説明

ストロボ

【課題】 この発明の課題は、古いストロボ筐体の外観を脱却し、且つ発光部の破損、損傷などを防止し、ガイド番号の異なる発光部も備え、そのうえスポットも実現できるストロボを提供するものである。
【解決手段】 好ましくは扁平の角柱形で内部に電源機能、コントロール機能、及びその他の機能を含み発光機能を除いたストロボとして必要な機能を内蔵したストロボ本体と、該ストロボ本体の左右に設けられたストロボの発光機能である発光部と、該発光部に設けられそれぞれの発光部を発光させる選択をするスイッチと、カメラの発光を受光し前記発光部の選択された片方又は両方を発光させるスレーブと、前記ストロボ本体と一体的に形成され左右の前記発光部を収納する収納部とからなることを特徴とするストロボ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はスティックタイプのストロボでこのストロボの左右に設けた収納部に発光部を収納するようにしたトロボに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、所謂外付けのストロボもいろいろの形状が考察されユーザの購買意欲を高めようとされているが、比較的ストロボ自体の筐体が外部に直接露出していて傷などが付き易かったり、破損したり又古い筐体のイメージが強かったりしている。そこで、扁平な筐体を採用し、古いイメージを脱却し、しかもガイド番号も異なる発光部を左右に備え、要否に応じてストロボ本体の収納部から取り出しができしかもスポットも実現できるストロボが望まれている。
【特許文献1】特開平1−178944号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従って、この発明の課題は、古いストロボ筐体の外観を脱却し、且つ発光部の破損、損傷などを防止し、ガイド番号の異なる発光部も備え、そのうえスポットも実現できるストロボを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の課題を解決するために好ましくは扁平の角柱形で内部に電源機能、コントロール機能、及びその他の機能を含み発光機能を除いたストロボとして必要な機能を内蔵したストロボ本体と、該ストロボ本体の左右に設けられたストロボの発光機能である発光部と、該発光部に設けられそれぞれの発光部を発光させる選択をするスイッチと、カメラの発光を受光し前記発光部の選択された片方又は両方を発光させるスレーブと、前記ストロボ本体と一体的に形成され左右の前記発光部を収納する収納部とからなることで古いストロボの外観イメージを脱却できしかも発光部の破損、損傷が防止でき同時に、ガイド番号の異なる発光部を同時に発光できしかもスポットも実現できるストロボが提供できる。
【発明の効果】
【0005】
請求項1では左右の発光部を動じにまたは片方を発光できる効果がある。
請求項2では左右の発光部のガイド番号を異ならしめることができる効果がある。
請求項3では左右の発光部を外部からの何らかの衝撃に対して保護ができる効果がある。
請求項4では発光部に対してそれぞれスポット穴が形成できることで同時にスポット穴を利用できる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
(実施形態1)
以下、この発明の実施例を添付図面、図1に基づいて説明する。
図1の1はプラスチック製で扁平な長細い短冊状であり、両端は開口したストロボ本体である。この開口部にストロボ本体と寸法がやや小さい相似形のストロボの発光部2、3が左右から収納する構造になっている。
【0007】
ストロボ本体1と発光部2、3との収納状態は発光部2、3がややきつくストロボ本体1内に収納され、発光機能をさせる場合は収納状態から発光部2,3が現れ外部に露出するような寸法に設定してある。つまり、発光部2,3はスイッチとガイド機能を兼務したスイッチ4,5によってガイドされストロボ本体1の内外に収納露出する構造で、前記スイッチ4,5はストロボ本体1の側部の溝6,7に挿入されていて発光部2,3の突没時にガイドされるものである。
【0008】
ストロボ本体1の中央部にはストロボの電源機能、コントロール機能等発光部以外のストロボのその他の機能が収納されている中枢部8が設けられている。従ってストロボ本体1はケース内で中枢部8と発光部2,3を収納する収納部9,10に内部で区画されている。
【0009】
前記ストロボ本体1の収納部9,10の前記発行部2,3に対応する位置にはスポット穴11,12が開けられている。発光部2,3の頭部にはスレーブ13、14が設けてあってカメラの発光があるとこれに感応してストロボ本体1によって発光部2,3を発光させるものである。尚この場合スレーブ13は発光部2の頭部にあるので図面には現れていない。
【0010】
かくして、ストロボ本体1の発光部2を使用する場合は発光部2をストロボ本体1の収納部9よりスイッチ4を摘んで矢印X方向、つまり矢印Bと反対方向に引き出す。スイッチ4は溝6内に挿入されているから溝6に案内されて発光部2を外部へ露出されるわけである。勿論スイッチ4は発光部2の側壁に固定されているものである。
【0011】
前記発光部3をストロボ本体1から露出する場合も前記発行部2を露出させる時と同じでスイッチ5を摘んで発光部3を矢印Y方向、矢印Aと反対方向にそれぞれ動かすと発光部3は外部に露出できる。前記スレーブ13,14がカメラの光を受光すると予めスイッチ4,5がONしてあるから発光部2,3は発光する。
【0012】
勿論発光部2,3は単独に収納部9,10に対して突没できるものである。外部に露出した発光部2,3をストロボ本体1に収納する場合は発光部2,3を露出する場合の逆の操作を行えばよく、これによって発光部2,3はすべてストロボ本体内に収納されることになる。尚発光部2,3のガイド番号はそれぞれ異ならしめているから、撮影者はそれぞれのガイド番号の発光部2,3を選択できる。
【0013】
次にスポットを利用する場合は前記発行部2,3を収納部9,10に収納するとスポット穴11,12は発光部2,3の全面に対応しているからスポット穴11,12を通してストロボ発光の光を得ることができるものである。勿論必要に応じてスポット穴11,12の直径を任意に選択すればよい。前記スイッチ4,5は発光部2、或いは3を発光させる状態にするスイッチで押し込みタイプでオン、オフするものである。
【0014】
このようにガイド番号を異ならしめた発光部2,3を構成したので必要に応じてガイド番号の異なる発光を行うことができる。またこれらガイド番号のことなる光に対してスポット穴11,12によってスポットが実現できしかも発光部2,3は単独または左右の利用ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】この発明に係わるストロボ本体の斜視図。(実施形態1)
【符号の説明】
【0016】
1 ストロボ本体
2、3 発光部
4、5 スイッチ
6、7 溝
8 中枢部
9、10 収納部
11、12 スポット穴
13、14 スレーブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
好ましくは扁平の角柱形で内部に電源機能、コントロール機能、及びその他の機能を含み発光機能を除いたストロボとして必要な機能を内蔵したストロボ本体と、該ストロボ本体の左右に設けられたストロボの発光機能である発光部と、該発光部に設けられそれぞれの発光部を発光させる選択をするスイッチと、カメラの発光を受光し前記発光部の選択された片方又は両方を発光させるスレーブと、前記ストロボ本体と一体的に形成され左右の前記発光部を収納する収納部とからなることを特徴とするストロボ。
【請求項2】
前記ストロボ本体の左右に設けられた発光部はそれぞれガイド番号を異ならしめてなることを特徴とする請求項1記載のストロボ。
【請求項3】
前記ストロボ本体の左右に形成された発光部はストロボ本体に対して左右に移動する嵌合構造としてなることを特徴とする請求項1記載のストロボ。
【請求項4】
前記発光部が収納されたストロボ本体には前記発光部に対応してスポット穴を形成してなることを特徴とするストロボ。

【図1】
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