説明

テープ状ラミネートの製造方法

本発明は、テープ状支持体材料1と、テープ状支持体材料1の表面の少なくとも1つに第1の接着層4とを含むテープ状ラミネートを製造するための方法に関する。この場合、本方法は、次のステップ、(a)第1のテープ状補助支持体材料2に少なくとも第1の接着層4を被覆して、被覆された第1の補助支持体材料9を第1のロール8に巻付けるステップと、(b)被覆された第1のテープ状補助支持体材料9を第1のロール8から巻き解いて、被覆された第1のテープ状補助支持体材料9を第1の積層ローラ14に案内するステップと、(c)第1の接着層4がテープ状支持体材料1に向かい合うように、被覆された第1のテープ状補助支持体材料9をテープ状支持体材料1にラミネートするステップと、(d)第1の補助支持体材料2を第1の接着層4から剥離するステップとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テープ状ラミネートを製造するための方法、本方法を実施するための装置ならびに装置の使用に関する。
【0002】
テープ状ラミネート、特に片面または両面で粘着性の接着テープは、従来技術に従って、通常3つのサブステップを含む方法によって製造される。第1のサブステップで、感圧接着剤が、長手方向に移動するテープ状被覆材料に連続的に塗布される。次に、感圧接着剤が被覆された被覆材料が、第2のサブステップで乾燥装置を通過し、この装置で被覆材料の上の感圧接着剤が乾燥される。第3のサブステップで、被覆材料の外方の(abgewandte)感圧接着剤の上側にテープ状支持体材料が積層され(kaschiert)、この場合、積層する直前に支持体材料にはコロナ処理が施される。このようにして得られた3層のラミネートは、テープ状支持体材料と、この支持体材料の上に感圧接着剤と、この感圧接着剤の上に再び被覆材料とを含み、次にローラに広げられる。この方法によって、同様に両面接着テープを製造することができる。
【0003】
この公知の方法は複数の欠点を有する。一方で、このような設備の生産性は比較的低い。というのも、第1のサブステップにおける被覆や第2のサブステップにおける乾燥に対してよりも、第3のサブステップにおける積層に対して、より低いウェブ速度が必要だからである。したがって、積層は速度を決定するステップであり、これにより、接着テープを製造するための設備の生産性を限定する。
【0004】
他方で、特定の場合、被覆材料が乾燥装置を通過する場合、このことは不都合である。乾燥設備で支配する温度は、被覆材料の望ましくない変化または破壊をもたらす可能性がある。例えば、乾燥は、被覆材料の過乾燥(Austrocknung)をもたらすことがある。したがって、記載された方法では、特定の被覆材料しか使用できず、一方、例えば、接着テープにおける特性のため望ましい他の被覆材料を使用することができない。したがって、公知の方法では、被覆段階および乾燥段階によって不利に変更されない接着テープに関し利用可能な被覆材料の数が限定される。
【0005】
特許文献1から、ウェブを剥離およびラミネートするための方法が公知である。この方法は、積層され、積層解除される(dekaschiert)非粘着性に形成された(dehaesiv ausgestattete)支持体材料を使用し、この場合、非粘着性に形成された支持体材料に接着層をラミネートすること、および支持体材料を剥離することが方法の中断なしに行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】独国特許出願公開第10147036A1号明細書
【特許文献2】独国特許第4313008C2号明細書
【特許文献3】欧州特許出願公開第0578151A号明細書
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】”Coating Equipment”,Donatas Satas in Handbook of Pressure Sensitive Adhesive Technology,second edition,edited by Donatas Satas,Van Nostrand Reinhold New York pp.767−808
【非特許文献2】Handbook of Pressure Sensitive Adhesive Technology,Seite 809−874
【非特許文献3】”Handbook of Pressure Sensitive Adhesive Technology” von Donatas Satas (von Nostrand, 1989)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の課題は、従来技術による欠点を除去することである。特に、ラミネートの速度が、テープ状支持体材料への接着剤の被覆の速度およびラミネートされた接着層の乾燥を決定しないテープ状ラミネートを製造するための方法が提供されるべきである。さらに、本方法を実施するための装置ならびに装置の使用が提示されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題は、請求項1、16および23の特徴によって解決される。本発明の有効な形態は、請求項2〜15、17〜22および24の特徴から理解される。
【0010】
本発明に従って、テープ状支持体材料と、テープ状支持体材料の表面の少なくとも1つに第1の接着層とを含むテープ状ラミネートを製造するための方法が提供される。
本方法は、次のステップ、
(a)第1のテープ状補助支持体材料に少なくとも第1の接着層を被覆して、被覆された第1の補助支持体材料を第1のロールに巻付けるステップと、
(b)被覆された第1のテープ状補助支持体材料を第1のロールから巻き解いて、被覆された第1のテープ状補助支持体材料を第1の積層ローラに案内するステップと、
(c)第1の接着層がテープ状支持体材料に向かい合うように、被覆された第1のテープ状補助支持体材料をテープ状支持体材料にラミネートするステップと、
(d)第1の補助支持体材料を第1の接着層から剥離するステップとを含む。
【0011】
本発明による方法では、接着層を支持体材料に被覆すること、および支持層で接着層を乾燥することが積層することから分離される。したがって、ステップ(a)、すなわち、一方で、被覆工程および乾燥工程、およびステップ(b)〜(d)、すなわち、他方で、積層工程が互いに別々に実施される。したがって、第1の設備により、第1の接着層を補助支持体材料にラミネートし、次に乾燥することができる。次に、このように被覆された補助支持体材料は、ロールに巻き付けられる。被覆された補助支持体材料の製造は、ステップ(b)〜ステップ(d)で積層がいかに迅速に行われるかに完全に無関係に行うことができる。これらの両方の工程の分離によって、テープ状ラミネートを製造する際に著しい速度の利得が達成される。このことは、例えば、個々の材料の走行長さまたは頻繁な胴体交換に起因すると考えられる、より少ない停止箇所が不必要になることに帰せられる。さらに、各々の工程は、他の任意の工程とは無関係に停止し、再び作動させることができる。同様に、両方の工程を場所的にかつ時間的に互いに分離することができる。
【0012】
さらに、本発明による方法によって、支持体材料内の考えられる不良個所が回避され、これによってコストが節約される。被覆工程および乾燥工程におけるラミネート製造の際に故障が生じ、それに応じて製造装置を停止しなければならない場合、未完成のテープ状ラミネートに不良個所が生じるが、これらは切り取らなければならない。したがって、支持体材料を有するある程度大きな部分が切り取られ、廃棄処理されるが、この理由は、支持体材料が被覆工程および乾燥工程で使用されるからである。本発明による方法では、これに対し、はるかに廉価な補助支持体材料のみを切り取ることで済む。
【0013】
さらに、補助支持体材料は、一般に、支持体材料よりもはるかに長い走行長さを有するので、本発明による方法では、従来技術と比較して、被覆工程および乾燥工程の際に、個々のテープ部分はるかに長く、したがって、テープ材料を交換するための製造装置を停止しなければならないことはまれである。したがって、方法の効率が高められる。
【0014】
プロセスライナーとも称される補助支持体材料は、再び使用することができる。これによって、著しいコストを節約することができる。補助支持体材料は最終製品の構成要素にならないので、被覆工程および乾燥工程における被覆および次の乾燥によって、最終製品が不利に変更されるかどうかと無関係に、最終製品に使用される支持体材料を選択することができる。特に、支持体材料の乾燥、および場合によってはその必要な戻し湿潤が回避される。被覆工程および乾燥工程の際に、例えば、40℃〜180℃の温度が支配し、一方、積層工程は、例えば、室温で行うことができる。従来技術から公知の方法の場合、支持体材料は、本発明と反対に、被覆工程および乾燥工程からのより高い温度にさらされるので、この結果、支持体材料の温度安定性にはるかに高い要件が設定される。さらに、被覆工程および乾燥工程の材料は、照射(例えば、ESH照射)および積層工程におけるよりも高い機械的負荷にさらされる。この点では、本発明によれば、支持体材料として、補助支持体材料よりも照射および圧力抵抗性が小さい材料を使用することができる。被覆工程および乾燥工程と異なり、材料は積層工程で化学的変化にさらされない。全体的に見て、したがって、支持体材料は、従来技術による方法の場合に必要であるよりも頑丈でなくてもよい。
【0015】
本発明による方法によって、例えば、片面および両面の接着テープを製造することができる。
【0016】
接着剤が被覆された補助支持体材料は、ここでは、被覆された補助支持体材料として示される。補助支持体材料は、好ましくは両面で抗粘着被覆され、このことは、テープ状支持体材料への接着層の転写(Uebertrag)を容易にする。
【0017】
「載置(Auflegen)」という用語は、ローラへの材料の載置と理解される。ローラにすでに第1の材料がある場合、第2の材料の載置の場合のように、第2の材料が第1の材料にラミネートされる。「ラミネート」および「積層」という用語は、特に明記しない限り、同義語として使用される。「剥離」および「積層解除」という用語は、特に明記しない限り、同義語として使用される。
【0018】
本発明のある実施形態では、本方法は、
(e)少なくとも1つの第2の接着層を第2のテープ状補助支持体材料に被覆して、被覆された第2の補助支持体材料を第2のロールに巻付けるステップと、
(f)被覆された第2のテープ状補助支持体材料を第2のロールから巻き解いて、被覆された第2のテープ状補助支持体材料を第1の積層ローラまたは第2の積層ローラに案内するステップと、
(g)第2の接着層がテープ状支持体材料に向かい合うように、被覆された第2のテープ状補助支持体材料をテープ状支持体材料にラミネートするステップと、
(h)第2の補助支持体材料を第2の接着層から剥離するステップとを、さらに、含む。
【0019】
本発明のこの実施形態によって、両面接着テープを製造することができる。
【0020】
両方が被覆工程および乾燥工程に属するステップ(a)および(e)は、ステップ(b)〜(f)の前に互いに無関係に実施することができる。ステップ(c)、(d)、(g)および(f)は、1つの積層ローラまたは2つの積層ローラで実施することができる。
【0021】
有効に、ステップ(d)に引き続き、第1の接着層にテープ状被覆材料がラミネートされる。このことは、例えば、第1の積層ローラで行うことができる。
【0022】
本発明の同様に好ましい実施形態では、特に両面接着テープを製造するために、
−第1の載置ローラによって、テープ状支持体材料が第1の積層ローラに載置され、被覆された第1の補助支持体材料がテープ状支持体材料に載置され、第1の接着層がテープ状支持体材料に向かい合い、
−ウェブ方向に続く第1の積層解除装置によって、第1の補助支持体材料が第1の接着層から剥離され、
−ウェブ方向に続く第2の載置ローラによって、被覆材料が第1の接着層にラミネートされ、
−片面に接着層が、接着層に被覆材料をラミネートされるテープ状支持体材料が、第1の積層ローラから取り除かれて、第2の積層ローラに載置され、被覆材料が第2の積層ローラに向かい合い、
−ウェブ方向に続く第3の載置ローラによって、被覆された第2の補助支持体材料がテープ状支持体材料に載置され、第2の接着層が支持体材料に向かい合い、
−ウェブ方向に続く第2の積層解除装置によって、第2の補助支持体材料が第2の接着層から剥離されることが意図される。
【0023】
代わりに、別の好ましい実施形態では、
−第1の載置ローラによって、接着層が積層ローラの外方にあるように、被覆された第1の補助支持体材料が第1の積層ローラに載置され、テープ状支持体材料が第1の接着層に載置され、
−ウェブ方向に続く第2の載置ローラによって、被覆された第2の補助支持体材料がテープ状支持体材料に載置され、第2の接着層が支持体材料に向かい合い、
−ウェブ方向に続く第1の積層解除装置によって、第2の補助支持体材料が第2の接着層から剥離され、
−ウェブ方向に続く第3の載置ローラによって、被覆材料が第2の接着層にラミネートされ、
−ウェブ方向に続く第2の積層解除装置によって、第1の補助支持体材料が第1の接着層から剥離されることによって、両面接着テープを製造することができる。
【0024】
両面接着テープを製造するための本発明の別の好ましい実施形態では、
−第1の接着層が第1の補助支持体材料とテープ状支持体材料との間に配置されるように、被覆された第1の補助支持体材料およびテープ状支持体材料が第1のローラ対の間にラミネートされ、
−テープ状支持体材料の未被覆の側面に、ウェブ方向に続く第2のローラ対によって、被覆された第2の補助支持体材料がラミネートされ、第2の接着層が第2の補助支持体材料とテープ状支持体材料との間に配置され、
−両方の補助支持体材料の一方が、ウェブ方向に続く第1の積層解除装置によって剥離され、
−被覆材料が、ウェブ方向に続く第3のローラ対によって、露出した第1または第2の接着層にラミネートされ、
−残った補助支持体材料が、ウェブ方向に続く第2の積層解除装置によって剥離されることが意図される。
【0025】
さらに、方法条件を単純化するために、2つの方法ステップで積層工程を構成することが可能である。この場合、
−第1の方法ステップで、ラミネート予備製品が、第1の補助支持体材料/第1の接着層/テープ状支持体材料/第2の接着層のステップ順序により製造され、ラミネート予備製品がローラに巻き付けられ、
−第2の方法ステップで、ラミネート予備製品がローラから巻き解かれ、ラミネート最終製品を維持しつつ、被覆材料が第2の接着層にラミネートされることができる。
【0026】
代わりに、
−第1の方法ステップで、ラミネート予備製品が、テープ状支持体材料/第2の接着層/被覆材料のステップ順序により製造され、ラミネート予備製品がローラに巻き付けられ、
−第2の方法ステップで、ラミネート予備製品がローラから巻き解かれ、テープ状支持体材料の未被覆の表面に、被覆された第1の補助支持体材料がラミネートされ、ラミネート最終製品を維持しつつ、ウェブ方向に続く積層解除装置で第1の補助支持体材料が剥離されることができる。
【0027】
好ましくは、テープ状支持体材料のラミネートの前に、テープ状支持体材料にコロナ処理が施される。第1の接着層および第2の接着層は、等しいかまたは異なることができる。同様に、第1の補助支持体材料および第2の補助支持体材料は、等しいかまたは異なることができる。
【0028】
本発明に従って、テープ状ラミネートを製造するための装置がさらに提供される。本装置は、被覆された第1の補助支持体材料が第1のロールから巻き解かれる当該第1のロール用の収容装置と、積層ローラと、テープ状支持体材料および被覆された第1の補助支持体材料を積層ローラに載置するための載置ローラと、第1の補助支持体材料を第1の接着層から剥離するための第1の積層解除装置とを含む。
【0029】
両面接着テープを製造すべき場合、装置は有効にさらに、被覆された第2の補助支持体材料が第2のロールから巻き解かれる当該第2のロール用の収容装置と、被覆された第2の補助支持体材料を載置するための載置ローラと、第2の補助支持体材料を第2の接着層から剥離するための第2の積層解除装置とを含む。
【0030】
片面または両面の接着テープを製造すべきであるかどうかとは無関係に、被覆材料を載置するための載置ローラが設けられるべきであろう。
【0031】
剥離装置は、特に5mm〜100mmの範囲、特に好ましくは10mm〜50mmの範囲の半径を有するローラ、または特に1mmからローラに等しい半径の面取り半径を有する、特に好ましくは5mm〜30mmの半径を有する面取りした楔であってよい。
【0032】
載置ローラは、詳しくは、ローラの軸が平行に配置されるように積層ローラと接触し、この場合、載置ローラの配置は、積層ローラと接触する他のローラの配置によって画定される。載置ローラと積層ローラとの間の間隙調整は、可変に設定可能であるべきであり、ラミネートは、0 N/mm〜50N/mmの線形負荷(Liniendruecken)で、特に好ましくは2N/mm〜10N/mmの線形負荷で行うことができる。
【0033】
本発明に従って設けられるローラ対は、対向する2つのローラから成り、この場合、間隙調整は可変に設定可能であるべきであり、ラミネートは、0 N/mm〜50N/mmの線形負荷で、特に好ましくは2〜10N/mmの線形負荷で行うことができる。
【0034】
すべてのローラは、好ましくはオイル、水、蒸気、電気または他の調質媒体で、−40℃〜200℃の好ましい範囲に冷却または加熱可能であり、さらに、ローラ表面は、鋼、ステンレス鋼、クロムメッキ鋼、非粘着性に形成された鋼またはステンレス鋼から、あるいは20〜100のショア硬さ(A)を有する、特に60〜80のショア硬さ(A)を有する弾性のまたは弾性的に非粘着性に形成された材料からなる。弾性のローラカバーは、好ましくはEPDM、VITON、シリコンゴムまたは非粘着性に形成されたEPDM、VITONまたはシリコンゴムからなる。
【0035】
テープ状支持体材料として、例えば、フリース、紙、配向PP−、HDPE−、LDPE−、PVC−およびPET−フィルムならびに発泡体(例えば、PE発泡体またはPVA発泡体)および布地を使用することができ、この場合、ここに挙げたものに限定されない。好ましくは、支持体材料は、裂けおよび伸び感受性に(reiss− und dehnsensibel)形成される。
【0036】
補助支持体材料として、好ましくは片面または両面で、PE紙、配向PP−、HDPE−、LDPE−、PVC−、MOPP−、BOPP−、PEN−、PMP−、PA−およびPET−フィルムなどの、例えば、紙、特に被覆された紙などの付着防止被覆の支持体材料が使用される。特に好ましいのは、シリコン被覆の支持体材料、ならびに、例えば、パラフィン、テフロンまたはワックスなどのシリコンを含まない分離層を備える支持体材料である。同様に、例えば、PET/アルミ箔などの結合材料も利用できる。補助支持体材料は耐湿性に形成されると有利である。
【0037】
テープ状支持体材料、第1の補助支持体材料および/または第2の補助支持体材料が紙からなる場合、紙は、好ましくは40g/m〜200g/mの面積重量を有する。
【0038】
第1の補助支持体材料および/または第2の補助支持体材料が配向ポリプロピレン(PP)からなる場合、第1の補助支持体材料および/または第2の補助支持体材料は、好ましくは40〜200μm、特に好ましくは75〜125μmの厚さを有する。補助支持体材料がポリエステル支持ウェブ(PET)からなる場合、補助支持体材料は、20〜200μm、特に好ましくは40〜80μmの厚さを有する。これに対し、支持体材料は、好ましくはより薄く、例えば、5〜50μm、特に6〜15μmの厚さで形成することができる。このことは、支持体材料が化学的変化にさらされず、補助支持体材料よりも小さな機械的負荷にさらされることによって可能になる。
【0039】
好ましくは、BDF試験方法JOPMH003に従って測定して、試験テープtesa7475で1〜60cN/cmの剥離力、試験テープtesa7476で3〜100cN/cmの剥離力、特に好ましくは試験テープtesa7475で20cN/cmよりも小さい剥離力、試験テープtesa7476で30cN/cmよりも小さい剥離力を両面および片面で有するシリコン被覆の補助支持体材料が使用される。
【0040】
被覆材料として、例えば、シリコン処理した紙、フィルム、例えば、MOPP−、PET−またはPE−フィルム、あるいは被覆された紙を使用することができる。
【0041】
接着層を製造するための接着剤として、溶剤を含有する天然ゴム接着剤およびアクリレート接着剤をベースとする接着剤および溶剤を含有しない接着剤の両方を使用することができる。溶剤を含む接着剤の例は、スチロール−イソプレン−スチロール−ブロックコポリマーをベースとする接着剤である。
【0042】
支持体材料への接着剤の塗布量は、15〜150g/mであることが好ましい。別の好ましい実施形態では、層塗布は、20〜90g/mで調整される。
【0043】
被覆工程および乾燥工程は、公知の方法に従って行うことができる。通常の製造方法に関する概要は、例えば、非特許文献1に見出される。接着テープを乾燥および切断するための公知の方法が、非特許文献2に見出される。
【0044】
接着剤として、少なくとも20、特に30(25℃、トルエン内の1重量%溶液でそれぞれ測定して)よりも大きいK値を有するアクリルホットメルトをベースとする接着剤が適しており、このような接着剤の溶液をホットメルトとして加工可能な系に濃縮することによって得られる。このような接着剤は、特許文献2に記載されている。このようにして製造されたアクリレート組成物から、中間段階で溶剤が完全に抽出される。
【0045】
アクリルホットメルトをベースとする接着剤では、ベンゾイン誘導体、例えば、ベンゾインアクリレートまたはベンゾインメタクリレート、アクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルを組込重合(einpolymerisiert)することができる。このようなベンゾイン誘導体は、特許文献3に記載されている。
【0046】
アクリルホットメルトをベースする接着剤は、紫外線架橋することができる。しかし、他の架橋の種類、例えば、電子線照射架橋も可能である。
【0047】
特に好ましい実施形態では、粘着剤(Selbstklebemassen)として、(メタ)アクリル酸からなる共重合体および1〜25の炭素原子を有するそのエステル、マレイン酸、フマル酸またはイタコン酸および/またはそれらのエステル、置換された(メタ)アクリルアミド、無水マレイン酸、および、例えば、ビニルエステル、特にビニルアセテート、ビニルアルコールおよび/またはビニルエーテルなどの他のビニル化合物が使用される。残留溶剤含有量は、1重量%未満であるべきであろう。
【0048】
さらに、天然ゴムまたは合成ゴムの群から、あるいは天然ゴムおよび/または合成ゴムからなる任意の混合物からなる接着剤を使用することができ、この場合、1つまたは複数の天然ゴムは、必要な純度および粘度に応じて、例えば、クレープ−、RSS−、ADS−、TSR−またはCV−のタイプなどの原則として入手できるすべての品質から選択することができ、1つまたは複数の合成ゴムは、ランダムに共重合されたスチロール−ブタジエン−ゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、合成ポリイソプレン(IR)、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム(XIIR)、アクリレートゴム(ACM)、エチレン−ビニルアセテート−コポリマー(EVA)およびポリウレタン、および/またはそれらの混合物の群から選択することができる。
【0049】
さらに好ましくは、加工性を高めるために、詳しくはエラストマーの全体量を基準として、10〜50重量%の重量割合で熱可塑性エラストマーをゴムに添加することができる。
【0050】
この場合、代表的には、とりわけ、特に適合性のあるスチロール−イソプレン−スチロール−(SIS)およびスチロール−ブタジエン−スチロール(SBS)のタイプである。
【0051】
粘着性の樹脂としては、例外なく、すべての公知のおよび文献に記載された粘着性樹脂を使用できる。代表的には、コロホニウム樹脂、それらの不均化、水素化、重合化、エステル化した誘導体および塩、脂肪族および芳香族炭化水素樹脂、テルペン樹脂およびテルペンフェノール樹脂がある。これらの樹脂および他の樹脂は、得られる接着剤の性質を所望に応じて調整するために、任意の組み合わせを使用することができる。この技術の説明については、非特許文献3を参照されたい。
【0052】
図面を参照しつつ実施形態に基づき、本発明について以下に詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】被覆工程および乾燥工程の概略図である。
【図2】2つの積層ローラを使用する本発明による積層工程の第1の実施形態の概略図である。
【図3】1つの積層ローラを使用する本発明による積層工程の第2の実施形態の概略図である。
【図4】ローラ対を使用する本発明による積層工程の第3の実施形態の概略図である。
【図5】本発明による積層工程の第4の実施形態の第1の方法ステップの概略図である。
【図6】本発明による積層工程の図5に示した第4の実施形態の第2の方法ステップの概略図である。
【図7】本発明による積層工程の第5の実施形態の第1の方法ステップの概略図である。
【図8】本発明による積層工程の図7に示した第5の実施形態の第2の方法ステップの概略図である。
【図9】本発明による積層工程の第6の実施形態の第1の方法ステップの概略図である。
【図10】本発明による積層工程の図9に示した第6の実施形態の第2の方法ステップの概略図である。
【図11】本発明による積層工程の第7の実施形態の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0054】
図1に、本発明による方法のステップ(a)および/または(e)に対応する被覆工程および乾燥工程が示されている。部分Aで、第1の補助支持体材料2が貯蔵ロール1から巻き解かれる。第1の補助支持体材料2に、次に接着剤3が塗布され、ローラ対5、6によって接着層4として第1の補助支持体材料2にラミネートされ、これによって、被覆された第1の補助支持体材料9が得られる。部分Bで、被覆された補助支持体材料が乾燥装置7を通して案内され、最後に部分Cで、被覆された第1の補助支持体材料9用の貯蔵ロール8に巻き付けられる。
【0055】
原則として、被覆された第1の補助支持体材料9および被覆された第2の補助支持体材料10の製造は同一であり、この場合、補助支持体材料の材料および接着層の材料などの使用材料、ならびに方法条件は変更することができる。
【0056】
積層ステップの第1の実施形態を示す図2によれば、テープ状支持体材料12は、貯蔵ロール11から巻き解かれ、コロナ処理13が施されて、第1の積層ローラ14に案内される。同時に、被覆された第1の補助支持体材料9が貯蔵ロール8から巻き解かれて、積層ローラ14に案内される。積層ローラ14で、テープ状支持体材料および被覆された第1の補助支持体材料が、載置ローラ15によって第1の積層ローラ14に載置され、この場合、テープ状支持体材料12は第1の積層ローラ14に向かい合い、被覆された第1の補助支持体材料9の第1の接着層4は、テープ状支持体材料12に向かい合う。ウェブ方向(矢印A)に、今や、第1の剥離ローラ16が後続し、このローラにより、補助支持体材料2が第1の接着層から剥離される。接着層は、テープ状支持体材料12に留まり、この材料と共にさらに案内され、一方、剥離された第1の補助支持体材料2は、別の貯蔵ロール1’に巻き付けられ、被覆工程および乾燥工程(図1)に新たに供給することができる。
【0057】
第1の接着層が被覆されたテープ状支持体材料12は、第1の積層ローラで第2の載置ローラ17に案内される。この載置ローラ17によって、貯蔵ロール19から巻き解かれる被覆材料18が第1の接着層にラミネートされる。
【0058】
このようにして得られたラミネート予備製品21は、テープ状支持体材料/第1の接着層/被覆材料の層構造を備え、今や、第1の積層ローラ14から第2の積層ローラ20に案内され、この場合、被覆材料18が第2の積層ローラに向かい合う。第2の積層ローラ20および第1の積層ローラ14は、互いに平行に同一の高さに配置される。
【0059】
第2の積層ローラ20に、今や、ウェブ方向に第3の載置ローラ22が後続し、このローラにより、被覆された第2の補助支持体材料10が、第1の接着層を支持しないテープ状支持体材料12の表面にラミネートされる。この場合、被覆された第2の補助支持体材料の第2の接着層は、テープ状支持体材料12に向かい合う。被覆された第2の補助支持体材料10は、貯蔵ロール8”から巻き解かれる。今や、ウェブ方向に、第2の剥離ローラ23が続き、このローラにより、補助支持体材料2”が第2の接着層から剥離される。第2の接着層は、テープ状支持体材料12に留まり、この材料と共にさらに案内され、一方、剥離された第2の補助支持体材料2”は、別の貯蔵ロール1”に巻き付けられ、被覆工程および乾燥工程(図1)に新たに供給することができる。第2の積層ローラに残ったラミネートは、被覆材料/第1の接着層/テープ状支持体材料/第2の接着層の構造を有し、完成したテープ状ラミネート、すなわち、貯蔵ロール25に巻き付けられるラミネート最終製品24を示している。
【0060】
図3は、本発明による積層ステップの第2の実施形態を示しており、この場合、1つのみの積層ローラ31が使用される。この実施形態に従って、被覆された第1の補助支持体材料9が貯蔵ロール8から巻き解かれ、積層ローラ31に案内される。同時に、テープ状支持体材料12が貯蔵ロール11から巻き解かれ、積層ローラ31に案内される。積層ローラ31で、テープ状支持体材料12および被覆された第1の補助支持体材料9が、第1の載置ローラ32によって積層ローラ31に載置され、この場合、被覆された第1の補助支持体材料9は積層ローラ31に向かい合い、この場合、第1の接着層は積層ローラ31の外方にあり、テープ状支持体材料12は第1の接着層4に位置する。
【0061】
ウェブ方向に、今や、第2の載置ローラ33が後続し、このローラにより、被覆された第2の補助支持体材料10が、第1の接着層を支持しないテープ状支持体材料12の表面にラミネートされる。この場合、被覆された第2の補助支持体材料10の第2の接着層は、テープ状支持体材料12に向かい合う。被覆された第2の補助支持体材料10は、貯蔵ロール8”から巻き解かれる。今や、ウェブ方向に、第1の剥離ローラ16が続き、このローラにより、補助支持体材料2”が第2の接着層から剥離される。第2の接着層は、テープ状支持体材料12に留まり、この材料と共にさらに案内され、一方、剥離された第2の補助支持体材料2”は、別の貯蔵ロール1”に巻き付けられ、被覆工程および乾燥工程(図1)に新たに供給することができる。
【0062】
第1の補助支持体材料/第1の接着層/テープ状支持体材料/第2の接着層/被覆材料の構造を有するラミネート予備製品は、積層ローラ31で第3の載置ローラ35に案内される。この載置ローラ35によって、貯蔵ロール19から巻き解かれる被覆材料18が第2の接着層にラミネートされる。
【0063】
今や、ウェブ方向に第2の剥離ローラ36が後続し、このローラにより、補助支持体材料2が第1の接着層から剥離される。接着層は、テープ状支持体材料12に留まり、この材料と共にさらに案内され、一方、剥離された第1の補助支持体材料2は、別の貯蔵ロール1’に巻き付けられ、被覆工程および乾燥工程(図1)に新たに供給することができる。
【0064】
このようにして得られたラミネート21は、第1の接着層/テープ状支持体材料/第2の接着層/被覆材料の構造を有し、完成したテープ状ラミネート、すなわち、貯蔵ロール25に巻き付けられるラミネート最終製品24を示している。
【0065】
図4は、本発明による積層工程の第3の実施形態を示している。この実施形態では、テープ状支持体材料12は、貯蔵ロール11から巻き解かれ、最初にコロナ処理13が施され、次に、被覆された第1の補助支持体材料9と共に第1のローラ対40、41の間にラミネートされ、この結果、第1の接着層は、第1の補助支持体材料2とテープ状支持体材料1との間に配置される。次に、テープ状支持体材料1の未被覆の側面に、ウェブ方向に続く第2のローラ対42、43によって、被覆された第2の補助支持体材料10がラミネートされ、この場合、第2の接着層は、第2の補助支持体材料2”とテープ状支持体材料1との間に配置される。
【0066】
今や、ローラ対44、45から構成されるウェブ方向に第1の積層解除装置が後続し、それを用いて、第1の補助支持体材料2が第1の感圧接着剤から剥離される。この支持体材料2に第3のローラ対46、47が後続し、このローラ対により、被覆材料18が第1の接着層にラミネートされる。ウェブ方向に最後のローラ対48、49、すなわち第2の積層解除装置で、残った第2の補助支持体材料2”が剥離される。得られたラミネートは、被覆材料/第1の接着層/テープ状支持体材料/第2の接着層の構造を有し、完成したテープ状ラミネート、すなわち、貯蔵ロール25に巻き付けられるラミネート最終製品24を示している。
【0067】
図5と図6は、2つの分離された方法ステップを含む本発明による積層工程の第4の実施形態を示している。第1の方法ステップを示している図5では、詳しくは、第1の接着層がテープ状支持体材料12に向かい合いように、コロナ処理13が施されるテープ状支持体材料12が、被覆された第1の補助支持体材料9にローラ対50、51によってラミネートされる。代わりに、前に置かれた被覆工程および乾燥工程で、同様に、接着層を被覆材料(E&MaS)に直接塗布することができ、この場合、次に、補助支持体材料の代わりに被覆材料をローラ対50、51に供給することができる。この代わりの実施形態では、したがって、被覆材料は補助支持体材料の機能を担う。したがって、別個の補助支持体材料は不要である。
【0068】
テープ状支持体材料/第1の接着層/第1の補助支持体材料の層構造を有する得られたラミネート予備製品は、今や、積層ローラ52に供給され、ここで、載置ローラ53によって、被覆された第2の補助支持体材料10は、テープ状支持体材料1の表面にラミネートされ、この表面は、詳しくは、第2の接着層がテープ状支持体材料12に向かい合うように、第1の接着層を支持しない。ウェブ方向に、積層ローラ52に第1の剥離ローラ54が後続し、このローラにより、第2の補助支持体材料が第2の接着層から剥離される。残ったラミネート予備製品55は、第1の補助支持体材料/第1の接着層/テープ状支持体材料/第2の接着層の構造を有し、貯蔵ロール56に巻き付けられる。
【0069】
図6に示されている第2の方法ステップで、被覆材料18を第2の接着層にラミネートするために、積層ローラ52、載置ローラ53および剥離ローラ56が利用される。このため、第1の方法ステップで使用される貯蔵ロール8の代わりに、ラミネート予備製品55を有する貯蔵ロール56が使用される。そこから、ラミネート予備製品55が積層ローラ52に案内される。被覆された第2の補助支持体材料10用の貯蔵ロール8”の代わりに使用された貯蔵ロール19から供給される被覆材料18が、載置ローラ53によって第2の接着層にラミネートされる。続く剥離ローラ54で、第1の補助支持体材料2が剥離され、貯蔵ロール1’に巻き付けられる。この場合、貯蔵ロール1’が、ラミネート予備製品用の貯蔵ロールの代わりに使用される(getreten)。得られたラミネートは、第1の接着層/テープ状支持体材料/第2の接着層/被覆材料の構造を有し、完成したテープ状ラミネート、すなわち、貯蔵ロール25に巻き付けられるラミネート最終製品24を示している。
【0070】
図7と図8は、2つの分離された方法ステップを含む本発明による積層工程の第5の実施形態を示している。第1の方法ステップを示している図7では、ローラ対50、51によって、詳しくは、第1の接着層がテープ状支持体材料12に向かい合いように、コロナ処理13が施されるテープ状支持体材料12が、被覆された第1の補助支持体材料9にラミネートされる。このようにして得られたラミネート予備製品は、テープ状支持体材料/第1の接着層/第1の補助支持体材料の層構造を有し、今や、積層ローラ52に供給され、ここで、剥離ローラ54によって、第1の補助支持体材料が第1の接着層から剥離される。積層ローラ52に載置ローラ53が後続し、このローラにより、被覆材料18がテープ状支持体材料12の表面にラミネートされ、この表面は第1の接着層を支持する。得られたラミネート予備製品55は、被覆材料/第1の接着層/テープ状支持体材料の構造を有し、貯蔵ロール56に巻き付けられる。
【0071】
図8に示されている第2の方法ステップで、被覆された第2の補助支持体材料10を、第1の接着層を支持しないテープ状支持体材料12の表面にラミネートするために、積層ローラ52、載置ローラ53および剥離ローラ56が利用される。図示した例では、被覆された第1の補助支持体材料および被覆された第2の補助支持体材料は、同一の構造および同一の組成を有する。
【0072】
このため、第1の方法ステップで使用される貯蔵ロール11の代わりに、ラミネート予備製品55を有する貯蔵ロール56が使用される。ラミネート予備製品55に、ローラ対50、51によって、詳しくは、第2の接着層がテープ状支持体材料12に向かい合いように、被覆された第2の補助支持体材料10(この場合、被覆された第1の補助支持体材料9と同一)がラミネートされる。この場合、被覆された第2の補助支持体材料10が、貯蔵ロール8の代わりに使用された貯蔵ロール8”から巻き解かれる。しかし、被覆された第2の補助支持体材料10は、この場合、被覆された第1の補助支持体材料9と同一であるので、貯蔵ロールの交換は必要でない。
【0073】
このようにして得られたラミネート予備製品は、第2の補助支持体材料/第2の接着層/テープ状支持体材料/第1の接着層/被覆材料の層構造を有し、今や、積層ローラ52に供給され、ここで、剥離ローラ54によって、第2の補助支持体材料2”が第2の接着層から剥離され、貯蔵ロール1’の代わりに使用された貯蔵ロール1”に巻き付けられるが、ここでは、このことは両方の被覆された補助支持体材料が同一であるため必要でない。得られたラミネートは、第1の接着層/テープ状支持体材料/第2の接着層/被覆材料の構造を有し、完成したテープ状ラミネート、すなわち、貯蔵ロール25に巻き付けられるラミネート最終製品24を示している。
【0074】
積層工程の別の実施形態を示している図9と図10は、同様に2つの方法ステップを示している。図9に示されている第1の方法ステップで、コロナ処理13が施されるテープ状支持体材料12、および被覆された第1の補助支持体材料9が、詳しくは、テープ状支持体材料12が積層ローラ60に向かい合い、かつ第1の接着層がテープ状支持体材料12に向かい合うように、載置ローラ61によって積層ローラ60に載置される。積層ローラ60で、今や、剥離ローラ62が後続し、このローラを用いて、第1の補助支持体材料2が第1の接着剤から剥離される。次に、積層ローラ57で第2の載置ローラ63が続き、このローラ対により、被覆材料18が第1の接着層にラミネートされる。得られたラミネート予備製品55は、被覆材料/第1の接着層/テープ状支持体材料の構造を有し、貯蔵ロール56に巻き付けられる。
【0075】
図10に示されている第2の方法ステップで、被覆された第2の補助支持体材料10を、第1の接着層を支持しないテープ状支持体材料12の表面にラミネートするために、積層ローラ60、第1の載置ローラ61および剥離ローラ56が利用される。このため、第1の方法ステップで使用される貯蔵ロール11の代わりに、ラミネート予備製品55を有する貯蔵ロール56が使用される。そこから、ラミネート予備製品55が積層ローラ60に案内される。載置ローラ61によって、被覆された第2の補助支持体材料10が、被覆された第1の補助支持体材料9用の貯蔵ロール8の代わりに使用された貯蔵ロール8’から供給され、第1の接着層を支持しないテープ状支持体材料12の表面にラミネートされる。続く剥離ローラ62で、第1の補助支持体材料2が剥離され、貯蔵ロール1”に巻き付けられる。この場合、貯蔵ロール1”は、貯蔵ロール1’の箇所に使用される。得られたラミネートは、被覆材料/第1の接着層/テープ状支持体材料/第2の接着層の構造を有し、完成したテープ状ラミネート、すなわち、貯蔵ロール25に巻き付けられるラミネート最終製品24を示している。
【0076】
本発明の第7の実施形態を示す図11は、方法ステップを1つだけ含む。この場合、テープ状支持体材料12は、貯蔵ロール11から巻き解かれ、コロナ処理13が施されて、第1の積層ローラ70に案内される。同時に、被覆された第1の補助支持体材料9が貯蔵ロール8から巻き解かれ、積層ローラ70に案内される。積層ローラ70で、テープ状支持体材料12および被覆された第1の補助支持体材料9が、第1の載置ローラ71によって第1の積層ローラ70に載置され、この場合、テープ状支持体材料12は第1の積層ローラ14に向かい合い、被覆された第1の補助支持体材料9の第1の接着層は、テープ状支持体材料12に向かい合う。今や、ウェブ方向に第1の剥離ローラ72が後続し、このローラにより、第1の補助支持体材料2が第1の接着層から剥離される。第1の接着層は、テープ状支持体材料12に留まり、この材料と共にさらに案内され、一方、剥離された第1の補助支持体材料2は、別の貯蔵ロール1’に巻き付けられ、被覆工程および乾燥工程(図1)に新たに供給することができる。
【0077】
第1の接着層が被覆されたテープ状支持体材料12は、第1の積層ローラ70で第2の載置ローラ73に案内される。この載置ローラ73によって、貯蔵ロール19から巻き解かれる被覆材料18が第1の接着層にラミネートされる。
【0078】
このようにして得られたラミネート予備製品21は、テープ状支持体材料/第1の接着層/被覆材料の層構造を備え、今や、第1の積層ローラ70から第2の積層ローラ74に案内される。そこで、ラミネート−予備製品21は、第3の載置ローラ75によって、第3の載置ローラ75に同時に供給された被覆された第2の補助支持体材料10に載置され、この場合、被覆された第2の補助支持体材料10は第2の積層ローラ74に向かい合い、第2の接着層は第2の積層ローラ74の外方にあり、ラミネート予備製品21のテープ状支持体材料12に向かい合う。第2の積層ローラ74および第1の積層ローラ70は、互いに平行に、しかし異なる高さに、詳しくは、積層ローラ70が積層ローラ74の上方にあるように配置される。
【0079】
第2の積層ローラ20では、今や、ウェブ方向に第2の剥離ローラ76が後続し、このローラにより、補助支持体材料2”が第2の接着層から剥離される。第2の接着層は、テープ状支持体材料12に留まり、この材料と共にさらに案内され、一方、剥離された第2の補助支持体材料2”は、別の貯蔵ロール1”に巻き付けられ、被覆工程および乾燥工程(図1)に新たに供給することができる。第2の積層ローラに残ったラミネートは、被覆材料/第1の接着層/テープ状支持体材料/第2の接着層の構造を有し、完成したテープ状ラミネート、すなわち、貯蔵ロール25に巻き付けられるラミネート最終製品24を示している。
【0080】
例1
図4に示したに実施形態による両面接着テープの製造:
両面接着テープを製造するために、支持体材料として12μmの厚さのPETフィルムを出発点とする。優れた接着剤の定着のため、PETフィルムの両面が最初にコロナで前処理される。次に、ローラ対によって、第1の補助支持体材料が支持体材料にラミネートされる。補助支持体材料として、両面で、100μmの厚さのシリコン処理されたMOPPフィルムが使用され、このフィルムの片面には100g/mの厚さの接着剤が被覆されている。別のステップで、第1の補助支持体材料と同一の第2の補助支持体材料が、支持体材料の他の面にラミネートされる。その後、別のローラ対を用いて、第1の補助支持体材料が第1の感圧接着剤から剥離され、次に、剥離された面に被覆材料がラミネートされる。被覆材料用に、80μmの厚さのシリコン処理されたMOPPフィルムが使用される。最後のステップで、今や、別のローラ対によって、第2の補助支持体材料が剥離され、同時に、得られたラミネート(両面接着テープ)が貯蔵ロールに巻き付けられる。
【符号の説明】
【0081】
1 補助支持体材料2用の貯蔵ロール
2 第1の補助支持体材料
2” 第2の補助支持体材料
3 接着剤
4 接着層
5、6 ローラ対
7 乾燥装置
8 被覆された第1の補助支持体材料9用の貯蔵ロール
8” 被覆された第2の補助支持体材料10用の貯蔵ロール
9 被覆された第1の補助支持体材料
10 被覆された第2の補助支持体材料
11 テープ状支持体材料用の貯蔵ロール
12 テープ状支持体材料
13 コロナ処理
14 第1の積層ローラ
15 第1の載置ローラ
16 第1の剥離ローラ
17 第2の載置ローラ
18 被覆材料
19 被覆材料用の貯蔵ロール
20 第2の積層ローラ
21 ラミネート予備製品
22 第3の載置ローラ
23 第2の剥離ローラ
24 ラミネート最終製品
25 ラミネート最終製品用の貯蔵ロール
31 積層ローラ
32 第1の載置ローラ
33 第2の載置ローラ
34 第1の剥離ローラ
35 第3の載置ローラ
36 第2の剥離ローラ
40、41 第1のローラ対
42、43 第2のローラ対
44、45 第1の積層解除装置
46、47 第3のローラ対
48、49 第2の積層解除装置
50、51 ローラ対
52 積層ローラ
53 載置ローラ
54 剥離ローラ
55 ラミネート予備製品
56 ラミネート予備製品用の貯蔵ロール
60 積層ローラ
61 第1の載置ローラ
62 剥離ローラ
63 第2の載置ローラ
70 第1の積層ローラ
71 第1の載置ローラ
72 第1の剥離ローラ
73 第2の載置ローラ
74 第2の積層ローラ
75 第3の載置ローラ
76 第2の剥離ローラ
T テープ状支持体材料1
PL 補助支持体材料2、2”(=プロセスライナー)
PL1 第1の補助支持体材料2(=接着層なしのプロセスライナー)
PL1+MaS 被覆された第1の補助支持体材料9(=第1の接着層が被覆されたプロセスライナー)
PL2 第2の補助支持体材料2”(=接着層なしのプロセスライナー)
PL2+MaS 被覆された第2の補助支持体材料20(=第2の接着層が被覆されたプロセスライナー)
E 被覆材料18(=エンドユーザライナ(Endkundenliner))
tesa テープ状ラミネート(=ラミネート最終製品)
K 積層点(K1=積層点1、K2=積層点2等)
D 積層解除点(D1=積層解除点1、D2=積層解除点2等)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テープ状支持体材料(1)と、テープ状支持体材料(1)の表面の少なくとも1つに第1の接着層(4)とを含むテープ状ラミネート(24)を製造するための方法であって、
(a)第1のテープ状補助支持体材料(2)に少なくとも第1の接着層(4)を被覆して、被覆された第1の補助支持体材料(9)を第1のロール(8)に巻付けるステップと、
(b)被覆された第1のテープ状補助支持体材料(9)を第1のロール(8)から巻き解いて、被覆された第1のテープ状補助支持体材料(9)を第1の積層ローラ(14)に案内するステップと、
(c)第1の接着層(4)がテープ状支持体材料(1)に向かい合うように、被覆された第1のテープ状補助支持体材料(9)をテープ状支持体材料(1)にラミネートするステップと、
(d)第1の補助支持体材料(2)を第1の接着層(4)から剥離するステップと、を含む方法。
【請求項2】
(e)少なくとも1つの第2の接着層を第2のテープ状補助支持体材料(10)に被覆して、被覆された第2の補助支持体材料(10)を第2のロール(8”)に巻付けるステップと、
(f)被覆された第2のテープ状補助支持体材料(10)を第2のロール(8”)から巻き解いて、被覆された第2のテープ状補助支持体材料(10)を第1の積層ローラ(14)または第2の積層ローラ(20)に案内するステップと、
(g)前記第2の接着層がテープ状支持体材料(1)に向かい合うように、被覆された第2のテープ状補助支持体材料(10)をテープ状支持体材料(1)にラミネートするステップと、
(h)第2の補助支持体材料(2”)を前記第2の接着層から剥離するステップと、をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ステップ(a)および(e)が、ステップ(b)〜(f)の前に互いに無関係に実施されることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
ステップ(c)、(d)、(g)および(h)が1つの積層ローラまたは2つの積層ローラで実施されることを特徴とする、請求項2または3に記載の方法。
【請求項5】
ステップ(d)に引き続き、第1の接着層(4)にテープ状被覆材料(18)が積層されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つに記載の方法。
【請求項6】
第1の積層ローラ(14)のテープ状被覆材料(18)が第1の接着層(4)に積層されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
−第1の載置ローラ(15)によって、テープ状支持体材料(1)が第1の積層ローラ(14)に載置され、被覆された第1の補助支持体材料(9)がテープ状支持体材料(1)に載置され、第1の接着層(4)がテープ状支持体材料(1)に向かい合い、
−ウェブ方向に続く第1の積層解除装置(16)によって、第1の補助支持体材料(2)が第1の接着層(4)から剥離され、
−ウェブ方向に続く第2の載置ローラ(17)によって、被覆材料(18)が第1の接着層(4)にラミネートされ、
−表面に接着層(4)が、および接着層(4)に被覆材料(17)がラミネートされるテープ状支持体材料(1)が、第1の積層ローラ(14)から取り除かれて、第2の積層ローラ(20)に載置され、被覆材料(17)が第2の積層ローラ(20)に向かい合い、
−ウェブ方向に続く第3の載置ローラ(22)によって、被覆された第2の補助支持体材料(10)が前記テープ状支持体材料に載置され、前記第2の接着層がテープ状支持体材料(1)に向かい合い、
−ウェブ方向に続く第2の積層解除装置(23)によって、第2の補助支持体材料(2”)が前記第2の接着層から剥離されることを特徴とする、請求項2〜6のいずれか一つに記載の方法。
【請求項8】
−第1の載置ローラ(32)によって、第1の接着層(4)が積層ローラ(31)の外方にあるように、被覆された第1の補助支持体材料(9)が第1の積層ローラ(31)に載置され、テープ状支持体材料(1)が第1の接着層(4)に載置され、
−ウェブ方向に続く第2の載置ローラ(33)によって、被覆された第2の補助支持体材料(10)がテープ状支持体材料(1)に載置され、前記第2の接着層がテープ状支持体材料(1)に向かい合い、
−ウェブ方向に続く第1の積層解除装置(34)によって、第2の補助支持体材料(2”)が前記第2の接着層から剥離され、
−ウェブ方向に続く第3の載置ローラ(35)によって、被覆材料(18)が前記第2の接着層にラミネートされ、
−ウェブ方向に続く第2の積層解除装置(36)によって、第1の補助支持体材料(2)が第1の接着層(4)から剥離されることを特徴とする、請求項2〜6のいずれか一つに記載の方法。
【請求項9】
−第1の接着層(4)が第1の補助支持体材料(2)とテープ状支持体材料(1)との間に配置されるように、被覆された第1の補助支持体材料(9)およびテープ状支持体材料(1)が第1のローラ対(40、41)の間にラミネートされ、
−テープ状支持体材料(1)の未被覆の表面に、ウェブ方向に続く第2のローラ対(42、43)によって、被覆された第2の補助支持体材料(10)がラミネートされ、前記第2の接着層が第2の補助支持体材料(2”)とテープ状支持体材料(1)との間に配置され、
−両方の補助支持体材料(2、2”)の一方が、ウェブ方向に続く第1の積層解除装置(44、45)によって剥離され、
−被覆材料(18)が、ウェブ方向に続く第3のローラ対(46、47)によって、露出した前記第1または第2の接着層にラミネートされ、
−残った補助支持体材料(2”、2)が、ウェブ方向に続く第2の積層解除装置(48、49)によって剥離されることを特徴とする、請求項2〜6のいずれか一つに記載の方法。
【請求項10】
−第1の方法ステップで、ラミネート予備製品(55)が、第1の補助支持体材料/第1の接着層/テープ状支持体材料/第2の接着層のステップ順序により製造され、ラミネート予備製品(55)がロール(56)に巻き付けられ、
−第2の方法ステップで、ラミネート予備製品(55)がロール(56)から巻き解かれ、ラミネート最終製品(24)を維持しつつ、被覆材料(18)が前記第2の接着層にラミネートされることを特徴とする、請求項2〜6のいずれか一つに記載の方法。
【請求項11】
−第1の方法ステップで、ラミネート予備製品(55)が、テープ状支持体材料/第2の接着層/被覆材料のステップ順序により製造され、ラミネート予備製品(55)がローラ(56)に巻き付けられ、
−第2の方法ステップで、ラミネート予備製品(55)がローラ(56)から巻き解かれ、テープ状支持体材料(1)の未被覆の表面に、被覆された第1の補助支持体材料(9)がラミネートされ、ラミネート最終製品(24)を維持しつつ、ウェブ方向に続く積層解除装置で第1の接着層(4)が剥離されることを特徴とする、請求項2〜6のいずれか一つに記載の方法。
【請求項12】
テープ状支持体材料(1)のラミネートの前に、テープ状支持体材料(1)にコロナ処理(13)が施されることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一つに記載の方法。
【請求項13】
第1の接着層(4)および前記第2の接着層が、等しいかまたは異なることができることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一つに記載の方法。
【請求項14】
第1の補助支持体材料(2)および第2の補助支持体材料(2”)が、等しいかまたは異なることができることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一つに記載の方法。
【請求項15】
第1および/または第2の補助支持体材料(2、10)が、複数回、好ましくは5〜10回、特に好ましくは7〜8回、本方法のために利用可能であるように形成されることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一つに記載の方法。
【請求項16】
少なくとも1つの第1の接着層(4)が被覆され、かつ第1のロール(8)に巻き付けられた第1のテープ状補助支持体材料(9)からテープ状ラミネートを製造するための装置であって、被覆された第1の補助支持体材料(9)が第1のロール(8)から巻き解かれる当該第1のロール(8)用の収容装置と、積層ローラ(14)と、テープ状支持体材料(1)および被覆された第1の補助支持体材料(9)を積層ローラ(14)に載置するための載置ローラ(15)と、第1の補助支持体材料(2)を第1の接着層(4)から剥離するための第1の積層解除装置(16)とを含む装置。
【請求項17】
少なくとも1つの第2の接着層を被覆された第2の補助支持体材料(10)が第2のロール(8’)から巻き解かれる当該第2のロール(8’)用の収容装置と、被覆された第2の補助支持体材料(10)を載置するための載置ローラと、第2の補助支持体材料(2”)を前記第2の接着層から剥離するための第2の積層解除装置(23)とをさらに備えることを特徴とする、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
被覆材料(18)を載置するための載置ローラをさらに備えることを特徴とする、請求項16または請求項17に記載の装置。
【請求項19】
ウェブ方向に、第1の積層ローラ(14)に、
−テープ状支持体材料(1)が第1の積層ローラ(14)に向かい合い、また第1の接着層(4)がテープ状支持体材料(1)に向かい合うように、テープ状支持体材料(1)および被覆された第1の補助支持体材料(9)を第1の積層ローラ(14)に載置するための第1の載置ローラ(15)と、
−第1の接着剤層(4)から第1の補助支持体材料(2)を剥離するための第1の積層解除装置(16)と、
−被覆材料(18)を第1の接着層(4)にラミネートするための第2の載置ローラとが形成されることを特徴とする、請求項16に記載の装置。
【請求項20】
前記装置が第2の積層ローラ(20)をさらに含み、第2の積層ローラ(20)の回転方向が第1の積層ローラ(14)の回転方向と正反対であり、第1の積層ローラ(14)から第2の積層ローラ(20)に案内されるラミネート予備製品(21)の被覆材料(18)が第2の積層ローラ(20)に向かい合い、ウェブ方向に、第2の積層ローラ(20)に、
−前記第2の接着層がテープ状支持体材料(1)に向かい合うように、少なくとも1つの第2の接着層が被覆された第2の補助支持体材料(10)をテープ状支持体材料(1)にラミネートするための第3の載置ローラと、
−第2の補助支持体材料(2”)を前記第2の接着層から剥離するための第2の積層解除装置(23)とが形成されることを特徴とする、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
ウェブ方向に、第1の積層ローラ(31)に、
−第1の接着層(4)が第1の積層ローラ(31)の外方にあるように、被覆された第1の補助支持体材料(9)を第1の積層ローラ(31)に載置し、テープ状支持体材料(1)を第1の接着層(4)に載置するための第1の載置ローラ(32)と、
−前記第2の接着層がテープ状支持体材料(1)に向かい合うように、少なくとも1つの第2の接着層が被覆された第2の補助支持体材料(10)をテープ状支持体材料(1)にラミネートするための第2の載置ローラ(33)と、
−第2の補助支持体材料(2”)を前記第2の接着剤層から剥離するための第1の積層解除装置(34)と、
−被覆材料(18)を前記第2の接着層にラミネートするための第3の載置ローラ(35)と、
−第1の補助支持体材料(2)を前記第1の接着剤層から剥離するための第2の積層解除装置(36)とが形成される、請求項16に記載の装置。
【請求項22】
ウェブ方向に、
−第1の接着層(4)が第1の補助支持体材料(2)とテープ状支持体材料(1)との間に配置されるように、第1のローラ対(40、41)の間に、被覆された第1の補助支持体材料(9)およびテープ状支持体材料(1)がラミネートされる第1のローラ対(40、41)と、
−テープ状支持体材料(1)の未被覆の表面に、少なくとも1つの第2の接着層が被覆された第2の補助支持体材料(10)がラミネートされ、前記第2の接着層が第2の補助支持体材料(2”)とテープ状支持体材料(1)との間に配置される第2のローラ対(42、43)と、
−両方の補助支持体材料(2、2”)の一方が剥離される第1の積層解除装置(44、45)と、
−被覆材料(18)が露出した前記第1または第2の接着層にラミネートされる第3のローラ対(46、47)と、
−残った補助支持体材料(2”、2)が剥離される第2の積層解除装置(48、49)とを備えていることを特徴とする、請求項16に記載の装置。
【請求項23】
接着テープを製造するための請求項16〜22のいずれか一つに記載の装置の使用方法。
【請求項24】
片面または両面の接着テープを製造するための請求項23に記載の使用方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2012−500314(P2012−500314A)
【公表日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−523383(P2011−523383)
【出願日】平成21年8月4日(2009.8.4)
【国際出願番号】PCT/EP2009/060095
【国際公開番号】WO2010/020537
【国際公開日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(509120403)テーザ・ソシエタス・ヨーロピア (118)
【Fターム(参考)】