説明

スライディングドア装置

【課題】下部が揺れることなく、安定してスライディングするようにその構造を改善したスライディングドア装置を提供する。
【解決手段】スライディングドア装置が、フレームと、固定ドア枠と、固定ドアと、第1の内側ガイドレールが形成され、第1の外側ガイドレールが形成された第1のスライディングドアと、第2の内側ガイドレールが形成され、第2の外側ガイドレールが形成された第2のスライディングドアと、1つは、固定外側ガイドレールの一端に固定され、第1の内側ガイドレールに挿入され、もう一つは、第1の内側ガイドレールの他端に固定され、固定外側ガイドレールに挿入される一対の第1の揺れ防止手段と、1つは、第1の外側ガイドレールの一端に固定され、第2の内側ガイドレールに挿入され、もう一つは、第2の内側ガイドレールの他端に固定され、第1の外側ガイドレールに挿入される一対の第2の揺れ防止手段とを含むこと。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スライディングドア装置に関し、より詳細には、下部が揺れるのを防止したスライディングドア装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、スライディングドアとは、ドアを、ドア枠の前方または後方ではなく、ドア枠のレール向きにスライディングさせることで、出入口が開閉可能であることを言う。このようなスライディングドアは、出入口を更に広げられるようにするため、多段のスライディングドアに発展した。
【0003】
最近は、ドアフレームにガラスが挟まれるスライディングドアが広く用いられ、このようなスライディングドアは、家、事務室、そして、大型作業工場、貨物積載倉庫のドアとして多く用いられている。
【0004】
図1aには、従来のスライディングドア装置が示されている。
【0005】
図示のように、使用者は、ドアを介して内部に入ったり、内部から出たりするために、多段に配置されたドア11、12、13を、一側に重なるように移動させて出入口を形成した後、そこを介して移動する。
【0006】
ところで、前記のような従来のスライディングドア装置10は、ドア枠14の下段部分が、使用者が大きな物や家具などを移送する際に、障害物となるだけでなく、前記ドア枠14の下段部分に積もった埃や異質物を除去することが難しいという短所がある。
【0007】
前記のような問題点を解決するために、図1bには、下段部分のドア枠のないスライディングドア装置20が採用されている。
【0008】
図示のように、スライディングドア装置20は、下段部分のないドア枠24と、多段に配置されたドア21、22、23とを含む。これは、ドア枠24の下段部分がないので、ドア21、22、23を一側に重なるように移動させた後、形成された空間に大きい物や家具などを容易に運ぶことができる。
【0009】
しかし、前記のようなスライディングドア装置20は、前記ドア21、22、23の下部に固定装置がないので、スライディングの際にスライディングドアの下部が揺れるようになり、このために、安定して動作できないという不都合がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上述した問題点を解決するために創案されたもので、スライディングドアの下部が揺れることなく、安定してスライディングするようにその構造を改善したスライディングドア装置を提供することにその目的がある。
【0011】
本発明の他の目的及び長所は、下記に説明されるべきであり、本発明の実施例により明らかになろう。また、本発明の目的及び長所は、請求範囲に示した手段及び組合せにより実現できる。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明によれば、略四角状のフレームと;前記フレームの内周面に固定され、上部の下面にレールを有する固定ドア枠と;前記固定ドア枠の内側に固定され、底の一方に水平に固定内側ガイドレールが形成され、底の他方に水平に固定外側ガイドレールが形成された固定ドアと;前記固定ドアに対して段差が形成されるように、前記固定ドア枠の内側に摺動可能に結合し、底の一方に水平に第1の内側ガイドレールが形成され、底の他方に水平に第1の外側ガイドレールが形成された第1のスライディングドアと;前記第1のスライディングドアに対して段差が形成されるように、前記固定ドア枠の内側に摺動可能に結合し、底の一方に水平に第2の内側ガイドレールが形成され、底の他方に水平に第2の外側ガイドレールが形成された第2のスライディングドアと;一つは、前記固定ドアの固定外側ガイドレールの一端に固定され、前記第1のスライディングドアの第1の内側ガイドレールに挿入され、もう一つは、前記第1のスライディングドアの第1の内側ガイドレールの他端に固定され、前記固定ドアの固定外側ガイドレールに挿入される一対の第1の揺れ防止手段と;一つは、前記第1のスライディングドアの第1の外側ガイドレールの一端に固定され、前記第2のスライディングドアの第2の内側ガイドレールに挿入され、もう一つは、前記第2のスライディングドアの第2の内側ガイドレールの他端に固定され、前記第1のスライディングドアの第1の外側ガイドレールに挿入される一対の第2の揺れ防止手段と;を含むことを特徴とするスライディングドア装置が提供される。
【0013】
ここで、前記第1の揺れ防止手段は、前記固定ドアの固定外側ガイドレールの一端に固定され、前記第1のスライディングドアの第1の内側ガイドレールの他端に固定される第1の固定部と、前記第1のスライディングドアの第1の内側ガイドレールに挿入され、前記固定ドアの固定外側ガイドレールに挿入される第1のローラ部と、前記第1の固定部と第1のローラ部とを連結する第1の連結部と、を含むことが望ましい。
【0014】
さらに、前記第2の揺れ防止手段は、前記第1のスライディングドアの第1の外側ガイドレールの一端に固定され、前記第2のスライディングドアの第2の内側ガイドレールの他端に固定される第2の固定部と、前記第2のスライディングドアの第2の内側ガイドレールに挿入され、前記第1のスライディングドアの第1の外側ガイドレールに挿入される第2のローラ部と、前記第2の固定部と第2のローラ部とを連結する第2の連結部と、を含むことが望ましい。
【0015】
また、前記固定内側ガイドレール、固定外側ガイドレール、第1の内側ガイドレール、第1の外側ガイドレール、第2の内側ガイドレール及び第2の外側ガイドレールの両端には、前記ドアが重ね合わされた時に、前記第1及び第2の揺れ防止手段の第1のローラ部及び第2のローラ部が固定され得るように、ガイド溝が形成されていることが望ましい。
【0016】
さらに、前記第1のローラ部及び第2のローラ部は、伸縮性のある材質からなることが望ましい。
【発明の効果】
【0017】
本発明のスライディングドア装置によれば、揺れ防止手段を備え、隣り合うスライディングドアを連結して、スライディングドアの下部が揺れることを防止する。
【0018】
また、前記揺れ防止手段の各々のローラ部は、隣接したドアに形成されたガイドレールに挿入されて各々直線運動によって案内されるので、スライディングドアの揺れをより効果的に防止できる。
【0019】
なお、スライディングドアが安定して移動可能であるので、隣り合うスライディングドアの間の相互接触によるスライディングドアの破損を防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、添付の図面を参照して、本発明の好適な実施例を詳細に説明することにする。図2a乃至図2cは、本発明の実施例に係るスライディングドア装置であって、各スライディングドアの動作によって順次示した斜視図、図3は、図2aのIII-III線による断面図、図4は、図2cのIV-IV線による断面図、図5は、図2aの揺れ防止手段を示した拡大斜視図、図6は、図2aのVI-VI線による断面図、図7は、図2bのVII-VII線による断面図、図8は、図2cのVII-VII線による断面図である。
【0021】
まず、図2a乃至図2cを参照すれば、本発明の実施例に係るスライディングドア装置は、フレーム110と、固定ドア枠120と、固定ドア130と、第1のスライディングドア140と、第2のスライディングドア150とを含む。
【0022】
前記フレーム110は、略四角状で、ドアの装着空間を形成する。このようなフレーム110は、アルミニウムで製作されることが望ましいが、これに限定されるものではなく、合成樹脂や木材などを使用して製作されることができる。
【0023】
前記固定ドア枠120は、図2a乃至図2cに示しているように、前記フレーム110の内周面に固定される。このような前記固定ドア枠120も、前記フレーム110と同じ材料を使用して製作できる。また、対案として、前記固定ドア枠120は、前記フレーム110と一体であることもできる。
【0024】
また、前記固定ドア枠120の上部の下面には、図3に示しているように、レール121が形成されることが望ましい。前記固定ドア枠120に備えられたレール121は、第1及び第2のスライディングドア140、150が経路を離脱することなく移動できるようにする。
【0025】
すなわち、第1及び第2のスライディングドア140、150は、前記固定ドア枠120に形成されたレール121を経路として直線に移動し、前記固定ドア枠120の内側に固定された前記固定ドア130に重なることができる。
【0026】
そして、前記固定ドア130は、前記固定ドア枠120の内側に固定される。また、前記固定ドア130は、図6乃至図8に示しているように、底の一方に水平に固定内側ガイドレール131が形成され、底の他方に水平に固定外側ガイドレール132が形成される。
【0027】
前記第1のスライディングドア140及び前記第2のスライディングドア150は、前記固定ドア枠120の内側に各々摺動可能に結合し、前記固定ドア130に隣接して配置される。
【0028】
前記第1のスライディングドア140は、図6乃至図8に示しているように、底の一方に水平に第1の内側ガイドレール141が形成され、底の他方に水平に第1の外側ガイドレール142が形成される。また、前記第2のスライディングドア150は、底の一方に水平に第2の内側ガイドレール151が形成され、底の他方に水平に第2の外側ガイドレール152が形成される。
【0029】
本実施例では、前記第1のスライディングドア140と第2のスライディングドア150とが各々一つであると例示しているが、これは、説明の便宜のためのもので、前記第1のスライディングドア140と第2のスライディングドア150とは、多数個が備えれれ、順次配置され得ることは言うまでもない。
【0030】
一方、図2a及び図6に示しているように、一つは、前記固定ドア130の固定外側ガイドレール132の一端に固定され、前記第1のスライディングドア140の第1の内側ガイドレール141に挿入され、もう一つは、前記第1のスライディングドア140の第1の内側ガイドレール141の他端に固定され、前記固定ドア130の固定外側ガイドレール132に挿入される一対の第1の揺れ防止手段160を含む。
【0031】
また、一つは、前記第1のスライディングドア140の第1の外側ガイドレール142の一端に固定され、前記第2のスライディングドア150の第2の内側ガイドレール151に挿入され、もう一つは、前記第2のスライディングドア150の第2の内側ガイドレール151の他端に固定され、前記第1のスライディングドア140の第1の外側ガイドレール142に挿入される一対の第2の揺れ防止手段170を含む。
【0032】
以下に、図5を参照して、前記第1及び第2の揺れ防止手段160、170について説明する。
【0033】
図面を参照すると、前記第1の揺れ防止手段160は、一対であり、一つは、前記固定ドア130に固定される第1の揺れ防止手段160bと、もう一つは、前記第1のスライディングドア140に固定される第1の揺れ防止手段160aとを含む。
【0034】
まず、前記固定ドア130に固定される第1の揺れ防止手段160bは、前記固定ドア130の固定外側ガイドレール132の一端に固定結合される第1の固定部161bと、前記第1のスライディングドア140の第1の内側ガイドレール141に挿入されて移動する第1のローラ部162bと、前記第1の固定部161bと前記第1のローラ部162bとを連結する第1の連結部163bと、を含む。また、前記第1のスライディングドア140に固定される第1の揺れ防止手段160aは、前記第1のスライディングドア140の第1の内側ガイドレール141の他端に固定結合される第1の固定部161aと、前記固定スライディングドア130の固定外側ガイドレール132に挿入されて移動する第1のローラ部162aと、前記第1の固定部161aと前記第1のローラ部162aとを連結する第1の連結部163aとを含む。
【0035】
ここで、前記第1のスライディングドア140に固定される第1の揺れ防止手段160aは、前記固定ドア130に固定される第1の揺れ防止手段160bよりも、前記固定ドア130側に近く位置する。
【0036】
一方、前記第2の揺れ防止手段170も一対で構成され、一つは、前記第1のスライディングドア140に固定される第2の揺れ防止手段170bと、もう一つは、前記第2のスライディングドア150に固定される第2の揺れ防止手段170aとを含む。
【0037】
前記第1のスライディングドア140に固定される第2の揺れ防止手段170bは、前記第1のスライディングドア140の第1の外側ガイドレール142の一端に固定結合される第2の固定部171bと、前記第2のスライディングドア150の第2の内側ガイドレール151に挿入されて移動する第2のローラ部172bと、前記第2の固定部171bと前記第2のローラ部172bとを連結する第2の連結部173bとを含む。また、前記第2のスライディングドア150に固定される第2の揺れ防止手段170aは、前記第2のスライディングドア150の第2の内側ガイドレール151の他端に固定結合される第2の固定部171aと、前記第1のスライディングドア140の第1の外側ガイドレール142に挿入されて移動する第2のローラ部172aと、前記第2の固定部171aと前記第2のローラ部172aとを連結する第2の連結部173aとを含む。
【0038】
ここで、前記第2のスライディングドア150に固定される第2の揺れ防止手段170aは、前記第1のスライディングドア140に固定される第2の揺れ防止手段170bよりも、前記第1のスライディングドア140側に近く位置する。
【0039】
さらに、前記一対の第1のローラ部162a、162b及び一対の第2のローラ部172a、172bは、図4に示しているように、各々結合されるガイドレールの幅よりも大きく、伸縮性のある材質で形成されることが望ましい。
【0040】
また、図示してはいないが、前記固定内側ガイドレール131、固定外側ガイドレール132、第1の内側ガイドレール141、第1の外側ガイドレール142、第2の内側ガイドレール151及び第2の外側ガイドレール152の両端に、前記第1のローラ部162及び第2のローラ部172が、前記各々のガイドレールに結合して移動して、前記ドアが重ね合わされた時に固定され得るように、前記第1のローラ部162及び第2のローラ部172の幅よりも小さなガイド溝が形成されていることが望ましい。
【0041】
このような一対の第1の揺れ防止手段160及び一対の第2の揺れ防止手段170は、前記第1のスライディングドア140及び第2のスライディングドア150の下部が揺れることを防止する役割を果たす。
【0042】
以上で考察したように、前記揺れ防止手段は、スライディングドア装置に使用されているものであると説明した。しかしながら、これは、説明の便宜のためのもので、スライディングドア装置だけでなく、回転可能なスライディングドア装置にも使用でき、これは、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者なら、適切に変更または変形できることは言うまでもない。
【0043】
以下、図6乃至図8を参照して、本発明の好適な実施例に係るスライディングドア装置100の作動を詳細に説明する。
【0044】
まず、使用者は、前記第2のスライディングドア150を、前記第1のスライディングドア140に重なるように開く。この時、固定ドア枠120のレール121に当接するローラが第2のスライディングドア150と連動して、前記第1のスライディングドア140と前記第2のスライディングドア150とに連結された一対の第2の揺れ防止手段170の中で、前記第2のスライディングドア150に固定された第2の揺れ防止手段170aが、前記第2のスライディングドア150と一体に摺動する。
【0045】
すなわち、前記一対の第2の揺れ防止手段170a、170bの内の一つの第2のローラ部172aは、前記第1のスライディングドア140の第1の外側ガイドレール142に挿入され、前記第2のスライディングドア150と一体に動き、同時に、他の一つの前記第2のローラ部172bは、前記第2のスライディングドア150の第2の内側ガイドレール151に挿入され、前記第2のスライディングドア150が前記第2のローラ部172bに沿って連動する。
【0046】
したがって、前記一対の第1の揺れ防止手段160a、160bの第1のローラ部162a、162bは、前記第2のスライディングドア150を、前記第1のスライディングドア140に重なるように開く際に、挿入されたガイドレールに沿って同時に各々直線運動によって案内されるので、スライディングドアの揺れをより効果的に防止できる。
【0047】
次に、前記第2のスライディングドア150と第1のスライディングドア140とが重なる際に、使用者が、ある程度の力を加えると、前記一対の第2のローラ部172a、172bは、前記第1の外側ガイドレール142及び前記第2の内側ガイドレール151の両端に形成されたガイド溝(図示せず)に結合されて固定される。
【0048】
次に、重なった第1及び第2のスライディングドア140、150を、前記固定ドア130に重なるように開く。前記固定ドア枠120のレール121に当接したローラが、第1のスライディングドア140と連動する。前記固定ドア130と前記第1のスライディングドア140とに連結された一対の第1の揺れ防止手段160の中で、前記第1のスライディングドア140に固定された第1の揺れ防止手段160aが、前記第1のスライディングドア140と一体に摺動する。
【0049】
すなわち、前記一対の第1の揺れ防止手段160a、160bのうちの一つの第1のローラ部162aは、前記固定ドア130の固定外側ガイドレール132に挿入され、前記第1のスライディングドア140と一体に動き、同時に、他の一つの前記第1のローラ部162bは、前記第1のスライディングドア140の第1の内側ガイドレール141に挿入され、前記第1のスライディングドア140が前記第1のローラ部162bに沿って連動する。
【0050】
前記第1のスライディングドア140と固定ドア130とが重ね合わされる際に、使用者が、ある程度の力を加えると、前記一対の第1のローラ部162a、162bは、前記固定外側ガイドレール132及び前記第1の内側ガイドレール141の両端に形成されたガイド溝(図示せず)に結合されて固定される。
【0051】
したがって、前記一対の第2の揺れ防止手段170a、170bの第2のローラ部172a、172bは、前記第1のスライディングドア140を前記固定ドア130に重なるように開く際に、挿入されたガイドレールに沿って同時に各々直線運動によって案内されるので、スライディングドアの揺れをより効果的に防止できる。
【0052】
以上のように、本発明は、たとえ、限定された実施例と図面とにより説明されたが、本発明は、これに限定されなく、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者なら、本発明の技術思想と、本願の請求範囲との均等範囲内において、種々の修正及び変形が可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1a】従来のスライディングドア装置の一例を示した斜視図である。
【図1b】従来のスライディングドア装置の一例を示した斜視図である。
【図2a】本発明の実施例に係るスライディングドア装置であって、各スライディングドアの動作によって順次示した斜視図である。
【図2b】本発明の実施例に係るスライディングドア装置であって、各スライディングドアの動作によって順次示した斜視図である。
【図2c】本発明の実施例に係るスライディングドア装置であって、各スライディングドアの動作によって順次示した斜視図である。
【図3】図2aのIII-III線による断面図である。
【図4】図2cのIV-IV線による断面図である。
【図5】図2aの揺れ防止手段を示した拡大斜視図である。
【図6】図2aのVI-VI線による断面図である。
【図7】図2bのVII-VII線による断面図である。
【図8】図2cのVII-VII線による断面図である。
【符号の説明】
【0054】
110 フレーム
120 固定ドア枠
130 固定ドア
131 固定内側ガイドレール
132 固定外側ガイドレール
140 第1のスライディングドア
141 第1の内側ガイドレール
142 第1の外側ガイドレール
150 第2のスライディングドア
151 第2の内側ガイドレール
152 第2の外側ガイドレール
160 第1の揺れ防止手段
161 第1の固定部
162 第1のローラ部
163 第1の連結部
170 第2の揺れ防止手段
171 第2の固定部
172 第2のローラ部
173 第2の連結部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
略四角状のフレームと;
前記フレームの内周面に固定され、上部の下面にレールを有する固定ドア枠と;
前記固定ドア枠の内側に固定され、底の一方に水平に固定内側ガイドレールが形成され、底の他方に水平に固定外側ガイドレールが形成された固定ドアと;
前記固定ドアに対して段差が形成されるように、前記固定ドア枠の内側に摺動可能に結合し、底の一方に水平に第1の内側ガイドレールが形成され、底の他方に水平に第1の外側ガイドレールが形成された第1のスライディングドアと;
前記第1のスライディングドアに対して段差が形成されるように、前記固定ドア枠の内側に摺動可能に結合し、底の一方に水平に第2の内側ガイドレールが形成され、底の他方に水平に第2の外側ガイドレールが形成された第2のスライディングドアと;
一つは、前記固定ドアの固定外側ガイドレールの一端に固定され、前記第1のスライディングドアの第1の内側ガイドレールに挿入され、もう一つは、前記第1のスライディングドアの第1の内側ガイドレールの他端に固定され、前記固定ドアの固定外側ガイドレールに挿入される、一対の第1の揺れ防止手段と;
一つは、前記第1のスライディングドアの第1の外側ガイドレールの一端に固定され、前記第2のスライディングドアの第2の内側ガイドレールに挿入され、もう一つは、前記第2のスライディングドアの第2の内側ガイドレールの他端に固定され、前記第1のスライディングドアの第1の外側ガイドレールに挿入される、一対の第2の揺れ防止手段と;を含むことを特徴とするスライディングドア装置。
【請求項2】
前記第1の揺れ防止手段は、
前記固定ドアの固定外側ガイドレールの一端に固定され、前記第1のスライディングドアの第1の内側ガイドレールの他端に固定される第1の固定部と、前記第1のスライディングドアの第1の内側ガイドレールに挿入され、前記固定ドアの固定外側ガイドレールに挿入される第1のローラ部と、前記第1の固定部と第1のローラ部とを連結する第1の連結部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のスライディングドア装置。
【請求項3】
前記第2の揺れ防止手段は、
前記第1のスライディングドアの第1の外側ガイドレールの一端に固定され、前記第2のスライディングドアの第2の内側ガイドレールの他端に固定される第2の固定部と、前記第2のスライディングドアの第2の内側ガイドレールに挿入され、前記第1のスライディングドアの第1の外側ガイドレールに挿入される第2のローラ部と、前記第2の固定部と第2のローラ部とを連結する第2の連結部と、を含むことを特徴とする請求項2に記載のスライディングドア装置。
【請求項4】
前記固定内側ガイドレール、固定外側ガイドレール、第1の内側ガイドレール、第1の外側ガイドレール、第2の内側ガイドレール及び第2の外側ガイドレールの両端には、前記ドアらが重ね合わされた時に、前記第1及び第2の揺れ防止手段の第1のローラ部及び第2のローラ部が固定され得るように、ガイド溝が形成されたことを特徴とする請求項3に記載のスライディングドア装置。
【請求項5】
前記第1のローラ部及び第2のローラ部は、伸縮性のある材質からなることを特徴とする請求項3に記載のスライディングドア装置。

【図1a】
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【図1b】
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【図2a】
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【図2b】
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【図2c】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−262877(P2007−262877A)
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−246710(P2006−246710)
【出願日】平成18年9月12日(2006.9.12)
【出願人】(506309940)アルス カンパニ リミテッド (1)
【Fターム(参考)】