説明

デジタル媒体増強型画像誘導手技システムおよび方法

【課題】より侵襲の少ない手技における多様な画像誘導手技に適用可能な画像誘導手技のためのシステムおよび方法を提供すること。
【解決手段】ソフトウェア一体化使い捨てキット(20)は、備え付けられたツール(26、28、30)と、手技の間に埋め込まれるか、または使用されるアクセサリ(42、44、46)と、コンピュータ(10)を制御するためにユーザ入力を制御(34)する、例えば、マウス、キーボード等の周辺機器(40)と、トラッキングシステム(16)によってトラッキングされるマーカ(32)と(すべてが無菌状態である)、1回使用デジタル媒体(50)とを保持する一連の無菌パッケージを含む。画像誘導手技が実行されるべき場合、該デジタル媒体がコンピュータ(10)に挿入され、ユーザインターフェースが表示される。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
(発明の背景)
本発明は、画像誘導手技の技術に関する。本発明は、脳外科および整形外科処置と関連する特定の用途を見出し、特に、これとの関連で記載される。しかしながら、本発明は、同様に、産業用途、製造、コンピュータプログラム、ならびにゲーム、ビデオおよびオーディオディスクプレーヤ、ならびに、人的および獣医外科的、および、より侵襲の少ない手技における多様な画像誘導手技に適用可能であることが理解されるべきである。
【0002】
これまで、手術が予定された患者の局部の画像は、磁気共鳴画像システム、コンピュータ断層撮影法、または他の類似の画像方法を用いて作成されてきた。これらの技術は、かなりの量のデータを生成する。これらのデータは、その後、画像化された局部内に3次元誘導を提供するために、ソフトウェアを通じて操作される。通常、画像誘導による診断および治療を容易にするために、このデータは、他の専用のコンピュータハードウェアが追加されたコンピュータを用いて操作されて、例えば、直交ビュー、スライス、透視図レンダリング等の選択されたビューを手術中に表示する。
【0003】
画像誘導手術のために用いられる取得された画像は、通常、患者と共に画像化される解剖学的基準マーカを用いる。外科手術部位において、患者および手術部位に関するマーカの位置を決定するために、音響的、赤外線、ビデオカメラ、または他のトラッキング技術が利用される。マーカ、従って患者の座標系を画像(単数または複数)で登録するために、さらなるコンピュータソフトウェアが提供される。その後、同様のマーカを備える手術ツールの現在の位置をモニタリングし、かつ、物理空間における位置を画像(単数または複数)におけるそれらの位置と調整するために、同じシステムが用いられる。このようにして、患者の解剖学的構造の不明瞭な部分に関するツールまたはプローブの現在の位置が容易に決定される。これは、外科医が取得された画像(単数または複数)を用いて患者の可視の表面の下を見ることを可能にすることによって、より侵襲の少ない手技技術を実現することを容易にする。例えば、外科医は、ソフトウェアのグラフィックユーザインターフェースを用いて、患者の提示された棘突起(spine)上のペディクルスクリューの提示された軌道をマークし得る。その後、ねじが脊椎を損傷しないこと、および、ねじが、骨と十分に係合して適切に固定されることを保証するように、外科医が表面の下に生成された軌道を備えられた手術ツールで追従することができるようにマークされた画像(単数または複数)が用いられ得る。
【0004】
従来の画像誘導手術システムにおいて、ヒトの解剖学的構造の種々の部分に対して異なったツールが用いられてきた。種々のツールの使用に対応するために、外科医は、通常、ツールをシステムに較正することが必要とされた。すなわち、システムは、ツールの長さ、直径、および、ツールの種々の部分とツールに取り付けられたマーカとの間の距離、マーカとツール軸との相対位置等を知る必要がある。従来の画像誘導手術システムは、備え付けられていないか、または標準的な外科ツールの使用を許さない。さらに、従来の画像誘導手術システムにおいて、新しいツールが開発されるか、または、ツールが改変されると、システムにロードされたツールに関する情報がインストールされたベース全体にロードしなおさなければならない。ソフトウェアが改善された場合、同様の再インストール問題が生じる。
【0005】
従来の画像誘導手術システムは、さらに、再使用可能な手術ツールに依存していた。これは、いくつかの不利な点を有する。第1に、使用に関して、カッティングエッジが鈍くなる。第2に、ツールは、使用と使用との間に滅菌されるので、滅菌手技が失敗した場合
、患者への感染が可能である。
【0006】
通常、画像誘導手術システムは、汎用であり、すなわち、基準マーカで明瞭に画像化され得るヒトの解剖学的構造の任意の部分に適用可能である。コンピュータソフトウェアがイメージングを処理するために提供され、ヒトの解剖学的構造の実質的に任意の領域においてアライメントが必要とされる。いくつかの例において、画像誘導手術ソフトウェアは、診断イメージングデバイスに直接組み込まれる。他の例において、さらなる高価なハードウェアが別個に提供される。
【0007】
従来の画像誘導手術システムは、さらに、資本設備販売モデルに依存し、その結果、市場で限定的にしか受け入れられない。従来の画像誘導外科システムは、サイズが大きく、大抵、コストが非常に高かった。船積み輸送は、高価であり、複雑で非能率的であった。
【0008】
画像誘導ツールは、さらに、種々の産業および製造用途に用いられていた。例えば、高放射性等、ヒトのオペレータに苛酷な環境において、ツールは、遠隔的に操作される一方で、オペレータは、画像をスクリーン上で見る。
【0009】
本発明は、上述の問題およびその他の問題を克服する、画像誘導手術の新しい、かつ改善された方法を提供する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0010】
(発明の要旨)
本発明のある局面によると、システムは、ディスプレイ上に画像を表示するためのコンピュータを備える。このコンピュータは、制限された機能がプログラムされる。単回使用デジタル媒体は、コンピュータを一時的に、事前選択された手技の、より高いユーザ機能にアップグレードするためのソフトウェアを含む。ある手段は、ソフトウェアが再使用されないようにし、事前選択された手技の後、コンピュータをアップグレードする。
【0011】
本発明の別の局面によると、デジタル媒体は、キットから除去されて、限定された機能を有するコンピュータに挿入される。コンピュータ上のソフトウェアは、デジタル媒体からのソフトウェアで一時的にアップグレードされる。手技の後、デジタル媒体が、コンピュータでの再使用にむけ、非活性化、あるいは暗号化される。
【0012】
本発明の1つの利点は、この装置の設備に元手が少なくてすむか、または、全くかからないところにある。
【0013】
本発明の別の利点は、このデジタル媒体を挿入することで、コンピュータに常駐する、画像誘導手技ソフトウェア、仕様書、説明書および、ツールの特徴の、自動的なアップグレードが可能となることである。
【0014】
本発明のさらに別の利点は、無菌領域に入る、ソフトウェアと一体化した使い捨てキットに含まれる、システムの、ツール、アクセサリ、およびその他のコンポーネントが確実に無菌であることである。
【0015】
本発明の別の利点は、ツールや手引書の、その他の品質面における、確実な鮮細さと、信頼性のあるメンテナンスである。
【0016】
別の利点は、顧客への請求が簡略化されることを含む。
【0017】
本発明の、さらに別の利点は、以下に記す、好ましい実施例の詳細な説明を、読んで理解する当業者には、明らかである。
【0018】
この発明は様々な部品と部品の組み合わせ、および、様々な工程と、工程の組み合わせという形で、実現され得る。これらの図面は、好ましい実施例を説明することだけが目的であり、本発明はこれに限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】図1は、本発明による、周辺装置を有するコンピュータとの組み合わせによる移動体カートとトラッキングシステムの透視図であって、この移動体カートは、ジョイスティック、ディスプレイ、付属品を含むが、それらに限定されず、また、付属品はケーブルを含むが、それに限定されない。
【図2】図2は、本発明による、ソフトウェアと一体化した使い捨てキットの透視図である。
【図3】図3は、本発明によるコンピュータのための概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
(好ましい実施形態の詳細な説明)
手術用途を参照して説明されるが、本発明が人間の患者の治療を超える多数の他の用途を有することを理解されたい。これらの用途は、コンピュータプログラムまたはゲーム、DVD、ならびにCD等を含み、1つまたは他の特定の数の利用例に制限されない。図1を参照して、本明細書中で言及される1つの実施形態は、無菌領域外の手術器具の一式(suite)に、可動式カート12または他の都合のよい位置にマウントされるコンピュータ10を含む。これは、壁、または使われていない病院のカート上に存在し得る。示される実施形態では、コンピュータ10がカートに挿入されているため、一連の電気的相互接続が作られる。これらの接続は、ディスプレイ(例えば、フラットスクリーンモニタ14)との相互接続、壁の電気コンセント、カート内に含まれるバックアップ電力供給ユニット、もしくはそのいくつかの組み合わせとの相互接続、ならびに1つまたは複数のトラッキングシステムカメラ16との相互接続等を含む。音響センサ、赤外線センサ等(これらに制限されない)を含むマーカの位置をトラッキングするトラッキングシステムカメラ16は、手術器具の一式の天井から吊るされた可動式カートにマウントされるか、照明または手術台等の手術器具の一式の他の器具と連結してマウントされる。ある実施形態では、カート12は、コンピュータ10をネットワークを介して病院の中央の記録格納システムと接続するか、診断イメージングデバイス64と接続するか、あるいは患者の電子画像の他のソースと接続するポートを含む。他の実施形態では、コンピュータ10は、携帯式メディアを介して画像情報を受信するディスク、テープ、または他のメディアデバイスを含む。
【0021】
図2を参照すると、各手術用途について、対応するソフトウェア組み込み型使い捨てキット20が存在する。キット20は、密封された(例えば、シュリンクラップされた)キャリーケースまたはユニット22を含む。このキャリーケースまたはユニット22は、キットの外部のラベル24に示される特定の手術手技を実施するために必要となる全ての器具を含む。様々のキット20が提供されるが、それぞれのキット20は、特定の手術手技、または密接に関連する手術手技の限定されたグループに対してラベル付けされる。各キット20は、通常、備え付けドリルガイド26、28、備え付けプローブ30、および選択される手技に適し得る他のアクセサリ等の、対応する手技に対して適切な手術ツールを含む。このツールは、この好ましい実施形態では、カメラ16によってトラッキングされるマーカ32に備え付けられる。ツールに取り付けられていないさらなるマーカ32が、キット20に含まれ得る。他の実施形態では、マーカ32は、音響または赤外線送信機であり、これらの信号は、対応する音響または赤外線カメラ16によって受信される。1つまたは複数のカメラ16でマーカ32をトラッキングすることによって、各マーカ32、つまり関連するツールの現在の位置が、周知の三角測量技術によって容易に決定される。他の実施形態では、2つより多いカメラ16または他のセンサが提供され、外科医が一時的にマーカ32の1つへのアクセスをブロックするときでさえ、トラッキングを改良する。ドリルガイド26、28、プローブ30、ならびに他の手術ツールおよびアクセサリの各々が、事前に殺菌され、かつピールオープンパッケージまたは他の無菌パッケージで包まれる。
【0022】
キット20はさらに、画像誘導式手術の間に通常利用されるいくつかの他のコンポーネ
ントを含む。これらのコンポーネントは、ツール上の固定位置に直接マウントされるユニバーサルツールトラッカー34を含み得る。ユニバーサルツールトラッカー34は、キット20の一部として含まれない標準的な手術ツールをトラッキングするために利用される。手術室の台に取り付けられるか、またはイメージングデバイスに直接取り付けられたレジストレーションファントム36がさらに含まれ、患者の解剖学的構造の獲得された画像(単数または複数)を登録するために利用される。手術手技に応じて、患者へ取り付けるためのマーカを有するヘッドフレーム38等の、他のコンポーネントが含まれ得る。キット20に含まれる全てのコンポーネントは、ここでも事前に殺菌され、かつ無菌パッケージでパッケージングされる。
【0023】
キット20はさらに、ジョイスティック、マウス、またはキーボード等のユーザ入力デバイス(単数または複数)40を含むが、これらに限定されない。ユーザ入力デバイス40により、オペレータは、ソフトウェアのグラフィックユーザインターフェイスを制御する。ユーザ入力デバイス40およびユーザ入力デバイス40に関連するケーブル(単数または複数)は無菌状態であり、無菌パッケージでパッケージングされる。手技の設定の間に、無菌パッケージが開かれ、ユーザ入力デバイス(単数または複数)40用のケーブル(単数または複数)が、コンピュータ10または可動式カート12上の対応するポートにプラグ接続される。別の実施形態は、例えばコンピュータ10または可動式カート12の赤外線ポートを介してシステムによって認識されているワイヤレスユーザ入力デバイス(単数または複数)を含む。
【0024】
キット20はさらに、選択された手術手技において用いられるインプラント42および他の手術用アクセサリを含み得る。例えば、キット20は、脊髄の手術手技に適したぺディセルスクリュー42、ロッド44、およびマウンティングクランプ46等を含み得る。もちろん、異なる手術手技は、異なる手術アクセサリをキット20に含む。手術アクセサリは無菌状態であり、無菌パッケージに密封される。
【0025】
キット20はさらに、小型の大容量ディスケット、CD−ROM、またはDVD等の一回だけ利用するデジタルメディア50を含む。デジタルメディア50は、コンピュータ10のドライブ52内に受けとられるように構成される。ディスケット50は、手術手技中に利用されるソフトウェアの一部分、キット20の手術用ツールおよびアクセサリの用途、寸法、および他の規格に特有の画像処理アルゴリズム、ならびに手術手技中に利用する他の情報を含む。
【0026】
図3を参照すると、コンピュータ10は、三角測量またはトラッキングソフトウェア、ベースまたは低レベルグラフィックス、および他の処理ソフトウェア60を含み得る。ビデオグラバカード、あるいは、静止画像またはライブビデオを捉える他の同様な入力/出力デバイスは、イメージングデバイス64から直接電子イメージを受け取る入力/出力ポートおよび/またはインタフェース62を含む。イメージはまた、病院のネットワークを介して中央記録キーピング(keeping)にアクセスすることによって、コンピュータネットワークポートを通って受信されてもよい。選択的に、このコンピュータ10は、ディスク、テープまたは他の類似の媒体から、イメージングデバイス64から得られた電子イメージ情報を読み取るドライブを含んでもよい。コンピュータ10はまた、ディスプレイ14と接続するポートおよび/またはインタフェース66を伴うグラフィックカード等を含んでもよい。同様に、コンピュータ10は、ユーザ入力デバイス40と相互接続するポートおよび/またはインタフェース68を含む。コンピュータ10はまた、ポート、例えば、ユーザ入力デバイス(単数または複数)への無線接続用の赤外線ポートを含んでもよい。コンピュータ10は、ポートおよび/またはインタフェースアセンブリ70を含む。このポートおよび/またはインタフェースアセンブリは、トラッキングソフトウェアを用いてトラッキングシステムのカメラ16とインタフェースする。
【0027】
1回使用(one−time−use)デジタル媒体50は、好ましい実施形態では、ミニディスケットである。このミニディスケットは、特別な手術の用途に効果的な情報を含む。この媒体は、最も最近に更新されたアルゴリズムであって、選択された手術手技に特定のグラフィック処理用のアルゴリズムを伴う高レベルなグラフィック処理ソフトウェア72用の領域を含む。異なる手術手技用のディスクは、異なる高レベルグラフィック処理ソフトウェアおよび情報を有し得る。高レベルグラフィック処理ソフトウェア72は、高レベルグラフィック処理ソフトウェア60と相互作用し、コンピュータ10がイメージおよびグラフィック処理を行うことを可能にする。選択された手術手技の間、コンピュータ10は、イメージおよびグラフィック処理を行うことを要求され得る。コンピュータ10が画像誘導手術を可能にする様々な他の電子キー(CD−ROMおよびDVD等の媒体を含む)も考えられている。
【0028】
デジタル媒体50は、ツールの仕様を説明するソフトウェア用の領域74をさらに含む。つまり、ツール、プローブ、ガイド、およびキット中の任意の他の必要なアクセサリの各々の仕様を説明するソフトウェアである。ツール(単数または複数)の物理的な仕様、マーカー32、およびトラッキングシステムカメラ16に関連して、画像誘導手術ソフトウェアは、ツールを承認して、物理的なスペースにおけるツールの位置、軌跡、終点、および任意の他に必要な特性と、ディスプレイ14上のバーチャル表示とを相関付ける。
【0029】
デジタル媒体50は、3Dバーチャル表示、イメージまたは情報用の領域76を、(例えば、キットに含まれた備えつけられたツールの)VRMLフォーマットでさらに含む。これらのファイルは、各手術ツールの3Dバーチャル表示を生成するように用いられる。このツールの3D表示は、得られて、記録された各イメージに重ねられる。これらの表示は、(例えば、手術の嗜好に応じて)ワイヤフレームであってもよいし、完全にレンダリングされたフォーマットであってもよい。3D手術ツール情報またはイメージ領域76は、コンピュータおよびデジタル媒体上のソフトウェアによってアクセスされ、操作される。これにより、イメージ(単数または複数)中のツールのバーチャル表示は、カメラ(単数または複数)16によって決定された物理的スペースの3D位置と相関する。
【0030】
このデジタル媒体50は、手術手技中になされたガイドを参照する共通のステップによるインストラクション等の他の情報を記載するソフトウェア用の領域をさらに含む。例えば、このセクションは、キット中の手術ねじ用のタッピングされた穴の深さおよび直径に関するソフトウェア情報を含み得る。このセクションは、キットにあるアクセサリの使用法または配置用の情報またはガイドライン、以前のまたは類似の手技からのイメージ、ある用途のための特定の解剖角度および距離の情報を含む解剖アトラステーブルを含んでもよい。デジタル媒体50のこの部分はまた、低レベルグラフィック処理ソフトウェア60を最新に販売された改訂版まで更新されてもよい。
【0031】
本発明は、デジタル媒体50の使い捨てを補償する手段80を含む。この手段は、好ましくは、コンピュータ10に常駐する。1つの実施形態において、この手段は、手技の最後で、デジタル媒体の全てまたは一部を消す。あるいは、ソフトウェアは、再使用を阻止するように暗号化される。別の実施形態において、デジタル媒体50は、物理的に再使用を防ぐように変形される。この手技の後、ツールおよびデジタル媒体50が捨てられる。あるいは、ツールおよび媒体50は、検査、再製品化、洗浄、滅菌、および/または、再パッケージングのために会社に返却される。あるいは、デジタル媒体はまた、手術中に得られたデータを格納する(すなわち、書き留める、イメージングする)ように用いられ得る。この場合、デジタル媒体50がアーカイブにされる。
【0032】
好ましいマーケティング手技において、コンピュータは、コストが限られている。コン
ピュータ10は、ごくわずかまたはコスト無しで病院に販売されている。コンピュータ10のコストは、単回使用キット20を売ることによって取り戻される。この使用キット20価格は、コンピュータ10、ツールおよびアクセサリーを維持するためのコストをカバーするように評価される。このビジネスモデルは、従来の画像誘導手術機器用の従来の重要な機器販売プロセスを無くす。これはまた、患者の請求を容易にする。
【0033】
1つの代わりの実施形態において、デジタル媒体は、コンピュータゲームである。このコンピュータゲームは、固定回数(例えば、1)使用した後、デアクティベートされる(deactivate)。別の実施形態において、デジタル媒体は、手術手技以外のコンピュータプログラム(例えば、ビジネスまたは製造目的、個人会計等ソフトウェア)である。本技術は、新しいソフトウェアを購入するかどうかを決定する前に、その新しいソフトウェアを試す潜在的な購入者にとって有効である。別の実施形態では、デジタル媒体は、限られた時間の視聴に対する動画または他のビデオ番組を運ぶ。さらに別の実施形態では、このデジタル媒体は、限られた再生数を伴うCDである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイ(14)と、該ディスプレイ(14)上に画像を表示し、操作するコンピュータ(10)とを有するシステムであって、本願明細書に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−157939(P2009−157939A)
【公開日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−72953(P2009−72953)
【出願日】平成21年3月24日(2009.3.24)
【分割の表示】特願2003−536876(P2003−536876)の分割
【原出願日】平成14年10月15日(2002.10.15)
【出願人】(504151815)ジー−キャット インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】