説明

スイッチ装置

【課題】パネル開口縁のノブ側へのたわみを防止し、操作性が向上したスイッチ装置を提供する。
【解決手段】スイッチ装置1は、前面側に操作部2aを有する複数のノブ2と、当該複数のノブ2を支持する支持部材3と、ノブ2の操作部2aが挿入される開口4bを有するパネル4とを備えている。支持部材3は、隣接する2個のノブ2の間で、かつ、操作部2aの後方に配置されたリブ12を有している。リブ12は、パネル4の開口縁4g、4hの変形を抑止するように、当該開口縁を支持している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のインストルメントパネル等に装着されるスイッチ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、自動車のエアコン操作用のヒートコントロールパネルなどでは、特許文献1および2に記載されているように、複数のスイッチが集約されたスイッチ装置が用いられている。
【0003】
このようなスイッチ装置では、前面側に指で操作される操作部を有する複数のノブが、後方から支持部材によって前後方向への移動ができるように支持されている。複数のノブの操作部は、パネルの開口に挿入され、横一列または複数段に並べて配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平7−326259号公報
【特許文献2】特開2003−331689許号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ヒートコントロールパネルなどにおけるノブの配列は、隣接する2個のノブの隙間をなるべく狭くする方が意匠上好ましく、また、この隙間から光が漏れない点で好ましい。
【0006】
そこで、パネルの開口において隣接する2個のノブの間に介在するセパレータなどの別部材やパネルの橋渡し部分などを省略してノブの間隔を狭くすることが考えられる。この構造では、隣接する2個のノブの間には、ノブ同士が干渉しない程度の空間のみが形成され、パネルの開口は、複数のノブの配設領域を包括する1個の連続した大きな開口になる。
【0007】
このような大きな開口の場合には、パネルの剛性を著しく低下させる不都合がある。例えば、ノブの操作時にパネルの開口縁を誤って指で押した場合に、パネルがノブ側へたわみ、このパネルのたわみによって、パネルの開口縁がノブに当たり、ノブがパネルに引っかかるなどの不具合が生じるおそれがある。
【0008】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、パネル開口縁のノブ側へのたわみを防止し、操作性が向上したスイッチ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するためのものとして、本発明のスイッチ装置は、開口を有するパネルと、前記パネルの開口の内部において互いに隣接して配列され、それぞれの押圧操作を受ける被押圧面を有する複数のノブと、当該複数のノブを前後方向へ移動自在に後方から支持する複数の支持体を有する支持部材とを備えており、前記支持部材が、前記ノブのうち互いに隣接する少なくとも2個のノブの間に介在し、かつ、前記被押圧面よりも後側に位置するリブを有しており、当該リブは、前記パネルの開口縁の変形を抑止するように、当該開口縁を支持していることを特徴とする(請求項1)。
【0010】
この発明によれば、パネルに形成された共通の大きな開口内にノブを配列することで、互いに隣接するノブ同士の間にパネルを介在させないようにしながらも、各ノブを支持する支持部材を利用して、パネルの剛性を高く維持できる。
【0011】
具体的には、ノブを支持するための支持部材に設けられたリブが、隣接するノブの間に介在して、パネルの開口縁を支持することにより、パネルが大きな開口を有するにもかかわらず、当該パネルの剛性を向上させることができる。したがって、例えば、指で誤ってパネルの開口縁を押したときに、ノブ側にパネルがたわむことが有効に抑止される。その結果、ノブがパネルに引っかかるなどの操作上の不具合を解消することができる。
【0012】
しかも、リブは、ノブの被押圧面より後側に位置していて、前方からほとんど見えないので、外観にほとんど影響を与えることがなく、ノブの配列の一体感を維持することができる。
【0013】
前記リブは、互いに隣接する前記ノブの隙間に沿って特定方向に延び、その特定方向の両端部分が、前記パネルの開口縁のうち、前記特定方向に互いに対向する部分を支持するのが好ましい(請求項2)。
【0014】
この構成によれば、互いに隣接するノブ同士の隙間を利用して、リブが特定方向(例えば、上下方向)に延びて拡大されている。この拡大された1つのリブが対向する両側の開口縁を同時に支持することができ、パネルの剛性を効果的に向上させることができる。その結果、パネルの開口の両側の開口縁のたわみをさらに効果的に防止することが可能である。
【0015】
前記リブは、前記パネルの開口縁と係合して、その弾性変形を抑止する係合部を有するのが好ましい(請求項3)。
【0016】
パネルの開口縁は、自由端であるので、弾性変形が可能であり、たわみやすくなっている。そこで、本発明では、リブに係合部を持たせることにより、リブがパネルの開口縁に係合して、パネルの剛性を向上させるとともに、それによって、パネルの開口縁の弾性変形を抑止することができる。したがって、ノブ側へのパネルのたわみを有効に抑止できる。
【0017】
具体的には、前記パネルの開口縁は、後方に突出する突起を有しており、前記係合部は、前方に開口してその内側に前記突起が挿入可能な、前記リブの前側に形成された凹部であるのが好ましい(請求項4)。
【0018】
ここでは、パネルの開口縁に係合する係合部の具体例として、リブの前側において、パネルの開口縁から後方に突出する突起が挿入可能な凹部が形成されている。そのため、簡単な構造で、しかも、リブの前端をノブの被押圧面よりも後方に位置させて、リブの凹部にパネル開口縁の突起を係合させることが可能である。
【発明の効果】
【0019】
以上説明したように、本発明のスイッチ装置によれば、隣接するノブの隙間を利用して支持部材側にリブを配置し、リブがパネルの開口縁を後方から支持することによって、パネルの剛性を向上させることができる。それにより、パネルがノブ側へたわむことを防止することができ、パネルの開口縁がノブに引っかかる不具合を解消することができる。その結果、ノブを円滑に操作することが可能になり、スイッチ装置の操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明のスイッチ装置の実施形態に係るスイッチ装置の分解斜視図である。
【図2】図1のスイッチ装置の正面図である。
【図3】図1のスイッチ装置のパネルを外した状態で上から見た図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】図4のリブ付近の拡大断面図である。
【図6】図2のVI−VI線断面図である。
【図7】図2のVII−VII線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明のスイッチ装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0022】
図1〜6に示されるスイッチ装置1は、主要な構成として、複数のノブ2と、支持部材3と、パネル4とを備えている。
【0023】
以下、各構成部品についてさらに詳細に説明する。
【0024】
(パネル4についての説明)
パネル4は、その前面部分4aにおいて、複数のノブ2のそれぞれの操作部2aが挿入される開口4bが形成されている。また、パネル4の前面部分4aの外周縁には、上面部分4c、下面部分4d、側面部分4e、4fが形成されている。これにより、パネル4は、ノブ2および支持部材3の前面だけでなく上面、下面および両側面を覆うことが可能である。
【0025】
また、パネル4は、後述する支持部材3のリブ12に形成された凹部14に係合する4個の突起13を有している。突起13については、後段の(本実施形態の特徴)で詳細に説明する。
【0026】
(ノブ2についての説明)
複数のノブ2は、図3に示されるように、押圧操作される被押圧面である前面側の操作部2aが互いに隣接した状態でパネル4の開口4bの内部に密着して配列されている。このスイッチ装置1におけるノブ2の配列は、隣接するノブ2の間にセパレータやパネルの橋渡し部分が介在されておらず、中央に横一列に4個のノブ2が並び、その両側には上下2段の4個のノブ2がそれぞれ互いに密着して一体感をもつように配置されている。
【0027】
ノブ2は、プッシュボタンスイッチ用のノブであり、後方が開放された中空の部材である。それぞれのノブ2は、前側に位置して指で押される操作部2aと、この操作部2aの外周部から後方に延びる角筒状の側壁2hとを有している。したがって、側壁2hの内側には、後方に開口する凹部2cが形成されている。凹部2cは、この実施形態では、矩形断面形状を有し、前後方向Aに延びるように形成されている。
【0028】
図5に示されるように、ノブ2の操作部2aの間隔X1は、セパレータやパネルの橋渡し部分が介在されていないので、0.3mm以下の狭い間隔に設定されている。そのため、隙間が目立たなくなり、複数のノブ2は、一体感をもって連続的に配列されている。
【0029】
また、図5に示されるように、隣接する2個のノブ2の間において、後述するリブ12が配置されていない箇所では、隣接する2個のノブ2に段差部9が設けられている。段差部9は、一方のノブ2の操作部2aに近い位置に設けられた前方側突起10と、他方のノブ2の後方突起11とが段違いに組み合わされて構成されている。この段差部9によって、前方から隙間の奥が見えたり、その隙間から前方へLED光源17の光が漏れたりする不具合を解消できる。
【0030】
(支持部材3についての説明)
支持部材3は、図1および図3〜4に示されるように、複数のノブ2を後方から支持する部材であり、各ノブ2を個々に支持するための筒体5を複数本有している。筒体5は、ノブ2の凹部2cの形状に対応する形状をしており、矩形断面形状を有する筒体である。この筒体5は、ノブ2の凹部2cの内壁に密着するように挿入され、ノブ2を前後方向Aに移動可能に支持している。支持部材3は、略平板状の基端部分3aを有し、基端部分3aから複数の筒体5が互いに隣接するようにして前方に延びている。筒体5は、本発明の支持体に対応している。
【0031】
図5および図7に示されるように、支持部材3の後方(図7の紙面右側)には、パッドスイッチ16を有する回路基板15が設置されている。ノブ2の操作部2aを前方から指で押すと、ノブ2は、筒体5に案内されて後方(図7の矢印Bの方向)へ移動する。これにより、ノブ2の後端部2dがパッドスイッチ16を押すことができる。
【0032】
また、図1に示されるように、筒体5の内部には、前後方向Aに延びる貫通孔5aが形成されている。この貫通孔5aを通して、回路基板15のLED光源17の光を前方へ導き、ノブ2の操作部2aの表示を浮かび上がらせることができる。
【0033】
また、それぞれの筒体5の上面には、くさび形の抜け止め5bが形成されている。抜け止め5bは、ノブ2の上面に形成された長孔2eに挿入される。これにより、ノブ2は、一定のストローク分だけ前後方向Aへの移動は許されるが、筒体5からの脱落は防止される。
【0034】
支持部材3の外側の四隅などの所定の箇所には、ねじ止め部6が設けられている。ねじ止め部6には、ねじ(図示せず)が貫通するねじ孔8がそれぞれ形成されている。これらのねじ止め部6がパネル4の内側のねじ止め部(図示せず)にねじ止めされることにより、パネル4の内部に複数のノブ2および支持部材3が固定される。
【0035】
さらに、本実施形態では、図1および図3〜6に示されるように、支持部材3は、パネル4の開口縁4g、4hを支持する2枚のリブ12を有している。リブ12については、後段の(本実施形態の特徴)で詳細に説明する。
【0036】
(本実施形態の特徴)
本実施形態のスイッチ装置1では、図1および図3〜6に示されるように、支持部材3が、ノブ2のうち互いに隣接する少なくとも2個のノブ2の間に介在し、かつ、ノブ2の操作部2aよりも後側に位置するリブ12を有している。リブ12は、パネル4の開口縁4g、4hの変形を抑止するように、当該開口縁を後方から支持している。
【0037】
また、リブ12は、図6に示されるように、パネル4の開口縁4g、4hと係合して、その弾性変形を抑止する係合部として、上下両側に2箇所の凹部14が形成されている。凹部14は、リブ12の前端12aにおいて前方に向けて開口している。凹部14は、パネル4の開口縁4g、4hから後方に延びる突起13を挿入することが可能である。
【0038】
具体的には、図1および図6に示されるように、パネル4の開口4bの上下両側の縁、すなわち、下側の開口縁4gおよび上側の開口縁4hには、後方に延びる突起13がそれぞれ設けられている。突起13は、パネル4の上下両側の開口縁4g、4hにそれぞれ2個ずつ設けられている。
【0039】
図1および図3〜6に示されるように、2枚のリブ12は、薄板状の部材からなり、支持部材3の基端部分3aおよび筒体5とともに合成樹脂で一体成形されている。リブ12は、隣接する2本の筒体5の間に位置しており、支持部材3の基端部分3aから前方に延びるように一体形成されている。
【0040】
複数のノブ2が支持部材3の筒体5に取り付けられた状態では、リブ12は、隣接する2個のノブ2の間で、かつ、ノブ2の操作部2aの後方に位置している。
【0041】
リブ12は、図5に示されるように、隣接する2個のノブ2の側壁2hの隙間19に配置されている。隙間19の両側の筒体5の間隔X2は、リブ12を配置するために5〜6mm程度に設定され、操作部2aの間隔X1(0.3mm以下)よりも十分大きく設定されている。しかし、両側の操作部2aの突起18がノブ2の並ぶ横方向Dに突出しているので、隙間19およびリブ12は前方から隠されている。
【0042】
なお、操作部2aの突起18とリブ12の前端12aとの間の距離Y1は、指でノブ2の操作部2aを押したときのノブ2の前後方向Aのストロークよりも大きくなるように設定されているので、突起18とリブ12とが干渉するおそれはない。
【0043】
図1および図6に示されるように、薄板状のリブ12は、隣接する2個のノブ2の隙間19に沿って前後方向Aおよび上下方向Cに延びている。そして、リブ12の前端12aの上下両側には、パネル4側の突起13に係合する凹部14が形成されている。
【0044】
ノブ2および支持部材3がパネル4に対して後方から取り付けられたとき、パネル4の上下両側の開口縁4g、4hの4個の突起13は、支持部材3のリブ12の上下両側に形成された凹部14にそれぞれ係合する。これにより、パネル4の上下両側の開口縁4g、4hは、後方から支持部材3のリブ12によって固定される。
【0045】
また、図6に示されるように、リブ12の前端12aは、上下方向に向かって円弧状に曲がる形状をしているので、突起13は、円弧状の前端12aに案内されて凹部14へ容易に挿入される。
【0046】
以上のように構成されたスイッチ装置1では、ノブ2を支持するための支持部材3が、ノブ2のうち互いに隣接する少なくとも2個のノブ2の間に介在し、かつ、被押圧面であるノブ2の操作部2aも後側に位置するリブ12を有している。このリブ12は、パネル2の開口縁4g、4hの変形を抑止するように、当該開口縁4g、4hを後方から支持している。かかる構成により、支持部材3に設けられたリブ12は、隣接するノブ2の間に延びてパネルの開口縁4g、4hを支持することにより、パネル4が大きな開口4bを有するにもかかわらず、パネル4の剛性を向上することができる。したがって、例えば、指で誤ってパネルの開口縁4g、4hを押したときに、ノブ2側にパネルがたわむことが有効に抑止される。その結果、ノブ2がパネル4の開口縁4g、4hに引っかかるなどの操作上の不具合を解消することができる。
【0047】
しかも、リブ12は、ノブ2の操作部2aより後側に位置していて、前方からほとんど見えないので、外観にほとんど影響を与えることがなく、ノブ2の配列の一体感を維持することができる。
【0048】
また、パネル4の開口縁4g、4hを支持するリブ12が支持部材3に設けられているので、支持部材3をパネル4の後方から取り付けるときに、従来のようにパネルに開口縁の橋渡し部分を設けた場合と比較して、パネル4の後方からノブ4bおよび支持部材3を挿入しやすくなる。その結果、スイッチ装置1の組立てが容易になる。
【0049】
また、本実施形態のスイッチ装置1では、リブ12が、パネル4の開口縁4g、4hと係合して、その弾性変形を抑止する係合部として、リブ12の前端12aにおいて前方に向けて開口し、パネル4の開口縁4g、4hから後方に延びる突起13を挿入することが可能な凹部13を有している。そのため、支持部材3をパネル4に取り付けるときに、リブ12の前端12aに形成された凹部13がパネル4の開口縁4g、4hから後方に延びる突起13とそれぞれ係合する。これによって、パネル4の剛性を向上させ、パネル4の開口縁4g、4hの弾性変形を抑止することができる。したがって、ノブ2側へのパネル4のたわみを有効に抑止できる。
【0050】
また、本実施形態では、リブ12の係合部として、リブ12の前端12aにおいて、パネル4の開口縁4g、4hから後方に突出する突起13が挿入可能な凹部14が形成されている。そのため、簡単な構造で、しかも、リブ12の前端12aをノブ2の操作部2aよりも後方に位置させて、リブ2の凹部14にパネル開口縁4g、4hの突起13を係合させることが可能である。
【0051】
しかも、支持部材3をパネル4に後方から取り付けるときに、凹部14と突起13とが前後方向Aに相対的に移動して係合するので、スイッチ装置1の組立てが容易である。
【0052】
さらに、リブ12が互いに隣接するノブ2の隙間19に沿ってある特定方向である上下方向Cに延び、その上下方向Cの両端に位置し、互いに対向するパネル4の開口縁4g、4hをリブ12が支持している。したがって、隣接する2個のノブ2の隙間を利用して、リブ12が上下方向に延びて拡大されている。この拡大された1つのリブ12が対向する両側の開口縁4g、4hを同時に支持することができ、パネル4の剛性を効果的に向上させることができる。その結果、パネル4の開口の両側の開口縁4g、4hのたわみをさらに効果的に防止することが可能である。
【0053】
なお、以上の実施形態では、係合部の一例として、リブ12の前端12aにパネル開口縁4g、4hの突起13に係合する凹部14が形成されているが、その逆の配置、すなわち、パネル4の開口縁4g、4hの後方に凹部が形成され、リブ12の前端12aに突起が設けられてもよい。その場合も、ノブ2側へのパネル4のたわみを有効に抑止でき、パネル4の剛性を向上させることができる。
【0054】
さらに、パネル4の開口縁4g、4hとリブ12との間を係合する係合部を省略して、単に、リブ12の前端12aをパネル4の開口縁4g、4hに当接させるだけでもよく、この場合も、指で誤ってパネル4の開口縁4g、4hを押しても、ノブ2側にパネル4がたわむおそれがなくなり、その結果、ノブ2がパネル4に引っかかるなどの操作上の不具合を解消することができる。
【符号の説明】
【0055】
1 スイッチ装置
2 ノブ
2a 操作部(被押圧面)
2b 開口
2c 凹部
2h 側壁
3 支持部材
4 パネル
4a 前面部分
4b 開口
5 筒体(支持体)
9 段差部
10 前方側突起
11 後方突起
12 リブ
13 突起
14 凹部(係合部)
15 回路基板
16 パッドスイッチ
17 LED光源
18 突起
A 前後方向
C 上下方向
D 横方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口を有するパネルと、
前記パネルの開口の内部において互いに隣接して配列され、それぞれの押圧操作を受ける被押圧面を有する複数のノブと、
当該複数のノブを前後方向へ移動自在に後方から支持する複数の支持体を有する支持部材と、
を備えており、
前記支持部材が、前記ノブのうち互いに隣接する少なくとも2個のノブの間に介在し、かつ、前記被押圧面よりも後側に位置するリブを有しており、
当該リブは、前記パネルの開口縁の変形を抑止するように、当該開口縁を後方から支持している、
いることを特徴とするスイッチ装置。
【請求項2】
前記リブは、互いに隣接する前記ノブの隙間に沿って特定方向に延び、その特定方向の両端部分が、前記パネルの開口縁のうち、前記特定方向に互いに対向する部分を支持する請求項1に記載のスイッチ装置。
【請求項3】
前記リブは、前記パネルの開口縁と係合して、その弾性変形を抑止する係合部を有する、
請求項1または2に記載のスイッチ装置。
【請求項4】
前記パネルの開口縁は、後方に突出する突起を有しており、
前記係合部は、前方に開口してその内側に前記突起が挿入可能な、前記リブの前側に形成された凹部である、
請求項3に記載のスイッチ装置。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図1】
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【公開番号】特開2011−233252(P2011−233252A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−99911(P2010−99911)
【出願日】平成22年4月23日(2010.4.23)
【出願人】(000183406)住友電装株式会社 (6,135)
【Fターム(参考)】