説明

セメント混和材及びセメント組成物

【課題】モルタル、コンクリートのアルカリシリカ反応を効果的に抑制でき、かつ、中性化、塩害、凍結融解に対する高い抵抗性を発揮するセメント混和材を提供する。
【解決手段】リチウム型ゼオライトとポリマーを含有してなるセメント混和材であり、リチウム型ゼオライトが、EDI型またはABW型あるいはこれらの加熱処理物である前記セメント混和材であり、リチウム型ゼオライトのリチウムの含有量が、LiO換算で5%以上である前記セメント混和材であり、NaOとKOの含有量の合計が、0.5%未満である前記セメント混和材であり、ポリマー5〜95部、リチウム型ゼオライト5〜95部である前記セメント混和材であり、セメントと、前記セメント混和材とを含有するセメント組成物である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に、土木・建築業界で使用されるセメント混和材及びセメント組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
モルタルやコンクリートの耐久性について、この分野の技術者のみならず、一般の人々からも大きな関心が寄せられるようになっている。ポリマーエマルジョンは、塩化物イオン、炭酸ガスなどコンクリートの劣化要因となる物質の透過性を低減するため耐久性の向上を目的にモルタルやコンクリートに混和して利用されている。しかし、骨材の品質に由来する「アルカリシリカ反応」、いわゆる「アルカリ骨材反応」に対する有効な手段ではない。
【0003】
「アルカリシリカ反応」を抑制する方法としては、アルカリ骨材反応抑制剤を添加する方法やコンクリートに含浸させたり、塗布する方法が提案されている(特許文献1〜特許文献5)。しかしながら、従来のアルカリ骨材反応抑制剤は効果が十分でない上に、コンクリートに混和するため、使用量が多く、経済性の観点から実用的ではなかった。
【0004】
【特許文献1】特開昭62−278151号公報
【特許文献2】特開平10−167781号公報
【特許文献3】特開昭63−274644号公報
【特許文献4】特開2006−62892号公報
【特許文献5】特開2006−89334号公報
【0005】
本発明者らは、リチウムを含有する特定のゼオライトとポリマーエマルジョンからなるセメント混和材をセメント組成物として適用することで極めて有益である知見を見出した。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、モルタル、コンクリートのアルカリシリカ反応を効果的に抑制でき、かつ、中性化、塩害、凍結融解に対する高い抵抗性を発揮するセメント混和材を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明は、(1)リチウム型ゼオライトとポリマーを含有してなるセメント混和材、(2)リチウム型ゼオライトが、EDI型またはABW型あるいはこれらの加熱処理物である(1)のセメント混和材、(3)リチウム型ゼオライトのリチウムの含有量が、LiO換算で5%以上である(1)または(2)のセメント混和材、(4)NaOとKOの含有量の合計が、0.5%未満である(1)〜(3)のいずれかのセメント混和材、(5)ポリマー5〜95部、リチウム型ゼオライト5〜95部である(1)〜(4)のいずれかのセメント混和材、(6)セメントと、(1)〜(5)のいずれかのセメント混和材とを含有するセメント組成物、である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、モルタル、コンクリートのアルカリシリカ反応を効果的に抑制でき、かつ、中性化、塩害、凍結融解に対する高い抵抗性を発揮するという顕著な効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
なお、本発明における部や%は特に規定しない限り質量基準で示す。
【0010】
ここで、リチウム型ゼオライトについて説明する。
リチウム型ゼオライトの中でも、Si/Al原子比が1であるリチウム型ゼオライトが、アルカリシリカ反応の抑制効果が大きいことから好ましい。Si/Al原子比が1であるリチウム型ゼオライトとしては、EDI型、ABW型及びLTA型が存在する。
このうち、EDI型とABW型はアロフェンやカオリナイトを原料とし、水酸化リチウム水溶液を100℃未満で作用させることにより簡便に合成できる。一方、LTAの合成は100℃を超える加圧条件下での水熱処理が必要であり、また、直接的にリチウムを含有するLTAを合成することが難しく、一般的には、ナトリウムを含有するA型ゼオライトを水熱合成により得た後、イオン交換反応によりリチウムを担持させることが行われている。このため、ナトリウムを完全にリチウムに置換することが難しく、LTAでは十分なアルカリシリカ反応の抑制効果が得られない場合もある。したがって、本発明では、EDI型とABW型を選定することが好ましい。
【0011】
EDI型ゼオライトとは、エジントン沸石(エディングトナイトEdingtonite)と呼ばれる化合物と類似の構造を持つゼオライトを総称するものである。
【0012】
リチウムを含有するABW型ゼオライトとは、BarrerとWhiteによってはじめて報告されたことにちなんで名付けられた(Barrer R.M. and White E.A.D.,J.Chem.Soc.,1951,1267)。つまり、BarrerとWhiteによって見いだされたゼオライトのAという意味で、A(BW)と記されることも、しばしばある。ここで、Aの意味について補足する。Aはアルファベットの最初の文字であり、“一番最初”に見いだされたという意味である(辰巳敬:ゼオライトの命名法と構造、触媒、Vol.40、No.3、pp.185−190、1998)。リチウムを含有するABW型ゼオライトは結晶水を15〜25%程度持つ。SiO含有量とAl含有量はそれぞれ30±5%程度である。
【0013】
リチウム型ゼオライトの合成方法としては、これまでに、シリカゾルとアルミナゾルとを出発原料とする方法(T.Matsumoto et al.,Journal of the European Ceramic Society,26,pp.455−458,2006)が知られている。また、アロフェンを原料として、水酸化リチウムと反応させる方法も知られている(興野雄亮ほか、無機マテリアル学会第112回学術講演会講演要旨集、pp.8−9、2006)。
【0014】
本発明では、いかなる方法で合成されたリチウム型ゼオライトも使用可能であり、リチウム型ゼオライトを加熱処理したものも含まれる。
加熱処理温度は、ゼオライトにより異なる。例えば、EDI型の場合は、200〜700℃であることが好ましい。リチウム含有EDI型ゼオライトを200〜700℃で加熱処理すると、非晶質物質に変化する。すなわち、200℃まではEDI型ゼオライトの結晶構造を保ち、200℃以上になると結晶から非晶質に変化する。そして、700℃までは非晶質の状態にあるが、700℃を超えると結晶化してユークリプタイトへと変化する。
ABW型の場合は300〜650℃が好ましい。リチウムを含有するABW型ゼオライトを300〜650℃で加熱処理すると、無水のABW型ゼオライトに変化する。すなわち、300℃まではABW型ゼオライトの結晶構造を保ち、300℃以上になると、全く異なる結晶構造に変化して無水のABW型ゼオライトになる。そして、650℃までは無水のABW型ゼオライトの状態にあるが、650℃を超えるとγ−ユークリプタイトへと変化する。そして、さらに加熱すると、900〜1000℃でβ−ユークリプタイトへと変化する。
加熱処理条件が上記の温度範囲にないと、十分なアルカリシリカ反応による膨張抑制効果や塩害抑制効果が得られない場合がある。
【0015】
本発明で云う加熱処理とは、特に限定されるものではないが、通常、乾燥や焼成などの処理を行うことを意味する。その具体的方法としては、例えば、アロフェンを水酸化リチウム水溶液中で反応させてリチウム型ゼオライトを生成した後、乾燥操作の段階で、所定の加熱処理を行っても良いし、一度、200℃未満の条件で乾燥した後に、再度、所定の条件で熱処理を行っても良い。加熱処理の時間は、特に限定されるものではないが、5分から24時間程度が好ましく、10分から12時間がより好ましい。5分未満ではEDI型ゼオライトが非晶質物質に変化する反応や、ABW型ゼオライトが無水ABWに変化する反応が十分に進行しない場合があり、24時間を超えて熱処理してもエネルギーコストの無駄になる場合がある。
乾燥装置としては、特に限定されるものではなく、ドラムドライヤー、棚段乾燥機、筒型乾燥機、ロータリーキルン、電気炉などを使用することができる。
【0016】
本発明のリチウム型ゼオライトのリチウム含有量は、特に限定されるものではないが、通常、LiO換算で5%以上が好ましく、7%以上がより好ましい。リチウム含有量は、Si/Alモル比が1となる理論値から担持できる最大量が13.5%と算出できる。リチウム含有量が5%未満では、十分なアルカリシリカ反応による膨張の抑制効果が得られない場合がある。
【0017】
本発明のリチウム型ゼオライトのナトリウムやカリウムの含有量は特に限定されるものではないが、通常、NaOとKOの合計量が0.5%以下であることが好ましく、0.3%以下がより好ましい。NaOとKOの合計量が0.5%を超えると、十分なアルカリ−シリカ反応による膨張の抑制効果が得られない場合がある。
【0018】
本発明のリチウム型ゼオライトの比表面積は、一義的に決定されるものではなく、特に限定されるものではないが、通常、BET比表面積で2〜200m/gの範囲にある。
【0019】
本発明で使用するポリマーとは、特に限定されるものではなく、コンクリートやモルタルに混和して使用できるものであればよい。例えば、スチレン−ブタジエン系ラテックス、クロロプレン系ラテックス、アクリロにトリル−ブタジエン系ラテックス、メタクリル酸−ブタジエン系ラテックス、ブタジエン系ラテックス、ポリアクリル酸エステルを成分にもつ共重合体エマルジョン、ポリ酢酸ビニルエマルジョン、エチレン−酢酸ビニル系エマルジョン、塩化ビニリデン−塩化ビニルエマルジョン、エポキシ樹脂エマルジョン、酢酸ビニル−ビニルバーサテートエマルジョン、これらポリマーエマルジョンの二種以上の混合物、又、水溶性のポリマーとして、セルロース誘導体、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸塩、さらに、液状ポリマーとして、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などが挙げられる。
これらポリマーは、水に分散させた水性ディスパージョンとして使用してもよく、粉末状の再乳化形樹脂として使用してもよい。
【0020】
セメント混和材中のリチウム型ゼオライトとポリマーの配合割合は、特に限定されるものではないが、通常、リチウム型ゼオライトとポリマーの合計100部中、リチウム型ゼオライト5〜95部が好ましく、10〜90部がより好ましい。リチウム型ゼオライトや急結剤の配合割合が前記範囲にないと、十分なアルカリシリカ反応の抑制効果が得られない場合がある。
【0021】
本発明のセメント混和材の使用量は、特に限定されるものではないが、通常、セメントとセメント混和材からなるセメント組成物100部中、1〜30部が好ましく、3〜20部がより好ましい。1部未満では、本発明の効果、すなわち、アルカリシリカ反応による膨張の抑制効果や、中性化、塩害、凍結融解に対する高い抵抗性が十分に得られない場合があり、30部を超えてもさらなる効果の増進が期待できない。また、強度発現性が低下する場合がある。
【0022】
セメントは、普通、早強、超早強、低熱、及び中庸熱などの各種ポルトランドセメントや、これらポルトランドセメントに、高炉スラグ、フライアッシュ、またはシリカを混合した各種混合セメント、石灰石粉末や高炉徐冷スラグ微粉末などを混合したフィラーセメント、ならびに、都市ゴミ焼却灰や下水汚泥焼却灰を原料として製造された環境調和型セメント(エコセメント)などのポルトランドセメントが挙げられ、これらのうちの1種又は2種以上が使用可能である。
【0023】
本発明のセメント混和材やセメント組成物はそれぞれの材料を施工時に混合しても良いし、あらかじめ一部あるいは全部を混合しておいても差し支えない。
【0024】
本発明では、砂などの細骨材、砂利などの粗骨材、減水剤やAE減水剤や高性能減水剤や高性能AE減水剤、消泡剤、増粘剤、防錆剤、防凍剤、収縮低減剤、凝結調整剤、ベントナイトなどの粘土鉱物やハイドロタルサイトなどのアニオン交換体などの各種添加剤、高炉水砕スラグ微粉末や高炉徐冷スラグ微粉末や石灰石微粉末やフライアッシュやシリカフュームなどの混和材料などからなる群のうちの1種又は2種以上を、本発明の目的を実質的に阻害しない範囲で併用することが可能である。
【実施例】
【0025】
「実施例1」
表1に示す各種のリチウム型ゼオライト50部と、各種のポリマー50部を配合してセメント混和材を調製した。セメントとセメント混和材の合計100部中、セメント混和材を10部配合しセメント組成物を調製した。さらに、砂を225部、水を50部配合してモルタルを作製した。このモルタルを用いて、アルカリシリカ反応性試験を実施した。また、圧縮強度、付着強度、促進中性化深さ、塩化物イオン浸透深さ、凍結融解抵抗性試験も併せて行った。
また、比較例として市販のアルカリシリカ反応抑制剤を同量使用した場合とポリマーのみを使用した場合についても試験を行った。結果を表1に併記する。
【0026】
<使用材料>
セメント:市販普通ポルトランドセメント
砂:サヌカイト質輝石安山岩、JIS A 1145(化学法)に準じて測定。溶解シリカ量が750mmol/l、アルカリ濃度減少量が200mmol/lで、無害でないものと判定する。
リチウム型ゼオライトA:リチウムを含有するEDI型ゼオライト(Li−EDI)、LiO含有量7.1%、NaOとKOの含有量の合計0.26%、BET比表面積50m/g。
リチウム型ゼオライトB:リチウムを含有するABW型ゼオライト(Li−ABW)、LiO含有量9.0%、NaOとKOの含有量の合計0.27%、BET比表面積40m/g。
リチウム型ゼオライトC:リチウムを含有するEDI型ゼオライト(Li−EDI)を400℃で加熱処理して得られた非晶質物質、LiO含有量9.0%、NaOとKOの含有量の合計0.21%、BET比表面積30m/g。
リチウム型ゼオライトD:リチウムを含有するABW型ゼオライト(Li−ABW)を400℃で加熱処理して得られた無水のLi−ABW、LiO含有量10.8%、NaOとKOの含有量の合計0.19%、BET比表面積20m/g。
市販のアルカリシリカ反応抑制剤(1):Ca型ゼオライト
市販のアルカリシリカ反応抑制剤(2):亜硝酸リチウム水溶液(濃度30%)
ポリマーa:スチレン−ブタジエンラテックス、市販品、固形分45%、液状
ポリマーb:エチレン−酢酸ビニルエマルジョン、市販品、粉末
ポリマーc:アクリル酸エステル−スチレン系エマルジョン、市販品、粉末
水:水道水
【0027】
<測定方法>
アルカリシリカ反応性試験(モルタルバー法):JIS A 1146に準じて測定。0.100%以上の膨張を示したものは、無害でないと判定する。
付着強度:JIS A 1171に準じて測定した。材齢28日
圧縮強度:JIS A 1171に準じて測定した。材齢28日
促進中性化深さ:JIS A 1171に準じて測定した。促進材齢28日
塩化物イオン浸透深さ:JIS A 1171に準じて測定した。促進材齢28日
凍結融解抵抗性:JIS A 1171に準じて測定した。300サイクル後の相対動弾性係数で評価した。
【0028】
<リチウム型ゼオライトの合成>
アロフェンと水酸化リチウムを原料として水中で反応させてリチウム型ゼオライトを合成した。この際、LiO/Alモル比を2.0とし、SiO/Alモル比は1.73とし、反応温度を60または90℃とし、反応時間を24時間とし、攪拌を行いながら反応させた。得られた合成物を固液分離後、60℃の温水で洗浄し、70℃で乾燥した。アロフェンは10kgを使用し、水酸化リチウムは水に溶解させて使用した。水酸化リチウムの溶液は100kgとした。合成物を粉末X線回折法(XRD)にて同定した結果、反応温度を60℃とした場合にはEDI型ゼオライトであった。また、反応温度が90℃の場合にはABW型ゼオライトであった。
【0029】
<使用材料>
アロフェン:栃木県産のものを水ひ精製したもの、市販品、SiO含有量33.6%、Al含有量33.1%、Fe含有量2.3%、CaO含有量0.4%、MgO含有量0.1%、NaO含有量0.03%、KO含有量0.02%、強熱減量30.1%
水酸化リチウム:市販品
水:水道水
【0030】
【表1】

【0031】
表1から、本発明のセメント混和材を配合したモルタルは、付着強度や圧縮強度が良好で、アルカリシリカ反応抵抗性に優れ、かつ、中性化、塩化物イオン浸透、凍結融解性も良好であることが分かる。特に、塩化物イオンの浸透抑制効果がポリマーのみよりも向上することが分かる
【0032】
「実施例2」
リチウム型ゼオライトCとポリマーcを使用し、セメント混和材中のリチウム型ゼオライトCとポリマーcの配合割合を表2に示すように変化したこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表2に併記する。
【0033】
【表2】

【0034】
表2より、セメント混和材中のポリマーとリチウムゼオライトの割合を変化させても、モルタルは、付着強度や圧縮強度が良好で、アルカリシリカ反応抵抗性に優れ、かつ、中性化、塩化物イオン浸透、凍結融解抵抗性も良好であることが分かる。
【0035】
「実施例3」
セメント混和材として、リチウム型ゼオライトC50部とポリマーc50部からなるセメント混和材を使用し、セメント組成物100部中のセメント混和材の使用量を表3に示すように変化したこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表3に併記する。
【0036】
【表3】

【0037】
表3より、本発明のセメント混和材の使用量を変化させても、モルタルは、アルカリシリカ反応抵抗性に優れ、かつ、中性化、塩化物イオン浸透、凍結融解抵抗性も良好であることが分かる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明によれば、モルタル、コンクリートのアルカリシリカ反応を効果的に抑制でき、かつ、中性化、塩害、凍結融解に対する高い抵抗性を発揮するという顕著な効果を奏するので、土木、建築分野で広範に使用することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リチウム型ゼオライトとポリマーを含有してなるセメント混和材。
【請求項2】
リチウム型ゼオライトが、EDI型またはABW型あるいはこれらの加熱処理物であることを特徴とする請求項1に記載のセメント混和材。
【請求項3】
リチウム型ゼオライトのリチウムの含有量が、LiO換算で5質量%以上である請求項1または2に記載のセメント混和材。
【請求項4】
リチウム型ゼオライトのNaOとKOの含有量の合計が、0.5質量%未満である請求項1〜3のいずれか1項に記載のセメント混和材。
【請求項5】
ポリマー5〜95質量部、リチウム型ゼオライト5〜95質量部である請求項1〜4記載のいずれか1項記載のセメント混和材。
【請求項6】
セメントと、請求項1〜5のいずれか1項に記載のセメント混和材とを含有するセメント組成物。

【公開番号】特開2010−24112(P2010−24112A)
【公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−189383(P2008−189383)
【出願日】平成20年7月23日(2008.7.23)
【出願人】(000003296)電気化学工業株式会社 (1,539)
【Fターム(参考)】