説明

スパッツ

【課題】一足のスパッツでショートタイプとロングタイプの2種の丈に調節できる。
【解決手段】レッグ部の丈が短いショートタイプと丈が長いロングタイプに使い分け可能とする第1ストッパー用バンド部と第2ストッパー用バンド部とを、該レッグ部の長さ方向に間隔をあけて設け、前記第1、第2ストッパー用バンド部は他の部位より緊締力を大とした編地を周方向に連続させて設け、第1ストッパー用バンド部は前記レッグ部の下端領域に設けると共に、前記第2ストッパー用バンド部は第1ストッパー用バンド部より上方の領域に設け、前記ショートタイプでは、前記第1ストッパー用バンド部をふくらはぎの下端に位置させると共に前記第2ストッパー用バンド部を膝下に位置させる一方、前記ロングタイプでは、前記第1ストッパー用バンド部を足首に位置させ、前記第2ストッパー用バンド部をふくらはぎの下端に位置させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はスパッツに関し、詳しくは、スパッツの丈を任意に調節できるものである。
【背景技術】
【0002】
伸縮性のある素材からなり、腰から脚までをぴったりと覆うスパッツは、性別を問わず幅広い年齢層の人に着用されており、保温機能や、サポート機能、補整、引き締め機能等、種々の機能を有するスパッツが提案されている(特公平7−49602号公報参照)。
一方、スパッツの丈は、着用時にスパッツの裾部が膝下付近に位置する5分丈や、裾部がふくらはぎの下端付近に位置する7分丈、前記裾部が足首付近に位置する10分丈などさまざまであり、用途や服装等に応じた丈のスパッツを着用することが好ましい。しかし、このためには、丈が相違するスパッツを多種類購入し、これらを丈に応じて分類しておく必要があり、コストや手間がかかるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特公平7−49602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、一足のスパッツでショートタイプとロングタイプの2種の丈に調節でき、かつ調節した位置に安定保持できるスパッツを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するため、本発明は、パンティ部と、該パンティ部に連続する一対のレッグ部を有する伸縮性編地からなるスパッツであって、
前記レッグ部の丈が短いショートタイプと丈が長いロングタイプに使い分け可能とする第1ストッパー用バンド部と第2ストッパー用バンド部とを、該レッグ部の長さ方向に間隔をあけて設け、
前記第1、第2ストッパー用バンド部は他の部位より緊締力を大とした編地を周方向に連続させて設け、第1ストッパー用バンド部は前記レッグ部の下端領域に設けると共に、前記第2ストッパー用バンド部は第1ストッパー用バンド部より上方の領域に設け、
前記ショートタイプでは、前記第1ストッパー用バンド部をふくらはぎの下端に位置させると共に前記第2ストッパー用バンド部を膝下に位置させる一方、
前記ロングタイプでは、前記第1ストッパー用バンド部を足首に位置させ、前記第2ストッパー用バンド部をふくらはぎの下端に位置させることを特徴とするスパッツを提供している。
【0006】
前記のように、本発明のスパッツには緊締力を大とした2つのストッパー用バンド部をレッグ部の長さ方向に間隔をあけて設けており、これらの位置を着用時に移動させるだけでショートタイプとロングタイプの2種類の丈が1足のスパッツで実現できる。よって、従来のように、丈の相違するスパッツを多種類揃える必要がなくなり、コストや手間を省くことができる。また、前記のように、第1、第2ストッパー用バンド部の緊締力を大としているため、該第1、第2ストッパー用バンド部は移動させた位置からずり上がったり、ずり下がったりすることなく所定位置に安定保持することができる。
【0007】
具体的には、裾部に連続させて設ける第1ストッパー用バンド部をふくらはぎの下端に位置させ、前記第1ストッパー用バンド部より上部位置に設ける第2ストッパー用バンド部を膝下に位置させて着用するとショートタイプの7分丈となり、前記第1ストッパー用バンド部を足首に位置させ、第2ストッパー用バンド部をふくらはぎの下端に位置させて着用するとロングタイプの10分丈となるスパッツを得ることができる。即ち、本発明のスパッツは、第1ストッパー用バンド部および第2ストッパー用バンド部の位置を移動させるだけで、7分〜10分丈の範囲内の任意の丈で着用することができる。
【0008】
ロングタイプとした場合、ショートタイプに比べてレッグ部の丈が長くなるが、本発明のスパッツは伸縮性編地で形成しているため、編地が伸びることにより対応できる。また、緊締力の大きな第1、第2ストッパー用バンド部が足首周りとふくらはぎの下端周りでしっかりと保持されるため、上方へのずり上がりを足の径が太くなる2ヶ所で防止することができる。
【0009】
一方、ショートタイプとした場合、ロングタイプに比べてレッグ部の丈が短くなるが、通常に着用するとショートタイプとなるように編成し、着用によって前記第1、第2ストッパー用バンド部がふくらはぎの下端と膝下に配置されるように位置決めしておくことで、膝の屈伸にも適合し、レッグ部の余分な弛みを防止する。これにより、着用時に第1、第2ストッパー用バンド部の位置を特段意識しなくても、スパッツの裾部を所望の位置に移動させるだけで、第1、第2ストッパー用バンド部も前記所定位置に移動させることが可能となる。
なお、第1ストッパー用バンド部は、前記のように裾部に連続して設ける一方、第2ストッパー用バンド部は、第1ストッパー用バンド部の上端から第2ストッパー用バンド部の下端までの距離が最大緊張縦伸び寸法(両端を手で持ってこれ以上伸びない緊張を与えたときの縦伸び寸法)で22〜32%程度となるように設けておくことが好ましい。
【0010】
前記第1、第2ストッパー用バンド部の編地は、前記レッグ部における他の部分の編地より編目を密にして編成すると共に、前記第1ストッパー用バンド部の編目を最も密にして編成し、
前記第1ストッパー用バンド部の上端には前記第1ストッパー用バンド部に向けて編目の密度を順次高めていくグラデーション部を連続させていると共に、前記第2ストッパー用バンド部の上端および下端にも前記第2ストッパー用バンド部に向けて編目の密度を順次高めていくグラデーション部を連続させていることが好ましい。
【0011】
前記のように、第1、第2ストッパー用バンド部の編地を、前記レッグ部における他の部分の編地より編目を密にして編成することにより、第1、第2ストッパー用バンド部の緊締力を他の部分よりも高めることができる。特に、着用時の第1、第2ストッパー用バンド部の係止位置において、足の形状に即して無理な着圧を加えることなく2ヶ所の緊締力のバランスを保つことによって所定の丈をしっかりと保持し、位置ズレ、ずり上がりを効果的に防止できる。
具体的には、編目のループ長さを短くすることにより編目を密に編成でき、編目の密度を高めることにより編地の横伸び寸法が低減して編地の緊締力が増大する。
【0012】
また、前記のように、第1ストッパー用バンド部の上端および第2ストッパー用バンド部の上下端に、第1、第2ストッパー用バンド部に向けて編目の密度を順次高めていくグラデーション部を設けることにより、連続した外観を与えることができると共に、違和感がなくフィット性においても優れたものとなる。
また、7分丈から10分丈に調整可能なスパッツでは、前記第1、第2ストッパー用バンド部に隣接するグラデーション部に加え、全体的に足の形状に即した着圧となるよう
編目の密度を変化させる緩やかなグラデーション編形成としてもよい。
【0013】
前記第1、第2ストッパー用バンド部のバンド幅を1cm〜5cm、前記第1ストッパー用バンド部の最大緊張横伸び寸法を20cm〜26cmとすると共に、第2ストッパー用バンド部の最大緊張横伸び寸法を27cm〜33cmとしていることが好ましい。
【0014】
第1、第2ストッパー用バンド部のバンド幅は広い程、緊締力が高まり位置ズレを防止することができるが、幅が広すぎると伸びにくく圧迫感も増大する。したがって、前記のように、第1、第2ストッパー用バンド幅は1cm〜5cmとすることが好ましく、1.5cm〜3.5cmとすることが特に好ましい。
【0015】
最大緊張横伸び寸法とは、両端を手で持ってこれ以上伸びない緊張を与えたときの横伸び寸法を意味し、前記のように、前記第1ストッパー用バンド部の最大緊張横伸び寸法を20cm〜26cmとし、第2ストッパー用バンド部の最大緊張横伸び寸法を27cm〜33cmとすることにより、着用位置に関係なく、過度な圧迫感を与えることなく、ロングタイプ、ショートタイプいずれの丈もしっかりと保持して位置ズレを防止することができる。
また、前記第1ストッパー用バンド部の最大緊張横伸び寸法は、隣接する前記グラデーション部を介して連続する上側の編地の最大緊張横伸び寸法の55〜90%程度とすることが好ましい。さらに、前記第2ストッパー用バンド部の最大緊張横伸び寸法は、上下に隣接する前記グラデーション部を介して連続する上側、下側の編地の最大緊張横伸び寸法の70〜95%程度とすることが好ましい。
【0016】
本発明のスパッツを形成する伸縮性編地は丸編地からなる。具体的には、筒状に編成された1対の丸編地を用い、パンティ部に相当する部分に切れ目を入れて裁断線同士をつき合わせて縫着し、一体化させることによりスパッツを形成することができる。スパッツの履き口部および裾部はダブルウエルトであってもシングルウエルトであってもよく、また、押え縫いあるいはレース仕様であってもよい。
【0017】
編成する編み糸は伸縮性糸であればよく、例えば、ポリウレタン弾性糸にナイロンを巻き付けたカバーリングヤーン、あるいはウーリーナイロン、ナイロンとキュプラ等の混合糸等との交編が好適に用いられる。また、編み糸の太さはカバーリングヤーンの場合、40〜90デシテックスのものが好適に用いられる。
編組織は、プレーン(平編組織)でよいが、種々の編組織を組み合わせてもよい。
【0018】
なお、本発明のスパッツの第1、第2ストッパー用バンド部は他の部分よりも緊締力を大としているため、外観上の目印を設けなくとも着用時にストッパー用バンド部の位置を認識でき、よって、デザイン上の観点から目印を設けなくとも良い。しかしながら、第1、第2ストッパー用バンド部に、外観上識別できる目印ラインや目印柄を設けていてもよい。このように目印を付しておくと、着用者が急いで着用する場合等に好適であり、かつ着用後に第1、第2ストッパー用バンド部が意図した位置にあるか否かを確認することができる。
【発明の効果】
【0019】
前述したように、本発明のスパッツには、緊締力を大とした2つのストッパー用バンド部をレッグ部の長さ方向に間隔をあけて設けているため、着用時にこれらの位置を移動させるだけでショートタイプとロングタイプの2種類の丈が1足のスパッツで実現できる。よって、従来のように、丈の相違するスパッツを多種類揃える必要がなくなり、コストや手間を省くことができる。また、第1、第2ストッパー用バンド部の緊締力を大としているため、該第1、第2ストッパー用バンド部は移動させた位置からずり上がったり、あるいはずり下がったりすることなく所定位置に安定保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本実施形態のスパッツの平面図である。
【図2】(A)(B)は本実施形態の着用状態を示す図面である。
【図3】レッグ部を形成する編地の編み密度(緊締力)の違いを示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明のスパッツの実施形態を図面を参照して説明する。
本実施形態のスパッツ1は、図1に示すように、履き口部2に連続するパンティ部3と、該パンティ部3に連続する一対のレッグ部4からなる。レッグ部4には、緊締力を大とした編地からなる第1ストッパー用バンド部6および第2ストッパー用バンド部7を、長さ方向に間隔をあけて設けている。
即ち、レッグ部4の下端領域の裾部5の上部に第1ストッパー用バンド部6を設け、該第1ストッパー用バンド部6の上部に所定の間隔をあけて第2ストッパー用バンド部7を設けている。第1ストッパー用バンド部6および第2ストッパー用バンド部7の位置を移動させることにより、丈の短いショートタイプと、丈の長いロングタイプとに使い分けることができる構成としている。
【0022】
本実施形態のスパッツ1では、図2(A)のように、第1ストッパー用バンド部6をふくらはぎの下端に位置させ、第2ストッパー用バンド部7を膝下に位置させて着用すると7分丈となり、図2(B)のように、第1ストッパー用バンド部6を足首に位置させ、第2ストッパー用バンド部7をふくらはぎの下端に位置させて着用すると10分丈となる。
なお、図1、図2では第1、第2ストッパー用バンド部6、7の位置を明確にするために斜線を付して図示しているが、スパッツ1の外観上において第1、第2ストッパー用バンド部6、7は他の部位と同じ色として識別できないようにしている。
【0023】
スパッツ1は、伸縮性糸からなる編糸で筒状に編成された一対の丸編地を用い、パンティ部3に相当する部分に切れ目を入れて裁断線同士をつき合わせて縫着し、一体化させることにより形成している。スパッツ1の上端の履き口部2および下端の裾部5はダブルウエルトの端末編組織とし、レッグ部4をプレーン(平編組織)のみで編成している。
また、伸縮性糸として、本実施形態ではポリウレタン弾性芯糸にナイロンを巻き付けた66デシテックスのシングルカバーリングヤーンを用いている。
【0024】
第1、第2ストッパー用バンド部6、7は、レッグ部4の全周にわたって幅Wで形成しており、本実施形態では幅Wを2cmとしている。また、第1ストッパー用バンド部6は前記のように裾部5の上端に連続して設け、第2ストッパー用バンド部7の下端は、平置状態で、第1ストッパー用バンド部6の上端から距離L1をあけた位置に設けている。本実施形態では、距離L1を10cmとし、レッグ部4の全長L(L=40cm)の25%としている。該構成におけるL1の縦伸びは28%であった。前記スパッツ1は、裾部5を引っ張らずに通常に着用されると図2(A)に示すショートタイプの7分丈となり、第1ストッパー用バンド部6はふくらはぎの下端に、第2ストッパー用バンド部7は膝下に配置されるように位置決めしている。また、第1ストッパー用バンド部6を足首に、第2ストッパー用バンド部7をふくらはぎの下端に移動させると、図2(B)に示すようなロングタイプの10分丈となる。
【0025】
図3は、レッグ部4を形成する編地の各部位における編み密度(緊締力)の違いを模式的に示している。編目を密に編成すると横伸び寸法は小さくなり、編地の緊締力が増大する。図3に示すレッグ部の各部位(4A〜4G、6、7)の横幅は、各部位の横伸び寸法(表1参照)に比例させており、レッグ部の横幅が小さい部位ほど、編目が密に編成され緊締力が大きいことを示している。
【0026】
図3に示すように、本実施形態では第1ストッパー用バンド部6と第2ストッパー用バンド部7を他の部位より編目ループを短くして編目を密に編成し、緊締力を大としている。特に、第1ストッパー用バンド部6の編目を最も密に編成して緊締力を最大としている。本実施形態では、表1に示すように、第1ストッパー用バンド部6の最大緊張横伸び寸法を23cmとし、上側部位4Fの最大緊張横伸び寸法(33cm)の約70%の横伸び寸法としている。また、第2ストッパー用バンド部7の最大緊張横伸び寸法を30cmとし、上側部位4Cおよび下側部位4Fの最大緊張横伸び寸法(33cm)の約91%の横伸び寸法としている。なお、ここでいう最大緊張横伸び寸法とは、両端を手で持ってこれ以上伸びない緊張を与えたときの横伸び寸法をいう。
【0027】
また、第1ストッパー用バンド部6と上側部位4Fとの間には、第1ストッパー用バンド部6に向けて編目の密度を順次高めていくグラデーション部4Gを設けている。さらに、第2ストッパー用バンド部7と上側部位4C、第2ストッパー用バンド部7と下側部位4Fとの間にも、第2ストッパー用バンド部7に向けて編目の密度を順次高めていくグラデーション部4D、4Eを設けている。また、本実施形態のスパッツ1では、前記グラデーション部4D、4E、4Gに加え、太ももの上部から下部にかけて編目の密度を順次高めていくグラデーション部4Bも設けている。
表1は、本実施形態におけるレッグ部各部位の最大緊張横伸び寸法を示しているが、グラデーション部4B、4D、4E、4Gは該横伸び寸法が順次変化するため表には記載していない。
【0028】
【表1】

【0029】
前記構成によれば、緊締力を大とした第1、第2ストッパー用バンド部6、7の位置を着用時に移動させるだけでショートタイプ(7分丈)とロングタイプ(10分丈)の2種類の丈が1足のスパッツで実現できる。また、この丈の範囲において任意の丈、例えば、8〜9分丈においても同様の着用形態を得ることができる。よって、従来のように、丈の相違するスパッツを多種類揃える必要がなくなり、コストや手間を省くことができる。また、前記のように、第1、第2ストッパー用バンド部の緊締力を大とし、着用時の第1、第2ストッパー用バンド部の係止位置において、足の形状に即して無理な着圧を加えることなく2ヶ所の緊締力のバランスを保つことによって所定の丈をしっかりと保持し、位置ズレ、ずり上がりを効果的に防止できる。
【0030】
また、前記のように、第1ストッパー用バンド部6の上端および第2ストッパー用バンド部7の上下端に、第1、第2ストッパー用バンド部6、7に向けて編目の密度を順次高めていくグラデーション部4G、4D、4Eを設けることにより、連続した外観を与えることができると共に、違和感がなくフィット性も高めることができる。
なお、パンティ部3は、補整、引き締め機能等を付加するなど任意の構成としてもよい。
【符号の説明】
【0031】
1 スパッツ
2 履き口部
3 パンティ部
4 レッグ部
5 裾部
6 第1ストッパー用バンド部
7 第2ストッパー用バンド部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パンティ部と、該パンティ部に連続する一対のレッグ部を有する伸縮性編地からなるスパッツであって、
前記レッグ部の丈が短いショートタイプと丈が長いロングタイプに使い分け可能とする第1ストッパー用バンド部と第2ストッパー用バンド部とを、該レッグ部の長さ方向に間隔をあけて設け、
前記第1、第2ストッパー用バンド部は他の部位より緊締力を大とした編地を周方向に連続させて設け、第1ストッパー用バンド部は前記レッグ部の下端領域に設けると共に、前記第2ストッパー用バンド部は第1ストッパー用バンド部より上方の領域に設け、
前記ショートタイプでは、前記第1ストッパー用バンド部をふくらはぎの下端に位置させると共に前記第2ストッパー用バンド部を膝下に位置させる一方、
前記ロングタイプでは、前記第1ストッパー用バンド部を足首に位置させ、前記第2ストッパー用バンド部をふくらはぎの下端に位置させることを特徴とするスパッツ。
【請求項2】
前記スパッツの着用丈が7分〜10分の範囲内にある請求項1に記載のスパッツ。
【請求項3】
前記第1、第2ストッパー用バンド部の編地は、前記レッグ部における他の部分の編地より編目を密にして編成すると共に、前記第1ストッパー用バンド部の編目を最も密にして編成し、
前記第1ストッパー用バンド部の上端には前記第1ストッパー用バンド部に向けて編目の密度を順次高めていくグラデーション部を連続させていると共に、前記第2ストッパー用バンド部の上端および下端にも前記第2ストッパー用バンド部に向けて編目の密度を順次高めていくグラデーション部を連続させている請求項1または請求項2に記載のスパッツ。
【請求項4】
前記第1、第2ストッパー用バンド部のバンド幅を1cm〜5cmとし、前記第1ストッパー用バンド部の最大緊張横伸び寸法を20cm〜26cm、第2ストッパー用バンド部の最大緊張横伸び寸法を27cm〜33cmとしている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のスパッツ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate