説明

ディーゼル煤パティキュレート濾材

本発明に係るディーゼル煤パティキュレート濾材は、繊維、好ましくは金属繊維を含んでなる。本ディーゼル煤パティキュレート濾材は、その流入側と流出側との間である厚みTを有し、これは5cm以上である。S/Vが流入側から流出側へ段階的または漸進的に増大するゆえ、流入側のS/Vは好ましくは50m2/m3より大きく、流出側のS/Vは好ましくは80000m2/m3未満である。Sは、容積V中に存在する繊維の全外套表面の合計である。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディーゼル煤パティキュレートフィルタおよびディーゼル煤パティキュレート濾材に関する。
【背景技術】
【0002】
金属繊維またはセラミック繊維などの繊維を含んでなるディーゼル煤パティキュレートフィルタは周知である。
【0003】
特開2002−58939号公報には、濾過すべき排気ガスの流れの方向に向かってフィルタの目をより細かくした多孔質材料構造を含むディーゼル煤フィルタが記載されている。
【0004】
このフィルタは、各層が規定の目の粗さを有する互いに隣接した幾つかの濾材層を含み、またはその代わりとして、目の粗さが濾材の奥行きに対して漸進的に変化する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、金属繊維やセラミック繊維などの繊維を使用して濾材を提供する際、ディーゼル煤の濾過のために、そのような漸進的に変化する目の粗さまたはフィルタ繊度を有するフィルタの濾過特性を改善することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るディーゼル煤パティキュレート濾材は繊維を含んでなり、このディーゼル煤パティキュレート濾材は流入側および流出側を有する。本発明に係るディーゼル煤パティキュレート濾材は、流入側と流出側との間の濾材厚Tが、5cm以上であること、流入側のS/Vが50m2/m3より大きい一方で、流出側のS/Vが80000m2/m3未満であること、およびS/Vが、流入側から流出側へ段階的にまたは漸進的に増大することを特徴とする。Sは、容積V中に存在する繊維の全外套表面(all mantle surface)の合計であると考えるものとする。
【0007】
本発明に係るディーゼル煤パティキュレート濾材の流入側において、S/Vは50m2/m3より大きく、好ましくは100m2/m3より大きく、または300m2/m3よりも大きい。有利には、流入側のS/Vは、1000m2/m3未満である。
【0008】
本発明に係るディーゼル煤パティキュレート濾材の流出側において、S/Vは80000m2/m3未満であり、好ましくは50000m2/m3未満であり、例えば30000m2/mm3未満であり、好ましくは28000m2/m3未満であり、または25000m2/m3未満である。有利には、流出側のS/Vは、15000m2/m3より大きい。
【0009】
本発明に係るディーゼル煤パティキュレート濾材は、互いに隣接している幾つかの繊維材の層を含むことができる。各層は、その層の全容積Vを通して本質的に等しいS/Vを有する。これらの層は、適切なスペーシング手段を使用して互いの間隔をあけてもよいし、または互いに接触した状態で存在してもよい。
【0010】
本明細書において使用する用語「層」は、その容積全体を通して実質的に等しい特性を有する、濾材の1つの容積部分と考えるものとする。
【0011】
S/Vは、濾材の流入側から流出側へ段階的に増大する。
【0012】
あるいは、本発明に係るディーゼル煤パティキュレート濾材は、S/Vがその濾材の厚さを通して漸進的に変化する濾材を1つだけ含むことができる。このS/Vは、流れの方向に垂直な濾材の断面であり、厚さがほぼ0である容積VについてのSを計算することによって概算される。S/Vは、濾材の流入側から流出側へ漸進的に増大する。
【0013】
用語「濾材厚T」は、ディーゼル煤パティキュレート濾材の流入側と流出側の間の最小距離と考えるものとする。ディーゼル煤パティキュレート濾材が、幾つかの個別の濾材層を含む場合、Tは、各個別層iの最小厚tiの合計と考えるものとする。Tは、5cmより大きいが、有利には、Tは、8cmより大きくまたは10cmよりも大きく、例えば、15cmより大きくまたは20cmよりも大きい。
【0014】
本発明に係るディーゼル煤パティキュレート濾材は、繊維を含んでなり、場合によっては繊維からなる。
【0015】
好ましくは、本濾材に使用される繊維は、金属繊維、例えば集束伸線またはコイル切削による繊維である。あるいは、金属ウールを使用してもよい。
【0016】
金属繊維が耐えなければならない温度範囲に依存して、金属または鋼の合金を選ぶことができる。300もしくは400シリーズのAISI合金またはInconel(登録商標)などの合金のステンレス鋼繊維が好ましいであろう。高温に耐えらなければならない場合、Fe、AlおよびCrを含む合金、例えばFecralloyが、好ましい。
【0017】
最も好ましくは、金属繊維を含む濾材を焼結して、金属繊維を接着させる。
【0018】
用語「外套表面の合計S」は、濾材の容積Vの中に存在する繊維の全外套表面の累積と定義する。繊維の外套表面は、その繊維の軸に対して本質的に平行な表面である。この外套表面は、S=L*Aとして計算することができ、この式中、Lは、容積Vの中に存在する繊維の長さの合計であり、Aは、容積Vの中に存在する繊維の周長である。
【0019】
濾材を構成する繊維は、相当直径(D)、表面形状、および「平均長(LM)対相当直径」比(LM/D)によって特徴付けられる。
【0020】
用語「相当直径」とは、繊維の主軸に対して垂直に切断した繊維断面と同じ表面を有する虚円の直径を意味する。本発明に係る濾材の層を提供するために使用する繊維は、0.5μmから100μmの範囲内、例えば2μmから75μmの範囲内、一例として12μmから50μmの範囲内、例えば25μm、35μmまたは40μmであり得る。
【0021】
相当直径Dに対する平均長LMの比率(すなわち、LM/D)は、好ましくは5または10より大きく、もしくは25または50よりも大きく、最も好ましくは、100より大きい。
【0022】
繊維の表面の形状は、大いに変わり得る。この形状は、繊維の径方向断面の幾何学模様によって定義される。これは、例えば長方形、正方形、円もしくは三角形であることもあり、または多少鋸歯状の部分の周囲を含むこともある。使用される大部分の繊維は、径方向断面の形状がその全繊維長にわたって本質的に同一である。この形状によって、ディーゼル煤パティキュレート濾材中に存在する繊維の周長Aが、大いに規定される。
【0023】
場合により、濾材が異なる層を含む場合、それらの層を互いに焼結して、異なる層を互いに接着させてもよい。第一焼結サイクルの間に、個別に、異なる層を焼結させ、必要な空隙率にしてもよい。それらを、互いに重ね合わせた後、第二焼結サイクルの間に互いに焼結する。あるいは、異なる層を互いに重ね合わせた後焼結してもよい。1回の焼結サイクルの間に、層を焼結し、その焼結操作により互いに接着させる。
【0024】
金属繊維が、国際公開第97/04152号パンフレットにおいてより詳細に説明されているようなコイル板からの削り出しによって得られる場合、そのような金属繊維の径方向断面は、本質的に長方形である。そのような繊維を含む容積のSを計算するには、両辺の長さを考慮に入れなければならない。
【0025】
金属繊維が、集束伸線によって得られる場合、その金属繊維は、本質的に円形または五角形の径方向断面を有する。この繊維の径方向断面の周長は、この繊維の径方向断面と同じ表面を有する虚円の周長を使用することにより、十分に概算されることが判明した。
【0026】
ディーゼル煤パティキュレート濾材のS/V値は、その濾材の空隙率もしくはその濾材の一部である層の空隙率を調整することにより、または繊維の表面形状および繊維の相当直径を選ぶことにより変えることができる。
【0027】
一例として、その全容積を通して均一な空隙率を有するディーゼル煤パティキュレート濾材を提供する。その流入側では、比較的大きな相当直径を有する比較的目の粗い繊維を使用する。濾材の流出側に向かうほど、繊維の相当直径は、漸進的に増大する。
【0028】
この場合、選ぶ容積V各々について同じ重量が得られるが、容積Vの外套表面Sの合計は増加する。細い繊維ほど、繊維容積または繊維重量あたりの繊維外套表面が大きいからである。空隙率は、濾材の全容積を通して等しいので、繊維の相当直径を選択的に選ぶことにより、本発明に係るディーゼル煤パティキュレート濾材を提供することができる。
【0029】
あるいは、繊維断面の形状を選択的に選ぶことにより、その全容積を通して均等な空隙率を有するディーゼル煤パティキュレート濾材を提供することができる。一例として、流入側では、本質的に円形の断面および相当直径dを有する繊維を使用することができる。これらの繊維の断面表面は、π*2/4である。これらの繊維の外套表面は、π**Lであり、この式中のLは、繊維長である。
【0030】
濾材の流出側のさらに近くでは、辺長aの本質的に正方形の断面を有する繊維を使用する。aは、a2=π*2/4になるように選ぶ。従って、dは、これらの正方形繊維の相当直径である。これらの正方形繊維の外套表面は、4**Lであり、これは、この濾材の流入側での円形繊維の外套表面より大きい。
【0031】
流出側のさらに近くでは、短辺がbで長辺がcの長方形繊維を使用することができる。bおよびcは、b*c=π*2/4になるように選ぶ。従って、dは、これらの長方形繊維の相当直径である。これらの長方形繊維の外套表面は、2*(b+c)*Lであり、これは、この濾材の流入側に向かって上流の円形繊維および正方形繊維の外套表面より大きい。流出側に近づくほど、bとcの差が増すように辺bおよびcの寸法を選ぶが、相当直径は、dのままである。故に、繊維の外套表面は、濾材の流出側に向かって増大する。全濾材容積を通して空隙率は等しいので、繊維断面の形状の変化により、比率S/Vは、流入側から流出側へと増大する。
【0032】
他の例として、全濾材を通じて同一の繊維を有するディーゼル煤パティキュレート濾材を提供する。流入側ではより高い空隙率を持たせるが、流出側に向かって空隙率を低下させる。空隙率の低下は、流出側に近づくほど大きな繊維容積が、単位容積当たりに存在しなければならないということを意味する。全ての繊維が等しいので、これは、流出側に近づくほど大きな繊維外套表面が単位容積に存在しなければならないことを意味する。空隙率、断面形状および繊維相当直径を選択的に選ぶことにより、本発明に係るディーゼル煤パティキュレート濾材を提供することができる。
【0033】
結果として、驚くべきことに、本発明に係るディーゼル煤パティキュレート濾材は、以下の特徴を有することができることが判明した。
・85%から95%の範囲までまたは99%よりも高い改善されたフィルタ効率、およびこの後の短い負荷時間(フィルタを通して流れるガスの面速度についての効率は、主として流出側のS/V比の選択によることが判明した)。
・濾過される排気ガスからの広い範囲の位相速度においてでさえ、増大された煤負荷時間および煤負荷容量(捕捉することができる煤の量は、濾材それ自体の寸法(この場合、濾材の厚さ)およびそのS/V比の漸進的または段階的増加に主として依存することが判明した)。
・濾材全体にわたって85%から99.5%まで、またはそれ以上の範囲の有意に高い空隙率を利用することができるので、比較的厚い濾材厚Tにもかかわらず、最小化された圧力降下。
【0034】
捕捉された煤の酸化を達成するために濾材に触媒を担持することができることは理解される。場合により、排気ガスのNOx含量を低減させるために触媒化合物も担持できる。濾材の深さにより種々の触媒を担持することができる。
【0035】
一定のディーゼル煤パティキュレート濾材を使用して、本発明に係るディーゼル煤パティキュレート濾材を含むディーゼル煤フィルタを提供することができる。このディーゼル煤フィルタは、フィルターのハウジング、またはジャケットなどの他の要素、およびその濾材に捕捉された煤を除去するような濾材を再生するための手段をさらに含むことができる。
【0036】
以下、添付の図面を参照しながら本発明をより詳細に説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0037】
本発明に係るディーゼル煤パティキュレート濾材1000を図1に示す。矢印1003で示す方向に流れる排気ガスを濾過するために、流入側1001および流出側1002を有するディーゼル煤パティキュレート濾材1000をフィルタージャケット1004内に取り付ける。
【0038】
このディーゼル煤パティキュレート濾材は、1010、1020、1030、1040、1050、1060、1070、1080、1090および1100が示す10層の濾材層を含む。これらの層は、互いに隣接して存在する。図1には、層が互いに離されて取り付けられることが示されているが、この隔たりは、本発明の目的にとって必須ではない。あるいは、これらを互いに接触させて取り付けてもよい。
【0039】
各層には、1011、1021、1031、1041、1051、1061、1071、1081、1091、1101が示すような厚みがある。
【0040】
濾材厚Tは、これらの層の厚さの合計であると考えることができる。
【0041】
第一の実施形態について、金属繊維からなる層の濾材の特徴を表1に記載する。
【0042】
【表1】

【0043】
層厚全体を通して、層断面形状、繊維周長、繊維相当直径、空隙率およびS/Vは、実質的に等しい。層1060、1070、1080、1090および1100は焼結されている。
【0044】
この濾材内の位置の関数で段階的に増加するS/Vは、図3の曲線301で見ることができる。図3の横座標31は、フィルタ内の実際の位置とフィルタ内の流入側との距離(mmで表す)である。縦座標32は、その位置でのS/V値(m2/m3で表す)である。
【0045】
濾材を提供するために使用する金属繊維は、好ましくは、Fecralloy(登録商標)またはAluchrome(登録商標)合金繊維である。各層は、直径168mmの円板として提供し、等しい内径を有する管形状のジャケット1004に挿入した。
【0046】
表1に示したディーゼル煤パティキュレート濾材を、約30g/m2の煤パティキュレートを含有するディーゼルエンジン発生排気ガスに対して使用した。フィルタを通る排気ガスの位相速度は、約1.5m/sであった。
【0047】
このディーゼル煤パティキュレート濾材は、5分の負荷後、85%より高い煤フィルタ効率をもたらした。
【0048】
10層の濾材層を含む本発明に係る別のディーゼル煤濾材を表2に示す。
【0049】
【表2】

【0050】
層厚全体を通して、層断面形状、繊維周長、繊維相当直径、空隙率およびS/Vは、実質的に等しい。層1060、1070、1080、1090および1100は焼結されている。
【0051】
この濾材内の位置の関数で段階的に増加するS/Vは、図3の曲線302で見ることができる。
【0052】
濾材を提供するために使用する金属繊維は、好ましくは、Fecralloy(登録商標)またはAluchrome(登録商標)合金繊維である。各層は、直径168mmの円板として提供し、等しい内径を有する管形状のジャケット1004に挿入した。
【0053】
このディーゼル煤パティキュレート濾材を、表1のディーゼル煤パティキュレート濾材と同じ環境下で試験した。煤フィルタの効率は、5分の負荷後、90%より高かった。
【0054】
本発明に係るディーゼル煤パティキュレート濾材のさらに別の実施形態を表3に示す。この濾材は、好ましくは全てAluchrome(登録商標)(Fe、CrおよびAlを含むステンレス鋼合金である)製である17層の金属繊維層を含む。
【0055】
【表3】

【0056】
この濾材内の位置の関数で段階的に増加するS/Vは、図3の曲線303で見ることができる。
【0057】
本発明に係るディーゼル煤パティキュレート濾材のさらに別の実施形態を表4に示す。この濾材は、好ましくは全てAluchrome(登録商標)(Fe、CrおよびAlを含むステンレス鋼合金である)製である17層の金属繊維層を含む。
【0058】
【表4】

【0059】
本発明に係るディーゼル煤パティキュレート濾材2000の別の実施形態を図2に示す。矢印2003で示す方向に流れる排気ガスを濾過するために、流入側2001および流出側2002を有するディーゼル煤パティキュレート濾材2000をフィルタージャケット2004内に取り付ける。一例として、図2において2005が示す厚さTは、370mmである。厚さTにわたって、S/Vは、流入側2001での74m2/m3から流出側2002での16270m2/m3へと漸進的に増大する。この漸進的増大は、図3に示す曲線304に好ましく対応する。
【0060】
このフィルタは、50μmの辺と19μmの辺の長方形断面を有するステンレス鋼金属繊維を使用して提供する。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明に係るディーゼル煤パティキュレート濾材の模式図である。
【図2】本発明に係る別のディーゼル煤パティキュレート濾材の模式図である。
【図3】本明細書において説明する本実施形態のS/V曲線のグラフである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流入側および流出側を有し、繊維を含んでなるディーゼル煤パティキュレート濾材において、前記流入側と前記流出側との間の濾材厚Tが5cm以上であり、S/V(Sは、容積Vの中に存在する繊維の全外套表面の合計である)が、前記流入側から前記流出側へ段階的または漸進的に増大することを特徴とするディーゼル煤パティキュレート濾材。
【請求項2】
前記流入側のS/Vが50m2/m3より大きい請求項1に記載のディーゼル煤パティキュレート濾材。
【請求項3】
前記流出側のS/Vが80000m2/m3未満である請求項1から2のいずれか一項に記載のディーゼル煤パティキュレート濾材。
【請求項4】
前記流出側のS/Vが30000m2/m3未満である請求項3に記載のディーゼル煤パティキュレート濾材。
【請求項5】
前記ディーゼル煤パティキュレート濾材が繊維からなる請求項1から2のいずれか一項に記載のディーゼル煤パティキュレート濾材。
【請求項6】
前記繊維が金属繊維である請求項1から5のいずれか一項に記載のディーゼル煤パティキュレート濾材。
【請求項7】
前記流入側のS/Vが10000m2/m3未満である請求項1から6のいずれか一項に記載のディーゼル煤パティキュレート濾材。
【請求項8】
前記流出側のS/Vが15000m2/m3より大きい請求項1から7のいずれか一項に記載のディーゼル煤パティキュレート濾材。
【請求項9】
前記ディーゼル煤パティキュレート濾材が、繊維材の層を少なくとも2層含んでなり、この各層が、その層のいずれの部分でも実質的に等しいS/Vを有する請求項1から8のいずれか一項に記載のディーゼル煤パティキュレート濾材。
【請求項10】
前記濾材が、この濾材のいずれの部分でも実質的に等しい空隙率を有する請求項1から9のいずれか一項に記載のディーゼル煤パティキュレート濾材。
【請求項11】
前記濾材の前記繊維が、いずれも実質的に等しい相当直径を有する請求項1から9のいずれか一項に記載のディーゼル煤パティキュレート濾材。
【請求項12】
前記濾材の前記繊維が、いずれも実質的に等しい径方向断面を有する請求項1から11のいずれか一項に記載のディーゼル煤パティキュレート濾材。
【請求項13】
前記繊維が、0.5μmから100μmの範囲の相当直径を有する請求項1から12のいずれか一項に記載のディーゼル煤パティキュレート濾材。
【請求項14】
請求項1〜13のいずれか一項に記載のディーゼル煤パティキュレート濾材を備えたディーゼル煤フィルタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2007−501705(P2007−501705A)
【公表日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−530179(P2006−530179)
【出願日】平成16年5月10日(2004.5.10)
【国際出願番号】PCT/EP2004/050739
【国際公開番号】WO2004/104386
【国際公開日】平成16年12月2日(2004.12.2)
【出願人】(592014377)ナムローゼ・フェンノートシャップ・ベーカート・ソシエテ・アノニム (81)
【氏名又は名称原語表記】N V BEKAERT SOCIETE ANONYME
【Fターム(参考)】