ただし、R及びRは共に水素ではなく、R又はRの一方は水素であることを条件とする、
ことを特徴とする、請求項12に記載の複合体。
【請求項18】
及びRが、それぞれ独立に、水素、C−C18アルキル、(C−C18アルキル)OH、(C−Cアルキル)NH、及び(C−Cアルキル)(C−C10アリール)Rから成る群から選ばれるか;又は、R及びRは、(CHを介して結合され、前式においてpは2〜9であり;
はC−C18アルキルであるか、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、4〜12ヘテロ環を形成し;
及びRは、それぞれ独立に、水素、C−C18アルキル、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)Rから成る群から選ばれ;
はNHであり;且つ
は、H、C−C18アルキル、C−C18アルケニル、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)OH、及びハロから成る群から選ばれるが、
ただし、R及びRは共に水素ではなく、R又はRの少なくとも一方は水素であることを条件とする、
ことを特徴とする、請求項12に記載の複合体。
【請求項19】
及びRが、それぞれ独立に、水素、C−Cアルキル、(C−Cアルキル)NHから成る群から選ばれるか;又は、R及びRは、(CHを介して結合され、前式においてpは2〜9であり;
はC−Cアルキルであるか、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって4〜6ヘテロ環を形成し;
は、水素及びC−Cアルキルから成る群から選ばれ;
は水素であり;且つ、
はNHであるが、ただし、R及びRは共に水素ではないことを条件とする、
ことを特徴とする、請求項18に記載の複合体。
【請求項20】
及びRが、それぞれ独立に、水素、C−Cアルキル、(C−Cアルキル)NHから成る群から選ばれ;
はC−Cアルキルであり;
及びRはそれぞれ水素であり;且つ、
はNHであるが、ただし、R及びRは共に水素ではないことを条件とする、
ことを特徴とする、請求項19に記載の複合体。
【請求項21】
及びRが、それぞれ独立に、水素及びC−Cアルキル、(C−Cアルキル)NHから成る群から選ばれるか、又は、R及びRは、(CHを介して結合され、前式においてpは2〜9であり;
はC−Cアルキルであり;
は、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)Rであり;
はNHであり;
は、水素、C−Cアルキル、及び(C−Cアルキル)OHから成る群から選ばれ;且つ、
は水素であるが、
ただし、R及びRは共に水素ではないことを条件とする、
ことを特徴とする、請求項18に記載の複合体。
【請求項22】
が、水素、C−Cアルキル、及びC−Cアリールから成る群から選ばれ;
はC−C18アルキルであり;
及びRは、それぞれ、水素であり;且つ、
はアミンか、又はN−置換アミンか、又はヒドロキシルであるが、
ただし、Rがアルキルである場合、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって4〜11ヘテロ環を形成することを条件とする、
ことを特徴とする、請求項12に記載の複合体。
【請求項23】
が、水素、C−Cアルキル、及び(C−Cアルキル)(C−C10アリール)Rから成る群から選ばれ;
は水素であり;
はC−C18アルキルであり;
及びRは、それぞれ水素であり;
はNHR又はOHであり;
は、H、C−Cアルキルであるか、又はR及びRは、それらが付着する原子と一緒になって4、5、又は6員のヘテロ環を形成し;且つ、
は、水素、C−C18アルキル、C−C18アルケニル、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)OH、及びハロから成る群から選ばれるが、
ただし、Rがアルキルであるか、又は(C−Cアルキル)(C−C10アリール)Rである場合、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって4〜11ヘテロ環を形成することを条件とする、
ことを特徴とする、請求項12に記載の複合体。
【請求項24】
下記の構造を含むプロドラッグであって:
A−B−Q;
式中、Qは薬用剤であり;
Aはアミノ酸、又はヒドロキシル酸であり;
BはN−アシル化アミノ酸であり;且つ、A−Bは、Bと、Qのアミンとの間にアミド結合を形成することによってQに結合されるジペプチドであり、ここで、QからのA−Bの化学的切断の半減期(t1/2)が、生理的条件下の標準的PBS液において少なくとも約1時間から約1週間であり、前記プロドラッグが、遊離のQに対し僅か10%以下の活性しか持たない、
プロドラッグ。
【請求項25】
A又はBの一方が非コードアミノ酸であることを特徴とする、請求項24に記載のプロドラッグ。
【請求項26】
Qが生物活性ペプチドであり;且つ、
A、B、又は、A−Bが結合されるQのアミノ基を含むアミノ酸が、非コードアミノ酸であることを特徴とする、請求項24に記載のプロドラッグ。
【請求項27】
生理的条件下の標準的PBS中でのQからのA−Bの切断半減期は、DPP−IVプロテアーゼを含む溶液における、QからのA−Bの切断半減期の2倍以下であることを特徴とする、請求項24、25、又は26の内のいずれかに記載のプロドラッグ。
【請求項28】
DPP−IVプロテアーゼを含む前記溶液が血清であることを特徴とする、請求項27に記載のプロドラッグ。
【請求項29】
A−Bが、下記の構造を含み:
【化3】

上式において、
、R、R、及びRは、それぞれ独立に、H、C−C18アルキル、C−C18アルケニル、(C−C18アルキル)OH、(C−C18アルキル)SH、(C−Cアルキル)SCH、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)NHC(NH)NH、(C−Cアルキル)(C−Cシクロアルキル)、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロ環)、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)R、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロアリール)、及びC−C12アルキル(W)C−C12アルキルから成る群から選ばれ、ここに、Wは、N、S、及びOから成る群から選ばれるヘテロ原子であり、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になってC−C12シクロアルキル又はアリールを形成し;又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になってC−Cシクロアルキルを形成し;
は、C−C18アルキル、(C−C18アルキル)OH、(C−C18アルキル)NH、(C−C18アルキル)SH、(C−Cアルキル)(C−C)シクロアルキル、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロ環)、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)R、及び(C−Cアルキル)(C−Cヘテロアリール)から成る群から選ばれ、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、4、5、又は6員のヘテロ環を形成し;
はNHR又はOHであり;
は、H、C−Cアルキルであり、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、4、5、又は6員のヘテロ環を形成し;且つ、
は、H及びOHから成る群から選ばれる、
ことを特徴とする、請求項24、25、又は26に記載のプロドラッグ。
【請求項30】
A−Bが、下記の構造を含み:
【化4】

上式において、R、R、R、及びRは、それぞれ独立に、H、C−C18アルキル、C−C18アルケニル、(C−C18アルキル)OH、(C−C18アルキル)SH、(C−Cアルキル)SCH、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)NHC(NH)NH、(C−Cアルキル)(C−Cシクロアルキル)、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロ環)、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)R、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロアリール)、及びC−C12アルキル(W)C−C12アルキルから成る群から選ばれ、ここに、Wは、N、S、及びOから成る群から選ばれるヘテロ原子であり、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になってC−C12シクロアルキルを形成し;又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になってC−Cシクロアルキルを形成し;
は、C−C18アルキル、(C−C18アルキル)OH、(C−C18アルキル)NH、(C−C18アルキル)SH、(C−Cアルキル)(C−C)シクロアルキル、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロ環)、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)R、及び(C−Cアルキル)(C−Cヘテロアリール)から成る群から選ばれ、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、4、5、又は6員のヘテロ環を形成し;
はNHR又はOHであり;
は、H、C−Cアルキルであり、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、4、5、又は6員のヘテロ環を形成し;且つ、
は、水素、C−C18アルキル、C−C18アルケニル、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)OH、及びハロから成る群から選ばれる、
ことを特徴とする、請求項24、25、又は26に記載のプロドラッグ。
【請求項31】
及びRが、それぞれ独立に、H又はC−Cアルキルであり;
及びRは、それぞれ独立に、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、(C−Cアルキル)OH、(C−Cアルキル)SH、(C−Cアルキル)SCH、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)NHC(NH)NH、(C−Cアルキル)(C−Cシクロアルキル)、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロ環)、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)R、及びCH(C−Cヘテロアリール)から成る群から選ばれ、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になってC−C12シクロアルキル又はアリールを形成し;
はNHRであり;且つ、
は、H、又はC−Cアルキルである、
ことを特徴とする、請求項29に記載のプロドラッグ。
【請求項32】
及びRが、それぞれ独立に、H又はC−Cアルキルであり;
及びRは、それぞれ独立に、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、(C−Cアルキル)OH、(C−Cアルキル)SH、(C−Cアルキル)SCH、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)NHC(NH)NH、(C−Cアルキル)(C−Cシクロアルキル)、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロ環)、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)R、及びCH(C−Cヘテロアリール)から成る群から選ばれ、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になってC−C12シクロアルキルを形成し;
はC−C18アルキルであり;
はNHRであり;
は、H、又はC−Cアルキルであり、且つ、
は、水素、C−C18アルキル、C−C18アルケニル、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)OH、及びハロから成る群から選ばれる、
ことを特徴とする、請求項30に記載のプロドラッグ。
【請求項33】
A−Bが、アミド結合を介してQの脂肪族アミノ酸に結合されることを特徴とする、請求項30に記載のプロドラッグ。
【請求項34】
及びRが、それぞれ独立に、C−C18アルキル又はアリールであるか;又は、R及びRは、−(CHを介して結合され、前式においてpは2〜9であり;
はC−C18アルキルであり;
及びRはそれぞれ水素であり;且つ、
はアミンである、
ことを特徴とする、請求項30に記載のプロドラッグ。
【請求項35】
及びRが、それぞれ独立に、C−Cアルキル、又は(C−Cアルキル)(C−C10アリール)Rであるか;又は、R及びRは、−(CH−を介して結合され、前式においてpは2〜9であり;
はC−C18アルキルであり;
及びRはそれぞれ水素であり;
はNHであり;且つ
は、水素、C−C18アルキル、C−C18アルケニル、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)OH、及びハロから成る群から選ばれる、
ことを特徴とする、請求項30に記載のプロドラッグ。
【請求項36】
及びRが、それぞれ独立に、水素、C−C18アルキル、及びアリールから成る群から選ばれるか、又は、R及びRは、(CHを介して結合され、前式においてpは2〜9であり;
はC−C18アルキルであるか、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、4〜12ヘテロ環を形成し;
及びRは、それぞれ独立に、水素、C−Cアルキル、及びアリールから成る群から選ばれ;且つ、
はアミンであるが、
ただし、R及びRは共に水素ではなく、R又はRの一方は水素であることを条件とする、
ことを特徴とする、請求項30に記載のプロドラッグ。
【請求項37】
及びRが、それぞれ独立に、水素、C−C18アルキル、(C−C18アルキル)OH、(C−Cアルキル)NH、及び(C−Cアルキル)(C−C10アリール)Rから成る群から選ばれるか;又は、R及びRは、(CHを介して結合され、前式においてpは2〜9であり;
はC−C18アルキルであるか、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、4〜12ヘテロ環を形成し;
及びRは、それぞれ独立に、水素、C−Cアルキル、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)Rから成る群から選ばれ;
はNHであり;且つ
は、H、C−C18アルキル、C−C18アルケニル、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)OH、及びハロから成る群から選ばれるが、
ただし、R及びRは共に水素ではなく、R又はRの少なくとも一方は水素であることを条件とする、
ことを特徴とする、請求項30に記載のプロドラッグ。
【請求項38】
及びRが、それぞれ独立に、水素、C−Cアルキル、(C−Cアルキル)NHから成る群から選ばれるか;又は、R及びRは、(CHを介して結合され、前式においてpは2〜9であり;
はC−Cアルキルであるか、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって4〜6ヘテロ環を形成し;
は、水素及びC−Cアルキルから成る群から選ばれ;且つ、
はNHであり;且つ、
は水素であるが、
ただし、R及びRは共に水素ではないことを条件とする、
ことを特徴とする、請求項37に記載のプロドラッグ。
【請求項39】
及びRが、それぞれ独立に、水素、C−Cアルキル、(C−Cアルキル)NHから成る群から選ばれ;
はC−Cアルキルであり;
及びRはそれぞれ水素であり;且つ、
はNHであるが、
ただし、R及びRは共に水素ではないことを条件とする、
ことを特徴とする、請求項38に記載のプロドラッグ。
【請求項40】
及びRは、それぞれ独立に、水素及びC−Cアルキル、(C−Cアルキル)NHから成る群から選ばれるか、又は、R及びRは、(CHを介して結合され、前式においてpは2〜9であり;
はC−Cアルキルであり;
は、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)Rであり;
はNHであり、
は、水素、C−Cアルキル、及び(C−Cアルキル)OHから成る群から選ばれ;且つ、
は水素であるが、
ただし、R及びRは共に水素ではないことを条件とする、
ことを特徴とする、請求項37に記載のプロドラッグ。
【請求項41】
が、水素、C−Cアルキル、及びアリールから成る群から選ばれ;
はC−C18アルキルであり;
及びRは、それぞれ水素であり;且つ、
はアミンか、又はN−置換アミンか、又はヒドロキシルであるが、
ただし、Rがアルキルである場合、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって4〜11ヘテロ環を形成することを条件とする、
ことを特徴とする、請求項30に記載のプロドラッグ。
【請求項42】
が、水素、C−C18アルキル、及び(C−Cアルキル)(C−C10アリール)Rから成る群から選ばれ;
は水素であり;
はC−C18アルキルであり;
及びRは、それぞれ水素であり;
はNHR又はOHであり;
は、H、又はC−Cアルキルであるか、又はR及びRは、それらが付着する原子と一緒になって4、5、又は6員のヘテロ環を形成し;且つ、
は、水素、C−C18アルキル、C−C18アルケニル、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)OH、及びハロから成る群から選ばれるが、
ただし、R及びRが共にそれぞれ独立してアルキルであるか、又は(C−Cアルキル)(C−C10アリール)Rである場合、RとRのいずれかは、(CHを介してRに結合され、前式においてpは2〜9であることを条件とする、
ことを特徴とする、請求項30に記載のプロドラッグ。
【請求項43】
A−Bが、Qのアリール上のアミン置換基にアミド結合を介して結合されることを特徴とする、請求項30に記載のプロドラッグ。
【請求項44】
及びRが、それぞれ独立に、C−C18アルキル又はアリールであり;
はC−C18アルキルであるか、又はR及びRは、それらが付着する原子と一緒になって4〜12ヘテロ環を形成し;
及びRは、それぞれ独立に、水素、C−C18アルキル及びアリールから成る群から選ばれ;且つ、
は、アミン、又はヒドロキシルである、
ことを特徴とする、請求項43に記載のプロドラッグ。
【請求項45】
及びRが、それぞれ独立に、C−C18アルキル、又は(C−Cアルキル)(C−C10アリール)Rであり;
はC−C18アルキルであるか、又はR及びRは、それらが付着する原子と一緒になって4〜12ヘテロ環を形成し;
及びRは、それぞれ独立に、水素、C−C18アルキル、及び(C−Cアルキル)(C−C10アリール)Rから成る群から選ばれ;
はNH又はOHであり;
は、水素、C−C18アルキル、C−C18アルケニル、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)OH、及びハロから成る群から選ばれる、
ことを特徴とする、請求項43に記載のプロドラッグ。
【請求項46】
が、水素、C−C18アルキル、及びアリールから成る群から選ばれるか、又は、R及びRは、−(CHを介して結合され、前式においてpは2〜9であり;
は、C−Cアルキルであるか、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって4〜6ヘテロ環を形成し;
及びRは、水素、C−C18アルキル、及びアリールから成る群から選ばれ;且つ、
は、アミン又はN−置換アミンである、
ことを特徴とする、請求項43に記載のプロドラッグ。
【請求項47】
が、水素、C−C18アルキル、(C−C18アルキル)OH、(C−Cアルキル)NH、及び(C−Cアルキル)(C−C10アリール)Rから成る群から選ばれ;
は、C−C18アルキルであるか、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって4〜6ヘテロ環を形成し;
及びRは、水素、C−C18アルキル、及び(C−Cアルキル)(C−C10アリール)Rから成る群から選ばれ;
はNHRであり;
は、H、C−Cアルキルであるか、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって4、5,又は6員のヘテロ環を形成し;且つ、
は、水素、C−C18アルキル、C−C18アルケニル、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)OH、及びハロから成る群から選ばれる、
ことを特徴とする、請求項43に記載のプロドラッグ。
【請求項48】
及びRが、それぞれ独立に、水素、C−Cアルキル、及びアリールから成る群から選ばれ;
は、C−C18アルキルであり;
及びRは、それぞれ水素であり;且つ、
は、アミン、N−置換アミン、及びヒドロキシルから成る群から選ばれる、
ことを特徴とする、請求項43に記載のプロドラッグ。
【請求項49】
及びRが、それぞれ独立に、水素、C−Cアルキル、(C−Cアルキル)COOH、及び(C−Cアルキル)(C−C10アリール)Rから成る群から選ばれるか、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって4〜11ヘテロ環を形成し;
はC−C18アルキルであるか、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって4〜6ヘテロ環を形成し;
は水素であるか、又は、Rと共に4〜6ヘテロ環を形成し;
は水素であり;
は、NHRか、又はOHであり;
は、水素又はC−Cアルキルであるか、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって4、5、又は6ヘテロ環を形成し;且つ、
は、水素、C−C18アルキル、C−C18アルケニル、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)OH、及びハロから成る群から選ばれる、
ことを特徴とする、請求項43に記載のプロドラッグ。
【請求項50】
Qが、チロキシンT4(3,5,3’,5’−テトライオドチロニン)、3,5,3’−トリイオドL−チロニン、及び、3,3’,5’−トリイオドL−チロニンから成る群から選ばれることを特徴とする、請求項24〜49のいずれかに記載のプロドラッグ。
【請求項51】
前記プロドラッグに共有結合される親水性成分をさらに含むことを特徴とする、請求項24〜50のいずれかに記載のプロドラッグ。
【請求項52】
前記親水性成分がポリエチレングリコールであることを特徴とする、請求項51に記載のプロドラッグ。
【請求項53】
前記ポリエチレングリコールが、A−Bに共有結合されることを特徴とする、請求項52に記載のプロドラッグ。
【請求項54】
前記プロドラッグのアミノ酸側鎖に共有結合されるアシル基又はアルキル基をさらに含むことを特徴とする、請求項24〜52のいずれかに記載のプロドラッグ。
【請求項55】
前記アシル基又はアリキル基が、A−Bに共有結合されることを特徴とする、請求項54に記載のプロドラッグ。
【請求項56】
下記の構造を含むプロドラッグであって:
【化5】

上式において
、R、R、及びRは、それぞれ独立に、H、C−C18アルキル、C−C18アルケニル、(C−C18アルキル)OH、(C−C18アルキル)SH、(C−Cアルキル)SCH、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)NHC(NH)NH、(C−Cアルキル)(C−Cシクロアルキル)、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロ環)、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)R、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロアリール)、及びC−C12アルキル(W)C−C12アルキルから成る群から選ばれ、ここに、Wは、N、S、及びOから成る群から選ばれるヘテロ原子であり、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になってC−C12シクロアルキル又はアリールを形成し;又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になってC−Cシクロアルキルを形成し;
は、C−C18アルキル、(C−C18アルキル)OH、(C−C18アルキル)NH、(C−C18アルキル)SH、(C−Cアルキル)(C−C)シクロアルキル、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロ環)、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)R、及び(C−Cアルキル)(C−Cヘテロアリール)から成る群から選ばれ、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、4、5、又は6員のヘテロ環を形成し;
はNHR又はOHであり;
は、H、C−Cアルキルであり、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、4、5、又は6員のヘテロ環を形成し;
は、H及びOHから成る群から選ばれ;
15及びR16は、それぞれ独立に水素及びヨウ素から選ばれる、プロドラッグ。
【請求項57】
下式の構造を含むプロドラッグであって:
【化6】

上式において、R、R、R、及びRは、それぞれ独立に、H、C−C18アルキル、C−C18アルケニル、(C−C18アルキル)OH、(C−C18アルキル)SH、(C−Cアルキル)SCH、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)NHC(NH)NH、(C−Cアルキル)(C−Cシクロアルキル)、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロ環)、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)R、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロアリール)、及びC−C12アルキル(W)C−C12アルキルから成る群から選ばれ、ここに、Wは、N、S、及びOから成る群から選ばれるヘテロ原子であり、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になってC−C12シクロアルキルを形成し;又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になってC−Cシクロアルキルを形成し;
は、C−C18アルキル、(C−C18アルキル)OH、(C−C18アルキル)NH、(C−C18アルキル)SH、(C−Cアルキル)(C−C)シクロアルキル、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロ環)、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)R、及び(C−Cアルキル)(C−Cヘテロアリール)から成る群から選ばれ、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、4、5、又は6員のヘテロ環を形成し;
はNHR又はOHであり;
は、H、C−Cアルキルであり、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、4、5、又は6員のヘテロ環を形成し;
は、水素、C−C18アルキル、C−C18アルケニル、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)OH、及びハロから成る群から選ばれ;且つ、
15及びR16は、それぞれ独立に水素及びヨウ素から選ばれる、プロドラッグ
【請求項58】
が、H及びC−C18アルキルから成る群から選ばれ;
及びRは、それぞれ独立に、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、(C−Cアルキル)OH、(C−Cアルキル)SH、(C−Cアルキル)SCH、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)NHC(NH)NH、(C−Cアルキル)(C−Cシクロアルキル)、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)R、及びCH(C−Cヘテロアリール)から成る群から選ばれ、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になってC−Cシクロアルキルを形成し;
は、C−Cアルキル、(C−Cアルキル)OH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)SH、(C−C)シクロアルキルから成る群から選ばれ、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、5又は6員のヘテロ環を形成し;
はNHR又はOHであり;
は、Hであるか、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、5又は6員のヘテロ環を形成し;且つ、
は、H及びOHから成る群から選ばれるが、ただし、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、5又は6員のヘテロ環を形成する場合、RとRのどちらも水素ではないことを条件とする、
ことを特徴とする、請求項56に記載のプロドラッグ。
【請求項59】
が、H又はC−Cアルキルであり;
及びRは、それぞれ独立に、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、(C−Cアルキル)OH、(C−Cアルキル)SH、(C−Cアルキル)SCH、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)NHC(NH)NH、(C−Cアルキル)(C−Cシクロアルキル)、(C−Cアルキル)(C−Cヘテロ環)、(C−Cアルキル)(C−C10アリール)R、及びCH(C−Cヘテロアリール)から成る群から選ばれ、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になってC−C12シクロアルキルを形成し;
は、C−C18アルキル、(C−C18アルキル)OH、(C−C18アルキル)NH、(C−C18アルキル)SH、(C−C)シクロアルキルから成る群から選ばれ、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、5又は6員のヘテロ環を形成し;
はNHR又はOHであり;
は、Hであるか、又は、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、5又は6員のヘテロ環を形成し;
は、水素、C−C18アルキル、C−C18アルケニル、(C−Cアルキル)CONH、(C−Cアルキル)COOH、(C−Cアルキル)NH、(C−Cアルキル)OH、及びハロから成る群から選ばれ;且つ、
はHであるが、ただし、R及びRは、それらが付着する原子と一緒になって、5又は6員のヘテロ環を形成する場合、RとRのどちらも水素ではないことを条件とする、
ことを特徴とする、請求項57に記載のプロドラッグ。
【請求項60】
15が水素であり、R16がヨウ素であることを特徴とする、請求項56又は57に記載のプロドラッグ。
【請求項61】
AがD−立体化学的配置を持つアミノ酸であることを特徴とする、先行請求項のいずれかに記載のプロドラッグ。
【請求項62】
請求項57のプロドラッグと、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。

【公表番号】特表2012−512898(P2012−512898A)
【公表日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−542481(P2011−542481)
【出願日】平成21年12月18日(2009.12.18)
【国際出願番号】PCT/US2009/068711
【国際公開番号】WO2010/080605
【国際公開日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【出願人】(507277642)インディアナ ユニバーシティー リサーチ アンド テクノロジー コーポレーション (21)
【氏名又は名称原語表記】INDIANA UNIVERSITY RESEARCH AND TECHNOLOGY CORPORATION
【Fターム(参考)】