説明

タッチペン

【課題】構造が簡単であり、使用便利で且つ異なる伸長長さを有するタッチペンを提供する。
【解決手段】タッチペンは、中空の第一スリーブ10と、第一スリーブと同じサイズを有する中空の第二スリーブ20と、第一スリーブ内に装着固定される第一ドローバーと、第二スリーブ内に装着固定される第二ドローバーと、一端は第一ドローバーを被せて第一スリーブ内に収納され、他端は第二ドローバーを被せて第二スリーブ内に収納される第三スリーブ50と、第二スリーブの一端に固定される筆先部と、第三スリーブの両端に別々装着される2つの位置決めピンと、を備えてなる。第一ドローバー及び第二ドローバーの側面にはそれぞれスライド溝を有し、且つ2つの位置決めピンはそれぞれ第一ドローバーのスライド溝の対向する両端及び第二ドローバーのスライド溝の対向する両端に解除可能に係止することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチペンに関し、特に携帯電子装置に用いられるタッチペンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
タッチパネル技術の発展に伴い、現在市販されている携帯電話、個人用携帯情報端末(PDA)及びパソコン等の携帯式電子装置は殆んどタッチスクリーンを採用する。これらの携帯式電子装置は、一般的にタッチペンを入力手段とする。
【0003】
従来のタッチペンは、通常携帯式電子装置の内部に内蔵されており、使用する時、前記タッチペンを携帯式電子装置の蓋体から抜き出す。しかし、携帯式電子装置の蓋体の長さが短いため、それに挿入されるタッチペンも短く設計しなければならない。従って、タッチペンの長さは制限されて、利用者に不便を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の問題を解決するために、伸縮できるタッチペンがたくさん設計されたが、既存の伸縮式タッチペンは一段階だけ伸長できるため、その伸長された後の長さが有限であり、ユーザーの多様化なニーズに満たさない。
【0005】
そこで、本発明は、以上の問題点に鑑みて、構造が簡単であり、使用便利で且つ異なる伸長長さを有するタッチペンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記問題を解決するために、本発明に係るタッチペンは、中空の第一スリーブと、前記第一スリーブと同じサイズを有する中空の第二スリーブと、前記第一スリーブ内に装着固定される第一ドローバーと、前記第二スリーブ内に装着固定される第二ドローバーと、一端は前記第一ドローバーを被せて前記第一スリーブ内に収納され、他端は前記第二ドローバーを被せて前記第二スリーブ内に収納される第三スリーブと、前記第二スリーブの一端に固定される筆先部と、前記第三スリーブの両端に別々装着される2つの位置決めピンと、を備えてなる。前記第一ドローバー及び前記第二ドローバーの側面にはそれぞれスライド溝が形成され、且つ前記2つの位置決めピンはそれぞれ前記第一ドローバーのスライド溝の対向する両端及び前記第二ドローバーのスライド溝の対向する両端に解除可能に係止することができる。前記2つの位置決めピンを同時に前記第一ドローバーのスライド溝及び前記第二ドローバーのスライド溝に沿ってスライドさせて、前記第一ドローバー及び前記第二ドローバーを同時に前記第三スリーブに対して伸縮させるか、または前記2つの位置決めピンの中の一方を前記第一ドローバーのスライド溝又は前記第二ドローバーのスライド溝に沿ってスライドさせて、前記第一ドローバー及び前記第二ドローバーの中の一方を前記第三スリーブに対して伸縮させる。
【発明の効果】
【0007】
従来の技術に比べて、本発明に係るタッチペンの第三スリーブの両端には、第一ドローバー及び第二ドローバーがスライド可能に装着される。前記第一ドローバーに固定連結される第一スリーブ又は前記第二ドローバーに固定連結される第二スリーブを引張るか又は推進することにより、前記第一ドローバー又は前記第二ドローバーを前記第三スリーブに対して伸長させるか又は収縮させることができる。また、前記第一ドローバー及び前記第二ドローバーを同時に前記第三スリーブから引出して、両者を別々に前記第三スリーブに対して伸長させることもできる。従って、本発明のタッチペンは異なる長さに伸長することができ、使用に便利である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明に係るタッチペンの立体分解図である。
【図2】図1に示したタッチペンの組立図である。
【図3】図2に示したタッチペンのIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図3に示したタッチペンが伸長された状態での断面図である。
【図5】図4に示したタッチペンのキャップが取外された状態での断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のタッチペンは、携帯電話、個人用携帯情報端末(PDA)及びパソコン等のような携帯電子装置に適用する。
【0010】
図1に示したように、本発明のタッチペン100は、中空の第一スリーブ10と、中空の第二スリーブ20と、第一ドローバー30と、第二ドローバー40と、中空の第三スリーブ50と、前記第二スリーブ20の一端に固定される筆先部60と、前記筆先部60を被せるキャップ70と、2つの固定ピン80と、2つの位置決めピン90と、を備える。前記第一ドローバー30及び前記第二ドローバー40は、別々に1つの固定ピン80を介して前記第一スリーブ10及び前記第二スリーブ20内に装着して固定される。前記第一ドローバー30及び前記第二ドローバー40は、全て前記第三スリーブ50にスライド可能に収納されて、且つ前記第三スリーブ50の対向する両端から伸び出すことができる。前記2つの位置決めピン90を介して、前記第一ドローバー30及び前記第二ドローバー40の前記第三スリーブ50に対する伸長位置を限定することができる。前記タッチペン100を組立てた後、前記第三スリーブ50の両端がそれぞれ前記第一スリーブ10及び前記第二スリーブ20内に収納される。
【0011】
前記第一スリーブ10は略方形の断面を有する中空管であって、4つの管壁13により囲んで形成され、且つ長手軸方向に沿って前記第一ドローバー30を収納するための中空部11が設けられている。前記第一スリーブ10の、対向して設置される2つの管壁13の一端には、それぞれ1つの固定穴131が同軸に設けられている。前記固定ピン80の両端は別々に前記2つの固定穴131を貫き、且つ前記固定ピン80の両端は別々に前記2つの固定穴131に緊密に係止される。
【0012】
前記第二スリーブ20は、前記第一スリーブ10と同じ形状やサイズを有する。前記第二スリーブ20の前記第一スリーブ10から離れた一端の対向する2つの管壁には、それぞれ1つの固定穴211が同軸に設けられている。前記固定ピン80の両端は別々に前記2つの固定穴211を貫き、且つ前記固定ピン80の両端は別々に前記2つの固定穴211に緊密に係止される。
【0013】
前記第一ドローバー30は、順次に連接するロッド部31、固定部33及びフランジ部35を備える。前記ロッド部31は横断面が略矩形を呈する柱状体であり、その対向する2つの側壁311には、前記側壁311を貫通するスライド溝313が設けられている。前記スライド溝313は細長い貫通溝であり、前記位置決めピン90は前記スライド溝313内にスライド可能に設置される。前記固定部33には、前記固定部33を貫通する取付孔331が設けられており、前記取付孔331の延在方向は前記スライド溝313の延在方向に直交する。前記第一ドローバー30を前記第一スリーブ10内に装着して、前記取付孔331と前記固定穴131との位置を合わせてから、前記固定ピン80を前記1つの固定穴131、前記取付孔331及び前記他の1つの固定穴131に順次に貫通することにより、前記第一ドローバー30を前記第一スリーブ10に固定する。前記フランジ部35は、略方形の板状体であり、その形状及びサイズは前記中空部11にほぼ一致するので、前記タッチペン100を組立てた後、前記フランジ部35で前記第一スリーブ10の端部開口を塞ぐ。
【0014】
図3に示すように、前記スライド溝313の両端にはそれぞれ1つのロック穴315が設けられており、各々のロック穴315は1つのチャンネル317を介して前記ガイド溝313に連通する。前記位置決めピン90の横断面の直径は、前記ロック穴315の内径と等しいが、前記チャンネル317の幅より大きい。これにより、前記位置決めピン90は前記ロック穴315内に滑り込んだ後、前記ロック穴315内に安定して停留される。各々のロック穴315の前記チャンネル317に背離する片側には、1つのスリット319が設けられている。前記スリット319が存在するため、前記位置決めピン90が前記チャンネル317から前記ロック穴315内に滑り込む際に、前記ロック穴315を形成する側壁が拡張し易い。前記位置決めピン90が前記ロック穴315内に滑り込んだ後、前記ロック穴315を形成する側壁は弾性回復して、前記位置決めピン90をしっかりと挟持する。
【0015】
前記第二ドローバー40は、ロッド部41及び前記ロッド部41に連結する固定部43を備える。前記ロッド部41の形状、サイズ又は具体的な構造は、前記第一ドローバー30のロッド部31にまったく同じであるので、ここで詳しい説明を省略する。前記固定部43には、前記固定ピン80を装着するための貫通孔431が設けられている。
【0016】
前記第三スリーブ50は略方形の断面を有する中空管であって、その長手軸方向に沿って前記第一ドローバー30及び前記第二ドローバー40を収納するための中空部51が設けられている。前記第三スリーブ50の両端には、前記位置決めピン90を装着するための2つの位置決め穴53がそれぞれに設けられている。
【0017】
前記筆先部60は、主体部61及び前記主体部61から延伸するタッチ部63を含む。前記主体部61と前記タッチ部63との接続部位にはリング状の係止溝65が形成されている。前記主体部61は中空の柱状体であり、軸方向に沿って前記固定部43を収納するための中空部611が設けられている。前記主体部61の対向する2つの側壁の一端には、別々に1つの固定穴613が設けられている。前記固定部43を前記中空部611内に収納して、前記固定穴613と前記貫通孔43との位置を合わせてから、前記固定ピン80を前記第二スリーブ20の1つの固定穴211、前記筆先部60の主体部61の1つの固定穴613、前記第二ドローバー40の固定部43の貫通孔431、前記筆先部60の主体部61の他の1つの固定穴613及び前記第二スリーブ20の他の1つの固定穴211に順次に貫通させることにより、前記第二ドローバー40、前記筆先部60及び前記第二スリーブ20を一体に固定する。前記タッチ部63は略円錐状を呈し、前記携帯式電子装置のタッチパネルをタッチするために用いられる。
【0018】
前記キャップ70は周壁711によって囲まれて形成され、且つ前記キャップ70の一端には、長手軸方向に沿って前記タッチ部63を収納するための中空部71が設けられている。前記周壁711の内周面には、2つの突起部713(図5を参照)が設けられており、前記突起部713を前記筆先部60の係止溝65に係合することにより、前記キャップ70を前記筆先部60に固定する。
【0019】
以下、図1ないし図3を参照しながら、本発明のタッチペン100の組立ステップについて詳細に説明する。
【0020】
まず、前記第一ドローバー30及び前記第二ドローバー40を、別々に前記第三スリーブ50の両端から前記中空部51内に装着して、前記第一ドローバー30のロッド部31と前記第二ドローバー40のロッド部31とを対向させる。前記第一ドローバー30の一端のロック穴315と前記第三スリーブ50の一端の位置決め穴53との位置を合せてから、前記位置決めピン90を前記第三スリーブ50の一端の1つの位置決め穴53、前記第一ドローバー30の一端の1つのロック穴315、前記第一ドローバー30の一端の他の1つのロック穴315、前記第三スリーブ50の一端の他の1つの位置決め穴53に順次に貫通させて、前記位置決めピン90の両端をそれぞれ前記第三スリーブ50の一端の2つの位置決め穴53に緊密に係止することにより、前記第一ドローバー30を前記第三スリーブ50内にスライド可能に装着する。ついで、同じ方法で前記第二ドローバー40を前記第三スリーブ50内にスライド可能に装着する。
【0021】
次に、前記第一スリーブ10を第三スリーブ50の一端に被せると共に、前記第一スリーブ10の固定穴131と前記第一ドローバー30の取付孔331との位置を合せてから、前記固定ピン80を前記第一スリーブ10の1つの固定穴131、前記第一ドローバー30の取付孔331、前記第一スリーブ10の他の1つの固定穴131に順次に貫通させて、前記固定ピン80の両端をそれぞれ前記第一スリーブ10の2つの固定穴131に緊密に係止することにより、前記第一ドローバー30の他端を前記第一スリーブ10に固定する。
【0022】
次に、前記第二ドローバー40の固定部43を前記筆先部60の中空部611内に収納してから、前記第二スリーブ20を前記タッチ部63を経由して前記第三スリーブ50の他端に被せると共に、前記第二スリーブ20の固定穴211と、前記筆先部60の主体部61の固定穴613と、前記第二ドローバー40の固定部43の貫通孔431と、の位置を合せてから、前記固定ピン80を前記第二スリーブ20の1つの固定穴211、前記筆先部60の主体部61の1つの固定穴613、前記第二ドローバー40の固定部43の貫通孔431、前記筆先部60の主体部61の他の1つの固定穴613、前記第二スリーブ20の他の1つの固定穴211に順次に貫通させて、前記固定ピン80の両端をそれぞれ前記第二スリーブ20の2つの固定穴211に緊密に係止することにより、前記第二ドローバー40の他端及び前記筆先部60を前記第二スリーブ20に固定する。
【0023】
最後に、前記キャップ70を前記筆先部60に被せて、前記タッチ部63を前記キャップ70の中空部71内に収納すると共に、前記キャップ70の周壁711の内周面の突起部713を前記筆先部60の係止溝65内に係合する。これで、前記タッチペン100の組立てを完成する。
【0024】
図3乃至図5に示すように、前記タッチペン100を使用する場合、前記第一スリーブ10及び前記キャップ70を相反する方向に向って同時に引張ると、前記第一ドローバー30及び前記第二ドローバー40は、前記第一スリーブ10及び前記キャップ70に連動されて前記第三スリーブ50の両端からそれぞれ引き出される。これと同時に、前記第三スリーブ50の両端に装着された2つの位置決めピン90は、それぞれ前記第一ドローバー30のスライド溝313及び前記第二ドローバー40のスライド溝(図示せず)に沿ってスライドする。続けて前記第一スリーブ10及び前記キャップ70を引張ると、前記2つの位置決めピン90は別々に前記第一ドローバー30のロック穴315及び前記第二ドローバー40のロック穴内に滑り込んで係止される。最後に、もっと大きい牽引力で前記キャップ70を引張って、前記キャップ70の突起部713と前記係止溝65との係合力を克服すれば、前記キャップ70を取り外すことができる。このように前記タッチペン100が完全に長く伸長された。
【0025】
また、前記タッチペン100をより短くする必要があれば、左手で前記第三スリーブ50を固定し、右手で前記第二スリーブ20に向って前記第一スリーブ10を推進すると、前記第一ドローバー30は前記第一スリーブ10に連動されて前記第三スリーブ50内に滑り込み、前記位置決めピン90は前記第一ドローバー30の前記固定部33に近いロック穴315内に係止される。それとも、右手で前記第三スリーブ50を固定し、左手で前記第一スリーブ10に向って前記第二スリーブ20を推進すると、前記第二ドローバー40は前記第二スリーブ20に連動されて前記第三スリーブ50内に滑り込み、前記位置決めピン90は前記第二ドローバー40の前記固定部43に近いロック穴内に係止される。
【0026】
本発明のタッチペン100において、前記第一ドローバー30及び前記第二ドローバー40は別々に前記第三スリーブ50の両端にスライド可能に装着される。前記第一ドローバー30に固定連結される第一スリーブ10又は前記第二ドローバー40に固定連結される第二スリーブ20を引張るか又は推進することにより、前記第一ドローバー30又は前記第二ドローバー40を前記第三スリーブ50に対して伸長させるか又は収縮させることができる。また、前記第一ドローバー30及び前記第二ドローバー40を同時に前記第三スリーブ50から引出して、両者を前記第三スリーブ50に対して伸長させることができる。従って、本発明のタッチペン100は異なる長さに伸長されることができ、使用に便利である。
【0027】
以上、本発明の好適な実施例について詳細に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形又は修正が可能であり、該変形又は修正も又、本発明の特許請求の範囲内に含まれるものであることは、いうまでもない。
【符号の説明】
【0028】
10 スリーブ
11 中空部
13 管壁
20 第一スリーブ
30 第一ドローバー
31 ロッド部
33 固定部
35 フランジ部
40 第二ドローバー
41 ロッド部
43 固定部
50 第三スリーブ
51 中空部
53 位置決め穴
60 筆先部
61 主体部
63 タッチ部
65 係止溝
70 キャップ
71 中空部
80 固定ピン
90 位置決めピン
100 タッチペン
131 固定穴
211 固定穴
311 側壁
313 スライド溝
315 ロック穴
317 チャンネル
319 スリット
331 取付孔
431 貫通孔
611 中空部
613 固定穴
711 周壁
713 突起部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
中空の第一スリーブと、
前記第一スリーブと同じサイズを有する中空の第二スリーブと、
前記第一スリーブ内に装着固定される第一ドローバーと、
前記第二スリーブ内に装着固定される第二ドローバーと、
一端は前記第一ドローバーを被せて前記第一スリーブ内に収納され、他端は前記第二ドローバーを被せて前記第二スリーブ内に収納される第三スリーブと、
前記第二スリーブの一端に固定される筆先部と、
前記第三スリーブの両端に装着される2つの位置決めピンと、
を備えてなるタッチペンであって、
前記第一ドローバー及び前記第二ドローバーの側面にはそれぞれスライド溝が形成され、且つ前記2つの位置決めピンはそれぞれ前記第一ドローバーのスライド溝の対向する両端及び前記第二ドローバーのスライド溝の対向する両端に解除可能に係止することができ、前記2つの位置決めピンを同時に前記第一ドローバーのスライド溝及び前記第二ドローバーのスライド溝に沿ってスライドさせて、前記第一ドローバー及び前記第二ドローバーを同時に前記第三スリーブに対して伸縮させるか、または前記2つの位置決めピンの中の一方を前記第一ドローバーのスライド溝又は前記第二ドローバーのスライド溝に沿ってスライドさせて、前記第一ドローバー及び前記第二ドローバーの中の一方を前記第三スリーブに対して伸縮させることを特徴とするタッチペン。
【請求項2】
前記スライド溝の両端にはそれぞれ1つのロック穴が設けられ、各ロック穴は1つのチャンネルを介して前記スライド溝に連通し、
前記位置決めピンの横断面の直径は前記ロック穴の内径と等しいが、前記チャンネルの幅より大きく、
前記位置決めピンを前記ロック穴に係止することにより、前記第一ドローバー又は前記第二ドローバーを前記第三スリーブにロックすることを特徴とする請求項1に記載のタッチペン。
【請求項3】
前記第一ドローバー及び前記第二ドローバーを別々に前記第一スリーブ及び前記第二スリーブ内に装着固定するための2つの固定ピンをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のタッチペン。
【請求項4】
前記第一ドローバーの一端には取付孔が設けられており、前記第一スリーブの一端には2つの固定穴が同軸に対向して設けられており、
前記1つの固定ピンを前記第一スリーブの1つの固定穴、前記第一ドローバーの取付孔及び前記第一スリーブの他の1つの固定ピンに順次に貫通させ、且つその両端をそれぞれ前記第一スリーブの2つの固定穴に緊密に係止することにより、前記第一ドローバーを前記第一スリーブに固定することを特徴とする請求項3に記載のタッチペン。
【請求項5】
前記第二ドローバーの一端には貫通孔が設けられており、前記筆先部は中空部及び同軸に対向して設けられる2つの固定穴を備え、前記第二スリーブの一端には2つの固定穴が設けられており、
前記第二ドローバーの一端は前記筆先部の中空部に収納され、前記もう1つの固定ピンを前記第二スリーブの1つの固定穴、前記筆先部の1つの固定穴、前記第二ドローバーの貫通孔、前記筆先部の他の1つの固定穴、及び前記第二スリーブの他の1つの固定穴に順次に貫通させ、且つその両端をそれぞれ前記第二スリーブの2つの固定穴に緊密に係止することにより、前記第二スリーブ、前記筆先部及び前記第二ドローバーを一体に固定することを特徴とする請求項4に記載のタッチペン。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−192265(P2011−192265A)
【公開日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−443(P2011−443)
【出願日】平成23年1月5日(2011.1.5)
【出願人】(505177003)深▲セン▼富泰宏精密工業有限公司 (138)
【出願人】(508155310)富士康(香港)有限公司 (185)
【Fターム(参考)】