説明

ティーバッグ外側吸収包装

【課題】本発明はティーバッグの最外部に防水体に囲まれた吸収体を設けることで、使い終わって滴ったティーバッグの液体を吸収し他に液体が流れて汚れるのを防止するとともに、使い終わったティーバッグの置き場を提供し、机が濡れるのを防ぐティーバッグ外側吸収包装を提供する。
【解決手段】ティーバッグ1の包装2の最外部をティーバッグから滴った液体を吸収し保持する防水体3に囲まれた吸水体4にすることで吸収した液体が他の物体に触れたり、吸収されるのを防ぐ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はティーバッグの最外部に防水体に囲まれた吸収体を設けることで、使い終わって滴ったティーバッグの液体を吸収し、他に液体が流れ、汚れるのを防止し、毛細管現象で吸出されることを防ぐと共に、使い終わったティーバッグの置き場を提供し、机が濡れるのを防ぐティーバッグ外側吸収包装に関する。
【背景技術】
【0002】
従来からティーバッグを置くためのコースターは存在したが、テーバッグとは別物であり、ティーバッグがあってもコースターがない場合は、皿に置くか、ティーバッグの上に置くしかなく、皿を汚したり、液体が垂れて周囲を汚す結果になっていた。(非特許文献1参照)
また、ティーバッグそのものに水分を受け止めるトレイを設け、吸収シートを備えるものがあるが、包装ではなく、ティーバッグそのものを加工しなければならず、作成の作業工程が難しくなるものがあった。(特許文献1)
また、ティーバッグに被膜可能なラベルを付加し、水切りし、水分を吸収するものがあったが熱湯に浸かったティーバッグを水切りするのはとても熱く、そして、ラベルを付加したものを包装しなければならないものがあった。(特許文献2)
また、湿潤した食品を包んで液体がこぼれないようにする食品包装材があったが、魚や肉などから出る汁がこぼれないようにするもので、トレイの中にシートとして敷いたり、魚を包み込んでしまうものがあった。(特許文献3)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−14844号公報
【特許文献2】実開平7−17761号公報
【特許文献3】特開2005−212882号公報
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】http://www.loveandcare.net/coaster.html
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来からティーバッグを置くための吸収シートは存在したが、テーバッグとは別物であり、ティーバッグがあっても、吸収シートがない場合があり、その場合、皿に置くか、ティーバッグの上に置くしかなかったが、どちらも液体を吸収せず、皿を汚したり、液体が垂れて周囲を汚す結果になっていた。また、ティーバッグに加工を施し、トレイを設けたり、ラベルを付加したものがあったが、作成工程が難しかった。しかし、本願発明はティーバッグの包装の最外部に防水体に囲まれた吸収体にすることで他の付加するものを必要とせず、使ったティーバッグを取り出した包装の上に置くだけで液体を吸収し、周囲を汚さずそのまま一緒に捨てる等の処理が簡単にできる。また、作成も既存の作成設備を使って作ることができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明はティーバッグ(図1の1)の包装(図1の2)の最外部をティーバッグから滴った液体を吸収し保持する、防水体(図1の3)に囲まれた吸水体(図1の4)にすることで吸収した液体が他の物体に触れたり、吸収されるのを防ぐことができるティーバッグ外側吸収包装であり、包装を変更するだけなので、既存の設備を使って実現することが容易である。
【発明の効果】
【0007】
本発明はティーバッグ(図1の1)の包装(図1の2)の最外部をティーバッグから滴った液体を吸収し保持する、防水体(図1の3)に囲まれた吸水体(図1の4)にすることで、使い終わったティーバッグから液体が滴り、湿潤した部分がカップや机に接触することがなく汚れず、また、ティーバッグの包装が防水体に囲まれた吸収体であることから、湿潤した部分が他に触れず、吸収した液体がテーブルクロス等の毛細管現象により浸透して着色したり、机が液体によって濡れる事を防ぐ。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】ティーバッグ外側吸収包装の構成図
【発明を実施するための形態】
【0009】
ティーバッグの包装の部分を外側を防水体と吸水体に分けることで、液体が浸透し吸収する部分と、液体が浸透せず濡れない部分を作ることができ、吸水体の部分にティーバッグからの液体が吸収され、防水体の部分にまで浸透せず、液体を保持することができ、それにより、他のものに吸収されたり、他のものが濡れて着色してしまうことがない。
【具体例】
具体例として、日本茶や紅茶等のお茶類のティーバッグの包装、コーヒーのティーバッグの包装が挙げられるが、ティーバッグの包装を防水性と吸水性を持ったもので構成することであり、これらに限定するものではない。
【符号の説明】
【0010】
1 ティーバッグ
2 包装
3 防水体
4 吸水体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ティーバッグの包装の最外部に防水体に囲まれた吸収体を設けることで、使い終わって滴ったティーバッグの液体を吸収し、他に液体が流れ、汚れるのを防止し、毛細管現象で吸出されることを防ぐと共に、使い終わったティーバッグの置き場を提供し、机が濡れるのを防ぐティーバッグ外側吸収包装。

【図1】
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【公開番号】特開2011−31985(P2011−31985A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−194789(P2009−194789)
【出願日】平成21年8月4日(2009.8.4)
【出願人】(509049654)ユージックス株式会社 (4)
【Fターム(参考)】