説明

ソフトウェアのライセンス管理システム及びライセンス管理方法

【課題】フリーウェアのソフトウェア定義情報の登録を容易にする。
【解決手段】ソフトウェア定義候補テーブル部204に登録されたユーザからのソフトウェア候補情報を管理者が承認したとき、又は登録されたソフトウェア候補情報が所定の閾値を越えたと判定されたとき、登録されたソフトウェアの名称及び製造元を含むソフトウェア登録情報をソフトウェアテーブルに登録する工程と、前記登録されたソフトウェアの実行ファイル名を実行ファイルテーブルに登録する工程と、前記登録されたソフトウェアのソフトウェア登録情報及び実行ファイル名の対応情報を対応ソフトウェアテーブルに登録する工程とを実行することによって、ソフトウェア定義情報の登録を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ソフトウェア定義情報を容易に登録することができるソフトウェアのライセンス管理システム及びライセンス管理方法に係り、特にユーザがコンピュータにインストールしたフリーウェアのソフトウェア定義情報を登録して管理することができるソフトウェアのライセンス管理システム及びライセンス管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術によるコンピュータのソフトウェアライセンスを管理する管理システムにおいては、コンピュータから収集したソフトウェアのインベントリ情報からインストールされているソフトウェアを識別するために、予めソフトウェアを定義する情報(製品名、製造元等)を登録している必要があるが、例えば、フリーウェアと呼ばれる無償で利用可能な多数のソフトウェアをコンピュータにインストールしている場合、フリーウェアの製造元や製品名が多種にわたり、この多種のソフトウェア定義情報が登録されておらず、管理者が人手によって登録する必要があった。
【0003】
前記のソフトウェアライセンスを管理する技術が記載された文献としては、下記の特許文献1が挙げられ、この特許文献1には、インストールされている実行ファイル情報から対応するライセンスを1つに特定できない場合にも、正確なセカンダリライセンスを含むライセンス過不足情報を提供する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−303188号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記の特許文献1に記載された技術は、正確なセカンダリライセンスを含むライセンス過不足情報を提供することができるものの、前記したソフトウェアライセンス管理のためには予めソフトウェア定義情報を登録しなければならない点については考慮されておらず、特に、製造元や製品名が多種多様にわたるフリーウェアをインストールしている場合には、多種多様なソフトウェア定義情報を管理者が登録しなければならないという課題があった。
【0006】
本発明の目的は、前述の従来技術による課題を解決しようとするものであり、ソフトウェア定義情報の登録を容易に行うことができるソフトウェアのライセンス管理システム及びライセンス管理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、請求項1記載の本発明は、ユーザコンピュータに登録されたソフトウェア定義情報を格納するソフトウェア定義候補テーブル部と、ライセンス管理を行うソフトウェアソフトウェア定義情報を格納するデータベースと、前記ソフトウェア定義候補テーブル部及びデータベースとを制御する制御部とを備え、前記ソフトウェア定義候補テーブル部が、ユーザから受信した特定ソフトウェアの名称及び製造元を含むソフトウェア候補情報を格納するソフトウェア候補テーブルと、前記特定ソフトウェアに含まれる実行ファイル名を格納する実行ファイル候補テーブルと、前記実行ファイル候補テーブルに格納した実行ファイル名とソフトウェア候補情報との対応情報を格納する対応ソフトウェア候補テーブルとを有し、前記データベースが、ライセンス登録されるソフトウェアの名称及び製造元を含むソフトウェア登録情報を登録するソフトウェアテーブルと、前記登録されたソフトウェアの実行ファイル名を登録する実行ファイルテーブルと、前記前記登録されたソフトウェアのソフトウェア登録情報及び実行ファイル名の対応情報を登録した対応ソフトウェアテーブルとを有するライセンス管理システムであって、前記制御部が、ユーザから特定のソフトウェアの名称及び製造元を含むソフトウェア候補情報を取得してソフトウェア候補テーブルに格納する第1工程と、前記特定のソフトウェアに含まれる実行ファイル名を実行ファイル候補テーブルに格納する第2工程と、前記実行ファイル候補テーブルに格納した実行ファイル名とソフトウェア候補情報との対応情報を対応ソフトウェア候補テーブルに格納する第3工程と、前記対応ソフトウェア候補テーブルに格納した対応情報に基づいてソフトウェア候補テーブル及び実行ファイル候補テーブルから対応するソフトウェア候補情報及び実行ファイル名を抽出する第4工程と、管理者の判断によって前記抽出したソフトウェアの登録が許可されたとき、前記登録されたソフトウェアの名称及び製造元を含むソフトウェア登録情報をソフトウェアテーブルに登録する第5工程と、前記登録されたソフトウェアの実行ファイル名を実行ファイルテーブルに登録する第6工程と、前記前記登録されたソフトウェアのソフトウェア登録情報及び実行ファイル名の対応情報を対応ソフトウェアテーブルに登録する第7工程とを実行することを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、前記ライセンス管理システムにおいて、前記制御部が、前記ソフトウェア候補テーブルに格納したソフトウェア候補情報が所定の閾値を越えたと判定したとき、前記第5工程から第7工程を実行することを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、ユーザコンピュータに登録されたソフトウェア定義情報を格納するソフトウェア定義候補テーブル部と、ライセンス管理を行うソフトウェアソフトウェア定義情報を格納するデータベースと、前記ソフトウェア定義候補テーブル部及びデータベースとを制御する制御部とを備え、前記ソフトウェア定義候補テーブル部が、ユーザから受信した特定ソフトウェアの名称及び製造元を含むソフトウェア候補情報を格納するソフトウェア候補テーブルと、前記特定ソフトウェアに含まれる実行ファイル名を格納する実行ファイル候補テーブルと、前記実行ファイル候補テーブルに格納した実行ファイル名とソフトウェア候補情報との対応情報を格納する対応ソフトウェア候補テーブルとを有し、前記データベースが、ライセンス登録されるソフトウェアの名称及び製造元を含むソフトウェア登録情報を登録するソフトウェアテーブルと、前記登録されたソフトウェアの実行ファイル名を登録する実行ファイルテーブルと、前記前記登録されたソフトウェアのソフトウェア登録情報及び実行ファイル名の対応情報を登録した対応ソフトウェアテーブルとを有するコンピュータシステムのライセンス管理方法であって、前記制御部に、ユーザから特定のソフトウェアの名称及び製造元を含むソフトウェア候補情報を取得してソフトウェア候補テーブルに格納する第1工程と、前記特定のソフトウェアに含まれる実行ファイル名を実行ファイル候補テーブルに格納する第2工程と、前記実行ファイル候補テーブルに格納した実行ファイル名とソフトウェア候補情報との対応情報を対応ソフトウェア候補テーブルに格納する第3工程と、前記対応ソフトウェア候補テーブルに格納した対応情報に基づいてソフトウェア候補テーブル及び実行ファイル候補テーブルから対応するソフトウェア候補情報及び実行ファイル名を抽出する第4工程と、管理者の判断によって前記抽出したソフトウェアの登録が許可されたとき、前記登録されたソフトウェアの名称及び製造元を含むソフトウェア登録情報をソフトウェアテーブルに登録する第5工程と、前記登録されたソフトウェアの実行ファイル名を実行ファイルテーブルに登録する第6工程と、前記前記登録されたソフトウェアのソフトウェア登録情報及び実行ファイル名の対応情報を対応ソフトウェアテーブルに登録する第7工程とを実行させることを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、前記ライセンス管理方法において、前記制御部に、前記ソフトウェア候補テーブルに格納したソフトウェア候補情報が所定の閾値を越えたと判定したとき、前記第5工程から第7工程を実行させることを第4の特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によるライセンス管理システム及びライセンス管理方法は、ソフトウェア候補テーブルに登録されたソフトウェア候補情報を管理者が承認したとき、又は登録されたソフトウェア候補情報が所定の閾値を越えたと判定されたとき、登録されたソフトウェアの名称及び製造元を含むソフトウェア登録情報をソフトウェアテーブルに登録する工程と、前記登録されたソフトウェアの実行ファイル名を実行ファイルテーブルに登録する工程と、前記前記登録されたソフトウェアのソフトウェア登録情報及び実行ファイル名の対応情報を対応ソフトウェアテーブルに登録する工程とを実行することによって、ソフトウェア定義情報の登録を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施形態によるライセンス管理システムの構成を示す図
【図2】インストールソフトウェアの認識に必要なテーブル部を示す図
【図3】本発明の実施形態によるソフトウェア定義候補テーブル部を示す図
【図4】本発明の実施形態によるソフトウェア定義情報候補の人手有効化処理フローを示す図
【図5】本発明の実施形態によるソフトウェア定義情報候補の自動有効化処理フローを示す図
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明によるソフトウェアのライセンス管理方法を実現するライセンス管理システムの一実施形態を詳細に説明する。
本実施形態によるソフトウェアのライセンス管理システムのライセンス管理システムサーバ200は、図1に示す如く、複数の市販のソフトウェアやフリーウェアを使用する一般ユーザのユーザコンピュータ202及び前記のソフトウェアを管理するシステム管理者の管理コンピュータ203に接続され、ユーザのコンピュータ内にインストールされているソフトウェアを認識するために必要な複数のテーブルを格納したデータベース201と、ソフトウェア定義情報をソフトウェア定義候補として格納するソフトウェア定義候補テーブル部204と、システム管理者のコンピュータ203の操作によってソフトウェア定義情報候補が承認されたときにソフトウェア定義情報として有効化するソフトウェア定義有効化プログラム205と、同一のソフトウェア定義情報候補が別々のユーザから登録され、指定された件数に達していると判定したとき、ソフトウェア定義情報として有効化するソフトウェア定義自動有効化プログラム206とを備える。
【0014】
前記データベース201に格納されたインストールソフトウェアを認識するために必要なテーブルは、図2(a)に示すソフトウェアID(識別子)とソフトウェア名称とソフトウェア製造元とソフトウェアの販売形態の各項目とから成るソフトウェア定義情報を格納するソフトウェアテーブル101と、図2(b)に示すEXEファイルIDとEXEファイル名称とEXEファイルのバージョンとEXEファイルのサイズの各項目とから成るEXEファイル定義情報を格納するEXEファイルテーブル102と、図2(c)に示すEXEファイルファイルIDとソフトウェアIDとの対応を示す対応情報を格納するEXEファイル対応ソフトウェアテーブル103と、図2(d)に示すコンピュータIDとコンピュータ名と利用者と所属場所の各項目とから成るコンピュータ定義情報を格納するコンピュータテーブル104と、図2(e)に示すコンピュータIDとEXEファイルIDとの関連を示す関連情報を格納するインストールEXEファイルテーブル105とから構成される。なお、EXEファイルとは、拡張子に「EXE」が付与され、Windows(登録商標)等の基本ソフトウェアによって実行可能なプログラムが収められたファイルであり、実行ファイルともいう。
【0015】
前記ソフトウェア定義候補テーブル部204は、図3(a)に示すソフトウェア候補とソフトウェア名称とソフトウェア製造元と販売形態と登録ユーザの各情報とをソフトウェア候補情報として格納したソフトウェア候補テーブル301と、図3(b)に示すEXEファイル候補IDとEXEファイル名称とEXEファイルファイルバージョンとEXEファイルファイルサイズと登録ユーザの各情報とをEXEファイル候補情報として格納したEXEファイル候補テーブル302と、図3(c)に示すEXEファイル候補IDとソフトウェア候補IDと登録ユーザとの対応情報を格納したEXEファイル対応ソフトウェア候補テーブル303と、図3(d)に示すソフトウェア定義候補を自動的に有効化する際に必要な同一ソフトウェア定義候補件数を格納したソフトウェア定義候補自動有効化件数テーブル304とを備え、各テーブル301から303は図2に示したテーブル101から103に登録ユーザの項目情報を追加したものである。
【0016】
前記ソフトウェア候補テーブル301及びEXEファイル候補テーブル302は、1つのソフトウェア候補が1つ以上のEXEファイル候補から構成されるため、ソフトウェア候補テーブル301のソフトウェアIDとEXEファイル候補テーブル302のEXEファイルIDを関連付けることによって、ソフトウェア候補がどのEXEファイル候補から構成されているかを定義している。
【0017】
このように構成された本実施形態によるソフトウェアのライセンス管理システムのライセンス管理システムサーバ200は、図1に示す如く、一般ユーザのユーザコンピュータ202からのソフトウェア定義情報(製品名、製造元等)の送信を受信したとき、受信したソフトウェア定義情報をソフトウェア定義候補としてソフトウェア定義候補テーブル部204に登録し、この情報をソフトウェア定義情報候補として扱い、システム管理者の管理コンピュータ203によるソフトウェア定義情報候補の有効化を行う場合は、システム管理者が候補となったソフトウェア定義情報の内容を参照して精査(符号2a−1)し、承認した場合、ソフトウェア定義有効化プログラム205を実行し、自動的にソフトウェア定義情報として有効化(符号2a−2)するように動作し、ソフトウェア定義情報候補の有効化を行う場合は、ソフトウェア定義自動有効化プログラム206が、定期的作動によって同一のソフトウェア定義情報候補が別々のユーザから登録され、指定された閾値件数に達していると判定したとき、ソフトウェア定義情報として有効化するように動作するものであって、前記した動作の詳細を図4及び図5を参照して次に説明する。
【0018】
本実施形態によるソフトウェアのライセンス管理システムによるシステム管理者によるソフトウェア定義情報候補の有効化処理は、図4に示す如く、システム管理者がソフトウェア定義情報候補の内容を参照するステップS401と、システム管理者が前記ステップS401で参照したソフトウェア定義情報候補の内容を承認または却下したかを判定するステップS402と、このステップSにおいて承認されたと判定したとき、ソフトウェア定義有効化プログラムが承認されたソフトウェア定義情報候補(ソフトウェア候補テーブル301、EXEファイル候補テーブル302、EXEファイル対応ソフトウェア候補テーブル303のデータ)から、ソフトウェアテーブル101、EXEファイルテーブル102、EXEファイル対応ソフトウェアテーブル103へデータを挿入するステップS404と、このステップS404又は前記ステップS402において承認されないと判定したとき、ソフトウェア定義有効化プログラムが承認されたソフトウェア定義情報候補(ソフトウェア候補テーブル301、EXEファイル候補テーブル302、EXEファイル対応ソフトウェア候補テーブル303のデータ)を削除して処理を終了するステップS405とを実行する。なお、前記ステップS405及び405の機能は、一体としてソフトウェア定義有効化プログラム205の機能を構成する。
【0019】
さらに、本実施形態によるソフトウェアのライセンス管理システムによるソフトウェア定義情報候補の有効化処理は、図5に示す如く、同一ユーザによる同一のソフトウェア定義情報候補が存在する場合に重複データを削除するステップS501と、ソフトウェア定義情報候補に対して、同一データが何件あるかを算出し、その件数がソフトウェア定義候補自動有効化件数テーブルの自動有効化件数(閾値)に達しているか否かを判定するステップS503と、このステップS503によって自動有効化件数に達していると判定したときに、ソフトウェア定義情報候補(ソフトウェア候補テーブル301、EXEファイル候補テーブル302、EXEファイル対応ソフトウェア候補テーブル303のデータ)から、ソフトウェアテーブル101、EXEファイルテーブル102、EXEファイル対応ソフトウェアテーブル103へデータを挿入してソフトウェア定義候補情報を有効化するステップS504と、このステップS504において有効化したソフトウェア定義情報候補(ソフトウェア候補テーブル301、EXEファイル候補テーブル302、EXEファイル対応ソフトウェア候補テーブル303のデータ)を削除するステップS505と、前記ステップS503からステップS505との間の処理を全てのソフト候補情報が終了するまで繰り返すステップS502乃至ステップS506とを実行するように動作する。
【0020】
このように本実施形態によるソフトウェアのライセンス管理システムは、ライセンス管理システムサーバ200の制御部が、ユーザから特定のソフトウェアの名称及び製造元を含むソフトウェア候補情報を取得してソフトウェア候補テーブル301に格納する工程と、前記特定のソフトウェアに含まれる実行ファイル名をEXE(実行)ファイル候補テーブル302に格納する工程と、前記EXE(実行)ファイル候補テーブル302に格納した実行ファイル名とソフトウェア候補情報との対応情報を対応ソフトウェア候補テーブル303に格納する工程と、前記対応ソフトウェア候補テーブル303に格納した対応情報に基づいてソフトウェア候補テーブル301及びEXEファイル候補テーブル302から対応するソフトウェア候補情報及び実行ファイル名を抽出する工程と、管理者の判断によって前記抽出したソフトウェアの登録が許可されたとき、前記登録されたソフトウェアの名称及び製造元を含むソフトウェア登録情報をソフトウェアテーブルに登録する工程と、前記登録されたソフトウェアの実行ファイル名をEXE(実行)ファイルテーブル102に登録する工程と、前記前記登録されたソフトウェアのソフトウェア登録情報及び実行ファイル名の対応情報を対応ソフトウェアテーブル103に登録する工程とを実行することによって、ソフトウェア定義情報の登録を容易に行うことができる。
【符号の説明】
【0021】
101 ソフトウェアテーブル、102 実行ファイルテーブル、
103 ファイル対応ソフトウェアテーブル、104 コンピュータテーブル、
105 ファイルテーブル、200 ライセンス管理システムサーバ、
201 データベース、202 ユーザコンピュータ、
203 管理コンピュータ、204 ソフトウェア定義候補テーブル部、
205 ソフトウェア定義有効化プログラム、
206 ソフトウェア定義自動有効化プログラム、
301 ソフトウェア候補テーブル、
302 ファイル対応ソフトウェア候補テーブル、
303 ファイル対応ソフトウェア候補テーブル、
304 ソフトウェア定義候補自動有効化件数テーブル


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザコンピュータに登録されたソフトウェア定義情報を格納するソフトウェア定義候補テーブル部と、ライセンス管理を行うソフトウェアソフトウェア定義情報を格納するデータベースと、前記ソフトウェア定義候補テーブル部及びデータベースとを制御する制御部とを備え、前記ソフトウェア定義候補テーブル部が、ユーザから受信した特定ソフトウェアの名称及び製造元を含むソフトウェア候補情報を格納するソフトウェア候補テーブルと、前記特定ソフトウェアに含まれる実行ファイル名を格納する実行ファイル候補テーブルと、前記実行ファイル候補テーブルに格納した実行ファイル名とソフトウェア候補情報との対応情報を格納する対応ソフトウェア候補テーブルとを有し、前記データベースが、ライセンス登録されるソフトウェアの名称及び製造元を含むソフトウェア登録情報を登録するソフトウェアテーブルと、前記登録されたソフトウェアの実行ファイル名を登録する実行ファイルテーブルと、前記前記登録されたソフトウェアのソフトウェア登録情報及び実行ファイル名の対応情報を登録した対応ソフトウェアテーブルとを有するライセンス管理システムであって、前記制御部が、ユーザから特定のソフトウェアの名称及び製造元を含むソフトウェア候補情報を取得してソフトウェア候補テーブルに格納する第1工程と、前記特定のソフトウェアに含まれる実行ファイル名を実行ファイル候補テーブルに格納する第2工程と、前記実行ファイル候補テーブルに格納した実行ファイル名とソフトウェア候補情報との対応情報を対応ソフトウェア候補テーブルに格納する第3工程と、前記対応ソフトウェア候補テーブルに格納した対応情報に基づいてソフトウェア候補テーブル及び実行ファイル候補テーブルから対応するソフトウェア候補情報及び実行ファイル名を抽出する第4工程と、管理者の判断によって前記抽出したソフトウェアの登録が許可されたとき、前記登録されたソフトウェアの名称及び製造元を含むソフトウェア登録情報をソフトウェアテーブルに登録する第5工程と、前記登録されたソフトウェアの実行ファイル名を実行ファイルテーブルに登録する第6工程と、前記前記登録されたソフトウェアのソフトウェア登録情報及び実行ファイル名の対応情報を対応ソフトウェアテーブルに登録する第7工程とを実行するライセンス管理システム。
【請求項2】
前記制御部が、前記ソフトウェア候補テーブルに格納したソフトウェア候補情報が所定の閾値を越えたと判定したとき、前記第5工程から第7工程を実行する請求項1記載のライセンス管理システム。
【請求項3】
ユーザコンピュータに登録されたソフトウェア定義情報を格納するソフトウェア定義候補テーブル部と、ライセンス管理を行うソフトウェアソフトウェア定義情報を格納するデータベースと、前記ソフトウェア定義候補テーブル部及びデータベースとを制御する制御部とを備え、前記ソフトウェア定義候補テーブル部が、ユーザから受信した特定ソフトウェアの名称及び製造元を含むソフトウェア候補情報を格納するソフトウェア候補テーブルと、前記特定ソフトウェアに含まれる実行ファイル名を格納する実行ファイル候補テーブルと、前記実行ファイル候補テーブルに格納した実行ファイル名とソフトウェア候補情報との対応情報を格納する対応ソフトウェア候補テーブルとを有し、前記データベースが、ライセンス登録されるソフトウェアの名称及び製造元を含むソフトウェア登録情報を登録するソフトウェアテーブルと、前記登録されたソフトウェアの実行ファイル名を登録する実行ファイルテーブルと、前記前記登録されたソフトウェアのソフトウェア登録情報及び実行ファイル名の対応情報を登録した対応ソフトウェアテーブルとを有するコンピュータシステムのライセンス管理方法であって、前記制御部に、ユーザから特定のソフトウェアの名称及び製造元を含むソフトウェア候補情報を取得してソフトウェア候補テーブルに格納する第1工程と、前記特定のソフトウェアに含まれる実行ファイル名を実行ファイル候補テーブルに格納する第2工程と、前記実行ファイル候補テーブルに格納した実行ファイル名とソフトウェア候補情報との対応情報を対応ソフトウェア候補テーブルに格納する第3工程と、前記対応ソフトウェア候補テーブルに格納した対応情報に基づいてソフトウェア候補テーブル及び実行ファイル候補テーブルから対応するソフトウェア候補情報及び実行ファイル名を抽出する第4工程と、管理者の判断によって前記抽出したソフトウェアの登録が許可されたとき、前記登録されたソフトウェアの名称及び製造元を含むソフトウェア登録情報をソフトウェアテーブルに登録する第5工程と、前記登録されたソフトウェアの実行ファイル名を実行ファイルテーブルに登録する第6工程と、前記前記登録されたソフトウェアのソフトウェア登録情報及び実行ファイル名の対応情報を対応ソフトウェアテーブルに登録する第7工程とを実行させるライセンス管理方法。
【請求項4】
前記制御部に、前記ソフトウェア候補テーブルに格納したソフトウェア候補情報が所定の閾値を越えたと判定したとき、前記第5工程から第7工程を実行させる請求項3記載のライセンス管理方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−128749(P2012−128749A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−281095(P2010−281095)
【出願日】平成22年12月17日(2010.12.17)
【出願人】(000152985)株式会社日立情報システムズ (409)
【Fターム(参考)】