説明

テーピング用ハサミ

【課題】テーピングという医療行為をする際、テープを患者の患部に応じてカットする必要がある。その際、テープが剥がれ難くなる様にする目的で、テープの四隅の角を丸くカットする事が必要となる。テープを患部に応じて大きくカットするという直線的カットと、テープの四隅を丸くカットする曲線的カット行為が発生する。その2つの異なるカット行為を1つのハサミで効率よく出来る事を提案する。
【解決手段】ハサミの刃の部分について、刃先側の前約半分を直線形状の刃とし、根元側約半分の一部もしくは根元側約半分を曲線形状の刃とする事を特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は医療行為であるテーピングの際に、テープを患者に応じて適正に且つテープを剥がれ難くする形状にカットするテーピング用ハサミに関する。
【背景技術】
【0002】
テーピングは患者の身体の大きさや、患部の位置、痛みの具合などにより、既製品のテープをカットして使用する。テープをカットする際、テープを患部から剥がれ難くする目的で、テープの四つ角を丸くカットしなければならない。その一連の動作に時間と手間がかかっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで、この発明は、テープを必要なサイズにカットする際には、直線カットが出来る前半分の刃を使用し、四つ角を丸くカットする際には、同じハサミの後ろ半分に曲面加工された刃の部分を使用し、四隅をカットして角を丸くする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ハサミの刃の部分を、刃先側半分を直線の刃の形に、後ろ半分の部分を曲線の刃の形にする。
【発明の効果】
【0005】
この発明によると、テーピング行為の際、既製品のテープを刃先側前半分の直線カット用の刃で必要なサイズや形状にカットし、後ろ部分にある曲線カット刃部分で、カットしたテープの四隅を丸くカット出来る。この事により、1本のハサミで効率よくテープングという医療行為が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
刃先側の前半分の刃の部分を直線形状とし、根元側の後ろ半分の刃を曲線形状とする。
【実施例】
【0007】
次にこの発明を図面に基づいて詳述すると、刃先側の約前半分の刃は直線加工(1)。
根元側約半分の刃の一部、もしくは根元側約半分を曲線加工する(2)。
【産業上の利用可能性】
【0008】
この発明のテーピング用ハサミの技術を確立し、実施、販売することにより、産業上の利用可能性がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】テーピング用ハサミを真上から見た図である。
【図2】テーピング用ハサミを斜め上から見た図である。
【符号の説明】
【0010】
1 直線カットが出来る刃の部分
2 曲線カットが出来る刃の部分
3 ハサミの支点
4 ハサミの柄部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハサミの刃の部分において、刃先から約半分の部分の形状は直線とし、2枚の刃が交わる支点側方向に残された約半分の刃の形状をカーブ状にする。この形状により、1つのハサミで直線カットと曲面カットが可能となる。この形状により、角部分を丸くカットした四角形体が容易に作成出来る。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−94644(P2013−94644A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−253244(P2011−253244)
【出願日】平成23年11月1日(2011.11.1)
【出願人】(508156867)
【Fターム(参考)】