説明

デジタル放送受信機及び入力切替方法

【課題】 従来の外部入力機器への切り替えと、デジタル放送受信機から制御可能なデジタル機器への切り替えを統合し、直感的で容易な切り替え操作及び制御操作を提供する。
【解決手段】 デジタル放送受信機10は、リモコン32から動作制御可能な1以上のデジタル機器を接続する1以上の第1接続端子25a〜25nと、リモコン32から動作制御不可能な1以上の外部機器を接続する1以上の第2接続端子27〜29と、リモコン32からの切換指示に応じて、前記1以上の第1接続端子に接続されたデジタル機器と、前記1以上の第2接続端子に接続された外部機器と、放送受信部13のうち1つを順番に選択する選択手段を具備する。前記選択手段により、前記第1接続端子に接続されたデジタル機器が選択された場合、該デジタル機器に格納された複数の映像コンテンツのうち1つが選択され、選択されたコンテンツの再生が制御される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は従来のアナログ映像信号を出力する外部機器に加え、デジタル映像信号を出力する外部機器を接続可能なデジタル放送受信機に関する。
【背景技術】
【0002】
近年になって、デジタル放送受信機は従来の外部入力端子からのアナログ信号受信に加え、HDMI端子からのデジタルフォーマット信号受信や、IEEE1394方式リンクまたはLANを経由して接続される機器からのトランスポートストリームの受信が可能となっている。つまり、最近のデジタル放送受信機は、従来のアナログ機器に加え、IEEE1394機器、LANHDD機器、DLNA対応機器等の様々な機器と接続が可能で、デジタル放送以外のデジタルコンテンツ視聴が可能となっている。
【0003】
HDMI(High-Definition Multimedia Interface)は、主に家電やAV機器向けのデジタル映像・音声入出力インターフェース規格である。パソコンとディスプレイの接続に使われるデジタルインターフェースをベースに、さらに発展させた規格である。IEEE1394はパソコンと周辺デジタル映像機器とを結ぶ転送方式の1つである。
【0004】
DLNA(Digital Living Network Alliance)は、家庭内LAN(ホームネットワーク)を用いてAV機器やパソコン、情報家電を相互に接続し、連携して利用するための技術仕様を策定する業界団体または同仕様自体を示す。LANHDD(Local Area Network HDD)も家庭内LANを用いてHDD内蔵のAV機器、PCを相互に接続し、連携して利用するための技術仕様を示す。
【0005】
下記特許文献1には、第1及び第2のLAN端子、USB端子、IEEE1394端子を備え、これら端子に接続された機器の一覧を画面に表示させ、この一覧画面から所望のデジタル機器を選択し、選択した機器に格納されている映像コンテンツを再生する放送受信装置が開示されている。
【特許文献1】特開2006−74614号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
IEEE1394機器、LANHDD機器、DLNA対応機器等は、デジタル放送受信機からのコントロールが可能であるということが特徴となっている。しかし、それら機器に対するデジタル放送受信機からのコントロールは、操作及び機能が複雑化している。
【0007】
更に、従来のアナログ外部入力機器への切換と、デジタル放送受信機から制御可能なIEEE1394機器、LANHDD機器、DLNA対応機器等のデジタル機器への切換は、別々の操作ボタンを用いて行わなければならず、ユーザが直感的に操作することが難しいという問題がある。
【0008】
従って本発明は、従来の外部入力機器への切り替えと、デジタル放送受信機から制御可能な機器への切り替えを統合し、直感的で容易な切り替え操作及び制御操作を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信機は、通信プロトコルに基づいて情報通信可能なデジタル機器を含む複数の外部機器を接続可能なデジタル放送受信機であって、デジタル放送を受信する受信部と、前記デジタル放送受信機にユーザからの指示を入力するための操作部と、前記操作部から動作制御可能な1以上の前記デジタル機器と前記デジタル放送受信機とを接続する1以上の第1接続端子と、前記操作部から動作制御不可能な1以上の外部機器と前記デジタル放送受信機とを接続する1以上の第2接続端子と、前記操作部からの切換指示に応じて、前記1以上の第1接続端子に接続されたデジタル機器と、前記1以上の第2接続端子に接続された外部機器と、前記受信部のうち1つを順番に選択する選択手段と、前記選択手段により、前記第1接続端子に接続された外部機器が選択された場合に、該外部機器に格納された映像コンテンツの再生を制御し、前記第2接続端子に接続された外部機器が選択された場合に、該外部機器から入力される映像信号を再生し、前記受信部が選択された場合に、該受信部から入力される映像信号を再生する再生制御手段と、を具備する。
【発明の効果】
【0010】
従来の外部入力機器への切り替えと、デジタル放送受信機から制御可能なIEEE1394機器、LANHDD機器、DLNA機器等のデジタル機器への切り替えが統合され、直感的で容易な切り替え操作及び制御操作を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0012】
図1は本発明が適用されるデジタル放送受信機10の構成を示すブロック図である。
【0013】
チューナ13には、アンテナで受信された放送信号がアンテナ入力端子24を介して受信される。チューナ13は、受信した放送信号から、特定チャンネルの番組データを抽出する。チューナ13はBSデジタル及び地上波デジタル等のデジタル放送を受信可能なデジタルチューナである。
【0014】
HDMI I/F16は、HDMI端子26a又は端子26bに接続されたHDMI機器とのインターフェースを行う。切り替え部41は、HDMI端子26a及び26bを介して接続されたHDMI機器の1つをCPU21の制御の下に選択し、選択されたHDMI機器とHDMI I/F16を接続する。
【0015】
IEEE1394 I/F17は、IEEE1394端子27を介して接続されたIEEE1394機器とのインターフェースを行う。IEEE1394 I/F17は、端子27を介して例えばデイジーチェーン方式のリンクで接続された複数のIEEE1394機器との通信が可能である。
【0016】
LAN HDD I/F18は、端子28を介して接続されたLAN HDD機器とのインターフェースを行う。LAN HDD I/F18は、端子28を介して接続されたネットワーク上の複数のLAN HDD機器との通信が可能である。
【0017】
DLNA I/F19は、DLNA端子29を介して接続されたDLNA機器とのインターフェースを行う。DLNA I/F19は、DLNA端子29を介して接続されたネットワーク上の複数のDLNA機器との通信が可能である。
【0018】
このように、IEEE1394機器、LAN HDD機器、DLNA機器等のデジタル機器は、それぞれ独自の通信プロトコルに基づいて情報通信が可能である。この情報通信機能を利用して、後述するようにデジタル放送受信機側から操作部22を介して、これらデジタル機器の動作制御が可能である。
【0019】
デコーダ12は、チューナ13、各種インターフェース16〜19又はHDD11から提供される圧縮されたデータをデコード(伸長)する。
【0020】
信号処理部15は、デコーダ12によってデコードされた映像及び音声データを例えばD/A変換及び増幅し、映像信号及び音声信号を再生する。モニタ部23は、端子30を介して信号処理部15から提供される映像信号を元に映像を表示し、音声信号を元に音声を出力する。モニタ部23はデジタル放送受信機に含まれるように構成してもよいし、あるいはデジタル放送受信機にケーブルを介して外部接続されてもよい。
【0021】
切り替え部40は、外部入力端子25a…25nを介して接続された外部入力機器の1つをCPU21の制御の下に選択し、選択された外部入力機器からのアナログ信号を信号処理部15に供給する。信号処理部15は、入力される外部入力機器からのアナログ信号に対して増幅及びフィルタリング等の信号処理を施し、処理された信号をモニタ部23に提供する。外部入力機器からのアナログ信号を記録する場合、該アナログ信号は例えば信号処理部15にてA/D変換され、エンコーダ14によりエンコード(圧縮)された後、HDD11に記録される。又、HDD11は、各種インターフェース16〜19から提供されるエンコードされた映像及び音声データを記録する。
【0022】
ここで外部入力機器とは、アナログの映像及び音声信号を出力する映像機器を示す。外部入力端子25a〜25nは、通常のアナログ映像端子の他に、S端子、D端子等を含む。S端子は、ビデオ信号が輝度信号(Y)と色差信号(C)とに分離したコンポジット信号を入力する端子である。D端子は、色差信号を更に青の色差(Pb又はCb)と赤の色差(Pr又はCr)に分離したY/Pb/Prのコンポーネント信号と、走査線数、走査方式、アスペクト比を指定する識別信号を1本のコネクタにまとめた端子である。走査線数、走査方式によって、D1〜D4までの種類がある。
【0023】
操作部22はユーザインターフェースであり、ユーザから各種入力操作を受けつけるための様々なボタン、及びリモコン32から送信され信号を受信する受信部22aを有している。ユーザは操作部22又はリモコン32を用いて、デジタル放送受信機10を操作できる。
【0024】
メモリ20は各種制御プログラムを格納するROM及びCPU21の作業エリアとして使用されるRAMを含む。CPU15は、操作部22を介してユーザから入力された指示に従って、メモリ20に記録されている制御プログラムを実行する。
【0025】
次に、本発明に係る入力切替処理について説明する。
【0026】
図2はユーザの外部機器入力の切替操作によるモニタ部23の画面遷移を示す図であり、図3はリモコン32上に設けられた各種ボタンの配置を示す図である。
【0027】
ここでモニタ部23には、チューナ13で受信した映像23aが表示されているとする。ユーザがリモコン32の入力切換ボタン32aの+側を押すと、接続が外部入力機器に切り換わる。つまり、CPU21は外部入力端子25aに接続された外部入力機器からの信号を切り替え部40にて選択し、選択した信号を信号処理部15にて処理し、モニタ部23に画面23bを表示する。画面23bでは、画面右上部に切り換え先の入力名称が表示される。外部入力端子がD端子の場合にはD1〜D4までの入力種別も表示される。入力切換ボタン32aが図3のようにシーソータイプの場合には、先方向(+)ボタンで次の外部入力機器(端子25bに接続された機器)の画面23cへ、戻方向(−)ボタンで切換前の機器(チューナ13)の画面23aへ遷移する。入力切換ボタン32aがワンボタンタイプの場合には順方向のみへ遷移していく。画面及び接続端子の遷移は外部入力機器(端子25a〜25n)、HDMI機器(端子26a、26b)、IEEE1394機器(端子27)、LANHDD機器(端子28)、DLNA機器(端子29)、チューナ13の順に遷移する。例えばIEEE1394機器が切替ボタン32aの操作により選択されると、CPU21はIEEE1394 I/F18を動作させ、IEEE1394機器と通信を行う。
【0028】
図4はIEEE1394機器(IEEE1394 I/F18)が選択されたときの機器選択及び操作画面の遷移図を示す。
【0029】
IEEE1394機器が複数接続されている場合、まず図4(A)のようにCPU21は機器を選択するためのIEEE1394機器一覧を表示する。この一覧には各IEEE1394機器について、機器識別情報、メーカー名、機器名称、電源ステータス、接続ステータスが表示される。このときユーザは、色分けされたカーソル41により示される機器の電源ON/OFFが可能である。カーソル41をカーソル上下ボタン32c、32dで移動させ、決定ボタン32eを押すことでIEEE1394機器が特定される。特定された機器がディスクデバイスか、テープデバイスかにより提示する画面が異なる。
【0030】
ディスクデバイスの場合、CPU21は図4(B)のように録画リストつまり録画された映像コンテンツのリストを提示する。録画リストは選択機器名称42、デバイス容量の残量43、録画した番組のチャンネル識別情報と番組名称と番組の放送日時等の一覧表示44と、色分けされたカーソル45により選択されている番組の再生映像を表示するプレビュー画面46と、プレビュー中番組の録画時間47及び再生位置表示バー48で構成される。上下ボタン32c、32dで番組を選択し、決定ボタン32eが押されると、カーソル45で示される番組の再生が開始する。
【0031】
図4(B)の録画リスト表示中に、戻るボタン32bが押されると図4(A)のIEEE1394機器一覧表示画面へ戻る。また、図4(B)の録画リスト表示中に、入力切換ボタン32aが押された場合には、図2に示した画面における次の遷移先へ遷移する。つまり、入力切換ボタン32a(−)が押されると、画面23eが表示され、入力切換ボタン32a(+)が押されると、画面23gに移行する。
【0032】
図4(C)の機器選択画面のようにテープデバイスが選択されると、CPU21は図4(D)のように当該機器の再生画面を提示する。画面には選択機器名称が右上部に表示され、選択機器からの映像と共に、再生ボタン50、停止ボタン51等のGUI(graphic user interface)が表示される。このGUIを利用してユーザは、選択機器の再生、停止等を制御できる。図4(D)のような再生画面表示中に、戻るボタン32bが押されると、図4(C)の機器一覧表示画面へ戻る。また、図4(D)の再生画面で入力切換ボタン32aが押された場合には、前述したように図2に示した次遷移先へ遷移する。
【0033】
IEEE1394端子27を介して接続されている機器が単一の場合は、入力切換ボタン32aを用いてIEEE1394機器(図2のIEEE1394遷移画面23f)が選択されると、CPU21は図4(A)あるいは図4(C)の機器選択一覧表示をスキップし、接続機器のデバイスタイプに従い、図4(B)の録画リストまたは図4(D)の再生画面を表示する。
【0034】
図5は入力切換ボタン32aを用いて、LANHDDに遷移したときの機器選択及び操作画面の遷移を示す図である。
【0035】
LANHDD端子28に接続されたLANを介してLANHDD機器が複数接続されている場合に、入力切換ボタン32aを用いてLANHDD機器(図2のLANHDD画面23g)を選択すると、CPU21は図5(A)のようにLANHDD機器を選択するためのLANHDD機器一覧を表示する。この一覧には各機器の機器識別(LAN1等)、デバイス名(user1等)、接続ステータスが表示され、色分けされたカーソル58をカーソル上下ボタン32c、32dで移動させ、決定ボタン32eを押すことでLANHDD機器が選択される。
【0036】
選択後は、図5(B)のように録画リストが提示される。録画リストは選択機器名称52、デバイス容量の残量52、録画した番組のチャンネル識別情報と番組名称と番組の放送日時等の一覧表示53と、色分けされたカーソル54の番組の再生映像を表示するプレビュー画面55と、プレビュー中番組の録画時間56、及び再生位置表示バー57で構成される。
【0037】
図5(B)の録画リスト表示中に、戻るボタン32bが押されると図5(A)のLANHDD機器一覧表示画面へ戻る。また、図5(B)の録画リスト表示中に、入力切換ボタン32aが押された場合には、図2に示した画面における次の遷移先へ遷移する。
【0038】
LANHDD端子28を介して接続されている機器が単一の場合は、入力切換ボタン32aを用いてLANHDD機器(図2のLANHDD画面23g)が選択されると、CPU21は図5(A)のような機器選択一覧表示をスキップし、図5(B)のような録画リストを表示する。
【0039】
図6は入力切換ボタン32aを用いて、DLNA機器に遷移したときの機器選択及び操作画面の遷移を示す図である。
【0040】
DLNA端子29に接続されたLANを介してDLNA機器が複数接続されている場合に、入力切換ボタン32aを用いてDLNA機器(図2のDLNA画面23h)を選択すると、CPU21は図6(A)のようにDLNA機器を選択するためのDLNA機器一覧を表示する。この一覧には各機器の機器識別(DLNA1等)、メーカー名(TOSHIBA等)、機器名称(RD−X6等)、電源ステータス、接続ステータスが表示され、色分けされたカーソル41をカーソル上下ボタン32c、32dで移動させ、決定ボタン32eを押すことでDLNA機器が選択される。
【0041】
選択後は、図6(B)のようにコンテンツリストが提示される。コンテンツリストは選択機器名称61、デバイス容量の残量62、録画した番組のチャンネル識別情報と番組名称と番組の放送日時等の一覧表示63と、色分けされたカーソル64の番組の再生映像を表示するプレビュー画面65と、プレビュー中番組の録画時間66及び再生位置表示バー67で構成される。
【0042】
図6(B)のコンテンツリスト表示中に、戻るボタン32bが押されると図6(A)のDLNA機器一覧表示画面へ戻る。また、図6(B)のコンテンツリスト表示中に、入力切換ボタン32aが押された場合には、図2に示した画面における次の遷移先へ遷移する。
【0043】
DLNA端子29を介して接続されている機器が単一の場合は、入力切換ボタン32aを用いてDLNA機器(図2のDLNAHDD画面23h)が選択されると、CPU21は図6(A)のようなDLNA機器選択一覧表示をスキップし、図6(B)のようなコンテンツリストを表示する。
【0044】
次に、本発明に係る入力切替処理の第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、デジタル放送受信機10に接続された全ての外部機器の一覧から1つの外部機器が選択される。
【0045】
先ず、図3に示すリモコン32の外部機器選択ボタン32fをユーザが押すと、CPU21は図7のような機器選択画面70をモニタ部23に表示する。カーソル71をカーソル上下ボタン32c、32dで移動させ、決定ボタン32eを押すことで、カーソル71により示される外部機器が選択される。例えば図7のように、カーソル71によりIEEE1394機器が示されている状態で、決定ボタン32eが押されると、前述した図4(A)のIEEE1394機器一覧が表示される。
【0046】
図4(A)又は図4(B)において、カーソル上下ボタン32c、32dによりカーソル41が上下し、決定ボタン32eによりIEEE1394機器の1つが選択され、画面が図4(B)の録画リスト又は図4(D)のような再生画面が表示される動作は、前述した実施形態と同様である。第2実施形態の場合、例えば図4に示す何れかの画面が表示されている際に、外部機器選択ボタン32fが押されると、図7の機器一覧表示に表示画面が戻る。
【0047】
このように第2実施形態では、機器一覧70を用いて外部機器を選択できる。つまり、機器一覧70を表示している状態で、カーソル上下ボタン32c又は32dを何回押せば、目的の外部機器を選択できるかを、ユーザは直感的に把握できるので、外部機器選択が容易となる。
【0048】
以上の説明はこの発明の実施の形態であって、この発明の装置及び方法を限定するものではなく、様々な変形例を容易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明が適用されるデジタル放送受信機10の構成を示すブロック図である。
【図2】ユーザの外部機器切替操作によるモニタ部23の画面遷移を示す図である。
【図3】リモコン32上に設けられた各種ボタンの配置を示す図である。
【図4】入力切換ボタン32aを用いて、IEEE1394機器が選択されたときの機器選択及び操作画面の遷移図を示す。
【図5】入力切換ボタン32aを用いて、LANHDDに遷移したときの機器選択及び操作画面の遷移を示す図である。
【図6】入力切換ボタン32aを用いて、DLNA機器に遷移したときの機器選択及び操作画面の遷移を示す図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る機器選択画面70を示す図である。
【符号の説明】
【0050】
10…ハードディスクドライブ、12…デコーダ、13…チューナ、14…エンコーダ、15…信号処理部、16…HDMIインターフェース、17…IEEE1394インターフェース、18…LAN HDDインターフェース、19…DLNAインターフェース、20…メモリ、21…CPU、22…操作部、32…リモコン、40、41…切替部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信プロトコルに基づいて情報通信可能なデジタル機器を含む複数の外部機器を接続可能なデジタル放送受信機であって、
デジタル放送を受信する受信部と、
前記デジタル放送受信機にユーザからの指示を入力するための操作部と、
前記操作部から動作制御可能な1以上の前記デジタル機器と前記デジタル放送受信機とを接続する1以上の第1接続端子と、
前記操作部から動作制御不可能な1以上の外部機器と前記デジタル放送受信機とを接続する1以上の第2接続端子と、
前記操作部からの切換指示に応じて、前記1以上の第1接続端子に接続されたデジタル機器と、前記1以上の第2接続端子に接続された外部機器と、前記受信部のうち1つを順番に選択する選択手段と、
前記選択手段により、前記第1接続端子に接続された外部機器が選択された場合に、該外部機器に格納された映像コンテンツの再生を制御し、前記第2接続端子に接続された外部機器が選択された場合に、該外部機器から入力される映像信号を再生し、前記受信部が選択された場合に、該受信部から入力される映像信号を再生する再生制御手段と、
を具備することを特徴とするデジタル放送受信機。
【請求項2】
前記操作部から動作制御可能な外部機器が接続される前記第1接続端子の1つに、デイジーチェーン方式のリンクを介して複数のIEEE1394機器が接続され、前記操作部からの前記切替指示により前記IEEE1394機器が選択された場合、該複数のIEEE1394機器の機器選択リストを提示し、該リストから制御先IEEE1394機器が前記操作部からの指示入力により選択されると、前記IEEE1394機器の録画リストを提示し、
前記第1接続端子の1つに、単一のIEEE1394機器が接続され、前記操作部からの前記切替指示によりIEEE1394機器が選択された場合、前記IEEE1394機器の機器選択リストの提示をスキップし、前記IEEE1394機器の録画リストを提示することを特徴とする請求項1記載のデジタル方法受信機。
【請求項3】
前記操作部から動作制御可能な外部機器が接続される前記第1接続端子の1つに、ネットワークを介して複数のLANHDD機器が接続され、前記操作部からの前記切替指示により前記LANHDD機器が選択された場合、該複数のLANHDD機器の機器選択リストを提示し、該リストから制御先LANHDD機器が前記操作部からの指示入力により選択されると、前記LANHDD機器の録画リストを提示し、
前記第1接続端子の1つに、単一のLANHDD機器が接続され、前記操作部からの前記切替指示によりLANHDD機器が選択された場合、前記LANHDD機器の機器選択リストの提示をスキップし、前記LANHDD機器の録画リストを提示することを特徴とする請求項1記載のデジタル方法受信機。
【請求項4】
前記操作部から動作制御可能な外部機器が接続される前記第1接続端子の1つに、ネットワークを介して複数のDLNA機器が接続され、前記操作部からの前記切替指示により前記DLNA機器が選択された場合、該複数のDLNA機器の機器選択リストを提示し、該リストから制御先DLNA機器が前記操作部からの指示入力により選択されると、前記DLNA機器の録画リストを提示し、
前記第1接続端子の1つに、単一のDLNA機器が接続され、前記操作部からの前記切替指示によりDLNA機器が選択された場合、前記DLNA機器の機器選択リストの提示をスキップし、前記DLNA機器の録画リストを提示することを特徴とする請求項1記載のデジタル方法受信機。
【請求項5】
通信プロトコルに基づいて情報通信可能なデジタル機器を含む複数の外部機器を接続可能なデジタル放送受信機であって、
デジタル放送を受信する受信部と、
前記デジタル放送受信機にユーザからの指示を入力するための操作部と、
前記操作部から動作制御可能な1以上の前記デジタル機器と前記デジタル放送受信機とを接続する1以上の第1接続端子と、
前記操作部から動作制御不可能な1以上の外部機器と前記デジタル放送受信機とを接続する1以上の第2接続端子と、
前記操作部からの第1の指示に応じて、前記デジタル放送受信機に接続された前記デジタル機器を含む全ての外部機器の一覧を提示する手段と、
前記操作部からの第2の指示に応じて、前記一覧に示される外部機器の1つを順番に選択する手段と、
前記操作部からの決定指示に応じて、前記選択手段により選択されている外部機器を再生対象の外部機器として決定する手段と、
前記決定手段により、前記再生対象の外部機器として、前記第1接続端子に接続された外部機器が決定された場合に、該外部機器に格納された映像コンテンツの再生を制御し、前記第2接続端子に接続された外部機器が選択された場合に、該外部機器から入力される映像信号を再生し、前記受信部が選択された場合に該受信部から入力される映像信号を再生する再生制御手段と、
を具備することを特徴とするデジタル放送受信機。
【請求項6】
複数の外部機器と接続されるデジタル放送受信機における前記外部機器からの入力を切り替える方法であって、
操作部から動作制御可能な1以上の外部機器と、前記操作部から動作制御不可能な1以上の外部機器と、放送受信部のうち1つを順番に選択するステップと、
前記選択ステップにより、前記操作部から動作制御可能な外部機器が選択された場合に、該外部機器に格納された映像コンテンツの再生を制御し、前記操作部から動作制御不可能な外部機器が選択された場合に、該外部機器から入力される映像信号を再生し、前記放送受信部が選択された場合に、該受信部から入力される映像信号を再生するステップと、
を具備することを特徴とする入力切替方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−16877(P2008−16877A)
【公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−182658(P2006−182658)
【出願日】平成18年6月30日(2006.6.30)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】