説明

ストロークリップ

【課題】 コップ等容器の中で、ストローが傾いたりしないように保持する補助具を提供する。
【解決手段】 ストロークリップ本体(1)の基盤下方には外部サポート保持片(2)と内部サポート保持片(3)が一体に設けられ、容器(6)の上縁外壁と内壁を押し付けるために、夫々の保持片先端を屈曲し弾性状に成し、ストロークリップ本体(1)を容器(6)の上縁より挿入すると容器(6)に保持固定される。内部サポート保持片(3)の上段基盤先端にはストロー(5)を上部より差込み固定するためのストロー保持部(4)を設け、該ストロー保持部(4)は上下にガイド部を有し、夫々にストロー(5)を挿入するための貫通穴(9)、(10)を設け、容器(6)の上縁にストロークリップ本体(1)を着脱自在にし、ストロー(5)をガイド保持することを特徴とするストロークリップ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ストローを容易に口元に近づけるための補助具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ストローはコップ等容器を傾けることなく中のジュース類を飲むために利用されている。この場合、ストローを単にコップ内に差込んで、一方の手でコップ等容器を保持し、他方の手でそのストローを保持しながら口元に導きジュース類を飲んでいた。
【特許文献1】特開2000−308559号公報
【特許文献2】特開2000−333809号公報
【特許文献3】登録実用新案第3040331号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために、次のような問題点があった。
従来、ストローはコップ等容器内のジュース類に差し込まれた状態にあり、飲むときは手を添えて飲み口を口元に導いて、他方の手で容器を保持している。しかし、手の不自由な高齢者や、小さなお子さんは、一方の手でコップを持ち、他方の手でストローを口元に近づけることに困難なこともあった。
また、健常者においても手が自由にならない場合などでは、ストローを口元に近づけるのに手間がかかることもあった。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記問題を解決するために、ストロークリップ本体(1)の基盤下方には外部サポート保持片(2)と内部サポート保持片(3)が一体に設けられ容器(6)の上縁外壁と内壁を押し付けるために、夫々の保持片先端を屈曲し弾性状に成し、ストロークリップ本体(1)を容器(6)上縁より挿入すると容器(6)に保持固定される。内部サポート保持片(3)の上段基盤先端にはストロー(5)を上部より差込み固定するためのストロー保持部(4)を設け、該ストロー保持部(4)は上下にガイド部を有し、夫々にストロー(5)を挿入するための貫通穴を設け、容器(6)の上縁にストロークリップ本体(1)を着脱自在にし、ストロー(5)をガイド保持する補助具を提供する。
【発明の効果】
【0005】
着脱可能な本品を、コップ等容器の上縁に取付けストロー保持部にストローを差し込むことで、コップ等容器内でストローが傾いたりせず、容易に口元にストローを近づけることができるので、障害等で手が自由に動かない方でも容易にストローを介してジュース類を飲むことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施形態について説明する。
(イ)ストロークリップ本体(1)の基盤下方には外部サポート保持片(2)と内部サポート保持片(3)が一体に設けられ、容器(6)の上縁の外壁(11)と内壁(12)を押し付けるために夫々の保持片は弾性を成し、先端部は屈曲し屈曲部(7)、(8)を設けている。
(ロ)ストロー(5)を挿入保持するために、内部サポート保持片(3)の上段基盤先端にストロー保持部(4)を上下2段に設け、夫々にストロー(5)を挿入するためのガイド用貫通穴(9)、(10)を設ける。
本発明は以上のような構成でこれを使用する場合の手順について説明する。
(イ)ストロークリップ本体(1)の基盤下方にある外部サポート保持片(2)と内部サポート保持片(3)の隙間を容器(6)の上縁に挿し込む。
(ロ)次に、ストロー(5)を上下2段のストロー保持部(4)の貫通穴に上方より挿入し、徐々に挿し込んでいく。
(ハ)ストロー(5)の下端は容器(6)の内面に接しながら下がる。この時、ストロー自身の持つ弾性力がストロー保持部(4)を介して外部サポート保持片(2)と内部サポート保持片(3)の夫々の屈曲部(7)、(8)が、容器(6)の上縁の外壁(11)及び内壁(12)を押し付けることにより、ストロークリップ本体(1)及びストロー(5)は固定保持できる。
(ニ)取り外す場合は、ストロー(5)を上方に引き抜くか、ストロークリップ本体(1)を容器(6)の上縁より取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明のストロークリップの斜視図
【図2】本発明の取付け使用を示す状態図(コップ等容器に挿しかけた状態)
【図3】本発明の取付け使用を示す状態図(ストローを差し込んだ状態)
【図4】本発明の取付け使用を示す状態図(ストローを固定保持した状態)
【符号の説明】
【0008】
1 ストロークリップ本体
2 外部サポート保持片
3 内部サポート保持片
4 ストロー保持部
5 ストロー
6 容器
7 屈曲部
8 屈曲部
9 貫通穴
10 貫通穴
11 外壁
12 内壁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ストロークリップ本体(1)の基盤下方には外部サポート保持片(2)と内部サポート保持片(3)が一体に設けられ、容器(6)の上縁外壁と内壁を押し付けるために、夫々の保持片(2)、(3)の先端を屈曲し弾性状に成し、ストロークリップ本体(1)を容器(6)の上縁より挿入すると、該ストロークリップ本体(1)は容器(6)に保持固定され、内部サポート保持片(3)の上段基盤先端にはストロー(5)を上部より差込み固定するためのストロー保持部(4)を設け、該ストロー保持部(4)は上下にガイド部を有し、夫々にストロー(5)を挿入するための貫通穴を設け、容器(6)の上縁にストロークリップ本体(1)を着脱自在にし、ストロー(5)をガイド保持することを特徴とするストロークリップ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−19883(P2011−19883A)
【公開日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−182859(P2009−182859)
【出願日】平成21年7月14日(2009.7.14)
【出願人】(501478931)
【Fターム(参考)】