説明

チェーン清掃機構

【課題】簡単な構成で、メンテナンス等の作業も簡略化しつつ、チェーンの付着物を常に清掃することが可能なチェーン清掃機構および該チェーン清掃機構を備えたコンベヤシステムを提供すること。
【解決手段】チェーンCの直線走行部に設けられた清掃手段120が、チェーンCに接触して従動回転する回転ブラシ121を回転可能に保持するブラシ保持アーム122と、該ブラシ保持アーム122を固定基部110に固定する連結バー123とを有し、スプロケットと相対位置を固定されていること。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スプロケット間を走行するチェーンを清掃するチェーン清掃機構に関し、例えば、下水処理施設等の水槽内の汚泥を掻き寄せるスクレーパーコンベヤの駆動輪を駆動する駆動チェーンを清掃するのに好適なチェーン清掃機構および該チェーン清掃機構を備えたコンベヤシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、下水処理施設等において、水槽内に複数の巻き掛け輪に無端状に巻き掛けられたスクレーパー付きのコンベヤベルトを設け、該コンベアベルトにより、水槽の底に沈殿した汚泥等を掻き寄せるコンベアシステムが周知である(例えば特許文献1、2等参照。)。
【0003】
この、コンベヤシステムにおいては、複数の巻き掛け輪のうちの一つを駆動輪とし、水槽の上部に駆動手段を設け、駆動手段に設けられた駆動スプロケットと駆動輪に設けられた従動スプロケットの間にチェーンを巻き掛けて回転駆動することで、コンベヤベルトが駆動されるように構成されている。
【0004】
これらのコンベアシステムにおいては、チェーンは常に水槽内の汚泥等を含んだ液体に触れることとなるため不純物やゴミ等が付着しやすく、特に、液体の上面に浮遊しやすい油分等(スカム)が大量に付着する。
【0005】
これらの、不純物やゴミ等が付着すると、チェーンやスプロケットが摩耗したり回転に支障が生じるおそれがあった。
また、油分等(スカム)が付着すると長時間固着し、金属電気的作用あるいは化学的作用によって付着部分の腐食や孔食が促進され、チェーンの寿命が著しく短くなり、早期にチェーンが破断するおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開昭59−223615号公報(全頁、全図)
【特許文献2】実開平2−45107号公報(全頁、全図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来の問題を回避するために、チェーンを定期的に清掃することが行われているが、通常、チェーンケースが設けられてチェーンが該ケース内で駆動されるため、完全に駆動を停止してチェーンケースを取り外して清掃作業を行う必要があり、非常に手間がかかる作業であり、頻繁に清掃することが困難であるという問題があった。
【0008】
また、チェーンケース内に水を噴射してチェーンの付着物を清掃することも考えられるが、配管設備等やその制御手段が必要となり、設備が複雑となるとともに、当該追加した設備のメンテナンス等の付加的な作業が発生し、コストも上昇するという問題があった。
【0009】
本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、簡単な構成で、メンテナンス等の作業も簡略化しつつ、チェーンの付着物を常に清掃することが可能なチェーン清掃機構および該チェーン清掃機構を備えたコンベヤシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本請求項1に係る発明は、複数のスプロケットの間を掛け回されて走行するチェーンと、該チェーンの直線走行部に設けられた清掃手段と、該清掃手段を固定する固定基部とを備えたチェーン清掃機構であって、前記清掃手段が、前記チェーンに接触して前記複数のスプロケットと平行な軸を中心に従動回転する回転ブラシと、該回転ブラシを回転可能に保持するブラシ保持アームと、該ブラシ保持アームを前記固定基部に固定する連結バーとを有し、前記固定基部が、前記複数のスプロケットの内の少なくとも1つのスプロケットと相対位置を固定されていることにより、前記課題を解決するものである。
【0011】
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載されたチェーン清掃機構の構成に加えて、前記複数のスプロケットの内の駆動スプロケットを駆動する駆動手段が、ベース部材に固定され、前記固定基部が、該ベース部材に固定されることにより、前記課題を解決するものである。
【0012】
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載されたチェーン清掃機構の構成に加えて、前記ブラシ保持アームが、前記回転ブラシの回転軸の両端に1対それぞれ設けられ、前記1対のブラシ保持アームの一方の端部に前記回転ブラシが回転可能に支持され、前記1対のブラシ保持アームの他方の端部および中間部が、前記連結バーによって連結されていることにより、前記課題を解決するものである。
【0013】
本請求項4に係る発明は、請求項3に記載されたチェーン清掃機構の構成に加えて、前記連結バーが、前記固定基部に設けられた長孔にネジ止め固定され、前記長孔が、前記チェーンに対する前記回転ブラシの押付量を可変とする方向に設けられていることにより、前記課題を解決するものである。
【0014】
本請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載されたチェーン清掃機構の構成に加えて、前記清掃手段が、前記チェーンの緩み側の直線走行部に設けられていることにより、前記課題を解決するものである。
【0015】
本請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載されたチェーン清掃機構の構成に加えて、前記回転ブラシが、前記チェーンの幅より大きな幅を有するとともに、前記チェーンのピッチより大きな直径を有することにより、前記課題を解決するものである。
【0016】
本請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のチェーン清掃機構を備えたコンベアシステムであって、前記複数のスプロケットの内の従動スプロケットが、コンベアを駆動する駆動輪に設けられ、前記固定基部が、前記従動スプロケットの上方に設けられたベース部材に固定され、前記駆動スプロケットを駆動する駆動手段が、前記ベース部材に固定されていることにより、前記課題を解決するものである。
【0017】
本請求項8に係る発明は、請求項7に記載されたコンベアシステムの構成に加えて、前記コンベアが、水中で使用されるスクレーパーであり、前記従動スプロケットが、水中に配置されるとともに、前記固定基部および前記清掃手段が、水上に配置されることにより、前記課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0018】
本請求項1に係る発明のチェーン清掃機構は、複数のスプロケットの間を掛け回されて走行するチェーンと、該チェーンの直線走行部に設けられた清掃手段と、該清掃手段を固定する固定基部とを備えたチェーン清掃機構であって、清掃手段が、チェーンに接触して複数のスプロケットと平行な軸を中心に従動回転する回転ブラシと、該回転ブラシを回転可能に保持するブラシ保持アームと、該ブラシ保持アームを固定基部に固定する連結バーとを有し、固定基部が複数のスプロケットの内の少なくとも1つのスプロケットと相対位置を固定されていることにより、清掃手段を一体的に連結バーによって固定基部に固定するだけでよいため、構成が簡単であり、常に回転ブラシがチェーンに接触して付着物を清掃することが可能となるため、清掃のために完全に駆動を停止して清掃作業を行う必要がない。
また、回転ブラシ自身の弾性によって、チェーンの振動や騒音を低減することが可能となる。
【0019】
本請求項2に係る発明のチェーン清掃機構は、請求項1に係るチェーン清掃機構が奏する効果に加えて、複数のスプロケットの内の駆動スプロケットを駆動する駆動手段がベース部材に固定され、固定基部が該ベース部材に固定されることにより、従来の駆動手段の固定されるベース部材を固定基部が固定されるベース部材として使用することができるため、構成を追加することなく、簡単な構成でチェーンに対する清掃手段の相対的位置を固定することが可能となる。
【0020】
本請求項3に係る発明のチェーン清掃機構は、請求項1または請求項2に係るチェーン清掃機構が奏する効果に加えて、ブラシ保持アームが回転ブラシの回転軸の両端に1対それぞれ設けられ、1対のブラシ保持アームの一方の端部に回転ブラシが回転可能に支持され、1対のブラシ保持アームの他方の端部および中間部が、連結バーによって連結されていることにより、清掃手段を一体的に取り扱える簡単な構成とすることで、設置やメンテンナンスを容易にすることができるとともに、2本の連結バーによって回転ブラシの位置を強固に固定することができ、常に回転ブラシがチェーンに接触して付着物を清掃することが可能となる。
【0021】
本請求項4に係る発明のチェーン清掃機構は、請求項3に係るチェーン清掃機構が奏する効果に加えて、連結バーが固定基部に設けられた長孔にネジ止め固定され、長孔がチェーンに対する回転ブラシの押付量を可変とする方向に設けられていることにより、回転ブラシをチェーンの清掃に適した押付量とすることができ、より効果的に付着物を清掃することが可能となる。
また、チェーンの張力や弛みに応じた押付量とすることで、チェーンの振動や騒音をより低減することが可能となる。
【0022】
本請求項5に係る発明のチェーン清掃機構は、請求項1乃至請求項4のいずれかに係るチェーン清掃機構が奏する効果に加えて、清掃手段がチェーンの緩み側の直線走行部に設けられていることにより、チェーンのたるみが生じやすい緩み側に回転ブラシを押し付けることで、アイドラーとしての役目も兼用でき、さらにチェーンの振動や騒音を低減することが可能となる。
【0023】
本請求項6に係る発明のチェーン清掃機構は、請求項1乃至請求項5のいずれかに係るチェーン清掃機構が奏する効果に加えて、回転ブラシが、チェーンの幅より大きな幅を有することにより、チェーンの幅方向全体を確実に清掃することができるとともに、チェーンのピッチより大きな直径を有することにより、回転ブラシの少なくとも一部が常にチェーンのローラと接触するため、接触圧の変動による影響が少なくなり、さらにチェーンの振動や騒音を低減することが可能となる。
【0024】
本請求項7に係る発明のコンベアシステムは、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のチェーン清掃機構を備えたコンベアシステムであって、複数のスプロケットの内の従動スプロケットが、コンベアを駆動する駆動輪に設けられ、固定基部が従動スプロケットの上方に設けられたベース部材に固定され、駆動スプロケットを駆動する駆動手段がベース部材に固定されていることにより、清掃手段を一体的に連結バーによって固定基部に固定するだけでチェーンとの相対位置関係を正確に固定することができるため、構成が簡単であり、常に回転ブラシがチェーンに接触して付着物を清掃することが可能となり、清掃のために完全に駆動を停止して清掃作業を行う必要がない。
また、回転ブラシ自身の弾性によって、チェーンの振動や騒音を低減することが可能となる。
【0025】
本請求項8に係る発明のコンベアシステムは、請求項7に係るコンベアシステムが奏する効果に加えて、コンベアが、水中で使用されるスクレーパーであり、従動スプロケットが、水中に配置されるとともに、固定基部および清掃手段が、水上に配置されることにより、常に回転ブラシがチェーンに接触して付着物を清掃することが可能となるため、汚泥等を含んだ水中で使用されるスクレーパーを有するコンベアシステムであっても、不純物やゴミ等の付着によるチェーンやスプロケットの摩耗や回転の支障が防止されるとともに、油分等(スカム)の付着に起因する金属電気的作用あるいは化学的作用による腐食や孔食が防止され、チェーンの寿命が著しく短くなったり早期にチェーンが破断することが防止される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の一実施例であるチェーン清掃機構の側面図。
【図2】図1のチェーン清掃機構の平面図。
【図3】図1のチェーン清掃機構の清掃手段部分の拡大側面図。
【図4】図1のチェーン清掃機構の清掃手段部分の拡大平面図。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本発明は、複数のスプロケットの間を掛け回されて走行するチェーンと、該チェーンの直線走行部に設けられた清掃手段と、該清掃手段を固定する固定基部とを備えたチェーン清掃機構であって、清掃手段が、チェーンに接触して複数のスプロケットと平行な軸を中心に従動回転する回転ブラシと、該回転ブラシを回転可能に保持するブラシ保持アームと、該ブラシ保持アームを固定基部に固定する連結バーとを有し、固定基部が複数のスプロケットの内の少なくとも1つのスプロケットと相対位置を固定され、簡単な構成で、メンテナンス等の作業も簡略化しつつ、チェーンの付着物を常に清掃するものであれば、その具体的な実施態様はいかなるものであっても何ら構わない。
【0028】
すなわち、本発明のチェーン清掃機構の回転ブラシは、チェーンの付着物を清掃できるものであれば、そのブラシ繊維の材質、密度、長さ、方向等はどのようなものであっても良い。
【0029】
以下に、本発明の一実施例であるチェーン清掃機構100の基本的な構成について、図面に基づいて説明する。
本発明の一実施例であるチェーン清掃機構100は、図1、図2に示すように、下水処理施設等の水槽(図示せず)の上方に設けられたベース部材101に駆動スプロケットSを駆動する駆動手段102が固定されており、該駆動スプロケットSにチェーンCが巻き掛けられて、ベース部材101の下方の水槽内に設けられたスクレーパー付きのコンベヤベルトの駆動輪を回転駆動するコンベアシステムに設けられている。
【0030】
ベース部材101には、チェーンCが下方に走行可能な開口部103が設けられており、該開口部103の周囲に立設されるように固定基部110がベース部材101に固定されている。
該固定基部110には、チェーンCの清掃手段120が設けられるとともに、上方にチェーンカバー(図示せず)が取り外し可能に設けられ、コンベアシステムの稼動時にはチェーンカバーにより駆動スプロケットSの上方が覆われる。
【0031】
清掃手段120は、回転ブラシ121が1対のブラシ保持アーム122の一方の端部に設けられた回転軸124に回転可能に支持されるとともに、該1対のブラシ保持アーム122の他方の端部および中間部が連結バー123によって連結されることで、一体に構成されている。
【0032】
連結バー123は中空状で、幅方向の長さを開口部103の幅と同じとなるように形成され、固定基部110の開口部103上の両側方に設けられた長孔111の一方側から連結バー123を貫通して固定ボルト125を挿通し、反対側から固定ナット126で締め付けることにより、清掃手段120を固定基部110に固定可能に構成されている。
【0033】
開口部103上の両側方に設けられた長孔111は、回転ブラシ121のチェーンCへの押付量を可変とする方向に伸びるように設けられており、清掃手段120の固定位置を調整、変更可能に形成されている。
【0034】
このことにより、清掃手段120の簡単な構成で一体的に取り扱うことができ、設置やメンテンナンスを容易にすることができるとともに、2本の連結バー123によって回転ブラシ121の位置を最適な位置に強固に固定することができ、常に回転ブラシ121がチェーンCに接触して効果的に付着物を清掃することが可能となる。
【0035】
また、チェーンCの張力や弛みに応じた押付量とすることで、チェーンCの振動や騒音をより低減することが可能となる。
さらに、清掃手段120設置位置をチェーンCのたるみが生じやすい緩み側とすることで、回転ブラシ121がアイドラーとしての役目も兼用でき、さらにチェーンCの振動や騒音を低減することが可能となる。
【0036】
また、回転ブラシ121の幅は、チェーンCの幅より大きな幅を有しており、チェーンCの幅方向全体を確実に清掃することができる。
さらに、回転ブラシ121の直径はチェーンCのピッチより大きな直径を有しており、回転ブラシ121の少なくとも一部が常にチェーンCのローラと接触するため、接触圧の変動による影響が少なくなり、さらにチェーンCの振動や騒音を低減することが可能となる。
【0037】
以上説明したように、本発明によれば、簡単な構成で、メンテナンス等の作業も簡略化しつつ、チェーンの付着物を常に清掃することが可能となるなど、その効果は甚大である。
【0038】
なお、回転ブラシ121は多数の半径方向に伸びるブラシ繊維を持つものであり、図1乃至図4ではその最外径部のみを単純円筒形状で簡略化して図示している。
また、連結バー123を中実とし両端部にボルト穴を形成して、固定基部110の開口部103上の両側方に設けられた長孔111からそれぞれ固定ボルトを螺合させて締付固定するように構成しても良い。
【0039】
さらに、ブラシ保持アーム122を1本のみとし、回転ブラシ121を片持ちで回転可能に支持しても良く、その場合、連結バー123も幅方向の長さを開口部103の幅より短いものとし、固定基部110の開口部103上の一方の側方に設けられた長孔111に片持ちで固定しても良い。
【符号の説明】
【0040】
100 ・・・チェーン清掃機構
101 ・・・ベース部材
102 ・・・駆動手段
103 ・・・開口部
110 ・・・固定基部
111 ・・・長孔
120 ・・・清掃手段
121 ・・・回転ブラシ
122 ・・・ブラシ保持アーム
123 ・・・連結バー
124 ・・・回転軸
125 ・・・固定ボルト
126 ・・・固定ナット
C ・・・チェーン
S ・・・駆動スプロケット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のスプロケットの間を掛け回されて走行するチェーンと、該チェーンの直線走行部に設けられた清掃手段と、該清掃手段を固定する固定基部とを備えたチェーン清掃機構であって、
前記清掃手段が、前記チェーンに接触して前記複数のスプロケットと平行な軸を中心に従動回転する回転ブラシと、該回転ブラシを回転可能に保持するブラシ保持アームと、該ブラシ保持アームを前記固定基部に固定する連結バーとを有し、
前記固定基部が、前記複数のスプロケットの内の少なくとも1つのスプロケットと相対位置を固定されていることを特徴とするチェーン清掃機構。
【請求項2】
前記複数のスプロケットの内の駆動スプロケットを駆動する駆動手段が、ベース部材に固定され、
前記固定基部が、該ベース部材に固定されることを特徴とする請求項1に記載のチェーン清掃機構。
【請求項3】
前記ブラシ保持アームが、前記回転ブラシの回転軸の両端に1対それぞれ設けられ、
前記1対のブラシ保持アームの一方の端部に前記回転ブラシが回転可能に支持され、
前記1対のブラシ保持アームの他方の端部および中間部が、前記連結バーによって連結されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のチェーン清掃機構。
【請求項4】
前記連結バーが、前記固定基部に設けられた長孔にネジ止め固定され、
前記長孔が、前記チェーンに対する前記回転ブラシの押付量を可変とする方向に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のチェーン清掃機構。
【請求項5】
前記清掃手段が、前記チェーンの緩み側の直線走行部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のチェーン清掃機構。
【請求項6】
前記回転ブラシが、前記チェーンの幅より大きな幅を有するとともに、前記チェーンのピッチより大きな直径を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のチェーン清掃機構。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のチェーン清掃機構を備えたコンベアシステムであって、
前記複数のスプロケットの内の従動スプロケットが、コンベアを駆動する駆動輪に設けられ、
前記固定基部が、前記従動スプロケットの上方に設けられたベース部材に固定され、
前記駆動スプロケットを駆動する駆動手段が、前記ベース部材に固定されていることを特徴とするコンベアシステム。
【請求項8】
前記コンベアが、水中で使用されるスクレーパーであり、
前記従動スプロケットが、水中に配置されるとともに、
前記固定基部および前記清掃手段が、水上に配置されることを特徴とする請求項7に記載のコンベアシステム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate