説明

ディスペンサ

【課題】本発明は、利用者がカップを持ち上げようとした際に利用者の手又はカップがカバー部材に当たってもカバー部材が前面パネルから外れることを回避でき、利便性を向上できるディスペンサを提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明によるディスペンサでは、カバー部材3を前面パネル2に着脱可能に取付けるための係合部31a,220a,32a,210aが前面パネル2及びカバー部材3に設けられており、係合部31a,220a,32a,210aは、カバー部材3が前面パネル2に取付けられている際に、カバー部材3の下部を軸としてカバー部材3の上部を前方且つ下方へと引倒すカバー部材3の回動を許容しつつ、カバー部材3の上部を軸としてカバー部材3の下部を前方且つ上方へと引上げるカバー部材3の回動を規制するように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料及び氷片の少なくとも一方を含む供給物を放出部から放出するディスペンサに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来用いられていたこの種のディスペンサとしては、例えば特許文献1等に示されているディスペンサを挙げることができる。すなわち、従来のディスペンサでは、ディスペンサ本体の前面パネルに格納区画が設けられており、ディスペンサ本体で生成された供給物を放出するための放出部が格納区画内に設けられている。前面パネルには、格納区画を覆うカバー部材が着脱可能に取付けられている。前面パネル及びカバー部材にはバヨネット式の係合部が設けられており、ディスペンサ本体の高さ方向に沿う上下方向に沿ってカバー部材が進退されることで、前面パネルに対するカバー部材の着脱が行われる。利用者は、放出部の下方にカップを配置して、放出部からの供給物をカップで受ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2005−522255号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような従来のディスペンサでは、上下方向に沿ってカバー部材が進退されることで前面パネルに対するカバー部材の着脱が行われるように構成されているので、放出部からの供給物をカップで受けた後に利用者がカップを持ち上げようとした際に、利用者の手又はカップがカバー部材に当ることにより、カバー部材が前面パネルから外れてしまうことがあり、不便となっている。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、利用者がカップを持ち上げようとした際に利用者の手又はカップがカバー部材に当たってもカバー部材が前面パネルから外れることを回避でき、利便性を向上できるディスペンサを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るディスペンサは、飲料及び氷片の少なくとも一方を含む供給物を生成するディスペンサ本体と、ディスペンサ本体の前面パネルに設けられた格納区画と、格納区画内に配置され、ディスペンサ本体で生成された供給物を放出する放出部と、格納区画を覆うように前面パネルに着脱可能に取付けられたカバー部材とを備え、前面パネル及びカバー部材には、カバー部材を前面パネルに着脱可能に取付けるための係合部が設けられており、係合部は、カバー部材が前面パネルに取付けられている際に、カバー部材の下部を軸としてカバー部材の上部を前方且つ下方へと引倒すカバー部材の回動を許容しつつ、カバー部材の上部を軸としてカバー部材の下部を前方且つ上方へと引上げるカバー部材の回動を規制するように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明のディスペンサによれば、係合部は、カバー部材の下部を軸としてカバー部材の上部を前方且つ下方へと引倒すカバー部材の回動を許容しつつ、カバー部材の上部を軸としてカバー部材の下部を前方且つ上方へと引上げるカバー部材の回動を規制するように構成されているので、利用者がカップを持ち上げようとした際に利用者の手又はカップがカバー部材に当たっても、係合部によりカバー部材の回動が規制されることによりカバー部材が前面パネルから外れることを回避でき、利便性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施の形態1によるディスペンサを示す斜視図である。
【図2】図1のカバー部材が取り外された状態の前面パネルを示す斜視図である。
【図3】図2の制御操作部を示す正面図である。
【図4】図2の放出部が取り外された状態の格納区画を示す斜視図である。
【図5】図2のカバー部材と前面パネルとを示す側面図である。
【図6】図5のカバー部材が前面パネルに取付けられた状態を示す側面図である。
【図7】図6の前面パネルに対するカバー部材の着脱方法を示す説明図である。
【図8】図7の格納区画の周辺を拡大して示す斜視図である
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1によるディスペンサを示す斜視図である。図において、ディスペンサ本体1は、本体ケーシング10と、この本体ケーシング10内に格納された例えば製氷機及び飲料冷却機構等からなる供給物生成部11とを有するものであり、飲料及び氷片の少なくとも一方を含む供給物を生成するものである。本実施の形態では、飲料としての水と氷片とを供給物として生成する。なお、飲料は、例えばお茶、ジュース、及びスープ等であってもよい。
【0010】
本体ケーシング10の前面上部には前面パネル2が設けられており、前面パネル2の下部にはカバー部材3が着脱自在に取付けられている。これら前面パネル2及びカバー部材3については、後に詳しく説明する。
【0011】
ディスペンサ本体1の高さ方向1a及び幅方向1bに沿う本体ケーシング10の前面略中央部には、操作レバー4が設けられている。操作レバー4は、例えばカップを押し当てる等の利用者による操作が行われるものであり、操作レバー4の操作が行われることにより、ディスペンサ本体1で生成された供給物が外部へと放出される。本体ケーシング10の前面下部には、例えばカップからこぼれ落ちる等した供給物を受けるためのドレンパン5が設けられている。
【0012】
次に、図2は図1のカバー部材3が取り外された状態の前面パネル2を示す斜視図であり、図3は図2の制御操作部21を示す正面図である。図2に示すように、前面パネル2の下部には、前面パネル2の他の部分に比べてディスペンサ本体1の奥行方向1cに沿って窪んだ凹形状の格納区画20が設けられている。格納区画20内には、制御操作部21、放出部22、及び磁石23が配置されている。
【0013】
図3に示すように、制御操作部21には、表示部21a、排水操作スイッチ21b、切換ロックスイッチ21c、及び定量設定スイッチ21dが設けられている。表示部21aは、ディスペンサ本体1の動作状態及び設定値を表示するものである。排水操作スイッチ21bは、ディスペンサ本体1の水を排水する排水動作をディスペンサ本体1に実施させるためのスイッチであり、例えばディスペンサ本体1内の清掃を行うとき等に操作される。切換ロックスイッチ21cは、例えば水及び氷片の両方を放出するか、水のみを放出するか、又は氷片のみを放出するか等の操作レバー4の操作が行われた際の放出動作の切り換えを規制するためのスイッチである。定量設定スイッチ21dは、操作レバー4が操作された際の氷片の放出量を設定するためのスイッチである。すなわち、制御操作部21は、ディスペンサ本体1の動作を制御するためのものである。図2に戻り、カバー部材3は、格納区画20を覆うように前面パネル2に取付けられる。すなわち、制御操作部21は、前面パネル2にカバー部材3が取付けられることで、カバー部材3により隠される。制御操作部21がカバー部材3によって隠されることで、第三者によりディスペンサ本体1の動作設定が不必要に変更されることが回避される。
【0014】
放出部22は、飲料放出ノズル22aと氷片放出ノズル22bとを含むものであり、利用者による操作レバー4の操作に応じて、ディスペンサ本体1で生成された飲料及び氷片を放出する。この放出部22も、上述の制御操作部21とともにカバー部材3により隠される。
【0015】
磁石23は、格納区画20の上部に配置されている。カバー部材3の背面には、磁石23に対応する受金3aが設けられている。磁石23に受金3aが吸着されることで、カバー部材3が前面パネル2に対して固定される。
【0016】
次に、図4は、図2の放出部22が取り外された状態の格納区画20を示す斜視図である。図に示すように、格納区画20には、奥壁部200と、一対の側壁部210と、支持板部220とが設けられている。奥壁部200は、ディスペンサ本体1の奥行方向1cに沿う格納区画20の最奥に配置された壁であり、ディスペンサ本体1の高さ方向1a及び幅方向1bに沿って延在されている。図4では片側の側壁部210のみを示しているが、側壁部210は、ディスペンサ本体1の幅方向1bに沿う奥壁部200の両側から奥行方向1cに沿って延在された壁である。これら奥壁部200及び側壁部210の一部には放出部22を供給物生成部11(図1参照)に接続するための開口部230が設けられているが、基本的には、本体ケーシング10の内外は、奥壁部200及び側壁部210によって区画されている。すなわち、格納区画20は、仮に放出部22からの供給物がカップで跳ねても、供給物が本体ケーシング10内に浸入しないように構成されている。
【0017】
各側壁部210の上部には、各側壁部210からディスペンサ本体1の幅方向1bに沿って突出された係合ピン210aが設けられている。係合ピン210aは、前面パネル2に対するカバー部材3の取付けに使用されるものである。
【0018】
支持板部220は、奥壁部200の下端から奥行方向1cに沿って突出された板部材である。ディスペンサ本体1の幅方向1bに沿う支持板部220の両側部には、係合穴220aが形成されている。係合穴220aは、上述の係合ピン210aとともに、前面パネル2に対するカバー部材3の取付けに用いられるものである。
【0019】
次に、図5は図2のカバー部材3と前面パネル2とを示す側面図であり、図6は図5のカバー部材3が前面パネル2に取付けられた状態を示す側面図である。なお、図2には斜め前方から見たときのカバー部材3が示されている。図2、図5及び図6に示すように、カバー部材3には、前板部30、底板部31、及び一対の側板部32が設けられている。
【0020】
前板部30は、カバー部材3が前面パネル2に取付けられた際に、格納区画20を正面から覆う板部材である。前板部30は、カバー部材3が前面パネル2に取付けられた際に、前面パネル2の操作部25が設けられた面2a(格納区画20の上方における前面パネル2の面2a)と連続した面を形成するように構成されている(図6参照)。
【0021】
底板部31は、前板部30の下端からディスペンサ本体1の奥行方向1cに沿って延在された板部材である。底板部31の後端下部には、カバー部材3が前面パネル2に取付けられた際に、支持板部220の上方から係合穴220aに係合される下部フック31aが設けられている。
【0022】
側板部32は、ディスペンサ本体1の幅方向1bに沿う前板部30の両側からディスペンサ本体1の奥行方向1cに沿って延在された板部材である。側板部32は、カバー部材3が前面パネル2に取付けられた際に前面パネル2から前方に向かって突出されるように構成されている(図6参照)。前面パネル2に対する側板部32の突出量32cは、側板部32の下端から上端に向かうにつれて小さくなっている。側板部32の上部には、上部フック32aと把持用凹部32bとが設けられている。上部フック32aは、カバー部材3が前面パネル2に取付けられた際に、係合ピン210aの上方から係合ピン210aに係合される。把持用凹部32bは、前面パネル2に対するカバー部材3の取付けに利用されるものである。
【0023】
次に、図7は、図6の前面パネル2に対するカバー部材3の着脱方法を示す説明図である。カバー部材3を前面パネル2に取付けるときには、支持板部220の前端に押し当てられた底板部31の後端部、すなわちカバー部材3の下部(カバー部材3の下部後端部)を軸として、カバー部材3の上部を後方かつ上方へと持ち上げるようにカバー部材3を回動させる。そして、下部フック31aが係合穴220aに係合されるとともに、上部フック32aが係合ピン210aに係合されることで、カバー部材3を前面パネル2に取付けられる。このとき、図2に示す磁石23と受金3aとの間の磁気的吸着力により、前面パネル2がカバー部材3に対して固定される。
【0024】
一方で、カバー部材3を前面パネル2から取り外すときには、支持板部220の前端に押し当てられた底板部31の後端部、すなわちカバー部材3の下部(カバー部材3の下部後端部)を軸として、カバー部材3の上部を前方かつ下方へと引き下げるようにカバー部材3を回動させる。このとき、利用者は、側板部32の上部に設けられた把持用凹部32bを指で挟んで、カバー部材3を回動させる。側板部32の上部の突出量32cを狭くしているのは、カバー部材3を取り外す際のカバー部材3の掴みしろを敢えて小さくし、第三者によりカバー部材3が不必要に取り外されることを防止するためである。
【0025】
ここで、下部フック31aが係合穴220aに上方から係合されるとともに、上部フック32aが係合ピン210aに上方から係合されることで、カバー部材3が前面パネル2に取付けられている。このため、カバー部材3が前面パネル2に取付けられているときに、カバー部材3の上部を軸としてカバー部材3の下部を前方且つ上方へと引上げるカバー部材3の回動は、下部フック31a及び係合穴220a、並びに上部フック32a及び係合ピン210aにより規制される。すなわち、本実施の形態では、下部フック31a及び係合穴220a、並びに上部フック32a及び係合ピン210aは、カバー部材3の下部を軸としてカバー部材3の上部を前方且つ下方へと引倒すカバー部材3の回動を許容しつつ、カバー部材3の上部を軸としてカバー部材3の下部を前方且つ上方へと引上げるカバー部材3の回動を規制する係合部を構成している。上述のようなカバー部材3の上部を軸とするカバー部材3の回動を規制することで、放出部22からの供給物をカップで受けた後に利用者がカップを持ち上げようとした際に、利用者の手又はカップがカバー部材3に当たっても、カバー部材3が前面パネル2から外れる可能性は極めて低い。
【0026】
次に、図8は、図7の格納区画20の周辺を拡大して示す斜視図である。前面パネル2には、ディスペンサ本体1の幅方向1bに沿う格納区画20の両側から前方へと突出されるとともに、ディスペンサ本体1の高さ方向1aに沿って格納区画20の上端から下端まで延在された一対のリブ部26が設けられている。カバー部材3は、前面パネル2に取付けられる際にリブ部26間に挿入される。すなわち、リブ部26は、前面パネル2に取付けらカバー部材3の側板部32の外面側に位置される。このようなリブ部26が設けられることで、仮に前面パネル2に水が付いたとしても、カバー部材3と格納区画20との間から水が格納区画20内に浸入できないようにされている。
【0027】
このようなディスペンサでは、下部フック31a及び係合穴220a、並びに上部フック32a及び係合ピン210aからなる係合部は、カバー部材3の下部を軸としてカバー部材3の上部を前方且つ下方へと引倒すカバー部材3の回動を許容しつつ、カバー部材3の上部を軸としてカバー部材3の下部を前方且つ上方へと引上げるカバー部材3の回動を規制するので、利用者がカップを持ち上げようとした際に利用者の手又はカップがカバー部材3に当たっても、係合部によりカバー部材3の回動が規制されることによりカバー部材3が前面パネル2から外れることを回避でき、利便性を向上できる。
【0028】
また、格納区画20内には、ディスペンサ本体1の動作を制御するための制御操作部21が設けられているので、カバー部材3により制御操作部21を隠すことができ、ディスペンサ本体1の動作設定を第三者が不必要に変更することを回避できる。
【0029】
さらに、前面パネル2に対する側板部32の突出量32cは、側板部32の下端から上端に向かうにつれて小さくなっているので、カバー部材3を取り外す際のカバー部材3の掴みしろを小さくでき、第三者によりカバー部材3が不必要に取り外されることを防止できる。すなわち、カバー部材3の取付け構造を知らない第三者のいたずらを防止できる。
【0030】
さらにまた、ディスペンサ本体1の幅方向1bに沿う格納区画20の両側から前方へと突出されるとともに、ディスペンサ本体1の高さ方向1aに沿って格納区画20の上端から下端まで延在された一対のリブ部26が前面パネル2に設けられているので、カバー部材3と格納区画20との間からの格納区画20内への水の浸入を防止でき、格納区画20内の衛生状態を確保できる。
【0031】
なお、実施の形態では、下部フック31a及び係合穴220a、並びに上部フック32a及び係合ピン210aの両方により係合部が構成されると説明したが、下部フック31a及び係合穴220a、並びに上部フック32a及び係合ピン210aのいずれか一方により係合部が構成されてもよい。
【0032】
また、実施の形態では、カバー部材3の底板部31に下部フック31aが設けられ、前面パネル2の支持板部220に係合穴220aが設けられると説明したが、これとは逆に、底板部に係合穴が設けられ、支持板部に下部フックが設けられ、底板部の下方から下部フックが係合穴に係合されるように構成してもよい。このように構成しても、カバー部材の上部を軸としてカバー部材の下部を前方且つ上方へと引上げるカバー部材の回動を規制できる。
【0033】
同様に、実施の形態では、カバー部材3の側板部32に上部フック32aが設けられ、前面パネル2の側壁部210に係合ピン210aが設けられると説明したが、これとは逆に、側板部に係合ピンが設けられ、側壁部に上部フックが設けられ、上部フックの上方から係合ピンが上部フックに係合されるように構成してもよい。このように構成しても、カバー部材の上部を軸としてカバー部材の下部を前方且つ上方へと引上げるカバー部材の回動を規制できる。
【符号の説明】
【0034】
1 ディスペンサ本体、2 前面パネル、3 カバー部材、20 格納区画、21 制御操作部、22 放出部、26 リブ部、31a 下部フック(係合部)、32 側板部、32a 上部フック(係合部)、210a 係合ピン(係合部)、220a 係合穴(係合部)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料及び氷片の少なくとも一方を含む供給物を生成するディスペンサ本体と、
前記ディスペンサ本体の前面パネルに設けられた格納区画と、
前記格納区画内に配置され、前記ディスペンサ本体で生成された前記供給物を放出する放出部と、
前記格納区画を覆うように前記前面パネルに着脱可能に取付けられたカバー部材と
を備え、
前記前面パネル及び前記カバー部材には、前記カバー部材を前記前面パネルに着脱可能に取付けるための係合部が設けられており、前記係合部は、前記カバー部材が前記前面パネルに取付けられている際に、前記カバー部材の下部を軸として前記カバー部材の上部を前方且つ下方へと引倒す前記カバー部材の回動を許容しつつ、前記カバー部材の上部を軸として前記カバー部材の下部を前方且つ上方へと引上げる前記カバー部材の回動を規制するように構成されていることを特徴とするディスペンサ。
【請求項2】
前記格納区画内には、前記ディスペンサ本体の動作を制御するための制御操作部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のディスペンサ。
【請求項3】
前記カバー部材には、前記カバー部材が前記前面パネルに取付けられた際に前記前面パネルから前方に向かって突出される側板部が設けられており、前記前面パネルに対する前記側板部の突出量は、前記側板部の下端から上端に向かうにつれて小さくなっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のディスペンサ。
【請求項4】
前記前面パネルには、前記ディスペンサ本体の幅方向に沿う前記格納区画の両側から前方へと突出されるとともに、前記ディスペンサ本体の高さ方向に沿って前記格納区画の上端から下端まで延在された一対のリブ部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のディスペンサ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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