デスク装置
【課題】デスク本体の後部に別体の棚を配置する場合に、棚までの距離が近く、内部に収容された物を容易に取り出すことが可能なデスク装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るデスク装置10は、天板111及び天板111を支持する複数本の脚112を有するデスク本体11と、デスク本体11の天板111の一部を内部に収容可能な幅を有するとともに、デスク本体11の脚112を挿入可能な脚挿入穴1311aが底板1311に形成された棚13と、を備え、脚112が脚挿入穴1311aに挿入され、挿入された脚112と対応する天板111の一部が棚13の内部に収容された第1の使用状態UAと、デスク本体11が棚13に突き合わされた第2の使用状態とで、それぞれ使用可能であることを特徴とする。
【解決手段】本発明に係るデスク装置10は、天板111及び天板111を支持する複数本の脚112を有するデスク本体11と、デスク本体11の天板111の一部を内部に収容可能な幅を有するとともに、デスク本体11の脚112を挿入可能な脚挿入穴1311aが底板1311に形成された棚13と、を備え、脚112が脚挿入穴1311aに挿入され、挿入された脚112と対応する天板111の一部が棚13の内部に収容された第1の使用状態UAと、デスク本体11が棚13に突き合わされた第2の使用状態とで、それぞれ使用可能であることを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デスク本体と棚とを有するデスク装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
学習用のデスク装置としては、天板が複数本の脚で支持されたデスク本体の上に、本やノートを収納するための棚が固定して設置されるものが広く知られている。このようなデスク装置は、棚の存在によって使い勝手が良くなる一方、頭上に棚が存在することによって使用者によっては圧迫感を感じ、天板上のスペースも狭くなってしまう。従って、近年、デスク本体と棚とを別体として構成し、使用者の用途や好みに応じて、例えばデスク本体の後部や側部に棚を自在に配置変更が可能なデスク装置が提唱されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−6261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来のデスク装置によれば、デスク本体の後部に別体の棚を配置した場合、デスク本体の前部に位置するユーザから棚までの距離が遠くなることによって、棚の存在による圧迫感は低減され、天板上のスペースを広く確保できる反面、ユーザが子供や小柄な体型の人である場合、棚に収納された本やノートを取り出しにくいという問題がある。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、使用者の用途や好みに応じて天板上のスペースを確保した使用形態と、棚へのアクセス性が良好な使用形態とを選択することが可能なデスク装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。すなわち、本発明に係るデスク装置は、天板及び天板を支持する複数本の脚を有するデスク本体と、前記デスク本体の天板の一部を内部に収容可能な幅を有するとともに、前記デスク本体の脚を挿入可能な脚挿入穴が底板に形成された棚と、を備え、前記脚が前記脚挿入穴に挿入され、挿入された前記脚と対応する前記天板の一部が前記棚の内部に収容された第1の使用状態と、前記デスク本体が前記棚に突き合わされた第2の使用状態とで、それぞれ使用可能であることを特徴とする。
【0007】
このような構成によれば、第1の使用状態で使用する場合、デスク本体の脚を脚挿入穴に挿入させることによって、デスク本体の天板の一部が棚の内部に収容される。このため、棚の一部が天板上に配置されアクセス性が良好となる。一方、デスク本体の脚を脚挿入穴から抜き出し、デスク本体を棚に突き合わせて第2の使用状態で使用する場合、天板上のスペースを最大限に確保できる。
【0008】
また、本発明に係るデスク装置は、前記棚は、前記第1の使用状態で使用する時に前記デスク本体の脚が挿通される切り欠きが形成され、前記デスク本体の天板より低い位置に設けられる第1の補助棚を有することを特徴とする。
【0009】
このような構成によれば、デスク装置を第1の使用状態で使用する時は、デスク本体の脚を第1の補助棚の切り欠きを挿通させることにより、第1の補助棚が邪魔になることなく、脚を棚の脚挿入穴に挿入させることができる。また、第1の補助棚がデスク本体の天板より低い位置にあるので、第1の補助棚が邪魔になることなく、天板の一部を棚の内部に収容することができる。このため、棚の天板より上側へのアクセス性を良好としつつ、棚の天板より下側も第1の補助棚により有効に利用できる。
【0010】
また、本発明に係るデスク装置は、前記棚は、前記デスク本体の天板と同一面をなす位置に着脱可能に取り付けられる第2の補助棚を有することを特徴とする。
【0011】
このような構成によれば、デスク装置を第2の使用状態で使用する時は、デスク本体の天板と第2の補助棚とが同一面を形成するので、デスク本体の上の作業スペースを広く確保することができる。また、第2の補助棚は着脱可能なので、デスク装置を第1の使用状態で使用する時は、第2の補助棚を取り外すことにより、第2の補助棚が支障となることなくデスク本体の脚を棚の脚挿入穴に挿入させることができる。
【0012】
また、本発明に係るデスク装置は、前記切り欠きと前記脚の間に、前記デスク本体及び前記棚の少なくともいずれか一方に設置された電気器具の電気配線を通過させるための隙間が設けられたことを特徴とする。
【0013】
このような構成によれば、切り欠きと脚の間の隙間を通過させることで電気配線をデスク本体の下方へ引き出すことができるので、電気配線をデスク本体の上を引き回すことによって周囲の美観が損なわれることがない。
【0014】
また、本発明に係るデスク装置は、前記棚の底部に、前記電気配線を前記棚の外部へ逃がすための配線逃がし穴が、前記脚挿入穴に連通して形成されたことを特徴とする。
【0015】
このような構成によれば、配線逃がし穴を通して電気配線を棚の背面側へ逃がすことができる。また、配線逃がし穴が脚挿入穴に連通して形成されるので、配線逃がし穴を脚挿入穴と別に形成する場合と比較すれば、配線逃がし穴を目立ちにくくして棚の美観を良くすることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係るデスク装置によれば、第1の使用状態で使用すれば棚へのアクセス性が良好となる一方、第2の使用状態で使用すれば天板上のスペースを最大限に確保することができ、使用者の用途や好みに応じた使用形態を任意に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施形態に係るデスク装置の第1の使用状態を示す概略斜視図である。
【図2】デスク本体及び電気スタンドの外観を示す概略斜視図である。
【図3】図2におけるA−A断面を示す概略断面図である。
【図4】デスク装置を構成する棚の外観を示す概略斜視図である。
【図5】棚本体の底部の背面側を拡大した部分拡大斜視図である。
【図6】棚から補助棚を取り外した状態を示す概略斜視図である。
【図7】補助棚の外観を示す概略斜視図である。
【図8】補助棚を構成する棚板を底面側から見た概略平面図である。
【図9】固定金具の取り付け構造を示す図であって、図2におけるA−A断面を示す概略断面図である。
【図10】デスク本体を棚本体の内部に収容する状態を示す概略斜視図である。
【図11】デスク本体の脚を棚本体の脚挿入穴に挿入させた状態を示す概略斜視図である。
【図12】図11におけるA−A断面を示す概略断面図である。
【図13】第1の使用状態の変形例を示す概略斜視図である。
【図14】デスク本体の内部に補助棚を取り付ける状態を示す概略斜視図である。
【図15】図11におけるB−B断面を示す概略斜視図である。
【図16】デスク装置を第2の使用状態で使用する一例を示す概略斜視図である。
【図17】デスク装置を第2の使用状態で使用する他の例を示す概略斜視図である。
【図18】穴隠しキャップのデスク本体への取り付けを示す概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。まず、本発明の実施形態に係るデスク装置の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るデスク装置10の第1の使用状態UAを示す概略斜視図である。デスク装置10は、デスク本体11と、このデスク本体11の上に設置された電気スタンド(電気器具)12と、不図示の本等を収容するための棚13と、を備えるものである。
【0019】
図2は、デスク本体11及び電気スタンド12の外観を示す概略斜視図である。デスク本体11は、平面視略矩形の天板111と、この天板111の四隅を下方から支持する4本の脚112と、を有している。
【0020】
天板111は、図2に示すように、平面視略矩形の天板本体1111と、使用者が位置する前部側で天板111の下部に設けられた引き出し1112と、天板本体1111の下部外縁に沿って設けられ脚112同士を連結する連結杆1113と、を有する。そして、天板本体1111と連結杆1113との間には、天板本体1111の外縁に沿うようにして凹溝1114が形成されている。ここで、図3は、図2におけるA−A断面を示す概略断面図である。天板本体1111の外縁に沿って形成された凹溝1114の所定箇所には、その底部から連結杆1113を貫通してデスク本体11の内側に達するようにして、後述する固定金具Kを挿通させるための金具挿通穴1115が形成されている。
尚、天板本体1111の平面視形状は、本実施形態に限られず適宜設計変更が可能である。また、天板111の引き出し1112、凹溝1114、及び金具挿通穴1115は、本発明に必須の構成ではない。
【0021】
一方、4本の脚112は、その長手方向に直交する断面の形状(以下、単に「脚112の断面形状」と略す)が、略矩形形状をそれぞれ有している。尚、脚112は少なくとも複数本であれば、その本数や配設位置や断面形状は、本実施形態に限定されず適宜設計変更が可能である。
【0022】
電気スタンド12は、図2に示すように、蛍光灯(不図示)が装着されたスタンド本体121と、このスタンド本体121をデスク本体11の天板111に設置するための固定具122と、蛍光灯に電力を供給するための電気配線123と、を有している。
【0023】
尚、本実施形態では電気スタンド12をデスク本体11に設置したが、電気スタンド12はデスク本体11と棚13のいずれか一方、または両方に設置することが可能である。また、本実施形態では本発明に係る電気器具として電気スタンド12を例に説明するが、電気器具としては電動式鉛筆削り機や携帯電話の充電器等を用いてもよい。
【0024】
図4は、棚13の外観を示す概略斜視図である。棚13は、上面及び正面が開口された箱状の棚本体131と、この棚本体131の内部における上部に着脱不能に設けられた固定棚132と、棚本体131の内部に着脱可能に設けられた補助棚133(第1の補助棚、第2の補助棚)と、を有している。
【0025】
前記棚本体131は、図4に示すように、平面視略矩形の底板1311と、この底板1311の長手方向両端部から略垂直に起立して向かい合う一対の側板1312と、背面側を覆うように設けられ窓部Wが貫通形成された背板1313と、を有している。
【0026】
ここで、向かい合う一対の側板1312の離間距離は、デスク本体11の天板111の一部を棚本体131の内部に収容可能な幅、すなわち天板111の横幅と同程度かそれより若干大きく形成されている。
また、図5は、棚本体131の底部131aの背面側を拡大した部分拡大斜視図である。棚本体131の底部131aには、底板1311の長手方向両端部の角部を切り欠くことによって、デスク本体11の脚112を挿入させるための脚挿入穴1311aがそれぞれ形成されている。この脚挿入穴1311aは、その平面視形状が略矩形であって、その大きさは脚112の断面形状より若干大きく形成されている。
また、棚13の底部131aには、背板1313の幅方向両端部の角部を略矩形に切り欠くことによって、棚13の内部と外部とを連通する配線逃がし穴1313aがそれぞれ形成されている。そして、この配線逃がし穴1313aは、脚挿入穴1311aに連通して形成されている。
【0027】
尚、底板1311に形成する脚挿入穴1311aの個数及びその平面視形状は、デスク本体11の脚112の本数及びその断面形状に応じて適宜設計変更が可能である。また、棚本体131を構成する各部材の形状は、本実施形態に限られず任意に設計変更が可能である。また、本実施形態では棚本体131を底板1311と側板1312と背板1313とから構成したが、これらを任意の組み合わせで一体的に構成することも可能である。また、配線逃がし穴1313aを、脚挿入穴1311aと連通させることなく、脚挿入穴1311aから離れた位置に形成してもよいが、本実施形態のように脚挿入穴1311aに連通させることにより、配線逃がし穴1313aを目立ちにくくして棚13の美観を良くすることができる。
【0028】
また、図6は、棚13から補助棚133を取り外した状態を示す概略斜視図である。棚本体131を構成する一対の側板1312の内側面には、上下方向の4箇所に、ボスBOを挿入して取り付けるためのボス孔群1312a,1312b,1312c,1312dが、各側板1312の互いに向かい合う位置にそれぞれ形成されている。尚、本実施形態では配線逃がし穴1313aを背板1313に形成したが、これに代えて又はこれと共に、一対の側板1312に配線逃がし穴をそれぞれ形成してもよい。
【0029】
前記固定棚132は、図4に示すように、一対の側板1312の上部に横方向に架け渡された棚板1321と、この棚板1321の上に所望の間隔で配置されて上下方向に延びる複数枚の仕切り板1322と、を有している。尚、棚板1321や仕切り板1322の形状、及び仕切り板1322の個数は、本実施形態に限られず適宜設計変更が可能である。また、仕切り板1322は、横方向にスライド可能な可動型として、その位置を変更可能に構成してもよい。また、固定棚132は棚13に必須の構成ではなく、固定棚132のない棚構成とすることも可能である。
【0030】
図7は、前記補助棚133の外観を示す概略斜視図である。補助棚133は、互いに平行して横方向に延びる一対の棚板1331と、各棚板1331を連結して上下方向に延びる一対の仕切り板1332と、を有している。
【0031】
一対の棚板1331は、共に平面視で略矩形形状を有し、その横幅は、前記棚本体131を構成する一対の側板1312の離間距離と略等しく形成されている。また、一対の棚板1331には、その幅方向両端部の角部に、デスク本体11の脚112を挿通させるための切り欠き1331aがそれぞれ形成されている。この切り欠き1331aは、その平面視形状が棚本体131の前記脚挿入穴1311aと略同形状であって、脚112の断面形状より若干大きい略矩形に形成されている。
また、図8は、棚板1331を底面側から見た概略平面図である。棚板1331の底面における幅方向両端部には、ボスの一部を嵌合させるためのボス嵌合溝1331bがそれぞれ形成されている。
【0032】
このように構成される補助棚133は、棚本体131の内部における上下方向の2箇所、すなわち上部装着位置PAと下部装着位置PBとに着脱可能となっている。
補助棚133を棚本体131の上部装着位置PAに装着する場合、まず、図6に示すように一対の側板1312の上下方向4箇所に形成されたボス孔群1312a,1312b,1312c,1312dのうち、最上段のボス孔群1312aと上から3段目のボス孔群1312cに対してボスBOをそれぞれ挿入させることにより、側板1312にボスBOを突出状態で取り付ける(図6には不図示)。
その上で、補助棚133を、図14に示すように棚板1331の切り欠き1331aが棚13の背面側に位置するようにして、棚13の内部に差し込み、一対の棚板1331の底面に形成された図8に示す各ボス嵌合溝1331bを、棚本体131の側板1312から突出した各ボスBOにそれぞれ嵌合させる。これにより補助棚133が、各ボスBOで下方から支持された状態で、棚本体131の上部装着位置PAに装着される。そしてこの時、図14に示すように、補助棚133の棚板1331の上面は、デスク本体11の天板111の上面と略同一面をなす高さである。
【0033】
補助棚133を棚本体131の下部装着位置PBに装着する場合、まず、図6に示すように一対の側板1312の上下方向4箇所に形成されたボス孔群1312a,1312b,1312c,1312dのうち、上から2段目のボス孔群1312bと最下段のボス孔群1312dに対してボスBOをそれぞれ挿入させることにより、側板1312にボスBOを突出状態で取り付ける。
その上で、補助棚133を、図4に示すように棚板1331の切り欠き1331aが棚13の背面側に位置するようにして、棚13の内部に差し込み、一対の棚板1331の底面に形成された各ボス嵌合溝1331bを、棚本体131の側板1312から突出した各ボスBOに対してそれぞれ嵌合させる。これにより補助棚133が、各ボスBOで下方から支持された状態で、棚本体131の下部装着位置PBに装着される。そしてこの時、図1に示すように、補助棚133の棚板1331の上面は、デスク本体11の天板111の底面より低い高さである。
【0034】
尚、補助棚133を構成する棚板1331や仕切り板1332の形状や枚数は、本実施形態に限定されず適宜設計変更が可能である。また、補助棚133を構成する棚板1331の枚数は、本実施形態の2枚に限られず、1枚であってもよい。また、本実施形態では棚板1331と仕切り板1332とを一体構成したが、棚板1331と仕切り板1332とを別部材として構成し、棚本体131に対して各部材を別々に取り付けてもよい。
また、棚板1331に形成する切り欠き1331aの位置、個数、及びその平面視形状は、デスク本体11の脚112の本数及びその断面形状に応じて適宜設計変更が可能であり、脚112の断面形状より若干大きく形成されていれば、棚本体131の脚挿入穴1311aと異なる平面視形状であってもよい。
更に、本実施形態では、補助棚133を棚本体131の上部装着位置PAと下部装着位置PBとに着脱可能とすることにより、本発明に係る第1の補助棚の機能と第2の補助棚の機能の両方を補助棚133に持たせている。しかし、これに限られず、第1の補助棚の機能を有する補助棚と第2の補助棚の機能を有する補助棚を別々に設けてもよい。例えば、図に詳細は示さないが、切り欠き1331aが形成された第1補助棚を、下部装着位置PBに着脱不能に設け、且つ、デスク本体11の天板111と同一面をなす第2補助棚を、上部装着位置PAに着脱可能に設けてもよい。
【0035】
次に、本実施形態に係るデスク装置10を第1の使用状態UAで使用するための手順、及びその作用効果について説明する。デスク装置10を第1の使用状態UAで使用する場合、使用者は、図6に示すように、まず棚13から補助棚133を取り外し、棚13の内部にデスク本体11を収容できるようにする。
【0036】
次に、使用者は、デスク本体11に固定金具Kを取り付ける。すなわち、使用者は、図9に示すように、連結杆1113に形成された金具挿通穴1115に対して、L型の固定金具Kの一片Kaをそれぞれ挿通させ、この固定金具Kの他片Kbを天板111の上面より上に突出させた状態とする。そして、固定ネジNを用いることにより、各固定金具Kの一片Kaを天板111にそれぞれ固定する。
【0037】
次に、使用者は、デスク本体11の一部を棚13の内部に収容する。すなわち、使用者は、図10に示すように、幅方向両側に固定金具Kを取り付けたデスク本体11を若干持ち上げ、その背面側の一部を、棚本体131の内部に挿入する。この時、前述のように、棚本体131を構成する一対の側板1312の離間距離は、デスク本体11を構成する天板111の横幅と同程度かそれより若干大きく形成されているため、一対の側板1312の間に天板111を挿入することができる。
そして、棚本体131の内部に挿入した状態のデスク本体11を下方に降ろすことにより、図11に示すように、デスク本体11を構成する4本の脚112のうち背面側に位置する2本の脚112を、棚本体131の底部131aの背面側に形成された一対の脚挿入穴1311aに対してそれぞれ挿入させる。ここで、前述のように、一対の脚挿入穴1311aは、その平面視形状が脚112の断面形状より若干大きく形成されているので、脚挿入穴1311aに脚112を挿入させた状態では、図12に示すように、脚挿入穴1311aと脚112との間に若干の隙間SK1が形成される。
【0038】
尚、本実施形態では、第1の使用状態UAとして、デスク本体11の背面側の一部を棚13の内部に収容する場合を例に説明するが、これに代えて、デスク本体11の側面側の一部を棚13の内部に収容してもよい。図13は、第1の使用状態UAの変形例を示す概略斜視図である。この変形例では、棚本体131の底部131aの背面側に、一対の脚挿入穴1311aが、デスク本体11の側面側に位置する2本の脚112に対応する間隔で形成されている。そして、この一対の脚挿入穴1311aに対し、側面側に位置する2本の脚112をそれぞれ挿入させる。ここで、棚本体の131の底部131aにおいて一対の脚挿入穴1311aを形成する位置は、図13の位置に限られず、棚本体131の幅方向の任意の位置に変更可能である。
【0039】
次に、使用者は、デスク本体11を棚13に固定する。すなわち、前述のように一対の側板1312の離間距離は天板111の横幅と同程度かそれより若干大きく形成されているため、デスク本体11を棚本体131の内部に収容した状態においては、図9に示すように、天板111の側面に取り付けられた固定金具Kの他片Kbが、側板1312の内側面に当接した状態となっている。使用者は、固定ネジNを用いることにより、この固定金具Kの他片Kbを側板1312に固定する。尚、デスク本体11は必ずしも棚13に固定する必要はないが、本実施形態のように固定金具Kを用いて両者を固定すれば、外力の作用を受けても棚13が倒れにくいという利点がある。
【0040】
次に、使用者は、補助棚133を棚本体131に取り付ける。すなわち、使用者は、前述のように予め棚13から取り外した状態の補助棚133を、図14に示すように、デスク本体11の脚112の間を通して、棚本体131の下部装着位置PBに装着する。ここで、前述のように下部装着位置PBとは、補助棚133を装着した時にその棚板1331の上面が、デスク本体11を構成する天板111の底面より低い位置にあるような装着位置である。従って、天板111と干渉することなく、補助棚133を棚本体131の下部装着位置PBに装着することができる。
また、前述のように、一対の棚板1331にそれぞれ形成された切り欠き1331aは、その平面視形状が脚112の断面形状より若干大きく形成されている。従って、図11に示すように、脚挿入穴1311aに挿入された2本の脚112と干渉することなく、補助棚133を棚本体131に装着することができるとともに、補助棚133を棚本体131に装着した状態では、図14に示すように、切り欠き1331aと脚112との間に若干の隙間SK2が形成される。
尚、本実施形態では、補助棚133を棚本体131から予め取り外してから、デスク本体11の一部を棚本体131の内部に収容したが、棚13の構成によっては、補助棚133が棚本体131に装着された状態のまま、デスク本体11の一部を棚本体131の内部に収容してもよい。
また、図13に示すように、デスク本体11の側面側の一部を棚13の内部に収容する場合は、デスク本体11の前部側から見て脚112の間隔が狭いため、補助棚133を装着することなく棚本体に131を使用してもよい。
【0041】
最後に、使用者は、電気スタンド12をデスク本体11に設置し、その電気配線123を棚13の背面側へと配線する。すなわち、使用者は、図1に示すように、電気スタンド12の固定具122を天板111に取り付け、その電気配線123を、棚13の内部であって天板111と補助棚133との間の空間へと引き込む。そして、使用者は、この電気配線123を、図14に示すように切り欠き1331aと脚112との間の隙間SK2を通し、図11に示すように脚112に沿わせるようにして下方へ引き延ばす。
そして、使用者は、図12に示すように、この電気配線123を、脚挿入穴1311aと脚112との間の隙間SK1に達するまで引き延ばし、脚挿入穴1311aに連通するようにして背板1313に形成された配線逃がし穴1313aを通すことにより、電気配線123を棚13の背面側へ逃がす。
【0042】
尚、電気配線123は必ずしも隙間SK1まで引き延ばす必要はなく、隙間SK1の上方において配線逃がし穴1313aから棚13の背面側へ逃がしてもよい。また、本実施形態では電気スタンド12をデスク本体11に設置したが、これ限られず電気スタンド12を棚13に、例えば棚13を構成する固定棚132に設置してもよい。
【0043】
一方、本実施形態に係るデスク装置10を第2の使用状態で使用するための手順、及びその作用効果について説明する。図15は、デスク装置10を第2の使用状態UBで使用する一例を示す概略斜視図である。デスク装置10を第2の使用状態UBで使用する場合、使用者は、図6に示す棚本体131の上部装着位置PAに対し、補助棚133を取り付ける。尚、デスク本体11や棚13の構成自体は、第1の使用状態UAと同じであるため、その説明を省略して同じ符号を用いる。
【0044】
次に、使用者は、図15に示すように、デスク本体11を棚13に突き合わせる。より詳細には、デスク本体11を構成する天板111の後部側の縁部111aを、補助棚133を構成する棚板1331に対して突き合わせる。この時、デスク本体11を構成する脚112の下端部が、棚本体131を構成する底板1311に当接した状態となっている。
ここで、前述のように、補助棚133を上部装着位置PAに装着した時、その棚板1331の上面は、デスク本体11の天板111の上面と略同一面をなす高さである。従って、使用者は、天板111の上面に加えて棚板1331の上面も使用して作業を行うことができ、作業スペースを広く確保することができる。
【0045】
また、図17は、デスク装置10を第2の使用状態UBで使用する他の例を示す概略斜視図である。この場合、図15の場合と比較すると、補助棚133を棚本体131の上部装着位置PAに装着する点は同じであるが、デスク本体11を棚13に突き合わせる時に、デスク本体11を構成する天板111の側部側の縁部111bを、補助棚133を構成する棚板1331に対して突き合わせる点で異なっている。
この図16に示すような第2の使用状態UBでも、補助棚133を構成する棚板1331の上面が、デスク本体11を構成する天板111の上面と略同一面をなすので、作業スペースを広く確保することができる。
【0046】
ここで、図16及び図17に示す第2の使用状態UBでデスク装置10を使用する場合、棚本体131の底部131aに形成された脚挿入穴1311a及び配線逃がし穴1313aは、デスク本体11の脚112が挿入されることなく、棚13の正面側に露呈した状態となり、美観が損なわれる。従って、第2の使用状態UBでデスク装置10を使用する場合には、図18に示すように、脚挿入穴1311aと配線逃がし穴1313aを覆うようにして穴隠しキャップCを装着してもよい。これによれば、脚挿入穴1311aと配線逃がし穴1313aが棚13の正面側から見えないので、美観を良好に保つことができる。
【0047】
また、図16及び図17に示すように、デスク本体11を第2の使用状態UBで使用する場合には、補助棚133を棚本体131の上部装着位置PAに装着するため、補助棚133の下方に比較的広い空間Sが生じる。従って、上下方向に延びる仕切り板SBを用いてこの空間Sを適宜区分けすれば、より使い勝手良く棚13を使用することができる。
【0048】
尚、図16及び図17に詳細は示さないが、第2の使用状態UBにおいても、第1の使用状態UAと同様に、デスク装置10または棚13に電気スタンド12等の電気器具を設置してもよい。この場合も、その電気スタンド12の電気配線123を、切り欠き1331aと脚112との間の隙間SK2、及び脚挿入穴1311aと脚112との間の隙間SK1をそれぞれ通し、背板1313に形成された配線逃がし穴1313aを通して棚13の背面側へ逃がすことが出来る。この場合、配線逃がし穴1313aに装着した前記穴隠しキャップCは取り外せばよい。
【0049】
尚、上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ、或いは動作手順等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
【符号の説明】
【0050】
10…デスク装置
11…デスク本体
111…天板
111a,111b…縁部
112…脚
12…電気スタンド(電気器具)
13…棚
1311…底板
1311a…脚挿入穴
1313a…配線逃がし穴
133…補助棚(第1の補助棚、第2の補助棚)
1331a…切り欠き
SK1…隙間(切り欠き1331aと脚112の間)
UA…第1の使用状態
UB…第2の使用状態
【技術分野】
【0001】
本発明は、デスク本体と棚とを有するデスク装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
学習用のデスク装置としては、天板が複数本の脚で支持されたデスク本体の上に、本やノートを収納するための棚が固定して設置されるものが広く知られている。このようなデスク装置は、棚の存在によって使い勝手が良くなる一方、頭上に棚が存在することによって使用者によっては圧迫感を感じ、天板上のスペースも狭くなってしまう。従って、近年、デスク本体と棚とを別体として構成し、使用者の用途や好みに応じて、例えばデスク本体の後部や側部に棚を自在に配置変更が可能なデスク装置が提唱されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−6261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来のデスク装置によれば、デスク本体の後部に別体の棚を配置した場合、デスク本体の前部に位置するユーザから棚までの距離が遠くなることによって、棚の存在による圧迫感は低減され、天板上のスペースを広く確保できる反面、ユーザが子供や小柄な体型の人である場合、棚に収納された本やノートを取り出しにくいという問題がある。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、使用者の用途や好みに応じて天板上のスペースを確保した使用形態と、棚へのアクセス性が良好な使用形態とを選択することが可能なデスク装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。すなわち、本発明に係るデスク装置は、天板及び天板を支持する複数本の脚を有するデスク本体と、前記デスク本体の天板の一部を内部に収容可能な幅を有するとともに、前記デスク本体の脚を挿入可能な脚挿入穴が底板に形成された棚と、を備え、前記脚が前記脚挿入穴に挿入され、挿入された前記脚と対応する前記天板の一部が前記棚の内部に収容された第1の使用状態と、前記デスク本体が前記棚に突き合わされた第2の使用状態とで、それぞれ使用可能であることを特徴とする。
【0007】
このような構成によれば、第1の使用状態で使用する場合、デスク本体の脚を脚挿入穴に挿入させることによって、デスク本体の天板の一部が棚の内部に収容される。このため、棚の一部が天板上に配置されアクセス性が良好となる。一方、デスク本体の脚を脚挿入穴から抜き出し、デスク本体を棚に突き合わせて第2の使用状態で使用する場合、天板上のスペースを最大限に確保できる。
【0008】
また、本発明に係るデスク装置は、前記棚は、前記第1の使用状態で使用する時に前記デスク本体の脚が挿通される切り欠きが形成され、前記デスク本体の天板より低い位置に設けられる第1の補助棚を有することを特徴とする。
【0009】
このような構成によれば、デスク装置を第1の使用状態で使用する時は、デスク本体の脚を第1の補助棚の切り欠きを挿通させることにより、第1の補助棚が邪魔になることなく、脚を棚の脚挿入穴に挿入させることができる。また、第1の補助棚がデスク本体の天板より低い位置にあるので、第1の補助棚が邪魔になることなく、天板の一部を棚の内部に収容することができる。このため、棚の天板より上側へのアクセス性を良好としつつ、棚の天板より下側も第1の補助棚により有効に利用できる。
【0010】
また、本発明に係るデスク装置は、前記棚は、前記デスク本体の天板と同一面をなす位置に着脱可能に取り付けられる第2の補助棚を有することを特徴とする。
【0011】
このような構成によれば、デスク装置を第2の使用状態で使用する時は、デスク本体の天板と第2の補助棚とが同一面を形成するので、デスク本体の上の作業スペースを広く確保することができる。また、第2の補助棚は着脱可能なので、デスク装置を第1の使用状態で使用する時は、第2の補助棚を取り外すことにより、第2の補助棚が支障となることなくデスク本体の脚を棚の脚挿入穴に挿入させることができる。
【0012】
また、本発明に係るデスク装置は、前記切り欠きと前記脚の間に、前記デスク本体及び前記棚の少なくともいずれか一方に設置された電気器具の電気配線を通過させるための隙間が設けられたことを特徴とする。
【0013】
このような構成によれば、切り欠きと脚の間の隙間を通過させることで電気配線をデスク本体の下方へ引き出すことができるので、電気配線をデスク本体の上を引き回すことによって周囲の美観が損なわれることがない。
【0014】
また、本発明に係るデスク装置は、前記棚の底部に、前記電気配線を前記棚の外部へ逃がすための配線逃がし穴が、前記脚挿入穴に連通して形成されたことを特徴とする。
【0015】
このような構成によれば、配線逃がし穴を通して電気配線を棚の背面側へ逃がすことができる。また、配線逃がし穴が脚挿入穴に連通して形成されるので、配線逃がし穴を脚挿入穴と別に形成する場合と比較すれば、配線逃がし穴を目立ちにくくして棚の美観を良くすることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係るデスク装置によれば、第1の使用状態で使用すれば棚へのアクセス性が良好となる一方、第2の使用状態で使用すれば天板上のスペースを最大限に確保することができ、使用者の用途や好みに応じた使用形態を任意に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施形態に係るデスク装置の第1の使用状態を示す概略斜視図である。
【図2】デスク本体及び電気スタンドの外観を示す概略斜視図である。
【図3】図2におけるA−A断面を示す概略断面図である。
【図4】デスク装置を構成する棚の外観を示す概略斜視図である。
【図5】棚本体の底部の背面側を拡大した部分拡大斜視図である。
【図6】棚から補助棚を取り外した状態を示す概略斜視図である。
【図7】補助棚の外観を示す概略斜視図である。
【図8】補助棚を構成する棚板を底面側から見た概略平面図である。
【図9】固定金具の取り付け構造を示す図であって、図2におけるA−A断面を示す概略断面図である。
【図10】デスク本体を棚本体の内部に収容する状態を示す概略斜視図である。
【図11】デスク本体の脚を棚本体の脚挿入穴に挿入させた状態を示す概略斜視図である。
【図12】図11におけるA−A断面を示す概略断面図である。
【図13】第1の使用状態の変形例を示す概略斜視図である。
【図14】デスク本体の内部に補助棚を取り付ける状態を示す概略斜視図である。
【図15】図11におけるB−B断面を示す概略斜視図である。
【図16】デスク装置を第2の使用状態で使用する一例を示す概略斜視図である。
【図17】デスク装置を第2の使用状態で使用する他の例を示す概略斜視図である。
【図18】穴隠しキャップのデスク本体への取り付けを示す概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。まず、本発明の実施形態に係るデスク装置の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るデスク装置10の第1の使用状態UAを示す概略斜視図である。デスク装置10は、デスク本体11と、このデスク本体11の上に設置された電気スタンド(電気器具)12と、不図示の本等を収容するための棚13と、を備えるものである。
【0019】
図2は、デスク本体11及び電気スタンド12の外観を示す概略斜視図である。デスク本体11は、平面視略矩形の天板111と、この天板111の四隅を下方から支持する4本の脚112と、を有している。
【0020】
天板111は、図2に示すように、平面視略矩形の天板本体1111と、使用者が位置する前部側で天板111の下部に設けられた引き出し1112と、天板本体1111の下部外縁に沿って設けられ脚112同士を連結する連結杆1113と、を有する。そして、天板本体1111と連結杆1113との間には、天板本体1111の外縁に沿うようにして凹溝1114が形成されている。ここで、図3は、図2におけるA−A断面を示す概略断面図である。天板本体1111の外縁に沿って形成された凹溝1114の所定箇所には、その底部から連結杆1113を貫通してデスク本体11の内側に達するようにして、後述する固定金具Kを挿通させるための金具挿通穴1115が形成されている。
尚、天板本体1111の平面視形状は、本実施形態に限られず適宜設計変更が可能である。また、天板111の引き出し1112、凹溝1114、及び金具挿通穴1115は、本発明に必須の構成ではない。
【0021】
一方、4本の脚112は、その長手方向に直交する断面の形状(以下、単に「脚112の断面形状」と略す)が、略矩形形状をそれぞれ有している。尚、脚112は少なくとも複数本であれば、その本数や配設位置や断面形状は、本実施形態に限定されず適宜設計変更が可能である。
【0022】
電気スタンド12は、図2に示すように、蛍光灯(不図示)が装着されたスタンド本体121と、このスタンド本体121をデスク本体11の天板111に設置するための固定具122と、蛍光灯に電力を供給するための電気配線123と、を有している。
【0023】
尚、本実施形態では電気スタンド12をデスク本体11に設置したが、電気スタンド12はデスク本体11と棚13のいずれか一方、または両方に設置することが可能である。また、本実施形態では本発明に係る電気器具として電気スタンド12を例に説明するが、電気器具としては電動式鉛筆削り機や携帯電話の充電器等を用いてもよい。
【0024】
図4は、棚13の外観を示す概略斜視図である。棚13は、上面及び正面が開口された箱状の棚本体131と、この棚本体131の内部における上部に着脱不能に設けられた固定棚132と、棚本体131の内部に着脱可能に設けられた補助棚133(第1の補助棚、第2の補助棚)と、を有している。
【0025】
前記棚本体131は、図4に示すように、平面視略矩形の底板1311と、この底板1311の長手方向両端部から略垂直に起立して向かい合う一対の側板1312と、背面側を覆うように設けられ窓部Wが貫通形成された背板1313と、を有している。
【0026】
ここで、向かい合う一対の側板1312の離間距離は、デスク本体11の天板111の一部を棚本体131の内部に収容可能な幅、すなわち天板111の横幅と同程度かそれより若干大きく形成されている。
また、図5は、棚本体131の底部131aの背面側を拡大した部分拡大斜視図である。棚本体131の底部131aには、底板1311の長手方向両端部の角部を切り欠くことによって、デスク本体11の脚112を挿入させるための脚挿入穴1311aがそれぞれ形成されている。この脚挿入穴1311aは、その平面視形状が略矩形であって、その大きさは脚112の断面形状より若干大きく形成されている。
また、棚13の底部131aには、背板1313の幅方向両端部の角部を略矩形に切り欠くことによって、棚13の内部と外部とを連通する配線逃がし穴1313aがそれぞれ形成されている。そして、この配線逃がし穴1313aは、脚挿入穴1311aに連通して形成されている。
【0027】
尚、底板1311に形成する脚挿入穴1311aの個数及びその平面視形状は、デスク本体11の脚112の本数及びその断面形状に応じて適宜設計変更が可能である。また、棚本体131を構成する各部材の形状は、本実施形態に限られず任意に設計変更が可能である。また、本実施形態では棚本体131を底板1311と側板1312と背板1313とから構成したが、これらを任意の組み合わせで一体的に構成することも可能である。また、配線逃がし穴1313aを、脚挿入穴1311aと連通させることなく、脚挿入穴1311aから離れた位置に形成してもよいが、本実施形態のように脚挿入穴1311aに連通させることにより、配線逃がし穴1313aを目立ちにくくして棚13の美観を良くすることができる。
【0028】
また、図6は、棚13から補助棚133を取り外した状態を示す概略斜視図である。棚本体131を構成する一対の側板1312の内側面には、上下方向の4箇所に、ボスBOを挿入して取り付けるためのボス孔群1312a,1312b,1312c,1312dが、各側板1312の互いに向かい合う位置にそれぞれ形成されている。尚、本実施形態では配線逃がし穴1313aを背板1313に形成したが、これに代えて又はこれと共に、一対の側板1312に配線逃がし穴をそれぞれ形成してもよい。
【0029】
前記固定棚132は、図4に示すように、一対の側板1312の上部に横方向に架け渡された棚板1321と、この棚板1321の上に所望の間隔で配置されて上下方向に延びる複数枚の仕切り板1322と、を有している。尚、棚板1321や仕切り板1322の形状、及び仕切り板1322の個数は、本実施形態に限られず適宜設計変更が可能である。また、仕切り板1322は、横方向にスライド可能な可動型として、その位置を変更可能に構成してもよい。また、固定棚132は棚13に必須の構成ではなく、固定棚132のない棚構成とすることも可能である。
【0030】
図7は、前記補助棚133の外観を示す概略斜視図である。補助棚133は、互いに平行して横方向に延びる一対の棚板1331と、各棚板1331を連結して上下方向に延びる一対の仕切り板1332と、を有している。
【0031】
一対の棚板1331は、共に平面視で略矩形形状を有し、その横幅は、前記棚本体131を構成する一対の側板1312の離間距離と略等しく形成されている。また、一対の棚板1331には、その幅方向両端部の角部に、デスク本体11の脚112を挿通させるための切り欠き1331aがそれぞれ形成されている。この切り欠き1331aは、その平面視形状が棚本体131の前記脚挿入穴1311aと略同形状であって、脚112の断面形状より若干大きい略矩形に形成されている。
また、図8は、棚板1331を底面側から見た概略平面図である。棚板1331の底面における幅方向両端部には、ボスの一部を嵌合させるためのボス嵌合溝1331bがそれぞれ形成されている。
【0032】
このように構成される補助棚133は、棚本体131の内部における上下方向の2箇所、すなわち上部装着位置PAと下部装着位置PBとに着脱可能となっている。
補助棚133を棚本体131の上部装着位置PAに装着する場合、まず、図6に示すように一対の側板1312の上下方向4箇所に形成されたボス孔群1312a,1312b,1312c,1312dのうち、最上段のボス孔群1312aと上から3段目のボス孔群1312cに対してボスBOをそれぞれ挿入させることにより、側板1312にボスBOを突出状態で取り付ける(図6には不図示)。
その上で、補助棚133を、図14に示すように棚板1331の切り欠き1331aが棚13の背面側に位置するようにして、棚13の内部に差し込み、一対の棚板1331の底面に形成された図8に示す各ボス嵌合溝1331bを、棚本体131の側板1312から突出した各ボスBOにそれぞれ嵌合させる。これにより補助棚133が、各ボスBOで下方から支持された状態で、棚本体131の上部装着位置PAに装着される。そしてこの時、図14に示すように、補助棚133の棚板1331の上面は、デスク本体11の天板111の上面と略同一面をなす高さである。
【0033】
補助棚133を棚本体131の下部装着位置PBに装着する場合、まず、図6に示すように一対の側板1312の上下方向4箇所に形成されたボス孔群1312a,1312b,1312c,1312dのうち、上から2段目のボス孔群1312bと最下段のボス孔群1312dに対してボスBOをそれぞれ挿入させることにより、側板1312にボスBOを突出状態で取り付ける。
その上で、補助棚133を、図4に示すように棚板1331の切り欠き1331aが棚13の背面側に位置するようにして、棚13の内部に差し込み、一対の棚板1331の底面に形成された各ボス嵌合溝1331bを、棚本体131の側板1312から突出した各ボスBOに対してそれぞれ嵌合させる。これにより補助棚133が、各ボスBOで下方から支持された状態で、棚本体131の下部装着位置PBに装着される。そしてこの時、図1に示すように、補助棚133の棚板1331の上面は、デスク本体11の天板111の底面より低い高さである。
【0034】
尚、補助棚133を構成する棚板1331や仕切り板1332の形状や枚数は、本実施形態に限定されず適宜設計変更が可能である。また、補助棚133を構成する棚板1331の枚数は、本実施形態の2枚に限られず、1枚であってもよい。また、本実施形態では棚板1331と仕切り板1332とを一体構成したが、棚板1331と仕切り板1332とを別部材として構成し、棚本体131に対して各部材を別々に取り付けてもよい。
また、棚板1331に形成する切り欠き1331aの位置、個数、及びその平面視形状は、デスク本体11の脚112の本数及びその断面形状に応じて適宜設計変更が可能であり、脚112の断面形状より若干大きく形成されていれば、棚本体131の脚挿入穴1311aと異なる平面視形状であってもよい。
更に、本実施形態では、補助棚133を棚本体131の上部装着位置PAと下部装着位置PBとに着脱可能とすることにより、本発明に係る第1の補助棚の機能と第2の補助棚の機能の両方を補助棚133に持たせている。しかし、これに限られず、第1の補助棚の機能を有する補助棚と第2の補助棚の機能を有する補助棚を別々に設けてもよい。例えば、図に詳細は示さないが、切り欠き1331aが形成された第1補助棚を、下部装着位置PBに着脱不能に設け、且つ、デスク本体11の天板111と同一面をなす第2補助棚を、上部装着位置PAに着脱可能に設けてもよい。
【0035】
次に、本実施形態に係るデスク装置10を第1の使用状態UAで使用するための手順、及びその作用効果について説明する。デスク装置10を第1の使用状態UAで使用する場合、使用者は、図6に示すように、まず棚13から補助棚133を取り外し、棚13の内部にデスク本体11を収容できるようにする。
【0036】
次に、使用者は、デスク本体11に固定金具Kを取り付ける。すなわち、使用者は、図9に示すように、連結杆1113に形成された金具挿通穴1115に対して、L型の固定金具Kの一片Kaをそれぞれ挿通させ、この固定金具Kの他片Kbを天板111の上面より上に突出させた状態とする。そして、固定ネジNを用いることにより、各固定金具Kの一片Kaを天板111にそれぞれ固定する。
【0037】
次に、使用者は、デスク本体11の一部を棚13の内部に収容する。すなわち、使用者は、図10に示すように、幅方向両側に固定金具Kを取り付けたデスク本体11を若干持ち上げ、その背面側の一部を、棚本体131の内部に挿入する。この時、前述のように、棚本体131を構成する一対の側板1312の離間距離は、デスク本体11を構成する天板111の横幅と同程度かそれより若干大きく形成されているため、一対の側板1312の間に天板111を挿入することができる。
そして、棚本体131の内部に挿入した状態のデスク本体11を下方に降ろすことにより、図11に示すように、デスク本体11を構成する4本の脚112のうち背面側に位置する2本の脚112を、棚本体131の底部131aの背面側に形成された一対の脚挿入穴1311aに対してそれぞれ挿入させる。ここで、前述のように、一対の脚挿入穴1311aは、その平面視形状が脚112の断面形状より若干大きく形成されているので、脚挿入穴1311aに脚112を挿入させた状態では、図12に示すように、脚挿入穴1311aと脚112との間に若干の隙間SK1が形成される。
【0038】
尚、本実施形態では、第1の使用状態UAとして、デスク本体11の背面側の一部を棚13の内部に収容する場合を例に説明するが、これに代えて、デスク本体11の側面側の一部を棚13の内部に収容してもよい。図13は、第1の使用状態UAの変形例を示す概略斜視図である。この変形例では、棚本体131の底部131aの背面側に、一対の脚挿入穴1311aが、デスク本体11の側面側に位置する2本の脚112に対応する間隔で形成されている。そして、この一対の脚挿入穴1311aに対し、側面側に位置する2本の脚112をそれぞれ挿入させる。ここで、棚本体の131の底部131aにおいて一対の脚挿入穴1311aを形成する位置は、図13の位置に限られず、棚本体131の幅方向の任意の位置に変更可能である。
【0039】
次に、使用者は、デスク本体11を棚13に固定する。すなわち、前述のように一対の側板1312の離間距離は天板111の横幅と同程度かそれより若干大きく形成されているため、デスク本体11を棚本体131の内部に収容した状態においては、図9に示すように、天板111の側面に取り付けられた固定金具Kの他片Kbが、側板1312の内側面に当接した状態となっている。使用者は、固定ネジNを用いることにより、この固定金具Kの他片Kbを側板1312に固定する。尚、デスク本体11は必ずしも棚13に固定する必要はないが、本実施形態のように固定金具Kを用いて両者を固定すれば、外力の作用を受けても棚13が倒れにくいという利点がある。
【0040】
次に、使用者は、補助棚133を棚本体131に取り付ける。すなわち、使用者は、前述のように予め棚13から取り外した状態の補助棚133を、図14に示すように、デスク本体11の脚112の間を通して、棚本体131の下部装着位置PBに装着する。ここで、前述のように下部装着位置PBとは、補助棚133を装着した時にその棚板1331の上面が、デスク本体11を構成する天板111の底面より低い位置にあるような装着位置である。従って、天板111と干渉することなく、補助棚133を棚本体131の下部装着位置PBに装着することができる。
また、前述のように、一対の棚板1331にそれぞれ形成された切り欠き1331aは、その平面視形状が脚112の断面形状より若干大きく形成されている。従って、図11に示すように、脚挿入穴1311aに挿入された2本の脚112と干渉することなく、補助棚133を棚本体131に装着することができるとともに、補助棚133を棚本体131に装着した状態では、図14に示すように、切り欠き1331aと脚112との間に若干の隙間SK2が形成される。
尚、本実施形態では、補助棚133を棚本体131から予め取り外してから、デスク本体11の一部を棚本体131の内部に収容したが、棚13の構成によっては、補助棚133が棚本体131に装着された状態のまま、デスク本体11の一部を棚本体131の内部に収容してもよい。
また、図13に示すように、デスク本体11の側面側の一部を棚13の内部に収容する場合は、デスク本体11の前部側から見て脚112の間隔が狭いため、補助棚133を装着することなく棚本体に131を使用してもよい。
【0041】
最後に、使用者は、電気スタンド12をデスク本体11に設置し、その電気配線123を棚13の背面側へと配線する。すなわち、使用者は、図1に示すように、電気スタンド12の固定具122を天板111に取り付け、その電気配線123を、棚13の内部であって天板111と補助棚133との間の空間へと引き込む。そして、使用者は、この電気配線123を、図14に示すように切り欠き1331aと脚112との間の隙間SK2を通し、図11に示すように脚112に沿わせるようにして下方へ引き延ばす。
そして、使用者は、図12に示すように、この電気配線123を、脚挿入穴1311aと脚112との間の隙間SK1に達するまで引き延ばし、脚挿入穴1311aに連通するようにして背板1313に形成された配線逃がし穴1313aを通すことにより、電気配線123を棚13の背面側へ逃がす。
【0042】
尚、電気配線123は必ずしも隙間SK1まで引き延ばす必要はなく、隙間SK1の上方において配線逃がし穴1313aから棚13の背面側へ逃がしてもよい。また、本実施形態では電気スタンド12をデスク本体11に設置したが、これ限られず電気スタンド12を棚13に、例えば棚13を構成する固定棚132に設置してもよい。
【0043】
一方、本実施形態に係るデスク装置10を第2の使用状態で使用するための手順、及びその作用効果について説明する。図15は、デスク装置10を第2の使用状態UBで使用する一例を示す概略斜視図である。デスク装置10を第2の使用状態UBで使用する場合、使用者は、図6に示す棚本体131の上部装着位置PAに対し、補助棚133を取り付ける。尚、デスク本体11や棚13の構成自体は、第1の使用状態UAと同じであるため、その説明を省略して同じ符号を用いる。
【0044】
次に、使用者は、図15に示すように、デスク本体11を棚13に突き合わせる。より詳細には、デスク本体11を構成する天板111の後部側の縁部111aを、補助棚133を構成する棚板1331に対して突き合わせる。この時、デスク本体11を構成する脚112の下端部が、棚本体131を構成する底板1311に当接した状態となっている。
ここで、前述のように、補助棚133を上部装着位置PAに装着した時、その棚板1331の上面は、デスク本体11の天板111の上面と略同一面をなす高さである。従って、使用者は、天板111の上面に加えて棚板1331の上面も使用して作業を行うことができ、作業スペースを広く確保することができる。
【0045】
また、図17は、デスク装置10を第2の使用状態UBで使用する他の例を示す概略斜視図である。この場合、図15の場合と比較すると、補助棚133を棚本体131の上部装着位置PAに装着する点は同じであるが、デスク本体11を棚13に突き合わせる時に、デスク本体11を構成する天板111の側部側の縁部111bを、補助棚133を構成する棚板1331に対して突き合わせる点で異なっている。
この図16に示すような第2の使用状態UBでも、補助棚133を構成する棚板1331の上面が、デスク本体11を構成する天板111の上面と略同一面をなすので、作業スペースを広く確保することができる。
【0046】
ここで、図16及び図17に示す第2の使用状態UBでデスク装置10を使用する場合、棚本体131の底部131aに形成された脚挿入穴1311a及び配線逃がし穴1313aは、デスク本体11の脚112が挿入されることなく、棚13の正面側に露呈した状態となり、美観が損なわれる。従って、第2の使用状態UBでデスク装置10を使用する場合には、図18に示すように、脚挿入穴1311aと配線逃がし穴1313aを覆うようにして穴隠しキャップCを装着してもよい。これによれば、脚挿入穴1311aと配線逃がし穴1313aが棚13の正面側から見えないので、美観を良好に保つことができる。
【0047】
また、図16及び図17に示すように、デスク本体11を第2の使用状態UBで使用する場合には、補助棚133を棚本体131の上部装着位置PAに装着するため、補助棚133の下方に比較的広い空間Sが生じる。従って、上下方向に延びる仕切り板SBを用いてこの空間Sを適宜区分けすれば、より使い勝手良く棚13を使用することができる。
【0048】
尚、図16及び図17に詳細は示さないが、第2の使用状態UBにおいても、第1の使用状態UAと同様に、デスク装置10または棚13に電気スタンド12等の電気器具を設置してもよい。この場合も、その電気スタンド12の電気配線123を、切り欠き1331aと脚112との間の隙間SK2、及び脚挿入穴1311aと脚112との間の隙間SK1をそれぞれ通し、背板1313に形成された配線逃がし穴1313aを通して棚13の背面側へ逃がすことが出来る。この場合、配線逃がし穴1313aに装着した前記穴隠しキャップCは取り外せばよい。
【0049】
尚、上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ、或いは動作手順等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
【符号の説明】
【0050】
10…デスク装置
11…デスク本体
111…天板
111a,111b…縁部
112…脚
12…電気スタンド(電気器具)
13…棚
1311…底板
1311a…脚挿入穴
1313a…配線逃がし穴
133…補助棚(第1の補助棚、第2の補助棚)
1331a…切り欠き
SK1…隙間(切り欠き1331aと脚112の間)
UA…第1の使用状態
UB…第2の使用状態
【特許請求の範囲】
【請求項1】
天板及び天板を支持する複数本の脚を有するデスク本体と、
前記デスク本体の天板の一部を内部に収容可能な幅を有するとともに、前記デスク本体の脚を挿入可能な脚挿入穴が底板に形成された棚と、
を備え、
前記脚が前記脚挿入穴に挿入され、挿入された前記脚と対応する前記天板の一部が前記棚の内部に収容された第1の使用状態と、
前記デスク本体が前記棚に突き合わされた第2の使用状態とで、
それぞれ使用可能であることを特徴とするデスク装置。
【請求項2】
前記棚は、前記第1の使用状態で使用する時に前記デスク本体の脚が挿通される切り欠きが形成され、前記デスク本体の天板より低い位置に設けられる第1の補助棚を有することを特徴とする請求項1に記載のデスク装置。
【請求項3】
前記棚は、前記デスク本体の天板と同一面をなす位置に着脱可能に取り付けられる第2の補助棚を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のデスク装置。
【請求項4】
前記切り欠きと前記脚の間に、前記デスク本体及び前記棚の少なくともいずれか一方に設置された電気器具の電気配線を通過させるための隙間が設けられたことを特徴とする請求項3に記載のデスク装置。
【請求項5】
前記棚の底部に、前記電気配線を前記棚の外部へ逃がすための配線逃がし穴が、前記脚挿入穴に連通して形成されたことを特徴とする請求項4に記載のデスク装置。
【請求項1】
天板及び天板を支持する複数本の脚を有するデスク本体と、
前記デスク本体の天板の一部を内部に収容可能な幅を有するとともに、前記デスク本体の脚を挿入可能な脚挿入穴が底板に形成された棚と、
を備え、
前記脚が前記脚挿入穴に挿入され、挿入された前記脚と対応する前記天板の一部が前記棚の内部に収容された第1の使用状態と、
前記デスク本体が前記棚に突き合わされた第2の使用状態とで、
それぞれ使用可能であることを特徴とするデスク装置。
【請求項2】
前記棚は、前記第1の使用状態で使用する時に前記デスク本体の脚が挿通される切り欠きが形成され、前記デスク本体の天板より低い位置に設けられる第1の補助棚を有することを特徴とする請求項1に記載のデスク装置。
【請求項3】
前記棚は、前記デスク本体の天板と同一面をなす位置に着脱可能に取り付けられる第2の補助棚を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のデスク装置。
【請求項4】
前記切り欠きと前記脚の間に、前記デスク本体及び前記棚の少なくともいずれか一方に設置された電気器具の電気配線を通過させるための隙間が設けられたことを特徴とする請求項3に記載のデスク装置。
【請求項5】
前記棚の底部に、前記電気配線を前記棚の外部へ逃がすための配線逃がし穴が、前記脚挿入穴に連通して形成されたことを特徴とする請求項4に記載のデスク装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2012−20046(P2012−20046A)
【公開日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−161756(P2010−161756)
【出願日】平成22年7月16日(2010.7.16)
【出願人】(000000561)株式会社岡村製作所 (1,415)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年7月16日(2010.7.16)
【出願人】(000000561)株式会社岡村製作所 (1,415)
【Fターム(参考)】
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