説明

ツボ表示具及びツボ表示具を備えた衣類

【課題】素人でも簡単にツボの位置を把握し指圧をすることができるツボ表示具と、ツボ表示具を備えた衣類を提供する。
【解決手段】ツボを押す順番を示す指圧番号表示部2a、ツボを押す強さを示す指圧強さ表示部2b、ツボを押す方法を示す指圧方法表示部2c及びツボを押す時間を示す指圧時間表示部2dを表面に表示した円形の表示板2からなることを特徴とするツボ表示具1の構成とした。ツボ表示具1は、衣類として靴下、手袋、シャツ、ズボンに取り付けられて使用される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、素人でも簡単にツボの位置を把握し指圧をすることができるツボ表示具と、ツボ表示具を備えた衣類に関する発明である。
【背景技術】
【0002】
従来、簡単にツボの位置を知ることができ、素人でもツボ押しをすることができるものには、特許文献に示すような靴下の底面にツボの位置を表示したものや、手袋の掌にツボの位置を表示したものであった。
【0003】
しかしながら、従来のツボの位置を表示した靴下や手袋などは、足裏側や掌側にしかツボ表示がされておらず、人間の体中に存在するツボの一部にしか対応することができなかった。
【0004】
また、足の大きさや手の大きさは使用する人によって異なるため、使用する人によっては位置がずれており効果がない場合もあった。
【特許文献1】実開平3−88530号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、あらゆる人に対応することができ、従来よりも広範囲に渡ってツボの位置を簡単に知ることができ、素人でも簡単に効果的なツボ押しをすることができるツボ表示具及びツボ表示具を備えた衣類を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するために、ツボを押す順番を示す指圧番号表示部2a、ツボを押す強さを示す指圧強さ表示部2b、ツボを押す方法を示す指圧方法表示部2c及びツボを押す時間を示す指圧時間表示部2dを表面に表示した円形の表示板2からなることを特徴とするツボ表示具1の構成とした。
【発明の効果】
【0007】
本発明のツボ表示具及びツボ表示具を備えた衣類は、ツボ表示具に指圧順番を示す指圧番号、指圧の強さ、指圧方法、指圧時間が表示されているため、素人であってもツボの位置は勿論のこと、指圧の強さ、方法、時間を知ることができ、簡単に効果的な指圧をすることができる。
【0008】
また、ツボ表示具の取り付け位置を任意に変えることができるため、足や手など人によって大きさが異っている部分であっても使用者に合わせて変更することができ子供から大人まで使用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
大人から子供まで使用することができ、誰でも簡単に効果的な指圧をおこなうことができるという目的を、指圧番号、指圧強さ、指圧方法及び指圧時間を表示したツボ表示具と、ツボ表示具を衣類に取り付けることによって実現した。
【実施例1】
【0010】
図1は本発明であるツボ表示具の正面図、図2はツボ表示具のA−A線断面図である。図1及び図2に示すように、本発明であるツボ表示具1は、ツボを押す順番を示す指圧番号表示部2a、ツボを押す強さを示す指圧強さ表示部2b、ツボを押す方法を示す指圧方法表示部2c、ツボを押す時間を示す指圧時間表示部2dを表面に表示した円形の表示板2からなる。
【0011】
前記表示板2の基本的な形状は円形としたが、特に円形に限定したものではなく、楕円形や四角形などでも良く、多角形であってもよいものとする。また、図1に示すように、表示板2の上部に指圧番号表示部2a、下部に指圧時間表示部2d、中央部左右に指圧強さ表示部2b及び指圧方法表示部2cを配置したが、各表示部の位置は限定されたものではなく変更しても構わない。
【0012】
図2に示すように、表示板2は平板状をしており、ツボを指圧する場合に表示板2の上から指圧するため材質としては上部で柔らかいものが好ましい。また、表示板2を衣類に取り付ける際は、縫い付けを予定しているが、接着剤による貼付けや付け外しが自由なマジックテープ(登録商標)などでも良い。
【実施例2】
【0013】
図3はね本発明であるツボ表示具を取り付けた靴下の斜視図である。本発明であるツボ表示靴下1aは、靴下3に前記ツボ表示具1を取り付けたものである。図3に示すように、靴下3の表面にツボ表示具1を取付け、取り付けたツボ表示具1の上から足を指圧することにより足に存在するツボを簡単に刺激することができる。
【0014】
図3に示したツボ表示具1の取り付け位置及び取付け数は、限定したものではなく、別の場所であっても構わない。
【実施例3】
【0015】
図4は、本発明であるツボ表示具を取り付けた手袋の斜視図である。本発明であるツボ表示手袋1bは、手袋4に前記ツボ表示具1を取り付けたものである。図4に示すように、手袋4の表面にツボ表示具1を取付け、取り付けたツボ表示具1の上から掌を指圧することにより手に存在するツボを簡単に刺激することができる。
【0016】
図4に示したツボ表示具1の取り付け位置及び取付け数は、限定したものではなく、別の場所であっても構わない。
【実施例4】
【0017】
図5は、本発明であるツボ表示具を取り付けたシャツの正面図である。本発明であるツボ表示シャツ1cは、シャツ5に前記ツボ表示具1を取り付けたものである。図5に示すように、シャツ5の表面に前記ツボ表示具1を取付け、取り付けたツボ表示具1の上から体を指圧することにより上半身に存在するツボを簡単に刺激することができる。
【0018】
図5に示したツボ表示具1の取り付け位置及び取付け数は、限定したものではなく、別の場所であっても構わない。
【実施例5】
【0019】
図6は、本発明であるツボ表示具を取り付けたズボンの正面図である。本発明であるツボ表示ズボン1dは、ズボン6に前記ツボ表示具1を取り付けたものである。図6に示すように、ズボン6の表面に前記ツボ表示具1を取付け、取り付けたツボ表示具1の上から足を指圧することにより下半身に存在するツボを簡単に刺激することができる。
【0020】
図6に示したツボ表示具1の取り付け位置及び取付け数は、限定したものではなく、別の場所であっても構わない。
【実施例6】
【0021】
図7は、本発明であるツボ表示具を取り付けた靴下の第2実施例である。本発明であるツボ表示靴下1eは、靴下7の表面側に前記ツボ表示具1を取付け、更に前記ツボ表示具1を取り付けた位置の靴下7の内面側に指圧体2fを取り付けたものである。
【0022】
靴下7の内面側に取り付けられた前記指圧体2fは、内布2eにより取り付けられており、指圧面が足ツボに当たるように取り付けられている。よって図7では、指圧体2fを半球体としたため、曲面が足側に向き、平面がツボ表示具1側を向いた状態となっている。
【0023】
尚、前記指圧体2fは半球体に限定したものではなく、ツボを刺激し易い形状であれば球体や他の形状であっても良いものとする。また、ツボ表示靴下1eのように、前記ツボ表示手袋1b、ツボ表示シャツ1c、ツボ表示ズボン1dのツボ表示具1を取り付けた位置の内面側に前記指圧体2fを取付けても良い。
【0024】
次に図8から図13を使用して、本発明である各ツボ表示衣類を使った各症状を改善するためのツボ押し手順を説明することとする。
【0025】
図8は、本発明であるツボ表示具を取り付けた衣類を使用してニキビを治すツボ押しの手順を表した図である。
【0026】
図8に示すように、ニキビを治すツボ押し8にはツボ表示手袋1bを使用する。ニキビを治すツボ押し8の場合、ツボ表示手袋1bの甲側にある「合谷」の位置と、掌側にある「内関」の位置にツボ表示具1を取り付ける。
【0027】
「合谷」及び「内関」は共にツボの名称である。「合谷」は手の甲側で親指と人差し指の股を指で押上げて止まった位置にあるツボのことを指し、「内関」は掌側で手首の中央から肘に向かって2寸の位置にあるツボのことを指す。
【0028】
「合谷」に取り付けたツボ表示具1の指圧番号表示部2aには「1番」と記載され、指圧強さ表示部2bには「強」、指圧方法表示部2cには「押」、指圧時間表示部2dには「2分」と記載されている。
【0029】
一方、「内関」に取り付けたツボ表示具1の指圧番号表示部2aには「2番」、指圧強さ表示部2bには「強」、指圧方法表示部2cには「押」、指圧時間表示部2dには「2分」と記載されている。
【0030】
各指圧表示具1に従い、まず、手の甲側「合谷」のツボを強く、押す方法で2分間指圧する。次に掌側「内関」のツボを強く、押す方法で2分間指圧する。以上のように決められたツボを指示通り指圧することでニキビを治すツボ押し8を実践することができる。
【0031】
図9は、本発明であるツボ表示具を取り付けた衣類を使用して膨ら脛のシェイプアップのツボ押しの手順を表した図である。
【0032】
図9に示すように、膨ら脛のシェイプアップのツボ押し8aにはツボ表示ズボン1dを使用する。膨ら脛のシェイプアップのツボ押し8aの場合、ツボ表示ズボン8aのお尻側にある「承扶」の位置、膝の裏側にある「委中」の位置、膨ら脛の中央にある「承山」の位置及びツボ表示ズボン1dの前側にある「足三里」の位置にツボ表示具1を取り付ける。
【0033】
「承扶」「委中」「承山」「足三里」は全てツボの名称である。「承扶」はお尻と太腿の付け根にあるツボ、「委中」は膝裏の一番窪んだ所にあるツボ、「承山」は膨ら脛中央部の筋肉に力を入れると丁度山のような形に窪みができる山頂部にあるツボ、「足三里」は膝頭のお皿を同じ側の手で親指と人差し指で軽く囲み人差し指が向こう脛の中心に来るようにし軽く中指を添えたとき丁度中指の先があたる所にあるツボを指す。
【0034】
「承扶」に取り付けたツボ表示具1の指圧番号表示部2aには「1番」と記載され、指圧強さ表示部2bには「強」、指圧方法表示部2cには「押/揉」、指圧時間表示部2dには「3分」と記載されている。
【0035】
「委中」に取り付けたツボ表示具1の指圧番号表示部2aには「3番」と記載され、指圧強さ表示部2bには「強」、指圧方法表示部2cには「押/揉」、指圧時間表示部2dには「3分」と記載されている。
【0036】
「承山」に取り付けたツボ表示具1の指圧番号表示部2aには「2番」と記載され、指圧強さ表示部2bには「強」、指圧方法表示部2cには「押/揉」、指圧時間表示部2dには「3分」と記載されている。
【0037】
「足三里」に取り付けたツボ表示具1の指圧番号表示部2aには「4番」と記載され、指圧強さ表示部2bには「強」、指圧方法表示部2cには「押/揉」、指圧時間表示部2dには「3分」と記載されている。
【0038】
各指圧表示具1に従い、まず、お尻と太腿の付け根にある「承扶」のツボを強く、押す又は揉む方法で3分間指圧し、次に膨ら脛中央にある「承山」のツボを強く、押す又は揉む方法で3分間指圧する。次に膝裏の「委中」のツボを強く、押す又は揉む方法で3分間指圧し、最後に脛付近にある「足三里」のツボを強く、押す又は揉む方法で3分間指圧する。以上のように決められたツボを指示通り指圧することで膨ら脛のシェイプアップのツボ押し8aを実践することができる。
【0039】
図10は本発明であるツボ表示具を取り付けた衣類を使用して冷え性を治すツボ押しの手順を表した図である。
【0040】
図10に示すように、冷え性を治すツボ押し8bにはツボ表示シャツ1cを使用する。冷え性を治すツボ押し8bの場合、ツボ表示シャツ1c背中側にある「命門」及び「腎兪」の位置と、お腹側にある「中完」の位置にツボ表示具1を取り付ける。
【0041】
「命門」「腎兪」及び「中完」は共にツボの名称である。「命門」はお臍の正反対側にあるツボ、「腎兪」は「命門」から左右に1寸5分の位置にあるツボ、「中完」はお臍とみぞおちの真ん中にあるツボを指す。
【0042】
「命門」に取り付けたツボ表示具1の指圧番号表示部2aには「1番」と記載され、指圧強さ表示部2bには「中」、指圧方法表示部2cには「叩」、指圧時間表示部2dには「5分」と記載されている。
【0043】
一方、「腎兪」に取り付けたツボ表示具1の指圧番号表示部2aには「2番」、指圧強さ表示部2bには「中」、指圧方法表示部2cには「叩」、指圧時間表示部2dには「5分」と記載されている。
【0044】
「中完」に取り付けたツボ表示具1の指圧番号表示部2aには「3番」と記載され、指圧強さ表示部2bには「中」、指圧方法表示部には「押」、指圧時間表示部2dには「3分」と記載されている。
【0045】
各指圧表示具1に従い、まず、背中側の「命門」のツボを中程度の強さで、叩く方法で5分間指圧する。次に同じく背中側の「腎兪」のツボを中程度の強さで、叩く方法で5分間指圧し、最後にお腹側の「中完」のツボを中程度の強さで、押す方法で3分間指圧する。以上のように決められたツボを指示通り指圧することで冷え性を治すツボ押し8bを実践することができる。
【0046】
図11は、本発明であるツボ表示具を取り付けた衣類を使用して肩こりを治すツボ押しの手順を表した図である。
【0047】
図11に示すように、肩こりを治すツボ押し8cにはツボ表示靴下1aを使用する。肩こりを治すツボ押し8cの場合、ツボ表示靴下1aの足裏にある「僧帽筋に効くツボ」「肩に効くツボ」及び「首に効くツボ」の位置にツボ表示具1を取り付ける。
【0048】
「僧帽筋に効くツボ」は両足裏の人差し指から薬指に渡った根本付近にあるツボ、「肩に効くツボ」は両足裏の小指の根本付近にあるツボ、「首に効くツボ」は両足裏の親指の根本付近にあるツボを指す。
【0049】
「僧帽筋に効くツボ」に取り付けたツボ表示具1fの指圧番号表示部2aには「1番」と記載され、指圧強さ表示部2bには「強」、指圧方法表示部2cには「押」、指圧時間表示部2dには「2分」と記載されている。尚、僧帽筋に効くツボは広範囲であるため円形の表示板ではなく横長の楕円形をした表示板2gとした。
【0050】
一方、「肩に効くツボ」に取り付けたツボ表示具1の指圧番号表示部2aには「2番」、指圧強さ表示部2bには「中」、指圧方法表示部2cには「押」、指圧時間表示部2dには「2分」と記載されている。
【0051】
「首に効くツボ」に取り付けたツボ表示具1の指圧番号表示部2aには「3番」と記載され、指圧強さ表示部2bには「中」、指圧方法表示部には「押」、指圧時間表示部2dには「2分」と記載されている。
【0052】
各指圧表示具1に従い、まず、「僧帽筋に効くツボ」を強く、押す方法で2分間指圧する。次に「肩に効くツボ」を中程度の強さで、押す方法で2分間指圧し、最後に「首に効くツボ」を中程度の強さで、押す方法で2分間指圧する。以上のように決められたツボを指示通り指圧することで肩こりを治すツボ押し8cを実践することができる。
【0053】
図12は、本発明であるツボ表示具を取り付けた衣類を使用して肩こりを治すツボ押しの手順を表した図である。
【0054】
図12に示した肩こりを治すツボ押し8dは、図11で示した肩こりを治すツボ押し8cとは別のツボを利用した方法である。図12に示した肩こりを治すツボ押し8dにはツボ表示シャツ1cとツボ表示手袋1bを使用する。肩こりを治すツボ押し8dの場合、ツボ表示シャツ1cの腕にある「手三里」及び鎖骨近くの「中府」の位置と、ツボ表示手袋1bにある前記「合谷」の位置にツボ表示具1を取り付ける。
【0055】
「手三里」「中府」及び「合谷」は共にツボの名称である。「手三里」は肘を曲げた際にできる皺の上側の先端から人差し指に向かって2寸の所にあるツボ、「中府」は鎖骨の偏りの出っ張りから2寸下がった所にあるツボ、「合谷」は手の甲側で親指と人差し指の股を指で押上げて止まった位置にあるツボを指す。
【0056】
「手三里」に取り付けたツボ表示具1の指圧番号表示部2aには「1番」と記載され、指圧強さ表示部2bには「強」、指圧方法表示部2cには「押」、指圧時間表示部2dには「1分」と記載されている。
【0057】
一方、「中府」に取り付けたツボ表示具1の指圧番号表示部2aには「2番」、指圧強さ表示部2bには「中」、指圧方法表示部2cには「揉/押」、指圧時間表示部2dには「1分」と記載されている。
【0058】
「合谷」に取り付けたツボ表示具1の指圧番号表示部2aには「3番」と記載され、指圧強さ表示部2bには「強」、指圧方法表示部には「押」、指圧時間表示部2dには「1分」と記載されている。
【0059】
各指圧表示具1に従い、まず、腕にある「手三里」のツボを強く、押す方法で1分間指圧する。次に鎖骨近くにある「中府」のツボを中程度の強さで、揉む又は押す方法で1分間指圧し、最後に手の甲にある「合谷」のツボを強く、押す方法で1分間指圧する。以上のように決められたツボを指示通り指圧することで肩こりを治すツボ押し8dを実践することができる。尚、図12に示した肩こりを治すツボ押し8dは、3回繰り返すのが好ましいとされる場合があり、その場合は、3回繰り返す旨をツボ表示具1に記載しても良い。
【0060】
図13は、本発明であるツボ表示具を取り付けた衣類を使用して生理不順を直すツボ押しの手順を表した図である。
【0061】
図13に示すように生理不順を治すツボ押し8eにはツボ表示靴下1aとツボ表示ズボン1dを使用する。生理不順を治すツボ押し8eの場合、ツボ表示靴下1aの足首にある「三陰交」、足裏にある「公孫」、足の甲にある「行間」の位置と、ツボ表示ズボン1dにある「陰陵泉」の位置にツボ表示具1を取り付ける。
【0062】
「三陰交」「公孫」「行間」及び「陰陵泉」は共にツボの名称である。「三陰交」は内踝の上端から骨に沿って上に3寸の位置にあるツボ、「公孫」は足裏にあり親指の内側にある大きな骨から踵に向かって1寸の位置にあるツボ、「行間」は足の甲側で親指と人差し指の付け根にあるツボ、「陰陵泉」は足の内踝から骨に沿って指を擦り上げ膝の手前で盛り上がっている骨の下にあるツボを指す。
【0063】
「三陰交」に取り付けたツボ表示具1の指圧番号表示部2aには「1番」と記載され、指圧強さ表示部2bには「強」、指圧方法表示部2cには「押」、指圧時間表示部2dには「1分」と記載されている。
【0064】
一方、「公孫」に取り付けたツボ表示具1の指圧番号表示部2aには「2番」、指圧強さ表示部2bには「強」、指圧方法表示部2cには「押」、指圧時間表示部2dには「1分」と記載されている。
【0065】
「行間」に取り付けたツボ表示具1の指圧番号表示部2aには「4番」と記載され、指圧強さ表示部2bには「強」、指圧方法表示部には「押」、指圧時間表示部2dには「1分」と記載されている。
【0066】
「陰陵泉」に取り付けたツボ表示具1の指圧番号表示部2aには「3番」と記載され、指圧強さ表示部2bには「強」、指圧方法表示部には「押」、指圧時間表示部には「1分」と記載されている。
【0067】
各指圧表示具1に従い、まず、足首付近にある「三陰交」のツボを強く、押す方法で1分間指圧する。次に足裏にある「公孫」のツボを強く、押す方法で1分間指圧し、次に膝近くにある「陰陵泉」のツボを強く、押す方法で1分間指圧する。最後に足の甲にある「行間」のツボを強く、押す方法で1分間指圧する。以上のように決められたツボを指示通り指圧することで生理不順を治すツボ押し8eを実践することができる。尚、図13に示した生理不順を治すツボ押し8eは、3回繰り返すのが好ましいとされる場合があり、その場合は、3回繰り返す旨をツボ表示具1に記載しても良い。
【0068】
以上のように、症状によっては決められたツボの指圧を繰り返すことが必要とされる場合もあり、その場合は、使用する各衣類に繰り返しの回数を記載しても良く、また、ツボ表示具1に指圧回数表示部を設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【図1】本発明であるツボ表示具の正面図である。
【図2】本発明であるツボ表示具のA−A線断面図である。
【図3】本発明であるツボ表示具を取り付けた靴下の斜視図である。
【図4】本発明であるツボ表示具を取り付けた手袋の斜視図である。
【図5】本発明であるツボ表示具を取り付けたシャツの正面図である。
【図6】本発明であるツボ表示具を取り付けたズボンの正面図である。
【図7】本発明であるツボ表示具を取り付けた靴下の第2実施例である。
【図8】本発明であるツボ表示具を取り付けた衣類を使用してニキビを治すツボ押しの手順を表した図である。
【図9】本発明であるツボ表示具を取り付けた衣類を使用して膨ら脛のシェイプアップのツボ押しの手順を表した図である。
【図10】本発明であるツボ表示具を取り付けた衣類を使用して冷え性を治すツボ押しの手順を表した図である。
【図11】本発明であるツボ表示具を取り付けた衣類を使用して肩こりを治すツボ押しの手順を表した図である。
【図12】本発明であるツボ表示具を取り付けた衣類を使用して肩こりを治すツボ押しの手順を表した図である。
【図13】本発明であるツボ表示具を取り付けた衣類を使用して生理不順を直すツボ押しの手順を表した図である。
【符号の説明】
【0070】
1 ツボ表示具
1a ツボ表示靴下
1b ツボ表示手袋
1c ツボ表示シャツ
1d ツボ表示ズボン
1e ツボ表示靴下
1f ツボ表示具
2 表示板
2a 指圧番号表示部
2b 指圧強さ表示部
2c 指圧方法表示部
2d 指圧時間表示部
2e 内布
2f 指圧体
2g 表示板
3 靴下
4 手袋
5 シャツ
6 ズボン
7 靴下
8 ニキビを治すツボ押し
8a 膨ら脛のシェイプアップのツボ押し
8b 冷え性を治すツボ押し
8c 肩こりを治すツボ押し
8d 肩こりを治すツボ押し
8e 生理不順を直すツボ押し

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ツボを押す順番を示す指圧番号表示部、ツボを押す強さを示す指圧強さ表示部、ツボを押す方法を示す指圧方法表示部、ツボを押す時間を示す指圧時間表示部を表面に表示した表示板からなることを特徴とするツボ表示具。
【請求項2】
表示板を円形又は多角形のいずれかとしたことを特徴とする請求項1に記載のツボ表示具。
【請求項3】
請求項1に記載のツボ表示具を靴下の表面に取り付けたことを特徴とするツボ表示具を備えた衣類。
【請求項4】
請求項1に記載のツボ表示具を手袋の表面に取り付けたことを特徴とするツボ表示具を備えた衣類。
【請求項5】
請求項1に記載のツボ表示具をシャツの表面に取り付けたことを特徴とするツボ表示具を備えた衣類。
【請求項6】
請求項1に記載のツボ表示具をズボンの表面に取り付けたことを特徴とするツボ表示具を備えた衣類。
【請求項7】
ツボ表示具を取り付けた位置の内面側に指圧体を備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項5に記載のツボ表示具を備えた衣類。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2008−104702(P2008−104702A)
【公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−291166(P2006−291166)
【出願日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【出願人】(306039935)
【Fターム(参考)】