説明

スプレーデバイス装置

スプレーデバイス装置は、スプレーユニットとトリガーアセンブリーを備えたハウジングを有している。スプレーユニットはハウジング内の取り外し可能な挿入部である。スプレーユニットは、液体タンクに連結されたエアーチャンバーを備えている。エアーチャンバーの前端部はノズルを備えている。エアーチャンバーには、ノズル内に開口している液体チューブが差し込まれている。液体チューブにはニードルが差し込まれており、ニードルと液体チューブは相互に同軸である。トリガーアセンブリーは、ニードルのテーパ付き先端部を位置決めすることで、液体チューブを通る液体の流量を制御する。トリガーアセンブリーは、第1、第2位置をとるトリガーを有している。第1位置では、液体チューブの開口がニードルによって封鎖される。第2位置では、液体チューブが開き、当該液体チューブの開口から液体が放出される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はスプレーデバイスに関する。特に、本発明は、スプレー内の液体の量を制御する取り外し可能なスプレーユニットを備えたスプレーデバイスに関する。
【関連技術の説明】
【0002】
従来技術には、インクや化粧品などの液体を供給するための幾つかのスプレーデバイスがある。これらのデバイスは一般に加圧したエアーおよび/または加圧した液体のタンク源を備えている。タンク内の液体は、ベンチュリー効果で動作する機構によって吹き出され、スプレーの流れの制御が加圧エアー流の速度を制御することによって行われる。
【0003】
従来技術のスプレーデバイスは一般に、スプレーデバイスの液体の流れを制御するために、その軸線方向の位置に保持されたニードルを使用している。また、スプレーデバイスは、そのスプレーデバイス内への圧縮したエアーの取り込みを制御するバルブを備えている。これらのニードルおよびバルブは一般に同一のトリガーによって操作されるが、液体を独立して制御する必要があるので、このような操作は不便である。
【0004】
エアーの流れを制御する機構およびインクの流れを制御する機構は複数の複雑な部品を備えており、これらの部品は一般に取り外し、交換が出来ない。例えば、ニードル、液体チューブなどのスプレーデバイスの構成部品は、洗浄、あるいは、液体再充填のために取り外すことができず、また、メンテナンスおよび修理も困難である。
【0005】
当該技術分野において、スプレーデバイスの一つあるいは二つの部品は、メンテナンスのための取り外すことが可能であるが、スプレー機構の全体はスプレーデバイス内に永続的に固定されている。
【0006】
したがって、スプレー内の液体の流れをトリガーによって制御することができるように、取り外し可能なスプレーユニットを備えた供給装置に対する要求がある。また、液体の流れを精密に調整することのできるスプレーユニットが必要とされている。
【発明の概要】
【0007】
本発明のスプレーデバイスは、スプレーユニットとトリガーアセンブリーを有しており、これらはスプレーデバイスのハウジング内に位置している。スプレーユニットは第1シェルと第2シェルによって規定されており、これらのシェルにより、スプレーユニット・キャビティ、ハンドル部、およびトリガーを配置するためのスロットが規定されている。スプレーユニットはスプレーユニット・キャビティ内の取り外し可能な挿入部分である。スプレーユニットは、エアーチャンバーに接続された液体タンクを備えている。エアーチャンバーには液体チューブが差し込まれ、液体チューブにはニードルが差し込まれている。一つの実施の形態では、エアーチャンバー、液体チューブおよびニードルは、長さ方向の軸線に沿って同軸状態となっている。
【0008】
トリガーアセンブリーは、フック、スプリングおよびトリガーを備えている。フックは、ニードルの後端部を確実に保持できるように形成されている。スプリングは、トリガーの位置を保持するためにトリガーのポストに取り付けられている。トリガーはハウジング内において予め設定した構成により回転するようになっている。トリガーは第1位置と第2位置をとるようになっている。
【0009】
一つの実施の形態では、第1位置において、トリガーは上方に位置し、液体チューブの開口がニードルのテーパ付き前端部によって封鎖されるようになっている。第2位置においては、トリガーが押し下げられて、液体チューブが開き、液体チューブの開口から液体が排出される。タンクは、カラーを備えた第1開口と、後キャップを具備したガイドが備わっている第2開口とを有している。
【0010】
一つの実施の形態では、エアーチャンバーは、ノズルを備えた前端部と、内面に沿った円形突起を備えた後端部とを有している。液体チューブはノズルの近接位置にある開口を備えた前端部を有している。液体チューブの後端部はタンク内に開口している。ニードルはテーパ付きの前端と、後端とを備えている。テーパ付きの前端は先の尖った先端となっており、後端は、デバイスに係合しているトリガーに連結されている。
【0011】
一つの実施の形態において、ニードルはタンクおよび液体チューブを通ってノズルに向かって延び、ニードルの先端が液体チューブの開口内に位置している。ニードルはストッパーを備えており、このストッパーは、シール用ガスケット、リテーナーおよびスプリングを備えたキャップの内部に位置している。スプリングは、リテーナーとストッパーの間に位置し、トリガーが解放された時に、ニードルを前方に移動させて液体チューブを閉じるためのバネ力を発生する。
【0012】
別の実施の形態では、第1、第2本体シェルには、ソケットと、突出部を備えたレセプタクルとが備わっている。トリガーは一対の丸形の突起を備えている。各突起が対応するソケットに挿入されて、トリガーを回転させるようになっている。ハウジングは後端部を備えて、この後端部はホースを介して加圧エアーを受け取るエアーインレットを備えている。エアーチャンバーは、一対のスリーブを備えたエアー連結管を有しており、これらのスリーブには、ハウジング内にエアー連結管を取り付けるために、レセプタクルの対応する突出部が差し込まれる。
【0013】
液体チューブの前端は、ニードルのテーパ付きの先の尖った部分に沿って、内方にテーパが付けられており、これにより、液体チューブは、第1位置において、ニードルの先の尖った前端によって封鎖される。タンクは液体をタンク内に再充填するために取り外し可能なカバーを備えている。ノズルから吐き出されるスプレー流の液体量は、位置調整可能なトリガーによって制御される。
【0014】
更に別の実施の形態には、ニードルを使用せずに、化粧用液体をスプレーするためのスプレーデバイスが開示されており、このスプレーデバイスは、スプレーユニット・キャビティを備えたハウジングを有している。また、スプレーユニット・キャビティ内に取り外し可能に位置するスプレーユニットを有し、当該スプレーユニットはエアーチャンバーに連結された液体タンクを備えている。さらに、トリガーを備えたトリガーアセンブリーを有している。この実施の形態では、トリガーが押されるとエアー流が形成される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】スプレーデバイスの上側斜視図である。
【図2】図1のスプレーデバイスの正面図である。
【図3】平面AAで切断した場合における図1のスプレーデバイスの断面図である。
【図4】図1のスプレーデバイスの分解図である。
【図5】図4のエアーブラシの前端部分の拡大斜視図である。
【図6】第2シェルを取り外した状態での図1のスプレーデバイスの前端部分の側方斜視図である。
【図7A】図1のスプレーデバイスにスプレーユニットを装着する方法における手順を示す図である。
【図7B】図1のスプレーデバイスにスプレーユニットを装着する方法における手順を示す図である。
【図7C】図1のスプレーデバイスにスプレーユニットを装着する方法における手順を示す図である。
【発明の詳細な説明】
【0016】
以下の説明においては明確性のために特定の用語を使用しているが、これらの用語は図面に表示するために選択した本発明の一つの構造について言及することのみを意図したものであり、本発明の範囲を規定あるいは限定することを意図したものではない。
【0017】
図1を参照すると、本発明の好適な実施の形態に係るエアーブラシ10が示されており、このエアーブラシ10はハウジング12を有し、ハウジング12は、ABSから形成することが望ましい第1本体シェル14と第2本体シェル16を備えている。本体シェル14、16は接着剤、ネジなどの当該分野で公知の技術によって相互に結合されている。ハウジング12は前端部18と後端部20を備えている。前端部18は、先のとがったノーズ形状の部分であり、ノズル22とインクタンクカバー24を備えている。
【0018】
第1本体シェルおよび第2本体シェルの中間部分によって、ハンドル部分26と、トリガー30を備えた予め形成したスロットあるいは開口28とが形成されている。トリガー30は第1位置と第2位置をとる。第1位置はトリガー30の通常位置である。トリガー30は下方に向けて第1位置からノズル22を開けるための第2位置に動かされる。
【0019】
図2および図3を参照すると、スプレーデバイス10の前端部18はスプレーユニット31とトリガーアセンブリー32を備えている。エアースプレーユニット31は円筒状のエアーチャンバー33とタンク34を備えている。スプレーデバイス10の後端部20はエアーインレット36を備えている。エアーチャンバー33はタンク34に対して予め定めた位置に連結固定されている。好適な実施の形態では、エアーチャンバー33は、長さ方向において軸線Xと略同軸となっている。
【0020】
エアーチャンバー33の前端部はノズル22を備えている。エアーチャンバー33の後端部は、内周面に沿った円形の突起39を備えている。また、エアーチャンバー33には長さ方向の軸線Xに沿って液体チューブ38が挿入されている。このエアーチャンバー33にはエアー連結管40が連結固定されている。
【0021】
タンク34は、第1本体シェル14と第2本体シェル16を備えたスプレーユニットのキャビティ41内に位置していることが有利である。タンク34は、スプレーユニットのキャビティ41内にスナップフィット42あるいはプレスフィットにより位置していることが望ましい。タンクはカバーによって閉じられていてもよい。前端44および後端46を備えた液体チューブ38はエアーチャンバー33に対して略同軸状態である。液体チューブ38は、その後端46がタンク34内に開口し、その前端44がノズル22に近接した位置で開口するようにエアーチャンバー33内に挿入されている。
【0022】
液体チューブ38は、前端50と後端52を備えたニードル48を有している。後端52は、ハウジング12内に位置しているトリガーアセンブリー32のフック54に結合している。ニードル48は液体チューブ38と同軸状態にある。ニードル48はタンク34および液体チューブ38を通って液体チューブ38の前端44のテーパ付き開口に向かっている。
【0023】
トリガーアセンブリー32はトリガー30の本体に搭載したフック54を備えており、このフック54は、トリガー30の本体にニードルの後端52を確実に保持するように形成されている。トリガー30はABSあるいはスチールから形成することが望ましい。トリガー30は、各シェル16、18内に位置する一対のソケット58を備えたハウジング12内に、当該トリガー30の一対の突起60によってピボット結合されている。
【0024】
さらに別の実施の形態では、エアーブラシの前端部の全体が、タンク・ノズルアセンブリーに一体化され、このようなアセンブリーの全体が前側からエアーブラシに挿入されている。
【0025】
図4を参照すると、本発明の好適な実施の形態に係るスプレーデバイス10の軸線Xに沿った分解図が示されている。第1および第2本体シェル16、18のそれぞれはソケット58とレセプタクル62を備えている。各レセプタクル62は突出部64を備えている。タンク34は、その底部に第1開口66と第2開口68を備えている。エアーインレット36が本体シェル16、18によって規定される開口内に位置している。供給源から加圧エアーを供給するために、ホースをエアーインレットに連結することが望ましい。
【0026】
第1開口66は溝の付いたカラー70を備えている。液体チューブ38の後端部は開口66を介してタンク34に挿入されている。液体チューブ38はエアーチャンバー33に装着され、第1開口66に確実に結合されている。エアーチャンバー33の後端は、このエアーチャンバー33の後端内部の突起39にカラー70の溝が嵌るように、このカラー70に対して固着されている。
【0027】
タンクの第2開口68は丸形のガイド72を備えており、このガイド72は開口68を封鎖している後キャップ74で覆われている。ガイド72はその外面に複数の外ネジを備えている。ニードル48の径よりも大きな径のキャップ74の後端の穴を通って、キャップ74にはニードル48が装着されている。ニードル48はストッパー76を備えており、このストッパー76は、シール用ガスケット78、リテーナー80およびスプリング81を備えたキャップ74の内部に位置する。スプリング81はキャップ74内におけるリテーナー80とストッパー76の間に位置する。
【0028】
エアー連結管40は一対のスリーブ82を備えている。このエアー連結管40はエアーチャンバー33のエアーインレット83に連結されている。スリーブ82は、突出部64が差し込まれるレセプタクル62内に位置している。エアー連結管40には、ラバー製のシール用ガスケットを用いることが望ましい。
【0029】
エアーチャンバー33の前端部は、液体チューブ38の前端44およびニードル48のテーパ付き前端50が差し込まれるノズル22を備えている。第1位置にあるニードル48の先の尖った前端50によって液体チューブ38が封鎖されるように、液体チューブ38の前端は、ニードル48のテーパ付きの先の尖った端部に対応して内側に向かうテーパが付いている。トリガー30の丸形の突起60は第1、第2本体シェル16、18のソケット58のそれぞれの内部に位置している。トリガースプリング84は、トリガー30の一つのポスト60(突起)に取り付けることが有利である。フック54はポスト86に係合している。タンク34は取り外し可能なカバー24によって封鎖されている。しかし、カバー24はタンク34の一体部品として成形可能である。
【0030】
次に図5、図6を参照して、トリガー30を用いて液体の流れを制御する方法を説明する。一つの実施の形態では、ノズル22から吐き出される噴霧混合体の流れにおける液体量の制御は、トリガー30を調整することによって行うことが有利である。トリガー30は、第1位置では完全に解放されている。この第1位置において、ニードル48のテーパ付きの先鋭部50の位置は、液体チューブ38の開口が完全に閉じる位置となっている。後キャップ74は長さ方向の軸線Xに沿ってガイド72にねじ込み状態で係合している。後キャップ74により、ニードル48とスプリング81を予め定めたそれぞれの動作位置に保持することが有利である。
【0031】
第2位置では、トリガー30が矢印7で示すように後方に押され、ニードル48が軸線Xに沿って長さ方向の後方に移動して、液体チューブ38を通って液体を全て放出させることができる。トリガー30が第1位置から第2位置に押し込まれると、トリガー30が矢印8で示すようにソケット58を中心として後方に移動する。ニードルの前端部50は、トリガー30を押し込むことにより軸線Xに沿ってノズル22から引き戻される。
【0032】
スプリング81のバネ力はストッパーを前方に押し出す状態にあり、したがって、ニードル48の先端を元の位置に保持する。トリガースプリング84はトリガー30を上方に押して第1位置に戻す。スプリング84のバネ力は、スプリング81によって発生するバネ力よりも大きな力に加えられ、これらの力によって、トリガー30が解放された時にトリガー30が第1位置に押される。第1位置はスプレーデバイス10の通常位置である。トリガー30とニードル48は、トリガー30が第2位置から解放されると直ちに第1位置に移動する。
【0033】
別の実施の形態では、スプレーユニットのニードル48は、異なる磁極を備えた一対の磁石(不図示)を備えたトリガー30に結合されている。第1磁石はニードル48に固着されている。第2磁石98はトリガー30上に位置している。これらの磁石はトリガー30を確実に結合する。
【0034】
図7A〜図7Cに示すスプレーデバイス10のスプレーユニット31の位置決め方法のステップを説明する。第1ステップでは、スプレーユニット31の前端部90が、矢印11で示すように、スプレーデバイス10のハウジング12内に予め設定されているキャビティ41に挿入される。第2ステップでは、スプレーユニット31の後部93が矢印12で示すように下向き姿勢で動かされる。
【0035】
第3ステップでは、ニードル48の後端部52がフック54に対して確実に嵌められる。フック54は次にトリガー30(図4参照)のポスト86に確実に結合される。第4ステップでは、スプレーユニット31の後端93がスプレーユニット本体に嵌められる。
【0036】
次に図1〜7を参照すると、動作においては、液体が、キャビティ92内に取り外し可能に収容されるタンク34に溜められる。液体は、液体チューブ38を通ってノズル22に導かれる。供給源、例えばエアーコンプレッサー、カム駆動式のピストンポンプ、バッテリ駆動式のピストンシリンダ装置からの加圧ガスがエアー連結管40を介してエアーチャンバー33に供給される。
【0037】
加圧エアーは、ノズル22の先端に低圧ゾーンを形成するノズルの絞り開口を通って排出させることができる。ベンチュリー効果によって、液体チューブ38から液体がエアーの流れの中に吸引される。小さな粒の液体ミストが形成され、スプレーデバイス10のノズル22から外に放出される。
【0038】
一つの実施の形態では、トリガー30が押されて第2位置になると、フック54がニードル48をノズル22の開口の方向に移動させる。トリガー30が押されている間は、ストッパー76がスプリング84を圧縮して、ニードル48が長さ方向の後側に動く。この位置ではスプリング84も圧縮されている。液体流体が、開口40を通って、ニードル48を取り囲んでいる通路内において、液体チューブ38内に入る。ニードルのシール用ガスケット78により、後キャップ74に向かう流体の逆方向の流れが制限される。流れの制御は、トリガー30を押して、第1および第2位置の間の異なる中間位置にトリガー30を保持することによって行われる。
【0039】
一つの実施の形態では、ストッパー76が、ガイド72上の予め定めた点までノズルの方向に移動可能である。この点に至った時に、ノズル22は第1位置において完全に閉じられる。別の実施の形態では、ストッパー76が、後キャップ74の後壁までフック54の方向に移動可能である。後キャップ74を調整することにより、ユーザーはスプレー内の液体の量を予め設定しておくことができる。
【0040】
一つの実施の形態では、スプレーデバイス10は、化粧用の日焼けエアーブラシとして用いることができる。使用液体は、化粧料、液体、インク等のいずれのものであってもよい。キャップ74は、それを回す際に握りやすくするためにローレート目が付けられる。タンク34のカバー24はタンクに液体を再充填するために取り外し可能である。エアーブラシ10は、握り易くするために作り付けのハンドル部26を備えている。
【0041】
他の実施の形態においては、スプレーデバイス装置は、これに限定される訳ではないが、コンプレッサーなどの家庭用品に取り付けることもできる。
【0042】
上述した本発明の記載は、現時点において本発明のベストモードであると考えられるものを当業者が製造および使用できるようにするためのものであるが、当業者ならば、ここに記載の各実施の形態、方法および実施例の変形例、組み合わせ、および均等物が分かる。したがって、本発明は、上記の実施の形態、方法および実施例に限定されるものではなく、請求の範囲に規定された本発明の範囲に含まれるすべての実施の形態および方法によって規定されるものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スプレーユニット・キャビティを備えたハウジングを有し、
前記スプレーユニット・キャビティ内に取り外し可能に位置するスプレーユニットを有し、当該スプレーユニットはエアーチャンバーに連結された液体タンクを備え、前記エアーチャンバーはニードルを具備した液体チューブを備え、
トリガーを備えたトリガーアセンブリーを有し、
前記トリガーが解放されると前記ニードルが前記液体チューブを閉じるようになっている化粧用液体をスプレーするためのスプレーデバイス。
【請求項2】
前記タンクは、カラーを備えた第1開口と、後キャップを具備したガイドを備えた第2開口とを有している請求項1に記載のスプレーデバイス。
【請求項3】
前記後キャップには、前記ニードルの径よりも大きな径のキャップの後端に形成した穴を通って前記ニードルが装着されている請求項2に記載のスプレーデバイス。
【請求項4】
前記エアーチャンバーは前端部と後端部を備え、
前記前端部はノズルを備え、
前記後端部は、当該後端部の内周面に沿う円形の突起を備えている請求項1に記載のスプレーデバイス。
【請求項5】
前記液体チューブは前端部と後端部を備え、
前記前端部は前記ノズルの近接位置に開口を備え、
前記後端部は前記タンク内に開口している請求項1に記載のスプレーデバイス。
【請求項6】
前記ノズルは、テーパ付きの前端と、後端とを備え、
前記テーパ付きの前端は先の尖った先端を規定しており、
前記後端はフックに結合されている請求項1に記載のスプレーデバイス。
【請求項7】
前記ニードルは、前記後キャップ、前記タンクおよび前記液体チューブを通って、前記ノズルに向かっており、
前記ニードルの先端は液体チューブの開口内に位置している請求項1に記載のスプレーデバイス。
【請求項8】
前記ニードルはストッパーを備え、
当該ストッパーは、シール用ガスケット、リテーナーおよびスプリングを備えた前記キャップ内に位置している請求項1に記載のスプレーデバイス。
【請求項9】
前記トリガーが解放された時に、前記ニードルを前方に移動させて前記液体チューブを閉じるバネ力を発生させるために、前記スプリングが前記リテーナーと前記ストッパーの間に位置している請求項8に記載のスプレーデバイス。
【請求項10】
前記トリガーアセンブリーは、フックとスプリングを備え、前記フックはニードルの後端部を確実に保持するようになっており、前記スプリングは前記トリガーのポストに結合されており、前記トリガーは予め定めた配置位置において前記ハウジング内で回転し、
前記トリガーは第1位置をとり、当該第1位置では、トリガーが上方に位置して、液体チューブが前記ニードルによって封鎖され、
前記トリガーは第2位置をとり、前記液体チューブを開けて当該液体チューブの開口から液体が排出されるように、前記第1位置から前記第2位置に前記トリガーが押し下げられる請求項1に記載のスプレーデバイス。
【請求項11】
前記トリガーは一対の丸形の突起を備え、各突起は、前記トリガーを回転させるために対応するソケットに挿入されている請求項1に記載のスプレーデバイス。
【請求項12】
前記ハウジングは後端部を備え、この後端部はホースを介して加圧エアーを導入するように形成されたエアーインレットを備えている請求項1に記載のスプレーデバイス。
【請求項13】
前記カラーは、前記エアーチャンバーの後端部が差し込まれるように構成された溝を備えたカラーを有している請求項2に記載のスプレーデバイス。
【請求項14】
前記第1開口には、前記液体チューブの後端部が差し込まれる請求項10に記載のスプレーデバイス。
【請求項15】
前記エアーチャンバーは一対のスリーブを備えたエアー連結管を有し、当該エアー連結管を前記ハウジング内に位置させるために、前記スリーブは、前記レセプタクルのそれぞれの突出部が差し込まれるように形成されている請求項1に記載のスプレーデバイス。
【請求項16】
前記液体チューブの前記前端は一体形成されたテーパ付き前端部を備えており、この液体チューブの一体形成されたテーパ付き前端部は、前記第1位置において、前記ニードルの先の尖った前端によって封鎖される請求項10に記載のスプレーデバイス。
【請求項17】
前記タンクは、当該タンク内に液体を再充填するための取り外し可能なカバーを備えている請求項1に記載のスプレーデバイス。
【請求項18】
前記ハウジングは第1シェルと第2シェルを備えている請求項1に記載のスプレーデバイス。
【請求項19】
前記第1本体シェルおよび前記第2本体シェルは、それぞれ、ソケットとレセプタクルを備え、各レセプタクルは突出部を備えている請求項19に記載のスプレーデバイス。
【請求項20】
前記ハウジングはハンドルとトリガースロットを備えている請求項1に記載のスプレーデバイス。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7A】
image rotate

【図7B】
image rotate

【図7C】
image rotate


【公表番号】特表2011−521772(P2011−521772A)
【公表日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−507427(P2011−507427)
【出願日】平成21年4月28日(2009.4.28)
【国際出願番号】PCT/US2009/002584
【国際公開番号】WO2009/134356
【国際公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【出願人】(510286385)テンプトゥ インク (1)
【Fターム(参考)】