説明

センターサクションレグレスディスクフイルター

【課題】
濾過面積が大きく、レグを必要とする2階に据付ける必要のないレグレスタイプの浄水用ディスクフィルターを提供する。
【解決手段】
センターバルブレスサクションフイルターのシリンダーの上に多数のデイスクセクターを取り付けセクターの両面で作用し濾過面積を大巾に増加し又サクションレグも増大させレグを不要とさせ、1階の組立現場で操業出来るようにしたもので、クラウデイの吸引量の変化によって▲ろ▼水度の変化、操業條件の変化に対応させるようにしたもので、又濾過面積を大巾に増加させることが出来るようにした。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
本発明は先きに提出したセンターバルブレスサクションフイルターのシリンダーの孔明板を除いた外側の円周方向に復数のデイスクセクター10を取り付け濾過面積を大巾に拡大させ、サクションレグも大巾に増大させて組立てた1階でも操業可能となりレグを必要とする2階に据付ける必要がないレグレスタイプです。一緒に回転するセンタードラム13に先細りのセンターサクションパイプ12としてデイスクセクターの両面からワイヤークロス9と孔明板8によって被服されたデイスクフイルターはデイスクの回転につれてデイスクセクターの外側より内側に流下した濾液は内側とは軸方向に延長した小室を持ちこれら小室が各自一つづつの排出によって1ケ所に集められて一緒に回転するセンタードラムに噴出するようにしたもので濾液はセンタードラムの中を通り固定されたセンターパイプ21、22に保持されているバーの先端に合成樹脂製の刃先を持ったドクター25、26と両端27、28で水封されセンタードラムを流れる濾液即ちクリアー水が片方又は両方で排水されるシールボックス17、18を設け堰19、20を経て流出するような構造とし、又デイスク両面に附着したパルプマット11を内部よりワイヤークロスとセクターを通りドラムに入った濾液によって急速に押し出された空気が固定されたセンターパイプに取りつけたドクターに導かれてサクションパイプを経て各デイスクセクターに分散して各デイスク内部よりパルプマットを浮き上げさせて剥ぎ取りを容易に行えるようにし、パルプマットをデイスクセクターの間から落下させるようにしたもので、シリンダーの回転数を上げて処理し濾液を中心に集めることで力学的に駆動馬力を最小にし、センタードラムを中心にしてデイスクを懸濁液中に中心以上浸漬させ、液面より出た所で濾液がワイヤークロスとデイスクセクターを経て、最短距離を取り、スパイラル状に配置されたサクションパイプを通り、センタードラムに流入し片側又は両側に設けられたシールボックスの堰を通り纎維質懸濁液即ちクリアー水が流出します。又センタードラムの底部と前半部の固定したバーの間のセンターパイプの穴を通じて最初に入った纎維質の多い懸濁液即ちクラウデイがセンターパイプの片方又は両方から流出され原料の▲ろ▼水度と処理量及び入口濃度の変化等に対応可能となるようコントロール出来るようにしたものである。ドラムにデイスクセクター多数取り付けることにより濾過面積を増し、浮力を減らし、センタードラムの支持も3点コロ支持で良くデイスクを含めた直径が大きくなり1階に据付てもサクションレグを不要としインナードラム14、で輸送しデイスクセクターを組立てた所で操業可能となりレグレスタイプとして1階設置で良くなります。
【図面の簡単な説明】
〔図1〕この発明の第一実施例を示すI−I横断面図である。図面中1はパルプ懸濁液を保持するSS製濁槽1を示しこの濁槽は導壁2を経てほぼ半円筒形の底3に流入しこの底に結合した側壁4、5とこの側壁に直角をなす平垣平行な端壁6.7とから成る。
〔図2〕この発明の第二実施例を示すデイスクセクターの詳細図である。
〔図3〕この発明の第三実施例を示すデイスクフイルターの全体平面図であり、原料の入口より出口スクリュウコンベヤー及び両3点コロ支持メタル及び駆動装置及びシールボックス、堰とセンターパイプ出口、クリアー出口クラウデイ出口が示されている。又I−I断面の位置、II−II断面の位置、A−A断面の位置。
〔図4〕この発明の第四実施例を示す一番大事なA−A断面でパルプマツトの剥ぎ取りをデイスクセクター内部よりシリンダーの回転につれて内部より流入する濾液に伴う圧縮された空気により、デイスクセクターを経てデイスクの両面よりパルプマットを剥ぎ取るようにし、最初に流入するクラウデイをセンターパイプでポンプアツプされ原料の濃度フリーネス、流量の変化に応じてその量を調節することにあるこの発明の一番大事な所である。尚センターパイプ24の穴41とする。
〔図5〕この発明の第五実施例を示すII−II従断面図である。前回申請した特許のシリンダーの上にそのままでデイスクセクターを明孔板の代りにある間隔で埋め込むような形となりその間は盲となるが濾過面積を大巾に増やしフイルターを2、3階に据付る必要がなくなり、濾液をセンタードラムに先細りのサクションパイプを利用して非常に短い時間と距離により効率良く作動させることで1階に設置することが出来る。
〔図6〕このデイスクセクターの組立による多角形体の夫々を外側の連結部分より夫々各1ケの連結板44、で連結するものである。

【符号の説明】
1、2、3、4、5、6、7、バット
8、デイスクセクター孔明板
9、デイスクセクターワイヤークロス
10、デイスクセクター
11、パルプマット
12、サクションパイプ
13、センタードラム
14、インナードラム先に特許申請したシリンダー本体の内各デイスクセクター取り付部分を除いた部分はめくらにしてデイスクセクターを取り付後デイスクセクターを分解した残りのシリンダードラム。
15、16、センタードラム端の窓
17、18、シールボックス
19、20、堰
21、22、センターパイプの端
23、シュートボックス
24、センターパイプ
25、26、センターパイプに熔接され先端に合成樹脂製ドクター
27、略、々水平より15°位上向きにつけられたバー
28、29、両サイドの合成樹脂製の保水板
30、31、3点コロ軸承
32 駆動装置
33、34、35、グランドパッキン
36、37、クリアー水出口
38、目洗いシヤワーパイプ
39、シヤワーノズル
40、シヤワヘヅーパイプ
41、センターパイプの穴
42、デイスクセクターの間隔
43、インナードラムの半径
44、連結板
【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
バット内液面が中心より高く保持された回転濾過ドラムの先端に設けられた復数のディスクセクターより集められた濾液がドラムの回転と共に中心に向ってスパイラル状に設けられたアーム型の眞真なサクションパイプで先端がテーパーになりセンタードラムに真下し、センタードラムの片側又は両側に設けれらたシールボックスで堰を設けてシールされ、センタードラム内の固定したセンターパイプに取り付けた2枚のドクターによって眞空域と隔離され回転に伴って浸入する濾液に追い出される空気によってシリンダー内部セクターを経てデイスク両面より附着した纎維マットを剥離するようにしたもので孔明板の代りにデイスクセクターを取りつけるだけで濾過面積を大巾に増やしデイスク外径も大きくなってサクションレグが不要となり、インナードラムで持ち込んでデイスク組立現場で操業できる、レグレスタイプです。
【請求項2】
センターパイプ吸引装置でシリンダードラムの最低部からバット入口の水平部迄のサクション空域部分からサクションパイプを通りセンタードラムに入る濾液即ちクラウデイをセンターパイプに取り付けたドクター下部と略水平につけたバーの間に設けた穴によってセンターパイプの片方又は両側から流出量をコントロール可能な状態で行えるようにしたセンターパイプ吸引装置でディスクの間隔を拡げて濾過面積を少くしても回転数を従来のデイスクフイルターの2倍以上に上げて処理しても良いようにした、デイスクフイルター。

【公開番号】特開2006−231314(P2006−231314A)
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−110341(P2005−110341)
【出願日】平成17年2月25日(2005.2.25)
【出願人】(503176099)
【Fターム(参考)】