説明

タッチスクリーンを備えた電子機器における電子本の読書実行方法及び装置

【課題】タッチジェスチャーを備えた電子機器における電子本の読書実行装置において、多様で容易なページ移動を可能にする。
【解決手段】読書実行装置は、タッチジェスチャーに応答してタッチイベントを発生させるタッチスクリーンと、前記タッチジェスチャーがページめくりのためのものであるか否かを判別するためのLUTを備えた格納部と、電子本の第1ページを表示中に、前記タッチジェスチャーを感知すれば、前記LUTを参照して前記タッチジェスチャーがページめくりのためのものであるか否かを判別し、前記タッチジェスチャーが前記ページめくりのためのものなら、前記タッチジェスチャーに合わせて移動するべき第2ページを決定する制御部と、前記制御部の制御下に前記第2ページを表示する表示部と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子本に係り、より詳しくはタッチスクリーンを備えた電子機器においてタッチジェスチャー(Touch Gesture)を利用した電子本の読書を実行する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、電子本は、テキスト、イメージなどの情報を電子媒体に記録し、印刷書籍のように利用できるデジタル図書を総称する。ユーザは、電子本リーダー(reader、読書)機能を備えた電子機器を利用して電子本の読書が可能である。特に電子本は紙の本に比べて価格が安い上に、ユーザは端末機、例えば、タブレット型パソコンを利用していつでもどこでも容易に所望の電子本を購入し、読書できる。従って、電子本の利用は絶えず増加する傾向にある。
【0003】
一方、電子機器は、入力装置としてタッチスクリーンを備える傾向にある。従って、ユーザは、タッチスクリーンを操作し、ページをめくりながら電子本を読める。即ち、電子機器は、ページめくりのためのタッチジェスチャーが感知されれば、現在表示されるページをめくって、次のページを表示する。
ところが、従来、電子機器においては、その前ページ又は次のページに移動する場合はとも角として、特定ページに移動することは不便であった。即ち、特定ページ、例えば、メモのようなユーザ入力情報が入力されたページへの移動は、メニュー又はスクロールバーを用いる必要があった。これが、従来の電子機器において、ページ移動の際タッチジェスチャーを積極的に活用できない理由である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、このような不便を解消するためになされたものであって、タッチジェスチャーを活用して多様で容易なページ移動を可能にする電子本の読書実行方法及び装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するためになされた本発明によるタッチスクリーンを備えた電子機器における電子本の読書実行方法は、電子本とタッチスクリーンを備えた電子機器で行われ、前記電子本の第1ページを表示中に、タッチジェスチャーを感知する段階と、前記感知されたタッチジェスチャーがページめくりのためのものであるか否かを判別する段階と、前記感知されたタッチジェスチャーが前記ページめくりのためのものなら、前記タッチジェスチャーに合わせて移動するべき第2ページを決定する段階と、前記決定された第2ページを表示する段階と、を含むことを特徴とする。
【0006】
また、上記目的を達成するためになされた本発明によるタッチスクリーンを備えた電子機器における電子本の読書実行装置は、タッチジェスチャーに応答してタッチイベントを発生させるタッチスクリーン、前記タッチジェスチャーがページめくりのためのものであるか否かを判別するためのルックアップテーブル(LUT)を備えた格納部、前記電子本の第1ページを表示中に前記タッチジェスチャーを感知すれば、前記LUTを参照して前記タッチジェスチャーがページめくりのためのものであるか否かを判別し、前記タッチジェスチャーが前記ページめくりのためのものなら、前記タッチジェスチャーに合わせて移動するべき第2ページを決定する制御部と、前記制御部の制御下に前記第2ページを表示する表示部と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
以上より、本発明によるタッチスクリーンを備えた電子機器における読書実行方法及び装置によれば、本発明は、タッチジェスチャーを活用して現在ページからユーザが希望する特定ページに容易に移動できるという効果を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の一実施例による携帯端末機の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例による電子本アプリケーション部の構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施例による読書実行方法を説明するための流れ図である。
【図4】本発明の他の実施例による読書実行方法を説明するための流れ図の第一部分である。
【図5】本発明の他の実施例による読書実行方法を説明するための流れ図の第2部分である。
【図6】本発明によるページめくりを説明するための第1の画面例示図である。
【図7】本発明によるページめくりを説明するための第2の画面例示図である。
【図8】本発明によるページめくりを説明するための第3の画面例示図である。
【図9】本発明による臨時しおり及びこれを利用したページめくりを説明するための第1の画面例示図である。
【図10】本発明による臨時しおり及びこれを利用したページめくりを説明するための第2の画面例示図である。
【図11】本発明による臨時しおり及びこれを利用したページめくりを説明するための第3の画面例示図である。
【図12】本発明による臨時しおり及びこれを利用したページめくりを説明するための第4の画面例示図である。
【図13】本発明による臨時しおり及びこれを利用したページめくりを説明するための第5の画面例示図である。
【図14】本発明による臨時しおり及びこれを利用したページめくりを説明するための第6の画面例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施例によって、タッチスクリーンを備えた電子機器における電子本の読書実行(executing)方法及び装置について詳細に説明する。本発明の詳細な説明に先立って、以下で使用される用語や単語は、通常的又は辞書的な意味に限定して解釈してはならず、本発明の技術的思想に符合する意味と概念として解釈しなければならない。従って、本明細書と図面は、本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明の技術的思想を全てはすべて代弁しないので、本出願時点においてこれらの実施例を代替できる多様な均等物と変形例があり得ることを理解しなければならない。また、添付の図面において一部の構成要素は、誇張されるか、又は省略されるか、又は概略的に図示されていて、各構成要素のサイズは、実際サイズを反映するものではない。従って、本発明は、添付の図面に描かれた相対的なサイズ及び/又は間隔によって制限されない。
【0010】
本発明によるタッチスクリーンを備えた電子機器における電子本の読書実行装置及び方法は、電子本リーダー機能を備えた多様な形態の電子機器に適用できる。特に本発明による読書実行装置及び方法は、スマートフォン、タブレット型パソコンなどの携帯端末機に適用できる。以下の説明では、本発明による読書実行装置及び方法を携帯端末機に適用した場合について説明する。
【0011】
また、本発明による読書実行装置及び方法は、電子本に対する読書実行中にタッチジェスチャーを感知する機能と、感知されたタッチジェスチャーに合わせて移動するべきページを決定する機能と、決定されたページに移動して表示する機能と、現在表示されるページに臨時しおりを設定する機能と、ユーザが他のページを見ている途中であっても、臨時しおりが設定されたページに容易に戻れるようにする機能などを提供する。以下、このような本発明の特徴について具体的に説明する。但し、この説明にあたって、関連した公知機能又は構成要素に関してあまり具体的に説明すると本発明の要旨を却って不明確にしてしまうと判断される場合、その詳細な説明は省略する。
【0012】
図1は、本発明の一実施例に係る携帯端末機の構成を示す図である。図1を参照すれば、本発明の一実施例に係る携帯端末機100はその構成要素として、タッチスクリーン110、キー入力部120、表示部130、格納部140、無線通信部150、オーディオ処理部160、スピーカー(SPK)、マイク(MIC)及び制御部170を備える。
【0013】
タッチスクリーン110は、表示部130の前面に装着され、タッチスクリーン110に対するユーザの操作に応答してタッチイベントを発生して制御部170に伝達する。制御部170は、タッチスクリーン110から入力されるタッチイベントからユーザのタッチジェスチャーを感知し、前述した構成要素を制御する。ここで、ユーザの操作は、タッチ(Touch)、タップ(Tap)、ダブルタップ(Double Tap)、プレス(Press)、ドラッグ(Drag)、ドラッグアンドドロップ(Drag & Drop)及びスウィープ(Sweep)などに区分される。ここで、タッチは、ユーザが画面のいずれか1つの地点を押す操作であり、タップは、いずれか1つの地点をタッチした後、指の移動なしに当該地点から指を離す、即ち、ドロップする操作であり、ダブルタップは、いずれか1つの地点を連続的に二度タップする操作であり、プレスは、タップより相対的に長くタッチした後、指の移動なしに当該地点から指を離す操作であり、ドラッグは、いずれか1つの地点をタッチした状態で指を所定方向に移動させる操作であり、ドラッグアンドドロップは、ドラッグした後、指を離す操作であり、スウィープは、弾くように、指を速い速度で移動させた後、離す操作を意味する。ここで、ドラッグは、スクロールとも言い、スウィープは、フリック(Flick)とも言う。制御部170は、移動速度によってスウィープとドラッグを区分する。また、タッチスクリーン110には、抵抗膜方式(resistive type)、静電容量方式(capacitive type)、電磁誘導方式(electromagnetic induction type)、及び圧力方式(pressure type)などの何れかが適用される。
【0014】
キー入力部120は、数字又は文字情報を入力され、各種機能を設定するための複数の入力キー及び機能キーを含む。前記機能キーは、特定機能を行うように設定された方向キー、サイドキー及びショートカットキーなどを含む。また、キー入力部120は、ユーザ設定及び携帯端末機100の機能制御と関連したキー信号を生成し、制御部170に伝達する。キー信号は、電源オン/オフ信号、ボリューム調節信号、画面オン/オフ信号などに区分される。制御部170は、このようなキー信号に応答して対応する構成要素を制御する。このようなキー入力部120は、複数個のキーを含むクォティキーパッド、3*4キーパッド、4*3キーパッドなどにより具現される。そして、キー入力部120は、携帯端末機のタッチスクリーン110がフルタッチスクリーン形態で支援された場合、携帯端末機100のケース側面に形成される、画面オン/オフ及び携帯端末機オン/オフなどのためのサイドキーだけを含む。
【0015】
表示部130は、制御部170から入力された映像データをアナログ信号に変換して表示する。即ち、表示部130は、携帯端末機の利用による多様な画面、例えば、ロック画面、ホーム画面、アプリケーション実行画面、メニュー画面、メッセージ作成画面、インターネット画面、キーパッド画面などを提供する。特に本発明による表示部130は、制御部170の制御下に電子本アプリケーションの実行画面を提供できる。ロック画面は、表示部130の画面がオンとされるときに、表示される映像である。ロック解除のための特定タッチイベントが発生すれば、制御部170は、表示される映像をロック画面からホーム画面又はアプリケーション実行画面などに切り替える。ホーム画面は、複数のアプリケーションにそれぞれ対応する複数のアプリケーションアイコンを含む映像である。複数のアプリケーションアイコンのうちいずれか1つがユーザによって選択されれば、制御部170は、当該アプリケーションを実行し、表示される映像を当該アプリケーションの実行画面に切り替える。また、表示部130は、制御部170の制御下に画面を複数の領域に分割し、分割された領域にそれぞれ異なる画面を表示できる。例えば、表示部130は、画面を第1領域と第2領域に分割し、第1領域にアプリケーション実行画面を表示し、第2領域にキーパッド画面を表示する。
【0016】
また、表示部130は、液晶表示装置(Liquid Crystal Display:LCD)、OLED(Organic Light Emitted Diode)、AMOLED(Active Matrix Organic Light Emitted Diode)などの平板表示パネルの形態で形成される。また、表示部130は、左眼イメージと右眼イメージを表示し、表示される左/右眼イメージに対してユーザが奥行き感を感じることができるようにする3D具現部を含むことができる。3D具現方式は、周知のように、メガネ方式と無メガネ方式に区分される。メガネ方式には、色フィルタ方式、偏光フィルタ方式及びシャッターガラス方式などがあり、無メガネ方式には、レンチキュラレンズ(Lenticular Lens)方式及びパララックスバリア(Parallax Barrier)方式などがある。
【0017】
格納部140は、携帯端末機のOS(Operating System)及び本発明に必要なアプリケーションを含めて、多様なデータを格納でき、大別してプログラム領域とデータ領域からなる。
【0018】
格納部140のデータ領域は、携帯端末機の使用の際に制御部170によって発生するデータを格納する。そして、データ領域は、表示部130に出力されるべき前述した画面を格納する。これら画面のうちキーパッド画面及びメニュー画面は、それぞれ多様な形態をとり得る。即ち、キーパッド画面は、3*4又はクォティ(QWERTY)などの形態の何れかをとり、また、メニュー画面は、画面切替のための画面切替キー(例えば、以前画面に戻るためのリターン(return)キーなど)、現在実行中のアプリケーションの制御のための制御キーなどを含むことができる。そして、キーパッド画面及び/又はメニュー画面は、ロック画面、アプリケーション実行画面、ホーム画面などの何れかにオーバーラップして表示できる。また、データ領域は、貼り付けなどのためにユーザがメッセージ、写真、ウェプページ、文書などでコピーしたデータを臨時格納する。また、データ領域は、携帯端末機の運営のための多様な設定値(例えば、画面明るさ、タッチ発生時の振動可否、画面自動回転可否など)を格納する。
【0019】
特に本発明による格納部140のデータ領域は、複数の電子本141を格納する。そしてデータ領域は、格納された複数の電子本141それぞれに対する読書現況情報142を格納する。ここで、読書現況情報142は、読んだページ、読んだ日付、読まないページ、ユーザ入力情報などを含む。ここで、ユーザ入力情報は、ユーザが別途、或るページに入力した情報として定義される。このようなユーザ入力情報は、当該ページが表示されるとき、一緒に表示される。例えば、ユーザ入力情報は、メモ、ハイライト、イメージ、しおり、である。また、データ領域は、制御部170がページめくりの実行及びページの読取可否を判断できるようにするためのルックアップテーブル(以下,LUTと略す)143を格納する。次の表1は、LUT(143)の一例を示したものである。
【0020】
【表1】

【0021】
前記LUT(143)から明らかなように、制御部170は、ユーザが現在表示されるページから直前又は直後次のページに1ページずつページめくりを行う場合、ユーザが現在ページを読取ったと認定し、それ以外のページめくり(即ち、現在ページからその直前又はその直後のページではない特定ページにジャンピングするページめくり)を行う場合は、ユーザが現在ページを読取らなかったと認定する。表1を参照して、例えば、現在ページに対するフリック又はドラッグが感知されれば、制御部170は、ユーザが現在ページを読取ったとして認定し、表示部130を制御し、直後又は直前のページを表示するようにする。そして、制御部170は、現在ページに対する読取認定と関連して 読書現況情報142をアップデートする。また、現在ページの両端、即ち、左側や右側端部でタップが感知されれば、制御部170は、ユーザが現在ページを読取ったと認定する。
但し、制御部170は、ページめくりが一枚単位で行われても、‘スクロールバー(Scroll bar)’を利用したページめくりは、ユーザが読取らなかったと認定する。ここで、スクロールバーは、現在ページにオーバーラップして表示されるもので、全体ページを示すバーであると言える。ユーザは、このようなスクロールバーを操作し、ページをめくるか、又は特定ページにジャンピングできる。また、スクロールバーには、現在ページの位置情報、読んだ部分と読まない部分の位置情報が含まれる。
【0022】
一方、マルチタッチジェスチャーが感知されれば、制御部170は、現在ページから特定ページへページめくりを行う。ここで、マルチタッチジェスチャーは、ユーザが複数の地点を「同時にタッチする」操作として定義される。ここで、「同時にタッチする」とは「或る一定の時間内に、順次タッチする」意味であって、厳密には「同時に」ではない。従って、本明細書の以下の記述では、「同時に」を省略して単に「タッチする」と記載する。
例えば、「2つの地点」でフリック又はドラッグが感知されれば、制御部170は、現在ページから次の章(chapter)の最初のページを表示するように制御する。また、3つの地点でフリック又はドラッグが感知されれば、制御部170は、現在ページから最も近い、ユーザ入力情報が挿入されているページに移動する。
以上のマルチタッチジェスチャーを利用した特定ページにジャンピングするページめくりの場合は、制御部170は、ユーザが現在ページを読取らなかったと認定する。同様に、制御部170は、現在ページから目次画面、「私のノート」画面、読書プラン画面へ移動する場合も、ユーザが現在ページを読取らなかったと認定する。ここで、「私のノート」画面は、ユーザ入力情報を一括的に表示する画面である。このような「私のノート」画面でユーザ入力情報に対するタッチイベントの発生が感知されれば、例えば、メモに対するタップが感知されれば、制御部170は、タップが行われたメモの当該ページを表示するように制御する。
【0023】
格納部140のプログラム領域は、携帯端末機を起動し上述した各構成要素全体を運用制御するためのOS(Operating System)の他、多様なユーザ機能、例えば、インターネットサーバーに接続するためのウェブブラウザー機能、MP3ファイルなどの音源(オーディオファイル)再生機能、写真などのイメージ再生機能、動画再生機能、をそれぞれ支援するためのアプリケーションプログラムを格納する。特にプログラム領域は、電子本アプリケーション144を格納する。ここで、電子本アプリケーション144は、読書実行中にタッチジェスチャーを感知するルーチンと、ページめくりを判別するルーチンと、ページめくりを行うルーチンと、臨時しおりを設定するルーチンなどを含む。
【0024】
無線通信部150は、音声通話、画像通話、又はデータ通信を制御部170の制御下に行う。このために、無線通信部150は、送信される信号の周波数を上昇変換及び増幅する無線周波数送信部と、受信される信号の周波数を低雑音増幅及び下降変換する無線周波数受信部などを含む。また、無線通信部150は、移動通信モジュール(例えば、第3世代(3G)移動通信モジュール、第3.5世代(3.5G)移動通信モジュール、又は第4世代(4G)移動通信モジュールなど)、近距離通信モジュール(例えば、ワイファイ(Wi−Fi、登録商標)モジュール)及びデジタル放送モジュール(例えば、DMBモジュール)を含むことができる。
【0025】
オーディオ処理部160は、制御部170から入力されたオーディオ信号をスピーカー(SPK)に伝送し、マイク(MIC)から入力された音声などのオーディオ信号を制御部170に伝達する機能を行う。即ち、オーディオ処理部160は、音声/音響データを制御部170の制御によって、スピーカー(SPK)を介して可聴音に変換して出力し、マイク(MIC)から受信される音声などのオーディオ信号をデジタル信号に変換し、制御部170に伝達する。
【0026】
制御部170は、携帯端末機の全般的な動作及び携帯端末機の内部構成要素間の信号フローを制御し、データを処理する機能を行う。そして、制御部170は、バッテリーから内部構成要素への電源供給を制御する。また、制御部170は、プログラム領域に格納された各種アプリケーションを実行する。特に本発明による制御部170は、次の図2のような電子本アプリケーション部を具備する。
【0027】
図2は、本発明の一実施例による電子本アプリケーション部の構成を示す図である。このような電子本アプリケーション部は、制御部170の内部に構成されるか、又は別途に構成される。以下では、制御部170の内部に構成されるものと仮定して説明する。図2を参照すれば、本発明の一実施例による電子本アプリケーション部は、タッチジェスチャー感知部171、ページめくり判別部172、ページめくり実行部173及び臨時しおり設定部174を備える。ここで、タッチジェスチャー感知部171は、タッチスクリーン110と連結され、読書実行中にタッチジェスチャーを感知する機能を行う。
【0028】
ページめくり判別部172は、上述したLUT(143)を参照して、前記感知されたタッチジェスチャーがページめくりに該当するタッチジェスチャーであるか否かを判別する機能を行う。また、ページめくり判別部172は、前記感知されたタッチジェスチャーがページめくりに該当する場合、前記感知されたタッチジェスチャーに合わせて移動するべきページを決定する機能を行う。上述したように、マルチタッチジェスチャーが感知されれば、ページめくり判別部172は、移動するべきページを次の章の初ページ又はユーザ入力情報が挿入されたページとして決定する。また、ページめくり判別部172は、上述したLUT(143)を参照して、ページめくりが読取認定に該当するページめくりであるか否かを判別し、その結果、“読取認定”の場合、当該ページを読んだページに設定する。即ち、ページめくり判別部172は、読書現況情報142の「読んだ(読み取った)ページ」情報をアップデートする。
【0029】
ページめくり実行部173は、前記決定されたページを表示するように表示部130を制御する機能を行う。即ち、ページめくり実行部173は、前記決定されたページを格納部140から読み込んで、読み込んだページを表示するように制御する。
【0030】
ページめくり判別部172での判別結果、前記感知されたタッチジェスチャーがページめくりではなく、臨時しおり設定のためのタッチジェスチャーなら、臨時しおり設定部174は、現在表示されるページに臨時しおりを設定する。即ち、臨時しおり設定部174は、臨時しおりが表示されるように表示部130を制御する。このような臨時しおりは、当該ページではなく、他のページが表示されている場合でも、前記臨時しおりが設定されているページを示す指示子が前記他のページと一緒に表示される。ここで、前記指示子は、臨時しおりの一部を示す形態にできる。即ち、表示部130は、臨時しおり設定部174の制御下に、前記指示子を常に表示する。
そして、ページめくり判別部172は、前記感知されたタッチジェスチャーが前記指示子を選択するタッチジェスチャーとして判別されれば、移動するべきページを前記臨時しおりが設定されたページに決定する。そして、ページめくり実行部173は、現在表示されるページから前記臨時しおりが設定されたページへのページめくりを行う。また、臨時しおり設定部174は、臨時しおりを解除する機能を行う。即ち、ユーザが臨時しおりを選択すれば、臨時しおり設定部174は、臨時しおりが消えるように制御する。ここで臨時しおりは、当該電子本の読書が終了すれば、自動に解除される。また、臨時しおりは、ユーザ入力情報に含まれるものでなくてもよい。即ち、臨時しおりが設定されたページは、マルチタッチジェスチャーを介さず操作できるようにしてもよい。
【0031】
一方、本発明による携帯端末機100は、その提供形態によってカメラモジュールと、GPS受信モジュールと、携帯端末機100の状態及び位置変化などを感知するためのセンサーモジュールと、外部機器と有線又は無線で連結するためのインターフェースモジュールなどのように、上記で言及しない構成要素をさらに選択的に含む。特にセンサーモジュールは、携帯端末機の状態が横モードであるか縦モードであるかを感知する。このために、センサーモジュールは、加速度センサー、重力センサーなどの何れかをを含む。
【0032】
このような構成要素は、デジタル機器のコンバージェンス(convergence、多機能集積)傾向によって変形が非常に多様なので、すべてを列挙できないが、前記言及された構成要素と同等な水準の構成要素が携帯端末機に追加できる。また、本発明の携帯端末機100は、その提供形態によって前述した構成要素から特定構成要素が除外されるか、及び/又は他の構成要素により代替できることは勿論である。これは、当業者には、容易に理解されよう。
【0033】
図3は、本発明の一実施例による読書実行方法を説明するための流れ図である。図3を参照すれば、待機状態で電子本アプリケーション144の実行を要請するタッチジェスチャーが感知されれば、段階301で、制御部170は、電子本アプリケーション144を実行し、複数の電子本をそれぞれ対応する複数の電子本アイコンを含む書棚画面を表示するように制御する。前記書棚画面を表示中に、段階302で、複数の電子本のうちいずれか1つの電子本アイコンを選択するタッチジェスチャーが感知されれば、段階303で、制御部170は、選択された電子本のページを格納部140から読み込んで表示するように制御する。
ここで、表示されるページは、当該電子本の目次、最初のページ、又は以前に表示されたページの何れかであるる。また、制御部170は、ページとともに、読書現況情報142を表示するように制御する。ここで、読書現況情報142は、全体ページの中で読んだ部分を示すためのスクロールバー(Scroll bar)形態で表示される。また、ページだけを表示中に、画面中央部位に対するタップが感知されるとき、制御部170は、読書現況情報142を該ページにオーバーラップして表示するように制御できる。一方、電子本選択ではなく、他の機能、例えば、「私のノート」画面を要請するタッチジェスチャーが感知されれば、制御部170は、「私のノート画面」を表示するように制御できる。
【0034】
選択されたページを表示中に、段階304で、制御部170は、タッチジェスチャーの発生有無を判別する。この際、タッチジェスチャーが感知されなければ、プロセスは、段階305に進行する。段階305で、制御部170は、所定の臨界時間の経過有無を判別する。ここで、臨界時間は、画面を自動的にオフするために設定された値として定義される。例えば、制御部170は、タッチ発生後、前記臨界時間が経過するまで何らのタッチイベントが感知されなければ、段階306に進行し、画面をオフする。
一方、段階304で、タッチジェスチャーが感知されれば、段階307で、制御部170は、前記感知されたタッチジェスチャーがページめくりに該当するタッチジェスチャーであるか否かを判別する。判別結果、ページめくりではなく、例えば、臨時しおり設定のためのタッチジェスチャーなら、制御部170は、現在表示されるページに臨時しおりを設定する。一方、ページめくりなら、制御部170は、前記感知されたタッチジェスチャーに合わせて移動するべきページを決定する。そして、段階309で、制御部170は、前記決定されたページを表示するように制御する。次に、段階310で、制御部170は、電子本アプリケーション144の終了可否を判断する。判断結果、終了しない場合には、段階304に戻る。
【0035】
図4及び図5は、本発明の他の実施例による読書実行方法を説明するための流れ図である。図4及び図5を参照すれば、電子本のページを表示中に、段階401で、制御部170は、タッチジェスチャーの発生有無を判別する。この際、タッチジェスチャーが感知されなければ、プロセスは、段階402に進行される。段階402で、制御部170は、前記臨界時間の経過有無を判別する。即ち、制御部170は、タッチ発生後、前記臨界時間が経過するまで何らのタッチイベントが感知されない場合には、段階403に進行し、画面をオフさせ、一方、前記臨界時間が経過しない場合には、段階401に戻る。
【0036】
一方、段階401で、タッチジェスチャーが感知されれば、制御部170は、感知されたタッチジェスチャーがどの機能のためかを順次判別する。具体的には第1に、段階404で制御部170は、感知されたタッチジェスチャーが臨時しおり設定のためのタッチジェスチャーであるかを判別する。段階404での判別結果、臨時しおり設定のためのタッチジェスチャーなら、段階405で、制御部170は、現在表示されるページに臨時しおりを設定する。一方、臨時しおり設定のためのタッチジェスチャーでなければ、プロセスは、段階406に進行する。
【0037】
第2に、段階406で制御部170は、感知されたタッチジェスチャーがページめくりのためのタッチジェスチャーであるか否かを判別する。段階406での判別結果、ページめくりのためのタッチジェスチャーなら、プロセスは、段階407及び408を経て段階413に進行する。段階407で制御部170は、タッチジェスチャーに合わせて移動するべきページを決定する。そして、段階408で制御部170は、決定されたページを表示するように制御する。この際、臨時しおりが設定されている場合、制御部170は、決定されたページとともに臨時しおりの一部を表示する。一方、ページめくりのためのタッチジェスチャーでなければ、プロセスは、段階409に進行する。
【0038】
第3に、臨時しおりが設定されたページではなく他のページを表示中に、段階409で制御部170は、感知されたタッチジェスチャーが臨時しおり選択のためのタッチジェスチャーであるか否かを判別する。段階409での判別結果、臨時しおり選択のためのタッチジェスチャーなら、プロセスは、段階410を経て段階413に進行する。段階410で制御部170は、前記臨時しおりが設定されたページを表示するように制御する。一方、臨時しおり選択のためのタッチジェスチャーではなければ、プロセスは、段階411に進行する。
【0039】
第4に、臨時しおりが設定されたページを表示中に、段階411で制御部170は、感知されたタッチジェスチャーが臨時しおり解除のためのタッチジェスチャーであるかを判別する。段階411での判別結果、臨時しおり解除のためのタッチジェスチャーなら、プロセスは、段階412を経て段階413に進行する。段階412で制御部170は、設定された臨時しおりを解除する。一方、感知されたタッチジェスチャーが前述した機能以外の他の機能のためのタッチジェスチャーなら、制御部170は当該機能を行う。
以上、第1乃至第4の手順において、各々段階405、408、410、412が終了すると(図4及び図5の「B」)、段階413で制御部170は、電子本アプリケーション144の終了有無を判断する。判断結果、終了しない場合には、段階304に戻る。一方、電子本実行の終了のためのタッチイベントが感知されれば、制御部170は、電子本アプリケーション144を終了する。この際、臨時しおりが設定されている状態なら、段階414で制御部170は、臨時しおりを解除する。
【0040】
以下では、複数の画面例示図を参照して本発明による読書実行方法及び装置をさにな具体的に説明する。
図6〜図8は、本発明によるページめくりを説明するための第1〜第3の画面例示図である。
【0041】
まず、図6(A)〜(C)を参照すれば、各種タッチジェスチャーのうちフリック510が1ページ単位のページめくりとして設定される。即ち、制御部170は、フリック510を感知すれば、フリック510の方向にページをめくって、次のページを表示するようにする。もちろんフリック以外に他のタッチジェスチャー(例えば、ドラッグ)もページめくりとして設定される。但し、説明の便宜上、以下では、ページめくりのためのタッチジェスチャーをフリックと仮定して説明する。一方、ダブルフリック520は、1章(chapter)単位のページめくりとして設定される。
ここで、ダブルフリックは、2つの地点をスタートとして同一の方向に移動するマルチタッチジェスチャーとして定義される。制御部170は、このようなダブルフリック520を感知すれば、ダブルフリック520の方向にページをめくって、隣接する章の最初のページを表示する。次に、トリプルフリック530は、ユーザ入力情報が挿入されたページへのページめくりとして設定される。即ち、制御部170は、トリプルフリック530を感知すれば、トリプルフリック530の方向にページをめくって、ユーザ入力情報が挿入されたページを表示する。
【0042】
図7(A)(B)を参照すれば、制御部170は、左側方向へのダブルフリック610を感知すれば、ページを後にめくって、直後の章の最初のページ630を表示する。一方、右側方向へのダブルフリック620が感知されれば、制御部170は、ページを前にめくって、直前の章の最初のページ640を表示する。
【0043】
図8を参照すれば、制御部170は、左側方向へのトリプルフリック710を感知すれば、ページを後にめくって、ユーザ入力情報としてハイライト721が入力された、即ち該ハイライトのあるページ720を表示する。ハイライトのあるページ720が表示されている状態で、さらにトリプルフリック710が感知されれば、制御部170は、ページを後にめくって、ユーザ入力情報としてメモ731が挿入されたメモページ730を表示する。ここで、メモ731は例えば、図示のように、下線を付ける形態である。図示してはいないが、このようなメモ731がタップされれば、制御部170は、該メモのあるページ730にポップアップ窓をオーバーラップして表示する。即ち、ポップアップ窓は、ユーザが入力したデータやイメージなどを表示するための窓として定義される。メモのあるページ730が表示されている状態で、さらにトリプルフリック710が感知されれば、制御部170は、ページを後にめくって、ユーザ入力情報としてしおり741が挿入されたしおりページ740を表示する。
【0044】
図9〜図14は、本発明による臨時しおり及びこれを利用したページめくりを説明するための第1〜第6の画面例示図である。
【0045】
まず、図9(A)を参照すれば、制御部170は、右側又は左側の端部で長いタッチ(Long Touch)810を感知すれば、当該ページに臨時しおりを設定する。即ち、表示部130は、制御部170の制御下に、縦方向の臨時しおり820を端部に表示する。この際、臨時しおりは、図9(B)に示すように、横方向にも表示できる。また、臨時しおりは図9(A)(B)では、半透明であるが、次の図10に示すように不透明にすることもできる。
【0046】
図10を参照すれば、制御部170は、フリック910を感知すれば、1ページをめくって、次のページを表示する。この際、制御部170は、次のページとともに、臨時しおりを示す臨時しおり指示子920を表示する。ここで、臨時しおり指示子920は、図示したように、臨時しおりの一部を示す形態にできる。
【0047】
図11を参照すれば、制御部170は、臨時しおり指示子1010に対するタップを感知すれば、ページをめくって、臨時しおりのあるページ1020を表示する。
【0048】
図12を参照すれば、臨時しおりのあるページ1110が表示されている状態で、制御部170は、ダブルフリック1120を感知すれば、ページをめくって、直後の章の最初のページを表示する。このような状態で、臨時しおり指示子1130に対するタップが感知されれば、制御部170は、元の、臨時しおりのあるページ1110を表示する。
【0049】
図13を参照すれば、臨時しおりのあるページ1210が表示されている状態で、制御部170は、トリプルフリック1220を感知すれば、ページをめくって、ユーザ入力情報のあるページ、例えば、ハイライトページを表示する。この状態で、臨時しおり指示子1230に対するタップが感知されれば、制御部170は、元の、臨時しおりページのある1210を表示するようにする。
【0050】
臨時しおりページ1310が表示されている状態で、制御部170は、携帯端末機100の状態変化を感知できる。携帯端末機100の状態変化が感知されれば、制御部170は、臨時しおりの設定を解除できる。
【0051】
具体的に、図14を参照すれば、携帯端末機100の状態が横モードから縦モードに転換されれば、このような状態変化を制御部170が感知する。この際、当該電子本に臨時しおり1310が設定されていれば、制御部170は、しおり解除案内窓1320を表示するようにすることができる。しおり解除案内窓1320で確認ボタン1321に対するタップが感知されれば、制御部170は、臨時しおりの設定を解除することができる。もちろん制御部170は、携帯端末機100の状態が変更されれば、臨時しおりを解除せずに再設定することもできる。
【0052】
具体的に図14を参照すれば、モードが変更されれば、当該電子本の全体ページ数が変わる場合がある。従って、その場合、モードが変更されれば、臨時しおりの設定ページを変更する必要がある。即ち、モードが変更されれば、制御部170は、臨時しおりのあるページ1330においていずれか1つの文章、単語、又はイメージを臨時しおりの再設定のための基準位置情報1340として設定することができる。これにより、モードが変更されれば、制御部170は、前記設定された基準位置情報1340に合わせて臨時しおりを再設定するべきページを選択し、選択されたページに臨時しおりを表示するように制御する。ここで、臨時しおりが再設定されたページは、前記基準位置情報1340を含むものと定義される。
【0053】
上述したような本発明による読書実行方法は、多様なコンピュータ手段を通じて実行できるプログラム命令形態で具現され、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録される。この際、前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独で又は組み合わせて含み得る。一方、記録媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特別に設計、構成されたものであるか、又はコンピュータソフトウェアの当業者に公知、使用可能なものである。前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体には、ハードディスク、フロッピー(登録商標)及び磁気テープのような磁気媒体(Magnetic Media)、CD−ROM、DVDのような光記録媒体(Optical Media)、フロプチカルディスク(Floptical Disk)のような磁気−光媒体(Magneto−Optical Media)、及びROM(Read Only Memory)、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納し実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。また、プログラム命令には、コンパイラーによって作成される機械語コードだけでなく、インタプリターなどを使用してコンピュータによって実行できる高級言語コードを含む。上述したハードウェア装置は、本発明の動作を行うために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成される。
【0054】
本発明による携帯端末機における読書実行方法及び装置は、前述した実施例に限定されず、本発明の技術思想が許容する範囲で多様に変形して実施することができる。
【符号の説明】
【0055】
100 携帯端末機
110 タッチスクリーン
120 キー入力部
130 表示部
140 格納部
141 電子本
142 読書現況情報
143 ルックアップテーブル(LUT)
144 電子本アプリケーション
150 無線通信部
160 オーディオ処理部
170 制御部
171 タッチジェスチャー感知部
172 ページめくり判別部
173 ページめくり実行部
174 臨時しおり設定部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチスクリーンを備えた電子機器における電子本の読書実行方法であって、
前記電子本の第1ページを表示中に、タッチジェスチャーを感知する段階と、
前記感知されたタッチジェスチャーがページめくりのためのものであるか否かを判別する段階と、
前記感知されたタッチジェスチャーが前記ページめくりのためのものなら、前記タッチジェスチャーに合わせて移動するべき第2ページを決定する段階と、
前記決定された第2ページを表示する段階と、を含むことを特徴とする読書実行方法。
【請求項2】
前記第2ページを決定する段階は、
前記第1ページを基準として直前ページ、直後ページ、直後の章の最初のページ、直前の章の最初のページ、及びユーザ入力情報が入力されたページのうち何れか1つとして前記第2ページを決定することを特徴とする請求項1に記載の読書実行方法。
【請求項3】
前記ユーザ入力情報は、前記電子本のページにユーザが別途に入力した情報であることを特徴とする請求項2に記載の読書実行方法。
【請求項4】
前記ユーザ入力情報は、メモ、ハイライト、及びしおりのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項3に記載の読書実行方法。
【請求項5】
前記第2ページを決定する段階は、
前記感知されたタッチジェスチャーがマルチタッチジェスチャーである場合、前記第2ページを、前記直後の章の最初のページ、前記直前の章の最初のページ、及び前記ユーザ入力情報が入力されたページのうち何れか1つとして決定することを特徴とする請求項2に記載の読書実行方法。
【請求項6】
前記マルチタッチジェスチャーは、
前記タッチスクリーンの複数の地点で同時に感知されるタッチジェスチャーであることを特徴とする請求項5に記載の読書実行方法。
【請求項7】
前記第2ページを決定する段階は、
前記感知されたタッチジェスチャーが前記マルチタッチジェスチャーのうちダブルフリック(Double Flick)又はダブルドラッグ(Double Drag)である場合、前記第2ページを前記直後の章の最初のページ又は前記直前の章の最初のページとして決定することを特徴とする請求項6に記載の読書実行方法。
【請求項8】
前記第2ページを決定する段階は、
前記感知されたタッチジェスチャーが前記マルチタッチジェスチャーのうちトリプルフリック(Triple Flick)又はトリプルドラッグ(Triple Drag)である場合、前記第2ページを前記ユーザ入力情報が入力されたページとして決定することを特徴とする請求項6に記載の読書実行方法。
【請求項9】
前記判別結果、前記感知されたタッチジェスチャーが臨時しおりの設定のためのタッチジェスチャーなら、前記第1ページに前記臨時しおりを設定する段階と、
前記第2ページとともに前記臨時しおりを示す指示子を表示中に、前記指示子に対するタッチジェスチャーが感知されれば、前記第1ページを表示する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の読書実行方法。
【請求項10】
タッチスクリーンを備えた電子機器における電子本の読書実行装置であって、
タッチジェスチャーに応答してタッチイベントを発生させるタッチスクリーンと、
前記タッチジェスチャーがページめくりのためのものであるか否かを判別するためのルックアップテーブル(以下、LUTと略す)を備えた格納部と、
前記電子本の第1ページを表示中に、前記タッチジェスチャーを感知すれば、前記LUTを参照して前記タッチジェスチャーがページめくりのためのものであるか否かを判別し、前記タッチジェスチャーが前記ページめくりのためのものなら、前記タッチジェスチャーに合わせて移動するべき第2ページを決定する制御部と、
前記制御部の制御下に前記第2ページを表示する表示部と、を含むことを特徴とする読書実行装置。
【請求項11】
前記制御部は、
前記第1ページを基準として直前ページ、直後ページ、直後の章の最初のページ、直前の章の最初のページ、及びユーザ入力情報が入力されたページのうち何れか1つとして前記第2ページを決定することを特徴とする請求項10に記載の読書実行装置。
【請求項12】
前記ユーザ入力情報は、前記電子本のページにユーザが別途に入力した情報であることを特徴とする請求項11に記載の読書実行装置。
【請求項13】
前記制御部は、
前記感知されたタッチジェスチャーがマルチタッチジェスチャーである場合、前記第2ページを、前記直後の章の最初のページ、前記直前の章の最初のページ、及び前記ユーザ入力情報が入力されたページのうち何れか1つとして決定することを特徴とする請求項11に記載の読書実行装置。
【請求項14】
前記マルチタッチジェスチャーは、
前記タッチスクリーンの複数の地点で同時に感知されるタッチジェスチャーであることを特徴とする請求項13に記載の読書実行装置。
【請求項15】
前記制御部は、
前記判別結果、前記感知されたタッチジェスチャーが臨時しおりの設定のためのタッチジェスチャーなら、前記第1ページに前記臨時しおりを設定し、
前記第2ページとともに前記臨時しおりを示す指示子を表示中に、前記指示子に対するタッチジェスチャーを感知すれば、前記第1ページを表示するように制御することを特徴とする請求項10に記載の読書実行装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2013−101619(P2013−101619A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−246679(P2012−246679)
【出願日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung−ro,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】