説明

タッチディスプレイ装置

【課題】ディスプレイが非表示の場合には、タッチセンサが誤って作動しないようにする。
【解決手段】タッチディスプレイ装置は表示パネル、タッチ制御器およびパワーサプライヤーを含む。タッチディスプレイ装置は表示状態において画像表示動作を実行する。タッチ制御器は作動状態においてタッチ制御動作を実行する。パワーサプライヤーはタッチ制器に結合され、タッチ制御器に動作電圧を供給する。表示パネルが非表示状態にあると、パワーサプライヤーはタッチ制御器に動作電圧を供給しないことが可能にされ、それによってタッチ制御器は非作動状態になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連技術の分野]
本開示は入出力装置に関するものであり、より詳しくはタッチディスプレイ装置に関する。
[関連技術の説明]
【0002】
図1は従来のタッチディスプレイ装置を示す。図1に示されるように、タッチディスプレイ装置(1)は、表示パネル(10)、プロセッサ(11)、電源スイッチ(12)、タッチセンサー(13)、タッチ制御器(14)およびI/Oポート(15)を含む。タッチディスプレイ装置(1)はI/Oポート(15)を通して外部ホスト(16)と接触され、外部電源回路(図示せず)を介して電力が供給される。ホスト(16)とプロセッサ(11)の間のデータ伝送は、I/Oポート(15)を通って行なわる。さらに、タッチ制御器(14)は、タッチ制御器(14)を作動状態にするように、I/Oポート(15)を通ってホスト(16)から動作電圧+5Vを受け取る。
【0003】
表示パネル(10)の「オン」および「オフ」モードは、電源スイッチ(12)に接続されたプロセッサ(11)によって制御され、同時にタッチ制御器(14)の動作電圧はI/Oポート(15)を介して電源+5Vによって提供され、したがって、電源スイッチ(12)を介してユーザーによって切られた場合、表示パネル(10)はいかなる画像を示さない。一方、I/Oポート(15)は、タッチ制御器(14)を作動状態にするために、タッチ制御器(14)に動作電圧+5Vを提供する。したがって、表示パネル(10)がオフである場合でさえ、任意のユーザーまたは任意の対象物が、不注意で/誤ってタッチセンサー(13)に触れると、タッチ制御器(14)は、プロセッサ(11)にホスト(16)によってデータを送信させるためにタッチ制御動作を実行する。この場合、ホスト(16)は望まれないプログラムまたは動作を行うかもしれず、結果としてシステムに障害を引き起こす。
【0004】
したがって、表示パネルがオフであるとき、タッチセンサーが誤って触れられると、タッチディスプレイ装置に接続されたホストによる望まれないプログラムまたは動作の実行を回避するために、表示パネルが「オフ」である間、タッチ制御器を閉じるタッチディスプレイ装置のニーズがある。
【発明の概要】
【0005】
本開示の目的は、表示パネルが非表示状態である場合に、パワーサプライヤーがタッチ制御器への動作電圧を提供しないことができ、それによってタッチ制御器を非動作状態にさせ、それによって、表示ディスプレイが非表示状態で、タッチセンサーが誤ってタッチされたとき、ホストによる、望まれないプログラム又は動作の実行を回避するタッチディスプレイ装置を提供することである。
【0006】
本開示は、タッチディスプレイ装置を提供し、当該タッチディスプレイ装置は、
表示状態における画像表示動作を実行する表示パネル;
動作状態においてタッチ制御動作を実行するタッチ制御器;
および、前記タッチ制御器に結合され、前記タッチ制御器に動作電圧を供給するパワーサプライヤーを備え、前記表示パネルが非表示状態であるとき、前記タッチ制御器が非動作状態になるように、パワーサプライヤーが前記タッチ制御器に動作電圧を供給しないことが可能である。
【0007】
本開示のタッチディスプレイ装置はさらに電源スイッチとプロセッサを含む。前記電源スイッチは電源オン状態と電源オフ状態の間で切り替えられ、前記プロセッサは、電源スイッチの状態を検知し、電源スイッチの状態によって、前記表示パネルおよび前記パワーサプライヤーを制御する。電源スイッチが電源オン状態にあることをプロセッサが検知する場合、前記プロセッサはパワーサプライヤーを制御して、前記タッチ制御器に動作電圧を供給し、前記タッチ制御器を作動状態にする。
【0008】
本開示で提供されるタッチディスプレイ装置については、表示パネルがオフで、タッチセンサーが誤って触れられる時、タッチディスプレイ装置に接続されたホストによって望まれないプログラムまたは動作の実行を回避するように前記表示パネルがオフである間、前記プロセッサはタッチ制御器を閉じる。
当業者がこの開示を理解するために、以下に述べられた図面と組み合された多数の実施形態は例示の目的のためであり、任意の方法での本開示の範囲を限定しない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は従来のタッチディスプレイ装置を示す。
【図2】図2は本開示の実施形態によるタッチディスプレイ装置を示す。
【図3】図3は本開示の他の実施形態によるタッチディスプレイ装置を示す。
【図4】図4は本開示の実施形態によるスイッチユニットを示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の一実施形態によるタッチディスプレイ装置を以下に述べる。しかしながら、現在の開示によって提供される実施形態が本開示の製造方法、使用方法および作動方法を記載するためにのみあり、本開示の範囲を限定することは意図されていないことは容易に理解され得る。
【0011】
図2は本開示の実施形態によるタッチディスプレイ装置を示す。本実施形態では、タッチディスプレイ装置(2)は多くのディスプレイ機能およびタッチ機能を有する。図2に示されるように、タッチディスプレイ装置(2)は表示パネル(20)、タッチ制御器(24)およびパワーサプライヤー(25)を備える。表示パネル(20)は表示状態におけるディスプレイ機能に対応する画像表示動作を実行し、それによって、画像を表示することを可能にする。タッチ制御器(24)は、動作状態においてタッチ制御動作を実行する。タッチ制御器(24)に結合されたパワーサプライヤー(25)は、タッチ制器(24)に動作電圧を供給する。表示パネル(20)が非表示状態である場合、パワーサプライヤー(25)はタッチ制御器(24)を非作動状態にさせるために、タッチ制御器(24)に動作電圧を供給しないことを可能にする。したがって、表示パネルが非表示状態である間に、誤ってタッチされた時、タッチ制御器の動作の実行を回避するために、タッチ制御器(24)も閉じられる。
【0012】
本開示の実施形態において、タッチディスプレイ装置(2)は、電源オン状態と電源オフ状態の間で切り替わるための電源スイッチ(22)、および電源スイッチの状態を検知し、かつ電源スイッチ(22)の状態に基づいて表示パネル(20)とパワーサプライヤー(25)を制御するプロセッサ(21)をさらに含む。本開示の代替の実施形態では、タッチディスプレイ装置(2)は、さらにI/Oポート(26)を含み、パワーサプライヤーは、I/Oポート(26)を介して動作電圧を受け取り、タッチディスプレイはI/Oポート(26)を通ってホスト(27)に接続されることで、ホスト(27)から動作電圧を受け取り、タッチ制御器(24)およびパワーサプライヤー(25)に加えて、ホスト(27)にデータを送信する。本開示の追加の実施形態では、タッチディスプレイ装置(2)は、タッチディスプレイ装置(2)上でタッチを検知し、複数の信号を発生するタッチセンサー(23)をさらに含み、電源スイッチ(22)が電源オン状態にあることをプロセッサ(21)が検知する場合、タッチ制御器(24)は作動状態にあり、センサー信号に基づいたタッチ結果信号を生成するためにタッチ制御動作を実行し;また、電源スイッチが電源オフ状態であることをプロセッサ(21)が検知する場合、タッチ制御器(24)は非作動状態にあり、タッチ制御動作を実行しない。本開示の追加の実施形態では、タッチディスプレイ装置(2)はさらにI/Oポート(26)を含む。タッチディスプレイ装置(2)はI/Oポート(26)を介した結合によってホスト(27)とタッチする。タッチディスプレイ装置(2)とホスト(27)の間の信号送信は、I/Oポート(26)を介して行なわれる。プロセッサ(21)はI/Oポート(26)を通ってホスト(27)から信号を受け取ることができる。表示パネル(20)が表示状態にある場合、プロセッサ(21)は、ホスト(27)からの信号にしたがって表示制御信号(210)を生成することで、表示パネル(20)によって表示された画像の変更や決定のような画像表示動作を行なうために表示パネル(20)を制御する。
【0013】
表示パネル(20)の正面に配置されるタッチセンサー(23)は、タッチディスプレイ装置(2)上のタッチを感知し、複数の感知信号(S23)を生成するために使用される。タッチ制御器(24)は、作動状態においてタッチ機能に対応するタッチ制御動作を実行する。具体的には、タッチ制御器(24)は、感知信号(S23)を受け取り、ついで感知信号(S23)に基づいたタッチセンサー(23)のタッチ状態を得るために、タッチセンサー(23)に関連付けられている。例えば、タッチ制御器(24)は、タッチセンサー(23)がタッチされているか否かの決定、又は/及び、タッチセンサー(23)が対象物によってタッチされたとき、当該タッチセンサー(23)上の対象物の位置あるいは座標を得る。さらに、タッチ制御器(24)は、プロセッサ(21)へのタッチ結果信号(S24)を生成するためにタッチ制御動作を実行する。
【0014】
プロセッサ(21)は、タッチ制御器(24)からのタッチ結果信号(S24)と、ホスト(27)からの信号とに基づいた表示制御信号(S210)を生成し、これによって表示パネル(20)を制御して、画像表示動作を実行する。以下に示されているように、表示状態にある表示パネル(20)の状況下で、タッチ制御器(24)は作動状態にあり、およびタッチセンサー(23)は対象物によって触れられており、タッチ制御器(24)は感知信号(S23)に従って対象物によってタッチされ、その結果、対応するタッチ結果信号(S24)を生成することを知らせる。プロセッサ(21)はI/Oポート(26)を介してホスト(27)に関連付けられ、ホスト(27)へのタッチ結果信号に応答し、結果として、ホスト(27)の対応するプログラム又は動作の実行を生じる。プログラムまたは動作の実行に基づいて、ホスト(27)はプロセッサ(21)へフィードバック信号を送る。プロセッサ(21)は、タッチ結果信号(S210)と、ホスト(27)からのフィードバック信号とに基づいて表示制御信号(S210)を生成して、画像表示動作の実行中に表示パネル(20)を制御し、それによって表示パネル(20)によって示された画像を変更または決定する。例えば、プロセッサ(21)は、表示制御信号(S210)を介して新しい画像を切り替え、かつ示すように表示パネル(20)を制御する。
【0015】
図2に示されるように、パワーサプライヤー(25)はI/Oポート(26)を介してホスト(27)から動作電圧(Vop)を受け取る。動作電圧(Vop)は、タッチ制御器(24)によって印加された電圧として機能し得る。本開示の実施形態では、動作電圧(Vop)は高電圧レベルで+5Vである。パワーサプライヤー(25)は、制御端子(CON)、入力端子(IN)および出力端子(OUT)をさらに含むスイッチユニット(250)を備える。スイッチユニット(250)の入力端子(IN)は動作電圧(Vop)を受け取り、出力端子(OUT)はタッチ制御器(24)に結合される。
【0016】
さらに、電源スイッチ(22)は、電源オン状態と電源オフ状態との間で切り換える。そして電源スイッチ(22)は、表示状態、または非表示状態の表示パネル(20)を制御するために使用される。プロセッサ(21)は、電源スイッチ(22)の状態を検知することができ、かつ検知結果にしたがって、表示パネル(20)への状態切換信号(S211)と、スイッチユニット(250)の制御端子(CON)への切換信号(S212)を生成することができる。
【0017】
さらに、プロセッサ(21)は電源スイッチ(22)の電源オン状態を検知したとき、プロセッサ(21)は、状態切換信号(S211)を介して表示状態にある表示パネル(20)を制御し、制御信号(S210)に従って表示パネル(20)に画像を示させる。プロセッサ(21)は、また切換信号(S212)を可能にする。実施形態において、切換信号(S212)は高電圧レベルを有する。スイッチユニット(250)は、このモードにおいて、切換信号(S212)に従って入力端子(IN)から出力端子(OUT)に動作電圧(Vop)を送信し、それによって、タッチ制御器(24)に動作電圧(Vop)を供給して、タッチ制御器(24)と動作電圧(Vop)に基づく動作状態にさせる。表示パネル(20)は、通常、画像表示動作を実行し、タッチ制御器(24)はタッチセンサー(23)と関連付けられて、表示状態の表示パネル(20)の存在と、及び作動状態のタッチ制御器(24)の存在とにより、タッチ制御動作を通常実行する。
【0018】
さらに、本開示の実施形態において、電源スイッチ(22)が電源オフ状態であることをプロセッサ(21)が検知すると、プロセッサ(21)は、状態切換信号(S211)を介して非表示状態になるように表示パネル(20)を制御し、表示パネルに画像を示さないようにさせる。そのとき、プロセッサ(21)は切換信号(S212)を不能にする。本実施形態において、切換信号(S212)は低電圧レベルを有する。スイッチユニット(250)は、このモードにおいては、切換信号(S212)に基づいて入力端子(IN)から出力端子(OUT)に動作電圧(Vop)を送信することはできない。タッチ制御器(24)への駆動電圧の不足により、タッチ制御器(24)は非作動状態にあり、その結果、タッチ制御器(24)は、非動作状態のタッチ制御器(24)として、タッチセンサー(23)との関連を停止する。それゆえ、タッチ制御器(24)は、タッチ制御動作を実行せず、プロセッサ(21)への対応するタッチ結果信号(S24)を発生しない。したがって、対象がタッチセンサー(23)に触れると、タッチ結果信号が生成されないため、プロセッサ(21)は動作をしない。それゆえ、結果として、ホスト(27)の障害を生じない。
【0019】
図3は他の開示の実施形態によるタッチディスプレイ装置である。図2および図3に示されるように、同じ構成要素は同じ参照符号で示され得る。図2におけるタッチディスプレイ装置と図3におけるタッチディスプレイ装置との違いは、図3では、パワーサプライヤー(25)がI/Oポート(26)を介してホスト(27)から動作電圧(Vop)を受け取らないということである。図3の実施形態では、I/Oポート(26)は、単にタッチディスプレイ装置(2)とホスト(27)の間の信号送信に使用される。図3の実施形態では、パワーサプライヤー(25)は、外部電源電圧(V30)を受け取り、当該電圧(V30)を動作電圧(Vop)に変換する変換ユニット(30)をさらに備える。実施形態では、外部電源電圧(V30)は、+110Vまたは+220Vの交流電圧であり得る。変換ユニット(30)は、スイッチユニット(250)の入力端子(IN)に、変換によって得られた動作電圧(Vop)を送信する。
【0020】
図4は本開示の実施形態によるスイッチユニット(250)である。図4に示されるように、スイッチユニット(250)は、電圧分割及び電流制限ユニット(40)、バッファユニット(41)、トランジスター(42)、フィルタコンデンサ(43)、(44)およびフィルタインダクター(45)を備えている。電圧分割及び電流制限ユニット(40)は、抵抗器(400)および(401)を含み、抵抗器(400)は、スイッチユニット(250)の制御端子(CON)とノード(N40)の間で連結される。抵抗器(401)は、ノード点(N40)と低電圧レベルを有する参照接地(GND)の間で連結される。
【0021】
バッファユニット(41)は、トランジスター(410)および抵抗器(411)を含み、バッファユニット(41)はバッファ出力信号(S41)を生成する。本開示の実施形態では、トランジスター(410)はNPNバイポーラトランジスタである。トランジスター(410)(制御端子)のベースはノード(N40)に結合され、コレクタ(入力端子)はノード(N41)に結合され、エミッター(出力端子)は参照接地(GND)に結合される。抵抗器(411)は、ノード点(N41)とスイッチユニット(250)の入力端子(IN)の間で連結される。バッファ出力信号(S41)はノード(N41)で生成される。
【0022】
本開示の実施形態では、トランジスター(42)はp−MOSFETトランジスターである。トランジスター(42)(制御端子)のゲートはノード(N41)に結合され、ドレーン端子(入力端子)はスイッチユニット(250)の入力端子(IN)に接合され、ソースはフィルタインダクター(45)を介してスイッチユニット(250)の出力端子(OUT)に結合される。フィルタコンデンサ(43)は、スイッチユニット(250)の入力端子(IN)と、参照接地(GND)の間で連結される。フィルタコンデンサ(44)は、トランジスター(42)のソースと、参照接地(GND)の間で連結される。
【0023】
本開示の実施形態において、電源スイッチが電源オン状態にあることをプロセッサ(21)が検知したとき、プロセッサ(21)は切換信号(S212)を可能にする。上述されるように、この状態で、切換信号(S212)は高電圧レベルを有している。したがって、トランジスター(410)は、高電圧レベルの切換信号(S212)に従って伝導性を有する。さらに、この状態で、ノード(N41)のバッファ出力信号(S41)は低電圧レベルを有する。トランジスター(42)は、低電圧レベルのバッファ出力信号(S41)に従って伝導性を有する。スイッチユニット(250)の入力端子(IN)からの動作電圧(Vop)は、トランジスター(42)およびフィルタインダクター(45)の伝導性を介してスイッチユニット(250)出力端子(OUT)に送信される。したがって、タッチ制御器(24)は、動作電圧(Vop)を受け取り、作動状態にある。
【0024】
他の実施形態において、電源スイッチが電源オフ状態にあることをプロセッサ(21)が検知したとき、プロセッサ(21)は切換信号(S212)を不能にする。この場合、切換信号(S212)は低電圧レベルを有する。それゆえ、トランジスター(410)は定電圧レベルの切換信号(S212)にしたがって閉じられる。さらに、この場合、ノード点(N41)のバッファ出力信号(S41)は、スイッチユニット(250)の入力端子(IN)からの動作電圧(Vop)に従う高電圧レベルを有している。トランジスター(42)は、高電圧レベルのバッファ出力信号(S41)に従って閉じる。スイッチユニット(250)の入力端子(IN)からの動作電圧(Vop)は、出力端子(OUT)に送信されない。動作電圧(Vop)が存在しないので、タッチ制御器(24)は非作動状態にある。
【0025】
特定の実施形態が示され、記載される一方で、様々な変形および置換が、開示の精神および範囲から逸脱せずに、なされ得る。したがって、本開示があくまでも例示によって記載されたものであり、限定ではないことが理解される。
【符号の説明】
【0026】
2 タッチディスプレイ装置
20 表示パネル
21 プロセッサ
22 電源スイッチ
23 タッチセンサー
24 タッチ制御器
25 パワーサプライヤー
26 I/Oポート
27 ホスト
30 変換ユニット
40 電圧分割および電流制限ユニット
41 バッファユニット
42 トランジスター
250 スイッチユニット
40,401 抵抗器
411 抵抗器
CON 制御端子
IN 入力端子
OUT 出力端子
N41 ノード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチディスプレイ装置であって、
表示状態における画像表示動作を実行する表示パネル、
動作状態においてタッチ制御動作を実行するタッチ制御器、および
前記タッチ制御器に結合され、かつタッチ制御器に動作電圧を供給するように構成されたパワーサプライヤー
を備え、
前記表示パネルが非表示状態である場合、前記パワーサプライヤーが、前記タッチ制御器に前記動作電圧を供給しないことを可能にし、前記タッチ制御器が非作動状態である
ことを特徴とするタッチディスプレイ装置。
【請求項2】
電源オン状態と電源オフ状態の間で切り替える電源スイッチ、および
前記電源スイッチの状態を検出し、かつ前記電源スイッチの状態に基づいて、前記表示パネルおよび前記パワーサプライヤーを制御するプロセッサ
をさらに備える請求項1記載のタッチディスプレイ装置。
【請求項3】
前記電源スイッチが電源オフ状態であることを前記プロセッサが検知すると、前記プロセッサは前記表示パネルを非表示状態に制御し、前記タッチ制御器に前記動作電圧を供給しないように前記パワーサプライヤーを制御し、それによって、前記タッチ制御器が非作動状態であり、
前記電源スイッチが電源オン状態にあることを前記プロセッサが検知すると、前記プロセッサは前記表示パネルを前記表示状態に制御し、前記タッチ制御器に前記動作電圧を供給するように前記パワーサプライヤーを制御し、それによって前記タッチ制御器が作動状態である請求項2記載のタッチディスプレイ装置。
【請求項4】
前記パワーサプライヤーは前記プロセッサから切換信号を受け取る制御端子を備えたスイッチユニットと、前記動作電圧を受け取る入力端子と、前記タッチ制御器に結合された出力端子とを備え、
前記電源スイッチが電源オフ状態であることを前記プロセッサが検知すると、前記プロセッサは、前記スイッチユニットの前記出力端子へ動作電圧を送信しないように前記スイッチユニットを制御する切換信号を不能にし、それによって前記タッチ制御器が非作動状態であり、
電源スイッチが電源オン状態にあることを前記プロセッサが検知すると、前記プロセッサは、前記スイッチユニットの前記出力端子へ前記動作電圧を送信するように、前記切換信号が前記スイッチユニットを制御することを可能にし、その結果前記タッチ制御器が前記動作電圧を受け取り、前記作動状態である請求項2記載のタッチディスプレイ装置。
【請求項5】
前記スイッチユニットが、
前記スイッチユニットの前記制御端子に結合された電圧分割および電流制限回路、
前記電圧分割および電流制限回路を介して前記切換信号を受け取り、前記切換信号に基づいてバッファ出力信号を生成するバッファ回路、および
前記バッファ出力信号を受け取る制御端子、前記スイッチユニットの前記入力端子に結合された入力端子、および前記スイッチユニットの前記出力端子に結合された出力端子を含む第1のトランジスター
を備え、
前記プロセッサが前記切換信号を逆にすることができるとき、前記バッファ回路は、前記第1のトランジスターを閉じるために前記バッファ出力信号を生成し、および
前記プロセッサが切換信号を可能にするとき、前記バッファ回路は、前記第1のトランジスターをオンにするために前記バッファ出力信号を生成する
請求項4記載のタッチディスプレイ装置。
【請求項6】
前記電圧分割および電流制限回路が、
前記スイッチユニットの前記制御回路と第1のノードとの間に結合された第1の抵抗器、および
前記第1のノードと参照接地との間に結合された第2の抵抗器
を備え、
前記バッファ回路が、
前記第1のノードに結合された制御端子、第2のノードに結合された入力端子、および前記参照接地に結合された出力端子を含む第2のトランジスター、および
前記第2のノードと前記スイッチユニットの前記入力端子との間に結合された第3の抵抗器
を備え、前記バッファ出力信号は前記第2のノードで生成される請求項5記載のタッチディスプレイ装置。
【請求項7】
前記スイッチユニットが、
前記スイッチユニットの前記入力端子と、前記参照接地との間で結合された第1のコンデンサー、
前記第1のトランジスターの前記入力端子と前記参照接地との間で結合された第2のコンデンサー、および
前記第1のトランジスターの前記出力端子と前記スイッチユニットの前記出力端子との間に結合されたインダクター
をさらに備える請求項6記載のタッチディスプレイ装置。
【請求項8】
I/Oポートをさらに備え、前記パワーサプライヤーが前記I/Oポートを介して前記動作電圧を受け取り、前記タッチディスプレイ装置が、前記I/Oポートを介してホストに接続されて、前記ホストからの前記動作電圧を受け取り、前記ホストへデータを送信する請求項1記載のタッチディスプレイ装置。
【請求項9】
前記パワーサプライヤーが、外部電圧を受け取り、前記外部電圧を前記動作電圧に変換する変換ユニットを備える請求項1記載のタッチディスプレイ装置。
【請求項10】
I/Oポートをさらに備え、前記タッチディスプレイ装置が、データ伝送のために前記I/Oポートを介してホストに接続される請求項9記載のタッチディスプレイ装置。
【請求項11】
前記タッチディスプレイ装置上にタッチを感知し、複数のセンサー信号を生成するタッチセンサーをさらに備え、
前記電源スイッチが前記電源オン状態にあることを前記プロセッサが検知すると、前記タッチ制御器が作動状態であり、前記センサー信号に基づいてタッチ結果信号を生成するためにタッチ制御動作を実行し、
前記電源スイッチが前記電源オフ状態にあることを前記プロセッサが検知すると、前記タッチ制御器は非作動状態にあり、前記タッチ制御動作を実行しない請求項1記載のタッチディスプレイ装置。
【請求項12】
電源スイッチが前記電源オン状態にあることを前記プロセッサが検知すると、前記プロセッサが前記表示パネルを前記表示状態に制御して、前記タッチ結果信号に基づいて画像表示動作を実行するように前記表示パネルを制御し、前記電源スイッチが前記電源オフ状態にあることを前記プロセッサが検知すると、前記プロセッサが、前記表示パネルを非表示状態に制御して、ついで前記タッチディスプレイが画像を表示しない請求項11記載のタッチディスプレイ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−97791(P2013−97791A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−230326(P2012−230326)
【出願日】平成24年10月17日(2012.10.17)
【出願人】(512268859)ティーピーケイ タッチ システムズ (シャーメン) インク. (1)
【Fターム(参考)】