説明

スパム宣言を利用したウェブページ検索装置及び方法

【課題】ユーザが特定のブログ(ウェブページ)を自ら検索の対象から外すことができるようにするとともに、他のユーザが行ったこれらの措置に関する情報を利用できるようにする技術を提供すること。
【解決手段】ウェブページ検索装置は、ユーザから特定のウェブページが検索結果に表示されないようにするスパム宣言を受け付けるスパム宣言受付手段110と、前記スパム宣言受付手段110により受け付けたスパム宣言を、前記ユーザを特定する情報とともに記録するスパム宣言記録手段230と、前記スパム宣言記録手段230に記録されたスパム宣言に係るウェブページを検索対象から外して検索をするウェブページ検索手段180と、前記ウェブページ検索手段180による検索結果を表示指示するウェブページ検索結果表示指示手段190とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェブページ検索装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、WWW上の情報を調べる際に検索エンジンが利用されている。これらの多くは自分の調べたい対象のキーワードを入力することにより、このキーワードを含むウェブページが検索結果として表示される。ユーザが求めるウェブページを効率的に検索するために、キーワードの絞込みや推薦に関する技術が数多く提案されている(例えば、特許文献1他多数)。
【0003】
【特許文献1】特開2007−172092号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、近年、日記形式で個人が情報を発信するブログが頻繁に利用されるようになったことに伴い、倫理観に欠ける内容や、意味のないウェブページの出現も増え、検索エンジンでの検索処理においてそれらが大量にひっかかるため、真面目な検索を行おうとする者にとって効率的な検索ができないという問題点が生じている。更に、検索結果から所定の条件を備えるウェブページを排除するフィルタ技術も提案されているが、自分にとっては意味のないウェブページであっても、他人にとっては、有用である場合もあり、画一的なフィルタ技術では、このような要求に応えることができない、という問題もある。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題点を解決するため、ユーザがこれらのブログ(ウェブページ)を自ら検索の対象から外すことができるようにするとともに、他のユーザが行ったこれらの措置に関する情報を利用できるようにする技術を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、検索の対象から外したいウェブページをユーザが予め指定しておくことにより、当該ユーザが行う検索からこれらのウェブページを除外する仕組みを見出し、本発明を完成するに至った。本発明は、具体的には次のようなものを提供する。
【0007】
(1) ユーザから特定のウェブページが検索結果に表示されないようにするスパム宣言を受け付けるスパム宣言受付手段と、
前記スパム宣言受付手段により受け付けたスパム宣言を、前記ユーザを特定する情報とともに記録するスパム宣言記録手段と、
前記スパム宣言記録手段に記録されたスパム宣言に係るウェブページを検索対象から外して検索をするウェブページ検索手段と、
前記ウェブページ検索手段による検索結果を表示指示するウェブページ検索結果表示指示手段と、
を備えるウェブページ検索装置。
【0008】
本発明のこのような構成によれば、ユーザは検索結果から除外したいウェブページに対してスパム宣言をすることにより、スパム宣言をしたウェブページを検索対象から除外するので、ユーザは自分にとって価値あるウェブページに絞って有効な検索を効率よく行うことができる。また、システムの運用面からも検索処理を行うコンピュータ資源を効率的に利用できる。
【0009】
(2) 前記スパム宣言受付手段によりスパム宣言を受け付けた回数を前記ウェブページ別に集計するスパム宣言集計手段と、
前記スパム宣言集計手段により集計した結果を記録するスパム宣言集計結果記録手段と、
特定のウェブページに係る情報を受け付けるウェブページ関連情報受付手段と、
前記ウェブページ関連情報受付手段により受け付けた情報に基づき前記スパム宣言集計結果記録手段に記録された前記特定のウェブページに係る集計の結果を前記スパム宣言集計結果記録手段から読み出して、ユーザの端末に表示指示するスパム宣言集計結果表示指示手段と、
をさらに備えることを特徴とする(1)に記載のウェブページ検索装置。
【0010】
本発明のこのような構成によれば、ユーザは、自分が行った検索の検索結果に示されたウェブページに対して、他のユーザがスパム宣言した回数を知ることができるので、自分がスパム宣言するか否かの参考とすることができる。また、スパム宣言しない場合であっても、当該ウェブページの内容を見るときに、参考とすることができる。
【0011】
(3) 前記ウェブページ検索結果表示指示手段は、ユーザの端末からの非同期要求に応じ、端末に集計結果を送信することを特徴とする(2)に記載のウェブページ検索装置。
【0012】
本発明のこのような構成によれば、例えば、ユーザが検索結果として表示されたウェブページにマウスポインタやカーソルを合わせると、自動的に他のユーザが当該ウェブページに対してスパム宣言した回数が照会されるので、ユーザの操作が楽になる。また、都度照会するので最新の回数を知ることができる。
【0013】
(4) 前記スパム宣言受付手段によりスパム宣言を受け付けた回数を前記ウェブページごとに集計するスパム宣言集計手段と、
前記スパム宣言集計手段により集計した結果を記録するスパム宣言集計結果記録手段と、
をさらに備え、
前記ウェブページ検索結果表示指示手段は、検索結果として表示するウェブページに係る情報に関連付けて、該ウェブページについて前記スパム宣言集計結果記録手段に記録された集計の結果を組み込んだ画面をユーザ端末に表示する画面として作成することを特徴とする(1)に記載のウェブページ検索装置。
【0014】
本発明のこのような構成によれば、ユーザは、自分が行った検索の検索結果に示されたウェブページに対して、他のユーザがスパム宣言した回数を知ることができるので、自分がスパム宣言するか否かの参考とすることができる。また、スパム宣言しない場合であっても、当該ウェブページの内容を見るときに、参考とすることができる。
【0015】
また、(3)の発明と異なり、スパム宣言の回数を表示するために都度照会をしないので、通信のトラフィックが少なくて済み、コンピュータ資源の有効活用になる。
【0016】
(5) 前記ユーザから基準とする数の入力を受け付ける基準値受付手段と、
前記基準値受付手段で受け付けた数を、前記ユーザを特定する情報とともに記録する基準値記録手段と、
をさらに備え、
前記ウェブページ検索手段は、前記ユーザによるウェブページの検索において、前記スパム宣言集計結果記録手段に記録された集計の結果が、前記基準値記録手段に記録された前記ユーザに係る数を超えるウェブページを検索対象から外して検索をすることを特徴とする(2)から(4)のいずれかに記載のウェブページ検索装置。
【0017】
本発明のこのような構成によれば、ユーザは、自分でスパム宣言したウェブページでなくても、他の多くのユーザがスパム宣言したウェブページをスパム宣言回数で判定し検索対象から外すことができるので、無意味なウェブページを見ることを事前に避けることができる。また、スパム宣言回数を判定するための基準値を自分で指定することができるので、ユーザの好みに合わせた運用が可能となる。
【0018】
また、スパム宣言回数がユーザの指定した基準値を超えるウェブページを検索対象から除外するので、検索処理を行うコンピュータ資源を効率的に利用できる。
【0019】
(6) ユーザから特定のウェブページに係るスパム宣言を解除する要求を受け付け、該要求に基づき、前記ウェブページに係るスパム宣言の解除を前記スパム宣言記録手段に記録するスパム解除受付手段をさらに備えることを特徴とする(1)から(5)のいずれかに記載のウェブページ検索装置。
【0020】
本発明のこのような構成によれば、すでに行ったスパム宣言を解除することができるので、スパム宣言を間違って行った場合や、スパム宣言をしたウェブページがその後改善されてスパム宣言を続けておく必要がなくなったときに、通常の検索対象に戻すことができる。
【0021】
(7) ユーザがすでに宣言した特定のウェブページに係るスパム宣言を解除する要求を受け付け、該要求に基づき、前記ウェブページに係るスパム宣言の解除を前記スパム宣言記録手段に記録するスパム解除受付手段と、
前記スパム解除受付手段により受け付けた要求に基づき、前記ウェブページについて前記スパム宣言集計結果記録手段に記録された集計の結果を減算するスパム集計減算手段と、
をさらに備えることを特徴とする(2)から(5)のいずれかに記載のウェブページ検索装置。
【0022】
本発明のこのような構成によれば、すでに行ったスパム宣言を解除することができるので、スパム宣言を間違って行った場合や、スパム宣言をしたウェブページがその後改善されてスパム宣言を続けておく必要がなくなったときに、通常の検索対象に戻すことができるとともに、スパム宣言を解除した結果がその回数に反映されるので、正確なスパム宣言の回数に係る情報をユーザに知らせることができる。
【0023】
(8) 検索キーワードを受け取る検索キーワード受付手段と、
前記検索キーワード受付手段で受け取ったキーワードを記録する登録検索キーワード記録手段と、
前記登録検索キーワード記録手段に記録されたキーワードの参照要求を受け付ける登録検索キーワード要求受付手段と、
前記登録検索キーワード要求受付手段で受け付けた参照要求に応じて前記登録検索キーワード記録手段に記録されたキーワードを読み出して、ユーザの端末に表示指示する登録検索キーワード表示指示手段と、
をさらに備えることを特徴とする(1)から(7)のいずれかに記載のウェブページ検索装置。
【0024】
本発明のこのような構成によれば、ユーザが検索に用いるキーワードを再利用できるので、同じキーワードで検索をする場合には、都度キーワードを入力する必要がなくなり、検索操作が楽になる。特に、同一キーワードでの検索が繰り返し行われることが多い、ブログの検索において便利である。
【0025】
(9) コンピュータが、ユーザから特定のウェブページが検索結果に表示されないようにするスパム宣言を受け付けるスパム宣言受付ステップと、
コンピュータが、前記スパム宣言を、前記ユーザを特定する情報とともに記録するスパム宣言記録ステップと、
コンピュータが、前記ユーザによるウェブページの検索において、前記記録されたスパム宣言に係るウェブページを検索対象から外して検索をするウェブページ検索ステップと、
コンピュータが、前記検索の結果を表示指示するウェブページ検索結果表示指示ステップと、
を備えるウェブページ検索方法。
【0026】
(12) コンピュータが、ユーザからスパム宣言を受け付けた回数を前記ウェブページ別に集計するスパム宣言集計ステップと、
コンピュータが、前記集計の結果を記録するスパム宣言集計結果記録ステップと、
コンピュータが、前記集計の結果をユーザの端末に表示指示するスパム宣言集計結果表示指示ステップと、
をさらに備えることを特徴とする(9)に記載のウェブページ検索方法。
【0027】
(13) (9)または(10)に記載の方法をコンピュータに実行させるコンピュータ・プログラム。
【発明の効果】
【0028】
この発明によれば、ユーザは、検索対象から外したいウェブページを予め指定しておくことにより、以後の検索から当該ウェブページを除外することができるので、見たいウェブページのみを検索することができ、効率的な検索が可能となる。
【0029】
また、自分以外のユーザが検索対象から外したウェブページに関する情報を知ることができるので、これらを参考にして検索対象から外すウェブページを指定するか否かを判断することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
【0031】
(第1の実施形態)
[ウェブページ検索装置と関連要素の全体構成]
図1は、本実施形態に係るウェブページ検索装置と関連要素の全体構成を示す図である。
【0032】
ウェブページ検索装置100は、ウェブページ検索サーバ20とスパム宣言DB30とスパム集計DB40とを備え、インターネット70を介してユーザ端末10と接続されている。また、インターネット70を介し、ウェブページ群60にアクセス可能である。
【0033】
ウェブページ検索サーバ20は、後述の各手段の処理を実行する。
【0034】
スパム宣言DB30は、スパム宣言をしたウェブページに係る情報をユーザIDと対応付けて記録したもの、スパム集計DB40は多数のユーザからスパム宣言されたウェブページ別の回数を記録したものであり、後述の各手段で参照され、上述した効果を生み出す。
【0035】
ユーザ端末10は、ユーザがスパム宣言の入力やウェブページの検索を行ったり、ウェブページの検索結果の表示、スパム宣言に係る情報の表示等が行われる。
【0036】
[ウェブページ検索装置の機能構成]
図2は、本実施形態に係るウェブページ検索装置の機能構成を示す図である。
【0037】
ウェブページ検索装置100は、スパム宣言受付手段110と、スパム宣言集計手段120と、スパム解除受付手段130と、スパム集計減算手段140と、ウェブページ検索要求受付手段170と、ウェブページ検索手段180と、ウェブページ検索結果表示指示手段190と、ウェブページ関連情報受付手段200と、スパム宣言集計結果表示指示手段210と、スパム宣言記録手段230と、スパム宣言集計結果記録手段240とを備える。
【0038】
スパム宣言受付手段110は、ユーザから入力された特定のブログのウェブページへのスパム宣言を受け取り、スパム宣言記録手段230(後述)に記録する。この記録はユーザID(スパム宣言を入力したユーザを特定する情報)とスパム宣言されたウェブページのURLを対応付けて行う。どのユーザがどのウェブページをスパム宣言したかを把握するためである。スパム宣言は、特定のウェブページが検索結果に表示されないようにするためにユーザがユーザ端末10に入力する。
【0039】
スパム宣言集計手段120は、スパム宣言集計結果記録手段240(後述)に記録されている、ウェブページ別のスパム宣言回数を読み出して加算し、スパム宣言集計結果記録手段240に書き戻す。このようにして、スパム宣言受付手段によりスパム宣言を受け付けた回数がウェブページ別に集計される。スパム宣言の回数は、スパム宣言をしたユーザの異同を問わず、全ユーザによるスパム宣言回数を集計する。これにより、一般的にどのウェブページがスパム宣言されているのかを知ることができる。
【0040】
スパム解除受付手段130は、ユーザから入力された特定のブログのウェブページへのスパム宣言の解除要求を受け取り、スパム宣言記録手段230からスパム宣言の記録を抹消する。抹消すべき記録は、ユーザIDとURLで特定する。抹消せずに、解除の表示を立てるようにしてもよい。
【0041】
スパム集計減算手段140は、スパム宣言集計結果記録手段240に記録されている、ウェブページ別のスパム宣言回数を読み出して減算し、スパム宣言集計結果記録手段240に書き戻す。このようにして、現在有効なスパム宣言の回数が正しく維持される。
【0042】
ウェブページ検索要求受付手段170は、ユーザによるウェブページの検索要求を受け付ける。具体的には、検索を要求したユーザのユーザIDと検索キーワードを受け取る。
【0043】
ウェブページ検索手段180は、受け取ったキーワードに基づいてウェブページの検索を行う。検索の方法は通常知られている種々の方法で行うことができるが、本実施形態においては、検索を行うにあたり、当該ユーザがスパム宣言したウェブページを検索の対象から外す。検索は、対象とするウェブページに検索キーワードが含まれているものを探すことにより行うが、対象のウェブページがスパム宣言されている場合には処理を行わないようにする。処理フローは後述(図8)する。スパム宣言されているか否かはスパム宣言記録手段230(後述)を参照して判定する。
【0044】
ウェブページ検索結果表示指示手段190は、ウェブページ検索手段180が検索結果として抽出した検索キーワードを含むウェブページへのリンク(URLを含む)をリストにして表示するための画面を生成して、ユーザ端末10に送信する。その結果、スパム宣言記録手段230に記録されたスパム宣言に係るウェブページを除いたウェブページに係る情報が検索結果としてユーザ端末10に表示される。
【0045】
このとき、各ウェブページのリンクに対応付けて当該ウェブページのスパム宣言の回数を照会するプログラムをスクリプト言語で組み込むようにする。こうすることにより、ユーザは、検索結果が表示された画面において、表示された検索結果のウェブページのリンクにマウスポインタを合わせたときに、当該プログラムが起動され、当該ウェブページのスパム宣言の回数が自動的に照会されて表示される。
【0046】
ウェブページ関連情報受付手段200は、前記のスクリプト言語で書かれたプログラムが起動された結果として、ユーザ端末10からウェブページのスパム宣言の回数を照会する要求を受け付ける。この要求には、スパム宣言の回数を求めるウェブページのURLの情報が含まれている。
【0047】
スパム宣言集計結果表示指示手段210は、ウェブページ関連情報受付手段200により受け付けた情報に基づき、スパム宣言集計結果記録手段240に記録されている当該ウェブページのスパム宣言の回数を読み出し、ユーザ端末10に表示指示を送信する。
【0048】
スパム宣言記録手段230は、スパム宣言DB30を記録している。スパム宣言受付手段110により受け付けたスパム宣言がユーザIDとともに記録されている。
【0049】
スパム宣言集計結果記録手段240は、スパム集計DB40を記録している。スパム宣言集計手段120により集計した結果が記録されている。
【0050】
[ウェブページ検索装置のハードウェア構成図]
図3は、本実施形態に係るウェブページ検索装置100のハードウェア構成を示す図である。本発明が実施されるサーバは標準的なものでよく、以下に構成の一例を示す。
【0051】
ウェブページ検索装置100は、制御部400を構成するCPU(Central Processing Unit)410(マルチプロセッサ構成ではCPU420等複数のCPUが追加されてもよい)、バスライン300、通信I/F(I/F:インターフェイス)430、メインメモリ440、BIOS(Basic Input Output System)450、表示装置460、I/Oコントローラ470、キーボード及びマウス等の入力装置480、ハードディスク490、光ディスクドライブ500、並びに半導体メモリ520を備える。なお、ハードディスク490、光ディスクドライブ500、並びに半導体メモリ520はまとめて記憶装置530と呼ぶ。
【0052】
制御部400は、ウェブページ検索装置100を統括的に制御する部分であり、ハードディスク490(後述)に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
【0053】
通信I/F430は、ウェブページ検索装置100が、インターネット70(図1)を介してユーザ端末10等(図1)と情報を送受信する場合のネットワーク・アダプタである。通信I/F430は、モデム、ケーブル・モデム及びイーサネット(登録商標)・アダプタを含んでよい。
【0054】
BIOS450は、ウェブページ検索装置100の起動時にCPU410が実行するブートプログラムや、ウェブページ検索装置100のハードウェアに依存するプログラム等を記録する。
【0055】
表示装置460は、ブラウン管表示装置(CRT)、液晶表示装置(LCD)等のディスプレイ装置を含む。
【0056】
I/Oコントローラ470には、ハードディスク490、光ディスクドライブ500、及び半導体メモリ520等の記憶装置530を接続することができる。
【0057】
入力装置480は、ウェブページ検索装置100の管理者による入力の受け付けを行うものである。
【0058】
ハードディスク490は、本ハードウェアをウェブページ検索装置100として機能させるための各種プログラム、本発明の機能を実行するプログラム及び後述するテーブル及びレコードを記憶する。なお、ウェブページ検索装置100は、外部に別途設けたハードディスク(図示せず)を外部記憶装置として利用することもできる。
【0059】
光ディスクドライブ500としては、例えば、DVD−ROMドライブ、CD−ROMドライブ、DVD−RAMドライブ、CD−RAMドライブを使用することができる。この場合は各ドライブに対応した光ディスク510を使用する。光ディスク510から光ディスクドライブ500によりプログラムまたはデータを読み取り、I/Oコントローラ470を介してメインメモリ440またはハードディスク490に提供することもできる。
【0060】
なお、本発明でいうコンピュータとは、記憶装置、制御部等を備えた情報処理装置をいい、ウェブページ検索装置100は、記憶装置530、制御部400等を備えた情報処理装置により構成され、この情報処理装置は、本発明のコンピュータの概念に含まれる。
【0061】
スパム宣言受付手段110、スパム宣言集計手段120、スパム解除受付手段130、スパム集計減算手段140、ウェブページ検索要求受付手段170、ウェブページ検索手段180、ウェブページ検索結果表示指示手段190、ウェブページ関連情報受付手段200及びスパム宣言集計結果表示指示手段210には制御部400が主として対応する。スパム宣言記録手段230及びスパム宣言集計結果記録手段240には記憶装置530が主として対応する。
【0062】
[ユーザ端末10のハードウェア構成]
ユーザ端末10も、上述のウェブページ検索装置100と同様な構成を持つ。また、上述の例ではいわゆるコンピュータで実現した例について説明したが、さらに、本発明の原理が適用可能である限り、携帯電話、PDA(Personal Data Assistant)、ゲーム機等の様々な端末で実現してよい。
【0063】
[スパム宣言DB]
図4は、本実施形態に係るスパム宣言DBを示す図である。
【0064】
スパム宣言DBには、スパム宣言をしたユーザのユーザIDと、スパム宣言の対象となったウェブページのURLと、スパム宣言を受け付けたスパム宣言日時とが記録されている。これにより、どのユーザがどのウェブページにいつスパム宣言したのかを知ることができる。
【0065】
[スパム集計DB]
図5は、本実施形態に係るスパム集計DBを示す図である。
【0066】
スパム集計DBには、スパム宣言されたウェブページのURLと、当該ウェブページに対してスパム宣言された回数が記録されている。この回数は、すべてのユーザによるスパム宣言の回数である。
【0067】
[ウェブページ検索画面]
図6は、本実施形態に係るウェブページ検索画面を示す図である。
図6(a)は、検索キーワード入力欄600に「音楽 ドラマ」と入れて検索ボタン610を押したときの結果を示している。このとき、ウェブページ検索装置100により、「音楽」と「ドラマ」の2つのキーワードを含むウェブページへのリンクが表示される。
【0068】
ここで、一番上のリンクにマウスポインタを合わせると、スパム宣言回数が吹き出し620で表示される。これは、この画面の記述において、スクリプト言語で、各リンクにマウスポインタを合わせるとスパム宣言回数を照会するようにプログラムされているからである。このとき照会においては、URLである「http://AAA.htm」がキーとして渡される。この照会は、検索要求とは非同期で行われるユーザ端末10からウェブページ検索装置100への非同期要求である。
【0069】
ここで、131回と表示されているのは、「http://AAA.htm」で示されるウェブページが131回スパム宣言されていることを示す。1人のユーザはスパム宣言は1回しか行わないので、131人のユーザによりスパム宣言されていることを意味する。その131人にはこの検索画面が表示されているユーザは含まれていない。なぜなら、もしこのユーザがスパム宣言していたらこのリンクは表示されないからである。
【0070】
ユーザは、このように表示されたスパム宣言回数により、このウェブページがどの程度スパム宣言されているかを知ることができる。
【0071】
図6(b)は、ユーザが「http://AAA.htm」で示されるブログのウェブページにスパム宣言する場合の画面表示を表している。ユーザは、スパム宣言したいと思ったときには、対象のリンクを選んで右クリックする。すると、このリンクに対して行うことができるアクションのメニュー630が示される。これは、このように予め画面を作っておくことにより可能となる。
【0072】
そして、その中にある「スパム宣言する」640というメニューを選択することで、このウェブページに対してスパム宣言をすることができる。これにより、ユーザ端末10からウェブページ検索装置100に対して、スパム宣言が送信される。
【0073】
[スパム宣言解除画面]
図7は、本実施形態に係るスパム宣言解除画面を示す図である。
【0074】
図7(a)には、スパム宣言されたウェブページのリンクが表示されている。ここでも図6(a)同様、リンクにマウスポインタを合わせるとスパム宣言回数が吹き出し700で表示される。この仕組みはすでに説明したとおりである。ここに表示された内容を見て、ユーザはスパム宣言を解除するときの参考にすることができる。
【0075】
図7(b)は、スパム宣言を解除するときの画面の表示を示したものである。ユーザはスパム宣言の解除をしたいウェブページのリンクにマウスポインタを合わせて右クリックするとアクションのメニュー710が示される。そして、「スパム宣言解除」720を選択することにより、スパム解除の要求がユーザ端末10からウェブページ検索装置100に送信される。
【0076】
[検索処理のフローチャート]
図8は、本実施形態に係るウェブページ検索手段が行う検索処理のフローチャートである。スパム宣言されたウェブページが検索処理においてどのように取り扱われるかを示している。
【0077】
S1000:検索対象のURLを取得する。ブログの検索の場合は、ブログのウェブページのURLが対象となる。
【0078】
S1010:当該URLがスパム宣言されているか否かをスパム宣言DB30を参照して判定する。そして、スパム宣言されている場合(YESの場合)は、S1050に進む。スパム宣言されていない場合(NOの場合)は、S1020に進む。
【0079】
S1020:当該URLのウェブページの内容に検索キーワードが含まれているか否かを調べる。
【0080】
S1030:検索キーワードが含まれている場合(YESの場合)は、S1040に進む。含まれていない場合(NOの場合)は、S1050に進む。
【0081】
S1040:当該URLを検索結果に登録する。
【0082】
S1050:すべてのウェブページについて終了したか否かを判定する。そして、終了した場合(YESの場合)は、S1060に進む。まだ終了していない場合(NOの場合)は、S1000に戻って、S1000からS1040の処理を繰り返す。
【0083】
S1060:登録した検索結果を検索結果画面に表示指示する。
【0084】
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、スパム宣言したウェブページを検索結果への表示から除外する仕組みと、スパム宣言した回数のユーザ端末10への表示の仕組みと、検索を行うときのキーワードの入力の仕方が第1の実施形態とは異なる。なお、以下の説明及び図面において、前述した第1の実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
【0085】
[ウェブページ検索装置と関連要素の全体構成]
図9は、本実施形態に係るウェブページ検索装置と関連要素の全体構成を示す図である。
【0086】
図1と異なる点は、登録検索キーワードDB50がある点である。登録検索キーワードDB50は、検索を行うときのキーワードの入力をカタログ化して、入力を簡単にするために用いるデータベースである。
【0087】
[ウェブページ検索装置の機能構成]
図10は、本実施形態に係るウェブページ検索装置の機能構成を示す図である。
【0088】
図2と異なる点は、登録検索キーワード要求受付手段150と、登録検索キーワード表示指示手段160と、検索キーワード受付手段220と、登録検索キーワード記録手段250が新たに追加されたことと、ウェブページ関連情報受付手段200とスパム宣言集計結果表示指示手段210がなくなったことである。ウェブページ関連情報受付手段200とスパム宣言集計結果表示指示手段210がなくなったことにより、ウェブページ検索結果表示指示手段190の役割が変更されている。
【0089】
登録検索キーワード要求受付手段150は、ユーザ端末10から、過去にユーザが入力した検索キーワードを登録検索キーワード記録手段250から見つけ出すための登録検索キーワード要求を受け付ける。このとき、当該要求にはユーザIDが含まれる。
【0090】
登録検索キーワード表示指示手段160は、登録検索キーワード要求受付手段150で受け付けた登録検索キーワード要求に基づき、登録検索キーワード記録手段250に記録されている当該ユーザの過去の検索キーワードを読み出し、ユーザ端末10に表示指示を送信する。
【0091】
検索キーワード受付手段220は、検索キーワードを受け取り、これをユーザIDと対応付けて登録検索キーワード記録手段250に記録する。なお、ウェブページ検索要求受付手段170で、ウェブページの検索要求を受け取ったときに、その要求に含まれる検索キーワードを登録検索キーワード記録手段250に記録するようにしてもよい。このとき、ウェブページ検索要求受付手段170は、検索キーワード受付手段220としての役割も果たす。同一のキーワードを受け取ったときは、登録検索キーワード記録手段250上に受け取った回数を加算する。
【0092】
登録検索キーワード記録手段250は、登録検索キーワードDB50(図9)を記録している。
【0093】
ウェブページ検索結果表示指示手段190は、ウェブページ検索手段180が検索結果として抽出した検索キーワードを含むウェブページへのリンク(URLを含む)を表示するための画面を生成して、ユーザ端末10に送信する。その結果、スパム宣言記録手段230に記録されたスパム宣言に係るウェブページを除いたウェブページに係る情報が検索結果としてユーザの端末に表示される。このとき、各ウェブページのリンクに対応付けて当該ウェブページのスパム宣言回数を表示するようなプログラムをスクリプト言語で組み込む。
【0094】
こうすることにより、ユーザは、検索結果が表示された画面において、検索結果のウェブページのリンクにユーザがマウスポインタを合わせたときに、プログラムが起動され、当該ウェブページのスパム宣言の回数が自動的に表示される。
【0095】
このようにして、ウェブページ検索結果表示指示手段190は、検索結果として表示するウェブページに係る情報に関連付けて、当該ウェブページについてスパム宣言集計結果記録手段240に記録された集計の結果を組み込んだ画面をユーザ端末10に表示する画面として作成する。
【0096】
第1の実施形態との違いは、第1の実施形態ではスクリプト言語により照会処理が起動されたが、第2の実施形態では検索結果を表示するウェブページを作成するときに、予めウェブページ検索装置100で照会しておき、その照会結果を直接表示するようにしている。
【0097】
こうすることにより、画面作成時の処理は負担が増えるが、その後の照会処理を省略することができる。
【0098】
さらに本実施形態では、スパム宣言されたウェブページを検索処理のときに除外するのではなく、照会結果を表示するときに除外する。したがって、ウェブページ検索結果表示指示手段190でスパム宣言記録手段230の参照が行われる。
【0099】
検索エンジンの種類によっては、検索過程で除外するよりも検索結果から除外した方が容易な場合もあるからである。
【0100】
[ウェブページ検索画面]
図11は、本実施形態に係るウェブページ検索画面を示す図である。
【0101】
図11(a)において、検索キーワード入力欄600にマウスポインタを合わせると、組み込まれたスクリプト言語により、登録検索キーワード要求が生成され、ウェブページ検索装置100に送信される。そして、ウェブページ検索装置100から返信された結果に基づき登録キーワードリスト800を表示する。
【0102】
登録キーワードリスト800には、このユーザが過去に検索したキーワードが回数の多い順に所定個数表示される。この例によれば、登録検索キーワードとしては「音楽 ドラマ」「スポーツ 野球」の2つしかないが、ユーザは「旅行 ドライブ」で検索したいものとする。その場合、ユーザは検索キーワード入力欄600に直接「旅行 ドライブ」と入力する。
【0103】
そして検索ボタン610を押すと、検索が開始されるとともに、「旅行 ドライブ」の検索キーワードが登録検索キーワードDB50に記録される。その後、再び、当該ユーザが検索をしようとすると、図11(b)に示すように、登録検索キーワードに「旅行 ドライブ」が追加されて表示される。
【0104】
なお、この方法では検索処理したキーワードはすべて自動的に登録されるようにしたが、ユーザが希望したときのみ登録するようにすることもできる。ウェブページ検索画面(図11(c))に示すように、検索のみを行う検索ボタン610に加えて登録と検索とをともに行う登録&検索ボタン650を別に設ければよい。このようにすれば、ユーザは自分が再利用したい検索キーワードのみ登録するようにすることができる。
【0105】
[登録検索キーワードDB]
図12は、本実施形態に係る登録検索キーワードDBを示す図である。
【0106】
登録検索キーワードDBには、検索キーワードを登録したユーザのユーザIDと、登録した登録検索キーワードと、その検索キーワードで検索が行われた回数を記録している。
【0107】
同一の検索キーワードで繰り返し検索を行う場合は、このようにして登録した検索キーワードを再利用できるようにしておくと便利である。特に、定例的に同じ分野の検索を繰り返すブログの検索の場合は、効果が大きい。
【0108】
(第3の実施形態)
上述の実施形態では、ユーザがウェブページの検索を行うときに、ユーザが自らスパム宣言したウェブページが検索結果から除外されたが、第3の実施形態は、それに加えて、スパム宣言の回数が多いウェブページが検索結果から除外される。
【0109】
図13は、本実施形態に係るウェブページ検索装置と関連要素の全体構成を示す図である。基準値DB80がある点が図1と異なる。基準値DB80は、ユーザがウェブページの検索を行うときに、検索対象から外すウェブページのスパム宣言の回数の基準値を記録するデータベースである。
【0110】
[ウェブページ検索装置の機能構成]
図14は、本実施形態に係るウェブページ検索装置の機能構成を示す図である。
【0111】
本実施形態では、ユーザから基準値の入力を受け付ける基準値受付手段260と基準値記録手段270が新たに設けられている。また、本実施形態で新たに発生する処理のフローを太字の矢印で表示している。
【0112】
基準値受付手段260は、ユーザ端末10に入力された数値を受け付け、基準値記録手段270に記録する。この数値は、ユーザがウェブページの検索を行うときに、スパム宣言の回数がこの数値を超えるウェブページを検索の対象から外すための基準とするものである。以下、この数値を基準値と呼ぶ。基準値記録手段270にすでに基準値が記録されている場合には、その数値を置き換える。
【0113】
基準値記録手段270は、基準値DB80(図13)を記録している。
【0114】
ウェブページ検索手段180は、ウェブページの検索を要求したユーザが指定した基準値を基準値DB80から参照し、スパム集計DB40で当該基準値を超えているウェブページのURLを把握する。そして、このURLのウェブページを検索の対象から外して検索を実行する。
【0115】
[基準値入力画面]
図15は、本実施形態に係る基準値入力画面を示す図である。基準値入力欄900に基準値を入力し、送信ボタン910をクリックすると、入力された基準値がユーザIDとともに、ユーザ端末10からウェブページ検索装置100に送信される。
【0116】
[基準値DB]
図16は、本実施形態に係る基準値DBを示す図である。ユーザIDと基準値が対応付けられて記録されている。
【0117】
こうすることにより、ユーザがスパム宣言していないウェブページであっても、すでに他の多くのユーザからスパム宣言をされているものは、検索の対象から外すことができる。そして、そのための基準値は、ユーザが自分で指定することができるので、ユーザは自分の好みに合わせてスパム宣言のされたウェブページを外して検索を行うことができる。
【0118】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0119】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るウェブページ検索装置と関連要素の全体構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るウェブページ検索装置の機能構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るウェブページ検索装置のハードウェア構成を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るスパム宣言DBを示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係るスパム集計DBを示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係るウェブページ検索画面を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係るスパム宣言解除画面を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係るウェブページ検索手段が行う検索処理のフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施形態に係るウェブページ検索装置と関連要素の全体構成を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係るウェブページ検索装置の機能構成を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施形態に係るウェブページ検索画面を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施形態に係る登録検索キーワードDBを示す図である。
【図13】本発明の第3の実施形態に係るウェブページ検索装置と関連要素の全体構成を示す図である。
【図14】本発明の第3の実施形態に係るウェブページ検索装置の機能構成を示す図である。
【図15】本発明の第3の実施形態に係る基準値入力画面を示す図である。
【図16】本発明の第3の実施形態に係る基準値DBを示す図である。
【符号の説明】
【0120】
10 ユーザ端末
20 ウェブページ検索サーバ
30 スパム宣言DB
40 スパム集計DB
50 登録検索キーワードDB
60 ウェブページ群
70 インターネット
80 基準値DB
100 ウェブページ検索装置
300 バスライン
400 制御部
530 記憶装置
600 検索キーワード入力欄
610 検索ボタン
620、700 吹き出し
630、710 アクションのメニュー
650 登録&検索ボタン
800 登録キーワードリスト
900 基準値入力欄
910 送信ボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザから特定のウェブページが検索結果に表示されないようにするスパム宣言を受け付けるスパム宣言受付手段と、
前記スパム宣言受付手段により受け付けたスパム宣言を、前記ユーザを特定する情報とともに記録するスパム宣言記録手段と、
前記スパム宣言記録手段に記録されたスパム宣言に係るウェブページを検索対象から外して検索をするウェブページ検索手段と、
前記ウェブページ検索手段による検索結果を表示指示するウェブページ検索結果表示指示手段と、
を備えるウェブページ検索装置。
【請求項2】
前記スパム宣言受付手段によりスパム宣言を受け付けた回数を前記ウェブページ別に集計するスパム宣言集計手段と、
前記スパム宣言集計手段により集計した結果を記録するスパム宣言集計結果記録手段と、
特定のウェブページに係る情報を受け付けるウェブページ関連情報受付手段と、
前記ウェブページ関連情報受付手段により受け付けた情報に基づき前記スパム宣言集計結果記録手段に記録された前記特定のウェブページに係る集計の結果を前記スパム宣言集計結果記録手段から読み出して、ユーザの端末に表示指示するスパム宣言集計結果表示指示手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のウェブページ検索装置。
【請求項3】
前記ウェブページ検索結果表示指示手段は、ユーザの端末からの非同期要求に応じ、端末に集計結果を送信することを特徴とする請求項2に記載のウェブページ検索装置。
【請求項4】
前記スパム宣言受付手段によりスパム宣言を受け付けた回数を前記ウェブページごとに集計するスパム宣言集計手段と、
前記スパム宣言集計手段により集計した結果を記録するスパム宣言集計結果記録手段と、
をさらに備え、
前記ウェブページ検索結果表示指示手段は、検索結果として表示するウェブページに係る情報に関連付けて、該ウェブページについて前記スパム宣言集計結果記録手段に記録された集計の結果を組み込んだ画面をユーザ端末に表示する画面として作成することを特徴とする請求項1に記載のウェブページ検索装置。
【請求項5】
前記ユーザから基準とする数の入力を受け付ける基準値受付手段と、
前記基準値受付手段で受け付けた数を、前記ユーザを特定する情報とともに記録する基準値記録手段と、
をさらに備え、
前記ウェブページ検索手段は、前記ユーザによるウェブページの検索において、前記スパム宣言集計結果記録手段に記録された集計の結果が、前記基準値記録手段に記録された前記ユーザに係る数を超えるウェブページを検索対象から外して検索をすることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のウェブページ検索装置。
【請求項6】
ユーザから特定のウェブページに係るスパム宣言を解除する要求を受け付け、該要求に基づき、前記ウェブページに係るスパム宣言の解除を前記スパム宣言記録手段に記録するスパム解除受付手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のウェブページ検索装置。
【請求項7】
ユーザがすでに宣言した特定のウェブページに係るスパム宣言を解除する要求を受け付け、該要求に基づき、前記ウェブページに係るスパム宣言の解除を前記スパム宣言記録手段に記録するスパム解除受付手段と、
前記スパム解除受付手段により受け付けた要求に基づき、前記ウェブページについて前記スパム宣言集計結果記録手段に記録された集計の結果を減算するスパム集計減算手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載のウェブページ検索装置。
【請求項8】
検索キーワードを受け取る検索キーワード受付手段と、
前記検索キーワード受付手段で受け取ったキーワードを記録する登録検索キーワード記録手段と、
前記登録検索キーワード記録手段に記録されたキーワードの参照要求を受け付ける登録検索キーワード要求受付手段と、
前記登録検索キーワード要求受付手段で受け付けた参照要求に応じて前記登録検索キーワード記録手段に記録されたキーワードを読み出して、ユーザの端末に表示指示する登録検索キーワード表示指示手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のウェブページ検索装置。
【請求項9】
コンピュータが、ユーザから特定のウェブページが検索結果に表示されないようにするスパム宣言を受け付けるスパム宣言受付ステップと、
コンピュータが、前記スパム宣言を、前記ユーザを特定する情報とともに記録するスパム宣言記録ステップと、
コンピュータが、前記ユーザによるウェブページの検索において、前記記録されたスパム宣言に係るウェブページを検索対象から外して検索をするウェブページ検索ステップと、
コンピュータが、前記検索の結果を表示指示するウェブページ検索結果表示指示ステップと、
を備えるウェブページ検索方法。
【請求項10】
コンピュータが、ユーザからスパム宣言を受け付けた回数を前記ウェブページ別に集計するスパム宣言集計ステップと、
コンピュータが、前記集計の結果を記録するスパム宣言集計結果記録ステップと、
コンピュータが、前記集計の結果をユーザの端末に表示指示するスパム宣言集計結果表示指示ステップと、
をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載のウェブページ検索方法。
【請求項11】
請求項9または請求項10に記載の方法をコンピュータに実行させるコンピュータ・プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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