説明

スライダー付き合成樹脂製袋体

【課題】袋の開口部を開閉しようとする場合に手間が少なく、密閉性を有し、袋体の開口部の開閉状態がわかりやすい、開口部の視認性の高い合成樹脂製袋体を提供する。
【解決手段】
頭部14、14Aを有する雄部3、3Aを設け、両先端15、15C、15A、15Bに爪部4、4C、4A、4Bを有する断面略C字状16、16Aの雌部5、5Aを設け、雄部3、3Aと嵌合する雌部5、5Aを設け、開口部6の内側7の対向する両面8、8Aに第1嵌合部材9、9Aを各々配置し、両面8、8Aの第1嵌合部材9、9Aに各々嵌合する第2嵌合部材10、10Aを設けたスライダー11を配置し、雌部5、5Aである第1嵌合部材9、9Aを配し、雄部3、3Aである第2嵌合部材10、10Aを配し、第1嵌合部材9、9Aの長手方向Xにスライダー11を摺動させることにより開口部6が開閉する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に、大袋または袋の細部または付属品にて、端部や開口部の閉鎖構成または装置にて、スライドファスナー等を用いるもので、特には、スライダー付き合成樹脂製袋体に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、袋の開口部に嵌合部材を帯状に設けて開閉できるようにしたチャック式の袋が市販されており、雄部と雌部とによって嵌合するようにしてある。このような袋にて、密閉性を高めたもの(特許文献1、2、3参照)が提案されている。以下、具体的に記す。互いに咬み合う雄部材と雌部材からなり、前記雄部材は、頭部と、前記頭部の先端部にある突出部と、前記突出部と先端部との接続部分にある凹みとを有し、前記雌部材は、対向する第1及び第2の爪部材、前記第1及び第2の爪部材の間の窪み、前記窪みの上部にある一対の突起を有し、前記雄部材と雌部材が咬み合うとき、前記雌部材の第1及び第2の爪部材の内面の少なくとも一部と、前記雄部材の頭部の面の少なくとも一部が、面接触し、前記雌部材の窪みが、前記雄部材の突出部を受け、前記雌部材の突起が前記雄部材の凹みに嵌合する、ジッパーテープ(特許文献1参照)。互いに咬合する雌雄爪をベース片にそれぞれ突設した合成樹脂製のチャックを開口部に備えている袋体において、前記雌雄爪両方のチャック基部両側のベース片表面に稜線が円弧凹部を持つウェッジ状の隆起部を設け、この隆起部とチャック基部との間の前記円弧凹部を薄肉とし、かつ袋体フィルムに対し非接着の中空部を形成してベース片を袋体フィルムに接着したことを特徴とするチャック付の袋体(特許文献2参照)。頭部が形成された雄部材と、前記頭部と係止する第1と第2の係止部が形成された雌部材とを備え、前記頭部が前記第1と第2の係止部で形成された凹部に嵌合することによりこれらの雄部材と雌部材が咬合する咬合具であって、前記雄部材と前記雌部材が咬合した状態において、前記頭部は、前記凹部外に延在して前記係止部の少なくとも一方に当接する延在部を有すると共に、前記凹部内の前記延在部と頭部との間には開放された空間部が形成されていることを特徴とする咬合具(特許文献3参照)。また、上記以外では次のようなものがある。一方で、袋の開口部に嵌合部材を帯状に設けて、雄部と雌部とによって嵌合するようにしたチャック式の袋にて、スライダーにて嵌合できるようにしたスライダー付きが市販されている。このような袋にて、チャックの閉じ端部の気密性を確保したもの(特許文献4参照)が提案されている。以下、具体的に記す。開口部にスライダー付きチャックを備えた合成樹脂製袋体において、前記スライダーによるチャックの閉じ端部側におけるチャックとサイドシールとに渡る袋体隅角部に気密シールを施したことを特徴とするスライダー付き合成樹脂製袋体(特許文献4参照)。
【特許文献1】特開2010−246793
【特許文献2】特開平4−339768
【特許文献3】特開平11−46814
【特許文献4】特開2007−223651
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
第1の課題としては次のようになる。一般に、市販の汎用のチャック式の袋は、嵌合して閉じた袋の開口部を開こうとする場合、チャック背面を両手の指で掴んで引っ張って開くが、両手の指で掴んで引っ張る必要があるので、手間を要するという問題がある。また、その際、引っ張る力により、チャック周辺の袋部が裂けてしまうことがあるという問題がある。また、袋の開口部を閉じようとする場合、チャック背面を指で押圧して嵌合するが、互いのチャックの位置が合わせにくく、押圧するのにも力を必要とし、袋の開口部を閉じるのに手間を要するという問題がある。本発明は、前記問題を解消し、袋の開口部を開閉しようとする場合に手間が少なく、また、袋部が裂けてしまうことがない合成樹脂製袋体を提供することを目的とする(課題1)。次に、密閉性の高いチャック式の袋の課題について記す。第2の課題としては次のようになる。前記従来例の特許文献1については、請求項3に記載されているように、前記雌部材の第1及び第2の爪部材の先端から対向して突出する鉤部の長さは、前記雄部材の前記頭部の後面により形成される鉤受部の長さの半分以下である。よって、密閉性を高めてあるものの、嵌合する場合の強度が高いとは決していえない恐れがあり、例えば、袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度が高くないので、外側からの比較的小さい力に対しても袋が開きやすく、勝手に開いてしまう可能性を否定することができないという問題がある。本発明は、前記問題を解消し、密閉性を有していても、袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度が低くなることがなく、外側からの小さい力に対しても袋が開かず、勝手に開いてしまうことがない合成樹脂製袋体を提供することを目的とする(課題2)。また、第3の課題としては次のようになる。前記従来例の特許文献2、3については、袋の内圧が増加した場合に嵌合している部位等が可変することにより嵌合強度を高めているが、袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度もその場合に同時に高くなるので、袋の内圧が増加した場合に袋を開閉するのは容易であるとは言い難いという問題がある。本発明は、前記問題を解消し、袋の内圧が増加した場合でも袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度の変化は少なく、袋の開閉を比較的容易にできる合成樹脂製袋体を提供することを目的とする(課題3)。また、第4の課題としては次のようになる。特許文献2、3については、袋の内圧の変化を生じない物質を収納した場合、袋の内圧が増加しないので嵌合している部位等が可変せず嵌合強度が高くならず、よって、密閉性の確保が難しくなるという問題がある。本発明は、前記問題を解消し、袋の内圧の変化を生じない物質を収納した場合でも、嵌合強度が低くなりにくく、密閉性の確保ができやすい合成樹脂製袋体を提供することを目的とする(課題4)。つまり、第3、4の課題等により、袋の内圧の変化の有無にかかわらず密閉性を確保して、嵌合強度がおよそ一定のまま、袋の開閉を比較的容易にできる合成樹脂製袋体を提供することを目的とする。また、第5の課題としては次のようになる。特許文献2、3については、可変する部位については、可変するので通常と比較して長期使用すると劣化しやすいという問題がある。本発明は、前記問題を解消し、長期使用しても劣化しにくい合成樹脂製袋体を提供することを目的とする(課題5)。また、第6の課題としては次のようになる。前記従来例の特許文献4については、密封性は高く、低コストを追求しているものの、形状としては従来型のスライダー付きを踏襲しているので、材料の単価も低くなく、製造工程も複雑であり、製作コストの低廉化に限度があるという問題がある。本発明は、前記問題を解消し、材料の単価を抑え、製造工程も比較的複雑でなく、製作コストの低廉化が可能なスライダー付き合成樹脂製袋体を提供することを目的とする(課題6)。また、第7の課題としては次のようになる。特許文献4については、従来型のスライダー付きを踏襲しているので、スライダーの厚み、スライダーの重量が少なくないという問題がある。本発明は、前記問題を解消し、スライダーの厚み、スライダーの重量を比較的少なくできるスライダー付き合成樹脂製袋体を提供することを目的とする(課題7)。また、第8の課題としては次のようになる。特許文献4については、従来型のスライダー付きを踏襲しているので、袋の開閉状態の視認性は決して低くはないが高いともいえない。本発明は、前記問題を解消し、袋体の開口部の開閉状態がわかりやすい、開口部の視認性の高い合成樹脂製袋体を提供することを目的とする(課題8)。
【0004】
また、第9の課題としては次のようになる。袋体の開口部が閉口する方向にスライダーを摺動して開口部が閉口した場合に、閉口状態を保持し、密閉性の確保ができやすいスライダー付き合成樹脂製袋体を提供することを目的とする(課題9)。また、第10の課題としては次のようになる。袋体の開口部が開口する方向にスライダーを摺動し、開口部が開口しきった状態にて、スライダーが袋体から離脱するのを防止できるスライダー付き合成樹脂製袋体を提供することを目的とする(課題10)。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によると上記課題は、次のようにして解決される。
(1)頭部を有する雄部を設け、両先端に爪部を有する断面略C字状の雌部を設け、該雄部と嵌合する該雌部を設け、開口部の内側の対向する両面に第1嵌合部材を各々配置し、該両面の第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーを配置し、雄部である第1嵌合部材を配し、雌部である第2嵌合部材を配し、または、雌部である第1嵌合部材を配し、雄部である第2嵌合部材を配し、または、該両面の一方の片面に雄部を設けて該両面の残りの片面に雌部を設けた第1嵌合部材を配し、該両面の一方の片面の雄部に嵌合する雌部を設けて該両面の残りの片面の雌部に嵌合する雄部を設けた第2嵌合部材を配し、第1嵌合部材の長手方向に該スライダーを摺動させることにより該開口部が開閉する合成樹脂製袋体において、該断面略C字状の内面の高さに比べて該頭部の高さが大きい該雄部と該雌部とを設け、または、該断面略C字状の内面の幅に比べて該頭部の幅が大きい該雄部と該雌部とを設け、第1嵌合部材と第2嵌合部材とを嵌合した場合に、該雌部を該雄部が押圧し、または、該雄部を該雌部が押圧することで密閉性を有することを特徴とするスライダー付き合成樹脂製袋体とする。
【0006】
(2)鍔部を有する雄部を設け、爪部を有する雌部を設け、該雄部と嵌合する該雌部を設け、開口部の内側の対向する両面に第1嵌合部材を各々配置し、該両面の第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーを配置し、雄部である第1嵌合部材を配し、雌部である第2嵌合部材を配し、または、雌部である第1嵌合部材を配し、雄部である第2嵌合部材を配し、または、該両面の一方の片面に雄部を設けて該両面の残りの片面に雌部を設けた第1嵌合部材を配し、該両面の一方の片面の雄部に嵌合する雌部を設けて該両面の残りの片面の雌部に嵌合する雄部を設けた第2嵌合部材を配し、第1嵌合部材の長手方向に該スライダーを摺動させることにより該開口部が開閉する合成樹脂製袋体において、第1ストッパーを設け、該開口部が閉口する方向にスライダーを摺動して該開口部が閉口した場合に、第1ストッパーが当接することにより、開口部が閉口状態を保持することを特徴とするスライダー付き合成樹脂製袋体とする。
【0007】
(3)鍔部を有する雄部を設け、爪部を有する雌部を設け、該雄部と嵌合する該雌部を設け、開口部の内側の対向する両面に第1嵌合部材を各々配置し、該両面の第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーを配置し、雄部である第1嵌合部材を配し、雌部である第2嵌合部材を配し、または、雌部である第1嵌合部材を配し、雄部である第2嵌合部材を配し、または、該両面の一方の片面に雄部を設けて該両面の残りの片面に雌部を設けた第1嵌合部材を配し、該両面の一方の片面の雄部に嵌合する雌部を設けて該両面の残りの片面の雌部に嵌合する雄部を設けた第2嵌合部材を配し、第1嵌合部材の長手方向に該スライダーを摺動させることにより該開口部が開閉する合成樹脂製袋体において、該第1嵌合部材に第1突出部を設け、該第2嵌合部材に第2突出部を設け、該開口部が閉口する方向にスライダーを摺動して該開口部が閉口した場合に、第1突出部と第2突出部とが当接することにより、開口部が閉口状態を保持することを特徴とするスライダー付き合成樹脂製袋体とする。
【0008】
(4)鍔部を有する雄部を設け、爪部を有する雌部を設け、該雄部と嵌合する該雌部を設け、開口部の内側の対向する両面に第1嵌合部材を各々配置し、該両面の第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーを配置し、雄部である第1嵌合部材を配し、雌部である第2嵌合部材を配し、または、雌部である第1嵌合部材を配し、雄部である第2嵌合部材を配し、または、該両面の一方の片面に雄部を設けて該両面の残りの片面に雌部を設けた第1嵌合部材を配し、該両面の一方の片面の雄部に嵌合する雌部を設けて該両面の残りの片面の雌部に嵌合する雄部を設けた第2嵌合部材を配し、第1嵌合部材の長手方向に該スライダーを摺動させることにより該開口部が開閉する合成樹脂製袋体において、第2ストッパーを設け、該開口部が開口する方向にスライダーを摺動した場合に、第2ストッパーが当接することにより、第1嵌合部材から第2嵌合部材が離脱するのを防止することを特徴とするスライダー付き合成樹脂製袋体とする。
【0009】
(5)鍔部を有する雄部を設け、爪部を有する雌部を設け、該雄部と嵌合する該雌部を設け、開口部の内側の対向する両面に第1嵌合部材を各々配置し、該両面の第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーを配置し、雄部である第1嵌合部材を配し、雌部である第2嵌合部材を配し、または、雌部である第1嵌合部材を配し、雄部である第2嵌合部材を配し、または、該両面の一方の片面に雄部を設けて該両面の残りの片面に雌部を設けた第1嵌合部材を配し、該両面の一方の片面の雄部に嵌合する雌部を設けて該両面の残りの片面の雌部に嵌合する雄部を設けた第2嵌合部材を配し、第1嵌合部材の長手方向に該スライダーを摺動させることにより該開口部が開閉する合成樹脂製袋体において、該第1嵌合部材に第3突出部を設け、該第2嵌合部材に第4突出部を設け、該開口部が開口する方向にスライダーを摺動した場合に、第3突出部と第4突出部とが当接することにより、第1嵌合部材から第2嵌合部材が離脱するのを防止することを特徴とするスライダー付き合成樹脂製袋体とする。
【0010】
(6)上記(3)項に記載のスライダー付き合成樹脂製袋体において、前記第1嵌合部材に第1突出部を設け、に代えて、前記第1嵌合部材の長手方向の袋の縁部に第1突出部を設け、としたことを特徴とするスライダー付き合成樹脂製袋体、または、上記(5)項に記載のスライダー付き合成樹脂製袋体において、前記第1嵌合部材に第3突出部を設け、に代えて、前記第1嵌合部材の長手方向の袋の縁部に第3突出部を設け、としたことを特徴とするスライダー付き合成樹脂製袋体とする。
【0011】
(7)鍔部を有する雄部を設け、爪部を有する雌部を設け、該雄部と嵌合する該雌部を設け、開口部の内側の対向する両面に第1嵌合部材を各々配置し、該両面の第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーを配置し、雄部である第1嵌合部材を配し、雌部である第2嵌合部材を配し、または、雌部である第1嵌合部材を配し、雄部である第2嵌合部材を配し、または、該両面の一方の片面に雄部を設けて該両面の残りの片面に雌部を設けた第1嵌合部材を配し、該両面の一方の片面の雄部に嵌合する雌部を設けて該両面の残りの片面の雌部に嵌合する雄部を設けた第2嵌合部材を配し、第1嵌合部材の長手方向に該スライダーを摺動させることにより該開口部が開閉する合成樹脂製袋体において、該第1嵌合部材に第1突出部を設け、該第2嵌合部材に第2突出部を設け、該第2嵌合部材に第4突出部を設け、該開口部が閉口する方向にスライダーを摺動して該開口部が閉口した場合に、第1突出部と第2突出部とが当接することにより、開口部が閉口状態を保持し、該開口部が開口する方向にスライダーを摺動した場合に、第1突出部と第4突出部とが当接することにより、第1嵌合部材から第2嵌合部材が離脱するのを防止することを特徴とするスライダー付き合成樹脂製袋体とする。
【0012】
(8)鍔部を有する雄部を設け、爪部を有する雌部を設け、該雄部と嵌合する該雌部を設け、開口部の内側の対向する両面に第1嵌合部材を各々配置し、該両面の第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーを配置し、雄部である第1嵌合部材を配し、雌部である第2嵌合部材を配し、または、雌部である第1嵌合部材を配し、雄部である第2嵌合部材を配し、または、該両面の一方の片面に雄部を設けて該両面の残りの片面に雌部を設けた第1嵌合部材を配し、該両面の一方の片面の雄部に嵌合する雌部を設けて該両面の残りの片面の雌部に嵌合する雄部を設けた第2嵌合部材を配し、第1嵌合部材の長手方向に該スライダーを摺動させることにより該開口部が開閉する合成樹脂製袋体において、該第1嵌合部材に第1突出部を設け、該第1嵌合部材に第3突出部を設け、該第2嵌合部材に第2突出部を設け、該開口部が閉口する方向にスライダーを摺動して該開口部が閉口した場合に、第1突出部と第2突出部とが当接することにより、開口部が閉口状態を保持し、該開口部が開口する方向にスライダーを摺動した場合に、第3突出部と第2突出部とが当接することにより、第1嵌合部材から第2嵌合部材が離脱するのを防止することを特徴とするスライダー付き合成樹脂製袋体とする。
【0013】
(9)上記(2)〜(8)項に記載のスライダー付き合成樹脂製袋体において、前記鍔部を有する雄部、に代えて、頭部を有する雄部、として、前記爪部を有する雌部、に代えて、両先端に爪部を有する断面略C字状の雌部、として、該断面略C字状の内面の高さに比べて該頭部の高さが大きい該雄部と該雌部とを設け、または、該断面略C字状の内面の幅に比べて該頭部の幅が大きい該雄部と該雌部とを設け、前記第1嵌合部材と前記第2嵌合部材とを嵌合した場合に、該雌部を該雄部が押圧し、または、該雄部を該雌部が押圧することで密閉性を有することを特徴とするスライダー付き合成樹脂製袋体とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、次のような効果を奏する。
(1)本発明の請求項1記載の発明によれば、片手でスライダーを掴んで、スライダーを摺動させることにより開口部が開くので、引っ張る必要がなく、よって、嵌合して閉じた袋の開口部を開こうとする場合に手間が少ない。また、引っ張る必要がないため、袋部が裂けてしまうことがない。また、袋の開口部を閉じようとする場合、第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーによって、すでに先端の一部にて嵌合してあるので、互いのチャックの位置を改めて合わせる必要がなく、よって、押圧して嵌合する必要もない。また、スライダーを摺動させることにより開口部が閉じるので、力がなくても閉じることができ、袋の開口部を閉じる手間が少なくて済む(効果1)。また、特許文献1のような限定的な寸法形成を構成してはおらず、雄部と雌部とを嵌合した場合に、雌部を雄部が押圧、または、雄部を雌部が押圧することで密閉性を有するようにしてあり、密閉性を有していても、袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度が低くなることがなく、外側からの小さい力に対しても袋が開かず、勝手に開いてしまうことがない(効果2)。また、該断面略C字状の内面の高さに比べて該頭部の高さを大きくすることにより、密閉性を有し、高めることができる(効果2a)。また、該断面略C字状の内面の幅に比べて該頭部の幅を大きくすることにより、密閉性を有し、高めることができる(効果2b)。また、可変しない形態で設けてあり、袋の内圧が増加した場合でも袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度の変化は少ないので、袋の開閉を比較的容易にできる(効果3)。また、可変しない形態で設けてあり、袋の内圧の変化を生じない物質を収納した場合でも、嵌合強度がおよそ一定のままで、密閉性の確保ができやすい(効果4)。つまり、第3、4の効果としては、袋の内圧の変化の有無にかかわらず密閉性を有し、嵌合強度がおよそ一定のままなので、袋の開閉を比較的容易にできる。また、例えば、嵌合強度を比較的大きく設けても、袋の開閉を比較的容易にできる(効果3、4)。また、可変しない形態で設けてあり、長期使用しても劣化が比較的少ない(効果5)。また、材料の単価を抑え、製造工程も比較的複雑でなく、製作コストの低廉化が可能なスライダー付き合成樹脂製袋体である(効果6)。また、スライダーの厚み、スライダーの重量を比較的少なくできる(効果7)。また、開口部が開いている場合は、スライダーが袋より外側に出ており、また、開口部が閉じている場合は、スライダーが袋より内側に入っているので、袋体の開口部の開閉状態がとてもわかりやすく、開口部の開閉状態の視認性が高い(効果8)。
(2)本発明の請求項2記載の発明によれば、片手でスライダーを掴んで、スライダーを摺動させることにより開口部が開くので、引っ張る必要がなく、よって、嵌合して閉じた袋の開口部を開こうとする場合に手間が少ない。また、引っ張る必要がないため、袋部が裂けてしまうことがない。また、袋の開口部を閉じようとする場合、第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーによって、すでに先端の一部にて嵌合してあるので、互いのチャックの位置を改めて合わせる必要がなく、よって、押圧して嵌合する必要もない。また、スライダーを摺動させることにより開口部が閉じるので、力がなくても閉じることができ、袋の開口部を閉じる手間が少なくて済む(効果1)。また、可変しない形態で設けてあり、袋の内圧が増加した場合でも袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度の変化は少ないので、袋の開閉を比較的容易にできる。また、例えば、嵌合強度を比較的大きく設けても、袋の開閉を比較的容易にできる(効果3)。また、可変しない形態で設けてあり、長期使用しても劣化が比較的少ない(効果5)。また、材料の単価を抑え、製造工程も比較的複雑でなく、製作コストの低廉化が可能なスライダー付き合成樹脂製袋体である(効果6)。また、スライダーの厚み、スライダーの重量を比較的少なくできる(効果7)。また、開口部が開いている場合は、スライダーが袋より外側に出ており、また、開口部が閉じている場合は、スライダーが袋より内側に入っているので、袋体の開口部の開閉状態がとてもわかりやすく、開口部の開閉状態の視認性が高い(効果8)。また、開口部が閉口する方向にスライダーを摺動して該開口部が閉口した場合に、第1突出部と第2突出部とにより構成される第1ストッパーが当接することにより、開口部が閉口状態を保持するため、開口部が不意に開いてしまうということがない。また、開口部が閉口状態を保持するため、密閉性の確保ができやすい(効果9)。
(3)本発明の請求項3記載の発明によれば、片手でスライダーを掴んで、スライダーを摺動させることにより開口部が開くので、引っ張る必要がなく、よって、嵌合して閉じた袋の開口部を開こうとする場合に手間が少ない。また、引っ張る必要がないため、袋部が裂けてしまうことがない。また、袋の開口部を閉じようとする場合、第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーによって、すでに先端の一部にて嵌合してあるので、互いのチャックの位置を改めて合わせる必要がなく、よって、押圧して嵌合する必要もない。また、スライダーを摺動させることにより開口部が閉じるので、力がなくても閉じることができ、袋の開口部を閉じる手間が少なくて済む(効果1)。また、可変しない形態で設けてあり、袋の内圧が増加した場合でも袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度の変化は少ないので、袋の開閉を比較的容易にできる。また、例えば、嵌合強度を比較的大きく設けても、袋の開閉を比較的容易にできる(効果3)。また、可変しない形態で設けてあり、長期使用しても劣化が比較的少ない(効果5)。また、材料の単価を抑え、製造工程も比較的複雑でなく、製作コストの低廉化が可能なスライダー付き合成樹脂製袋体である(効果6)。また、スライダーの厚み、スライダーの重量を比較的少なくできる(効果7)。また、開口部が開いている場合は、スライダーが袋より外側に出ており、また、開口部が閉じている場合は、スライダーが袋より内側に入っているので、袋体の開口部の開閉状態がとてもわかりやすく、開口部の開閉状態の視認性が高い(効果8)。また、開口部が閉口する方向にスライダーを摺動して該開口部が閉口した場合に、第1突出部と第2突出部とにより構成される第1ストッパーが当接することにより、開口部が閉口状態を保持するため、開口部が不意に開いてしまうということがない。また、開口部が閉口状態を保持するため、密閉性の確保ができやすい(効果9)。また、第1突出部を第1嵌合部材に設けてあるので、強度的には高い(効果13)。また、第2突出部を第2嵌合部材に設けてあるので、強度的には高い(効果13a)。また、第1突出部を第1嵌合部材に設けてあるので、別々に設ける場合に比較して、重複あるいは共用する部分を削減することができ、第1突出部自体の断面積が少なくて済む。また、第1突出部と第1嵌合部材とを同時に加工ができるので、製造コストを低減することができる(効果13−2)。また、第2突出部を第2嵌合部材に設けてあるので、別々に設ける場合に比較して、重複あるいは共用する部分を削減することができ、第2突出部自体の断面積が少なくて済む。また、第2突出部と第2嵌合部材とを同時に加工ができるので、製造コストを低減することができる(効果13−2a)。
(4)本発明の請求項4記載の発明によれば、片手でスライダーを掴んで、スライダーを摺動させることにより開口部が開くので、引っ張る必要がなく、よって、嵌合して閉じた袋の開口部を開こうとする場合に手間が少ない。また、引っ張る必要がないため、袋部が裂けてしまうことがない。また、袋の開口部を閉じようとする場合、第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーによって、すでに先端の一部にて嵌合してあるので、互いのチャックの位置を改めて合わせる必要がなく、よって、押圧して嵌合する必要もない。また、スライダーを摺動させることにより開口部が閉じるので、力がなくても閉じることができ、袋の開口部を閉じる手間が少なくて済む(効果1)。また、可変しない形態で設けてあり、袋の内圧が増加した場合でも袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度の変化は少ないので、袋の開閉を比較的容易にできる。また、例えば、嵌合強度を比較的大きく設けても、袋の開閉を比較的容易にできる(効果3)。また、可変しない形態で設けてあり、長期使用しても劣化が比較的少ない(効果5)。また、材料の単価を抑え、製造工程も比較的複雑でなく、製作コストの低廉化が可能なスライダー付き合成樹脂製袋体である(効果6)。また、スライダーの厚み、スライダーの重量を比較的少なくできる(効果7)。また、開口部が開いている場合は、スライダーが袋より外側に出ており、また、開口部が閉じている場合は、スライダーが袋より内側に入っているので、袋体の開口部の開閉状態がとてもわかりやすく、開口部の開閉状態の視認性が高い(効果8)。また、開口部が開口する方向にスライダーを摺動した場合に、第3突出部と第4突出部とにより構成される第2ストッパーが当接することにより(開口部が開口しきった状態にて)、第1嵌合部材から第2嵌合部材が離脱するのを防止できる。スライダーが袋体から離脱するのを防止できる(効果10)。
(5)本発明の請求項5記載の発明によれば、片手でスライダーを掴んで、スライダーを摺動させることにより開口部が開くので、引っ張る必要がなく、よって、嵌合して閉じた袋の開口部を開こうとする場合に手間が少ない。また、引っ張る必要がないため、袋部が裂けてしまうことがない。また、袋の開口部を閉じようとする場合、第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーによって、すでに先端の一部にて嵌合してあるので、互いのチャックの位置を改めて合わせる必要がなく、よって、押圧して嵌合する必要もない。また、スライダーを摺動させることにより開口部が閉じるので、力がなくても閉じることができ、袋の開口部を閉じる手間が少なくて済む(効果1)。また、可変しない形態で設けてあり、袋の内圧が増加した場合でも袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度の変化は少ないので、袋の開閉を比較的容易にできる。また、例えば、嵌合強度を比較的大きく設けても、袋の開閉を比較的容易にできる(効果3)。また、可変しない形態で設けてあり、長期使用しても劣化が比較的少ない(効果5)。また、材料の単価を抑え、製造工程も比較的複雑でなく、製作コストの低廉化が可能なスライダー付き合成樹脂製袋体である(効果6)。また、スライダーの厚み、スライダーの重量を比較的少なくできる(効果7)。また、開口部が開いている場合は、スライダーが袋より外側に出ており、また、開口部が閉じている場合は、スライダーが袋より内側に入っているので、袋体の開口部の開閉状態がとてもわかりやすく、開口部の開閉状態の視認性が高い(効果8)。また、開口部が開口する方向にスライダーを摺動した場合に、第3突出部と第4突出部とにより構成される第2ストッパーが当接することにより(開口部が開口しきった状態にて)、第1嵌合部材から第2嵌合部材が離脱するのを防止できる。スライダーが袋体から離脱するのを防止できる(効果10)。また、第3突出部を第1嵌合部材に設けてあるので、強度的には高い(効果13−1)。また、第4突出部を第2嵌合部材に設けてあるので、強度的には高い(効果13−1a)。また、第3突出部を第1嵌合部材に設けてあるので、別々に設ける場合に比較して、重複あるいは共用する部分を削減することができ、第3突出部自体の断面積が少なくて済む。また、第3突出部と第1嵌合部材とを同時に加工ができるので、製造コストを低減することができる(効果13−3)。また、第4突出部を第2嵌合部材に設けてあるので、別々に設ける場合に比較して、重複あるいは共用する部分を削減することができ、第4突出部自体の断面積が少なくて済む。また、第4突出部と第2嵌合部材とを同時に加工ができるので、製造コストを低減することができる(効果13−3a)。
(6)本発明の請求項6記載の発明によれば、片手でスライダーを掴んで、スライダーを摺動させることにより開口部が開くので、引っ張る必要がなく、よって、嵌合して閉じた袋の開口部を開こうとする場合に手間が少ない。また、引っ張る必要がないため、袋部が裂けてしまうことがない。また、袋の開口部を閉じようとする場合、第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーによって、すでに先端の一部にて嵌合してあるので、互いのチャックの位置を改めて合わせる必要がなく、よって、押圧して嵌合する必要もない。また、スライダーを摺動させることにより開口部が閉じるので、力がなくても閉じることができ、袋の開口部を閉じる手間が少なくて済む(効果1)。また、可変しない形態で設けてあり、袋の内圧が増加した場合でも袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度の変化は少ないので、袋の開閉を比較的容易にできる。また、例えば、嵌合強度を比較的大きく設けても、袋の開閉を比較的容易にできる(効果3)。また、可変しない形態で設けてあり、長期使用しても劣化が比較的少ない(効果5)。また、材料の単価を抑え、製造工程も比較的複雑でなく、製作コストの低廉化が可能なスライダー付き合成樹脂製袋体である(効果6)。また、スライダーの厚み、スライダーの重量を比較的少なくできる(効果7)。また、開口部が開いている場合は、スライダーが袋より外側に出ており、また、開口部が閉じている場合は、スライダーが袋より内側に入っているので、袋体の開口部の開閉状態がとてもわかりやすく、開口部の開閉状態の視認性が高い(効果8)。また、開口部が閉口する方向にスライダーを摺動して該開口部が閉口した場合に、第1突出部と第2突出部とにより構成される第1ストッパーが当接することにより、開口部が閉口状態を保持するため、開口部が不意に開いてしまうということがない。また、開口部(6)が閉口状態を保持するため、密閉性の確保ができやすい(効果9)。また、開口部が開口する方向にスライダーを摺動した場合に、第3突出部と第4突出部とにより構成される第2ストッパーが当接することにより(開口部が開口しきった状態にて)、第1嵌合部材から第2嵌合部材が離脱するのを防止できる。スライダーが袋体から離脱するのを防止できる(効果10)。また、第2突出部を第2嵌合部材に設けてあるので、別々に設ける場合に比較して、重複あるいは共用する部分を削減することができ、第2突出部自体の断面積が少なくて済む。また、第2突出部と第2嵌合部材とを同時に加工ができるので、製造コストを低減することができる(効果13−2a)。また、第4突出部を第2嵌合部材に設けてあるので、別々に設ける場合に比較して、重複あるいは共用する部分を削減することができ、第4突出部自体の断面積が少なくて済む。また、第4突出部と第2嵌合部材とを同時に加工ができるので、製造コストを低減することができる(効果13−3a)。
(7)本発明の請求項7記載の発明によれば、片手でスライダーを掴んで、スライダーを摺動させることにより開口部が開くので、引っ張る必要がなく、よって、嵌合して閉じた袋の開口部を開こうとする場合に手間が少ない。また、引っ張る必要がないため、袋部が裂けてしまうことがない。また、袋の開口部を閉じようとする場合、第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーによって、すでに先端の一部にて嵌合してあるので、互いのチャックの位置を改めて合わせる必要がなく、よって、押圧して嵌合する必要もない。また、スライダーを摺動させることにより開口部が閉じるので、力がなくても閉じることができ、袋の開口部を閉じる手間が少なくて済む(効果1)。また、可変しない形態で設けてあり、袋の内圧が増加した場合でも袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度の変化は少ないので、袋の開閉を比較的容易にできる。また、例えば、嵌合強度を比較的大きく設けても、袋の開閉を比較的容易にできる(効果3)。また、可変しない形態で設けてあり、長期使用しても劣化が比較的少ない(効果5)。また、材料の単価を抑え、製造工程も比較的複雑でなく、製作コストの低廉化が可能なスライダー付き合成樹脂製袋体である(効果6)。また、スライダーの厚み、スライダーの重量を比較的少なくできる(効果7)。また、開口部が開いている場合は、スライダーが袋より外側に出ており、また、開口部が閉じている場合は、スライダーが袋より内側に入っているので、袋体の開口部の開閉状態がとてもわかりやすく、開口部の開閉状態の視認性が高い(効果8)。また、開口部が閉口する方向にスライダーを摺動して該開口部が閉口した場合に、第1突出部と第2突出部とにより構成される第1ストッパーが当接することにより、開口部が閉口状態を保持するため、開口部が不意に開いてしまうということがない。また、開口部が閉口状態を保持するため、密閉性の確保ができやすい(効果9)。また、開口部が開口する方向にスライダーを摺動した場合に、第3突出部と第4突出部とにより構成される第2ストッパーが当接することにより(開口部が開口しきった状態にて)、第1嵌合部材から第2嵌合部材が離脱するのを防止できる。スライダーが袋体から離脱するのを防止できる(効果10)。また、第1突出部を第1嵌合部材に設けてあるので、強度的には高い(効果13)。また、第2突出部を第2嵌合部材に設けてあるので、強度的には高い(効果13a)。また、第4突出部を第2嵌合部材に設けてあるので、強度的には高い(効果13−1a)。また、第1突出部を第1嵌合部材に設けてあるので、別々に設ける場合に比較して、重複あるいは共用する部分を削減することができ、第1突出部自体の断面積が少なくて済む。また、第1突出部と第1嵌合部材とを同時に加工ができるので、製造コストを低減することができる(効果13−2)。また、第2突出部を第2嵌合部材に設けてあるので、別々に設ける場合に比較して、重複あるいは共用する部分を削減することができ、第2突出部自体の断面積が少なくて済む。また、第2突出部と第2嵌合部材とを同時に加工ができるので、製造コストを低減することができる(効果13−2a)。また、第4突出部を第2嵌合部材に設けてあるので、別々に設ける場合に比較して、重複あるいは共用する部分を削減することができ、第4突出部自体の断面積が少なくて済む。また、第4突出部と第2嵌合部材とを同時に加工ができるので、製造コストを低減することができる(効果13−3a)。また、第1突出部と第3突出部とを合体し、第1突出部のみとすることにより、材料費、加工費等が軽減される(効果13−5)。
(8)本発明の請求項8記載の発明によれば、片手でスライダーを掴んで、スライダーを摺動させることにより開口部が開くので、引っ張る必要がなく、よって、嵌合して閉じた袋の開口部を開こうとする場合に手間が少ない。また、引っ張る必要がないため、袋部が裂けてしまうことがない。また、袋の開口部を閉じようとする場合、第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーによって、すでに先端の一部にて嵌合してあるので、互いのチャックの位置を改めて合わせる必要がなく、よって、押圧して嵌合する必要もない。また、スライダーを摺動させることにより開口部が閉じるので、力がなくても閉じることができ、袋の開口部を閉じる手間が少なくて済む(効果1)。また、可変しない形態で設けてあり、袋の内圧が増加した場合でも袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度の変化は少ないので、袋の開閉を比較的容易にできる。また、例えば、嵌合強度を比較的大きく設けても、袋の開閉を比較的容易にできる(効果3)。また、可変しない形態で設けてあり、長期使用しても劣化が比較的少ない(効果5)。また、材料の単価を抑え、製造工程も比較的複雑でなく、製作コストの低廉化が可能なスライダー付き合成樹脂製袋体である(効果6)。また、スライダーの厚み、スライダーの重量を比較的少なくできる(効果7)。また、開口部が開いている場合は、スライダーが袋より外側に出ており、また、開口部が閉じている場合は、スライダーが袋より内側に入っているので、袋体の開口部の開閉状態がとてもわかりやすく、開口部の開閉状態の視認性が高い(効果8)。また、開口部が閉口する方向にスライダーを摺動して該開口部が閉口した場合に、第1突出部と第2突出部とにより構成される第1ストッパーが当接することにより、開口部が閉口状態を保持するため、開口部が不意に開いてしまうということがない。また、開口部が閉口状態を保持するため、密閉性の確保ができやすい(効果9)。また、開口部が開口する方向にスライダーを摺動した場合に、第3突出部と第4突出部とにより構成される第2ストッパーが当接することにより(開口部が開口しきった状態にて)、第1嵌合部材から第2嵌合部材が離脱するのを防止できる。スライダーが袋体から離脱するのを防止できる(効果10)。また、第1突出部を第1嵌合部材に設けてあるので、強度的には高い(効果13)。また、第2突出部を第2嵌合部材に設けてあるので、強度的には高い(効果13a)。また、第3突出部を第1嵌合部材に設けてあるので、強度的には高い(効果13−1)。また、第1突出部を第1嵌合部材に設けてあるので、別々に設ける場合に比較して、重複あるいは共用する部分を削減することができ、第1突出部自体の断面積が少なくて済む。また、第1突出部と第1嵌合部材とを同時に加工ができるので、製造コストを低減することができる(効果13−2)。また、第2突出部を第2嵌合部材に設けてあるので、別々に設ける場合に比較して、重複あるいは共用する部分を削減することができ、第2突出部自体の断面積が少なくて済む。また、第2突出部と第2嵌合部材とを同時に加工ができるので、製造コストを低減することができる(効果13−2a)。また、第3突出部を第1嵌合部材に設けてあるので、別々に設ける場合に比較して、重複あるいは共用する部分を削減することができ、第3突出部自体の断面積が少なくて済む。また、第3突出部と第1嵌合部材とを同時に加工ができるので、製造コストを低減することができる(効果13−3)。また、第2突出部と第4突出部とを合体し、第2突出部のみとすることにより、材料費、加工費等が軽減される(効果13−6)。
(9)本発明の請求項9記載の発明によれば、片手でスライダーを掴んで、スライダーを摺動させることにより開口部が開くので、引っ張る必要がなく、よって、嵌合して閉じた袋の開口部を開こうとする場合に手間が少ない。また、引っ張る必要がないため、袋部が裂けてしまうことがない。また、袋の開口部を閉じようとする場合、第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーによって、すでに先端の一部にて嵌合してあるので、互いのチャックの位置を改めて合わせる必要がなく、よって、押圧して嵌合する必要もない。また、スライダーを摺動させることにより開口部が閉じるので、力がなくても閉じることができ、袋の開口部を閉じる手間が少なくて済む(効果1)。また、特許文献1のような限定的な寸法形成を構成してはおらず、雄部と雌部とを嵌合した場合に、雌部を雄部が押圧、または、雄部を雌部が押圧することで密閉性を有するようにしてあり、密閉性を有していても、袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度が低くなることがなく、外側からの小さい力に対しても袋が開かず、勝手に開いてしまうことがない(効果2)。また、該断面略C字状の内面の高さに比べて該頭部の高さを大きくすることにより、密閉性を有し、高めることができる(効果2a)。また、該断面略C字状の内面の幅に比べて該頭部の幅を大きくすることにより、密閉性を有し、高めることができる(効果2b)。また、可変しない形態で設けてあり、袋の内圧が増加した場合でも袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度の変化は少ないので、袋の開閉を比較的容易にできる(効果3)。また、可変しない形態で設けてあり、袋の内圧の変化を生じない物質を収納した場合でも、嵌合強度がおよそ一定のままで、密閉性の確保ができやすい(効果4)。つまり、第3、4の効果としては、袋の内圧の変化の有無にかかわらず密閉性を有し、嵌合強度がおよそ一定のままなので、袋の開閉を比較的容易にできる。また、例えば、嵌合強度を比較的大きく設けても、袋の開閉を比較的容易にできる(効果3、4)。また、可変しない形態で設けてあり、長期使用しても劣化が比較的少ない(効果5)。また、材料の単価を抑え、製造工程も比較的複雑でなく、製作コストの低廉化が可能なスライダー付き合成樹脂製袋体である(効果6)。また、スライダーの厚み、スライダーの重量を比較的少なくできる(効果7)。また、開口部が開いている場合は、スライダーが袋より外側に出ており、また、開口部が閉じている場合は、スライダーが袋より内側に入っているので、袋体の開口部の開閉状態がとてもわかりやすく、開口部の開閉状態の視認性が高い(効果8)。また、開口部が閉口する方向にスライダーを摺動して該開口部が閉口した場合に、第1突出部と第2突出部とにより構成される第1ストッパーが当接することにより、開口部が閉口状態を保持するため、開口部が不意に開いてしまうということがない。また、開口部が閉口状態を保持するため、密閉性の確保ができやすい(効果9)。また、開口部が開口する方向にスライダーを摺動した場合に、第3突出部と第4突出部とにより構成される第2ストッパーが当接することにより(開口部が開口しきった状態にて)、第1嵌合部材から第2嵌合部材が離脱するのを防止できる。スライダーが袋体から離脱するのを防止できる(効果10)。また、第1突出部を第1嵌合部材に設けてあるので、強度的には高い(効果13)。また、第2突出部を第2嵌合部材に設けてあるので、強度的には高い(効果13a)。また、第3突出部を第1嵌合部材に設けてあるので、強度的には高い(効果13−1)。また、第4突出部を第2嵌合部材に設けてあるので、強度的には高い(効果13−1a)。また、第1突出部を第1嵌合部材に設けてあるので、別々に設ける場合に比較して、重複あるいは共用する部分を削減することができ、第1突出部自体の断面積が少なくて済む。また、第1突出部と第1嵌合部材とを同時に加工ができるので、製造コストを低減することができる(効果13−2)。また、第2突出部を第2嵌合部材に設けてあるので、別々に設ける場合に比較して、重複あるいは共用する部分を削減することができ、第2突出部自体の断面積が少なくて済む。また、第2突出部と第2嵌合部材とを同時に加工ができるので、製造コストを低減することができる(効果13−2a)。また、第3突出部を第1嵌合部材に設けてあるので、別々に設ける場合に比較して、重複あるいは共用する部分を削減することができ、第3突出部自体の断面積が少なくて済む。また、第3突出部と第1嵌合部材とを同時に加工ができるので、製造コストを低減することができる(効果13−3)。また、第4突出部を第2嵌合部材に設けてあるので、別々に設ける場合に比較して、重複あるいは共用する部分を削減することができ、第4突出部自体の断面積が少なくて済む。また、第4突出部と第2嵌合部材とを同時に加工ができるので、製造コストを低減することができる(効果13−3a)。また、第1突出部と第3突出部とを合体し、第1突出部のみとすることにより、材料費、加工費等が軽減される(効果13−5)。また、第2突出部と第4突出部とを合体し、第2突出部のみとすることにより、材料費、加工費等が軽減される(効果13−6)。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下に、添付図面に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明するが、本発明の範囲は、以下に説明される実施の形態に限定されるものではない。本発明の一実施形態である、実施例1である、スライダー付き合成樹脂製袋体(1)について記す。なお、各図中にて、記載している波線等は省略部分を表す。図5は、図1〜2にて、横方向から見た第1嵌合部材の簡易図であり、面(M1)(N1)(O1)(P1)〜面(M6)(N6)(O6)(P6)の位置関係を表した図である。面(M1)(N1)(O1)(P1)は、面(M6)(N6)(O6)(P6)より、(矢印Y)方向、つまり、合成樹脂製袋体(1)の奥側(45)にある。言い換えると、面(M6)(N6)(O6)(P6)は、面(M1)(N1)(O1)(P1)より、(矢印Z)方向、つまり、合成樹脂製袋体(1)の手前側(46)にある。また、図1〜2、41にて、面(M4)(N4)(O4)(P4)と面(M4A)(N4A)(O4A)(P4A)とは、ほぼ同じ位置としてあるが、面(M4)(N4)(O4)(P4)は手前側(46)、面(M4A)(N4A)(O4A)(P4A)は奥側(45)としてある。また、図6〜8、30〜35は、実施例1(1)の、第1嵌合部材(9)(9A)に嵌合する第2嵌合部材(10)(10A)等で、図1〜2にて、第1嵌合部材(9)(9A)の長手方向(矢印X)にて、(矢印Y)から見た断面図を描いてある。また、図6〜8は、図1の面(M3)(N3)(O3)(P3)の部分拡大図である。また、図40は、各突出部の片側部分の部分拡大図である。
【0016】
実施例1(1)である、スライダー付き合成樹脂製袋体(1)は、図1〜8、30〜41にて、次のようにしてある。鍔部(2)(2C)(2A)(2B)を有する雄部(3)(3A)を設けてある。頭部(14)(14A)を有する雄部(3)(3A)を設けてある。爪部(4)(4C)(4A)(4B)を有する雌部(5)(5A)を設けてある。両先端(15)(15C)(15A)(15B)に爪部(4)(4C)(4A)(4B)を有する断面略C字状(16)(16A)の雌部(5)(5A)を設けてある。該雄部(3)(3A)と嵌合する該雌部(5)(5A)を設けてある。開口部(6)の内側(7)の対向する両面(8)(8A)に第1嵌合部材(9)(9A)を各々配置してある。該両面(8)(8A)の第1嵌合部材(9)(9A)に各々嵌合する第2嵌合部材(10)(10A)を設けたスライダー(11)を配置してある。雌部(5)(5A)である第1嵌合部材(9)(9A)を配してある。雄部(3)(3A)である第2嵌合部材(10)(10A)を配してある。第1嵌合部材(9)(9A)の長手方向(矢印X)に該スライダー(11)を摺動させることにより該開口部(6)が開閉する合成樹脂製袋体において、第1嵌合部材(9)(9A)と第2嵌合部材(10)(10A)とを嵌合した場合に、つまり、該雄部(3)(3A)と該雌部(5)(5A)とを嵌合した場合に、該雌部(5)(5A)を該雄部(3)(3A)が押圧する。または、第1嵌合部材(9)(9A)と第2嵌合部材(10)(10A)とを嵌合した場合に、つまり、該雄部(3)(3A)と該雌部(5)(5A)とを嵌合した場合に、該雄部(3)(3A)を該雌部(5)(5A)が押圧する。押圧することで密閉性を有する。
【0017】
該雄部(3)(3A)と該雌部(5)(5A)とを嵌合した場合に、該雌部(5)(5A)を該雄部(3)(3A)が押圧する、または、該雄部(3)(3A)を該雌部(5)(5A)が押圧することについて一部説明する。図8にて、雄部(3)(3A)と雌部(5)(5A)とを嵌合した場合に、雄部(3)(3A)と雌部(5)(5A)とが接触することにより、接触面(12)(12C)(12A)(12B)が生じる。なお、接触面(12)(12C)(12A)(12B)が生じるように、寸法、材質、形状等にて、雄部(3)(3A)と雌部(5)(5A)の差異等により設けてある。雄部(3)(3A)と雌部(5)(5A)とが接触する。面接触する。面接触した部位にて、雌部(5)(5A)を雄部(3)(3A)が押圧する。または、雄部(3)(3A)を雌部(5)(5A)が押圧する。なお、面接触した部位、つまり、接触面(12)(12C)(12A)(12B)は4箇所としてある。また、雄部(3)(3A)および雌部(5)(5A)の表面積全体に対して、接触、押圧する面は一部としてある。それ以外の面は非接触面(13)(13A)としてあり、隙間(21)(21A)を設けてある。接触、押圧する面を一部として、隙間(21)(21A)を設けることにより、第1嵌合部材(9)(9A)の長手方向(矢印X)に該スライダー(11)を摺動する場合の抵抗を軽減することができ、該開口部(6)が開閉するのに力を必要とせずに容易になる(効果11)。
【0018】
また、実施例1(1)は、次のようにしてある。以下に記載している「中間部」とは、図1〜2、5にて、面(M2)(N2)(O2)(P2)(ただし、面(M2)(N2)(O2)(P2)自身を含まない)から面(M4)(N4)(O4)(P4)(ただし、面(M4)(N4)(O4)(P4)自身を含まない)の間を指している。例えば、図40にて、第1嵌合部材(9)は、中間部では、円弧Hまでの面で形成してある。対応する第2嵌合部材(10)は、中間部では、円弧Jまでの面で形成してある。よって、各々の中間部で、第1嵌合部材(9)と第2嵌合部材(10)とが当接することはない。
【0019】
また、実施例1(1)は、次のようにしてある。開口部(6)の内側(7)の対向する両面(8)(8A)に第1嵌合部材(9)(9A)を各々配置してあるが、図7〜8にて、開口部(6)の内側(7)の対向する両面(8)(8A)と各々の第1嵌合部材(9)(9A)との間に第1基部(51)(51A)を各々設けてある。一体的に設けてある。言い方をかえると次のようになる。両面(8)(8A)の一方の片面(8)と第1嵌合部材(9)との間、両面(8)(8A)の残りの片面(8A)と第1嵌合部材(9A)との間に第1基部(51)(51A)を各々設けてある。
【0020】
次に、本発明の実施形態である、各実施例の材質について記す。雄部、雌部、第1基部、第2基部の材質として、ホモポリプロピレン、ブロックポリプロピレン、ランダムポリプロピレン、プロピレンーエチレンーブテン1ランダム三元共重合体、エチレン―α―オレフィン共重合体、エチレン―極性ビニルモノマー共重合体、ポリオレフィン系特殊軟質樹脂(TPO樹脂)等の熱可塑性樹脂、エチレンープロピレン系共重合体、エラストマーなどが考えられるが、この限りではない。また、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン系の合成樹脂のほか、ポリ乳酸としてもよく、ポリ乳酸以外の脂肪族ポリエステル樹脂とポリ乳酸を混合した樹脂組成物としてもよいし、他の材料を選択してもよい。また、雄部、雌部、の材質と、第1基部、第2基部の材質は、同じものを使用してもよい。雄部の材質と雌部の材質は相互に異種のものを使用してもよい。
【0021】
また、実施例1(1)は次のようにしてある。第1嵌合部材(9)(9A)の長手方向(矢印X)にて、雌部(5)(5A)である第1嵌合部材(9)(9A)に、雄部(3)(3A)である第2嵌合部材(10)(10A)を挿入して嵌合して組立ててある。ただし、第1嵌合部材(9)(9A)の長手方向(矢印X)と直交する方向、つまり、第1嵌合部材(9)(9A)の短手方向(矢印W)にて、雄部(3)(3A)と雌部(5)(5A)とを対向して押圧させて、爪部(4)(4C)(4A)(4B)が弾性変形しても、爪部(4)(4C)、(4A)(4B)間を鍔部(2)(2C)、(2A)(2B)が通過することは、主に材料の硬度等の原因により難しい。よって、第1嵌合部材(9)(9A)の短手方向(矢印W)にて、爪部(4)(4C)、(4A)(4B)間に鍔部(2)(2C)、(2A)(2B)は挿入できず、雄部(3)(3A)と雌部(5)(5A)とは嵌合しない。雄部(3)(3A)と雌部(5)(5A)とは嵌合しないので、第1嵌合部材(9)(9A)の短手方向(矢印W)にて、雄部(3)(3A)と雌部(5)(5A)とを対向して押圧させても、開口部(6)を誤って閉じてしまうことはない(効果11−1)。また、同様に、第1嵌合部材(9)(9A)の短手方向(矢印W)にて、嵌合した雄部(3)(3A)と雌部(5)(5A)とを引っ張って、引き離そうとしても難しく、引き離されることはない。よって、第1嵌合部材(9)(9A)の短手方向(矢印W)にて、雄部(3)(3A)と雌部(5)(5A)とが嵌合状態から不意に解除することはない(効果11−2)。
【0022】
また、実施例1(1)は、図1〜2、30〜32、36〜37、40〜41にて、次のようにしてある。なお、実施例1(1)では、図30〜32は、図1の面(M4)(N4)(O4)(P4)を(矢印Y)から見た部分拡大断面図を描いてある。また、図36〜37は、第1嵌合部材と嵌合する第2嵌合部材の上からの部分拡大断面図を描いてある。なお、図37は、図32の線QRにて上方向(矢印I)から見た図である。図37は、図36にて、開口部が閉口する方向(矢印Y)に第2嵌合部材を摺動させた図である。以下、実施例1(1)について説明する。第1ストッパー(33)(33A)を設けてある。第1ストッパー(33)(33A)は、該第1突出部(34)(34A)と該第2突出部(35)(35A)により形成される。該第1嵌合部材(9)(9A)に第1突出部(34)(34A)を設けてある。図40にて、例えば、該第1突出部(34)は、第1嵌合部材(9)の円弧(J)から円弧(H)までの面で形成してある。該第2嵌合部材(10)(10A)に第2突出部(35)(35A)を設けてある。同様に、例えば、該第2突出部(35)は、第2嵌合部材(10)の円弧(J)から円弧(K)までの面で形成してある。第1ストッパー(33)(33A)を配置する箇所は、図1の面(M4)(N4)(O4)(P4)の位置としてある。図41にて、合成樹脂製袋体(1)の手前側(46)の端部(39)に第1突出部(34)(34A)を配置してある。第1嵌合部材(9)(9A)の端部(39)に第1突出部(34)(34A)を配置してある。図41にて、スライダー(11)の手前側(59)の端部(40)に第2突出部(35)(35A)を配置してある。第2嵌合部材(10)(10A)の端部(40)に第2突出部(35)(35A)を配置してある。次に、作用等について記す。開口している開口部(6)にて、開口部(6)が閉口する方向(矢印Y)にスライダー(11)を摺動して該開口部(6)が閉口した場合に、第1ストッパー(33)(33A)が当接することにより、開口部(6)が閉口状態を保持する。つまり、開口部(6)が閉口する方向(矢印Y)にスライダー(11)を摺動し、第1突出部(34)(34A)と第2突出部(35)(35A)とが当接する箇所まで摺動し続けると、第1突出部(34)(34A)と第2突出部(35)(35A)とが当接する。詳細には、開口部(6)が閉口する方向(矢印Y)にスライダー(11)を摺動し、図36にて、第1突出部(34)(34A)と第2突出部(35)(35A)とが当接する箇所まで摺動し続けると、第1突出部(34)(34A)の手前側の面(53)(53A)と第2突出部(35)(35A)の奥側の面(54)(54A)とが当接する。例えば、第1突出部(34)と第2突出部(35)とが当接する面は、図40にて、円弧(J)から円弧(K)までとなる。さらに、そのまま、開口部(6)が閉口する方向(矢印Y)にスライダー(11)を摺動し続けると、第1突出部(34)(34A)と第2突出部(35)(35A)とが当接する面積は大きくないので、図37にて、僅かな力で、第2突出部(35)(35A)が第1突出部(34)(34A)を跳び越えて、開口部(6)が閉口する。跳び越えたあと、第1突出部(34)(34A)の奥側の面(55)(55A)と第2突出部(35)(35A)の手前側の面(56)(56A)とが当接するので、開口部(6)が閉口状態を保持する。次に、閉口状態を保持している開口部(6)にて、開口部(6)が開口する方向(矢印Z)にスライダー(11)を摺動すると、第1突出部(34)(34A)と第2突出部(35)(35A)とが当接していた面積は大きくないので、僅かな力で、第2突出部(35)(35A)が第1突出部(34)(34A)を跳び越えて、開口部(6)が開口する。
【0023】
また、実施例1(1)は、図1〜2、33〜35、38〜39、40〜41にて、次のようにしてある。なお、実施例1(1)では、図33〜35は、図2の面(M4A)(N4A)(O4A)(P4A)を(矢印Y)から見た部分拡大断面図を描いてある。また、図38〜39は、第1嵌合部材に嵌合する第2嵌合部材の上からの部分拡大断面図を描いてある。また、図39は、図35の線UVにて上方向(矢印I)から見た図である。図39は、図38にて、開口部が開口する方向(矢印Z)に第2嵌合部材を摺動させた図である。以下、実施例1(1)について説明する。第2ストッパー(36)(36A)を設けてある。第2ストッパー(36)(36A)は、該第3突出部(37)(37A)と該第4突出部(38)(38A)により形成される。該第1嵌合部材(9)(9A)に第3突出部(37)(37A)を設けてある。図40にて、例えば、該第3突出部(37)は、第1嵌合部材(9)の円弧(J)から円弧(H)までの面で形成してある。該第2嵌合部材(10)(10A)に第4突出部(38)(38A)を設けてある。同様に、該第4突出部(38)は、第2嵌合部材(10)の円弧(J)から円弧(H)までの面で形成してある。第2ストッパー(36)(36A)を配置する箇所は、図2の面(M4A)(N4A)(O4A)(P4A)の位置としてある。図41にて、合成樹脂製袋体(1)の手前側(46)の端部(39)に第3突出部(37)(37A)を配置してある。第1嵌合部材(9)(9A)の端部(39)に第3突出部(37)(37A)を配置してある。図41にて、スライダー(11)の奥側(60)の端部(41)に第4突出部(38)(38A)を配置してある。第2嵌合部材(10)(10A)の端部(41)に第4突出部(38)(38A)を配置してある。次に、作用等について記す。該開口部(6)が開口する方向(矢印Z)にスライダー(11)を摺動した場合に、第2ストッパー(36)(36A)が当接することにより、第1嵌合部材(9)(9A)から第2嵌合部材(10)(10A)が離脱するのを防止する。つまり、開口部(6)が開口する方向(矢印Z)にスライダー(11)を摺動し、第3突出部(37)(37A)と第4突出部(38)(38A)とが当接する箇所まで摺動し続けると、第3突出部(37)(37A)と第4突出部(38)(38A)とが当接する。詳細には、開口部(6)が開口する方向(矢印Z)にスライダー(11)を摺動し、図38、39にて、第3突出部(37)(37A)と第4突出部(38)(38A)とが当接する箇所まで摺動し続けると、第3突出部(37)(37A)の奥側の面(57)(57A)と第4突出部(38)(38A)の手前側の面(58)(58A)とが当接する。例えば、第3突出部(37)と第4突出部(38)とが当接する面は、図40にて、円弧(J)から円弧(H)までとなる。なお、第3突出部(37)(37A)と第4突出部(38)(38A)とが当接する面積は比較的大きいので、通常の動作であれば、第4突出部(38)(38A)が第3突出部(37)(37A)を跳び越えることはない。第3突出部(37)(37A)と第4突出部(38)(38A)とが当接することにより、第1嵌合部材(9)(9A)から第2嵌合部材(10)(10A)が離脱するのを防止する。
【0024】
また、実施例1(1)は、図1、3にて、次のようにしてある。スライダー(11)に取っ手(48)を設けてある。取っ手(48)は、スライダー(11)の第2嵌合部材(10)(10A)の形状をそのまま延長して設けてある。効果としては、次のようになる。スライダー(11)を摺動させる場合に、手でつかみやすくなり、開口部(6)の開閉が容易となる(効果12)。取っ手(48)は、スライダー(11)の第2嵌合部材(10)(10A)の形状をそのまま延長して設けてあるので、加工が容易で製造コストを抑制できる(効果12−1)。
【0025】
また、実施例1(1)について、少し補足する。次のようにしてある。開口部(6)の内側(7)の対向する両面(8)(8A)に第1嵌合部材(9)(9A)を各々配置してあるが、開口部(6)に沿うように第1嵌合部材(9)(9A)を各々配置してある。また、次のようにしてある。開口部(6)の内側(7)の対向する両面(8)(8A)に第1嵌合部材(9)(9A)を各々配置してあるが、帯状体に配置してある、あるいは、テープ状に配置してある。また、次のようにしてある。図41にて、第1嵌合部材(9)(9A)の端部(39)に第1突出部(34)(34A)を配置してあるが、第1嵌合部材(9)(9A)の長手方向(矢印X)の端部(39)に配置してある。同様に、第2嵌合部材(10)(10A)の端部(40)に第2突出部(35)(35A)を配置してあるが、第2嵌合部材(10)(10A)の長手方向(矢印X)の端部(40)に配置してある。同様に、第1嵌合部材(9)(9A)の端部(39)に第3突出部(37)(37A)を配置してあるが、第1嵌合部材(9)(9A)の長手方向(矢印X)の端部(39)に配置してある。同様に、第2嵌合部材(10)(10A)の端部(41)に第4突出部(38)(38A)を配置してあるが、第2嵌合部材(10)(10A)の長手方向(矢印X)の端部(41)に配置してある。
【0026】
次に、実施例1(1)の効果を記す。効果を記すのについて、以下に、各効果と、各効果に対応する各課題もあわせて記載してある。課題と効果の番号は各々対応して記載してある。課題に付した番号については、(発明が解決しようとする課題)の項で記載した番号と同一としてあり、例えば、(発明が解決しようとする課題)の項の(課題1)に対応する効果は(効果1)というようにしてある。以下、記す。一般に、市販の汎用のチャック式の袋は、嵌合して閉じた袋の開口部を開こうとする場合、チャック背面を両手の指で掴んで引っ張って開くが、両手の指で掴んで引っ張る必要があるので、手間を要するという問題がある。また、その際、引っ張る力により、チャック周辺の袋部が裂けてしまうことがあるという問題がある(課題1)。第1の効果としては次のようになる。本発明は、前記問題を解消し、片手でスライダー(11)を掴んで、スライダー(11)を摺動させることにより開口部(6)が開くので、引っ張る必要がなく、よって、嵌合して閉じた袋の開口部を開こうとする場合に手間が少ない。また、引っ張る必要がないため、袋部が裂けてしまうことがない。また、一般に、市販の汎用のチャック式の袋は、袋の開口部を閉じようとする場合、チャック背面を指で押圧して嵌合するが、互いのチャックの位置が合わせにくく、押圧するのにも力を必要とし、袋の開口部を閉じるのに手間を要するという問題がある(課題1)。本発明は、前記問題を解消し、袋の開口部を閉じようとする場合、第1嵌合部材(9)(9A)に各々嵌合する第2嵌合部材(10)(10A)を設けたスライダー(11)によって、すでに先端の一部にて嵌合してあるので、互いのチャックの位置を改めて合わせる必要がなく、よって、押圧して嵌合する必要もない。また、スライダー(11)を摺動させることにより開口部(6)が閉じるので、力がなくても閉じることができ、袋の開口部を閉じる手間が少なくて済む(効果1)。また、前記従来例の特許文献1については、請求項3に記載されているように、前記雌部材の第1及び第2の爪部材の先端から対向して突出する鉤部の長さは、前記雄部材の前記頭部の後面により形成される鉤受部の長さの半分以下である。よって、密閉性を高めてあるものの、嵌合する場合の強度が高いとは決していえない恐れがあり、例えば、袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度が高くないので、外側からの比較的小さい力に対しても袋が開きやすく、勝手に開いてしまう可能性を否定することができないという問題がある(課題2)。第2の効果としては次のようになる。本発明は、前記問題を解消し、特許文献1のような限定的な寸法形成を構成してはおらず、雄部(3)(3A)と雌部(5)(5A)とを嵌合した場合に、雌部(5)(5A)を雄部(3)(3A)が押圧、または、雄部(3)(3A)を雌部(5)(5A)が押圧することで密閉性を有するようにしてあり、密閉性を有していても、袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度が低くなることがなく、外側からの小さい力に対しても袋が開かず、勝手に開いてしまうことがない(効果2)。また、前記従来例の特許文献2、3については、袋の内圧が増加した場合に嵌合している部位等が可変することにより嵌合強度を高めているが、袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度もその場合に同時に高くなるので、袋の内圧が増加した場合に袋を開閉するのは容易であるとは言い難いという問題がある(課題3)。第3の効果としては次のようになる。本発明は、前記問題を解消し、可変しない形態で設けてあり、袋の内圧が増加した場合でも袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度の変化は少ないので、袋の開閉を比較的容易にできる(効果3)。また、特許文献2、3については、袋の内圧の変化を生じない物質を収納した場合、袋の内圧が増加しないので嵌合している部位等が可変せず嵌合強度が高くならず、よって、密閉性の確保が難しくなるという問題がある(課題4)。第4の効果としては次のようになる。本発明は、前記問題を解消し、可変しない形態で設けてあり、袋の内圧の変化を生じない物質を収納した場合でも、嵌合強度がおよそ一定のままで、密閉性の確保ができやすい(効果4)。つまり、第3、4の効果としては、袋の内圧の変化の有無にかかわらず密閉性を有し、嵌合強度がおよそ一定のままなので、袋の開閉を比較的容易にできる。また、例えば、嵌合強度を比較的大きく設けても、袋の開閉を比較的容易にできる(効果3、4)。また、特許文献2、3については、可変する部位については、可変するので通常と比較して長期使用すると劣化しやすいという問題がある(課題5)。第5の効果としては次のようになる。本発明は、前記問題を解消し、可変しない形態で設けてあり、長期使用しても劣化が比較的少ない(効果5)。また、前記従来例の特許文献4については、密封性は高く、低コストを追求しているものの、形状としては従来型のスライダー付きを踏襲しているので、材料の単価も低くなく、製造工程も複雑であり、製作コストの低廉化に限度があるという問題がある(課題6)。第6の効果としては次のようになる。本発明は、前記問題を解消し、材料の単価を抑え、製造工程も比較的複雑でなく、製作コストの低廉化が可能なスライダー付き合成樹脂製袋体である(効果6)。また、特許文献4については、従来型のスライダー付きを踏襲しているので、スライダーの厚み、スライダーの重量が少なくないという問題がある(課題7)。第7の効果としては次のようになる。本発明は、前記問題を解消し、スライダーの厚み、スライダーの重量を比較的少なくできる(効果7)。また、特許文献4については、従来型のスライダー付きを踏襲しているので、袋の開閉状態の視認性は決して低くはないが高いともいえない(課題8)。第8の効果としては次のようになる。本発明は、前記問題を解消し、開口部(6)が開いている場合は、スライダー(11)が袋より外側に出ており、また、開口部(6)が閉じている場合は、スライダー(11)が袋より内側に入っているので、袋体の開口部の開閉状態がとてもわかりやすく、開口部の開閉状態の視認性が高い(効果8)。また、第9の効果としては次のようになる。開口部(6)が閉口する方向(矢印Y)にスライダー(11)を摺動して該開口部(6)が閉口した場合に、第1突出部(34)(34A)と第2突出部(35)(35A)とにより構成される第1ストッパー(33)(33A)が当接することにより、開口部(6)が閉口状態を保持するため、開口部(6)が不意に開いてしまうということがない。また、開口部(6)が閉口状態を保持するため、密閉性の確保ができやすい(効果9)。また、第10の効果としては次のようになる。開口部(6)が開口する方向(矢印Z)にスライダー(11)を摺動した場合に、第3突出部(37)(37A)と第4突出部(38)(38A)とにより構成される第2ストッパー(36)(36A)が当接することにより(開口部が開口しきった状態にて)、第1嵌合部材(9)(9A)から第2嵌合部材(10)(10A)が離脱するのを防止できる。スライダー(11)が袋体から離脱するのを防止できる(効果10)。また、第11、11−1、11−2、12、12−1の効果については、前段で既に記載済みで重複するが再掲する。第11の効果としては次のようになる。接触、押圧する面を一部として、隙間を設けることにより、第1嵌合部材(9)(9A)の長手方向(矢印X)に該スライダー(11)を摺動する場合の抵抗を軽減することができ、該開口部(6)が開閉するのに力を必要とせずに容易になる(効果11)。第11−1の効果としては次のようになる。雄部(3)(3A)と雌部(5)(5A)とは嵌合しないので、第1嵌合部材(9)(9A)の短手方向(矢印W)にて、雄部(3)(3A)と雌部(5)(5A)とを対向して押圧させても、開口部(6)を誤って閉じてしまうことはない(効果11−1)。また、第11−2の効果としては次のようになる。第1嵌合部材(9)(9A)の短手方向(矢印W)にて、嵌合した雄部(3)(3A)と雌部(5)(5A)とを引っ張って、引き離そうとしても難しく、引き離されることはないので、第1嵌合部材(9)(9A)の短手方向(矢印W)にて、雄部(3)(3A)と雌部(5)(5A)とを嵌合状態から不意に解除することはない(効果11−2)。また、第12の効果としては次のようになる。スライダー(11)に取っ手(48)を設けてあるので、スライダー(11)を摺動させる場合に、手でつかみやすくなり、開口部(6)の開閉が容易となる(効果12)。また、第12−1の効果としては次のようになる。取っ手(48)は、スライダー(11)の第2嵌合部材(10)(10A)の形状をそのまま延長して設けてあるので、加工が容易で製造コストを抑制できる(効果12−1)。また、第13、第13a、第13bの効果としては次のようになる。第1突出部(34)(34A)を第1嵌合部材(9)(9A)に設けてあるので、強度的には高い(効果13)。同様に、第2突出部(35)(35A)を第2嵌合部材(10)(10A)に設けてあるので、強度的には高い(効果13a)。また、第1突出部(34)(34A)、第2突出部(35)(35A)を各々、第1嵌合部材(9)(9A)、第2嵌合部材(10)(10A)の断面中央に設けてあるので、強度的には高い(効果13b)。また、第13−1、第13−1a、第13−1bの効果としては次のようになる。同様に、第3突出部(37)(37A)を第1嵌合部材(9)(9A)に設けてあるので、強度的には高い(効果13−1)。第4突出部(38)(38A)を第2嵌合部材(10)(10A)に設けてあるので、強度的には高い(効果13−1a)。また、第3突出部(37)(37A)、第4突出部(38)(38A)を各々、第1嵌合部材(9)(9A)、第2嵌合部材(10)(10A)の断面中央に設けてあるので、強度的には高い(効果13−1b)。また、第13−2、第13−2aの効果としては次のようになる。第1突出部(34)(34A)を第1嵌合部材(9)(9A)に設けてあるので、別々に設ける場合に比較して、重複あるいは共用する部分を削減することができ、第1突出部(34)(34A)自体の断面積が少なくて済む。また、第1突出部(34)(34A)と第1嵌合部材(9)(9A)とを同時に加工ができるので、製造コストを低減することができる(効果13−2)。第2突出部(35)(35A)を第2嵌合部材(10)(10A)に設けてあるので、別々に設ける場合に比較して、重複あるいは共用する部分を削減することができ、第2突出部(35)(35A)自体の断面積が少なくて済む。また、第2突出部(35)(35A)と第2嵌合部材(10)(10A)とを同時に加工ができるので、製造コストを低減することができる(効果13−2a)。また、第13−3、13−3aの効果としては次のようになる。同様に、第3突出部(37)(37A)を第1嵌合部材(9)(9A)に設けてあるので、別々に設ける場合に比較して、重複あるいは共用する部分を削減することができ、第3突出部(37)(37A)自体の断面積が少なくて済む。また、第3突出部(37)(37A)と第1嵌合部材(9)(9A)とを同時に加工ができるので、製造コストを低減することができる(効果13−3)。第4突出部(38)(38A)を第2嵌合部材(10)(10A)に設けてあるので、別々に設ける場合に比較して、重複あるいは共用する部分を削減することができ、第4突出部(38)(38A)自体の断面積が少なくて済む。また、第4突出部(38)(38A)と第2嵌合部材(10)(10A)とを同時に加工ができるので、製造コストを低減することができる(効果13−3a)。また、第13−4の効果としては次のようになる。雌部(5)(5A)である第1嵌合部材(9)(9A)を配し、雄部(3)(3A)である第2嵌合部材(10)(10A)を配してあるので、第1嵌合部材に雄部を配し、第2嵌合部材に雌部配する場合に比べて、スライダー(11)の容積が低減して軽量化できるので、
袋の開閉を比較的容易にできる。(効果13−4)。以上のような顕著な効果を本発明は達成する。本発明を当業者が容易になし得るものではないと確信する。
【0027】
次に、実施例1−1(1zm)について記す。実施例1−1(1zm)は、図30〜32で、実施例1(1)にて、次のようにしてある。第1突出部(34)(34A)と第3突出部(37)(37A)の役割を第1突出部(34)(34A)にすべて負担させて、第3突出部(37)(37A)を省略し、第1突出部(34)(34A)のみとしている。効果として、第1突出部(34)(34A)と第3突出部(37)(37A)とを合体し、第1突出部(34)(34A)のみとすることにより、材料費、加工費等が軽減される(効果13−5)。また、同様に次のようにしてもよい。第1突出部(34)(34A)と第3突出部(37)(37A)の役割を第3突出部(37)(37A)にすべて負担させて、第1突出部(34)(34A)を省略し、第3突出部(37)(37A)のみとする。以下に、第3突出部(37)(37A)を省略し、第1突出部(34)(34A)のみとすることの詳細について、説明する。なお、第1ストッパー(33)(33A)は実施例1(1)と同様にしてある。第1嵌合部材(9zm)(9Azm)に第1突出部(34)(34A)を設けてある。該第2嵌合部材(10)(10A)に第2突出部(35)(35A)を設けてある。第1ストッパー(33)(33A)は、該第1突出部(34)(34A)と該第2突出部(35)(35A)により形成される。第2ストッパー(36zm)(36Azm)を設けてある。この場合、第2ストッパー(36zm)(36Azm)は、該第1突出部(34)(34A)と該第4突出部(38)(38A)により形成される。該第2嵌合部材(10)(10A)に第4突出部(38)(38A)を設けてある。該開口部(6)が開口する方向(矢印Z)にスライダー(11)を摺動した場合に、第2ストッパー(36zm)(36Azm)が当接することにより、第1嵌合部材(9zm)(9Azm)から第2嵌合部材(10)(10A)が離脱するのを防止する。つまり、該開口部(6)が開口する方向(矢印Z)にスライダー(11)を摺動し、第1突出部(34)(34A)と第4突出部(38)(38A)とが当接する箇所まで摺動し続けると、第1突出部(34)(34A)と第4突出部(38)(38A)とが当接する。第1突出部(34)(34A)と第4突出部(38)(38A)とが当接することにより、第1嵌合部材(9zm)(9Azm)から第2嵌合部材(10)(10A)が離脱するのを防止する。
【0028】
次に、実施例1−2(1w)について、図1〜2、40〜44に記す。実施例1−2(1w)では、図42〜44は、図1の面(M2)(N2)(O2)(P2)を(矢印Y)から見た部分拡大断面図を描いてある。なお、実施例1−2(1w)の第1ストッパー(33w)(33Aw)である第1突出部(34w)(34Aw)と第2突出部(35w)(35Aw)は、実施例1(1)の第1ストッパー(33)(33w)である第1突出部(34)(34A)と第2突出部(35)(35A)と同様にしてあるが、配置する位置および面積が相違する。以下、実施例1−2(1w)について説明する。第1ストッパー(33w)(33Aw)を設けてある。第1ストッパー(33w)(33Aw)は、該第1突出部(34w)(34Aw)と該第2突出部(35w)(35Aw)により形成される。第1嵌合部材(9w)(9Aw)に第1突出部(34w)(34Aw)を設けてある。図40にて、例えば、第1突出部(34w)は、第1嵌合部材(9w)の円弧(L)から円弧(H)までの面で形成してある。第2嵌合部材(10w)(10Aw)に第2突出部(35w)(35Aw)を設けてある。同様に、例えば、第2突出部(35w)は、第2嵌合部材(10w)の円弧(J)から円弧(H)までの面で形成してある。第1ストッパー(33w)(33Aw)を配置する箇所は、図1の面(M2)(N2)(O2)(P2)の位置としてある。図41にて、合成樹脂製袋体(1w)の奥側(45)の端部(43)に第1突出部(34w)(34Aw)を配置してある。第1嵌合部材(9w)(9Aw)の端部(43)に第1突出部(34w)(34Aw)を配置してある。図41にて、スライダー(11w)の奥側(60)の端部(41)に第2突出部(35w)(35Aw)を配置してある。第2嵌合部材(10w)(10Aw)の端部(41)に第2突出部(35w)(35Aw)を配置してある。なお、実施例(1)と同様に、図40にて、第1嵌合部材(9w)は、中間部では、円弧(H)までの面で形成してある。対応する第2嵌合部材(10w)は、中間部では、円弧(J)までの面で形成してある。よって、各々の中間部で、第1嵌合部材(9w)と第2嵌合部材(10w)とが当接することはない。次に、作用について説明する。開口している開口部(6)にて、開口部(6)が閉口する方向(矢印Y)にスライダー(11w)を摺動して該開口部(6)が閉口した場合に、第1ストッパー(33w)(33Aw)が当接することにより、開口部(6)が閉口状態を保持する。つまり、開口部(6)が閉口する方向(矢印Y)にスライダー(11w)を摺動し、第1突出部(34w)(34Aw)と第2突出部(35w)(35Aw)とが当接する箇所まで摺動し続けると、第1突出部(34w)(34Aw)と第2突出部(35w)(35Aw)とが当接する。詳細には、実施例1(1)と同様に、開口部(6)が閉口する方向(矢印Y)にスライダー(11w)を摺動し、第1突出部(34w)(34Aw)と第2突出部(35w)(35Aw)とが当接する箇所まで摺動し続けると、第1突出部(34w)(34Aw)の手前側の面と第2突出部(35w)(35Aw)の奥側の面とが当接する。例えば、第1突出部(34w)と第2突出部(35w)とが当接する面は、円弧(L)から円弧(H)までとなる。さらに、そのまま、開口部(6)が閉口する方向(矢印Y)にスライダー(11w)を摺動し続けると、第1突出部(34w)(34Aw)と第2突出部(35w)(35Aw)とが当接する面積は大きくないので、僅かな力で、第2突出部(35w)(35Aw)が第1突出部(34w)(34Aw)を跳び越えて、開口部(6)が閉口する。跳び越えたあと、第1突出部(34w)(34Aw)の奥側の面と第2突出部(35w)(35Aw)の手前側の面とが当接しているので、開口部(6)が閉口状態を保持する。次に、閉口状態を保持している開口部(6)にて、開口部(6)が開口する方向(矢印Z)にスライダー(11w)を摺動し続けると、第1突出部(34w)(34Aw)と第2突出部(35w)(35Aw)とが当接する面積は大きくないので、僅かな力で、第2突出部(35w)(35Aw)が第1突出部(34w)(34Aw)を跳び越えて、開口部(6)が開口する。
【0029】
また、実施例1−2(1w)は、図1〜2、33〜35、38〜39、40〜41にて、次のようにしてある。なお、実施例1−2(1w)では、図33〜35は、図2の面(M4A)(N4A)(O4A)(P4A)を(矢印Y)から見た部分拡大断面図を描いてある。なお、実施例1−2(1w)の第2ストッパー(36)(36A)である第3突出部(37)(37A)と第4突出部(38)(38A)は、実施例1(1)と同様にしてあり、配置する位置も面積も同様としてある。実施例1−2(1w)について説明する。第2ストッパー(36)(36A)を設けてある。第2ストッパー(36)(36A)は、該第3突出部(37)(37A)と該第4突出部(38)(38A)により形成される。該第1嵌合部材(9w)(9Aw)に第3突出部(37)(37A)を設けてある。図40にて、例えば、第3突出部(37)は、第1嵌合部材(9w)の円弧(J)から円弧(H)までの面で形成してある。該第2嵌合部材(10w)(10Aw)に第4突出部(38)(38A)を設けてある。同様に、例えば、第4突出部(38)は、第2嵌合部材(10W)の円弧(J)から円弧(H)までの面で形成してある。第2ストッパー(36)(36A)を配置する箇所は、図2の面面(M4A)(N4A)(O4A)(P4A)の位置としてある。図41にて、合成樹脂製袋体(1w)の手前側(46)の端部(39)に第3突出部(37)(37A)を配置してある。第1嵌合部材(9w)(9Aw)の端部(39)に第3突出部(37)(37A)を配置してある。図41にて、スライダー(11w)の奥側(60)の端部(41)に第4突出部(38)(38A)を配置してある。第2嵌合部材(10w)(10Aw)の端部(41)に第4突出部(38)(38A)を配置してある。次に、作用等について記す。開口部(6)が開口する方向(矢印Z)にスライダー(11w)を摺動した場合に、第2ストッパー(36)(36A)が当接することにより、第1嵌合部材(9w)(9Aw)から第2嵌合部材(10w)(10Aw)が離脱するのを防止する。つまり、開口部(6)が開口する方向(矢印Z)にスライダー(11w)を摺動し、第3突出部(37)(37A)と第4突出部(38)(38A)とが当接する箇所まで摺動し続けると、第3突出部(37)(37A)と第4突出部(38)(38A)とが当接する。詳細には、図38〜39にて、開口部(6)が開口する方向(矢印Z)にスライダー(11w)を摺動し、第3突出部(37)(37A)と第4突出部(38)(38A)とが当接する箇所まで摺動し続けると、第3突出部(37)(37A)の奥側の面(57)(57A)と第4突出部(38)(38A)の手前側の面(58)(58A)とが当接する。例えば、第3突出部(37)と第4突出部(38)とが当接する面は、図40にて、円弧(J)から円弧(H)までとなる。なお、第3突出部(37)(37A)と第4突出部(38)(38A)とが当接する面積は比較的大きいので、通常の動作であれば、第4突出部(38)(38A)が第3突出部(37)(37A)を跳び越えることはない。第3突出部(37)(37A)と第4突出部(38)(38A)とが当接することにより、第1嵌合部材(9w)(9Aw)から第2嵌合部材(10w)(10Aw)が離脱するのを防止する。
【0030】
また、実施例1−2(1w)は、次のようにしてある。図41にて、第1嵌合部材(9w)(9Aw)の端部(43)に第1突出部(34w)(34Aw)を配置してあるが、第1嵌合部材(9w)(9Aw)の長手方向(矢印X)の端部(43)に配置してある。同様に、第2嵌合部材(10w)(10Aw)の端部(41)に第2突出部(35w)(35Aw)を配置してあるが、第2嵌合部材(10w)(10Aw)の長手方向(矢印X)の端部(41)に配置してある。同様に、第1嵌合部材(9w)(9Aw)の端部(39)に第3突出部(37)(37A)を配置してあるが、第1嵌合部材(9w)(9Aw)の長手方向(矢印X)の端部(39)に配置してある。同様に、第2嵌合部材(10w)(10Aw)の端部(41)に第4突出部(38)(38A)を配置してあるが、第2嵌合部材(10w)(10Aw)の長手方向(矢印X)の端部(41)に配置してある。実施例1−2(1w)の効果は、実施例1(1)と同程度である。
【0031】
次に、実施例1−3(1zp)について記す。実施例1−3(1zp)は、図42〜44で、実施例1−2(1w)にて、次のようにしてある。第2突出部(35w)(35Aw)と第4突出部(38)(38A)の役割を第2突出部(35w)(35Aw)にすべて負担させて、第4突出部(38)(38A)を省略し、第2突出部(35w)(35Aw)のみとしている。効果として、第2突出部(35w)(35Aw)と第4突出部(38)(38A)とを合体し、第2突出部(35w)(35Aw)のみとすることにより、材料費、加工費等が軽減される(効果13−6)。また、同様に次のようにしてもよい。第2突出部(35w)(35Aw)と第4突出部(38)(38A)の役割を第4突出部(38)(38A)にすべて負担させて、第2突出部(35w)(35Aw)を省略し、第4突出部(38)(38A)のみとする。以下に、第4突出部(38)(38A)を省略し、第2突出部(35w)(35Aw)のみとすることの詳細について、次に補足しておく。第1ストッパー(33w)(33Aw)は、実施例1−2(1w)と同様にしてある。第1ストッパー(33w)(33Aw)を設けてある。第1ストッパー(33w)(33Aw)は、該第1突出部(34w)(34Aw)と該第2突出部(35w)(35Aw)により形成される。第1嵌合部材(9w)(9Aw)に第1突出部(34w)(34Aw)を設けてある。第2嵌合部材(10zp)(10Azp)に第2突出部(35w)(35Aw)を設けてある。第2ストッパー(36zp)(36Azp)を設けてある。第2ストッパー(36zp)(36Azp)は、該第3突出部(37)(37A)と該第2突出部(35w)(35Aw)により形成される。該第1嵌合部材(9w)(9Aw)に第3突出部(37)(37A)を設けてある。該開口部(6)が開口する方向(矢印Z)にスライダー(11zp)を摺動した場合に、第2ストッパー(36zp)(36Azp)が当接することにより、第1嵌合部材(9w)(9Aw)から第2嵌合部材(10zp)(10Azp)が離脱するのを防止する。つまり、該開口部(6)が開口する方向(矢印Z)にスライダー(11zp)を摺動し、第3突出部(37)(37A)と第2突出部(35w)(35Aw)とが当接する箇所まで摺動し続けると、第3突出部(37)(37A)と第2突出部(35w)(35Aw)とが当接する。第3突出部(37)(37A)と第2突出部(35w)(35Aw)とが当接することにより、第1嵌合部材(9w)(9Aw)から第2嵌合部材(10zp)(10Azp)が離脱するのを防止する。なお、実施例1−3(1zp)の効果については、実施例1−1(1zm)と同程度である。
【0032】
以下、実施例1における、雄部と雌部の他の形態について、実施例2〜19にて記載する。なお、押圧の状態については、基本的には実施例1と同様としてある。各図について、一部説明する。各図中にて、記載している波線等は省略部分を表す。図9〜29は、実施例2〜19の、第1嵌合部材に嵌合する第2嵌合部材の片側部分等で、図1にて、第1嵌合部材(9)(9A)の長手方向(矢印X)にて、(矢印Y)から見た、面(M3)(N3)(O3)(P3)の部分拡大断面図である。また、図15〜17、25〜26にて、断面略C字状の内面の高さ(27)(27s)(27t)、頭部の高さ(28)(28n)(28s)(28t)、断面略C字状の内面の幅(29)(29s)(29t)、頭部の幅(30)(30n)(30s)(30t)について、表示する関係から一部、点線を使用して表記してある。同図にて、断面略C字状の内面の高さと頭部の高さとの差、断面略C字状の内面の幅と頭部の幅との差が各々僅かな場合もあることから、特に区分けせずに表記している箇所がある。図25にて、図中の形状で、点線で表示してある部分(ただし、図の寸法を表示するための案内の線は除く)が雄部と雌部との嵌合前の雄部、実線で表示してある部分が雄部と雌部との嵌合後の雄部を示している。図26にて、図中の形状で、点線で表示してある部分(ただし、図の寸法を表示するための案内の線は除く)が雄部と雌部との嵌合前の雌部、実線で表示してある部分が雄部と雌部との嵌合後の雌部を示している。また、雌部は、実施例2〜6、13〜16にて同じ形状として、また、実施例7、9、11、18、19にて同じ形状として、また、実施例8、10、12、17にて同じ形状としてある。また、雄部は、実施例7、8にて同じ形状として、また、実施例9、10にて同じ形状として、また、実施例11、12にて同じ形状としてある。
【0033】
次に、実施例2(1a)について、図9〜10にて記す。鍔部(2a)(2Ca)を有する雄部(3a)を設けてある。頭部(14a)を有する雄部(3a)としてある。鍔部(2a)(2Ca)は頭部(14a)に含まれている。頭部(14a)は、断面楕円状としてある。また、爪部(4a)(4Ca)を有する雌部(5a)を設けてある。両先端(15a)(15Ca)に爪部(4a)(4Ca)を有する断面略方形状(23)の雌部(5a)としてある。あるいは、両先端(15a)(15Ca)に爪部(4a)(4Ca)を有する断面略コ字状(17)の雌部(5a)としてある。該雄部(3a)と嵌合する該雌部(5a)を設けてある。第1嵌合部材と第2嵌合部材とを嵌合した場合に、つまり、該雄部(3a)と該雌部(5a)とを嵌合した場合に、該雌部(5a)を該雄部(3a)が押圧する。または、該雄部(3a)と該雌部(5a)とを嵌合した場合に、該雄部(3a)を該雌部(5a)が押圧する。押圧することで密閉性を有する。雄部(3a)と雌部(5a)とを嵌合した場合に、雄部(3a)および雌部(5a)に接触面(12a)(12Aa)(12Ba)が生じるように、寸法、材質、形状等にて、雄部(3a)と雌部(5a)の差異等により設けてある。接触面(12a)(12Aa)(12Ba)は片側で3箇所としてある。また、雄部(3a)および雌部(5a)の表面に対して、接触、押圧する面は一部としてある。それ以外の面は非接触面(13a)(13Aa)(13Ba)(13Ca)としてあり、隙間を設けてある。また、実施例1と同様に次のようにしてある。第1嵌合部材の長手方向にて、雌部(5a)である第1嵌合部材に、雄部(3a)である第2嵌合部材を挿入して嵌合して組立てる。第1嵌合部材の短手方向にて、雄部(3a)と雌部(5a)とを対向して押圧させても、雄部(3a)と雌部(5a)とは嵌合しない。また、第1嵌合部材の短手方向にて、嵌合した雄部(3a)と雌部(5a)とを引っ張って引き離そうとしても、引き離されることはなく、嵌合状態から解除できない。
【0034】
次に、実施例3(1b)について、図11に記す。実施例3(1b)は、実施例2(1a)において、雄部(3b)の頭部(14b)の中央部(20)に空洞部(22)を設けてある。雄部(3b)と雌部(5a)とが嵌合して、雄部(3b)を雌部(5a)が押圧して、押圧された容積と同じ程度の容積が空洞部(22)を減少させる。実施例3(1b)の効果としては、実施例1(1)と同程度であるが、効果の追記として次のようなものが挙げられる。空洞部(22)を設けることにより、該雄部(3b)を該雌部(5a)が押圧する際に押圧が容易となる。また、空洞部(22)を設けることにより、第1嵌合部材の長手方向にスライダーを摺動する場合の抵抗を軽減することができ、開口部が開閉する場合の力を少なくできて開閉が容易になる(効果14)。
【0035】
次に、実施例4(1c)について、図12に記す。実施例4(1c)は、実施例3(1b)において、雄部(3c)の頭部(14c)の半面にて断面略方形状(23Bc)としてある。効果の追記として、実施例3(1b)に比較して、密閉性が向上する(効果15)。
【0036】
次に、実施例5(1d)について、図13に記す。実施例5(1d)は、実施例2(1a)において、一部変更してある。雄部(3d)の頭部(14d)に突接部(24)(24A)を設けた形状とし、突接部(24)(24A)間に隙間(21d)を配置してある。効果の追記として、実施例2(1a)に比較して、押圧が容易となり、開口部の開閉が軽減される(効果16)。
【0037】
次に、実施例6(1e)について、図14に記す。実施例6(1e)は、実施例5(1d)において、一部変更してある。雄部(3e)の頭部(14e)に突接部(24e)(24Ae)(24Be)(24Ce)を設けた形状とし、突接部(24e)(24Ae)、(24Be)(24Ce)間に各々隙間(21e)(21Ae)を配置してある。つまり、雄部(3e)の頭部(14e)の両面に設けてある。効果の追記として、実施例5(1d)に比較して、さらに、押圧が容易となり、開口部の開閉が軽減される(効果17)。なお、実施例5(1d)、実施例6(1e)で設けた突接部は特に限定するものではなく、大きさ、数等および中央、端部等の配置など自由にしてもよい。
【0038】
次に、実施例7(1f)について、図15に記す。実施例7(1f)は、断面キノコ形状(25)とした雄部(3f)としてある。または、断面矢じり形状(26)とした雄部(3f)としてある。頭部(14f)を有する雄部(3f)、両先端(15f)(15Cf)に爪部(4f)(4Cf)を有する断面略C字状(16f)の雌部(5f)にて次のようにしてある。該断面略C字状(16f)の内面の高さ(27)に比べて該頭部(14f)の高さ(28)が大きい該雄部(3f)と該雌部(5f)とを設けてある。僅かに大きくしてある。よって、雄部(3f)と雌部(5f)とを嵌合した場合に、雄部(3f)および雌部(5f)に接触面(12f)(12Af)(12Bf)が生じる。雄部(3f)と雌部(5f)とが接触する。面接触する。面接触した部位にて、雌部(5f)を雄部(3f)が押圧する。または、雄部(3f)を雌部(5f)が押圧する。なお、面接触した部位、つまり、接触面(12f)(12Af)(12Bf)は3箇所としてある。また、雄部(3f)および雌部(5f)の表面全体に対して、接触、押圧する面は一部としてある。それ以外の面は非接触面(13f)(13Af)としてあり、隙間(21f)(21Af)を設けてある。効果の追記として、次のようになる。該断面略C字状(16f)の内面の高さ(27)に比べて該頭部(14f)の高さ(28)を大きくすることにより、密閉性を有し、高めることができる(効果2a)。また、接触、押圧する面を一部として、隙間(21f)(21Af)を設けることにより、第1嵌合部材の長手方向にスライダーを摺動する場合の抵抗を軽減することができ、開口部が開閉するのに力を必要とせずに容易になる(効果19)。また、実施例1(1)と同様であるが、密閉性の他の効果について記しておく。前記従来例の特許文献1については、請求項3に記載されているように、前記雌部材の第1及び第2の爪部材の先端から対向して突出する鉤部の長さは、前記雄部材の前記頭部の後面により形成される鉤受部の長さの半分以下である。よって、密閉性を高めてあるものの、嵌合する場合の強度が高いとは決していえない恐れがあり、例えば、袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度が高くないので、外側からの比較的小さい力に対しても袋が開きやすく、勝手に開いてしまう可能性を否定することができないという問題がある(課題2)。第2の効果としては次のようになる。本発明は、前記問題を解消し、特許文献1のような限定的な寸法形成を構成してはおらず、雄部と雌部とを嵌合した場合に、雌部を雄部が押圧、または、雄部を雌部が押圧することで密閉性を有するようにしてあり、密閉性を有していても、袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度が低くなることがなく、外側からの小さい力に対しても袋が開かず、勝手に開いてしまうことがない(効果2)。また、前記従来例の特許文献2、3については、袋の内圧が増加した場合に嵌合している部位等が可変することにより嵌合強度を高めているが、袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度もその場合に同時に高くなるので、袋の内圧が増加した場合に袋を開閉するのは容易であるとは言い難いという問題がある(課題3)。第3の効果としては次のようになる。本発明は、前記問題を解消し、可変しない形態で設けてあり、袋の内圧が増加した場合でも袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度の変化は少ないので、袋の開閉を比較的容易にできる(効果3)。また、特許文献2、3については、袋の内圧の変化を生じない物質を収納した場合、袋の内圧が増加しないので嵌合している部位等が可変せず嵌合強度が高くならず、よって、密閉性の確保が難しくなるという問題がある(課題4)。第4の効果としては次のようになる。本発明は、前記問題を解消し、可変しない形態で設けてあり、袋の内圧の変化を生じない物質を収納した場合でも、嵌合強度がおよそ一定のままで、密閉性の確保ができやすい(効果4)。つまり、第3、4の効果としては、袋の内圧の変化の有無にかかわらず密閉性を有し、嵌合強度がおよそ一定のままなので、袋の開閉を比較的容易にできる。また、例えば、嵌合強度を比較的大きく設けても、袋の開閉を比較的容易にできる(効果3、4)。また、特許文献2、3については、可変する部位については、可変するので通常と比較して長期使用すると劣化しやすいという問題がある(課題5)。第5の効果としては次のようになる。本発明は、前記問題を解消し、可変しない形態で設けてあり、長期使用しても劣化が比較的少ない(効果5)。また、第9の効果としては次のようになる。開口部(6)が閉口する方向(矢印Y)にスライダーを摺動して該開口部(6)が閉口した場合に、第1突出部と第2突出部とにより構成される第1ストッパーが当接することにより、開口部(6)が閉口状態を保持するため、開口部(6)が不意に開いてしまうということがない。また、開口部(6)が閉口状態を保持するため、密閉性の確保ができやすい(効果9)。
【0039】
実施例8(1h)についても、図18にて、実施例7(1f)と同様にしてある。なお、雌部(5h)の形状は、雌部(5f)と多少相違する。また、例えば、実施例8(1h)にて、雄部(3h)と雌部(5h)とを嵌合した後、雄部(3h)の微動等により、爪部(4h)(4Ch)近傍の隙間(21Dh)(21Eh)のどちらかが大きくなったり、小さくなったりして、接触面(12Ah)(12Bh)の面積の変動によって、密閉性の度合の変化は生じるが限定的である。実施例7(1f)も同様としてある。
【0040】
次に、実施例9(1j)について、図16に記す。実施例9(1j)は、断面キノコ形状(25j)とした雄部(3j)としてある。または、断面矢じり形状(26j)とした雄部(3j)としてある。雌部(5f)は、実施例7(1f)と同じ形状としてある。頭部(14j)を有する雄部(3j)、あるいは、該雌部(5f)にて次のようにしてある。該断面略C字状(16f)の内面の幅(29)に比べて該頭部(14j)の幅(30)が大きい該雄部(3j)と該雌部(5f)とを設けてある。僅かに大きくしてある。よって、雄部(3j)と雌部(5f)とを嵌合した場合に、雄部(3j)および雌部(5f)に接触面(12j)(12Aj)(12Bj)(12Cj)が生じる。雄部(3j)と雌部(5f)とが接触する。面接触する。面接触した部位にて、雌部(5f)を雄部(3j)が押圧する。または、雄部(3j)を雌部(5f)が押圧する。なお、面接触した部位、つまり、接触面(12j)(12Aj)(12Bj)(12Cj)は4箇所としてある。また、雄部(3j)および雌部(5f)の表面全体に対して、接触、押圧する面は一部としてある。それ以外の面は非接触面(13j)としてあり、隙間(21j)を設けてある。効果の追記として、次のようになる。該断面略C字状(16f)の内面の幅(29)に比べて該頭部(14j)の幅(30)を大きくすることにより、密閉性を有し、高めることができる(効果2b)。また、接触、押圧する面を一部として、隙間(21j)を設けることにより、第1嵌合部材の長手方向にスライダーを摺動する場合の抵抗を軽減することができ、開口部が開閉するのに力を必要とせずに容易になる(効果21)。また、実施例1(1)と同様であるが、密閉性の他の効果について記しておく。前記従来例の特許文献1については、請求項3に記載されているように、前記雌部材の第1及び第2の爪部材の先端から対向して突出する鉤部の長さは、前記雄部材の前記頭部の後面により形成される鉤受部の長さの半分以下である。よって、密閉性を高めてあるものの、嵌合する場合の強度が高いとは決していえない恐れがあり、例えば、袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度が高くないので、外側からの比較的小さい力に対しても袋が開きやすく、勝手に開いてしまう可能性を否定することができないという問題がある(課題2)。第2の効果としては次のようになる。本発明は、前記問題を解消し、特許文献1のような限定的な寸法形成を構成してはおらず、雄部と雌部とを嵌合した場合に、雌部を雄部が押圧、または、雄部を雌部が押圧することで密閉性を有するようにしてあり、密閉性を有していても、袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度が低くなることがなく、外側からの小さい力に対しても袋が開かず、勝手に開いてしまうことがない(効果2)。また、前記従来例の特許文献2、3については、袋の内圧が増加した場合に嵌合している部位等が可変することにより嵌合強度を高めているが、袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度もその場合に同時に高くなるので、袋の内圧が増加した場合に袋を開閉するのは容易であるとは言い難いという問題がある(課題3)。第3の効果としては次のようになる。本発明は、前記問題を解消し、可変しない形態で設けてあり、袋の内圧が増加した場合でも袋の開口部の外側からの力に対する嵌合強度の変化は少ないので、袋の開閉を比較的容易にできる(効果3)。また、特許文献2、3については、袋の内圧の変化を生じない物質を収納した場合、袋の内圧が増加しないので嵌合している部位等が可変せず嵌合強度が高くならず、よって、密閉性の確保が難しくなるという問題がある(課題4)。第4の効果としては次のようになる。本発明は、前記問題を解消し、可変しない形態で設けてあり、袋の内圧の変化を生じない物質を収納した場合でも、嵌合強度がおよそ一定のままで、密閉性の確保ができやすい(効果4)。つまり、第3、4の効果としては、袋の内圧の変化の有無にかかわらず密閉性を有し、嵌合強度がおよそ一定のままなので、袋の開閉を比較的容易にできる。また、例えば、嵌合強度を比較的大きく設けても、袋の開閉を比較的容易にできる(効果3、4)。また、特許文献2、3については、可変する部位については、可変するので通常と比較して長期使用すると劣化しやすいという問題がある(課題5)。第5の効果としては次のようになる。本発明は、前記問題を解消し、可変しない形態で設けてあり、長期使用しても劣化が比較的少ない(効果5)。また、第9の効果としては次のようになる。開口部(6)が閉口する方向(矢印Y)にスライダーを摺動して該開口部(6)が閉口した場合に、第1突出部と第2突出部とにより構成される第1ストッパーが当接することにより、開口部(6)が閉口状態を保持するため、開口部(6)が不意に開いてしまうということがない。また、開口部(6)が閉口状態を保持するため、密閉性の確保ができやすい(効果9)。
【0041】
実施例10(1k)についても、図19にて、実施例9(1j)と同様にしてある。なお、雌部の形状は、多少相違し、実施例8(1h)と同じ形状としてある。
【0042】
次に、実施例11(1n)について、図17に記す。実施例11(1n)は、断面キノコ形状(25n)とした雄部(3n)としてある。または、断面矢じり形状(26n)とした雄部(3n)としてある。雌部(5f)は、実施例7(1f)と同じ形状としてある。頭部(14n)を有する雄部(3n)、あるいは、該雌部(5f)にて次のようにしてある。該断面略C字状(16f)の内面の高さ(27)に比べて該頭部(14n)の高さ(28n)が大きい該雄部(3n)と該雌部(5f)とを設けてある。僅かに大きくしてある。また、該断面略C字状(16f)の内面の幅(29)に比べて該頭部(14n)の幅(30n)が大きい該雄部(3n)と該雌部(5f)とを設けてある。僅かに大きくしてある。よって、雄部(3n)と雌部(5f)とを嵌合した場合に、雄部(3n)および雌部(5f)に接触面(12n)が生じる。雄部(3n)と雌部(5f)とが接触する。面接触する。面接触した部位にて、雌部(5f)を雄部(3n)が押圧する。または、雄部(3n)を雌部(5f)が押圧する。なお、面接触した部位、つまり、接触面(12n)は1箇所としてある。効果の追記として、次のようになる。該断面略C字状(16f)の内面の高さ(27)に比べて該頭部(14n)の高さ(28n)を大きく(効果2a)、また、該断面略C字状(16f)の内面の幅(29)に比べて該頭部(14n)の幅(30n)を大きくすることにより、密閉性を有し、高めることができる(効果2b)。
【0043】
実施例12(1m)についても、図20にて、実施例11(1n)と同様にしてある。なお、雌部の形状は、多少相違し、実施例8(1h)と同じ形状としてある。
【0044】
次に、実施例13(1p)について、図21に記す。実施例13(1p)は、実施例7(1f)、実施例8(1h)と接触面の形態は同様にしてある。ただし、形状は相違する。雄部(3p)の頭部(14p)は断面略方形状(23Bp)としてある。また、雌部(5a)は、実施例2(1a)と同じ形状としてある。
【0045】
次に、実施例14(1q)について、図22〜23に記す。実施例14(1q)は、実施例13(1p)と同様にしてある。ただし、雄部(3q)の形状は一部変更してある。実施例14(1q)は次のようにしてある。雄部(3q)と雌部(5a)とを嵌合した後、例えば、図22にて、袋体の内圧が低圧の場合は、爪部(4Ca)側に雄部(3q)が自重で停止した状態となり、密閉される。図23にて、ある一定圧力以上の高圧の場合は、爪部(4a)側に雄部(3q)が浮き上がった状態となり、袋体の圧力を外へ逃がすようになっている。
【0046】
次に、実施例15(1r)について、図24に記す。実施例15(1r)は、実施例11(1n)、実施例12(1m)と接触面の形態は同様にしてある。ただし、形状は相違する。なお、雄部(3r)の頭部(14r)は断面略方形状(23Br)としてある。また、雌部(5a)は、実施例2(1a)と同じ形状としてある。
【0047】
次に、実施例16(1s)について、図25に記す。実施例16(1s)は、実施例3(1b)と同様にしてあるが、雄部(3s)の大きさは多少大きくしてある。なお、図25にて、図中の形状で、点線で表示してある部分(ただし、図の寸法を表示するための案内の線は除く)が雄部と雌部との嵌合前の雄部、実線で表示してある部分が雄部と雌部との嵌合後の雄部を示している。雄部(3s)の頭部(14s)は断面略方形状(23Bs)としてある。また、雌部(5a)は、実施例3(1b)と同じ形状としてある。雌部(5a)も断面略方形状(23)としてある。該断面略方形状(23)の内面の高さ(27s)に比べて該頭部(14s)の高さ(28s)が大きい該雄部(3s)と該雌部(5a)とを設けてある。該断面略方形状(23)の内面の幅(29s)に比べて該頭部(14s)の幅(30s)が大きい該雄部(3s)と該雌部(5a)とを設けてある。なお、該断面略方形状(23)の内面の高さ(27s)と該頭部(14s)の高さ(28s)との差、該断面略方形状(23)の内面の幅(29s)と該頭部(14s)の幅(30s)との差については、実施例3(1b)に比べて大きくなっている。よって、実施例3(1b)に比べて、密閉性をさらに高めることができる(効果23)。
【0048】
次に、実施例17(1t)について、図26に記す。実施例17(1t)は、実施例9(1j)、実施例10(1k)と接触面の形態は同様にしてある。また、図中の形状は、実施例10(1k)と同様にしてあるが、雄部(3t)の大きさは多少大きくしてある。図26にて、点線で表示してある部分(ただし、図の寸法を表示するための案内の線は除く)が雄部と雌部との嵌合前の雌部、実線で表示してある部分が雄部と雌部との嵌合後の雌部を示している。実施例16(1s)と同じように、断面略C形状(16t)の内面の高さ(27t)に比べて頭部(14t)の高さ(28t)が大きい該雄部(3t)と該雌部(5t)とを設けてある。断面略C形状(16t)の内面の幅(29t)に比べて頭部(14t)の幅(30t)が大きい該雄部(3t)と該雌部(5t)とを設けてある。断面略C形状(16t)の内面の高さ(27t)と頭部(14t)の高さ(28t)との差、断面略C形状(16t)の内面の幅(29t)と頭部(14t)の幅(30t)との差については、実施例9(1j)、実施例10(1k)に比べて大きくしてある。よって、実施例9(1j)、実施例10(1k)に比べて、密閉性をさらに高めることができる(効果24)。また、実施例17(1t)は、次のようにしてもよい。断面略C形状の内面の断面積に比べて頭部の断面積を大きくしてもよい。
【0049】
次に、実施例18(1u)について、図27〜28に記す。実施例18(1u)は、断面キノコ形状(25u)とした雄部(3u)としてある。または、断面矢じり形状(26u)とした雄部(3u)としてある。雌部(5f)は、実施例7、9、11と同じ形状としてある。効果の追記として、例えば、袋体の外側あるいは内側より応力が雄部(3u)に作用した場合、雌部(5f)の内面(32)を頭部(14u)がスライドすることにより、発生した応力に対応することができる(効果25)。
【0050】
次に、実施例19(1v)について、図29に記す。雌部(5f)は、実施例7、9、11、18と同じ形状としてある。雄部(3v)の形状を変更してある。
【0051】
次に、実施例20(1zq)について、図67〜69に記す。実施例20(1zq)は、実施例1(1)にて、第2ストッパー(36)(36A)を設け、に代えて、図67〜69にて、第2ストッパー(36Zq)(36AZq)を設け、としてある。また、実施例20(1zq)は、実施例1(1)にて、前記第1嵌合部材(9)(9A)に第3突出部(37)(37A)を設け、に代えて、図67〜69にて、前記第1嵌合部材(9Zq)(9AZq)の長手方向(矢印X)の袋(42Zq)の縁部(62Zq)に第3突出部(37Zq)(37AZq)を設け、としてある。また、実施例20(1zq)は、実施例1(1)にて、前記第2嵌合部材(10)(10A)に第4突出部(38)(38A)を設け、に代えて、図67〜69にて、前記第2嵌合部材(10Zq)(10AZq)の端部(41Zq)に第4突出部(38Zq)(38AZq)を設け、としてある。スライダー(11Zq)の奥側の端部(41Zq)に配置してある。また、実施例20(1zq)は、次のようにしてある。第4突出部(38Zq)(38AZq)は、矢印状に設けてある。第4突出部(38Zq)(38AZq)を前記第2嵌合部材(10Zq)(10AZq)の上下に配置してある。第1嵌合部材(9Zq)(9AZq)の長手方向(矢印X)にて、第1嵌合部材(9Zq)(9AZq)に第2嵌合部材(10Zq)(10AZq)を挿入して嵌合して組立てる。第1嵌合部材(9Zq)(9AZq)の長手方向(矢印X)にて、第1嵌合部材(9Zq)(9AZq)に第2嵌合部材(10Zq)(10AZq)の挿入を(矢印Y)方向より開始する。挿入しようとすると、第3突出部(37Zq)(37AZq)間で、第4突出部(38Zq)(38AZq)が弾性変形して、第3突出部(37Zq)(37AZq)間を通過する。通過して、第3突出部(37Zq)(37AZq)間への第4突出部(38Zq)(38AZq)の挿入を許容する。許容し、第3突出部(37Zq)(37AZq)間を第4突出部(38Zq)(38AZq)が通過した後で第4突出部(38Zq)(38AZq)が復元する。また、閉口した開口部を開口する場合は次のようになる。図69で、閉口した開口部にて、第1嵌合部材(9Zq)(9AZq)の長手方向(矢印X)にて、第2嵌合部材(10Zq)(10AZq)を(矢印Z)方向に引っ張るが、復元してる第4突出部(38Zq)(38AZq)によって、第3突出部(37Zq)(37AZq)が第4突出部(38Zq)(38AZq)を係止する。つまり、次のようになる。開口部が開口する方向(矢印Z)にスライダー(11Zq)を摺動し、第3突出部(37zq)(37AZq)と第4突出部(38Zq)(38AZq)とが当接する箇所まで摺動し続けると、第3突出部(37Zq)(37AZq)と第4突出部(38Zq)(38AZq)とが当接する。第3突出部(37Zq)(37AZq)と第4突出部(38Zq)(38AZq)とが当接することにより、第1嵌合部材(9Zq)(9AZq)から第2嵌合部材(10Zq)(10AZq)が離脱するのを防止する。実施例20(1zq)の効果については、実施例1(1)と同程度であるが、効果の追記としては、矢印状に設けてあるので、組立時にて、スライダーの挿入が容易となり、加工コストが低減する。(効果25a)
【0052】
また、特に図示しないが、次のようにしてもよい。実施例20(1zq)のように第4突出部(38Zq)(38AZq)を矢印状が上下になるように設けるのではなく、左右になるように設け、同様に、左右に設けた第4突出部に対応するように第3突出部(37Zq)(37AZq)も左右に設けるようにしてもよい。
【0053】
次に、実施例21(1x)について、図1〜2、30〜35、41に記す。また、面(M6)(N6)(O6)(P6)と面(M6A)(N6A)(O6A)(P6A)とは、ほぼ同じ位置としてあるが、面(M6)(N6)(O6)(P6)は手前側(46)、面(M6A)(N6A)(O6A)(P6A)は奥側(45)としてある。また、実施例21(1x)では、図30〜32は、図1の面(M6)(N6)(O6)(P6)を(矢印Y)から見た部分拡大断面図を描いてある。実施例21(1x)は、実施例1(1)にて、前記第1嵌合部材(9)(9A)に第1突出部(34)(34A)を設け、に代えて、図1、30〜32、41にて、前記第1嵌合部材(9)(9A)の長手方向(矢印X)の袋(42)の縁部(62)に第1突出部(34)(34A)を設け、としてある。また、次のようにしてある。実施例21(1x)では、図33〜35は、図2の面(M6A)(N6A)(O6A)(P6A)を(矢印Y)から見た部分拡大図を描いてある。実施例21(1x)は、実施例1(1)にて、前記第1嵌合部材(9)(9A)に第3突出部(37)(37A)を設け、に代えて、図2、33〜35、41にて、前記第1嵌合部材(9)(9A)の長手方向(矢印X)の袋(42)の縁部(62)に第3突出部(37)(37A)を設け、としてある。なお、実施例21(1x)の効果については、実施例1(1)と同程度である。
【0054】
次に、実施例22(1y)について、図1〜2、33〜37、40〜44に記す。また、実施例22(1y)では、図42〜44は、図1の面(M1)(N1)(O1)(P1)を(矢印Y)から見た部分拡大断面図を描いてある。実施例22(1y)は、実施例1−2(1w)にて、前記第1嵌合部材(9w)(9Aw)に第1突出部(34)(34A)を設け、に代えて、図1、41〜44にて、前記第1嵌合部材(9w)(9Aw)の長手方向(矢印X)の袋(42w)の縁部(44)に第1突出部(34)(34A)を設け、としてある。袋(42w)の奥側(45)の端部(43)に設けてある。また、次のようにしてある。実施例22(1y)では、図33〜35は、図2の面(M6A)(N6A)(O6A)(P6A)を(矢印Y)から見た部分拡大図を描いてある。実施例22(1y)は、実施例1−2(1w)にて、前記第1嵌合部材(9w)(9Aw)に第3突出部(37)(37A)を設け、に代えて、図2、33〜35、41にて、前記第1嵌合部材(9w)(9Aw)の長手方向(矢印X)の袋(42w)の縁部(62)に第3突出部(37)(37A)を設け、としてある。袋(42w)の手前側(46)の端部(39)に設けてある。なお、実施例22(1y)の効果については、実施例1(1)と同程度である。
【0055】
また、次のようにしてもよい。実施例1(1)にて、第1突出部(34)(34A)を配置する箇所は、図5の面(M4)(N4)(O4)(P4)、に代えて、図5、46の面(M5)(N5)(O5)(P5)としもよい。実施例1(1)にて、第3突出部(37)(37A)を配置する箇所は、図5の面(M4A)(N4A)(O4A)(P4A)、に代えて、図5、46の面(M5)(N5)(O5)(P5)としもよい。同様に、実施例1−2(1w)にて、第1突出部(34w)(34Aw)を配置する箇所は、図5の面(M2)(N2)(O2)(P2)、に代えて、図1、5の面(M1)(N1)(O1)(P1)としもよい。実施例1−2(1w)にて、第3突出部(37)(37A)を配置する箇所は、図5の面(M4A)(N4A)(O4A)(P4A)、に代えて、図5、46の面(M5)(N5)(O5)(P5)としもよい。
【0056】
次に、実施例23(1z)について、図5、41、46、48〜49、51〜52に記す。なお、実施例23(1z)〜25(1zb)では、図51〜52は、図1の面(M6)(N6)(O6)(P6)、図2の面(M6A)(N6A)(O6A)(P6A)を(矢印Y)から見た部分拡大断面図を描いてある。実施例23(1z)は、実施例1(1)にて、前記第1嵌合部材(9)(9A)の長手方向(矢印X)の袋(42z)の縁部(62)に案内部(47)(47A)を設けてある。第1嵌合部材(9)(9A)の長手方向(矢印X)に該スライダー(11z)を摺動させる場合に、案内部(47)(47A)によって、長手方向(矢印X)に該スライダー(11z)を案内する。案内部(47)(47A)は、第1嵌合部材(9)(9A)の隅を切断して、図5、46の面(M5)(N5)(O5)(P5)〜面(M6)(N6)(O6)(P6)間で形成しており、袋(42z)の縁部(62)に設けてある。
【0057】
次に、実施例24(1za)について、図5、41、45〜46、50〜52に記す。実施例24(1za)は、実施例1(1)にて、前記第1嵌合部材(9)(9A)の長手方向(矢印X)の袋(42za)の縁部(62)に案内部(47za)(47Aza)を設けてある。案内部(47za)(47Aza)は、第1嵌合部材(9)(9A)の隅を切断して、図5、46の面(M6)(N6)(O6)(P6)のみで形成しており、袋(42za)の縁部(62)に設けてある。つまり、案内部(47za)(47Aza)は、図45にて、面(D1)(E1)(F1)(G1)と面(D2)(E2)(F2)(G2)には接合されておらず、面(E1)(E2)(F2)(F1)のみで形成している。
【0058】
次に、実施例25(1zb)について、図5、41、47、51〜52に記す。実施例25(1zb)は、実施例1(1)にて、前記第1嵌合部材(9)(9A)の長手方向(矢印X)の袋(42zb)の縁部(62)に案内部(47zb)(47Azb)を設けてある。実施例25(1zb)の案内部(47zb)(47Azb)は、第1嵌合部材(9)(9A)の隅を切断して袋の縁部(62)に設けた実施例24(1za)の案内部(47za)(47Aza)を、第1嵌合部材(9)(9A)と再度接合して、一体的に設けてある。なお、第1嵌合部材(9)(9A)の隅を切断せずに、第1嵌合部材(9)(9A)の隅である袋の縁部(62)に案内部を設けてもよい。
【0059】
次に、実施例26(1zc)について、図5、41、45、72に記す。なお、図72は、第1嵌合部材(9)の隅を引っ張った状態の図を描いてある。実施例26(1zc)は、実施例1(1)にて、前記第1嵌合部材(9)(9A)の長手方向(矢印X)の袋(42zc)の縁部(62)に案内部(47zc)(47Azc)を設けてある。第1嵌合部材(9)(9A)の隅をそのまま袋の縁部(62)に案内部(47zc)(47Azc)として設けてある。案内部(47zc)は、図45にて、面(D1)(E1)(F1)(G1)と面(E1)(E2)(F2)(F1)に接合している。案内部(47Azc)は、面(D2)(E2)(F2)(G2)と面(E1)(E2)(F2)(F1)に接合している。面(E1)(E2)(F2)(F1)では、案内部(47zc)と案内部(47Azc)は分離したままとしてある。
【0060】
また、次のようにしてもよい。実施例25(1zb)にて、第1嵌合部材(9)(9A)と案内部(47zb)(47Azb)のみを接合して、互いの袋の辺は接合しない状態としてもよい。つまり、図45で、線(E1)(F1)と線(E2)(F2)は切断したままとしてもよい。あるいは、次のようにしてもよい。実施例25(1zb)にて、線(E1)(F1)と線(E2)(F2)を折れ線として設けてもよい。
【0061】
実施例23(1z)〜実施例26(1zc)の効果について記す。実施例23(1z)、実施例24(1za)は、第1嵌合部材(9)(9A)の隅を切断して、袋の縁部に案内部を設けてあり、切断箇所を設けることにより、袋の開口部(6)の柔軟性が増し、開口部(6)を手などで広げようとする場合に広げやすくなる(効果26)。実施例25(1zb)は、案内部(47zb)(47Azb)と第1嵌合部材(9)(9A)を一体的に設けることにより、密封性が向上し、袋の縁部の強度も増す(効果27)。実施例26(1zc)は、案内部(47zc)と案内部(47Azc)を分離することにより、袋の開口部(6)の柔軟性が増し、開口部(6)を手などで広げようとする場合に広げやすくなる。また、第1嵌合部材(9)(9A)を延長してそのまま袋の縁部(62)として設けてあるので、加工が比較的容易となる(効果28)。
【0062】
次に、実施例27(1zd)について、図53、55〜56に記す。実施例27(1zd)は、実施例1(1)にて、スライダー(11)に取っ手(48)を設け、に代えて、スライダーに取っ手(48zd)を設け、としてある。効果としては、次のようになる。スライダーを摺動させる場合に、手でつかみやすくなり、開口部(6)の開閉が容易となる(効果29)。
【0063】
次に、実施例28(1ze)について、図57〜59に記す。なお、実施例28(1ze)では、実施例1(1)の図33〜35と同様に、図57〜59は、図2の面(M4A)(N4A)(O4A)(P4A)の位置に相当し、(矢印Y)から見た部分拡大断面図を描いてある。実施例28(1ze)は、実施例1(1)にて、次のように変更してある。実施例1(1)の、雌部(5)(5A)である第1嵌合部材(9)(9A)を配し、雄部(3)(3A)である第2嵌合部材(10)(10A)を配し、に代えて、次のようにしてある。実施例28(1ze)は、雄部(3ze)(3Aze)である第1嵌合部材(9ze)(9Aze)を配してある。雌部(5ze)(5Aze)である第2嵌合部材(10ze)(10Aze)を配してある。また、次のようにしてある。鍔部を有する雄部(3ze)(3Aze)を設けてある。爪部を有する雌部(5ze)(5Aze)を設けてある。該雄部(3ze)(3Aze)と嵌合する該雌部(5ze)(5Aze)を設けてある。開口部の内側の対向する両面に第1嵌合部材(9ze)(9Aze)を各々配置してある。該両面の第1嵌合部材(9ze)(9Aze)に各々嵌合する第2嵌合部材(10ze)(10Aze)を設けたスライダー(11ze)を配置してある。効果については、他の実施例と同程度であるが、効果の追記として次に記す。例えば、実施例1(1)の図35と実施例28(1ze)の図59とで比較すると、実施例28(1ze)は、第2嵌合部材(10ze)(10Aze)である雌部(5ze)(5Aze)にて、雌部(5ze)と雌部(5Aze)を上下に一体的に形成してあるので、雌部(5ze)の端部と雌部(5Aze)の端部とを重ねることができ、重なり部分(49)により断面積を一部削減できる。強度を維持しながらも、断面積の減少によってコストを低減できる。また、雌部(5ze)と雌部(5Aze)を上下に形成してあるので、実施例1(1)と比較すると、袋の幅HBを短くでき、袋全体の厚みを薄くすることが可能になり、平滑になる(効果30)。
【0064】
また、実施例28(1ze)は、次のようにしてある。実施例28(1ze)は、実施例1(1)にて、次のように変更してある。実施例1(1)の、第2ストッパー(36)(36A)を設け、該第1嵌合部材(9)(9A)に第3突出部(37)(37A)を設け、該第2嵌合部材(10)(10A)に第4突出部(38)(38A)を設け、第2ストッパー(36)(36A)は、該第3突出部(37)(37A)と該第4突出部(38)(38A)により形成される、に代えて、次のようにしてある。実施例28(1ze)は、第2ストッパー(36ze)(36Aze)を設けてある。該第1嵌合部材(9ze)(9Aze)に第3突出部(37ze)(37Aze)を設けてある。該第2嵌合部材(10ze)(10Aze)に第4突出部(38ze)(38Aze)を設けてある。第2ストッパー(36ze)(36Aze)は、該第3突出部(37ze)(37Aze)と該第4突出部(38ze)(38Aze)により形成される。
【0065】
次に、実施例29(1zf)について、図60〜62に記す。なお、実施例29(1zf)では、実施例1(1)の図6〜8と同様に、図60〜62は、図1の面(M3)(N3)(O3)(P3)の位置に相当し、(矢印Y)から見た中間部の部分拡大断面図を描いてある。実施例29(1zf)は、実施例1(1)にて、次のように変更してある。実施例1(1)の、雌部(5)(5A)である第1嵌合部材(9)(9A)を配し、雄部(3)(3A)である第2嵌合部材(10)(10A)を配し、に代えて、次のようにしてある。実施例29(1zf)は、該両面(8)(8A)の一方の片面(8)に雄部(3zf)を設けて該両面(8)(8A)の残りの片面(8A)に雌部(5Azf)を設けた第1嵌合部材(9zf)(9Azf)を配してある。該両面(8)(8A)の一方の片面(8)の雄部(3zf)に嵌合する雌部(5zf)を設けて該両面(8)(8A)の残りの片面(8A)の雌部(5Azf)に嵌合する雄部(3Azf)を設けた第2嵌合部材(10zf)(10Azf)を配してある。
【0066】
次に、実施例30(1zh)について、図63〜64に記す。実施例30(1zh)は、実施例1(1)にて、次のように変更してある。実施例1(1)の、スライダー(11)、に代えて、スライダー(11zh)としてある。スライダー(11zh)は、スライダー(11)にて、所定の間隔で部分的に切断面を設けてある。等間隔に一部切断してある。切断面を設けることにより、ジグザグ状にすることができ、柔軟性を確保することができる。また、このほかに、柔軟性の高い素材を使用してもよい。効果としては、開口した後で、スライダー(11zh)を折畳んだりすることができるので邪魔にならずに済む(効果32)。次に、実施例31(1zj)について、図65〜66に記す。実施例31(1zj)は、実施例1(1)にて、次のように変更してある。実施例1(1)の、スライダー(11)、に代えて、スライダー(11zj)としてある。スライダー(11zj)は、円形状にしてある。スライダー(11zj)の第2嵌合部材(10zj)(10Azj)に対応する第1嵌合部材(9zj)(9Azj)も円形状にしてある。効果としては、円形状にすることによって、スライドがしやすくなる(効果33)。
【0067】
次に、実施例32(1zk)について、図73に記す。なお、図73は、図52と同様で、図1の面(M6)(N6)(O6)(P6)、図2の面(M6A)(N6A)(O6A)(P6A)を(矢印Y)から見た部分拡大断面図を描いてある。実施例32(1zk)は、実施例23(1z)にて、第2嵌合部材(10)(10A)の端部の形状を断面フラットに変更してある。効果としては、取っ手として持ちやすくなる(効果34)。
【0068】
次に、実施例33(1zn)について、図54に記す。実施例33(1zn)は、実施例25(1zb)にて、袋(42zb)の縁部(62)の中央で、袋(42zb)に折り線(50)を設けて折ってある。効果としては、縁部がフラットになり、平滑性が向上し、袋の縁部の厚みを薄くすることができる(効果35)。
【0069】
次に、実施例34(1zr)について、図70に記す。実施例34(1zr)は、実施例20(1zq)の第4突出部(38zq)(38Azq)の先端にて、雄部(3)(3A)である第2嵌合部材(10zr)(10Azr)を延長して設けてある。つまり、第4突出部(38zq)(38Azq)は、第2嵌合部材(10zr)(10Azr)と延長した第2嵌合部材(52)との間に挟まって配置してある。なお、実施例34(1zr)の他の構造、形態については、実施例20(1zq)と同様にしてある。実施例34(1zr)の効果については、実施例1(1)、実施例20(1zq)と同程度であるが、効果の追記としては次のようになる。第3突出部(37zq)(37Azq)と第4突出部(38zq)(38Azq)とが当接する箇所まで摺動し続けて、第3突出部(37zq)(37Azq)と第4突出部(38zq)(38Azq)とが当接する場合に、第4突出部(38zq)(38Azq)の先端(52)にて、第2嵌合部材(10zr)(10Azr)を延長して設けてあるため、第1嵌合部材(9zq)(9Azq)に第2嵌合部材(10zq)(10Azq)が嵌合している長さが長くなるので、第1嵌合部材(9zq)(9Azq)に対して第2嵌合部材(10zq)(10Azq)の位置が変動したりすることが少なく、不安定要因を低減し、より安定させる。
【0070】
次に、実施例35(1zs)について、図71に記す。実施例35(1zs)は、実施例34(1zr)にて、第4突出部(38zq)(38Azq)、に代えて、第4突出部(38zs)(38Azs)、としてある。第1嵌合部材(9zq)(9Azq)の長手方向(矢印X)の袋(42zq)の縁部(62zq)を補強してある。また、同時に、第4突出部(38zs)(38Azs)の矢印状の形を小型に変更してある。袋(42zq)の縁部(62zq)を補強してあるので、第4突出部(38zs)(38Azs)の矢印状の形を小型にしても係止する。
【0071】
次に、実施例36(1zt)について、図74にて記す。実施例36(1zt)は、実施例2(1a)にて、次のようにしてある。鍔部(2a)を有する雄部(3zt)を設けてある。爪部(4a)を有する雌部(5zt)を設けてある。つまり、実施例2(1a)の鍔部(2a)(2Ca)を有する雄部(3a)にて、鍔部(2a)のみを設けてある。同様に、爪部(4a)(4Ca)を有する雌部(5a)にて、爪部(4a)のみを設けてある。
【0072】
また、次のようにしてもよい。実施例1(1)、実施例1−1(1zm)、実施例1−3(1zp)、実施例20(1zp)、実施例21(1x)、実施例22(1y)、にて、該断面略C字状の内面の高さに比べて該頭部の高さが大きい該雄部と該雌部とを設けてもよい。また、該断面略C字状の内面の幅に比べて該頭部の幅が大きい該雄部と該雌部とを設けてもよい。
【0073】
また、次のようにしてもよい。各実施例において、該第1嵌合部材に第1突出部を設ける位置については、第1嵌合部材の上であれば、どこでも可能である。特に限定することはない。該第1嵌合部材に第3突出部を設ける位置、該第2嵌合部材に第2突出部を設ける位置、該第2嵌合部材に第4突出部を設ける位置についても同様である。
【0074】
また、実施例1(1)は、次のようにしてある。第1嵌合部材(9)(9A)に第1突出部(34)(34A)を一体的に設けてある。第2嵌合部材(10)(10A)に第2突出部(35)(35A)を一体的に設けてある。第1嵌合部材(9)(9A)に第3突出部(37)(37A)を一体的に設けてある。第2嵌合部材(10)(10A)に第4突出部(38)(38A)を一体的に設けてある。
【0075】
また、実施例1(1)は、次のようにしてもよい。第1嵌合部材(9)(9A)の長手方向(矢印X)と直交する方向、つまり、第1嵌合部材(9)(9A)の短手方向(矢印W)にて、咬合あるいは嵌合するように設けてもよい。雄部(3)(3A)と雌部(5)(5A)において、咬合する合成樹脂製の咬合部材として雄部(3)(3A)と雌部(5)(5A)を設け、としてもよい。あるいは、咬合する軟質の合成樹脂製の咬合部材として雄部(3)(3A)と雌部(5)(5A)を設け、としてもよい。次にその作用について記す。第1嵌合部材(9)(9A)の長手方向(矢印X)と直交する方向、つまり、第1嵌合部材(9)(9A)の短手方向(矢印W)にて、雄部(3)(3A)と雌部(5)(5A)とを対向して押圧することにより、爪部(4)(4C)、(4A)(4B)間に挿入する鍔部(2)(2C)、(2A)(2B)によって弾性変形する該爪部(4)(4C)、(4A)(4B)間を該鍔部(2)(2C)、(2A)(2B)が通過する。通過して、雌部(5)(5A)への雄部(3)(3A)の挿入を許容する。許容し、爪部(4)(4C)、(4A)(4B)間を鍔部(2)(2C)、(2A)(2B)が通過した後で復元した該爪部(4)(4C)、(4A)(4B)により該鍔部(2)(2C)、(2A)(2B)を係止して戻り方向への雄部(3)(3A)の移動を規制する。規制し、雄部(3)(3A)と雌部(5)(5A)とが嵌合する。また、嵌合状態から解除する場合は次のようになる。第1嵌合部材(9)(9A)の長手方向(矢印X)と直交する方向、つまり、第1嵌合部材(9)(9A)の短手方向(矢印W)にて、袋の両面を引っ張って、嵌合した雄部(3)(3A)と雌部(5)(5A)とを引き離そうとする。引き離そうとすることにより、鍔部(2)(2C)、(2A)(2B)によって押圧され弾性変形する該爪部(4)(4C)、(4A)(4B)から該鍔部(2)(2C)、(2A)(2B)が引っ張った方向へ移動する。移動して、嵌合状態から解除する。
【0076】
また、実施例1(1)は、次のようにしてもよい。前記鍔部(2)(2C)(2A)(2B)を有する雄部(3)(3A)、にて、柱状部の先端に設けた前記鍔部(2)(2C)(2A)(2B)と該柱状部とを有する雄部(3)(3A)、としてもよい。前記爪部(4)(4C)(4A)(4B)を有する雌部(5)(5A)、に代えて、両先端(15)(15C)(15A)(15B)に爪部(4)(4C)(4A)(4B)を有する断面略円弧状の雌部(5)(5A)、としてもよい。
【0077】
また、実施例1(1)は、特に図示しないが次のようにしてもよい。開口部(6)の内側(7)の対向する両面(8)(8A)に第1嵌合部材(9)(9A)を各々配置する場合に、断続的に配置してもよい。効果としては、第1嵌合部材(9)(9A)を断続的に各々配置することにより、袋自体に柔軟性を持たせることができる。また、実施例1(1)は、次のようにしてもよい。開口部(6)の全長に対して、第1嵌合部材(9)(9A)を設ける長さを短くして設けてもよい。第1嵌合部材(9)(9A)を設けていない箇所は封じてもよい。つまり、開口部を袋の一部のみとして、一部のみが開口するようにスライダーを設けてもよい。
【0078】
また、各実施例について、少し補足する。実施例1(1)について、次のようにしてある。開口部(6)の内側(7)の対向する両面(8)(8A)と各々の第1嵌合部材(9)(9A)との間に第1基部(51)(51A)を一体的に各々設けてあるが、各々融着して設けてある。ヒートシーラ等によって融着してある。溶着してある。あるいは、各々接着して設けてある。熱接着してある。また、接着剤で接着してもよい。あるいは、射出成型してもよい。製造が容易となり、また、コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】各実施例の斜視図。
【図2】各実施例の斜視図。
【図3】実施例1の部分拡大斜視図。
【図4】実施例1の部分拡大斜視図。
【図5】各実施例の配置図
【図6】実施例1等の部分拡大断面図。
【図7】実施例1等の部分拡大断面図。
【図8】実施例1等の部分拡大断面図。
【図9】実施例2の部分拡大断面図。
【図10】実施例2の部分拡大断面図。
【図11】実施例3の部分拡大断面図。
【図12】実施例4の部分拡大断面図。
【図13】実施例5の部分拡大断面図。
【図14】実施例6の部分拡大断面図。
【図15】実施例7の部分拡大断面図。
【図16】実施例9の部分拡大断面図。
【図17】実施例11の部分拡大断面図。
【図18】実施例8の部分拡大断面図。
【図19】実施例10の部分拡大断面図。
【図20】実施例12の部分拡大断面図。
【図21】実施例13の部分拡大断面図。
【図22】実施例14の部分拡大断面図。
【図23】実施例14の部分拡大断面図。
【図24】実施例15の部分拡大断面図。
【図25】実施例16の部分拡大断面図。
【図26】実施例17の部分拡大断面図。
【図27】実施例18の部分拡大断面図。
【図28】実施例18の部分拡大断面図。
【図29】実施例19の部分拡大断面図。
【図30】実施例1、1−1、21の部分拡大断面図。
【図31】実施例1、1−1、21の部分拡大断面図。
【図32】実施例1、1−1、21の部分拡大断面図。
【図33】実施例1、1−1、1−2、1−3、21〜22の部分拡大断面図。
【図34】実施例1、1−1、1−2、1−3、21〜22の部分拡大断面図。
【図35】実施例1、1−1、1−2、1−3、21〜22の部分拡大断面図。
【図36】実施例1、1−1、1−3、22の部分拡大断面図。
【図37】実施例1、1−1、1−3、22の部分拡大断面図。
【図38】実施例1、1−1、1−2、1−3の部分拡大断面図。
【図39】実施例1、1−1、1−2、1−3の部分拡大断面図。
【図40】各実施例の部分拡大断面図。
【図41】各実施例の斜視図。
【図42】実施例1−2、1−3、22の部分拡大断面図。
【図43】実施例1−2、1−3、22の部分拡大断面図。
【図44】実施例1−2、1−3、22の部分拡大断面図。
【図45】実施例23〜26の説明図。
【図46】実施例22〜26の説明図。
【図47】実施例25の部分拡大斜視図。
【図48】実施例23の部分拡大斜視図。
【図49】実施例23の部分拡大斜視図。
【図50】実施例24の部分拡大斜視図。
【図51】実施例23〜25の部分拡大断面図。
【図52】実施例23〜25の部分拡大断面図。
【図53】実施例27の部分拡大斜視図。
【図54】実施例33の部分拡大斜視図。
【図55】実施例27の部分拡大断面図。
【図56】実施例27の部分拡大断面図。
【図57】実施例28の部分拡大断面図。
【図58】実施例28の部分拡大断面図。
【図59】実施例28の部分拡大断面図。
【図60】実施例29の部分拡大断面図。
【図61】実施例29の部分拡大断面図。
【図62】実施例29の部分拡大断面図。
【図63】実施例30の斜視図。
【図64】実施例30の斜視図。
【図65】実施例31の斜視図。
【図66】実施例31の斜視図。
【図67】実施例20を横から見た図。
【図68】実施例20を横から見た図。
【図69】実施例20を横から見た図。
【図70】実施例34を横から見た図。
【図71】実施例35を横から見た図。
【図72】実施例26の部分拡大斜視図。
【図73】実施例32の部分拡大断面図。
【図74】実施例36の部分拡大断面図。
【0080】
(1) 実施例1
(1a) 実施例2
(1b) 実施例3
(1c) 実施例4
(1d) 実施例5
(1e) 実施例6
(1f) 実施例7
(1h) 実施例8
(1j) 実施例9
(1k) 実施例10
(1n) 実施例11
(1m) 実施例12
(1p) 実施例13
(1q) 実施例14
(1r) 実施例15
(1s) 実施例16
(1t) 実施例17
(1u) 実施例18
(1v) 実施例19
(1w) 実施例1−2
(1x) 実施例21
(1y) 実施例22
(1z) 実施例23
(1za) 実施例24
(1zb) 実施例25
(1zc) 実施例26
(1zd) 実施例27
(1ze) 実施例28
(1zf) 実施例29
(1zh) 実施例30
(1zj) 実施例31
(1zk) 実施例32
(1zn) 実施例33
(1zm) 実施例1−1
(1zp) 実施例1−3
(1zq) 実施例20
(1zr) 実施例34
(1zs) 実施例35
(1zt) 実施例36
(2) 鍔部
(3) 雄部
(4) 爪部
(5) 雌部
(6) 開口部
(7) 内側
(8) 両面
(9) 第1嵌合部材
(10) 第2嵌合部材
(11) スライダー
(12) 接触面
(13) 非接触面
(14) 頭部
(15) 先端
(16) 断面略C字状
(17) 断面略コ字状
(20) 中央部
(21) 隙間
(22) 空洞部
(23) 断面略方形状
(24) 突接部
(25) 断面キノコ状
(26) 断面矢じり状
(27) 内面の高さ
(28) 頭部の高さ
(29) 内面の幅
(30) 頭部の幅
(32) 内面
(33) 第1ストッパー
(34) 第1突出部
(35) 第2突出部
(36) 第2ストッパー
(37) 第3突出部
(38) 第4突出部
(39) 端部
(40) 端部
(41) 端部
(42) 袋
(43) 端部
(44) 縁部
(45) 奥側
(46) 手前側
(47) 案内部
(48) 取っ手
(49) 重なり部分
(50) 折り線
(51) 第1基部
(52) 先端
延長した第2嵌合部材
(53) 手前側の面
(54) 奥側の面
(55) 奥側の面
(56) 手前側の面
(57) 奥側の面
(58) 手前側の面
(59) 手前側
(60) 奥側
(62) 縁部
(D) 面
(E) 面
(F) 面
(G) 面
(H) 円弧
(J) 円弧
(K) 円弧
(L) 円弧
(M) 面
(N) 面
(O) 面
(P) 面
(Q) 線
(R) 線
(S) 線
(T) 線
(U) 線
(V) 線
(矢印I) 上方向
(矢印W) 短手方向
(矢印X) 長手方向
(矢印Y) 閉口する方向
(矢印Z) 開口する方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
頭部を有する雄部を設け、両先端に爪部を有する断面略C字状の雌部を設け、該雄部と嵌合する該雌部を設け、開口部の内側の対向する両面に第1嵌合部材を各々配置し、該両面の第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーを配置し、
雄部である第1嵌合部材を配し、雌部である第2嵌合部材を配し、
または、
雌部である第1嵌合部材を配し、雄部である第2嵌合部材を配し、
または、
該両面の一方の片面に雄部を設けて該両面の残りの片面に雌部を設けた第1嵌合部材を配し、該両面の一方の片面の雄部に嵌合する雌部を設けて該両面の残りの片面の雌部に嵌合する雄部を設けた第2嵌合部材を配し、
第1嵌合部材の長手方向に該スライダーを摺動させることにより該開口部が開閉する合成樹脂製袋体において、
該断面略C字状の内面の高さに比べて該頭部の高さが大きい該雄部と該雌部とを設け、
または、
該断面略C字状の内面の幅に比べて該頭部の幅が大きい該雄部と該雌部とを設け、
第1嵌合部材と第2嵌合部材とを嵌合した場合に、
該雌部を該雄部が押圧し、
または、
該雄部を該雌部が押圧することで密閉性を有することを特徴とするスライダー付き合成樹脂製袋体。
【請求項2】
鍔部を有する雄部を設け、爪部を有する雌部を設け、該雄部と嵌合する該雌部を設け、開口部の内側の対向する両面に第1嵌合部材を各々配置し、該両面の第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーを配置し、
雄部である第1嵌合部材を配し、雌部である第2嵌合部材を配し、
または、
雌部である第1嵌合部材を配し、雄部である第2嵌合部材を配し、
または、
該両面の一方の片面に雄部を設けて該両面の残りの片面に雌部を設けた第1嵌合部材を配し、該両面の一方の片面の雄部に嵌合する雌部を設けて該両面の残りの片面の雌部に嵌合する雄部を設けた第2嵌合部材を配し、
第1嵌合部材の長手方向に該スライダーを摺動させることにより該開口部が開閉する合成樹脂製袋体において、第1ストッパーを設け、該開口部が閉口する方向にスライダーを摺動して該開口部が閉口した場合に、第1ストッパーが当接することにより、開口部が閉口状態を保持することを特徴とするスライダー付き合成樹脂製袋体。
【請求項3】
鍔部を有する雄部を設け、爪部を有する雌部を設け、該雄部と嵌合する該雌部を設け、開口部の内側の対向する両面に第1嵌合部材を各々配置し、該両面の第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーを配置し、
雄部である第1嵌合部材を配し、雌部である第2嵌合部材を配し、
または、
雌部である第1嵌合部材を配し、雄部である第2嵌合部材を配し、
または、
該両面の一方の片面に雄部を設けて該両面の残りの片面に雌部を設けた第1嵌合部材を配し、該両面の一方の片面の雄部に嵌合する雌部を設けて該両面の残りの片面の雌部に嵌合する雄部を設けた第2嵌合部材を配し、
第1嵌合部材の長手方向に該スライダーを摺動させることにより該開口部が開閉する合成樹脂製袋体において、該第1嵌合部材に第1突出部を設け、該第2嵌合部材に第2突出部を設け、該開口部が閉口する方向にスライダーを摺動して該開口部が閉口した場合に、第1突出部と第2突出部とが当接することにより、開口部が閉口状態を保持することを特徴とするスライダー付き合成樹脂製袋体。
【請求項4】
鍔部を有する雄部を設け、爪部を有する雌部を設け、該雄部と嵌合する該雌部を設け、開口部の内側の対向する両面に第1嵌合部材を各々配置し、該両面の第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーを配置し、
雄部である第1嵌合部材を配し、雌部である第2嵌合部材を配し、
または、
雌部である第1嵌合部材を配し、雄部である第2嵌合部材を配し、
または、
該両面の一方の片面に雄部を設けて該両面の残りの片面に雌部を設けた第1嵌合部材を配し、該両面の一方の片面の雄部に嵌合する雌部を設けて該両面の残りの片面の雌部に嵌合する雄部を設けた第2嵌合部材を配し、
第1嵌合部材の長手方向に該スライダーを摺動させることにより該開口部が開閉する合成樹脂製袋体において、第2ストッパーを設け、該開口部が開口する方向にスライダーを摺動した場合に、第2ストッパーが当接することにより、第1嵌合部材から第2嵌合部材が離脱するのを防止することを特徴とするスライダー付き合成樹脂製袋体。
【請求項5】
鍔部を有する雄部を設け、爪部を有する雌部を設け、該雄部と嵌合する該雌部を設け、開口部の内側の対向する両面に第1嵌合部材を各々配置し、該両面の第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーを配置し、
雄部である第1嵌合部材を配し、雌部である第2嵌合部材を配し、
または、
雌部である第1嵌合部材を配し、雄部である第2嵌合部材を配し、
または、
該両面の一方の片面に雄部を設けて該両面の残りの片面に雌部を設けた第1嵌合部材を配し、該両面の一方の片面の雄部に嵌合する雌部を設けて該両面の残りの片面の雌部に嵌合する雄部を設けた第2嵌合部材を配し、
第1嵌合部材の長手方向に該スライダーを摺動させることにより該開口部が開閉する合成樹脂製袋体において、該第1嵌合部材に第3突出部を設け、該第2嵌合部材に第4突出部を設け、該開口部が開口する方向にスライダーを摺動した場合に、第3突出部と第4突出部とが当接することにより、第1嵌合部材から第2嵌合部材が離脱するのを防止することを特徴とするスライダー付き合成樹脂製袋体。
【請求項6】
前記第1嵌合部材に第1突出部を設け、に代えて、前記第1嵌合部材の長手方向の袋の縁部に第1突出部を設け、としたことを特徴とする請求項3に記載のスライダー付き合成樹脂製袋体、
または、
前記第1嵌合部材に第3突出部を設け、に代えて、前記第1嵌合部材の長手方向の袋の縁部に第3突出部を設け、としたことを特徴とする請求項5に記載のスライダー付き合成樹脂製袋体。
【請求項7】
鍔部を有する雄部を設け、爪部を有する雌部を設け、該雄部と嵌合する該雌部を設け、開口部の内側の対向する両面に第1嵌合部材を各々配置し、該両面の第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーを配置し、
雄部である第1嵌合部材を配し、雌部である第2嵌合部材を配し、
または、
雌部である第1嵌合部材を配し、雄部である第2嵌合部材を配し、
または、
該両面の一方の片面に雄部を設けて該両面の残りの片面に雌部を設けた第1嵌合部材を配し、該両面の一方の片面の雄部に嵌合する雌部を設けて該両面の残りの片面の雌部に嵌合する雄部を設けた第2嵌合部材を配し、
第1嵌合部材の長手方向に該スライダーを摺動させることにより該開口部が開閉する合成樹脂製袋体において、該第1嵌合部材に第1突出部を設け、該第2嵌合部材に第2突出部を設け、該第2嵌合部材に第4突出部を設け、該開口部が閉口する方向にスライダーを摺動して該開口部が閉口した場合に、第1突出部と第2突出部とが当接することにより、開口部が閉口状態を保持し、該開口部が開口する方向にスライダーを摺動した場合に、第1突出部と第4突出部とが当接することにより、第1嵌合部材から第2嵌合部材が離脱するのを防止することを特徴とするスライダー付き合成樹脂製袋体。
【請求項8】
鍔部を有する雄部を設け、爪部を有する雌部を設け、該雄部と嵌合する該雌部を設け、開口部の内側の対向する両面に第1嵌合部材を各々配置し、該両面の第1嵌合部材に各々嵌合する第2嵌合部材を設けたスライダーを配置し、
雄部である第1嵌合部材を配し、雌部である第2嵌合部材を配し、
または、
雌部である第1嵌合部材を配し、雄部である第2嵌合部材を配し、
または、
該両面の一方の片面に雄部を設けて該両面の残りの片面に雌部を設けた第1嵌合部材を配し、該両面の一方の片面の雄部に嵌合する雌部を設けて該両面の残りの片面の雌部に嵌合する雄部を設けた第2嵌合部材を配し、
第1嵌合部材の長手方向に該スライダーを摺動させることにより該開口部が開閉する合成樹脂製袋体において、該第1嵌合部材に第1突出部を設け、該第1嵌合部材に第3突出部を設け、該第2嵌合部材に第2突出部を設け、該開口部が閉口する方向にスライダーを摺動して該開口部が閉口した場合に、第1突出部と第2突出部とが当接することにより、開口部が閉口状態を保持し、該開口部が開口する方向にスライダーを摺動した場合に、第3突出部と第2突出部とが当接することにより、第1嵌合部材から第2嵌合部材が離脱するのを防止することを特徴とするスライダー付き合成樹脂製袋体。
【請求項9】
前記鍔部を有する雄部、に代えて、頭部を有する雄部、として、
前記爪部を有する雌部、に代えて、両先端に爪部を有する断面略C字状の雌部、として、該断面略C字状の内面の高さに比べて該頭部の高さが大きい該雄部と該雌部とを設け、
または、
該断面略C字状の内面の幅に比べて該頭部の幅が大きい該雄部と該雌部とを設け、
第1嵌合部材と第2嵌合部材とを嵌合した場合に、
該雌部を該雄部が押圧し、
または、
該雄部を該雌部が押圧することで密閉性を有することを特徴とする請求項2〜8に記載のスライダー付き合成樹脂製袋体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図69】
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【図70】
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【図71】
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【図72】
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【図73】
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【図74】
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【公開番号】特開2013−56672(P2013−56672A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−194454(P2011−194454)
【出願日】平成23年9月7日(2011.9.7)
【出願人】(304025105)
【出願人】(506377569)
【Fターム(参考)】