説明

タイル連結方法

【課題】表面に凹凸模様が形成されたタイルを連結片で連結してタイルシートを形成することができ、また連結片として吸盤で吸着できないネットを用いることができ、タイルシートをパレットに載置した状態で各タイルの表面の傷をチェックできるタイル連結方法を提供する。
【解決手段】施工状態に対応して同配列された複数個のスタンプ63の上面に接着剤61を付着させる第1接着剤付着工程と、施工状態と同じ配列に整列された複数枚のタイル11の表面を吸盤50で吸着して各タイルをスタンプ63まで移送し、各タイルの裏面をスタンプ63の上面に当接させて各タイルの裏面に接着剤61を付着させる第2接着剤付着工程と、第2接着剤付着工程で裏面に接着剤61を付着させたタイル11をパレット13まで移送し、パレットに敷設された連結片12に載置して吸盤50から離脱させることにより連結片12をタイル11に貼着する連結片貼着工程を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイル連結方法に関し、より詳しくは施工状態と同じ配列に整列された複数枚のタイルの裏側に連結片を貼着し、隣接するタイルを連結して一枚のタイルシートを形成するタイル連結方法に関する。
【背景技術】
【0002】
この種のタイル連結方法の一形式として特開昭62−94340号公報には、所定の配列で並べた複数個のスタンプの上面に接着剤を付着させる第1接着剤付着工程、連結片を吸盤で吸着してスタンプまで移送し、スタンプに当接させて連結片の所定箇所に接着剤を付着させる第2接着剤付着工程、及び施工状態と同じ配列に整列され、裏返してパレットに載置された複数枚のタイルの上に前記第2接着剤付着工程で接着剤を付着させた連結片を載置して連結片をタイルに貼着する連結片貼着工程とを備えたタイル連結方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開昭62−94340号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、特に住宅壁面に使用されるタイルには表面の意匠性、デザイン性が要求されるようになり、高さの変化を付けたタイル及び表面に凹凸を付けたタイルを混在させた壁面の施工が増加している。
このような高さに高低の違いがあるタイルを連結片で連結する場合、裏返してタイルをパレットに載置すると、各タイルの裏面の高さが区々になる。そのため、接着剤を付着させた連結片をタイルの裏面に貼着したとき、高さの高いタイルと連結片は接着されるが、低いタイルは連結片と接触せず、連結片に皺が生じたり、連結片とタイル裏面間に隙間も生ずるので、所定の配列を有するタイルシートを形成できない。そのため、従来のタイル連結方法は高さに高低があるタイルや表面に凹凸を付けたタイルを混在させたタイルシートの連結には利用することができない。
【0005】
また、タイルをモルタルで壁面に接着する場合は裏面にモルタルが充填される溝を形成したタイルを用いているが、近年、住宅外壁等低層建物ではボンドでタイルを壁面に接着する施工方法が手間が少ないため増加してきている。
タイルをボンドで壁面に接着する場合、裏面に溝無しのタイルを用いることが多いが、溝無しタイルをボンドで壁面に接着するとき、接着強度を高めるためにタイル裏面に貼着する連結片としてネットを用いることが好ましい。
しかし、従来のタイル連結方法では連結片を吸盤で吸着してスタンプまで移送し、ここで接着剤を付着させ、ついでパレットまで移送している。そのため、連結片として吸盤で吸着可能な紙片類しか使用できず、吸盤で吸着できないネットを連結片として使用してタイルの裏面に貼着することはできない。
さらにまた、連結片で連結して形成されたタイルシートは接着剤を乾燥させるためパレットごと乾燥工程へ送られるが、従来のタイル連結方法ではタイルがパレットに裏返して載置されているので、乾燥工程へ送られる前にタイル表面の傷及び色配分をチェックできない。
【0006】
本発明はかかる問題点に鑑み、高さの高いタイルと低いタイルが混在していてもタイルを連結片で連結してタイルシートを形成することができるタイル連結方法を提供することを目的とする。
また、連結片として吸盤で吸着できないネットを用いることができるタイル連結方法を提供することを目的とする。
さらにまた、タイルシートをパレットに載置した状態で各タイルの表面の傷や色配分をチェックできるタイル連結方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、施工状態と同じ配列に整列された複数枚のタイルに連結片を貼着し、隣接するタイルを連結して一枚のタイルシートを形成するタイル連結方法であって、
前記施工状態と同じ配列に対応して配列された複数個のスタンプの上面に接着剤を付着させる第1接着剤付着工程と、
前記施工状態と同じ配列に整列された複数枚のタイルの表面を吸盤で吸着して各タイルを前記スタンプまで移送し、各タイルの裏面をスタンプの上面に当接させて各タイルの裏面に接着剤を付着させる第2接着剤付着工程と
前記第2接着剤付着工程で裏面に接着剤を付着させたタイルをパレットまで移送し、パレットに敷設された連結片に載置して吸盤から離脱させることにより連結片をタイルに貼着する連結片貼着工程とを備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のタイル連結方法において、前記連結片としてネットを使用することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、パレットに連結片を敷設しておき、接着剤を付着させたタイルをパレット上の連結片に載置して連結片をタイルに貼着するので、高さの高いタイルと低いタイルが混在していても、各タイルの裏面に連結片がぴったりと貼着され、連結片に皺が生じ、あるいはタイル裏面と連結片間に隙間が生じることはない。従って、本発明により、高さの高いタイルと低いタイルが混在していてもタイルを連結片で連結してタイルシートを形成することができる。
また、タイルはパレットに裏返しで載置されるのではなくて、表面を上にしてパレット上の連結片に載置するので、パレット上で形成されるタイルシートは表面を上に向けた状態となる。そのため、乾燥工程へ送る前にタイルシートを構成する各タイルの表面の傷及び色配分をチェックできる。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、連結片を吸盤で吸着してスタンプやパレット上へ移送するのではなくて、タイルを吸盤で吸着してスタンプやパレット上へ移送し、連結片は予めパレットに敷設され、その上にタイルを載置してタイルシートを形成するので、連結片として吸盤で吸着できないネットを使用できる。従って、ネットでタイルを連結してタイルシートを形成するので、タイルシートを施工する際、ボンドで強力に壁面等へ接着することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施例に係るタイル連結方法で連結したタイルシートの表面を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係るタイル連結方法で連結したタイルシートの裏面を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例に係るタイル連結方法を実施するタイル連結装置の概略構造を示す説明図である。
【図4】同タイル連結装置のタイル供給ステーションと接着剤付着ステーション及びタイル載置ステーションにおけるタイルの配列を示す説明図である。
【図5】同タイル連結装置の接着剤付着手段を示す側面図である。
【図6】同タイル連結装置の接着剤付着手段の部分拡大側面図である。
【図7】本発明の他の実施例に係る連結方法に用いられるパレットと連結片を示す平面図である。
【図8】同パレットを用いて形成されたタイルシートの裏面を示す平面図である。
【実施例】
【0012】
以下に本発明を図面に基づき説明する。図1及び図2には本発明の一実施例に係るタイル連結方法によって形成したタイルシートが示されている。また、図3には同実施例に係るタイル連結方法を実施するためのタイル連結装置の概略構造が示されている。
【0013】
図1及び図2に示すタイルシート10は細長長方形の24枚のタイル11を縦12列、横2列の配列を有し、裏面に一枚のネット12を貼着して隣接するタイル11が連結されている。これら各タイル11は高さの高いタイルと低いタイルが混在してタイルシート10を形成している。
【0014】
タイル連結装置20は、タイル供給手段30、タイル移送手段40、接着剤付着手段60及びパレット供給手段80を備えている。
【0015】
タイル供給手段30はベルトコンベア31と、ベルトコンベア31を駆動するモータ32を備えている。図4に示すように、ベルトコンベア31上には複数枚のパレット33が連続して載置されタイル供給ステーション(A)へと間欠的に搬送される。各パレット33には目地枠33aで区画されたスペースにタイル11が収納され、タイルグループGを形成している。タイルグループGは一枚のタイルシート10に対応するようにそれぞれ縦12枚横2枚のタイル11で構成される。
【0016】
タイル移送手段40はフレーム21間に水平に架設したガイドバー41、このガイドバー41に摺動可能に装着された移動ブロック42、フレーム21に回転可能に取り付けたタイミングプーリ43間に掛け渡したタイミングベルト44、フレーム21に固設されタイミングプーリ43を駆動するモータ45を備え、移動ブロック42がタイミングベルト44に連結されている。
【0017】
移動ブロック42にはエアーシリンダ46が垂設され、エアーシリンダ46のピストンロッドの下端部に昇降プレート47が固着されている。昇降プレート47には2組の吸盤グループ48,49が取り付けられ、各吸盤50が図示略の負圧源に接続されている。第1の吸盤グループ48はタイル供給ステーションにおいて先行するタイルグループg1に対応して設けられ、第2の吸盤グループ49はタイルグループg1の後続の第2タイルグループg2に対応して設けられている。各吸盤グループ48,49を構成する複数個の吸盤50はパレット33の各タイルグループGから図1に示す一枚のタイルシート10に必要なタイルを施工状態と同じ配列で一度に吸着できるように配列されている。
【0018】
タイル移送手段40の構成は以上の通りであって、モータ45でタイミングプーリ43を駆動するとタイミングベルト44に連結された移動ブロック42がガイドバー41に沿って水平に移動し、吸盤グループ48,49をタイル供給ステーション(A)と後述する接着剤付着手段60の設置されている接着剤付着ステーション(B)及びパレット供給手段80が設置されているタイル載置ステーション(C)間を往復移動させることができる。
【0019】
タイル供給ステーション(A)ではエアーシリンダ46のピストンロッドを下降させ、吸盤50をベルトコンベア31上のタイル11に圧接させて負圧によりタイル11を吸着し、続いてピストンロッドの上昇によりタイル11をベルトコンベア31から取り出すことができる。また、接着剤付着ステーション(B)ではエアーシリンダ46のピストンロッドを下降させ、吸盤50に吸着したタイル11を後述するスタンプ63に当接させることができる。
【0020】
接着剤付着手段60は図5に詳細を示すように、液状の接着剤61を貯留する上面開口の貯留槽62と、貯留槽62の内側に配列された複数個のスタンプ63を備えている。貯留槽62の底面の四隅にガイドバー64が垂設され、各ガイドバー64がフレーム65に固定した円筒形のブラケット66に挿通されている。貯留槽62はこれら4本のガイドバー64によりフレーム65に昇降可能に組み付けられている。このフレーム65にはエアーシリンダ67が固設され、エアーシリンダ67のピストンロッドが貯留槽62の底面に連結されている。貯留槽62はこのエアーシリンダ67により昇降させることができる。フレーム65はフレーム21間に架設したフレーム68に支持されている。
【0021】
複数個のスタンプ63はフレーム69にボルト70で固定されている。これら複数個のスタンプ63は第1吸盤グループ48に対応する第1スタンプグループ71と第2吸盤グループ49に対応する第2スタンプグループ72から成り、各スタンプグループ71,72は吸盤グループ48,49によって施工状態と同じ配列で吸着されたタイル11に対応した配列で並べられ、貯留槽62の内側に収まるようにフレーム69に固定されている。このフレーム69は支持バー73によってフレーム74から吊り下げられて固定されている。そして、フレーム74はフレーム21に架設されている。図6に拡大して図示するように、スタンプ63は筒軸74を有し、この筒軸74がフレーム69に立設したボルト70にコイルスプリング75を介して上下動可能に装着されている。
【0022】
接着剤付着手段60の構造は以上の通りであって、エアーシリンダ67の下降ストローク端では、スタンプ63の上面が貯留槽62の上端面開口から上方へ突出し、エアーシリンダ67の上昇ストローク端ではスタンプ63の上面が貯留槽62内の接着剤61に浸漬されるようにスタンプ63がフレーム69に取り付けられている。そして、貯留槽62には上昇ストローク端でスタンプ63の上面が接着剤61に浸漬するように常に適量の接着剤61が貯留される。この接着剤付着手段60では、エアーシリンダ67の上昇ストローク端で各スタンプ63の上面に接着剤61を付着させることができる。そして、エアーシリンダ67の下降ストローク端で、接着剤61の付着したスタンプ63の上面を貯留槽62の上面開口の上方へ突出させることができる。
【0023】
パレット供給手段80は、ベルトコンベア81と、ベルトコンベア81を駆動するモータ82を備え、ベルトコンベア81に載置されているパレット13を間欠的にタイル載置ステーション(C)へと搬送することができる。
【0024】
パレット供給手段80でタイル載置ステーション(C)へ搬送されるパレット13は図4に示すように、タイルシート10の2枚分を載置できる広さを有する平坦な底面を有し、2枚のタイルシート10に対応して2枚のネットが予め敷設されている。
【0025】
タイル連結装置20は以上の構成を備え、以下に同装置20の作動を説明する。ベルトコンベア31でタイル11をタイル供給ステーション(A)へと送り込む。移動ブロック42をタイル供給ステーション(A)の上方へ移動させ、エアーシリンダ46で吸盤グループ48,49を下降させて、タイル供給ステーション(A)にあるタイルグループg1,g1のタイル11の表面を吸盤50で吸着保持し、次いでエアーシリンダ46で吸盤グループ48,49を上昇させてベルトコンベア31から接着剤付着ステーション(B)へと移送する。
【0026】
接着剤付着ステーション(B)では、接着剤付着手段60のエアーシリンダ67のピストンロッドが上昇ストローク端から下降ストローク端へと下降する。これに伴い貯留槽62が上昇端から下降端へと下降する。貯留槽62が上昇端にあるときスタンプ63は貯留槽62中の接着剤61に浸漬しているが、貯留槽62が下降端まで下降するとスタンプ63が貯留槽62の上面開口から上方へ突出する。エアーシリンダ46で吸盤グループ48,49を下降させると、各吸盤50に吸着保持されているタイル11の裏面が対応するスタンプ43の表面に当接し、スタンプ63の表面に付着している接着剤61がタイル11の裏面に付着する。タイル11の裏面がスタンプ63に当接するときコイルスプリング75が伸縮してスタンプ63が上下動し、個々のタイル11の高さの違いが吸収される。
【0027】
吸盤50に吸着保持したタイル11の裏面にスタンプ63から接着剤を付着させた後、エアーシリンダ46で吸盤グループ48,49を上昇させてスタンプ63から離間させ、続いて移動ブロック42を接着剤付着ステーション(B)からパレット供給ステーション(C)へと移送する。
【0028】
一方、接着剤付着ステーション(B)では、貯留槽62がエアーシリンダ67により下降端から上昇端へと上昇し、スタンプ63が貯留槽62中の接着剤61に浸漬される。
【0029】
接着剤付着ステーション(B)で裏面に接着剤61を付着させ、パレット供給ステーション(C)へ移送されたタイル11は、ここでエーシリンダ46により下降ストローク端へ下降し、パレット13に敷設されているネット12に当接すると吸盤50の負圧が遮断されるので、吸盤50から離脱してパレット13に載置され。これによりネット12がタイル11の裏面に付着して2枚のタイルシート10が形成される。タイルシート10を載置したパレット13は続いて図示略の乾燥工程へと搬送される。
【0030】
本実施例によれば、パレット13に連結片12を敷設しておき、接着剤61を付着させたタイル11をパレット13上の連結片12に載置して連結片12をタイル11に貼着するので、高さの高いタイル11と低いタイルが混在していても、各タイル11の裏面に連結片12がぴったりと貼着され、連結片12に皺が生じ、あるいはタイル11の裏面と連結片12間に隙間が生じることはない。
従って、表面に凹凸模様が形成されたタイル11を連結片12で連結してタイルシート10を形成することができる。
また、タイル11はパレット13に裏返しで載置されるのではなくて、表面を上にしてパレット13上の連結片12に載置するので、パレット13上で形成されるタイルシート10は表面を上に向けた状態となる。
そのため、乾燥工程へ送る前にタイルシート10を構成する各タイル11の表面の傷や色配分をチェックできる。
【0031】
また、連結片12を吸盤50で吸着してスタンプ63やパレット13上へ移送するのではなくて、タイル11を吸盤50で吸着してスタンプ63やパレット13上へ移送し、連結片12は予めパレット13に敷設され、その上にタイル11を載置してタイルシート10を形成するので、連結片12として吸盤50で吸着できないネット12を使用できる。
従って、ネット12でタイル11を連結してタイルシート10を形成するので、タイルシート10を施工する際、ボンドで強力に壁面等へ接着することができる。
【0032】
なお、本実施例の説明ではパレット13に連結片としてネット12を敷設しておき、その上にタイル11を載置したが、図7に示すパレット14に紙製連結片15,16,17を敷設し、この上にタイルを載置してタイルシートを形成することも可能である。このパレット14には縦外枠14aと横外枠14bに加えて、タイル1枚が載置されるスペースを区画する縦目地枠14dと横目地枠14eが多数本設けられ、これら外枠14a,14bと目地枠14c,14dで縦6枚横3枚にタイル18(図8参照)を整列できるように所要のスペース14eが区画されている。
【0033】
パレット13の目地枠14c,14dには切欠部が形成され、各切欠部に連結片15,16,17が敷設される。なお、各スペース14e内にはパレット14に載置されたタイルシートの接着剤の乾燥促進用の通孔14fが形成されている。
【0034】
このパレット14を用いてタイルシートを形成するには、予め所要サイズの紙製連結片15,16,17をパレット14の切欠部に敷設しておく。そして、パレット14上の紙製連結片15,16,17の配列に対応した配列のスタンプを用いてタイル18の裏面に接着剤を付着させる。接着剤の付着したタイル18をパレット14の各スペース14eに載置する。これにより図8に示すように、隣接するタイル18の裏面が紙製連結片15,16,17で連結され、タイルシート19が形成される。
【符号の説明】
【0035】
10,19…タイルシート
11,18…タイル
12,15,16,17…連結片
13,14…パレット
20…タイル連結装置
30…タイル供給手段
40…タイル移送手段
48,49…吸盤グループ
50…吸盤
60…接着剤付着手段
61…接着剤
63…スタンプ
80…パレット供給手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
施工状態と同じ配列に整列された複数枚のタイルに連結片を貼着し、隣接するタイルを連結して一枚のタイルシートを形成するタイル連結方法であって、
前記施工状態と同じ配列に対応して配列された複数個のスタンプの上面に接着剤を付着させる第1接着剤付着工程と、
前記施工状態と同じ配列に整列された複数枚のタイルの表面を吸盤で吸着して各タイルを前記スタンプまで移送し、各タイルの裏面をスタンプの上面に当接させて各タイルの裏面に接着剤を付着させる第2接着剤付着工程と、
前記第2接着剤付着工程で裏面に接着剤を付着させたタイルをパレットまで移送し、パレットに敷設された連結片に載置して吸盤から離脱させることにより連結片をタイルに貼着する連結片貼着工程とを備えたことを特徴とするタイル連結方法。
【請求項2】
前記連結片としてネットを使用することを特徴とする請求項1に記載のタイル連結方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−26909(P2011−26909A)
【公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−176081(P2009−176081)
【出願日】平成21年7月29日(2009.7.29)
【出願人】(591127249)株式会社文晶堂 (3)
【Fターム(参考)】