説明

デジタル放送受信装置

【課題】デジタル放送信号の受信機能以外の通信機能を具備していなくても、楽曲と共に、当該楽曲に係る楽曲情報を併せて蓄積する。
【解決手段】本発明は、デジタル放送信号によって送信された音声データ及びデータコンテンツを再生するデジタル放送受信装置1であって、デジタル放送信号から音声データを取得する音声データ取得部12と、デジタル放送信号から1又は複数の構造化文書により構成されているデータコンテンツを取得するデータコンテンツ取得部13と、データコンテンツを構成する構造化文書内の所定要素から、音声データの再生中に画面上に表示すべき文字列を抽出する文字列抽出部14と、音声データ取得部12により取得された音声データと文字列抽出部14により抽出された文字列とを関連付けて記録する記録部とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタル放送信号によって送信された音声データ及びデータコンテンツを再生するように構成されているデジタル放送受信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
地上波デジタル放送サービスでは、アナログ放送サービスよりも高品質な音声データを提供することができる。そのため、地上波デジタル放送サービスでは、アナログ放送サービスの場合と比べて、より多数の楽曲(音声データ)が放送されることが想定されている。
【0003】
また、地上波デジタル放送サービスにおいて楽曲を提供する際には、データ放送を用いることにより、デジタル放送受信装置において、当該楽曲の再生と連動させて、当該楽曲のタイトルや歌手名や歌詞等の楽曲情報を画面上に表示させたり更新させたりするサービスが想定されている。
【0004】
また、これらの楽曲は、デジタル放送受信装置に蓄積された後に、再生されるという利用法も想定される。
【0005】
ここで、デジタル放送受信装置が、放送コンテンツ(デジタル放送信号)から楽曲(音声データ)のみを抽出して蓄積する際に、当該楽曲に係る楽曲情報のデータベースを保持しているサーバとの間で通信を行うことによって、当該サーバにアクセスして、蓄積されている当該楽曲情報を取得する技術が、従来技術として既に存在している。
【0006】
または、デジタル放送受信装置内のハードディスク等に、予め楽曲に係る楽曲情報のデータベースを保持しておき、蓄積した楽曲に対して関連する楽曲情報を付与する技術も、従来技術として既に存在する(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002-208900号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述のように、サーバから楽曲情報を取得する場合には、当該サーバとの間で通信を行う必要があり、通信機能を具備していないデジタル放送受信装置は、かかる技術を利用できないという問題点があった。
【0008】
また、上述のように、デジタル放送受信装置内のハードディスク等に、予め楽曲情報のデータベースを保持しておく場合においても、常に、最新の楽曲情報を保持しておくためには、当該デジタル放送受信装置において、サーバとの間で通信を行うための機能が必要であるという問題点があった。
【0009】
なお、上述の通り、地上波デジタル放送サービスでは、多数の楽曲が放送されるため、デジタル放送受信装置に蓄積される楽曲数も多数になると思われる。そのため、ユーザが、デジタル放送受信装置に蓄積された楽曲の内容を判別するためには、何らかの楽曲情報を当該楽曲に付与する必要がある。
【0010】
しかしながら、上述のように、通信機能等といったデジタル放送信号を受信する機能以外の機能を具備していないデジタル放送受信装置においては、楽曲を蓄積した場合、人手により、後から楽曲情報等を楽曲に付加するしかないという問題点があった。
【0011】
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、デジタル放送信号の受信機能以外の通信機能を具備していなくても、楽曲と共に、当該楽曲に係る楽曲情報を併せて蓄積することが可能なデジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の第1の特徴は、デジタル放送信号によって送信された音声データ及びデータコンテンツを再生するように構成されているデジタル放送受信装置であって、受信した前記デジタル放送信号から、前記音声データを取得するように構成されている音声データ取得部と、受信した前記デジタル放送信号から、1又は複数の構造化文書により構成されている前記データコンテンツを取得するように構成されているデータコンテンツ取得部と、前記データコンテンツを構成する前記構造化文書内の所定要素から、前記音声データの再生中に画面上に表示すべき文字列を抽出するように構成されている文字列抽出部と、前記音声データ取得部により取得された前記音声データと、前記文字列抽出部により抽出された前記文字列とを関連付けて記録するように構成されている記録部とを具備することを要旨とする。
【0013】
かかる発明によれば、文字列抽出部が、デジタル放送信号から取得したデータコンテンツを構成する構造化文書内の所定要素から、当該デジタル放送信号から取得した音声データの再生中に画面上に表示すべき文字列を抽出し、記録部が、当該文字列と当該音声データと関連付けて記録するため、通信機能を具備することなく、音声データ(楽曲)と共に、当該音声データに係る文字列(楽曲情報)を記録することができる。
【0014】
本発明の第1の特徴において、前記所定要素が、データカルーセル方式で送信される構造化文書のうち、最初に再生される構造化文書内に含まれていてもよい。
【0015】
本発明の第1の特徴において、前記所定要素が、データカルーセル方式で送信される構造化文書のうち、最初に再生される構造化文書が自動的に遷移する先の構造化文書内に含まれていてもよい。
【0016】
本発明の第1の特徴において、前記文字列抽出部が、前記構造化文書において、「visibility特性」が「visible」である要素配下の文字列を、前記音声データの再生中に画面上に表示すべき文字列として抽出するように構成されていてもよい。
【0017】
本発明の第1の特徴において、前記文字列抽出部が、前記構造化文書において、「id属性」の値が特定の値である要素配下の文字列を、前記音声データの再生中に画面上に表示すべき文字列として抽出するように構成されていてもよい。
【0018】
本発明の第1の特徴において、前記記録部が、前記文字列抽出部により抽出された前記文字列内に所定の文字列が含まれている場合にのみ、前記文字列と前記音声データとを関連付けて記録するように構成されていてもよい。
【0019】
本発明の第1の特徴において、前記記録部に関連付けて記録されている前記文字列と前記音声データとを参照して、スピーカを介して該音声データを出力しつつ、該文字列を画面上に表示するように構成されている再生部を具備していてもよい。
【発明の効果】
【0020】
以上説明したように、本発明によれば、デジタル放送信号の受信機能以外の通信機能を具備していなくても、楽曲と共に、当該楽曲に係る楽曲情報を併せて蓄積することが可能なデジタル放送受信装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
(本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受信装置の構成)
図1乃至図6を参照して、本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受信装置1の構成について説明する。図1に、本実施形態に係るデジタル放送受信装置1の構成について示す。
【0022】
本実施形態に係るデジタル放送受信装置1は、地上波デジタル放送サービス等のデジタル放送サービスにおいて、デジタル放送信号によって送信された音声データ、映像データ及びデータコンテンツを再生するように構成されている。
【0023】
図1に示すように、デジタル放送受信装置1は、本発明に関連する主な機能として、デジタル放送信号受信部11と、音声データ取得部12と、データコンテンツ取得部13と、文字列抽出部14と、記録部15と、再生部16と、操作部17とを具備している。
【0024】
デジタル放送信号受信部11は、デジタル放送サービスを提供する放送局から送信されたデジタル放送信号を受信するように構成されている。
【0025】
音声データ取得部12は、デジタル放送信号受信部11により受信されたデジタル放送信号から、楽曲を構成する音声データ(以下、楽曲)を取得するように構成されている。
【0026】
データコンテンツ取得部13は、デジタル放送信号受信部11により受信されたデジタル放送信号から、1又は複数の構造化文書により構成されているデータコンテンツを取得するように構成されている。
【0027】
なお、構造化文書は、上述の1又は複数の構造化文書だけでなく、バイナリテーブルや、外部スクリプトファイルや、外部CSSファイル等を含み得る。
【0028】
本実施形態では、かかる構造化文書として、データ放送サービスのために策定されたXML1.0ベースのマークアップ記述言語である「BML(Broadcast Markup Language)」によって記述されているBML文書が用いられているものとする。
【0029】
BML文書は、通常、BMLブラウザによって解析され、DOM(Document Object Model)に従って当該BML文書の木構造が作成されるように構成されている。
【0030】
なお、データコンテンツ取得部13は、楽曲の放送開始後、一定時間経過後に放送されているデータコンテンツを、当該楽曲に係る楽曲情報が含まれているデータコンテンツとして取得する。
【0031】
文字列抽出部14は、データコンテンツ取得部13により取得されたデータコンテンツを構成する構造化文書内の所定要素から、楽曲の再生中に画面上に表示すべき文字列(以下、楽曲情報)を抽出するように構成されている。
【0032】
具体的には、文字列抽出部14は、上述の構造化文書を解析して文書構造を作成する機能と、上述の構造化文書に関するスクリプトを処理して文書構造を動的に変更する機能とを有する。
【0033】
ここで、所定要素は、データカルーセル方式で送信される構造化文書のうち、最初に再生されるBML文書(図2参照)内に、或いは、最初に再生されるBML文書(図3における「文書startup」参照)が自動的に遷移する先のBML文書(図3における「文書music」参照)内に含まれる。
【0034】
また、「最初に再生されるBML文書」は、「標準規格(ARIB-STD B24)において、ユーザによる選局後、最初に再生するように規定されているBML文書(以下、スタートアップ文書)」であるものとする。
【0035】
なお、かかるBML文書の遷移は、一度だけ発生してもよいし、複数回発生してもよい。
【0036】
すなわち、文字列抽出部14は、スタートアップ文書内に、或いは、スタートアップ文書からユーザの操作(キーイベント)なしに、例えば、スクリプトの実行により遷移する先の文書内に提示されている文字列を、楽曲情報として、当該スタートアップ文書により構成されているデータコンテンツと同時に放送されている楽曲と一緒に、記録部15に蓄積する。
【0037】
この理由としては、データコンテンツは、複数のBML文書が互いにリンクして構成されている場合があるが、通常、自動的に、すなわち、ユーザの操作なしに最初に表示される画面に、楽曲情報が表示される可能性が高いと思われることが挙げられる。
【0038】
また、文字列抽出部14は、BML文書において、「visibility特性」が「visible」である要素配下の文字列を、楽曲の再生中に画面上に表示すべき楽曲情報として抽出するように構成されていてもよい。
【0039】
ここで、「要素」とは、BML文書を解析することによって作成された文書構造の単位であり、「要素配下の文字列」とは、作成された文書構造に対してスクリプトにより処理を加えて動的に変更された後の文字列である。
【0040】
具体的には、文字列抽出部14は、文字列を画面に表示可能な「p」要素や「pre」要素や「span」要素や「a」要素において、「visibility特性」が「visible」である要素配下の文字列を抽出して、楽曲情報として楽曲と一緒に蓄積するように構成されている。
【0041】
文字列抽出部14は、図2の例では、要素群A配下の文字列「歌手名:A1」、「曲名:A2」、「歌詞:A3」を、楽曲情報として抽出し、図3の例では、「文書music」における要素群B配下の文字列「歌手名:A1」、「曲名:A2」、「歌詞:A3」を、楽曲情報として抽出する。
【0042】
また、文字列抽出部14は、BML文書において、「id属性」の値が特定の値である要素配下の文字列を、楽曲の再生中に画面上に表示すべき文字列として抽出するように構成されていてもよい。
【0043】
図4の例では、文字列抽出部14は、「id属性」が「name」である「p」要素配下の文字列を、楽曲情報のうちの「歌手名」として抽出し、「id属性」が「song」である「p」要素配下の文字列を、楽曲情報のうちの「曲名」として抽出し、「id属性」が「word」である「p」要素配下の文字列を、楽曲情報のうちの「歌詞」として抽出する。
【0044】
なお、放送される楽曲が変更されると共に、スクリプトの実行等により所定要素配下の文字列が変更された場合、文字列抽出部14は、更新されたBML文書に対して同様の操作を行うことにより、更新された楽曲情報を取得することができる。
【0045】
また、放送される楽曲が変更されると共に、スクリプトの実行等により所定要素の「visibility特性」が変更されて、画面に表示すべき文字列が更新された場合、文字列抽出部14は、更新されたBML文書に対して同様の操作を行うことにより、更新された楽曲情報を取得することができる。 この結果、放送される楽曲が変更される度に変更されることが想定される楽曲情報を的確に抽出することができる。
【0046】
なお、「画面上に表示すべき文字列」には、BMLブラウザにより画面に表示されるものだけではなく、実際に画面には表示されないが、バックグラウンドで処理された際の結果も含まれ得る。
【0047】
記録部15は、音声データ取得部12により取得された楽曲と、文字列抽出部により抽出された楽曲情報とを関連付けて記録するように構成されている。
【0048】
具体的には、図5に示すように、記録部15は、楽曲と、楽曲情報(歌手名、曲名、歌詞等)とを関連付けて記憶するように構成されている。
【0049】
なお、記録部15は、文字列抽出部14により抽出された文字列内に所定の文字列が含まれている場合にのみ、当該文字列(楽曲情報)と楽曲とを関連付けて記録するように構成されていてもよい。所定の文字列は、ユーザによる入力等によって予め指定されているものである。
【0050】
すなわち、記録部15は、放送される楽曲のうち、ユーザが必要とする楽曲のみを蓄積するように構成されていてもよい。
【0051】
地上波デジタル放送サービスでは、多数の楽曲が放送されるため、放送される全ての楽曲を蓄積すると、デジタル放送受信装置の容量不足により、ユーザが真に必要としていた楽曲が保存されない場合があるが、記録部15のかかる機能により、かかる事態を回避することができる。
【0052】
再生部16は、操作部17を介したユーザからの指示に応じて、スピーカを介して、音声データ取得部12によって取得された楽曲を出力するように構成されている。
【0053】
また、再生部16は、操作部17を介したユーザからの指示に応じて、データコンテンツ取得部13によって取得されたデータコンテンツを構成する構造化文書を解析して、かかるデータコンテンツを画面上に表示するように構成されている。
【0054】
放送される楽曲が更新されると、放送される当該楽曲に係る楽曲情報も更新されるため、図6に示すように、再生部16によって画面に表示される楽曲情報が変化する。
【0055】
また、再生部16は、操作部17を介したユーザからの指示に応じて、記録部15に関連付けて記録されている楽曲情報と楽曲とを参照して、スピーカを介して当該楽曲を出力しつつ、当該楽曲情報を画面上に表示するように構成されている。
【0056】
また、本実施形態に係るデジタル放送受信装置1は、再生部16を具備しないように構成されていてもよい。
【0057】
(本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受信装置の動作)
第1に、図7を参照して、本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受信装置1の第1の動作について説明する。
【0058】
図7に示すように、ステップS101において、ユーザが、操作部17を介して、楽曲の録音を指示する。
【0059】
ステップS102において、楽曲の放送が開始されると、ステップS103において、デジタル放送受信装置1は、記録部15への楽曲の録音を開始する。
【0060】
ステップS104において、当該楽曲に係る楽曲情報が記録部15に既に記録されているか否かについて判定される。記録されていると判断された場合、本動作はステップS107に進み、記録されていないと判断された場合、本動作はステップS105に進む。
【0061】
ステップS105において、楽曲の放送が開始されてから一定期間が経過すると、ステップS106において、デジタル放送受信装置1は、データコンテンツを構成するBML文書内から、当該楽曲に係る楽曲情報を抽出して、記録部15に記録する。
【0062】
ステップS107において、当該楽曲の放送が終了すると、本動作はステップS108に進み、楽曲の放送が終了していない場合、本動作はステップS103に戻る。
【0063】
ステップS108において、デジタル放送受信装置1は、楽曲の録音を終了する。
【0064】
ステップS109において、ユーザからの楽曲についての録音の指示が継続されている場合、本動作はステップS102に戻り、ユーザからの楽曲についての録音の指示が継続されていない場合、本動作は終了する。
【0065】
第2に、図8を参照して、本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受信装置1の第2の動作について説明する。
【0066】
図8に示すように、ステップS201において、ユーザが、操作部17を介して、記録部15への特定の楽曲の録音を指示するために、当該特定の楽曲に関する文字列を入力する。
【0067】
ステップS202において、楽曲の放送が開始されると、ステップS203及びS204において、デジタル放送受信装置1は、当該楽曲を記録部15に一定期間録音する。
【0068】
ステップS205において、デジタル放送受信装置1は、デジタル放送信号から取得したデータコンテンツを構成するBML文書内から抽出した文字列の中に、ステップS201において入力された文字列に一致する文字列が含まれているか否かについて判定する。
【0069】
一致する文字列が含まれている場合、本動作はステップS206に進み、一致する文字列が含まれていない場合、本動作はステップS202に戻る。
【0070】
ステップS206において、デジタル放送受信装置1は、一致する文字列を含む楽曲情報を記録部15に記録し、当該特定の楽曲の放送が完了するまで、当該特定の楽曲の録音を継続する(ステップ207及びS208参照)。
【0071】
当該特定の楽曲の放送が終了すると、ステップS209において、デジタル放送受信装置1は、特定の楽曲の録音を終了する。
【0072】
ステップS210において、ユーザからの他の楽曲についての録音が指示されている場合、本動作はステップS202に戻り、ユーザからの他の楽曲についての録音が指示されていない場合、本動作は終了する。
【0073】
(本実施形態に係るデジタル放送受信装置の作用・効果)
本実施形態に係るデジタル放送受信装置1によれば、文字列抽出部14が、デジタル放送信号から取得したデータコンテンツを構成する構造化文書(BML文書)内の所定要素(「p」、「pre」、「span」、「a」要素のうち、「visisility特定」が「visible」である要素等)から、当該デジタル放送信号から取得した音声データの再生中に画面上に表示すべき文字列を抽出し、記録部15が、当該文字列と当該音声データとを関連付けて記録するため、通信機能を具備することなく、音声データ(楽曲)と共に、当該音声データに係る文字列(楽曲情報)を記録することができる。
【0074】
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受信装置の機能ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受信装置において受信されるBML文書(データコンテンツ)の一例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受信装置において受信されるBML文書(データコンテンツ)の一例を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受信装置において受信されるBML文書(データコンテンツ)の一例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受信装置における記録部の記録内容を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受信装置におけるデータ放送時の表示画面を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受信装置の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受信装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0076】
1…デジタル放送受信装置
11…デジタル放送信号受信部
12…音声データ取得部
13…データコンテンツ取得部
14…文字列抽出部
15…記録部
16…再生部
17…操作部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタル放送信号によって送信された音声データ及びデータコンテンツを再生するように構成されているデジタル放送受信装置であって、
受信した前記デジタル放送信号から、前記音声データを取得するように構成されている音声データ取得部と、
受信した前記デジタル放送信号から、1又は複数の構造化文書により構成されている前記データコンテンツを取得するように構成されているデータコンテンツ取得部と、
前記データコンテンツを構成する前記構造化文書内の所定要素から、前記音声データの再生中に画面上に表示すべき文字列を抽出するように構成されている文字列抽出部と、
前記音声データ取得部により取得された前記音声データと、前記文字列抽出部により抽出された前記文字列とを関連付けて記録するように構成されている記録部とを具備することを特徴とするデジタル放送受信装置。
【請求項2】
前記所定要素は、データカルーセル方式で送信される構造化文書のうち、最初に再生される構造化文書内に含まれることを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
【請求項3】
前記所定要素は、データカルーセル方式で送信される構造化文書のうち、最初に再生される構造化文書が自動的に遷移する先の構造化文書内に含まれることを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
【請求項4】
前記文字列抽出部は、前記構造化文書において、「visibility特性」が「visible」である要素配下の文字列を、前記音声データの再生中に画面上に表示すべき文字列として抽出するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のデジタル放送受信装置。
【請求項5】
前記文字列抽出部は、前記構造化文書において、「id属性」の値が特定の値である要素配下の文字列を、前記音声データの再生中に画面上に表示すべき文字列として抽出するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のデジタル放送受信装置。
【請求項6】
前記記録部は、前記文字列抽出部により抽出された前記文字列内に所定の文字列が含まれている場合にのみ、前記文字列と前記音声データとを関連付けて記録するように構成されている請求項1乃至5に記載のデジタル放送受信装置。
【請求項7】
前記記録部に関連付けて記録されている前記文字列と前記音声データとを参照して、スピーカを介して該音声データを出力しつつ、該文字列を画面上に表示するように構成されている再生部を具備することを特徴とする請求項1乃至6に記載のデジタル放送受信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−266779(P2007−266779A)
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−86572(P2006−86572)
【出願日】平成18年3月27日(2006.3.27)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【Fターム(参考)】