説明

セント保有データベース

【課題】多種の通貨での借入金等を管理するとき、円貨のみを管理対象とするシステムと多種の通貨を使用するシステムにより付帯プログラムの作成が2重化することと、使用通貨により操作者が複数のシステムを使い分けなければならないという不都合を解決する。
【解決手段】金額の入力をセント単位で行い、操作者が通貨を指定して入力すると電算機内に保有する通貨情報でセント単位の有無を判断して入力された数字に小数点等の区切りを自動表示して入力を容易にし、データベースには小数点を付さずにセント単位で保有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は金融管理システムで多種の通貨による借入金などを管理するとき、繰上げ返済、元利均等方式キャッシュフロー生成、などの付帯プログラムをおのおの通貨が小数点以下の数値を保有しているかどうかにより異なった処理プログラムを作成しなければならないという問題を、操作者の入力を困難にすることなく解決するためのものである。
【背景技術】
【0002】
従来は金融システムで多種の通貨で構成される借入金等の管理を行うとき、小数点以下の数値を持たない円貨とセント単位を持つドルなどの外貨を管理する場合はどちらも小数点以下のセント単位を加えて入力し、一律に小数点以下の数値があるものとしてデータベース上に保有していた。このように金融管理システムを構築すると円貨のみを管理するシステムと外貨を管理するシステムを別個に構築することとなり、繰上げ返済、キャッシュフローデータの自動生成などの管理プログラムも別個に作成することになって開発負担が増える上、借入金などを管理するとき、通貨によって使用するシステムを切り分ける必要があるなどが発生して、使用上も不便が生じていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
多種の通貨での借入金等を管理するとき、円貨のみを管理対象とするシステムと多種の通貨を使用するシステムにより付帯プログラムの作成が2重化することと、使用通貨により操作者が複数のシステムを使い分けなければならないという不都合を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
金額の入力をセント単位で行い、操作者が通貨を指定して入力すると電算機内に保有する通貨情報でセント単位の有無を判断して入力された数字に小数点等の区切りを自動表示して入力を容易にし、データベースには小数点を付さずにセント単位で保有する。
【発明の効果】
【0005】
操作者は通貨の違いを意識せずに、使用通貨を指定して金額を入力するのみで小数点等がわかり易く入力フィールド上にしめされるので入力が容易になる、借入金などの使用通貨によってシステムを使い分ける必要がなくなる、開発者は円貨か外貨かによって2重にプログラムを作る必要がなく開発負担を減らすことが出来る。
【実施例1】
【0006】
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明での金額入力とデータベースへの収録内容の関係を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多種の通貨を管理する金融管理システムにおいて、金額の入力をセント単位で行い、操作者が通貨を指定して入力すると電算機内に保有する通貨情報でセント単位の有無を判断して入力された数字に小数点等の区切りを自動表示して入力を容易にし、データベースには小数点を付さずにセント単位で保有すること。

【図1】
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【公開番号】特開2009−104566(P2009−104566A)
【公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−297239(P2007−297239)
【出願日】平成19年10月21日(2007.10.21)
【出願人】(507378226)山▲崎▼システム・コンサルティング株式会社 (1)
【Fターム(参考)】