説明

ダイロールおよびその製造方法並びにロータリ加工装置

【課題】ダイロールを容易且つ迅速に製造でき、正確で高精度の加工が期待できる。
【解決手段】円柱状のワーク10Aを、そのワーク軸心を中心にして回転自在に支持し、前記ワーク10Aの円周面に、エッチング液に対して耐性を有するインクをインクジェットノズルから噴射してマスクを形成する。さらに、前記マスクを形成後に、エッチング液をノズルから噴射することにより、露出したワーク10Aの金属面をエッチング処理して加工パターンを形成する工程とを備えている。このように製造されたダイロールは、エッチング処理された刃部を有する本体ロールと、回転軸とからなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、紙シートやプラスチックシート(フィルム)等の加工対象シートの打抜加工(押切加工)、ハーフカット加工やエンボス加工を実施するダイロールおよびその製造方法並びにロータリ加工装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、外周面に刃部を備えた円柱状のダイロールと、このダイロールに対向させて配置された円柱状のアンビルロールとを具備してなり、ダイロールとアンビルロールとの間にフィルム、紙シート、不織布等の加工対象シートを挟み込み、ダイロールの刃部を加工対象シートに押し付けることにより、加工対象シートを打抜加工やハーフカット加工を行うロータリ加工装置が公知である。
【0003】
前記ダイロールは、切削機械により、円柱状ワーク周囲に刃部を削り残した後に、切削された刃部を仕上げ加工している。
【0004】
また、最近では、フレキシブルベース(強磁性体)の片面に、カッティングラインの形状に応じたパターンの刃部を有するフレキシブルダイを作製し、このフレキシブルダイを、ロータリ加工装置のマグネットロールに巻き付けて、該マグネットロールに隣接するアンビルロール(受胴)との間に、加工対象シートを通過させて、マグネットロールとアンビルロールとの回転にともなって加工対象シートに刃部による切り込みを与え、加工対象シートの打抜加工やハーフカット加工を行っている(例えば、特許文献1参照)。また、前記フレキシブルダイの刃部をエッチング処理により形成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−255183号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記のようにダイロール全体を円柱状ワークから削り出す場合には、作業者に多大な加工時間と熟練が要求される。
【0007】
特許文献1に記載のダイロールは、フレキシブルダイを、ロータリ加工装置のマグネットロールに巻き付ける構成であるため、刃部が部分的に集中するようなパターンである場合や、フレキシブルダイのマグネットローラへの巻き付け方向に沿って延びる刃部が多く存在する場合、フレキシブルダイのマグネットローラへの巻き付け性が悪くなる。また、フレキシブルダイの両端部が張り合わせた状態となるため、フレキシブルベースの一部がマグネットローラの外周面から浮くという「ベースの浮き」が生じることがある。
【0008】
このフレキシブルダイをマグネットロールに巻き付ける構成では、フレキシブルダイとマグネットロールとの浮きを完全に防止するのは困難であり、特に、マグネットロールの直径が小さい場合には、かかる問題が顕著になっていた。
【0009】
このように、「ベースの浮き」が生じると、刃部を加工対象シートに押圧した際に、この刃部が逃げるため、刃部の剛性が弱くなり、正確な加工を行うことができない問題がある。
【0010】
そこで、本発明は、本体ロールの刃部をエッチングにより形成することにより、複雑な任意のパターンの刃部であっても容易且つ迅速に製造することができ、しかも、正確で且つ高精度の加工が期待できるダイロールおよびその製造方法並びにロータリ加工装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、ダイロールの製造方法としての特徴は、円柱状のワークを、そのワーク軸心を中心にして回転自在に支持し、前記ワークの周面に、エッチング液に対して耐性を有するインクをインクジェットノズルから噴射してマスクを形成する工程と、前記マスクを形成後に、エッチング液をノズルから噴射することにより、露出したワークの金属面をエッチング処理して加工パターンを形成する工程とを備えたことにある。
【0012】
前記本発明のダイロールの製造方法は、ワークの加工パターンは、エッチング処理することにより形成することから、その製造が簡単で迅速に行うことができる。特に、加工パターンが複雑となっている場合には、そのパターンを機械加工のみで削り出す場合に比し、任意の加工パターンの刃部を容易に形成でき効果的である。
【0013】
前記製造方法において、前記エッチングの後に加工パターンを仕上げ切削加工する工程を備えることにある。
【0014】
ダイロールとしての特徴は、回転軸と、該回転軸が挿通される軸挿通孔を有しかつ外周面に刃部が設けられた本体ロールとを備え、前記本体ロールの刃部は、エッチング工程により形成されてなることにある。
【0015】
前記本発明のダイロールは、加工パターンをエッチング処理して設ける構成であるため、従来のフレキシブルダイをマグネットロールに巻き付ける構成と異なり、加工パターンの刃部が切り込時に逃げることがない。この結果、打抜加工、ハーフカット加工やエンボス加工を正確に且つ安定して行うことができ、それぞれの加工精度が向上する。
【0016】
前記ダイロールにおいて、刃部が打抜加工またはハーフカット加工を実施することにある。
【0017】
前記ダイロールにおいて、回転軸と、該回転軸が挿通される軸挿通孔を有しかつ外周面に刃部が設けられた本体ロールとを備え、前記本体ロールの刃部は、エッチング工程により形成され、前記刃部がエンボス加工を実施することにある。
【0018】
また、前記回転軸が前記本体ロールに挿脱自在に挿通される場合には、ダイロールの交換作業が可能となり、使用者側は、回転軸を所持しておいて、不要の本体ロールを所望の本体ロールと交換すればよく、利便性が向上する。
【0019】
本発明のロータリ加工装置は、前記本体ロールに刃部がエッチング工程により形成された前記ダイロールと、該ダイロールに対向する受胴との間に、加工対象シートを通過させて、前記ダイロールおよび受胴の回転にともなって前記加工対象シートに前記押切刃による切り込みを与えるものである。
【0020】
また、本発明のロータリ加工装置は、前記本体ロールの刃部がエッチング工程により形成された一対のダイロールを対向して配置し、該一対のダイロール間に、加工対象シートを通過させて、エンボス加工を行うものである。
【発明の効果】
【0021】
本発明は、本体ロールとなるワークの刃部をエッチングにより形成するので、複雑な任意のパターンの刃部であっても容易且つ迅速に製造することが可能となる。しかも、従来のフレキシブルダイをマグネットロールに巻き付ける構成と異なり、刃部が切り込時に逃げることがない。この結果、打抜加工、ハーフカット加工やエンボス加工を安定して行うことができ、正確で高精度の加工が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明のダイロールの製造方法に係るマスク形成工程の概略正面図である。
【図2】同ダイロールの製造方法に係るエッチング工程の概略正面図である。
【図3】同ダイロールの製造方法に係る機械加工工程の概略正面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るダイロールの断面図である。
【図5】同ダイロールの分解斜視図である。
【図6】同ダイロールの斜視図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るロータリ加工装置の斜視図である。
【図8】同ロータリ加工装置で加工対象シートを加工する状態を示す概略図である。
【図9】(a)はエンボス用ダイロールの斜視図、(b)は同ロータリ加工装置で加工対象シートを加工する状態を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図4〜図6に本発明に係るダイロールの一例を示し、図7に本実施形態のロータリ加工装置の一例を示す。
【0024】
ロータリ加工装置1は、図7に示すように、装置フレーム2に円筒状のローラとしてのダイロール5と、円筒状の受胴(アンビルロール)6とが、互いに対向するように図示省略の軸受を介して回転自在に支持されている。なお、ダイロール5と受胴6とは、図示省略のモータにより連動して所定速度でそれぞれ図7に示す矢印方向に回転駆動するようになっている。
【0025】
前記ダイロール5は、図4〜図6に示すように、筒状の本体ロール10と、この本体ロール10に挿脱自在に挿通されて本体ロール10と一体回転する回転軸20とから構成されている。
【0026】
本体ロール10の材質は、例えば硬度の高い鉄あるいはステンレスが採用されている。本体ロール10の外周面11は、軸中心に対して半径が均一となる円筒面であり、この円筒面に刃部13が突設されている。この刃部13は、加工製品の形状に応じた切断パターン(加工パターン)Pに後述のエッチング処理により形成されている。
【0027】
また、本体ロール10の軸心方向に沿う方向(長手方向)の両側には、刃部13を挟んで前記アンビルロール6が転動するベアラー部15が設けられている。しかも、本体ロール10の軸中心には、その長手方向に貫通する軸挿通孔17が形成されている。また、本体ロール10の軸挿通孔内周面で且つ本体ロール10の長手方向の両側には、回転軸20側が接触する軸受周面16、16がそれぞれ形成されている。
【0028】
前記回転軸20は、本体ロール10よりも安価な材質(例えばS45C等の金属)からなる。また、回転軸20は、本体ロール10が外嵌固定される回転軸本体21と、本体ロール10の両端よりも突出する突出部23、23とからなる。なお、回転軸20と本体ロール10とを固定させる手段としては、焼き嵌め、ネジ止め、圧入等の周知の手段が採用可能であり、その具体的な説明は省略する。
【0029】
次に、前記本体ロール10の製造方法について、図1〜図3を参照しながら説明する。
【0030】
まず、本体ロール10となるワーク10Aを筒状に機械加工する。
【0031】
マスク形成工程
前記ワーク10Aを、エッチングマスク形成装置50にセットする(図1参照)。かかるエッチングマスク形成装置50は、ワーク10Aを回転自在に支持する一対の支持部51、52と、ワーク10Aの表面にエッチング液に対して耐性を有するインクを噴射するインクジェットヘッド53とを備えている。一方の支持部51はチャック55を有するロータリーテーブルからなる。他方の支持部52はテールストックからなる。
【0032】
そして、ワーク10Aの軸挿通孔17に支持軸56を挿通し、ワーク10Aを支持軸56に固定する。なお、支持軸56は、前記回転軸20であっても、または、かかる装置50の専用のものであってもよい、この支持軸56の一方をチャック55により挟持するとともに、支持軸56の他方の先端面は、テールストック52に支持される。このとき、ワーク10Aは、水平状態を維持する。
【0033】
かかるワーク10Aの上方には、インクジェットヘッド53が設けられている。このインクジェットヘッド53は、ワーク10Aの軸芯に沿う方向に往復移動可能となっている。そして、インクジェットヘッド53を、ワーク10Aの一端上方に位置させ、このインクジェットヘッド53のノズルから、インクをワーク10Aに噴射する。すなわち、チャック55が、ワーク10Aおよび支持軸56を所定速度で支持軸56を中心にして回転させ、この回転するワーク10Aの周面の所定部分にインクを噴射する。
【0034】
さらに、インクジェットヘッド53を、ワーク10Aのインクが塗布されていない部分まで所定距離だけ移動させ、このインクジェットヘッド53から、再びインクをワーク10Aのインクが塗布されていない部分に噴射する。かかるインクの噴射工程をワーク10Aの一端側から多端側に向けて複数回に分けて行うことにより、ワーク10Aの外周面にマスクMを塗布形成する。
【0035】
エッチング工程
エッチング装置60に前記マスク形成工程でマスクが形成されたワーク10Aをセットする(図2参照)。具体的には、エッチング装置60には、前記ワーク10Aを回転させる一対の回転手段61、61と、この回転手段61、61により回転されるワーク10Aに、エッチング液を上方から噴出するノズル62とを備えている。
【0036】
そして、ワーク10Aを回転手段61で支持して回転させるとともに、この回転するワーク10Aにノズル62からエッチング液を噴射する。エッチング液をノズル62から噴射することにより、露出したワーク10Aの金属面をエッチング処理して切断パターンPを形成する。エッチング液によるエッチングの進行が、所定深さに達した時点で、ノズル62からのエッチング液の噴射を停止してエッチングを終了する。
【0037】
このようなエッチングにより、ワーク10Aの外周面に任意の切断パターンPと、ベアラー部15とを容易に形成することができる。
【0038】
このエッチング工程の終了後にワーク10Aの外周面に残存するマスクMを除去する。マスクの除去に際しては、例えば、溶剤でマスクMを拭き取ったり、また、図示省略のノズルから溶剤を噴射したりすることも可能である。
【0039】
機械加工工程
前記エッチング工程により本体ロール10の外周面に切断パターンPを形成した後、NC加工機70にセットする(図3参照)。すなわち、ワーク10Aに挿通された支持軸56の両端を、一対の回転支持手段71a、71bで支持し、ワーク10Aを回転させる。しかも、切削工具72をヘッド73に装着し、ヘッド73は切削工具72を回転させながら適宜移動する。このヘッド73により、切断パターンPを仕上げ切削(機械加工)して刃部13を形成する。
【0040】
前記本実施形態において、本体ロール10の刃部13は、本体ロール10をエッチング処理することにより形成することから、その製造が簡単で迅速に行うことができる。特に、刃部13の切断パターンPが複雑となっている場合には、機械加工のみで削り出す場合に比し、任意の切断パターンPの刃部13を容易に形成でき効果的である。
【0041】
以上の構成からなるロータリ加工装置1を使用する場合には、図8に示すように、ダイロール5とアンビルロール6とを回転駆動させ、加工対象シートSを回転するダイロール5とアンビルロール6間に通過させる。このとき、ダイロール5の刃部13は加工対象シートSを所定量切り込むため、打抜加工やハーフカット加工が行われる。
【0042】
本実施形態のダイロール5は、刃部13がエッチング処理により、本体ロール10に一体的に形成されている構成であるため、従来のフレキシブルダイをマグネットロールに巻き付ける構成と異なり、刃部13が切り込時に逃げることがない。この結果、打抜加工やハーフカット加工を正確に且つ安定して行うことができ、打抜加工やハーフカット加工の加工精度が向上する。特に、本体ロール10が小径の場合には、フレキシブルダイをマグネットロールに巻き付ける必要がないので、効果的である。
【0043】
刃部13の磨耗により本体ロール10を交換する際や、刃部13のパターンPの段取換えの際には、本体ロール10を回転軸20から外し、さらに、新しい本体ロール10に転軸20を挿通して取り付ける。
【0044】
以上のように、ダイロール5は、本体ロール10と回転軸20との着脱が可能であることから、ダイロール5の交換作業が可能となり、使用者側は、回転軸20を所持しておいて、不要の本体ロール10を所望の本体ロール10と交換すればよく、利便性が向上する。
【0045】
また、ダイロール5は、本体ロール10と回転軸20とを別部材から構成していることから、交換後に廃棄される本体ロール10のみを高価な材質を採用し、回転軸は本体ロール10よりも安価な材質を採用できることなり、ダイロール5全体のコストを下げることが可能となる。
【0046】
本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態のダイロール5は、打抜加工やハーフカット加工を行う場合について例示したが、ロータリ加工装置1は、エンボス加工を行うものであってもよい。
【0047】
具体的には、ロータリ加工装置1は、図9(b)に示すように、一対のダイロール5A、5Bを対向配置し、これら一対のダイロール5A、5Bにより、加工対象シートSを凹凸形成するものである。
【0048】
図9(a)に示すように、一方のダイロール5Aにおける本体ロール10の外周面には、エンボス加工刃部(凹部)13Aからなるエンボス加工パターンP1が形成されている。この凹部13Aがエッチング処理を施した部分である。なお、本体ロール10Bの外周面のドットで区画した部分14は、マスクが塗布されており、その結果、エッチング処理が施されていない。
【0049】
また、他方のダイロール5Bには、エンボス加工刃部(凸部)13Bからなるエンボス加工パターンP2が形成されている。この凸部13Bがエッチング処理を施していない部分であり、その他の露出する金属表面はエッチング処理が施されている。
【0050】
かかる、エンボス加工パターンP1、P2は、前記と同様にエッチング加工方法によりそれぞれ形成されているため、その製造方法の具体的な製造方法は省略する。
【0051】
なお、エンボス加工を行う場合、エンボス加工パターンP1、P2の機械加工を行う必要はなく、エンボス加工パターンP1、P2配置および個数は、これに限らず任意に設定可能である。
【0052】
また、ダイロール5におけるロール本体と回転軸とを固定する手段は、特に限定されるものではない。
【0053】
しかも、ダイロール5は、ロール本体と回転軸とが一体に加工されているとともに、エッチング処理により刃部を設けたものであってもよい。
【符号の説明】
【0054】
1 ロータリ加工装置
5 ダイロール
6 アンビルロール
10 本体ロール
10A ワーク
13 刃部
13A エンボス加工刃部(凹部)
13B エンボス加工刃部(凸部)
20 回転軸
50 マスク形成装置
53 インクジェットヘッド
60 エッチング装置
62 ノズル
70 NC加工機
M マスク
P 切断加工パターン(加工パターン)
P1 エンボス加工パターン(加工パターン)
P2 エンボス加工パターン(加工パターン)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円柱状のワークを、そのワーク軸心を中心にして回転自在に支持し、前記ワークの周面に、エッチング液に対して耐性を有するインクをインクジェットノズルから噴射してマスクを形成する工程と、
前記マスクを形成後に、エッチング液をノズルから噴射することにより、露出したワークの金属面をエッチング処理して加工パターンを形成する工程とを備えたことを特徴とするダイロールの製造方法。
【請求項2】
前記請求項1に記載の製造方法において、前記エッチングの後に加工パターンを仕上げ切削加工する工程を備えることを特徴とするダイロールの製造方法。
【請求項3】
回転軸と、該回転軸が挿通される軸挿通孔を有しかつ外周面に刃部が設けられた本体ロールとを備え、
前記本体ロールの刃部は、前記請求項1または2に記載のダイロールの製造方法におけるエッチング工程により形成されてなることを特徴とするダイロール。
【請求項4】
前記請求項3に記載のダイロールにおいて、刃部が打抜加工またはハーフカット加工を実施することを特徴とするダイロール。
【請求項5】
回転軸と、該回転軸が挿通される軸挿通孔を有しかつ外周面に刃部が設けられた本体ロールとを備え、
前記本体ロールの刃部は、前記請求項1に記載のダイロールの製造方法におけるエッチング工程により形成され、前記刃部がエンボス加工を実施することを特徴とするダイロール。
【請求項6】
前記請求項3又は5に記載のダイロールにおいて、前記回転軸が前記本体ロールに挿脱自在に挿通されることを特徴とするダイロール。
【請求項7】
前記請求項4に記載のダイロールと、該ダイロールに対向する受胴との間に、加工対象シートを通過させて、前記ダイロールおよび受胴の回転にともなって前記加工対象シートに前記押切刃による切り込みを与えることを特徴とするロータリ加工装置。
【請求項8】
前記請求項5に記載の一対のダイロールを対向して配置し、該一対のダイロール間に、加工対象シートを通過させて、エンボス加工を行うことを特徴とするロータリ加工装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2012−56003(P2012−56003A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−200638(P2010−200638)
【出願日】平成22年9月8日(2010.9.8)
【出願人】(391002568)株式会社塚谷刃物製作所 (14)
【Fターム(参考)】