説明

スタティックフィルタパネルをフィルタ保持フレーム内で保持するカムロック装置

【課題】短時間でフィルター交換可能なフィルター保持アッセンブリを提供する。
【解決手段】フィルタ保持器アセンブリは、少なくとも1つのフレームであって、周壁部12、14、16、18と、この周壁部に対して実質的に垂直であり且つフィルタを支持するように適合された内向き周縁部20、22、24、26と、を有する少なくとも1つのフレームを含む。フィルタをフレーム内且つ内向き周縁部に圧接させるための、少なくとも1つのカムロックレバーが、内向き周縁部から第1の所定の距離において周壁部に固定される。このカムロックレバーは、自身の一方の端部にハンドル部分を、自身の反対側の端部にカム脚を備えたカムヘッドを有する。このカムロックレバーを回転させると、カム脚を開位置と、カム脚がフィルタに圧縮力を加えるクランプ位置との間で移動させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はタービン吸気濾過装置に関し、特に、1つ以上のフィルタを囲繞フレーム内で保持する装置を組み込んだフィルタ保持フレームアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
発電に用いられるガスタービンは、他の燃焼源に近い工業地帯に位置することが多く、その地域の大気は、高レベルの炭素等の微粒子を含んでいることがある。発電所が砂漠やその他の乾燥した環境に位置することもあり、その場合には、高レベルの砂等の粒子がタービンの性能を大幅に損なう可能性がある。したがって、吸気濾過システムを最適化して、粒子を含む空気が原因でタービン性能に及ぶ悪影響を最小限に抑えることが不可欠である。
【0003】
これまで、様々な方法によりフィルタをそれぞれの保持フレーム内に維持していた。例えば、上部溝が底部溝よりも深い水平溝を含む保持フレームでは、リフト・アンド・ドロップ法が用いられている。このようにすると、フィルタを上部溝内に挿入した後で、底部溝内に下ろすことができる。この方法の利点は、単純であることと、クリップ及び/又はクランプ具がないことである。しかし、フィルタとそのフレームのシーリングは、フィルタ用ガスケットを圧接する力を創出する、フィルタを通過する空気流に依存する。そのため、シーリングの効果は100パーセントではない。更に、一般的なV形セルフィルタの重さが原因で、この方法は前面パネルフィルタに適していない。また、4つのばねクリップを各フィルタのそれぞれのコーナー部に配置して、フィルタ用ガスケットの圧接をより確実にする、ばねクリップ法も用いられている。しかし、この方法は比較的複雑でコストがかかる上、ばねクリップが頑強ではない。別の技術では、フィルタの各コーナー部に配置されたねじクランプを用いて、フィルタ用ガスケットを圧接させる。この技術では、ガスケットを効果的に圧接させることができるものの、その確認が困難である。この技術を用いると、使用するねじの長さが原因で、フィルタの取り外しと交換の作業に時間がかかる。更に、これらのねじには、保持フレームから突出する程度の、健全性及び安全上の潜在的な危険性がある。更に、上記のいずれの方法も、単一のフレームアセンブリ内において背中合わせのV形セルフィルタの保持と密封のいずれにも適していない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第7540073号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
例示的且つ非限定的な第1の実施形態に従って、少なくとも1つのフレームであって、周壁部と、この周壁部に対して実質的に垂直であると共にフィルタを支持するように適合された内向き周縁部と、を有する少なくとも1つのフレームと、内向き周縁部から第1の所定の距離において周壁部に固定された、フィルタをフレーム内且つ内向き周縁部に圧接させる少なくとも1つのカムロックレバーと、を含むフィルタ保持器アセンブリを提供する。カムロックレバーは、自身の一方の端部にハンドル部分を、自身の反対側の端部にカム脚を備えたカムヘッドを有し、このカムロックレバーを回転させると、カム脚を開位置とクランプ位置との間で移動させることができる。このクランプ位置において、カム脚がフィルタに圧縮力を加える。
【0006】
別の態様において、本発明は、実質的に平面の格子を成す複数のフレームを含むフィルタ保持器アセンブリに関し、これらの複数のフレームの各々は、2対の実質的に平行な側壁を含む周壁部と、フィルタを支持するように適合された内向き周縁部とにより画成される。この格子は、4つの互いに隣接するフレームから成る少なくとも1つのグループを含み、この4つの互いに隣接するフレームの、集合した4つの側壁は、それぞれ交差してコーナー部の4つの四分円状区画を画成し、集合した4つの側壁の各々は、4つの互いに隣接するフレームの2つに共通している。周壁部は、2つのフィルタを積層して支持できるだけの高さを有する。コーナー部の4つの四分円状区画の各々は、内向き周縁部から第1の所定の距離において、集合した4つの側壁の1つにピボットピンにより固定された、2つのフィルタの一方を内向き周縁部に当接させてクランプする第1のカムロックレバーと、内向き周縁部から第2の所定の距離において、4つの側壁のうち隣接する1つの側壁にピボットピンにより固定された、2つのフィルタの他方を2つのフィルタのうちの第1のフィルタに当接させてクランプする第2のカムロックレバーと、を有し、各々のカムロックレバーは、自身の一方の端部にハンドル部分を、自身の反対側の端部のカムヘッドを含み、このカムロックレバーを回転させると、カム脚を開位置と、カムヘッドがそれぞれの1つのフィルタに圧縮力を加えるクランプ位置との間で移動させることができる。
【0007】
また別の態様において、本発明は、フィルタフレーム内でフィルタを保持するカムロックレバーに関する。このカムロックレバーは、一方の端部に細長ハンドル部分を含み、反対側の端部に実質的に円形のカムヘッドを含むと共に、この実質的に円形のカムヘッドから離れる方向に横方向に延在するカム脚を含む。
【0008】
次に、以下に記載の図面に関連して本発明を説明する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の例示的且つ非限定的な実施形態に従った単一のフィルタフレームの正面図である。
【図2】図1に示したフィルタフレームの底面図である。
【図3】図1の線3−3に沿った断面図である。
【図4】図1に示したフレームの側面図である。
【図5】フィルタが正位置に配置され、カムロックレバーが装着された状態の、図1の線5−5に沿った断面図である。
【図6】ロック位置及びロック解除位置(破線)にあるカムロックレバーを示す、図5のフィルタフレームを90度回転させた状態の部分断面図である。
【図7】本発明の例示的且つ非限定的な実施形態に従ったカムロックレバーの側面図である。
【図8】図7に示したカムロックレバーの縁視図である。
【図9】背中合わせのカムロックレバーを用いて多重フィルタフレームアセンブリ内で隣接するフィルタをクランプする、更に別の実施例を示す、図5と同様の断面図である。
【図10】2つのフィルタが1つのフレーム内で縦一列に積層され、互いに対して90度に配向された1対のカムロックレバーによりクランプされた更に別の実施例を示す、図5と同様の断面図である。
【図11】図10に示した積層フィルタ構造の部分斜視図である。
【図12】カムロックレバー用の別のピボットピン取付構造を示す部分断面図である。
【図13】図12に示したピボットピンを加締めるために用いる工具を示す側面図である。
【図14A】様々な図に示したカムロックレバーに適用される操作ハンドル又は工具を示す断面図である。
【図14B】様々な図に示したカムロックレバーに適用される操作ハンドル又は工具を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
まず図1〜4を参照すると、例示的且つ非限定的な実施形態のフィルタ保持フレーム10の形状は、2対の実質的に平行な側壁12、14、16、及び18から成る、実質的に四角形である。側壁のそれぞれの下縁部には、水平支持フランジ20、22、24、及び26が設けられており、本明細書に更に説明するように、実質的に平面状且つ実質的に四角形のフィルタを支持する。対向する側壁14及び18は各々、1対の穴28を備え、側壁12及び16は各々、1対の穴又は孔部30を備える。この実施例において、穴28は、壁部の下縁部から約73mmの位置に配置され、穴30は壁部の下縁部の上方約43mmの位置に配置される。図示のフレームは、単一のフィルタ又は縦一列に積層された1対のフィルタを保持するように設計されている。後者の場合は、穴28及び30内において、本明細書に更に説明するように支持フランジ20、22、24、及び26に対して異なる高さにカムロック装置が支持される。勿論、穴の位置は個々の用途に応じて変更可能である。
【0011】
図5に、フィルタの下側周縁部の周りに取り付けられた弾性ガスケット34を有する、実質的に四角形のフィルタ32の一部分を示す。このフィルタは、フィルタ保持フレーム10の下側水平支持フランジ20、22、24、及び26上において支持される。図5には更に、フィルタ保持フレーム10の1つの穴30内においてピボットピン35を用いて取り付けられた、カムロックレバー36を示す。図7及び8を参照すると、カムロックレバー36は、一方の端部に細長ハンドル部分38を、反対側の端部に実質的に円形のカムヘッド40を含む。カムヘッド40には、レバー36の長手軸に沿ってほぼ整合する、横方向に延在するカム脚42が備わっている(設けられている)。カム脚42は、タブ45によりカムヘッド40の円形面よりも軸方向に向こう側の位置に配置された、一方又は両方の端部に面取り縁部又は上向き縁部46を備えた側方延長部44を含むように形成されるが、その目的については本明細書で後述する。カムヘッド40の中心には、これもまたレバーの長手軸に沿って整合する取付穴又は孔部50が配置される。孔部50は、図5に示すピボットピン35を受けるように適合されており、このピボットピンにより、カムロックレバー36が穴30を介してフレーム10に回転可能に取り付けられる。
【0012】
特に図5及び6を参照すると、保持フレーム側壁12及び16における穴30の位置は、カムロックレバー36を開位置とクランプ位置との間で移動可能なように選択され、開位置において、カム脚42は、例えば図6に示すように保持フレーム側壁16と軽く係合しており、90度回転してクランプ位置になると、カム脚42は、面取り縁部又は上向き縁部46により、レバー38の回転方向にフィルタと滑らかに係合してフィルタ32の上面52に係合した後、フィルタ32とガスケット34とを水平支持フランジ20に圧接させる。これによって、フィルタ32の1つのコーナー部を保持フレーム内の正位置にクランプし、密封できることが理解されよう。また、カムロックレバー36には、オフセット部48が形成されており、このオフセット部48は、図5に最も良く示すように、保持フレーム側壁12とハンドル部分38との間に空間を設けて摩擦を低減させ、ハンドル部38のグリッピングと回転を容易にする。カムロックレバー36をフィルタの4つのコーナー部の各々に装着するにあたり、図1〜4の構成のような4つの取付穴30を利用する。
【0013】
図9の別の構成において、フィルタ保持フレームアセンブリは、部分的に2倍の厚さの共通の側壁112により形成される、隣接するフィルタ保持フレーム10、110を含む。この実施形態では、第2のカムロックレバー136が第1のレバー36と一緒に、但し側壁112の反対側に装着されている。長尺のピボットピン35により、二重カムロックレバーの組み付けが可能である。このようにして、1つの二重カムロック装置を用いて、2つの隣接するフィルタ32、132と、フィルタそれぞれのガスケット34、134とを、隣接する保持フレーム10、110内の隣接する支持面20、120上に別個にクランプできる。
【0014】
このフィルタ保持フレームアセンブリを拡張して、例えば4つの互いに隣接するフィルタフレームから成るグループを1つ以上含む平面格子を含め、4つの側壁が交差部で集合して4つの互いに隣接するフレームのコーナー部の4つの四分円状区画をそれぞれ画成するようにしてもよいことが理解されよう。4つの交差する側壁の各々は、4つの互いに隣接するフレームの2つに共通している。必要に応じて、交差部に近接する位置に1つ、2つ、又は4つ全部の側壁に上記のような二重カムロックレバー装置を設けてもよい。必要に応じて、格子全体にわたってこの構成を繰り返してもよい。
【0015】
しかし、本発明は、いかなる特定の保持フレーム構造にも限定されないことが理解されよう。
【0016】
図9の多重カムロックレバー構造に特に有用な、別のピボットピン構造を図2に示す。ピボットピン52は、第2のピン部品56内に収容される第1のピン部品54を含む。カムロックレバー36、136をフレーム保持壁部112に取り付ける際は、ピボットピンアセンブリを保持フレーム壁部の対向する側部から装着した後、工具60を用いて第1のピン部品54の中空端部を半径方向外方に加締めて第2のピン部品56の面取り縁部62にロック係合させることで、カムロックレバー36を保持フレーム壁部に永久的に固着させる。
【0017】
別の実施例では、図10及び11に最も良く示すように、単一の保持フレーム10内に1対のフィルタ32、232が縦一列に積層されているが、その場合は、追加のカムロックレバー64、164が、保持フレーム側壁14、18上の垂直方向に離間する穴28を用いて固定され、実質的に上記と同様に、第2の又は積層フィルタ232をクランプするために用いられる。穴30に取り付けられたカムロックレバーは、穴28に取り付けられたカムロックレバーに対して実質的に90度の角度を成して延在していることが理解されよう。このように、積層構成では、4つのカムロックレバーを用いて下側又は下流側フィルタ32のコーナー部をクランプしており、4つのカムロック装置を用いて上側又は上流側フィルタ232のコーナー部をクランプしているが、下側フィルタをクランプするカムロックレバーに対して90度の角度に配置されている。
【0018】
この構成では、上側又は上流側フィルタ232をフィルタ保持フレームから取り外す一方で、その下層にある下側又は下流側フィルタ32を保持フレーム内でクランプ及び密封したままにしておくことができる。このことは、上流側フィルタの取り外し/交換によって遊離した、いかなる粒子も下流側フィルタを通過させず、下流側フィルタをクランプ状態且つ密封状態に保つことにより、下流側フィルタではいかなる粒子の遊離も生じないという点で重要である。
【0019】
図11から明らかなように、積層フィルタ32、232は、部分的に図示した4つの互いに垂直なフィルタフレームの1つのフレーム内にあるものとして示されている。この場合も、二重カムロックレバー装置を便利に用いて、フィルタをそれぞれの隣接するフレーム内に固定しており、二重カムロックレバーが、上記のように4つの交差する保持フレーム側壁の各々に固定されることが理解されよう。
【0020】
本発明の別の特徴では、カムロックレバーが開位置又は閉(即ちクランプ)位置のいずれからも予期せず移動しないように、カムロックレバーと保持フレーム側壁に、共働する突起と凹みが設けられる。具体的には、凹み66(図11)が保持フレーム側壁に設けられており、カムロックレバー64、164に型打ち又はその他の方法で形成された突起68が、開位置及び閉(又はクランプ)位置のいずれでも、これらの凹み66に係合する。保持又はロック機能を果たすその他の実質的に等価の手段も使用可能である。
【0021】
図13に、図12に示したピボットピンアセンブリ52の変形に用いる工具60の支持に使用する、工具スタンドアセンブリ70を示す。必要に応じて、工具60を垂直軸及び水平軸72、74に沿って調節して、工具60を位置決めできる。同時に、フレーム112は、U字形支持フレーム76に保持される。なお、本図面では、個別のカムロックレバーを部分的にのみ示している。
【0022】
次に図14を参照すると、カムロックレバー操作ハンドル又は工具78が、カムロックレバー36の細長ハンドル部分38の遠端部に摺動可能に取り付けられ、回転させ易くなっている。工具78は中空スリーブから成り、この中空スリーブは、ハンドル部分38と実質的に同軸の第1の部分80と、この第1の部分80から離れる方向に角度を成して延在する斜め部分82とを含む。斜め部分82は、カムロックレバーを開位置と閉(又はクランプ)位置との間で回転させる際に、ユーザがより使い易いグリップ面となる。
【0023】
現時点で最も実用的且つ好ましいと思われる実施形態に関して本発明を説明したが、本発明は、開示の実施形態に限定されることはなく、むしろ、添付の特許請求の範囲に含まれる様々な改変及び等価の措置も包含することを意図している。
【符号の説明】
【0024】
10、110 フレーム
12、14、16、18、112 平行な側壁
20、22、24、26 水平支持フランジ
28、30 穴
50 取付穴又は孔部
32、132、232 フィルタ
34、134 ガスケット
35 ピボットピン
36、136、64、164 カムロックレバー
38 ハンドル部分
40 カムヘッド
42 カム脚
44 側方延長部
45 タブ
46 上向き縁部
48 オフセット部
52 ピボットピン
54 第1のピン部品
56 第2のピン部品
60 工具
62 面取り縁部
66 凹み
68 突起
70 工具スタンドアセンブリ
72、74 水平軸
76 支持フレーム
78 工具
80 第1の部分
82 斜め部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
周壁部(12、14、16、18)と、前記周壁部に対して実質的に垂直であり、フィルタ(32)を支持するように適合された内向き周縁部(20、22、24、26)と、を有する少なくとも1つのフレーム(10)と、
前記内向き周縁部から第1の所定の距離において前記周壁部に固定された、前記フィルタを前記フレーム内且つ前記内向き周縁部に圧接させる、少なくとも1つのカムロックレバー(36)と、を含む、フィルタ保持器アセンブリであって、
前記カムロックレバー(36)は、自身の一方の端部にハンドル部分(38)を有し、自身の反対側の端部にカム脚(42)を備えたカムヘッド(40)を有し、
前記カムロックレバー(36)を回転させることで、前記カム脚(42)を開位置とクランプ位置との間で移動させることができ、
前記クランプ位置において、前記カム脚(42)が前記フィルタ(32)に圧縮力を加える、フィルタ保持器アセンブリ。
【請求項2】
前記フレームの前記周壁部は、4つのコーナー部を画成する2対の実質的に平行な側壁(12、14及び16、18)を含み、前記2対の実質的に平行な側壁のうちの少なくとも1対の側壁の各々の対向する端部が、1つの前記カムロックレバー(36)を備える、請求項1に記載のフィルタ保持器アセンブリ。
【請求項3】
前記カムロックレバー(36)は、第1及び第2のピン部品(54、56)から成るピボットピンによって前記周壁部に固定されており、前記第1のピン部品(54)は変形して前記第2のピン部品(56)とロック係合する、請求項1に記載のフィルタ保持器アセンブリ。
【請求項4】
前記カム脚(42)は、少なくとも1つの上向き縁部(46)を有する、請求項1に記載のフィルタ保持器アセンブリ。
【請求項5】
前記カム脚(42)は、自身の対向する端部に上向き縁部(46)を有する、請求項1に記載のフィルタ保持器アセンブリ。
【請求項6】
前記ハンドル部分(38)には、前記ハンドル部分上に延在する第1の部分(80)と前記ハンドル部分の遠端部から離れる方向に角度を成して延在する第2の部分(82)とを有する操作工具(78)が取り付けられた、請求項1に記載のフィルタ保持器アセンブリ。
【請求項7】
前記少なくとも1つのフレーム(10)は、1対のフィルタ(32、132)を横並びの関係で保持するように適合された、隣接する少なくとも2つのフレーム(10、110)を含み、
ピボットピン(35)は、前記レバー(36)と前記周壁部の反対側の独立的に枢動可能な1つの追加のレバー(136)とにより形成された、二重カムロックレバーを支持し、
各レバーが、前記隣接するフィルタ(32、132)の1つずつを、前記隣接する少なくとも2つのフレームの1つずつに対して別々にクランプするように適合された、請求項1に記載のフィルタ保持器アセンブリ。
【請求項8】
前記少なくとも1つのフレームは、複数の同様のフィルタを保持するように適合された、実質的に平面状の秩序的な配列体(図11)を成す複数のフレームを含み、
前記配列体は、4つの別個のフレームの4つの側壁が交差する少なくとも1つのコーナー部を画成し、前記二重カムロックレバー(32、232)の一方が、前記少なくとも1つのコーナー部に近接する前記4つの側壁のうち少なくとも2つの側壁上で支持される、請求項1に記載のフィルタ保持器アセンブリ。
【請求項9】
前記周壁部(12、14、16、18)は、2つのフィルタ(32、232)を積層して支持できる十分な高さを有し、
前記実質的に平行な側壁の残りの1対の側壁の各々の対向する端部は、前記内向き周縁部(20、22、24、26)から前記第1の所定の距離よりも大きい第2の所定の距離においてピボットピンにより固定された、1つの前記カムロックレバー(64、164)を備える、請求項2に記載のフィルタ保持器アセンブリ。
【請求項10】
前記ハンドル部分と前記周壁部とは、前記少なくとも1つのカムロックレバーを前記開位置及び前記クランプ位置に保持する手段(66、68)を備える、請求項1に記載のフィルタ保持器アセンブリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14A】
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【図14B】
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【公開番号】特開2012−55884(P2012−55884A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−197909(P2011−197909)
【出願日】平成23年9月12日(2011.9.12)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【Fターム(参考)】