説明

ディマースイッチ

【課題】同じ動作でライトのオン・オフおよびロービーム・ハイビームの切り替えを行うことができ、かつ誤操作のないディマースイッチを提供する。
【解決手段】車両への固定部と操作用の回動部とを備えるロータリー式スイッチとして構成し、ハイビーム位置とロービーム位置との切り替えは、前記回動部の軸方向における同位置での往復回動動作によって行うようにする。加えて、前記回動部を軸方向に摺動可能としておき、ロービーム位置からオフ位置へ切り替えるための回動動作は、前記摺動動作を伴った状態でないと行えないように構成する。これにより、ハイビーム・ロービーム・オフの各位置の切り替え動作は同じ回動動作でありながら、ハイビームからロービームへの切り替えの際に誤ってオフにする誤動作が防がれる。さらに、前記摺動動作に抗する付勢手段を設けたり、ハイビーム位置からでも摺動動作可能にすると、利便性がより高まる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はディマースイッチに関し、特に、同じ動作でライトのオン・オフおよびロービーム・ハイビームの切り替えを行うことができ、かつ誤操作のないディマースイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、4輪車等の車両のヘッドライトを操作するディマースイッチは、ステアリング近傍にその一端を支軸された長尺のレバーに設けられることが多い。該ディマースイッチは、レバーの中心軸と同軸に配置された先端の回動部でオン・オフ動作を行い、また、ロービーム・ハイビームの切り替えは、前記レバーの支軸部を中心にして所定の可動範囲内でレバーを傾動させることで行うのが一般的である。該操作方法を用いるディマースイッチの構成は、1本のレバーでロービーム・ハイビームの切り替えに加えて、パッシングライトやウィンカー等の操作も行うコンビネーション・ディマースイッチに適している。しかしながら、スイッチ全体を小型化するには特別な工夫が必要となるという課題があった。
【0003】
特許文献1には、上記の課題を解決するため、前記レバーと該レバーの傾動によって摺動されるスライダ式スイッチとの間に、駆動アームと従動アームとを備えるリンクアームを設けることにより、レバーの支軸部とスライダ式スイッチとの高さの差を小さくして、スイッチ全体を小型化できる車両用レバースイッチの操作装置が開示されている。
【特許文献1】特開2002−231102号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1のディマースイッチは、オン・オフの切り替えとロービーム・ハイビームの切り替えとを異なる動作で行い、さらに同じレバーでパッシングライトやウィンカの操作も行うため、運転者のレバー扱いの習熟もある程度必要であった。また、主に私有地でのレジャーや農作業に使用されるMUV(マルチ・ユーティリティ・ビークル)等の車両には、公道走行のためのウィンカを装備しないことがあり、この場合、特許文献1に開示されるようなコンビネーションスイッチが不要である一方で、不整地等の走行でも運転者が容易に操作でき、操作性の高いヘッドライト専用スイッチが期待されていた。
【0005】
本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決し、同じ動作でライトのオン・オフおよびロービーム・ハイビームの切り替えを行うことができ、かつ例えば、不整地走行においても、運転者がより容易に操作できるディマースイッチを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記した目的を達成するために、本発明は、車両への固定部と操作用の回動部とを備えるロータリー式スイッチであり、前記回動部の操作により車両に装着されたライトの点灯状態を、オフ、ロービームおよびハイビームの順又はこれと逆の順に切り替えることができるディマースイッチにおいて、前記回動部は、その軸方向に摺動可能であり、前記ハイビームとロービームの切り替えは、前記軸方向における同位置での回動動作によって行うことができ、かつオフにする際には前記回動部を軸方向へ摺動させてから回動するようにした点に第1の特徴がある。
【0007】
また、前記回動部は、前記固定部との間に前記軸方向の付勢手段を具備することを特徴とするようにした点に第2の特徴がある。
【0008】
また、前記回動部は、前記ハイビームおよびロービーム位置間の任意の位置から軸方向に摺動可能であるようにした点に第3の特徴がある。
【0009】
また、前記固定部は、前記付勢手段による付勢力に抗して、前記摺動後の回動部の位置を保持させる規制手段を具備するようにした点に第4の特徴がある。
【0010】
また、前記回動部は、該回動部の回動動作を規制するストッパを具備するようにした点に第5の特徴がある。
【0011】
さらに、前記ストッパは、前記回動部の内周面のうちの最大径部に設けられるようにした点に第6の特徴がある。
【発明の効果】
【0012】
請求項1の発明によれば、オン・オフおよびロービーム・ハイビームの切り替えを同じ回動動作で行うことができる容易な操作性が得られるとともに、回動部を軸方向に摺動させなければオフに切り替わらないので、誤ってオフにする誤操作をなくすことができるようになる。
【0013】
請求項2の発明によれば、オフにするための摺動動作は、付勢手段の付勢力に逆らって行う必要があるので、誤ってオフにする誤操作を確実に防ぐことができるようになる。
【0014】
請求項3の発明によれば、ハイビーム位置から一気にオフにする操作が可能となるため、操作性の自由度を高めることができるようになる。
【0015】
請求項4の発明によれば、付勢手段による付勢力に抗して摺動動作後の回動部の位置を保持させる規制手段を有するので、オフ位置を確実に維持することができるようになる。
【0016】
請求項5の発明によれば、回動部の内側に回動動作を規制するストッパを有するので、確実なスイッチ操作ができるようになる。
【0017】
請求項6の発明によれば、ストッパ部が回動部の内周面のうちの最大径部に設けられるので、スイッチ操作時のストッパ部にかかる力を最小限に抑えることができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明を適用したMUV(マルチ・ユーティリティ・ビークル)車両の一実施形態の側面図である。MUV車両1は、車体フレーム20に前輪WFおよび後輪WRが回転可能に軸支され、車体中央部に配置されたエンジン33によって前記後輪WRに駆動力を供給して走行する多目的4輪車である。前記車体フレーム20の上方には、乗員を保護するように、支柱部材21、連結パイプ22および前方部材23から構成されるロールバーが連結されている。また、前記車体フレーム20の前方には、MUV車両1の前面部を衝突の衝撃から守るバンパー24が配設されている。前記乗員が着座するシート30の下方には、燃料タンク32が収納されており、その車体前方には、不図示のアクセルペダルやブレーキペダルを備えたフロア31が形成されている。
【0019】
前記燃料タンク32の車体後方に配設されるサイド隔壁50の内側には、内燃機関としてのエンジン33および変速機等からなるパワーユニット28が配設されている。前記シート30の下方に設けられた吸入管41から吸入された外気は、エアクリーナ34で濾過されて、燃料との混合気を生成するキャブレター42へと導かれる。エンジン33内の燃焼室で爆発し、エンジン33に回転駆動力を与えた後の混合気すなわち排気ガスは、シリンダヘッド33aの排気ポートに連結される排気管43によって車体後方のマフラ35に送られ、浄化および消音された後に大気中に排気される。
【0020】
前記マフラ35の上方に位置する箱体は、開閉自在な側板を有した荷台36である。エンジン33の冷却液を冷却するラジエタ37は、前記前輪WFの上方に配設され、該前輪WFは、ハンドルポスト27に回動可能に軸支されたステアリング2によって操舵可能とされている。
【0021】
本発明に係るディマースイッチ3は、前記ステアリング2の近傍のダッシュボード26に設けられており、該ディマースイッチ3によって、フロントフェンダ25の前方に配置されたヘッドライト38のオン・オフおよびロービーム・ハイビームの切り替え操作ができるように構成されている。
【0022】
図2は、本発明を適用したMUV車両の一実施形態の上面図である。前記と同一の符号は、同一または同等部分を示している。該MUV車両1は、助手席シート30aを備えた2人乗りとして構成される。前記ロールバーを形成する連結パイプ22は車体左右方向の両端部にまで伸び、前記車体フレーム20と併せて車体剛性の向上に貢献している。本発明に係る前記ディマースイッチ3は、前記ダッシュボード26の左端部に設けられている。
【0023】
図3および図4は、図2のD方向およびF方向から見たディマースイッチ3の外観図である。前記と同一の符号は、同一または同等部分を示している。ディマースイッチ3は、ステアリング2と近接して配置されており、ステアリング2から離した左手を少し伸ばすだけで容易に操作することができる。なお、ステアリング2の正面には、エンジン回転数や速度等が表示される表示パネル40が配設されている。また、乗員によるステアリング2の回動動作は、その回転軸に連結されたステアリングシャフト2aによってラック・アンド・ピニオン機構等に伝達され、前輪WFの操舵運動に変換される。
【0024】
図5は、前記ディマースイッチ3の正面図である。該ディマースイッチ3は、固定部としての略円柱状の本体部4に、回動部としての操作ダイヤル5が回動可能に軸着されている。図はそれぞれ、(a):ハイビーム(オン)位置、(b):ロービーム(オン)状態、(c):オフ状態を示す。本実施形態では、(a)のハイビーム位置から、前記操作ダイヤル5を図示下方、すなわち軸に対して時計方向に回動させていくと、45度回動した時点でそれ以上回動しなくなり、(b)のロービーム位置が保持される。前記操作ダイヤル5は、(a)および(b)の間は自由に回動可能であるが、該回動動作のみでは(a)および(b)以外の状態にならないよう構成されている。
【0025】
次に、(b)のロービーム位置において、操作ダイヤル5は、図示右方向(軸方向)に所定の位置まで押し込むことができる。そして、該押し込まれた状態にある時だけ、さらに図示下方(時計方向)に回動させることができる。該押し込まれた状態での回動動作が開始されれば、前記操作ダイヤル5は前記押し込まれた状態を保持し、(b)のロービーム位置から時計方向に45度回動した時点でそれ以上回動しなくなって、(c)に示すオフ位置が保たれることとなる。
【0026】
一方、前記とは逆に(c)のオフ位置から操作ダイヤル5を図示上方(反時計方向)に回動させていくと、45度回動した時点で、前記押し込まれていた操作ダイヤル5が、後述する付勢手段の弾発力によって元の位置まで戻り、(b)のロービーム位置となる。なお、該(b)のロービーム位置と前記(a)のハイビーム位置とが、回動動作のみで自由に切り替え可能であることは前記したが、前記操作ダイヤル5を軸方向に押し込む動作は(a)のハイビーム位置からでも可能なため、(a)のハイビーム位置から一気に(c)のオフ位置へ切り替える操作も可能である。
【0027】
なお、ディマースイッチ3が前記ダッシュボード26に固定される際には、前記(c)のオフ位置において、前記本体部4の大部分がダッシュボード26の内部に収納されるよう配設される。これによって、車両の乗員は、操作ダイヤル5の突出量の変化を認識しやすく、ホワイトマークMの位置の変化と併せて、現在のスイッチ状態を容易に知ることが可能となる。なお、前記ホワイトマークMは、円形の彫り込み部に白塗装を施すことによって視認性の向上が図られている。
【0028】
図6に、図5(c)のC−C線断面図と、各ライトの点灯範囲との関係図を示す。前記操作ダイヤル5の内周部に形成されたストッパ5aは、(c)のオフ位置および(a)のハイビーム位置にて、前記本体部4の係止部4aと接触することで操作ダイヤル5の回動を規制している。各点灯範囲の符号は、HI:ハイビーム、LO:ロービーム、TL:テールライトを示しており、(a)のハイビーム位置ではハイビームおよびテールライトが点灯し、また、(b)のロービーム位置ではロービームおよびテールライトが点灯する。そして、(c)のオフ位置ではすべて消灯するように構成されている。
【0029】
図7は、図5(b)のA−A線断面図である。前記と同一の符号は、同一または同等部分を表している。前記本体部4には、操作ダイヤル5と一体的に駆動する回転軸6が収納されている。図示のロービーム位置においては、該回転軸6の回転軸ストッパ6aが係止部4bと接触しているため、それ以上の時計方向への回動が規制されている。また、該回転軸6は、スプリングによる付勢手段11によって図示左方向に常時付勢されているが、乗員が付勢手段11の弾発力に抗する力で操作ダイヤル5を図示右方向へ押し込むことによって、操作ダイヤル5の内壁部5bが本体部4の軸支部4cに接触する位置まで摺動することができる。なお、前記軸支部4cの左端部には、水分や砂等の侵入を防ぐオイルシール15が設けられている。
【0030】
前記付勢手段11の周方向外側には、前記回転軸6の回動に合わせて回動するベース部材7が、Oリング14を介して本体部4に軸支されている。前記ベース部材7に配設されたスプリングによる付勢手段12は、ベース部材7を図示右方向に付勢し、該ベース部材7に配設されたスイッチ接点10を、ジョイントプレート8に設けられたスイッチ接点9に押しつけることによって、安定した通電状態を保つ機能を有する。また、前記付勢手段12と本体部4との間に配置される鉄球13は、回動するベース部材7と本体部4との接触面積を減らすことで、回動時に発生する摺動抵抗を削減している。
【0031】
図8は、図5(c)のB−B線断面図である。前記と同一の符号は、同一または同等部分を表している。操作ダイヤル5が付勢手段11の弾発力に抗して図示右方向に押し込まれると、回転軸ストッパ6aが係止部4bによる係止範囲を外れるため、操作ダイヤル5をロービーム位置からオフ位置に回動させる回動動作が可能な状態となる。該回動動作によって操作ダイヤル5が回り始めると、前記回転軸ストッパ6aの左端部が、規制手段としての係止部4bの右端部に規制されるため、回転軸6および操作ダイヤル5が押し込まれた状態が保持されることになる。なお、回転軸6の付勢手段16によって本体部4の内周面に付勢される鉄球17は、前記ハイビーム、ロービーム、オフのそれぞれの位置で固定部4の内周面に設けられた半球状の溝(不図示)と係合することによって、操作ダイヤル5の操作に節度感を与える機能を有する。
【0032】
図9(a)および(b)に示す、図7のG−G線概略断面図および図8のH−H線概略断面図によって、前記した回転軸ストッパ6aと係止部4bとの係止関係を説明する。図9(a)のロービーム位置において、回転軸6を軸方向(図示奥方向)に押し込んでから時計方向に回動させていくと、前記回転軸ストッパ6aの図示手前側の端面が、係止部4bの図示奥側の端面と係止しはじめるため、回転軸6および操作ダイヤル5は、押し込まれた状態を保持することになる。図9(b)は、前記ロービーム位置から回転軸6を45度回動させたオフ位置である。なお、上記したような係止関係を発生させる各部品の形状等が、本実施形態に限定されないことは勿論である。
【0033】
図10は、前記回転軸6と連動して回動するスイッチ接点10と、前記ジョイントプレート8側のスイッチ接点9との概略配置図(a)〜(c)、および各スイッチ位置と通電接点との関係図(d)である。軸を中心に120°間隔で3方向に配されたターミナルを有するスイッチ接点10は、(a)のハイビーム位置において、VB(電源)、HI(ハイビーム)、TL(テールライト)の3点を通電させている。また、(a)のハイビーム位置からスイッチ接点10を時計方向に45°回動させた(b)のロービーム位置では、VB、LO(ロービーム)、TLの3点が通電され、さらに、スイッチ接点10を時計方向に45°回動させると、いずれのスイッチ接点とも通電しないオフ状態となる。
【0034】
上記したように、本発明によれば、オン・オフおよびロービーム・ハイビームの切り替えを同じ回動動作で行う容易な操作性が得られるとともに、操作ダイヤルを軸方向へ押し込まなければオフに切り替わらようにしたので、誤ってオフにする誤操作をなくしたディマースイッチが得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明を適用したMUV車両の一実施形態の側面図である。
【図2】本発明を適用したMUV車両の一実施形態の上面図である。
【図3】本発明に係るディマースイッチの側面外観図である。
【図4】本発明に係るディマースイッチの正面外観図である。
【図5】本発明に係るディマースイッチの正面図である。
【図6】図5(c)のC−C線断面図と各ライトの点灯範囲との関係図である。
【図7】図5(b)のA−A線断面図である。
【図8】図5(c)のB−B線断面図である。
【図9】図7のG−G線概略断面図および図8のH−H線概略断面図である。
【図10】スイッチ接点の概略関係図および通電状態を示す表図である。
【符号の説明】
【0036】
1…MUV車両、2…ステアリング、3…ディマースイッチ、4…本体部、4a…係止部、5…操作ダイヤル、5a…ストッパ、6…回転軸、6a…回転軸ストッパ、9,10…スイッチ接点、11…付勢手段、26…ダッシュボード、27…ハンドルポスト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両への固定部と操作用の回動部とを備えるロータリー式スイッチであり、
前記回動部の操作により車両に装着されたライトの点灯状態を、オフ、ロービームおよびハイビームの順又はこれと逆の順に切り替えることができるディマースイッチにおいて、
前記回動部は、その軸方向に摺動可能であり、
前記ハイビームとロービームの切り替えは、前記軸方向における同位置での回動動作によって行うことができ、かつオフにする際には前記回動部を軸方向へ摺動させてから回動することを特徴とするディマースイッチ。
【請求項2】
前記回動部は、前記固定部との間に前記軸方向の付勢手段を具備することを特徴とする請求項1に記載のディマースイッチ。
【請求項3】
前記回動部は、前記ハイビームおよびロービーム位置間の任意の位置から軸方向に摺動可能であることを特徴とする請求項1または2に記載のディマースイッチ。
【請求項4】
前記固定部は、前記付勢手段による付勢力に抗して、前記摺動後の回動部の位置を保持させる規制手段を具備することを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載のディマースイッチ。
【請求項5】
前記回動部は、該回動部の回動動作を規制するストッパを具備することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のディマースイッチ。
【請求項6】
前記ストッパは、前記回動部の内周面のうちの最大径部に設けられていることを特徴とする請求項5に記載のディマースイッチ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−278273(P2006−278273A)
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−99428(P2005−99428)
【出願日】平成17年3月30日(2005.3.30)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】