説明

スクリュー構造体の支持構造

【課題】複数のスクリューユニットを第2軸で支持したスクリュー構造体の一端部を軸受で支持する際に、軸方向移動が阻止された状態で支持する。
【解決手段】スクリューユニットにおける第1軸22の第2軸挿通孔26と、その挿通孔26に嵌着可能な断面方形な第2軸31と、その軸31が嵌着可能な断面方形な支持孔46を有するコマ体45と、コマ体45を回転自在に支持する軸受部41とを備え、 軸受部41は基盤に設置され、隣接するスクリューユニット20は、それぞれの軸体23の第2軸挿通孔26に第2軸31の両端部を嵌着することにより互いに連結して支持され、端部に位置するスクリューユニット20から突出する第2軸31はコマ体45の支持孔46に嵌着され、コマ体45は軸受部41に回転自在に支持され、コマ体45を介して軸受部41に支持された第2軸31の端面は、軸受部41に設けた受材47によりその軸方向移動が阻止される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は遊技場におけるタバコの吸殻処理装置を構成する吸殻搬送体等に利用できるスクリュー構造体に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、多くのパチンコ店では、多数のパチンコ機やスロット機などの遊技具を島状の設置部に配列し、その設置部の前面下部に細長いカウンターを設け、カウンターに沿って吸殻処理装置が設けられる。吸殻処理装置はカウンター上の遊技具ごとに設けた灰皿と、各灰皿と連通する細長い吸殻搬送部を備えている。タバコの吸殻はスノコ状の灰皿の底から落下孔を通過して吸殻搬送部に落下し、横方向に搬送されて吸殻回収部に回収される。このような吸殻処理装置は例えば特許文献1に記載されている。
【0003】
図7は吸殻処理装置の1例を示す部分断面図である。吸殻処理装置1はカウンターの下側に沿って設けられた細長い板状のテンプレート2と、テンプレート2の下面に平行して取付けられた細長い樋体3と、テンプレート2と樋体3で囲まれた細長い空間に沿って配置されたスクリュー構造体4を備えている。なおテンプレート2には遊技具5ごとに設けられる灰皿の底部に開口する落下孔6が設けられる。
【0004】
スクリュー構造体4は軸体7とその周囲に沿って連続して設けた螺旋翼8を有し、軸体7の一方の端部は継手9を介して駆動モータ10に連結され、他方の端部は軸受部11に軸支される。軸受部11の下方に吸殻回収部12が配置される。吸殻回収部12は上方が開放された箱体13により構成され、箱体13の両側面に取手14が設けられる。そして箱体13上方に延長する前記樋体3の底部に開口部15が形成される。
【0005】
図示しない灰皿からのタバコの吸殻は落下孔6を通して樋体3内に落下し、駆動モータ10により低速回転するスクリュー構造体4の搬送作用により左方に搬送され、軸受部11近傍まで搬送された吸殻は開口部15から吸殻回収部12の箱体13内に落下する。箱体13内には火の付いた吸殻を消火するために所定レベルまで水が収容されている。
【0006】
上記スクリュー構造体4は軽量化および低コスト化等から樹脂成形により製造することが望ましい。樹脂成形によりスクリュー構造体4を製造するには、例えば螺旋翼部分を複数に分割成形し、成形に際して軸部の中心に第1軸挿通孔を形成しておき、細長い金属製の丸棒を複数の螺旋翼部分の第1軸挿通孔に順次挿通し、各螺旋翼部分から丸棒にピンを差し込むか、ビスをねじ込むことにより、それらの共回りを防止する方法が考えられる。
【0007】
しかしこのような連結方法を採用すると、スクリュー構造体が回転する際に生じる周方向の応力がピン部分に集中し、ピンやビスの周辺の樹脂に亀裂を生じ、場合によっては該部分が破断して螺旋翼部分の分解や連結はずれを起こすおそれがある。そこでこれらの問題を解決するため、本発明者はピンやビス等の連結具を用いずに樹脂製のスクリュー構造体を発明し、別途特許出願した。
【0008】
上記発明したスクリュー構造体を構成するには、先ず複数のスクリューエレメントを整列したスクリューユニットを複数用意し、それらスクリューユニットを互いに第2軸で連結する。具体的には、軸部の外周に螺旋翼が一体成形された樹脂製の複数のスクリューエレメントと、前記複数のスクリューエレメントを軸方向に互いに密着して整列する断面が方形な金属製の第1軸を備え、各スクリューエレメントの軸部にはその軸線上に断面が方形な第1軸挿通孔を形成し、それら第1軸挿通孔に前記第1軸を貫通することによりスクリューユニットを構成する。
【0009】
次に、複数のスクリューユニットを軸方向に連結する。その際、前記第1軸には軸方向に断面が方形な第2軸挿通孔を形成し、隣接するスクリューユニットの第2軸挿通孔間に断面が方形な金属製の第2軸の両端部を嵌着する。これにより複数のスクリューユニットが互いに連結されたスクリュー構造体が得られる。
【0010】
【特許文献1】特開平8−10437号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
上記方法では、ユニットの端部に位置する樹脂エレメントと第1軸との位置決めを除いて、連結にピンやビスなどの連結具を用いずに、樹脂製スクリューエレメントを多数第1軸で密着整列して支持することによりスクリューユニットを構成し、さらに複数のスクリューユニットを互いに第2軸で連結して支持し、長いスクリュー構造体を構成している。このように構成されたスクリュー構造体は、例えば遊技場におけるタバコの吸殻処理装置を構成するスクリュー構造体として用いることができる。その際、このスクリュー構造体を吸殻処理装置の基盤の所定位置に配置し、その端部から突出する第2軸の一方を駆動モータの出力軸に連結し、他方を軸受部に回転自在に支持させる。
【0012】
しかし前記のスクリュー構造体は、スクリューユニットの断面方形な第2軸挿通孔に第2軸を連結して構成されているので、例えばスクリュー構造体が回転して吸殻などを搬送する際に発生する軸方向の応力(スラスト応力)により第2軸が軸方向に移動すると、スクリューユニットと第2軸との間が切り離されるおそれがある。そのためスクリュー構造体の端部から突出する第2軸を軸受部の挿入孔に単に挿入しただけでは、第2軸が軸方向に移動したときにスクリュー構造体の端部が軸受部から脱落する可能性もある。
【0013】
そこで本発明は、このような特殊な構成からなるスクリュー構造体における支持についての問題を解決することを課題とし、そのために好適な支持構造および支持方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
請求項1に記載の本発明は、軸部(23)の外周に螺旋翼(24)が一体成形されると共に、その軸線上に第1軸挿通孔(25)が形成された樹脂製の複数のスクリューエレメント(21)と、それぞれの前記第1軸挿通孔(25)に挿通され、複数の前記スクリューエレメント(21)を軸方向に互いに密着して整列する断面外周が方形で且つ、その軸線上に内周の断面が方形な第2軸挿通孔(26)を有する第1軸(22)とによりスクリューユニット(20)を構成し、複数の前記スクリューユニット(20)が断面方形の第2軸(31)の両端部を前記第2軸挿通孔(26)に挿通することにより互いに連結して構成されるスクリュー構造体(32)の支持構造であって、
前記第2軸(31)が嵌着可能な断面方形な支持孔を有するコマ体(45)と、前記コマ体(45)を回転自在に支持する軸受部(41)とを備え、
前記軸受部(41)は基盤(40)に設置され、端部に位置するスクリューユニット(20)から突出する前記第2軸(31)は前記コマ体(45)の支持孔(46)に嵌着され、前記コマ体(45)は前記軸受部(41)に回転自在に支持され、前記コマ体(45)に嵌着された前記第2軸(31)の端面は、軸受部(41)に設けた受材(47)によりその軸方向移動が阻止されるように構成されていることを特徴とするスクリュー構造体の支持構造である。
【0015】
請求項2に記載の本発明は、請求項1において、前記スクリュー構造体(32)の支持構造は、遊技場におけるタバコの吸殻処理装置を構成するスクリュー構造体を支持するために用いられることを特徴とするスクリュー構造体の支持構造である。
【発明の効果】
【0016】
本発明のスクリュー構造体の支持構造は、請求項1に記載のように、端部に位置するスクリューユニットから突出する第2軸がコマ体の支持孔に嵌着され、そのコマ体を介して軸受部に支持された第2軸の端面が軸受部に設けた受材によりその軸方向移動を阻止されるようになっている。このように構成すると、スクリュー構造体が軸受部から脱落するおそれがなくなる。またスクリュー構造が回転して吸殻などを搬送する際に生じる軸方向の応力も受材により受け止めることができる。
【0017】
また、複数のスクリューエレメントを第1軸で互いに直列接続することによりスクリューユニットを構成するので、容易に一体成形ができる軸長の短いスクリューエレメントと第1軸だけで、適宜長のスクリューユニットを容易に構成できる。
【0018】
本発明のスクリュー構造体の支持構造は、請求項2に記載のように、遊技場におけるタバコの吸殻処理装置を構成するスクリュー構造体の支持構造として用いられることができる。パチンコ店などの遊技場に設置されるスクリュー構造体の軸長はかなり長いので、軸長を自由に選択できる本発明に係るスクリュー構造体が好適に利用でき、そのスクリュー構造体を前記支持構造により安定して支持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
次に、図面に基づいて本発明の最良の実施形態を説明する。図1は本発明の支持構造の要部分解斜視図であり、図2はその組立状態を示す一部破断要部正面図、図3は図2のIII−III矢視断面図、図4は図2のIV−IV断面略図、図5はそのスクリューエレメント21の正面図および側面図であり、図6はそのスクリューユニットの接続部である。
【0020】
図1、図6に示す如く、スクリューユニット20は樹脂製のスクリューエレメント21と断面が方形な金属製の第1軸22を備えている。スクリューエレメント21は軸部23とその外周に形成した螺旋翼24を有し、射出機械の金型で一体的に樹脂成形して作ることができる。第1軸22は金属ブロックを押出成形して作ることができるが、材料金属としては、押出性のよいアルミニウムまたはその合金を用いることが望ましい。なお第1軸22は樹脂製であってもよい。
【0021】
スクリューユニット20を構成するには複数のスクリューエレメント21を直列に密着接続させる。スクリューエレメント21の軸部23には、その軸線上に貫通する断面が方形な第1軸挿通孔25が形成され、その第1軸挿通孔25に第1軸22を嵌通するようになっている。複数のスクリューユニット20を互いに軸方向に連結するため、第1軸22の少なくとも端部には後述する第2軸を嵌着するための断面方形な第2軸挿通孔26がその軸線上に形成されている。また、図5(A)の如く、スクリューエレメント21の軸部23には、後述するストッパ部材30を挿入する挿通孔27が設けられる。
なお第1軸22の両端付近にもこの挿入孔27に対応して挿通孔28を形成することができる。あるいは、多数のスクリューエレメントを第1軸22に装着後に、その両端部のスクリューエレメント21の挿通孔27に穿孔機の回転するドリル刃を挿入して、第1軸に挿通孔28を形成できる。
【0022】
図5に示す如く、スクリューエレメント21の螺旋翼24は軸部23の周方向に270度分だけ形成され、残りが切欠状態になっている。螺旋翼24の両端は軸部23の両端に一致しており、その縁面29は軸部23から半径方向に延長した状態とされる。このように構成すると、後述するように複数のスクリューエレメント21を軸方向に接続する際に、隣接するエレメントに対して90度回転して、互いに螺旋翼24が密着して連続した1つの細長い螺旋翼が形成できると共に、スクリューエレメント21の一体成形が可能になり、成形用の金型も簡単化できるという利点がある。
【0023】
図5(b)に示すように、本実施形態では前記第1軸挿通孔25の断面形状が正方形に形成されている。なお第1軸挿通孔25の断面形状をこのように正方形とする場合は、それに整合させて嵌入する第1軸22の断面形状も正方形とする。スクリューエレメント21の寸法は目的に合わせて任意に設定できるが、遊技場のタバコの吸殻処理として用いる場合の代表的な寸法範囲としては、軸部23の軸長:35〜50mm、軸部23の直径:14〜18mm、軸部23に設けた正方形の第1軸挿通孔6の辺長:4〜7mm、螺旋翼24の最大径:40mm〜50mm程度に設定される。
【0024】
スクリューユニット20の軸長(単位長)を、例えば1mに設定するには、第1軸22の軸長も同じく1mに設定される。その場合、スクリューエレメント21の軸部23の軸長が50mmであれば、第1軸22にスクリューエレメント21を20個密着して直列接続させることにより、長さ1mのスクリューユニット20が形成される。第1軸22における断面正方形の4つの辺長は、前記第1軸挿通孔25に比較的スムーズに押し込んで嵌入できるように、その挿通孔25より僅かに小に形成することが望ましい。
【0025】
図6に示すように、1本の第1軸22により複数のスクリューエレメント21が互いに密着した状態で整列されてスクリューユニット20が構成されるが、このようにスクリューユニット20を構成するには、先ず第1軸22をスクリューエレメント21の第1軸挿通孔25に順次押し込みながら嵌入する。その際、隣接する螺旋翼24の縁面29を互いに密着させることにより、連続した細長い螺旋体が形成され、スクリューユニット20が完成する。
【0026】
上記のように形成した複数のスクリューユニット20を後述する第2軸を介して互いに連結することにより、所望の軸長のスクリュー構造体とすることができる。その際、第2軸が第2軸挿通孔26の端部から内部へ移動することを阻止するために、スクリューエレメント21における軸部23の外周から挿通孔27および第1軸22の挿通孔28を通して金属製のピン等のストッパ部材30を挿入しておく。
【0027】
図4は割りピンをストッパ部材30として用いたものであり、そのストッパ部材30をスクリューエレメント21の軸部23の外周からその挿通孔27および第1軸22の挿通孔28を通して装着し、2本足の先端部をその外周面に沿って折り返したものである。
【0028】
図6は、スクリューユニット20を第2軸31で互いに連結することにより形成したスクリュー構造体32の一部破断要部正面図である。
第2軸31は断面が方形な金属製の短い軸体であり、例えばアルミニウム材、鉄またはステンレス等の鉄系合金のような高強度の金属を加工して作ることができる。第2軸31はこのように金属製とすることが望ましいが、樹脂製とすることもできる。第2軸31をスクリューユニット20に連結するには、スクリューユニット20の端部における第1軸22の第2軸挿通孔26に第2軸31の先端部を押し込んで嵌着する。その際、前記のように第2軸挿通孔26の端部から所定位置にはストッパ部材30が装着されているので、第2軸31は第2軸挿通孔26の所定位置より奥には進入(もしくは移動)できないようになっている。
【0029】
第2軸31の一方の端部は図示のように一方のスクリューユニット20の端部に連結され、他方の端部は他のスクリューユニット20の端部に連結される。または他方の端部がスクリュー構造体32の端部になるときは、図7に示す如く、駆動モータに連結されるか、または軸受部に軸支される。
【0030】
図1〜図3は本発明に係るスクリュー構造体32の支持構造を示すものである。スクリュー構造体32を例えば遊技場に設置される吸殻処理装置に利用する場合は、その設置用の基盤40(テンプレート2)の下面にスクリュー構造体32を配置し、その一端部を図示のように金属製の軸受部41で回転自在に支持し、他端部は駆動モータに連結支持する。軸受部41は2つのビス42(図3)で、基盤に着脱自在に設置され、その下部に軸線方向に貫通する断面円形な支持孔43(図1)が形成されている。
【0031】
スクリュー構造体32を構成する第1軸22の端部から第2軸31が突出するが、突出した第2軸31の先端から円板44を挿入して第1軸22の端部に密着させる。円板44は、第2軸31に整合する矩形孔を有し、耐摩耗性および潤滑性の高い材料、例えばポリアミド樹脂にフッ素樹脂を混合した樹脂を成形した板材を用いることが望ましい。
【0032】
円板44から突出した第2軸31部分はコマ体45を介して軸受部41の支持孔43に回転自在に支持される。コマ体45は円柱状とされ、その中心部に第2軸31に嵌着可能な断面方形な支持孔46が設けられている。円板44から突出している第2軸31の長さは、支持孔43の深さより僅かに小である。また、コマ体45の軸長は軸受部41の支持孔43の深さに一致している。なおコマ体45は耐摩耗性および潤滑性の高い材料、例えば円板44と同じものを使用してもよい。
【0033】
図2はスクリュー構造体32の一端部を軸受部4に回転自在に支持した状態を示す一部破断部分正面図である。同図のようにスクリュー構造体32を支持するには、図1に示すように、例えば、先ず第2軸31が円板44から突出している部分にコマ体45を押し込んで嵌着し、コマ体45を軸受部41の支持孔43に挿入する。次に、受け材47および軸受部41を2本のビス42で基盤40に固定すればよい。なおスクリュー構造体32の一端部を軸受部41に支持する際に、スクリュー構造体32が軸方向に移動可能な場合は、軸受部41を最初から基盤に固定しておいてもよい。
【0034】
図2のように軸受部41に支持された第2軸31とコマ体45は、その端面が軸受部41の支持孔43の開口に露出する。その露出部分を受材47で覆っている。前記のように、例えばスクリュー構造体が回転して吸殻などを搬送する際に発生する軸方向の応力(スラスト応力)などにより第2軸31が軸方向に移動すると、スクリューユニット20と第2軸31との連結が切り離されるおそれがある。
【0035】
しかし、図2のように第2軸31の端面を覆うように受材47を取り付けると、第2軸31の軸移動が防止される。軸受部41に受材47を取り付ける方法には接着、ビス止等がある。なお、受材47は予め軸受部41に取り付けておいてもよい。さらには、受材47と軸受部41を一体に形成してもよい。また、受材47は耐摩耗性および潤滑性の高い材料、例えば円板44と同じものを使用することが望ましい。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明のスクリュー構造体の支持構造は、例えば遊技場におけるタバコの吸殻処理装置に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明のスクリュー構造体の支持構造の要部分解斜視図。
【図2】同組立状態を示す一部破断要部正面図。
【図3】図2のIII−III矢視図。
【図4】図2のIV−IV矢視図。
【図5】スクリューエレメントの正面図および側面図。
【図6】同スクリュー構造体32を構成するスクリューユニットの接続状態を示す一部破断要部正面図
【図7】吸殻処理装置の1例を示す説明図。
【符号の説明】
【0038】
1 吸殻処理装置
2 テンプレート
3 樋体
4 吸殻搬送体
5 遊技具
6 落下孔
7 軸体
8 スクリュー構造体
9 継手
10 駆動モータ
11 軸受部
12 吸殻回収部
13 箱体
14 取手
15 開口部
【0039】
20 スクリューユニット
21 スクリューエレメント
22 第1軸
23 軸部
24 螺旋翼
25 第1軸挿通孔
26 第2軸挿通孔
27、28 挿通孔
29 縁面
30 ストッパ部材
31 第2軸
32 スクリュー構造体
【0040】
40 基盤
41 軸受部
42 ビス
43 支持孔
44 円板
45 コマ体
46 支持孔
47 受材
48 ビス孔
49 フランジ部
50 欠切部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸部(23) の外周に螺旋翼(24) が一体成型されると共に、その軸線上に第1軸挿通孔(25)が形成された樹脂製の複数のスクリューエレメント(21) と、それぞれの前記第1軸挿通孔(25) に挿通され、複数の前記スクリューエレメント(21) を軸方向に互いに密着して整列する断面外周が方形で且つ、その軸線上に内周の断面が方形な第2軸挿通孔(26) を有する第1軸(22) とによりスクリューユニット(20) を構成し、複数の前記スクリューユニット(20) が断面方形の第2軸(31) の両端部を前記第2軸挿通孔(26) に挿通することにより互いに連結して構成されるスクリュー構造体(32) の支持構造であって、
前記第2軸(31) が嵌着可能な断面方形な支持孔を有するコマ体(45) と、前記コマ体(45)を回転自在に支持する軸受部(41) とを備え、
前記軸受部(41) は基盤(40) に設置され、端部に位置するスクリューユニット(20) から突出する前記第2軸(31) は前記コマ体(45) の支持孔(46) に嵌着され、前記コマ体(45) は前記軸受部(41) に回転自在に支持され、前記コマ体(45) に嵌着された前記第2軸(31)の端面は、軸受部(41) に設けた受材(47) によりその軸方向移動が阻止されるように構成されていることを特徴とするスクリュー構造体の支持構造。
【請求項2】
請求項1において、前記スクリュー構造体(32)の支持構造は、遊技場におけるタバコの吸殻処理装置を構成するスクリュー構造体を支持するために用いられることを特徴とするスクリュー構造体の支持構造。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−220682(P2008−220682A)
【公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−63937(P2007−63937)
【出願日】平成19年3月13日(2007.3.13)
【出願人】(505252964)株式会社大平商会 (9)
【Fターム(参考)】