ディスク再生装置
【課題】ディスク再生装置においてパネル開口部に対する蓋のがたつきを防止し、かつパネル開口部に対して蓋の位置決めができるようにする。
【解決手段】ディスク再生装置は、シャーシ20と、開口部31が設けられたパネル30と、パネル30に対してシャーシ20を浮動状態で支持する弾性支持部40と、シャーシ20に取り付けられ、開口部31を通って前後に移動可能に設けられたディスクトレイ50と、ディスクトレイ50に設けられ、開口部31に収まる蓋60と、蓋60を前から見て、蓋60の外縁に凸設された突起70aを備える。
【解決手段】ディスク再生装置は、シャーシ20と、開口部31が設けられたパネル30と、パネル30に対してシャーシ20を浮動状態で支持する弾性支持部40と、シャーシ20に取り付けられ、開口部31を通って前後に移動可能に設けられたディスクトレイ50と、ディスクトレイ50に設けられ、開口部31に収まる蓋60と、蓋60を前から見て、蓋60の外縁に凸設された突起70aを備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスク再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のディスク再生装置では、ディスクモーター、光ピックアップ及びディスクトレイ等がメカニズムシャーシに支持され、このメカニズムシャーシがメインシャーシに取り付けられている。ディスクトレイはフロントパネルの開口部から出入自在に移動でき、ディスクトレイの先端には、ディスクトレイパネルが設けられている。従来のディスク再生装置では、設計誤差及び取り付け誤差によりフロントパネルの開口部に対するディスクトレイパネルのセンタリングが容易にできない点、ディスクトレイパネルが開口部の内壁との間でがたつく点、メインシャーシに取り付けられたメカニズムシャーシががたつく点、等の問題があった。
【0003】
そこでこのような問題を解決するべく、特許文献1又は特許文献2に記載の技術が採用されている。
特許文献1に記載の技術にあっては、メカニズムシャーシの前部及び後部を、それぞれメインシャーシに立設された第一のステーに固定し、メカニズムシャーシの前部を、前面パネルに立設された第二のステーに固定することによって、がたつき防止及び取り付け精度の向上を図っている。
特許文献2に記載の技術にあっては、側板がトレーの左右にそれぞれ取り付けられ、側板の前部をパネルに係止し、側板の後部が弾性材によりシャーシに取り付けられている。したがって、パネルに係止されたトレー前部を中心にトレー後部が上下に移動可能となっている。これによりトレーのがたつき、トレーとパネル開口部の隙間の不均一化を防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−102976号公報
【特許文献2】特開昭63−179489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ステーの設置自体のずれが発生するおそれがあり、特許文献2に記載の技術では、パネル開口部内壁とディスクトレイパネルとのがたつきの防止が不十分であった。
【0006】
そこで本発明は、上記課題を解決しようとしてなされたものであり、パネル開口部に対する蓋のがたつきを防止し、かつパネル開口部に対して蓋の位置決めができるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上の課題を解決するために、請求項1に記載のディスク再生装置は、シャーシと、前記シャーシの前方に設けられ、開口部が設けられたパネルと、前記パネルに対して前記シャーシを浮動状態にして前記シャーシを支持する弾性支持部と、前記シャーシに取り付けられ、前記パネルの開口部を通って前後に移動可能に設けられたディスクトレイと、前記ディスクトレイに設けられ、前記パネルの開口部に収まる蓋と、前記蓋を前から見て、前記蓋の外縁に凸設された突起と、を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載のディスク再生装置は、請求項1に記載のディスク再生装置であって、前記蓋を前から見て、前記蓋の中心を通った直線に関して前記突起の反対側において前記蓋の外縁に凸設された第二の突起と、を更に備えることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載のディスク再生装置は、請求項1に記載のディスク再生装置であって、前記蓋を前から見て、前記蓋の中心に関して前記突起の対称位置において前記蓋の外縁に凸設された第二の突起と、を更に備えることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載のディスク再生装置は、シャーシと、前記シャーシの前方に設けられ、開口部が設けられたパネルと、前記パネルに対して前記シャーシを浮動状態にして前記シャーシを支持する弾性支持部と、前記シャーシに取り付けられ、前記パネルの開口部を通って前後に移動可能に設けられたディスクトレイと、前記ディスクトレイに設けられ、前記パネルの開口部に収まり、前から見て多角形状の蓋と、前記蓋を前から見て、前記蓋の外縁に凸設された複数の突起と、を備え、前記複数の突起が前記蓋の外縁をなす各面に設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載のディスク再生装置は、請求項1から4の何れかに記載のディスク再生装置であって、前記開口部の内壁であって前記突起に対向する位置に溝が前後に延設され、前記突起が前記溝の後端部に当接することを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載のディスク再生装置は、シャーシと、前記シャーシの前方に設けられ、開口部が設けられたパネルと、前記パネルに対して前記シャーシを浮動状態にして前記シャーシを支持する弾性支持部と、前記シャーシに取り付けられ、前記パネルの開口部を通って前後に移動可能に設けられたディスクトレイと、前記ディスクトレイに設けられ、前記パネルの開口部に収まる蓋と、前記パネルの開口部の内壁に凸設された突起と、を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項7に記載のディスク再生装置は、請求項5に記載のディスク再生装置であって、前記パネルの開口部を前から見て、前記パネルの開口部の中心を通った直線に関して前記突起の反対側において前記パネルの開口部の内壁に凸設された第二の突起と、を更に備えることを特徴とする。
【0014】
請求項8に記載のディスク再生装置は、請求項5に記載のディスク再生装置であって、前記パネルの開口部を前から見て、前記パネルの開口部の中心に関して前記突起の対称位置において前記パネルの開口部の内壁に凸設された第二の突起と、を更に備えることを特徴とする。
【0015】
請求項9に記載のディスク再生装置は、シャーシと、開口部が設けられたパネルと、前記パネルに対して前記シャーシを浮動状態にして前記シャーシを支持する弾性支持部と、前記シャーシに取り付けられ、前記パネルの開口部を通って前後に移動可能に設けられたディスクトレイと、前記ディスクトレイに設けられ、前記パネルの開口部に収まり、前から見て多角形状の蓋と、前記パネルの開口部の内壁に凸設された複数の突起と、を備え、前記パネルの開口部を前から見て、前記パネルの開口部が多角形状に形成され、前記複数の突起が前記パネルの開口部の内壁の各面に設けられていることを特徴とする。
【0016】
請求項10に記載のディスク再生装置は、請求項6から9の何れかに記載のディスク再生装置であって、前記蓋を前から見た前記蓋の外縁であって前記突起に対向する位置に溝が前後に延設され、前記突起が前記溝の前端部に当接することを特徴とする。
【0017】
請求項11に記載のディスク再生装置は、請求項1から10の何れかに記載のディスク再生装置であって、前記突起に、前記ディスクトレイの移動方向に対して傾斜した傾斜面が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、パネルに収まった蓋のがたつきを突起により防止することができ、パネル開口部に対する蓋の位置決めも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】ディスク再生装置の背面斜視図である。
【図2】ディスク再生装置の正面斜視図である
【図3】ディスク再生装置の第1の実施形態の正面図である。
【図4】ディスク再生装置の前部であって、図3の切断線IV-IVに沿った面の矢視断面図である。
【図5】ディスク再生装置の左前の部分であって、図3の切断線V-Vに沿った面の矢視断面図である。
【図6】ディスク再生装置の第2の実施形態の正面図である。
【図7】ディスク再生装置の第3の実施形態の正面図である。
【図8】ディスク再生装置の前部であって、図7の切断線VIII-VIIIに沿った面の矢視断面図である。
【図9】ディスク再生装置の左前の部分であって、図7の切断線IX-IXに沿った面の矢視断面図である。
【図10】ディスク再生装置の第4の実施形態においてディスクトレイ収納前の状態及びディスクトレイ収納後の状態を示した概略断面図である。
【図11】ディスク再生装置の第5の実施形態においてディスクトレイ収納前の状態及びディスクトレイ収納後の状態を示した概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
【0021】
<第1の実施の形態>
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、ディスク再生装置1の背面、右側面及び上面を示した斜視図であり、図2は、ディスク再生装置1の正面、右側面及び上面を示した斜視図である。
【0022】
図1及び図2に示すように、ディスク再生装置1は、メインシャーシ10、シャーシ20、パネル30、弾性支持部40、ディスクトレイ50、蓋60及び突起70a〜70fを備える。
【0023】
パネル30は、メインシャーシ10の前縁部に垂直に設けられる板状部材である。パネル30の中央部には左右に伸びた矩形状の開口部31が設けられており、開口部31はパネル30の前面から背面に至る貫通した穴である。なお開口部31は矩形状に限らず、楕円形状でも構わない。また、開口部31は正方形その他の四角形であってもよいし、三角形、五角形その他の多角形でもよい。
【0024】
パネル30の後方において、4つの弾性支持部40がメインシャーシ10の上面に取り付けられている。シャーシ20がこれらの弾性支持部40の上に搭載されて、弾性支持部40に支持されている。弾性支持部40はゴム製のダンパであり、弾性支持部40によってシャーシ20がメインシャーシ10及びパネル30に対して浮動状態となっている。なお、弾性支持部40によってシャーシ20がパネル30に対して浮動状態になっているのであれば、弾性支持部40がパネル30とシャーシ20との間に介在していてもよい。また、弾性支持部40はゴム製に限らず、巻きバネ、引張バネ、圧縮バネ、空気バネその他の弾性部材であってもよい。
【0025】
シャーシ20にはクランパ、ターンテーブル付きスピンドルモータ、ピックアップ等が設けられている。
また、シャーシ20の上部にはディスクトレイ50が取り付けられている。具体的には、ディスクトレイ50とシャーシ20との間の取付部分にガイド機構が設けられ、このガイド機構によってディスクトレイ50がシャーシ20に対して前後にスライド可能に設けられている。ディスクトレイ50が前後にスライドするよう構成されているので、ディスクトレイ50がパネル30の後ろから開口部31を通ってパネル30の前に引き出るよう構成されているとともに、パネル30の前から開口部31を通ってパネル30の後ろに引き込むよう構成されている。なお、ディスクトレイ50はモータによって駆動されて前後にスライドする。
【0026】
ディスクトレイ50は板状の部材であって、メインシャーシ10の上面に対して平行な状態となってシャーシ20の上部に取り付けられている。ディスクトレイ50の上面にはディスク受け部51が形成されている。ディスク受け部51には、CD等の板状の記録媒体が載置される。
【0027】
蓋60は、ディスクトレイ50の先端に固定されている。ディスクトレイ50が後に引き込まれてシャーシ20の上部にある場合には、蓋60が開口部31に収まり、ディスクトレイ50が開口部31を通って前に引き出されている場合には、蓋60が開口部31から離れてパネル30の前方にある。蓋60は、前から見て開口部31の相似形であり、開口部31に容易に収まるように開口部31よりも僅かに小さく形成されている。
【0028】
蓋60を正面から見て、蓋60の外縁には突起70a〜70fが突出した状態に設けられている。具体的には、突起70a及び70bが蓋60の上面62に、突起70c及び70dが蓋60の下面63に、突起70eが蓋60の右側面64に、突起70fが蓋60の左側面65に、凸設されている。突起70aと突起70bは上面62の左右両端部に配置されている。突起70cと70dは下面63の左右両端部に配置されている。突起70eは右側面64の上下方向中央部に、突起70fは左側面65の上下方向中央部に配置されている。
【0029】
ここで、蓋60を正面から見て、突起70aと突起70dは、蓋60の中心Aに関して対称となる位置に配置されている。同様に、突起70bと突起70cも点対称の位置にあり、突起70eと突起70fも点対称の位置にある。
【0030】
また、蓋60を正面から見て、突起70aと突起70bは、蓋60の中心Aを通って左右に延びた中心線Bに関して突起70c,70dの反対側にある。また、突起70eが、蓋60の中心Aを通って上下に延びた中心線Cに関して突起70fの反対側にある。
【0031】
なお、正面から見て蓋60の外縁に凸設された突起の数は本実施形態のように6つに限らず、1つであってもよいし、複数であってもよい。また、蓋60の面62〜65のそれぞれに凸設された突起の数も1つであってもよいし、複数であってもよい。また、正面から見て蓋60の外縁に凸設された突起の配置は、本実施形態に限るものではない。
【0032】
続いて図4及び図5を参照して説明する。ここで図4はディスク再生装置1の前部であって、図3に示されたIV−IVの断面図、図5はディスク再生装置1の左前の部分であって、図3のV−Vの断面図である。
【0033】
突起70aの後面71aは、突起70aの頂点から突起70aの付け根にかけて後方に向かって傾斜している。突起70d〜70fの後面71b〜71fも同様に傾斜している。
【0034】
ディスクトレイ50はディスクを挿入する前はシャーシ20の上部に位置しており、蓋60が開口部31に収まった状態にある。
【0035】
ユーザーがディスクを挿入する際には、開口部31に収まっていた蓋60がディスク再生装置1の前面に引き出され、これとともにディスクトレイ50も開口部31を通って前面に引き出される。
【0036】
ユーザーがディスク受け部51にディスクを置き、引き出されたディスクトレイ50を再びディスク再生装置1の内部に戻したときは、ディスクトレイ50は開口部31を通ってシャーシ20の上部に戻り、蓋60は開口部31に収まる。
【0037】
開口部31の前縁部が突起70aに設けられた後面71aに当接することで、蓋60が後面71aに沿ってガイドされ、蓋60と開口部31とが中心を合わせるとともに、蓋60は開口部31に収まることができる。またこのとき蓋60と開口部31の中心のずれが大幅であっても、シャーシ20が弾性支持部40によって浮動状態になっているため、蓋60が開口部31に収まる位置にシャーシ20及びディスクトレイ50を移動できる。したがって、各部材に余計な負荷がかかることなくディスクトレイ50はシャーシ20上部に、蓋60は開口部31に収納される。
【0038】
またディスクトレイ50及び蓋60が収納された後は、突起70a〜70fが開口部31の内壁に当接する。これにより、蓋60と開口部31の中心をそろえることができるので、蓋60の位置が片寄りなく保たれ美観を損なわない。また蓋60と開口部31との間のがたつきを防止することもできる。さらにこのとき、シャーシ20に設けられた弾性支持部40により、ディスク再生装置1の各部品に余計な負荷をかけることがない。さらに本実施形態によれば経年変化による両部品間の位置のずれに対しても、ディスクトレイ50の開閉の度にセンタリングを行うことで、いつでも蓋60が開口部31の中心に位置することが可能である。
【0039】
<第2の実施の形態>
次に、図6を参照して、本発明の第2の実施形態におけるディスク再生装置1Aについて説明する。図6は、ディスク再生装置1Aを示した正面図である。なお、ディスク再生装置1Aの各部と、それに対応するディスク再生装置1の部分とに対して同一の符号を付す。
【0040】
第1の実施形態においては、蓋60に突起70a〜70fが設けられていたのに対し、第2の実施形態においては、蓋60には突起70a〜70fが設けられていない。その代わり、第2の実施形態においては、4つの突起70g〜70jが設けられている。4つの突起70g〜70jは蓋60の4つの角に突出した状態に設けられており、具体的には、突起70gが蓋60の上面62と左側面65が接する角に、突起70hが蓋60の上面62と右側面64が接する角に、突起70iが蓋60の下面63と左側面65が接する角に、突起70jが下面63と右側面64が接する角に凸設されている。なお、蓋60の4つの角に凸設された突起の数はいずれかの位置に一つであってもよいし、4つの角のそれぞれに複数ずつであってもよい。また、突起70g〜70jの形状も本実施形態に限るものではない。
【0041】
突起70gの後面71gは、突起70gの頂点から突起70gの付け根にかけて後方に向かって傾斜している。突起70h〜70jの後面71h〜71jも同様に傾斜している。
【0042】
以上に説明したことを除いて、ディスク再生装置1Aの各部と、それに対応するディスク再生装置1の部分とは同様に設けられている。なお、第1の実施形態と同様に、70a〜70fが設けられていてもよい。
【0043】
本実施形態により、上述の第1の実施形態と同様の効果を奏する。
【0044】
<第3の実施の形態>
図7〜9を参照して第3の実施形態におけるディスク再生装置1Bについて説明する。図7は第3の実施形態のディスク再生装置1Bの正面図である。図8はディスク再生装置1Bの前部であって、図7に示されたVIII−VIIIの断面図、図9はディスク再生装置1Bの左前の部分であって、図7のIX−IXの断面図である。なお、ディスク再生装置1Bの各部と、それに対応するディスク再生装置1の部分とに対して同一の符号を付す。また、図7においては蓋60を図示していない。
【0045】
第1の実施形態においては、蓋60に突起70a〜70fが設けられていたのに対し、第3実施形態においては、蓋60には突起70a〜70fが設けられていない。その代わり、第3実施形態においては、突起70k,70m〜70n,70p〜70rが開口部31の内壁に突出した状態に設けられている。具体的には、突起70k及び突起70mが開口部31の内壁上面32に、突起70n及び突起70pが開口部31の内壁下面33に、突起70qが開口部31の内壁右側面34に、突起70rが開口部31の内壁左側面35に、凸設されている。突起70kと突起70mは内壁上面32の左右両端に配置されている。突起70nと突起70pは内壁下面33の左右両端に配置されている。突起70qは内壁右側面34の上下方向中央部に、突起70rは内壁左側面35の上下方向中央部に配置されている。
【0046】
ここで、開口部31を正面から見て、突起70kと突起70pは、開口部31の中心Dに関して対称位置にあり、突起70qと突起70rも点対称の位置にある。
【0047】
また、開口部31を正面から見て、突起70kと突起70mは、開口部31の中心Dを通って左右に延びた中心線Eに関して突起70n,70pの反対側にある、また、突起70qが、開口部31の中心Dを通って上下に延びた中心線Fに関して突起70rの反対側にある。
【0048】
なお、開口部31の内壁に凸設された突起の数は本実施形態のように6つに限らず、1つであってもよいし、複数であってもよい。また、開口部31の内壁面32〜35のそれぞれに凸設された突起の数も1つであってもよいし、複数であってもよい。また、開口部31の内壁に凸設された突起の配置は本実施形態に限るものではない。また、第1の実施形態や第2の実施形態と組み合わせてもよい。
【0049】
突起70kの後面71kは、突起70kの頂点から突起70kの付け根にかけて前方に向かって傾斜している。突起70m〜70n,70p〜70rの後面71m〜71n,71p〜71rも同様に傾斜している。
【0050】
以上に説明したことを除いて、ディスク再生装置1Bの各部と、それに対応するディスク再生装置1の部分とは同様に設けられている。
【0051】
本実施形態により、上述の第1の実施形態及び第2の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0052】
<第4の実施の形態>
図10を参照して第4の実施形態におけるディスク再生装置1Cについて説明する。図10は第4の実施形態のディスク再生装置1Cの前部であって、ディスクトレイ50がパネル30の前方に引き出された状態及びディスクトレイ50がディスク再生装置1C内に収まった状態を表した概略断面図である。なお、ディスク再生装置1Cの各部と、それに対応するディスク再生装置1の部分とに対して同一の符号を付す。
【0053】
第4の実施形態においては、開口部31の内壁上面32であって突起70aに対向する位置に溝36aが設けられている。溝36aは内壁面32〜35において前後に延設している。溝36aの前端部はパネル30の前面で開口し、後端部には突き当たりとしての当接面37aが形成され、突起70aが当接面37aに当接する。当接面37aは突起70aの後面71aに対して平行に形成され、当接面37aが突起70aを後方から押さえることができるように構成されている。また、溝36aの前後方向の長さは、蓋60の前面61から後面71aまでの前後方向の長さに等しい。溝36aの内周は突起70aとほぼ同じ形状に形成されている。
同様に、開口部31の内壁下面33であって突起70cに対向する位置に溝36cが設けられ、溝36cがパネル30の前面から後方に延設され、溝36cの後端部に突き当たりとしての当接面36cが形成されている。同様に、開口部31の内壁面であって他の突起70b,70d,70e,70fに対向する位置にも溝が形成されている。
なお、当接面37a,37cは突起70a,70cの後方への移動を制限することができれば後面71a,71cに対して平行に形成されていなくてもよい。また、溝36a,36cは突起70a,70cの前後方向以外の方向への移動を制限することができれば、突起70a〜70fと同じ形状に形成されていなくてもよい。
【0054】
以上に説明したことを除いて、ディスク再生装置1Cの各部と、それに対応する第1の実施形態のディスク再生装置1の部分とは同様に設けられている。
【0055】
ディスクトレイ50がディスク再生装置1C内に引き込まれて蓋60が開口部31に収まる際、突起70a,70cはそれぞれに対応する溝37a,37cを通って、後面71a,71cが当接面37a,37cに当接する。突起70b,70d,70e,70fもそれぞれに対応する溝に挿入される。
当接面37a,37cと後面71a,71cが当接することで蓋60がそれ以上ディスク再生装置1C内に引き込まれないよう押さえることができ、これにより蓋60の後方への移動が制限され、パネル30と蓋60とを面一に配置することができる。
また、溝36a,36cの内周は突起70a,70cとほぼ同じ形状に形成されているので、突起70a,70cが溝36a,36cの内周面に押さえられ、突起70a,70cの前後方向以外の方向への動きが制限される。これにより、蓋60が開口部31に対してセンタリングされると同時に、開口部31内での蓋60のがたつきを防止することができる。
【0056】
<第5の実施の形態>
図11を参照して第5の実施形態におけるディスク再生装置1Dについて説明する。図11は第5の実施形態のディスク再生装置1Dの前部であって、ディスクトレイ50がパネル30の前方に引き出された状態及びディスクトレイ50がディスク再生装置1D内に収まった状態を表した概略断面図である。なお、ディスク再生装置1Dの各部と、それに対応するディスク再生装置1Bの部分とに対して同一の符号を付す。
【0057】
第5の実施形態においては、蓋60の上面62であって突起70kに対向する位置に溝36kが設けられている。溝36kは蓋60の上面62〜65において前後に延設している。溝36kの後端部は蓋60の背面で開口し、前端部には突き当たりとしての当接面37kが形成され、突起70kが当接面37kに当接する当接面37kは突起70kの後面71kに対して平行に形成され、当接面37kが突起70kを後方から押さえることができるよう構成されている。また、蓋60の前面61と当接面37kとの間の前後方向の距離は、パネル30の前面と後面71kとの間の前後方向の距離に等しい。溝36kの内周は突起70kとほぼ同じ形状に形成されている。
同様に、蓋60の下面63であって突起70nに対向する位置に溝36nが設けられ、溝36nが蓋60の背面から前方に延設され、溝36nの後端部に突き当たりとしての当接面37nが形成されている。同様に、前から見て蓋60の周面62〜65であって他の突起70m,70p,70q,70rに対向する位置にも溝が形成されている。
なお、当接面37k,37nは突起70k,70nの後方への移動を制限することができれば後面71k,71nに対して平行に形成されていなくてもよい。また、溝36k,36nは突起70k,70nの前後方向以外の方向への移動を制限することができれば、突起70k,70nと同じ形状に形成されていなくてもよい。
【0058】
以上に説明したことを除いて、ディスク再生装置1Dの各部と、それに対応する第3の実施形態のディスク再生装置1Bの部分とは同様に設けられている。
本実施形態により、上述の第4の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【符号の説明】
【0059】
20 シャーシ
30 パネル
31 開口部
36a,36c,36k,36n 溝
40 弾性支持部
50 ディスクトレイ
60 蓋
70a〜70k,70m〜70n,70p〜70r 突起
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスク再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のディスク再生装置では、ディスクモーター、光ピックアップ及びディスクトレイ等がメカニズムシャーシに支持され、このメカニズムシャーシがメインシャーシに取り付けられている。ディスクトレイはフロントパネルの開口部から出入自在に移動でき、ディスクトレイの先端には、ディスクトレイパネルが設けられている。従来のディスク再生装置では、設計誤差及び取り付け誤差によりフロントパネルの開口部に対するディスクトレイパネルのセンタリングが容易にできない点、ディスクトレイパネルが開口部の内壁との間でがたつく点、メインシャーシに取り付けられたメカニズムシャーシががたつく点、等の問題があった。
【0003】
そこでこのような問題を解決するべく、特許文献1又は特許文献2に記載の技術が採用されている。
特許文献1に記載の技術にあっては、メカニズムシャーシの前部及び後部を、それぞれメインシャーシに立設された第一のステーに固定し、メカニズムシャーシの前部を、前面パネルに立設された第二のステーに固定することによって、がたつき防止及び取り付け精度の向上を図っている。
特許文献2に記載の技術にあっては、側板がトレーの左右にそれぞれ取り付けられ、側板の前部をパネルに係止し、側板の後部が弾性材によりシャーシに取り付けられている。したがって、パネルに係止されたトレー前部を中心にトレー後部が上下に移動可能となっている。これによりトレーのがたつき、トレーとパネル開口部の隙間の不均一化を防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−102976号公報
【特許文献2】特開昭63−179489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ステーの設置自体のずれが発生するおそれがあり、特許文献2に記載の技術では、パネル開口部内壁とディスクトレイパネルとのがたつきの防止が不十分であった。
【0006】
そこで本発明は、上記課題を解決しようとしてなされたものであり、パネル開口部に対する蓋のがたつきを防止し、かつパネル開口部に対して蓋の位置決めができるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上の課題を解決するために、請求項1に記載のディスク再生装置は、シャーシと、前記シャーシの前方に設けられ、開口部が設けられたパネルと、前記パネルに対して前記シャーシを浮動状態にして前記シャーシを支持する弾性支持部と、前記シャーシに取り付けられ、前記パネルの開口部を通って前後に移動可能に設けられたディスクトレイと、前記ディスクトレイに設けられ、前記パネルの開口部に収まる蓋と、前記蓋を前から見て、前記蓋の外縁に凸設された突起と、を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載のディスク再生装置は、請求項1に記載のディスク再生装置であって、前記蓋を前から見て、前記蓋の中心を通った直線に関して前記突起の反対側において前記蓋の外縁に凸設された第二の突起と、を更に備えることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載のディスク再生装置は、請求項1に記載のディスク再生装置であって、前記蓋を前から見て、前記蓋の中心に関して前記突起の対称位置において前記蓋の外縁に凸設された第二の突起と、を更に備えることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載のディスク再生装置は、シャーシと、前記シャーシの前方に設けられ、開口部が設けられたパネルと、前記パネルに対して前記シャーシを浮動状態にして前記シャーシを支持する弾性支持部と、前記シャーシに取り付けられ、前記パネルの開口部を通って前後に移動可能に設けられたディスクトレイと、前記ディスクトレイに設けられ、前記パネルの開口部に収まり、前から見て多角形状の蓋と、前記蓋を前から見て、前記蓋の外縁に凸設された複数の突起と、を備え、前記複数の突起が前記蓋の外縁をなす各面に設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載のディスク再生装置は、請求項1から4の何れかに記載のディスク再生装置であって、前記開口部の内壁であって前記突起に対向する位置に溝が前後に延設され、前記突起が前記溝の後端部に当接することを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載のディスク再生装置は、シャーシと、前記シャーシの前方に設けられ、開口部が設けられたパネルと、前記パネルに対して前記シャーシを浮動状態にして前記シャーシを支持する弾性支持部と、前記シャーシに取り付けられ、前記パネルの開口部を通って前後に移動可能に設けられたディスクトレイと、前記ディスクトレイに設けられ、前記パネルの開口部に収まる蓋と、前記パネルの開口部の内壁に凸設された突起と、を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項7に記載のディスク再生装置は、請求項5に記載のディスク再生装置であって、前記パネルの開口部を前から見て、前記パネルの開口部の中心を通った直線に関して前記突起の反対側において前記パネルの開口部の内壁に凸設された第二の突起と、を更に備えることを特徴とする。
【0014】
請求項8に記載のディスク再生装置は、請求項5に記載のディスク再生装置であって、前記パネルの開口部を前から見て、前記パネルの開口部の中心に関して前記突起の対称位置において前記パネルの開口部の内壁に凸設された第二の突起と、を更に備えることを特徴とする。
【0015】
請求項9に記載のディスク再生装置は、シャーシと、開口部が設けられたパネルと、前記パネルに対して前記シャーシを浮動状態にして前記シャーシを支持する弾性支持部と、前記シャーシに取り付けられ、前記パネルの開口部を通って前後に移動可能に設けられたディスクトレイと、前記ディスクトレイに設けられ、前記パネルの開口部に収まり、前から見て多角形状の蓋と、前記パネルの開口部の内壁に凸設された複数の突起と、を備え、前記パネルの開口部を前から見て、前記パネルの開口部が多角形状に形成され、前記複数の突起が前記パネルの開口部の内壁の各面に設けられていることを特徴とする。
【0016】
請求項10に記載のディスク再生装置は、請求項6から9の何れかに記載のディスク再生装置であって、前記蓋を前から見た前記蓋の外縁であって前記突起に対向する位置に溝が前後に延設され、前記突起が前記溝の前端部に当接することを特徴とする。
【0017】
請求項11に記載のディスク再生装置は、請求項1から10の何れかに記載のディスク再生装置であって、前記突起に、前記ディスクトレイの移動方向に対して傾斜した傾斜面が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、パネルに収まった蓋のがたつきを突起により防止することができ、パネル開口部に対する蓋の位置決めも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】ディスク再生装置の背面斜視図である。
【図2】ディスク再生装置の正面斜視図である
【図3】ディスク再生装置の第1の実施形態の正面図である。
【図4】ディスク再生装置の前部であって、図3の切断線IV-IVに沿った面の矢視断面図である。
【図5】ディスク再生装置の左前の部分であって、図3の切断線V-Vに沿った面の矢視断面図である。
【図6】ディスク再生装置の第2の実施形態の正面図である。
【図7】ディスク再生装置の第3の実施形態の正面図である。
【図8】ディスク再生装置の前部であって、図7の切断線VIII-VIIIに沿った面の矢視断面図である。
【図9】ディスク再生装置の左前の部分であって、図7の切断線IX-IXに沿った面の矢視断面図である。
【図10】ディスク再生装置の第4の実施形態においてディスクトレイ収納前の状態及びディスクトレイ収納後の状態を示した概略断面図である。
【図11】ディスク再生装置の第5の実施形態においてディスクトレイ収納前の状態及びディスクトレイ収納後の状態を示した概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
【0021】
<第1の実施の形態>
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、ディスク再生装置1の背面、右側面及び上面を示した斜視図であり、図2は、ディスク再生装置1の正面、右側面及び上面を示した斜視図である。
【0022】
図1及び図2に示すように、ディスク再生装置1は、メインシャーシ10、シャーシ20、パネル30、弾性支持部40、ディスクトレイ50、蓋60及び突起70a〜70fを備える。
【0023】
パネル30は、メインシャーシ10の前縁部に垂直に設けられる板状部材である。パネル30の中央部には左右に伸びた矩形状の開口部31が設けられており、開口部31はパネル30の前面から背面に至る貫通した穴である。なお開口部31は矩形状に限らず、楕円形状でも構わない。また、開口部31は正方形その他の四角形であってもよいし、三角形、五角形その他の多角形でもよい。
【0024】
パネル30の後方において、4つの弾性支持部40がメインシャーシ10の上面に取り付けられている。シャーシ20がこれらの弾性支持部40の上に搭載されて、弾性支持部40に支持されている。弾性支持部40はゴム製のダンパであり、弾性支持部40によってシャーシ20がメインシャーシ10及びパネル30に対して浮動状態となっている。なお、弾性支持部40によってシャーシ20がパネル30に対して浮動状態になっているのであれば、弾性支持部40がパネル30とシャーシ20との間に介在していてもよい。また、弾性支持部40はゴム製に限らず、巻きバネ、引張バネ、圧縮バネ、空気バネその他の弾性部材であってもよい。
【0025】
シャーシ20にはクランパ、ターンテーブル付きスピンドルモータ、ピックアップ等が設けられている。
また、シャーシ20の上部にはディスクトレイ50が取り付けられている。具体的には、ディスクトレイ50とシャーシ20との間の取付部分にガイド機構が設けられ、このガイド機構によってディスクトレイ50がシャーシ20に対して前後にスライド可能に設けられている。ディスクトレイ50が前後にスライドするよう構成されているので、ディスクトレイ50がパネル30の後ろから開口部31を通ってパネル30の前に引き出るよう構成されているとともに、パネル30の前から開口部31を通ってパネル30の後ろに引き込むよう構成されている。なお、ディスクトレイ50はモータによって駆動されて前後にスライドする。
【0026】
ディスクトレイ50は板状の部材であって、メインシャーシ10の上面に対して平行な状態となってシャーシ20の上部に取り付けられている。ディスクトレイ50の上面にはディスク受け部51が形成されている。ディスク受け部51には、CD等の板状の記録媒体が載置される。
【0027】
蓋60は、ディスクトレイ50の先端に固定されている。ディスクトレイ50が後に引き込まれてシャーシ20の上部にある場合には、蓋60が開口部31に収まり、ディスクトレイ50が開口部31を通って前に引き出されている場合には、蓋60が開口部31から離れてパネル30の前方にある。蓋60は、前から見て開口部31の相似形であり、開口部31に容易に収まるように開口部31よりも僅かに小さく形成されている。
【0028】
蓋60を正面から見て、蓋60の外縁には突起70a〜70fが突出した状態に設けられている。具体的には、突起70a及び70bが蓋60の上面62に、突起70c及び70dが蓋60の下面63に、突起70eが蓋60の右側面64に、突起70fが蓋60の左側面65に、凸設されている。突起70aと突起70bは上面62の左右両端部に配置されている。突起70cと70dは下面63の左右両端部に配置されている。突起70eは右側面64の上下方向中央部に、突起70fは左側面65の上下方向中央部に配置されている。
【0029】
ここで、蓋60を正面から見て、突起70aと突起70dは、蓋60の中心Aに関して対称となる位置に配置されている。同様に、突起70bと突起70cも点対称の位置にあり、突起70eと突起70fも点対称の位置にある。
【0030】
また、蓋60を正面から見て、突起70aと突起70bは、蓋60の中心Aを通って左右に延びた中心線Bに関して突起70c,70dの反対側にある。また、突起70eが、蓋60の中心Aを通って上下に延びた中心線Cに関して突起70fの反対側にある。
【0031】
なお、正面から見て蓋60の外縁に凸設された突起の数は本実施形態のように6つに限らず、1つであってもよいし、複数であってもよい。また、蓋60の面62〜65のそれぞれに凸設された突起の数も1つであってもよいし、複数であってもよい。また、正面から見て蓋60の外縁に凸設された突起の配置は、本実施形態に限るものではない。
【0032】
続いて図4及び図5を参照して説明する。ここで図4はディスク再生装置1の前部であって、図3に示されたIV−IVの断面図、図5はディスク再生装置1の左前の部分であって、図3のV−Vの断面図である。
【0033】
突起70aの後面71aは、突起70aの頂点から突起70aの付け根にかけて後方に向かって傾斜している。突起70d〜70fの後面71b〜71fも同様に傾斜している。
【0034】
ディスクトレイ50はディスクを挿入する前はシャーシ20の上部に位置しており、蓋60が開口部31に収まった状態にある。
【0035】
ユーザーがディスクを挿入する際には、開口部31に収まっていた蓋60がディスク再生装置1の前面に引き出され、これとともにディスクトレイ50も開口部31を通って前面に引き出される。
【0036】
ユーザーがディスク受け部51にディスクを置き、引き出されたディスクトレイ50を再びディスク再生装置1の内部に戻したときは、ディスクトレイ50は開口部31を通ってシャーシ20の上部に戻り、蓋60は開口部31に収まる。
【0037】
開口部31の前縁部が突起70aに設けられた後面71aに当接することで、蓋60が後面71aに沿ってガイドされ、蓋60と開口部31とが中心を合わせるとともに、蓋60は開口部31に収まることができる。またこのとき蓋60と開口部31の中心のずれが大幅であっても、シャーシ20が弾性支持部40によって浮動状態になっているため、蓋60が開口部31に収まる位置にシャーシ20及びディスクトレイ50を移動できる。したがって、各部材に余計な負荷がかかることなくディスクトレイ50はシャーシ20上部に、蓋60は開口部31に収納される。
【0038】
またディスクトレイ50及び蓋60が収納された後は、突起70a〜70fが開口部31の内壁に当接する。これにより、蓋60と開口部31の中心をそろえることができるので、蓋60の位置が片寄りなく保たれ美観を損なわない。また蓋60と開口部31との間のがたつきを防止することもできる。さらにこのとき、シャーシ20に設けられた弾性支持部40により、ディスク再生装置1の各部品に余計な負荷をかけることがない。さらに本実施形態によれば経年変化による両部品間の位置のずれに対しても、ディスクトレイ50の開閉の度にセンタリングを行うことで、いつでも蓋60が開口部31の中心に位置することが可能である。
【0039】
<第2の実施の形態>
次に、図6を参照して、本発明の第2の実施形態におけるディスク再生装置1Aについて説明する。図6は、ディスク再生装置1Aを示した正面図である。なお、ディスク再生装置1Aの各部と、それに対応するディスク再生装置1の部分とに対して同一の符号を付す。
【0040】
第1の実施形態においては、蓋60に突起70a〜70fが設けられていたのに対し、第2の実施形態においては、蓋60には突起70a〜70fが設けられていない。その代わり、第2の実施形態においては、4つの突起70g〜70jが設けられている。4つの突起70g〜70jは蓋60の4つの角に突出した状態に設けられており、具体的には、突起70gが蓋60の上面62と左側面65が接する角に、突起70hが蓋60の上面62と右側面64が接する角に、突起70iが蓋60の下面63と左側面65が接する角に、突起70jが下面63と右側面64が接する角に凸設されている。なお、蓋60の4つの角に凸設された突起の数はいずれかの位置に一つであってもよいし、4つの角のそれぞれに複数ずつであってもよい。また、突起70g〜70jの形状も本実施形態に限るものではない。
【0041】
突起70gの後面71gは、突起70gの頂点から突起70gの付け根にかけて後方に向かって傾斜している。突起70h〜70jの後面71h〜71jも同様に傾斜している。
【0042】
以上に説明したことを除いて、ディスク再生装置1Aの各部と、それに対応するディスク再生装置1の部分とは同様に設けられている。なお、第1の実施形態と同様に、70a〜70fが設けられていてもよい。
【0043】
本実施形態により、上述の第1の実施形態と同様の効果を奏する。
【0044】
<第3の実施の形態>
図7〜9を参照して第3の実施形態におけるディスク再生装置1Bについて説明する。図7は第3の実施形態のディスク再生装置1Bの正面図である。図8はディスク再生装置1Bの前部であって、図7に示されたVIII−VIIIの断面図、図9はディスク再生装置1Bの左前の部分であって、図7のIX−IXの断面図である。なお、ディスク再生装置1Bの各部と、それに対応するディスク再生装置1の部分とに対して同一の符号を付す。また、図7においては蓋60を図示していない。
【0045】
第1の実施形態においては、蓋60に突起70a〜70fが設けられていたのに対し、第3実施形態においては、蓋60には突起70a〜70fが設けられていない。その代わり、第3実施形態においては、突起70k,70m〜70n,70p〜70rが開口部31の内壁に突出した状態に設けられている。具体的には、突起70k及び突起70mが開口部31の内壁上面32に、突起70n及び突起70pが開口部31の内壁下面33に、突起70qが開口部31の内壁右側面34に、突起70rが開口部31の内壁左側面35に、凸設されている。突起70kと突起70mは内壁上面32の左右両端に配置されている。突起70nと突起70pは内壁下面33の左右両端に配置されている。突起70qは内壁右側面34の上下方向中央部に、突起70rは内壁左側面35の上下方向中央部に配置されている。
【0046】
ここで、開口部31を正面から見て、突起70kと突起70pは、開口部31の中心Dに関して対称位置にあり、突起70qと突起70rも点対称の位置にある。
【0047】
また、開口部31を正面から見て、突起70kと突起70mは、開口部31の中心Dを通って左右に延びた中心線Eに関して突起70n,70pの反対側にある、また、突起70qが、開口部31の中心Dを通って上下に延びた中心線Fに関して突起70rの反対側にある。
【0048】
なお、開口部31の内壁に凸設された突起の数は本実施形態のように6つに限らず、1つであってもよいし、複数であってもよい。また、開口部31の内壁面32〜35のそれぞれに凸設された突起の数も1つであってもよいし、複数であってもよい。また、開口部31の内壁に凸設された突起の配置は本実施形態に限るものではない。また、第1の実施形態や第2の実施形態と組み合わせてもよい。
【0049】
突起70kの後面71kは、突起70kの頂点から突起70kの付け根にかけて前方に向かって傾斜している。突起70m〜70n,70p〜70rの後面71m〜71n,71p〜71rも同様に傾斜している。
【0050】
以上に説明したことを除いて、ディスク再生装置1Bの各部と、それに対応するディスク再生装置1の部分とは同様に設けられている。
【0051】
本実施形態により、上述の第1の実施形態及び第2の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0052】
<第4の実施の形態>
図10を参照して第4の実施形態におけるディスク再生装置1Cについて説明する。図10は第4の実施形態のディスク再生装置1Cの前部であって、ディスクトレイ50がパネル30の前方に引き出された状態及びディスクトレイ50がディスク再生装置1C内に収まった状態を表した概略断面図である。なお、ディスク再生装置1Cの各部と、それに対応するディスク再生装置1の部分とに対して同一の符号を付す。
【0053】
第4の実施形態においては、開口部31の内壁上面32であって突起70aに対向する位置に溝36aが設けられている。溝36aは内壁面32〜35において前後に延設している。溝36aの前端部はパネル30の前面で開口し、後端部には突き当たりとしての当接面37aが形成され、突起70aが当接面37aに当接する。当接面37aは突起70aの後面71aに対して平行に形成され、当接面37aが突起70aを後方から押さえることができるように構成されている。また、溝36aの前後方向の長さは、蓋60の前面61から後面71aまでの前後方向の長さに等しい。溝36aの内周は突起70aとほぼ同じ形状に形成されている。
同様に、開口部31の内壁下面33であって突起70cに対向する位置に溝36cが設けられ、溝36cがパネル30の前面から後方に延設され、溝36cの後端部に突き当たりとしての当接面36cが形成されている。同様に、開口部31の内壁面であって他の突起70b,70d,70e,70fに対向する位置にも溝が形成されている。
なお、当接面37a,37cは突起70a,70cの後方への移動を制限することができれば後面71a,71cに対して平行に形成されていなくてもよい。また、溝36a,36cは突起70a,70cの前後方向以外の方向への移動を制限することができれば、突起70a〜70fと同じ形状に形成されていなくてもよい。
【0054】
以上に説明したことを除いて、ディスク再生装置1Cの各部と、それに対応する第1の実施形態のディスク再生装置1の部分とは同様に設けられている。
【0055】
ディスクトレイ50がディスク再生装置1C内に引き込まれて蓋60が開口部31に収まる際、突起70a,70cはそれぞれに対応する溝37a,37cを通って、後面71a,71cが当接面37a,37cに当接する。突起70b,70d,70e,70fもそれぞれに対応する溝に挿入される。
当接面37a,37cと後面71a,71cが当接することで蓋60がそれ以上ディスク再生装置1C内に引き込まれないよう押さえることができ、これにより蓋60の後方への移動が制限され、パネル30と蓋60とを面一に配置することができる。
また、溝36a,36cの内周は突起70a,70cとほぼ同じ形状に形成されているので、突起70a,70cが溝36a,36cの内周面に押さえられ、突起70a,70cの前後方向以外の方向への動きが制限される。これにより、蓋60が開口部31に対してセンタリングされると同時に、開口部31内での蓋60のがたつきを防止することができる。
【0056】
<第5の実施の形態>
図11を参照して第5の実施形態におけるディスク再生装置1Dについて説明する。図11は第5の実施形態のディスク再生装置1Dの前部であって、ディスクトレイ50がパネル30の前方に引き出された状態及びディスクトレイ50がディスク再生装置1D内に収まった状態を表した概略断面図である。なお、ディスク再生装置1Dの各部と、それに対応するディスク再生装置1Bの部分とに対して同一の符号を付す。
【0057】
第5の実施形態においては、蓋60の上面62であって突起70kに対向する位置に溝36kが設けられている。溝36kは蓋60の上面62〜65において前後に延設している。溝36kの後端部は蓋60の背面で開口し、前端部には突き当たりとしての当接面37kが形成され、突起70kが当接面37kに当接する当接面37kは突起70kの後面71kに対して平行に形成され、当接面37kが突起70kを後方から押さえることができるよう構成されている。また、蓋60の前面61と当接面37kとの間の前後方向の距離は、パネル30の前面と後面71kとの間の前後方向の距離に等しい。溝36kの内周は突起70kとほぼ同じ形状に形成されている。
同様に、蓋60の下面63であって突起70nに対向する位置に溝36nが設けられ、溝36nが蓋60の背面から前方に延設され、溝36nの後端部に突き当たりとしての当接面37nが形成されている。同様に、前から見て蓋60の周面62〜65であって他の突起70m,70p,70q,70rに対向する位置にも溝が形成されている。
なお、当接面37k,37nは突起70k,70nの後方への移動を制限することができれば後面71k,71nに対して平行に形成されていなくてもよい。また、溝36k,36nは突起70k,70nの前後方向以外の方向への移動を制限することができれば、突起70k,70nと同じ形状に形成されていなくてもよい。
【0058】
以上に説明したことを除いて、ディスク再生装置1Dの各部と、それに対応する第3の実施形態のディスク再生装置1Bの部分とは同様に設けられている。
本実施形態により、上述の第4の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【符号の説明】
【0059】
20 シャーシ
30 パネル
31 開口部
36a,36c,36k,36n 溝
40 弾性支持部
50 ディスクトレイ
60 蓋
70a〜70k,70m〜70n,70p〜70r 突起
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャーシと、
前記シャーシの前方に設けられ、開口部が設けられたパネルと、
前記パネルに対して前記シャーシを浮動状態にして前記シャーシを支持する弾性支持部と、
前記シャーシに取り付けられ、前記パネルの開口部を通って前後に移動可能に設けられたディスクトレイと、
前記ディスクトレイに設けられ、前記パネルの開口部に収まる蓋と、
前記蓋を前から見て、前記蓋の外縁に凸設された突起と、を備えることを特徴とするディスク再生装置。
【請求項2】
前記蓋を前から見て、前記蓋の中心を通った直線に関して前記突起の反対側において前記蓋の外縁に凸設された第二の突起と、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のディスク再生装置。
【請求項3】
前記蓋を前から見て、前記蓋の中心に関して前記突起の対称位置において前記蓋の外縁に凸設された第二の突起と、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のディスク再生装置。
【請求項4】
シャーシと、
前記シャーシの前方に設けられ、開口部が設けられたパネルと、
前記パネルに対して前記シャーシを浮動状態にして前記シャーシを支持する弾性支持部と、
前記シャーシに取り付けられ、前記パネルの開口部を通って前後に移動可能に設けられたディスクトレイと、
前記ディスクトレイに設けられ、前記パネルの開口部に収まり、前から見て多角形状の蓋と、
前記蓋を前から見て、前記蓋の外縁に凸設された複数の突起と、を備え、
前記複数の突起が前記蓋の外縁をなす各面に設けられていることを特徴とするディスク再生装置。
【請求項5】
前記開口部の内壁であって前記突起に対向する位置に溝が前後に延設され、前記突起が前記溝の後端部に当接することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のディスク再生装置。
【請求項6】
シャーシと、
前記シャーシの前方に設けられ、開口部が設けられたパネルと、
前記パネルに対して前記シャーシを浮動状態にして前記シャーシを支持する弾性支持部と、
前記シャーシに取り付けられ、前記パネルの開口部を通って前後に移動可能に設けられたディスクトレイと、
前記ディスクトレイに設けられ、前記パネルの開口部に収まる蓋と、
前記パネルの開口部の内壁に凸設された突起と、を備えることを特徴とするディスク再生装置。
【請求項7】
前記パネルの開口部を前から見て、前記パネルの開口部の中心を通った直線に関して前記突起の反対側において前記パネルの開口部の内壁に凸設された第二の突起と、を更に備えることを特徴とする請求項5に記載のディスク再生装置。
【請求項8】
前記パネルの開口部を前から見て、前記パネルの開口部の中心に関して前記突起の対称位置において前記パネルの開口部の内壁に凸設された第二の突起と、を更に備えることを特徴とする請求項5に記載のディスク再生装置。
【請求項9】
シャーシと、
開口部が設けられたパネルと、
前記パネルに対して前記シャーシを浮動状態にして前記シャーシを支持する弾性支持部と、
前記シャーシに取り付けられ、前記パネルの開口部を通って前後に移動可能に設けられたディスクトレイと、
前記ディスクトレイに設けられ、前記パネルの開口部に収まり、前から見て多角形状の蓋と、
前記パネルの開口部の内壁に凸設された複数の突起と、を備え、
前記パネルの開口部を前から見て、前記パネルの開口部が多角形状に形成され、
前記複数の突起が前記パネルの開口部の内壁の各面に設けられていることを特徴とするディスク再生装置。
【請求項10】
前記蓋を前から見た前記蓋の外縁であって前記突起に対向する位置に溝が前後に延設され、前記突起が前記溝の前端部に当接することを特徴とする請求項6から9の何れかに記載のディスク再生装置。
【請求項11】
請求項1から10の何れかに記載のディスク再生装置であって、前記突起に、前記ディスクトレイの移動方向に対して傾斜した傾斜面が設けられていることを特徴とするディスク再生装置。
【請求項1】
シャーシと、
前記シャーシの前方に設けられ、開口部が設けられたパネルと、
前記パネルに対して前記シャーシを浮動状態にして前記シャーシを支持する弾性支持部と、
前記シャーシに取り付けられ、前記パネルの開口部を通って前後に移動可能に設けられたディスクトレイと、
前記ディスクトレイに設けられ、前記パネルの開口部に収まる蓋と、
前記蓋を前から見て、前記蓋の外縁に凸設された突起と、を備えることを特徴とするディスク再生装置。
【請求項2】
前記蓋を前から見て、前記蓋の中心を通った直線に関して前記突起の反対側において前記蓋の外縁に凸設された第二の突起と、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のディスク再生装置。
【請求項3】
前記蓋を前から見て、前記蓋の中心に関して前記突起の対称位置において前記蓋の外縁に凸設された第二の突起と、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のディスク再生装置。
【請求項4】
シャーシと、
前記シャーシの前方に設けられ、開口部が設けられたパネルと、
前記パネルに対して前記シャーシを浮動状態にして前記シャーシを支持する弾性支持部と、
前記シャーシに取り付けられ、前記パネルの開口部を通って前後に移動可能に設けられたディスクトレイと、
前記ディスクトレイに設けられ、前記パネルの開口部に収まり、前から見て多角形状の蓋と、
前記蓋を前から見て、前記蓋の外縁に凸設された複数の突起と、を備え、
前記複数の突起が前記蓋の外縁をなす各面に設けられていることを特徴とするディスク再生装置。
【請求項5】
前記開口部の内壁であって前記突起に対向する位置に溝が前後に延設され、前記突起が前記溝の後端部に当接することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のディスク再生装置。
【請求項6】
シャーシと、
前記シャーシの前方に設けられ、開口部が設けられたパネルと、
前記パネルに対して前記シャーシを浮動状態にして前記シャーシを支持する弾性支持部と、
前記シャーシに取り付けられ、前記パネルの開口部を通って前後に移動可能に設けられたディスクトレイと、
前記ディスクトレイに設けられ、前記パネルの開口部に収まる蓋と、
前記パネルの開口部の内壁に凸設された突起と、を備えることを特徴とするディスク再生装置。
【請求項7】
前記パネルの開口部を前から見て、前記パネルの開口部の中心を通った直線に関して前記突起の反対側において前記パネルの開口部の内壁に凸設された第二の突起と、を更に備えることを特徴とする請求項5に記載のディスク再生装置。
【請求項8】
前記パネルの開口部を前から見て、前記パネルの開口部の中心に関して前記突起の対称位置において前記パネルの開口部の内壁に凸設された第二の突起と、を更に備えることを特徴とする請求項5に記載のディスク再生装置。
【請求項9】
シャーシと、
開口部が設けられたパネルと、
前記パネルに対して前記シャーシを浮動状態にして前記シャーシを支持する弾性支持部と、
前記シャーシに取り付けられ、前記パネルの開口部を通って前後に移動可能に設けられたディスクトレイと、
前記ディスクトレイに設けられ、前記パネルの開口部に収まり、前から見て多角形状の蓋と、
前記パネルの開口部の内壁に凸設された複数の突起と、を備え、
前記パネルの開口部を前から見て、前記パネルの開口部が多角形状に形成され、
前記複数の突起が前記パネルの開口部の内壁の各面に設けられていることを特徴とするディスク再生装置。
【請求項10】
前記蓋を前から見た前記蓋の外縁であって前記突起に対向する位置に溝が前後に延設され、前記突起が前記溝の前端部に当接することを特徴とする請求項6から9の何れかに記載のディスク再生装置。
【請求項11】
請求項1から10の何れかに記載のディスク再生装置であって、前記突起に、前記ディスクトレイの移動方向に対して傾斜した傾斜面が設けられていることを特徴とするディスク再生装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2010−20884(P2010−20884A)
【公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−107517(P2009−107517)
【出願日】平成21年4月27日(2009.4.27)
【出願人】(000003595)株式会社ケンウッド (1,981)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年4月27日(2009.4.27)
【出願人】(000003595)株式会社ケンウッド (1,981)
【Fターム(参考)】
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