説明

タンポン除去用具

1種以上の悪臭中和剤、香料、鎮痛剤を含む薬剤、抗菌剤、潤滑剤および/またはモイスチャライザ、カラーコード、色合い調節剤、オプティカルエンハンサ、層変化、ポリマー改質、または表面改質を含む、および視覚刺激体および/または識別体を有するタンポン除去用具が提供される。

【発明の詳細な説明】
【発明の概要】
【0001】
関連出願に対するクロスリファレンス
本出願は、2006年8月29日に出願した米国仮特許出願第60/840,886号の利益を主張し、その内容を本明細書の一部として本願に援用する。
【0002】
発明の背景
1.発明の分野
本発明は、一般的に、タンポン除去用具に関する。より特には、本発明は、通常のタンポン除去用具の能力に加えて、1つ以上の特性を有するタンポン除去用具に関する。この1つ以上の特性は、タンポン除去用具における、悪臭中和剤(malodor counteractant)、香料、薬剤、潤滑剤および/またはモイスチャライザ、抗菌剤、視覚刺激体(visual stimulator)、層改質剤(ply modification)、ポリマー改質剤、または表面改質剤の1つ以上の含有により達成される。
【0003】
2.関連技術の記載
タンポンまたはタンポン綿撒糸は、使用後のタンポンの除去のためのヒモを有する。このヒモは、通常、糸の単一層または複重層から作製されている。一般的に、タンポンのヒモは、体内から綿撒糸を除去するために使用者により使用されるのみである。
【0004】
綿撒糸が、体液、例えば膣からの月経液を吸収した際に、タンポンヒモに吸収させるまたは表示させる必要がある。
【0005】
他の性質および、その結果使用者への利益を有するタンポンヒモについての要求がある。
【0006】
発明の概要
本発明は、使用者の身体の内側および/または外側の臭気の低減のために悪臭中和剤を含有するタンポンまたはタンポン綿撒糸除去用具を提供する。
【0007】
本発明は、また、使用者の身体の内側および/または外側の臭気の低減のために香料を含有するタンポン除去用具を提供する。
【0008】
本発明は、さらに、使用者の身体の内側および外側に薬剤を施すために薬剤を含有するタンポン除去用具を提供する。
【0009】
本発明は、さらに、使用者の身体へのタンポン綿撒糸の挿入および身体からのタンポン綿撒糸の取出しを容易にするために潤滑剤および/またはモイスチャライザを含有するタンポン除去用具を提供する。
【0010】
本発明は、さらに、使用者の身体の内側および外側のバクテリアの減少のために抗菌剤を含有するタンポン除去用具を提供する。
【0011】
本発明は、また、カラーコード、色合い調節剤(color modification)、オプティカルエンハンサ(optical enhancer)を含む、および視覚刺激体および/または認定(identification)有するタンポン除去用具を提供する。
【0012】
本発明は、さらに、層改質、ポリマー改質、または表面改質を有するタンポン除去用具を提供する。
【0013】
本発明のこれらの他の目的および利点は、以下:悪臭中和剤、香料、薬剤、潤滑剤および/またはモイスチャライザ、抗菌剤、視覚刺激体、層、ポリマー改質剤、表面改質剤、またはこれらのいずれもの組み合わせの1種以上を含有するタンポン除去用具により達成される。
【0014】
本開示の上記した他の特徴および利点は、以下の詳細な記載から当業者には理解される。
【0015】
発明の詳細な記載
本発明は、タンポンまたはタンポン綿撒糸除去用具またはヒモに関する。本発明のタンポン除去用具は、使用者からタンポンを除去する能力に加えて、1つ以上の利点を有する。この利点は、1種以上の成分を除去用具に加えるまたは塗布することにより達成される。このような成分は、視覚刺激体、例えばカラーコードまたは色合い調節またはオプティカルエンハンサを含み得る。また、このような利点は、除去用具に対する層改質、ポリマー改質、または表面改質により達成され得る。
【0016】
既知のタンポン除去ヒモは、互いに撚られたまたは織られた糸の多重ストランドまたは層を有する。本発明の除去用具は、体腔からタンポンを取り出すために用いられ得るいずれもの材料であり得る。このような材料は、限定されないが、天然繊維および糸、合成繊維および糸、織テープ、編テープ、押出テープ、被覆テープ(coated tape)、スパンボンドテープ、フェルト、またはこれらのいずれもの組み合わせを含む。好ましくは、本発明のタンポン除去用具は、糸の多重に織られた層、紡糸層、糸の紡績層、糸の編まれた層、クローシェ編み層、糸のブレイデッド層、および/または糸の押出層(extruded ply)を有する。
【0017】
好ましくは、タンポン除去用具は、約500デニール〜約10000デニール、およびより好ましくは約1500デニール〜約3000デニールの材料である。デニールは、9000メートルにつきグラムでの重量に等しい値である。好ましくは、タンポン除去用具は、約2インチ〜約24インチ、より好ましくは約4インチ〜約6インチの長さを有する。
【0018】
本発明のタンポン除去用具の利点は、ひとつには、以下:使用者の身体の内側および/または外側の臭気の低減のための悪臭中和剤、使用者の身体の外側の臭気の低減のための香料、使用者の身体の内側および外側への薬剤および/または鎮痛剤、使用者の身体へのタンポン綿撒糸の挿入および身体からのタンポン綿撒糸の取出しを促進するために潤滑剤および/またはモイスチャライザ、または使用者の身体の内側および/または外側のバクテリアの減少のための抗菌剤の1種以上の包含により達成される。
【0019】
悪臭中和剤は、好ましくは臭気吸着剤である、臭気軽減材料である。悪臭中和剤は、体液に関連する身体の外側への臭気よけを提供するための、体液、例えば月経液、尿、汗、または糞便から発散される臭気を吸着する、抑制する、中和する、低減させる、および/または除去することができるいずれもの適切な材料であり得る。
【0020】
適切な悪臭中和剤は、1種以上のゼオライト、グリセリン化合物、天然油、可溶性天然化合物の溶液、天然植物エキスおよびハーブエキス、自然発生する脱臭活性剤、酸、塩基、酸化防止剤、キレート剤、アルデヒド、エステル、酸化剤、生物物質、表面活性剤、表面活性ポリマー、Shaw Mudge により製造されている、商標名 Shaw Mudge Spring Fresh 49630-A で製造販売されている組成物、およびこれらのいずれもの組み合わせである。
【0021】
悪臭中和剤は、除去用具の総重量に基づいて、約0.025重量%(w/w)〜約5.0重量%の両で存在し得る。好ましくは、悪臭中和剤は、除去デバイスの総重量に基づいて、約0.5重量%〜約2.5重量%の量で存在する。
【0022】
本発明において使用するためのゼオライトは粉末化した状態か、粒状の形態にあり得る。好ましくは、ゼオライトは天然ゼオライトである。
【0023】
本発明における使用に適切なグリセリンは、限定されないが、グリコール酸、ステアリン酸グリセリン、グリセリンモノラウレート、グリセリンモノアルキルエーテル、またはこれらのいずれもの組み合わせを含む。
【0024】
適切なアルデヒドは、限定されないが、芳香族基により置換された、非環式脂肪族、非テルペン系脂環式、テルペン系、脂肪族アルデヒド、二官能性の、芳香環と共役するアルデヒド基のアルファ位における炭素によってもたらされる不飽和度を有するアルデヒド、芳香環によりもたらされる官能基を有するアルデヒド、またはこれらのいずれもの組み合わせを含む。
【0025】
本発明のタンポン除去用具における使用に適した天然油は、限定されないが、ヒバ油、ティーツリー油、キランソウ(hypericon)油、ローズマリー油、チョウジ油、ジンジャー油、ウコン油、カモミール油、レモングラス油、タイム油、アキレア(achillea)油、トゥラシ(thulasi)油、クラリーセージ油、シダー(ヒノキ)油、またはこれらのいずれもの組み合わせを含む。
【0026】
可溶性天然化合物は、限定されないが、クロロフィルを含む。
【0027】
本発明のタンポン除去用具における使用に適した天然植物エキスおよびハーブエキスは、限定されないが、緑茶エキスを含む。
【0028】
本発明のタンポン除去用具における使用に適した自然発生する脱臭活性剤は、限定されないが、ファルネソール、フェノキシエタノール、アルカリロダニド(alkali rhodanide)、リナロール、シトロネロール、ゲラニオール、フェネチルアルコール、またはこれらのいずれもの組み合わせを含む。
【0029】
本発明における使用に適した酸は、限定されないが、クエン酸、酢酸、ウンデシレン酸、ウンデシレン酸エステル、ウンデシレン酸の塩、身体における使用に安全である有機酸、またはこれらのいずれもの組み合わせを含む。
【0030】
本発明における悪臭中和剤としての使用に適した塩基は、限定されないが、アンモニア、トリエタノールアミン、またはこれらのいずれもの組み合わせを含む。
【0031】
本発明における悪臭中和剤としての使用に適した酸化防止剤は、限定されないが、イソアスコルビン酸を含むアスコルビン酸、ビタミンE、およびこれらのいずれもの組み合わせを含む。
【0032】
本発明における悪臭中和剤としての使用に適したキレート剤は、限定されないが、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ニトリロ三酢酸(NTA)、これら2つの材料の無機塩、またはこれらのいずれもの組み合わせを含む。
【0033】
本発明における悪臭中和剤としての使用に適したエステルは、限定されないが、クロトン酸ゲラニル、フマル酸ジヘキシルを含む。
【0034】
本発明における悪臭中和剤としての使用に適した酸化剤は、限定されないが、過酸化水素、次亜塩素酸ナトリウム、またはこれらのいずれもの組み合わせを含む。
【0035】
本発明における悪臭中和剤としての使用に適した生物物質は、限定されないが、細菌胞子、酵素、またはこれらのいずれもの組み合わせを含む。
【0036】
ある種の表面活性剤を、悪臭中和剤性質を提供するために、本発明における悪臭中和剤として用いることができる。このような悪臭中和表面活性剤は、限定されないが、ナトリウムアルキルエトキシスルファート、アルキルアルコキシル化リン酸エステルナトリウム塩、ナトリウムスルホコハク酸のジオクチルエステル、スルホコハク酸ジオクチル、ポリカルボン酸のアンモニウム塩、複合(complex)有機リン酸エステルのナトリウム塩、アンモニウムラウリルエーテルスルファート、ポリオキシエチレン含有ポリオキシエチレンステアリン酸、ポリエチレン20、ポリオキシエチレン40水添ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアラートおよびポリオキシエチレン20ソルビタンモノステアラート、アルカノールアミド、イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレンブロックコポリマー、グリセロールモノオレアート/ジオレアート、グリコールジステアラート、エトキシ化直鎖アルコール(50%エトキシ化)、PEG−2ステアラート、ポリオキシアルキル化イソステアリルアルコール、トリグリセロールモノオレアート、ポリソルバート80、グリセロールモノステアラート、ジグリセリルジイソステアラート、シリコングリコールコポリマー、ポリグリセリルエステル、エトキシ化アルコール、グリコールエステル、トリメチルココ第四級アンモニウムクロリド(trimethyl coco quaternary ammonium chloride)、ジステアリルジモニウムクロリド、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ココナツベースのイミダゾリンまたはジカルボキシラートまたはナトリウム塩、ココアミドベタイン、ベタイン誘導体、オクチルジプロピオナート、ココアンホグリシナート(cocamphoglycinate)、セチルジメチコーンコポリオール、ジアルコキシジメチルポリシロキサン、ポリシロキサンポリアルキルコポリマー、またはこれらのいずれもの組み合わせを含む。
【0037】
本発明における悪臭中和剤としての使用に適した表面活性ポリマーは、限定されないが、アクリラート/C10−30アルキルアクリラートクロスポリマーを含む。
【0038】
本発明のタンポン除去用具における使用のための香料は、体液に関連する臭気を低減し、使用者の身体の外側の臭気を取り除く。香料は香りである。香料は、身体に導入し得る、いずれものデオドラント、パウダーまたはフレグランスであり得る。本発明のタンポン除去用具における使用に適した香料の例は、限定されないが、商標名 Givaudan Floral Rose 2438-23-01 で製造販売されている組成物、商標名 Givaudan PCC-10700 で製造販売されている組成物、またはこれらのいずれもの組み合わせを含む。香料材料の量は、除去用具の重量の約0.025重量%〜約5.0重量%であり得る。
【0039】
本発明において用いられる薬剤は、鎮痛剤を含むものとして定義され、タンポン除去用具に提供することができる。衛生的投与組成物は、タンポン除去用具中への薬剤の提供を介して体内の内側および外側に送られ得る。つまり、悪影響を処理し、予防し、低減すること、および/または使用者を悩ます不快さを治癒することを、タンポン除去用具により達成することができる。本発明のタンポン除去用具における使用に適したこのような薬剤は、限定されないが、アセチルサリチル酸(アスピリン)、イブプロフェン、他の非ステロイド性抗炎症性薬(NSAID)、植物エキス、植物活性剤、セイヨウオトギリソウ、可溶性小麦タンパク質、スピルリナ、朝鮮人参、オオアザミ、グルコサミン、マンサク、緑茶エキス、カモミール、またはこれらのいずれもの組み合わせを含む。NSAIDは、関節炎(リウマチ)により引き起こされるいくつかの症状、例えば炎症、腫れ、凝り、および関節痛を軽減するために用いられる。いくつかのNSAIDは、他の種の傷みまたは他の痛みを伴う症状、例えば痛風発症、滑液包炎、腱炎、捻挫若しくは他の損傷、または生理痛を軽減または治療するためにも用いられる。NSAID、例えばイブプロフェンおよびナプロキセンを、熱を抑えるためにも用いることができる。薬剤の量は、タンポン除去用具の総重量に基づいて、約0.025重量%〜約5.0重量%であり得る。
【0040】
潤滑剤/モイスチャライザを、本発明のタンポン除去用具中に加えることができる。潤滑剤/モイスチャライザは、皮膚の滑らかさおよび柔軟性を向上させ、皮膚の乾燥を防止または軽減し、および/または皮膚を保護する。タンポン除去用具中への潤滑剤またはモイスチャライザの提供は、タンポン除去用具が、使用者の身体の内側および外側に潤滑剤またはモイスチャライザを投与することを可能にする。本発明のタンポン除去用具における使用に適したこのような潤滑剤および/またはモイスチャライザは、限定されないが、ペトロラタム、ステアリン酸、皮膚軟化剤、ステアリルアルコール、ステアリン脂肪酸、イソパラフィン、トリグリセリド、ステアリン酸マグネシウム、エルカ酸アミド、オレアミド、ステアルアミド、ステアリン酸亜鉛、エポキシ化大豆油、ワックス、シリコーン、またはこれらのいずれもの組み合わせを含む。潤滑剤の量は、除去用具の総重量の約0.025重量%〜約5.0重量%であり得る。
【0041】
タンポン除去用具は、抗菌剤を供給され得る。抗菌剤は、バクテリア、例えば黄色ブドウ球菌バクテリアの成長を抑制または阻害するのに有効である。本発明のタンポン除去用具における使用に適したこのような抗菌剤は、限定されないが、ポビドンヨード化合物、亜鉛、銀、ペニシリン、エリスロマイシン、バンコマイシン、ニトロフラゾン、塩化ベンゼトニウム、またはこられのいずれもの組み合わせを含む。従って、タンポン除去用具への抗菌剤の取り込みは、使用者の身体の外側および内側のバクテリアを減少させる。抗菌剤の量は、除去用具の総重量の0.025重量%〜約3.0重量%であり得る。
【0042】
タンポン除去用具には、視覚刺激体を提供し得る。視覚刺激体は、タンポン除去用具上に、製品識別カラーコード(product identification color code)、視覚識別(visual identifier)、色合い調節、オプティカルエンハンサ、またはこれらのいずれもの組み合わせを与えるために加えられる。視覚刺激体または製品識別カラーコード、視覚識別、色合い調節、オプティカルエンハンサは、例えば、1種以上の染料、顔料、着色剤、添加剤、または物理的/機械的デザインおよびテクニックを含み得る。視覚刺激体は、使用者に、タンポンまたはタンポン除去用具が、上記したいずれもの付加的な材料、またはタンポン若しくはタンポン除去用具の性質または利点を含むことを示す。つまり、改善された視覚刺激体は、提供された除去用具の改良および改善を介して、タンポンのタイプおよび製品特性を識別する面で使用者の役に立つ。
【0043】
タンポン除去用具は、材料およびプロセスにより改良することができ、着用の快適特性および把持性を改善する。この改良は、例えば、層改変;ポリマー改変、例えばポリマーブレンドまたはコポリマーブレンド改変、仕上げ、例えばワックス;表面改変、例えばきめ改善、またはいずれもの組み合わせである。加えて、改良は、着用の快適特性および把持性を改善して、従来技術を超えたタンポン種類および製品を識別する改善された能力を提供する。
【0044】
以下の方法は、1種以上の成分、例えば、悪臭中和剤、香料、薬剤および/または鎮痛剤、潤滑剤および/またはモイスチャライザ、抗菌剤を除去用具の内側および/または外側に加えるため、または視覚刺激体、例えばカラーコード、色合い調節、またはオプティカルエンハンサを、除去用具の内側および/または外側に提供するために用いられ得る。従って、これら1種以上の成分を、除去用具の表面および/または除去用具の材料中に加えることができる。
【0045】
タンポン除去用具上のおよび場合によりその中の1種以上の成分および/または視覚刺激体(付加的な材料)の組み合わせを、キスロール塗布により得ることができる。キスロール塗布は、供給装置を通して除去用具材料を提供する。除去用具材料は、供給装置から誘導体を通じて進められる。誘導体は、例えば、管類またはループであり得る。除去用具材料は、誘導体からドクターロール上に伸びる。ドクターロールは、外面に塗布された付加的な材料を有する。接触時、付加的な材料をドクターロールの外面からタンポン除去用具材料へと移行させる。ドクターロールは、付加的な材料を、好ましくはタンポン除去用具材料からは離れた位置にあり、液体材料、例えば悪臭中和剤を保持するコンテナ中へと回転し、そしてコンテナから外側に回転して、タンポン除去用具と接触することにより付加的な材料を連続的に塗布することができる。タンポン除去用具材料は、ドクターロールからスプールまたはパッケージ巻取装置(package take-up)へと伸びる。タンポン除去用具材料はパッケージ巻取装置の周囲に巻きつけられる。ドクターロールは、好ましくは、除去用具材料の動く方向に回転する。タンポン除去用具材料は、供給装置とパッケージ巻取装置との間で実質的にピンと張っている。ドクターロールおよび/またはパッケージ巻取装置の回転は、供給装置からパッケージ巻取装置へと除去用具材料を移動し得るか、供給装置からパッケージ巻取装置へと除去用具材料が移動することを助け得る。
【0046】
タンポン除去用具上および場合により中での1種以上の成分および/または視覚刺激体の組み合わせは、あるいは、定量塗布(metering application)により得ることができる。定量塗布は、供給装置を通じて除去用具材料を提供する。タンポン除去用具材料は、供給装置から除去用具誘導体の周囲で、またはこれを通じて進められる。誘導体は、多例えば、管類、ループまたはノブであり得る。タンポン除去用具材料は、付加的な材料、例えば悪臭中和剤を除去用具材料に注入する定量アプリケータ(metering applicator)を通って進む。定量アプリケータは、収容コンテナからアプリケータに、および除去用具材料上に付加的な材料を移行させるためのポンプを有する。タンポン除去用具材料は、ドクターロールからスプールまたはパッケージ巻取装置へと伸びる。タンポン除去用具材料はパッケージ巻取装置の周囲に巻きつけられる。タンポン除去用具材料は、供給装置とパッケージ巻取装置との間で実質的にピンと張っている。パッケージ巻取装置の回転は、供給装置からパッケージ巻取装置へと除去用具材料を移動し得るか、供給装置からパッケージ巻取装置へと除去用具材料が移動することを助け得る。
【0047】
タンポン除去用具における1種以上の成分および/または視覚刺激体の組み合わせを、あるいは、排出塗布(exhaust application)により得ることができる。タンポン除去用具のパッケージを、好ましくは、複数の開口を有する管類の周囲の染料ケトル中に入れる。例えば悪臭中和剤のような付加的な成分を、タンポン除去用具のパッケージを通してポンプで供給する。好ましくは、遠隔ポンプおよび収容コンテナは、付加的な材料を、複数の開口からの管類を通して、除去用具のパッケージ上に供給する。付加的な材料は除去用具中に排出される。タンポン除去用具パッケージは後乾燥・硬化されて、仕上られた個々のタンポン除去用具を形成する。
【0048】
あるいは、タンポン除去用具上または中での1種以上の成分および/または視覚刺激体(付加的な材料)の組み合わせは、ローラー塗布、含浸、キス塗布、スプレイ塗布、計量技術、染浴技術、粉体被覆、熱処理、硬化処理、スペースダイイング(space dying)技術、またはこれらのいずれもの組み合わせにより生じ得る。
【0049】
例1
本発明による1つの実施形態において、悪臭中和剤(付加的な材料)は、ウンデシレン酸、例えば米国特許第6,495,097において提供される臭気中和剤を含有する悪臭中和組成物であり、その全部を本明細書の一部として本願に援用する。臭気中和剤を含有する悪臭中和物質は、ウンデシレン酸を含み得る。ウンデシレン酸および/またはその誘導体は、香りをつけた、好ましくは香りをつけないキャリアに含まれ得る。好ましくは、タンポン除去用具は、悪感覚物質(malsensory agent)を低減するための悪臭中和剤を有する一方、ウンデシレン酸およびその誘導体を含む選択した成分の放出を可能にし、ウンデシレン酸および誘導体は、悪感覚物質を低減するのに有効で、組成物からの成分を放出できる量であり、ここで、ウンデシレン酸の誘導体は、メチルエステルのエチルエステルに対する比を、約5/95〜約30/70の範囲でさらに含む。
【0050】
本発明者等は、商標名 OdorSynthesis(登録商標)II で、Shaw Mudge and Company により市販されている悪臭中和剤を含有するタンポンヒモの試験を行なった。悪感覚物質を低減させるための悪臭中和剤は、ウンデシレン酸およびその誘導体を、ウンデシレン酸および誘導体が、悪感覚物質を低減するに有効で、組成物からの成分の放出を可能にする量で含む、選択された成分の放出を可能にした。ウンデシレン酸の誘導体は、メチルエステルのエチルエステルに対する比を、約5/95〜約30/70の範囲でさらに含む。
【0051】
固相マイクロ抽出(SPME)テクニックおよびガスクロマトグラフィー/質量分析(GC/MS)装置を、サンプルを調製および分析するために用いた。SPMEは、例えば液体(ポリマー)、固体(収着剤)、または双方の組み合わせによりコーティングされている繊維を用いる。繊維コーティングは、例えば、固体または液体材料上のヘッドスペースにおいて、液体コーティングの場合には吸収により、固体コーティングの場合には吸着により、サンプルから化合物を除去する。続いて、SPME繊維をガスクロマトグラフ(GC)に直接入れる。基材またはコーティングから抽出したら、抽出したサンプルの同定をGC/MSを用いて行なう。GCは、おおよその相対揮発度または沸点に基づくヘッドスペース混合物の成分を分離するのみならず、「質量選択性」検出器をも含む。検出器または質量分析は、エネルギーを用いることにより、成分中のクロマトグラフから溶離した分子を分解し、「娘」分子イオンを生じるように機能する。コンピュータをデータを分析するために用い、チェックして、実際にどのような化合物の「親」構造であるかを確認するために、化合物のデータベースのものとパターンが一致するか否かを確認する。いくつかの化合物は同じ沸点および同じ分子イオンプロフィルを有するため、SPMEをヘッドスペースにおける材料の抽出に用いることができ、続いてヘッドスペースGC/MSを、例え錯体、巨大分子についてでも非常に明確な同定を得るために用いることができる。表1a〜表1dは、表2および3に示す試験結果についての、悪臭、分析方法、サンプリング法、およびサンプル調製を示す。
【0052】
表1aは、表2および3に示す試験結果に用いられた悪臭の組み合わせを示す。組合わせは、5種の成分、つまり3種の組合わせた女性の悪臭または月経悪臭、1種の糞便の悪臭、および1種の尿の悪臭を含んでいた。女性の悪臭は、トリメチルアミン、イソ吉草酸、およびプトレシンを含んでいた。糞便の悪臭はスカトールであった。尿の悪臭はアンモニアであった。
【0053】
表1bは、表2および3に示す試験結果についてのSPMEヘッドスペースおよびGC/MSを用いた分析方法のパラメータを示す。分析方法は、ガスクロマトグラフ、検出器または質量分析、およびSPME繊維を用いた。ガスクロマトグラフは、オーブン、フロント注入口、フロント検出器、およびカラムを含んでいた。
【0054】
表1cは、表2および3に示す試験結果についてのサンプリング法を示す。このサンプリング法を、SPMEヘッドスペース分析のために用いた。
【0055】
表1dは、表2および3に示す試験結果についてのサンプル調製についてのパラメータを示す。サンプルを、悪臭、タンポンヒモ、およびヘッドスペースバイアルについて調製した。
【0056】
表2のサンプルカラムは、1重量%の悪臭中和剤をそれぞれ塗布された除去用具を含む湿式法ヒモロットを含む。それぞれの湿式処理された除去用具の湿式処理されたヒモロットは、上記した排出塗布により塗布された悪臭中和剤を含有していた。この際、排出塗布は、悪臭中和剤を塗布するための好ましい方法であると考えられる。それぞれの湿式処理された除去用具の湿式処理されたヒモロットには、ウイッキング防止(anti-wicking)材料を塗布した。好ましくは、ウイッキング防止材料を、上記した排出塗布により塗布する。同じ方法で塗布された悪臭中和剤とウイッキング防止材料は、経済的な利点および効率的な利点を提供し得る。対照除去用具ロットは、漂白処理され、ウイッキング防止材料を塗布されたコットン除去用具を含んでいた。対照除去用具ロットは、悪臭を塗布され、悪臭中和剤は含んでいなかった。悪臭対照は、バイアル中に悪臭を含んでいた。悪臭は、5種の成分の組み合わせ、つまり3種の組み合わせた女性の悪臭または月経悪臭、1種の糞便の悪臭、および1種の尿の悪臭を含んでいた。女性の悪臭は、トリメチルアミン、イソ吉草酸、およびプトレシンを含んでいた。糞便の悪臭はスカトールであった。尿の悪臭はアンモニアであった。悪臭を含むヒモは、全ての5種の成分を含んでいた。GCは、表2に示す通り、分析のためにヘッドスペース混合物の成分を分離した。悪臭ピーク領域は、GC/MS中に入れたヘッドスペースサンプルにより生じ、分析された曲線の下の領域である。%減少は、対照ヒモロットまたは湿式処理ヒモロットの悪臭ピーク領域と、悪臭対照の悪臭ピーク領域とを比較する。
【0057】
表3は、1重量%〜5重量%の悪臭中和剤を含有する除去用具の試験を含む。1重量%の悪臭中和剤を含有する除去用具を、「421−5」と示す。3重量%の悪臭中和剤を含有する除去用具を、「421−1」と示す。5重量%の悪臭中和剤を含有する除去用具を「421−3」と示す。ウイッキング防止材料を除去用具に、その中に含まれている糸への排出処理により塗布した。続いて悪臭中和剤を、本明細書中に記載した定量塗布により除去用具に塗布した。対照除去用具ロットは、漂白処理され、ウイッキング防止材料を塗布されたコットン除去用具であった。対照除去用具は、そこに塗布した悪臭を有し、悪臭中和剤は含有してなかった。除去用具は、加熱したか、または加熱しなかった。「加熱しなかった」除去用具および対照除去用具は加熱されてない。「加熱した」除去用具は、低温、例えば100°F〜250°Fで、好ましくは約1時間加熱された。悪臭は、5種の成分の組合わせ、つまり3種の組み合わせた女性の悪臭または月経悪臭、1種の糞便の悪臭、および1種の尿の悪臭を含んでいた。女性の悪臭は、トリメチルアミン、イソ吉草酸、およびプトレシンを含んでいた。糞便の悪臭はスカトールであった。尿の悪臭はアンモニアであった。悪臭を含むヒモは、全ての5種の成分を含んでいた。GCは、表3に示す通り、分析のためにヘッドスペース混合物の成分を分離した。悪臭ピーク領域は、GC/MS中に入れたヘッドスペースサンプルにより生じ、分析された曲線の下の領域である。%減少は、対照ヒモの悪臭領域と、「加熱しなかった」または「加熱した」除去用具の悪臭領域とを比較する。
【表1a】

【表1b】

【表1c】

【表1d】

【表2】

【表3−1】

【表3−2】

【0058】
表2および3に示される結果は、約5/95〜約30/70の範囲にあるメチルエステルのエチルエステルに対する比を含むウンデシレン酸の誘導体を含有する、約1重量%〜約5重量%の悪臭中和剤を含有するタンポンヒモは臭気を低減することを示す。このような臭気は、トリメチルアミン、イソ吉草酸、プトレシン、スカトールおよびアミンにより生じた。悪臭中和剤を含まない対照ヒモと比較して、低減は少なくとも90.44%であった。加えて、悪臭中和剤を含有するヒモを加熱することは、トリメチルアミン、イソ吉草酸、プトレシン、スカトールおよびアミンにより生じた悪臭を低減することについてわずかな効果を有するか、効果を有さない。つまり、約5/95〜約30/70の範囲にあるメチルエステルのエチルエステルに対する比を含む悪臭中和剤は、体液、例えば月経液、尿、汗または糞便物質から発散される臭気を低減および/または除去することができ、体液に関連する身体の外側の臭気に対する保護を提供することができる。
【0059】
本発明は、1つ以上の実施形態に関して記載したが、当業者によれば、本明細書の範囲を逸脱することなく、種々の変更を行なうことができ、均等物をその構成要素に代用することができることは理解され得る。加えて、詳細な状況または材料を、本発明の範囲を逸脱することなく、本発明の教示に適合させるために種々の改変を行なうことができる。従って、本発明は、本発明を行なうために意図された最良の形態として開示された特定の実施形態に限定されないことが意図される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
天然繊維、合成繊維、織テープ、押出テープ、被覆テープ(coated tape)、スパンボンドテープ、フェルト、およびこれらのいずれもの組み合わせから成る群から選択される材料から作製されるヒモ本体を含むタンポン綿撒糸のためのヒモであって、前記ヒモ本体は、体腔からのタンポン綿撒糸の除去をもたらし、前記ヒモ本体は、前記ヒモ本体に改良剤を取り入れることにより達成される少なくとも1つのさらなる利益を有し、前記改良剤は、悪臭中和剤、香料、薬剤、潤滑剤、モイスチャライザ、抗菌剤、およびこれらのいずれもの組み合わせから成る群から選択されるタンポン綿撒糸のためのヒモ。
【請求項2】
前記改良剤は、前記ヒモ本体の前記材料の表面上、および/または前記ヒモ本体の前記材料中にある請求項1に記載のヒモ。
【請求項3】
前記改良剤が、使用者の身体の内側および/または外側の臭気の低減のための悪臭中和剤である請求項1に記載のヒモ。
【請求項4】
前記悪臭中和剤が、タンポン除去用具の総重量に基づいて、約0.025重量%〜約5.0重量%の量で存在する請求項3に記載のヒモ。
【請求項5】
前記悪臭中和剤が、1種以上のゼオライト、グリセリン化合物、天然油、可溶性天然化合物の溶液、天然植物エキスおよびハーブエキス、自然発生する脱臭活性剤、酸、塩基、酸化防止剤、キレート剤、アルデヒド、エステル、酸化剤、生物物質、表面活性剤、表面活性ポリマー、およびこれらのいずれもの組み合わせから成る群から選択される請求項3に記載のヒモ。
【請求項6】
前記悪臭中和剤が、約5重量%の、約5/95〜約30/70の範囲にあるメチルエステルのエチルエステルに対する比を含むウンデシレン酸の誘導体を含有する前記悪臭中和剤に対して、約1重量%の前記悪臭中和剤である請求項3に記載のヒモ。
【請求項7】
前記悪臭中和剤が、約1重量%の前記悪臭中和剤である請求項6に記載のヒモ。
【請求項8】
前記ヒモ本体が、排出塗布(exhaust application)により前記材料中に塗布された悪臭中和剤を含有する請求項3に記載のヒモ。
【請求項9】
前記改良剤が、使用者の身体の外側の臭気の低減のための香料である請求項1に記載のヒモ。
【請求項10】
前記香料が、タンポン除去用具の総重量に基づいて、約0.025重量%〜約5.0重量%の量で存在する請求項9に記載のヒモ。
【請求項11】
前記香料が、デオドラント、パウダーおよびフレグランスから成る群から選択される請求項9に記載のヒモ。
【請求項12】
前記改良剤が、悪影響を処理し、予防し、低減するための、および/または使用者を悩ます不快さを治癒するための薬剤である請求項1に記載のヒモ。
【請求項13】
前記薬剤が、タンポン除去用具の総重量に基づいて、約0.025重量%〜約5.0重量%の量で存在する請求項12に記載のヒモ。
【請求項14】
前記薬剤が、アセチルサリチル酸、イブプロフェン、他の非ステロイド性抗炎症性薬、植物エキス、植物活性剤、セイヨウオトギリソウ、可溶性小麦タンパク質、スピルリナ、朝鮮人参、オオアザミ、グルコサミン、マンサク、緑茶エキス、カモミール、およびこれらのいずれもの組み合わせから成る群から選択される請求項12に記載のヒモ。
【請求項15】
前記改良剤が、使用者の身体へのタンポン綿撒糸の挿入および身体からタンポン綿撒糸の除去を容易にするための潤滑剤および/またはモイスチャライザである請求項1に記載のヒモ。
【請求項16】
前記潤滑剤および/またはモイスチャライザが、タンポン除去用具の総重量に基づいて、約0.025重量%〜約5.0重量%の量で存在する請求項15に記載のヒモ。
【請求項17】
前記潤滑剤および/またはモイスチャライザが、ペトロラタム、ステアリン酸、皮膚軟化剤、ステアリルアルコール、ステアリン脂肪酸、イソパラフィン、トリグリセリド、ステアリン酸マグネシウム、エルカ酸アミド、オレアミド、ステアルアミド、ステアリン酸亜鉛、エポキシ化大豆油、ワックス、シリコーン、およびこれらのいずれもの組み合わせである請求項15に記載のヒモ。
【請求項18】
前記改良剤が、使用者の身体の内側および/または外側のバクテリアの低減のための抗菌剤である請求項1に記載のヒモ。
【請求項19】
前記抗菌剤が、タンポン除去用具の総重量に基づいて、約0.025重量%〜約3.0重量%の量で存在する請求項18に記載のヒモ。
【請求項20】
前記抗菌剤が、ポビドンヨード化合物、亜鉛、銀、ペニシリン、エリスロマイシン、バンコマイシン、ニトロフラゾン、塩化ベンゼトニウム、およびこられのいずれもの組み合わせである請求項18に記載のヒモ。
【請求項21】
材料から作製されるヒモ本体を含むタンポン綿撒糸のためのヒモであって、前記ヒモ本体は、体腔からのタンポン綿撒糸の除去をもたらし、前記ヒモ本体は、ヒモ本体に改良を取り込むことにより達成される少なくとも1つのさらなる利益を有し、前記改良が、製品識別カラーコード(product identification color code)、視覚識別体(visual identifier)、色合い調節、オプティカルエンハンサ、およびこれらのいずれもの組み合わせを提供する視覚刺激体(visual stimulator)であるヒモ。
【請求項22】
前記ヒモ本体が、天然繊維、合成繊維、織テープ、押出テープ、被覆テープ、スパンボンドテープ、フェルト、およびこれらのいずれもの組み合わせから選択される請求項21に記載のヒモ。
【請求項23】
前記視覚刺激体は、染料、顔料、着色剤、添加剤、およびこれらのいずれもの組み合わせから成る群から選択される視覚的材料を含む請求項21に記載のヒモ。
【請求項24】
材料から作製されるヒモ本体を含むタンポン綿撒糸のためのヒモであって、前記ヒモ本体は、体腔からのタンポン綿撒糸の取り出しをもたらし、前記ヒモ本体は、前記ヒモ本体に改良を取り込むことにより達成される少なくとも1つのさらなる利益を有し、前記改良が、前記ヒモ本体に対する、表面改質、層改質(ply modification)およびポリマー改質から成る群から選択される前記ヒモに対する変化であるヒモ。

【公表番号】特表2010−502283(P2010−502283A)
【公表日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−526686(P2009−526686)
【出願日】平成19年8月28日(2007.8.28)
【国際出願番号】PCT/US2007/018953
【国際公開番号】WO2008/027404
【国際公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【出願人】(500365915)プレイテックス プロダクツ エルエルシー (56)
【Fターム(参考)】