説明

チャンバー再充填バッグ付き点滴セット

【課題】点滴を速やかに再開するため、点滴セットの途中にバッグを設置したチャンバー再充填バッグ付き点滴セットを提供する。
【解決手段】点滴セットの途中にバッグを設置し、輸液バッグ(3)とチャンバー(2)が空になってチューブ(4)に空気が侵入した際、バッグ(1)にあらかじめためておいた液を逆流させることでチューブ(4)とチャンバー(2)を再び液で満たすようにしたチャンバー再充填バッグ付き点滴セットを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
この発明は、点滴セットの途中にバッグを取り付けたチャンバー再充填バッグ付き点滴セットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の点滴セットは液をためるためのバッグがなかった。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これは、次のような欠点があった。輸液バッグが空になると、続いてチャンバーも空になり、チューブに空気が侵入する。その時点で、輸液バッグを新しいものと取り替えて点滴を再開する際、チューブに侵入した空気を取り除くのが困難であった。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
点滴セットのチャンバー(2)と三方活栓(5)の間に液をためることができるバッグ(1)を取り付ける。
本発明は、以上の構成よりなるチャンバー再充填バッグ付き点滴セットである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
点滴セットのチャンバー(2)と三方活栓(5)の間に液をためることができるバッグ(1)を設置する。
本発明は、以上のような構造で、これを使用するときは、三方活栓(5)を閉じ、バッグ(1)を押しつぶして中にためておいた液をチャンバー(2)の方向へ逆流させればいい。
【発明の効果】
【0006】
輸液バッグ(3)が空になって、続いてチャンバー(2)も空になり、チューブ(4)に空気が侵入した場合に、バッグ(1)を押しつぶすことによりチューブ(4)に侵入した空気を除き、チャンバー(2)を再び液で満たすことができる。この操作を行えば、空になった輸液バッグを新しいものと交換するだけで輸液を再開できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の正面図である。
【図2】チューブ内に空気が侵入した図である。
【符号の説明】
1 バッグ
2 チャンバー
3 輸液バッグ
4 チューブ
5 三方活栓
6 液面
7 水滴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
点滴セットに液をためることができるバッグ(1)を取り付けたチャンバー再充填バッグ付き点滴セット

【図1】
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【図2】
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