説明

スリットの入った靴

【課題】特に暑い季節靴の中は足から汗が出て不快さを覚えるが、これを解消する靴は少なかった。
【解決手段】靴甲部やかかと付近など、足の汗の出易い箇所付近にマジックテープ2が付いた紐状の帯やスリット、その下にマジックテープ2が付いたメッシュ生地4、ファスナー14などを設けた靴を使用することにより、直接外気に触れさせ汗を水蒸気の形で外に放出することで不快さを解消し水虫の発生を抑えたり、エアコンの冷風や暖房の暖気を素早く靴の中に取り入れて足先を快適な状態にすることができる。また、マジックテープが付いた紐状の帯の脱着は簡単にでき、その帯でスリットを塞いだ時はある程度の保温防水効果を得ることができる。さらに、そのマジックテープが付いた紐状の帯の色を靴と同系色にしたり、全く異なる色のものにしてワンポイントデザインを楽しむことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、靴にスリットを入れその周辺にマジックテープ・ボタン・ファスナーを装着し、通気性の改善を図ったものである。
【背景技術】
【0002】
従来は、通気性の改善を図った靴は少なかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
夏の暑い時期など、従来の靴などでは空気の流れが悪く汗が噴出し靴の中が蒸れ、それが水虫が発生する原因となるという難点があった。本発明はこの課題を解決するためになされたもので+ある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
図1Aの示したとおり、3の幅数ミリのスリットがありその下部に2のマジックテープを貼り付けた3のナイロン製のメッシュ生地を設けた靴甲部に、1の幅数ミリの下部にマジックテープを装着した紐状の帯を押し込み図1Cのようにスリットを塞ぐことにより空気の出入りを遮断する。
この帯は簡単に引き剥がすことができ、このことにより靴の中に空気の出入りが可能となる。(図1A参照。)
図1Bの示したとおり、8の幅数ミリのスリットの下部に9の皮革生地に数個の孔とマジックテープを(又は数個の孔のあるボタン)装着した靴甲部に、6の幅数ミリの下部にマジックテープ(又は数個のボタン)を装着した紐状の帯を押し込み図1Cのようにスリットを塞ぐことにより空気の出入りを遮断する。
この帯は簡単に引き剥がすことができ、このことにより靴の中に空気の出入りが可能となる。(図1B参照)
【0005】
図1Eの示したとおり靴のかかと部分にスリットを入れ、一方のスリット近くに皮革などでできた帯を固定する。他方のスリット近くにマジックテープを2箇所設け固定し、それに対応した帯の場所にマジックテープを2箇所設け固定する。帯の2箇所のマジックテープで靴の2箇所のマジックテープと結合させスリット塞ぎ、マジックテープ剥がすことによりスリットを開ける。
【0006】
図1Fの示したとおり靴のかかと部分にファスナーを設け、その開閉によりスリットの開閉を行う。
【発明の効果】
【0007】
本発明により靴の甲部あるいはかかと部分にスリットを入れ、紐状の帯、マジックテープ付きの帯、ファスナーを利用し、その脱着開け閉めにより外気などを靴の中に出入りさせ、蒸れの解消や水虫防止あるいは履き易い防水保温効果のある靴となります。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を図1において説明する。
【0009】
図1−A・Bは靴甲部に装着した紐状の帯を外した時の状態。
図1−Cは紐状の帯のマジックテープで靴甲部に押し込み取り付けた時の状態。
図1−Dは靴甲部にファスナーを設けた時を示した図。
図1−E・Fは靴かかと部分に、2箇所にマジックテープがある帯を外した時と帯を靴に固定した時(ファスナーを装着し、それを上げた時と下げた時。)を示した図。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】A 本件発明である下部にマジックテープを付けた紐状の帯と甲部にそれと適合するスリットがあり、その下部にマジックテープを付けたナイロン製のメッシュ生地を設けた靴。B 本件発明である下部にマジックテープ(またはボタン)を付けた紐状の帯と甲部にそれと適合するスリットがあり、その下部にマジックテープと数個の孔のある皮革を設けた靴。C 上記A・Bの紐状の帯をスリットに押し込み、スリットをふさいだ時の状態。D スリットの代わりに甲部にファスナーを取り付けたときの状態。E 靴のかかと部分にスリットを入れ、2個のマジックテープを付けた帯を設けた状態とその帯を靴のマジックテープとを結合させた時の状態。F 靴のかかと部分にスリットを入れ、ファスナーを取り付け開閉の状態。
【符号の説明】
【0011】
1 紐状の帯
2 マジックテープ
3 スリット
4 ナイロン製メッシュ生地
5 靴本体
6 紐状の帯
7 マジックテープ(またはボタン)
8 スリット
9 皮
10 孔(のあるボタン)
11 靴本体
12 紐状の帯
13 靴本体
14 ファスナー
15 靴本体
16 マジックテープ
17 スリット
18 マジックテープ付き帯
19 かかと部分
20 スリット
21 ファスナー
22 かかと部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
靴甲部に幅数ミリのスリットを入れ、その下部にマジックテープを設けたナイロン製のメッシュ生地又は数個の孔とマジックテープを設けた皮革生地などをを貼り付ける。
上記靴甲部のスリットと同じ程度の大きさの上部は靴の甲部と同質の皮革で下部にマジックテープ(または孔のあるボタンが)付いた紐状の帯を用意する。(A帯)
上記A帯をスリットに押し込んだときに、そのマジックテープ又はボタンが下部にあるナイロン製のメッシュ生地又は幅数ミリ程度の孔のあいた皮革生地と結合する位置にマジックテープ(又はボタン)を装着した靴などの履物。
さらに、靴甲部に同様のスリットを入れ、その部分にファスナーをその下にナイロン製のメッシュ生地又は幅数ミリ程度の孔のあいた皮革生地を装着した靴などの履物。
また、靴かかと部分の半分程度にスリットを入れ、割れた部分に上記同様にマジックテープ付きの帯やファスナーを装着した靴。

【図1】
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【公開番号】特開2012−135595(P2012−135595A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−294851(P2010−294851)
【出願日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(506299353)
【Fターム(参考)】