説明

デスモプレシンを含む組成物

本発明は,治療上有効成分としてデスモプレシンを含む固体製剤としての新規医薬組成物に関する。前記製剤における前記有効成分の貯蔵寿命を増大させる手段が提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,治療上有効成分としてデスモプレシンを含む固体製剤としての新規医薬組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
デスモプレシンは,dDAVPとしても知られており,医薬品であるMinirin(登録商標)の治療上有効成分(その酢酸塩として)であり,とりわけ鼻腔用スプレーおよび錠剤製剤として市販されている。デスモプレシンは主として原発性夜尿症,すなわち小児のおねしょの治療に用いられるが,夜間頻尿および尿崩症の治療用にも認可されている。デスモプレシンの錠剤製剤は1987年から市販されており,数種の異なる錠剤製剤が市販用に認可されている。
【0003】
デスモプレシン錠剤製剤は,好ましくは適当な顆粒を圧縮することにより製造され,ここで,顆粒は,凝集した固体粒子の混合物として必要構成成分から構成される。典型的なそのような粒子は,治療上有効成分,種々の賦形剤,崩壊剤,潤滑剤および結合剤であり,任意に,例えば,香味料,保存料および/または着色料も一緒に含む。医薬錠剤製造の包括的総説については,"Tableting"(N.A.Armstrong),"Pharmaceutics−The science of dosage form design",pp647−668;Ed.M.E.AuIton,Churchill Livingstone,Edinburgh,London,Melbourne and New York,1988を参照。
【0004】
WO85/02119Al,WO95/25534Al,EP1500390Al,EP1530967AlおよびEP1550439Alは,デスモプレシンの例示的錠剤製剤ならびにその製造法を開示する。
【0005】
従来から,ジスルフィド結合を有するノナペプチドであるデスモプレシン分子は,分解しやすいことが確立されている。種々の条件下でデスモプレシンをそれ自体安定に維持すること,例えば,長い保存安定性を得ることは,長年にわたり繰り返し発生する問題点である。市販が認可されているデスモプレシン錠剤製剤は,典型的には,12−24か月の貯蔵寿命を有する。
【0006】
最も一般的なデスモプレシン錠剤は,有効成分としてのデスモプレシン酢酸塩,および賦形剤としてのジャガイモデンプンおよびラクトース,それぞれ適当な量の結合剤および潤滑剤から構成される。これは,保存料および/またはジャガイモデンプンの代わりにトウモロコシデンプンを含んでいてもよい。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は,錠剤製剤のデスモプレシンの保存安定性を改良する手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明においては,残留酸化剤の存在が保存の間のデスモプレシンの分解速度と関連することが発見された。すなわち,残留酸化剤のレベルを注意深く制御し抑制することが,錠剤製剤におけるデスモプレシンの保存寿命を改良する手段であることが見いだされた。
【0009】
より詳細には,本発明は,治療上有効成分としてデスモプレシンまたはその薬学的に許容しうる塩を薬学的に許容しうる賦形剤,希釈剤または担体またはそれらの混合物とともに含む固体製剤としての医薬組成物に関し,前記医薬組成物は,シリカを含み,かつ,酸化剤のレベルは前記医薬組成物の15重量ppm以下であることを特徴とする。
【0010】
重量比は,最終医薬組成物の重量に対するその部分の割合である。
【0011】
多くの場合,賦形剤,希釈剤および担体との用語は,互換的に用いることができ,これらは1つの同じ物質または同様のこのような物質の混合物を表すこともできる。これらの用語の正確な使用および理解は一目瞭然であり,医薬製剤の分野の当業者の通常の能力の範囲内である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
好ましい態様においては,前記医薬組成物における酸化剤のレベルは前記医薬組成物の0.01から5重量ppm以下である。より好ましくは,前記レベルは0.01から3ppm以下である。さらに好ましくは,前記レベルは0.01から1ppm以下である。
【0013】
前記酸化剤は,有機または無機の過酸化物であってもよく,過酸化物の混合物であってもよい。これは通常は過酸化水素であり,またはその成分は過酸化水素当量として重量ppmで表される。
【0014】
本発明の医薬組成物は,好ましくは前記医薬組成物の0.1−1.0重量%の,より好ましくは0.2−0.5重量%のシリカを含む。シリカとの表現は,SiO,すなわち二酸化ケイ素を表し,いずれの形態でもよい。例えば,Aerosil(登録商標)(Degussa,Germanyから市販)はコロイド状二酸化ケイ素である。シリカの一般的な説明およびその医薬組成物における使用については,"Handbook of Pharmaceutical Excipients";Ed.A.H.Kibbe,3.sup.rd Ed.,American Pharmaceutical Association,USA and Pharmaceutical Press UK,2000,pp143−145を参照。
【0015】
本発明の医薬組成物は,好ましくは圧縮顆粒から構成される。圧縮して錠剤とするのに適した顆粒は,典型的には少なくとも約100μmの平均顆粒サイズを有する。2mmを超えるサイズの分離した顆粒は,通常は次の圧縮工程には用いられない。
【0016】
圧縮に適した顆粒は,溶媒の顆粒化液体,好ましくは結合剤をも含むものを,固体粒子成分と混合し,このことにより後者を凝集させてより大きな粒子,すなわち所望の顆粒を形成させることにより適宜製造する。前記溶媒は,好ましくは水および水とアルコール,好ましくはエタノールとの混合物から選択される。水/エタノールの1:3混合物が典型的に用いられるが,多くの他の組み合わせも可能である。
【0017】
本発明の医薬製剤は,慣用の装置を用いて製造することができる。非限定的例としては,顆粒化用には以下の装置が挙げられる:直接加熱流動粉体床,例えば,GEA/Collette NV,BE(UltimaPro(商標)シリーズ),Huettlin GmbH,DE(HDGシリーズ),Diosna Dierks&Soehne GmbH,DE(VACシリーズ),Fluid Air Inc.,US(Magnaflo(登録商標)シリーズ)およびVector Corp.,US(GMXシリーズ)により提供されるもの;パドルシステム,ロータリーシステムおよび撹拌システム等の間接伝導移動粉体床,例えば,Jaygo Inc.,US(JRBおよびNovamixシリーズ),Paul O.Abb Inc.,US(Rota−Cone,Rota−U,RotaBlade,Cylindrical Ribbon/Paddle,PlowおよびSigma−bladeシリーズ),Forberg A/S,No(Forberg IIシリーズ),Gemco Inc.US(D/3DoubleCone,V−ShapeおよびSlant−Coneシリーズ),Littleford Day Inc.,US(Double Arm,Day NautaおよびDaymaxシリーズ),Patterson−Kelly,Harsco Corp.,US(P−K Solids Processor(登録商標)シリーズ),上述のDiosna(CCSおよびVACシリーズ),Romaco Zanchetta SpA,IT(Roto E,Roto DおよびRoto Pシリーズ)およびL.B.Bohle Maschinen und Verfahren GmbH,DE(Granumator GMAおよびVagumator VMAシリーズ)により提供されるもの。上述の装置は,一般に,製造した顆粒の乾燥も行うことができる。
【0018】
本発明にしたがう医薬組成物は,任意に,崩壊剤,結合剤,潤滑剤,香味料,保存料,着色料およびこれらの混合物から選択される少なくとも1つの添加物を含んでいてもよい。適当であると考えられる場合には,他の添加物を含んでいてもよい。崩壊剤,結合剤(例えば,Kollidon(登録商標)25,BASF),香味料,保存料および着色料,およびこれらの適当な混合物の代表例,ならびに本発明を実施する分野の当業者が考慮する他の任意の慣用の添加剤は,"Handbook of Pharmaceutical Excipients";Ed.A.H.Kibbe,3.sup.rdEd.,American Pharmaceutical Association,USA and Pharmaceutical Press UK,2000に見いだすことができる。本発明を実施する際に適用しうる一例として,結合剤の典型的な量は医薬組成物の1−6重量%のオーダーである。
【0019】
前記潤滑剤は,典型的には,ステアリン酸,ステアリン酸の塩またはエステル,水素化植物油,酸化マグネシウム,ポリエチレングリコール,ラウリル硫酸ナトリウムおよびタルク,およびこれらの混合物からなる群より選択される。好ましくは前記潤滑剤は,ステアリン酸マグネシウム,ステアリン酸カルシウム,ステアリン酸亜鉛,パルミトステアリン酸グリセリルおよびステアリルフマル酸ナトリウム,およびこれらの混合物から選択される。ステアリン酸マグネシウムが最も好ましい選択肢である。
【0020】
本明細書において用いる場合,オリゴ糖類との表現は,グリコシド結合を介して連結された,3個から10個の単糖類単位の,任意の程度の分枝を有する鎖に関連する。したがって,本明細書において用いる場合,多糖類との表現は,グリコシド結合を介して連結された,少なくとも11個の単糖類単位の,任意の程度の分枝を有する鎖に関連する。本発明の実施においては,天然に生ずる糖類を合成により修飾した誘導体および類似体も用いることができる。
【0021】
特に好ましい態様においては,前記賦形剤,希釈剤および担体の少なくとも1つは,単糖類,二糖類,オリゴ糖類および多糖類から選択される物質である。最も好ましい医薬組成物は,二糖類および多糖類の両方を含む。前記二糖類と多糖類との間の重量比は,典型的には,100:1から1:100,好ましくは10:1から1:10,より好ましくは2:1から1:2である。
【0022】
二糖類は,好ましくはラクトース,例えばラクトース−α−一水和物である。薬学的に適した例示的ラクトースとしては,DMV(the Netherlands)から市販されているPharmatose(登録商標),例えば,150M,DCL11,DCL15,DCL21およびDCL40シリーズ,および,Meggle AG(Germany)から市販されているTablettose(登録商標),例えば,70,80および100シリーズが挙げられる。
【0023】
デンプンは,コーン(トウモロコシ),小麦およびジャガイモデンプンから選択され,ジャガイモデンプンが好ましい。言及すべきことは,驚くべきことに,非常に様々なレベルの酸化剤(通常は過酸化水素)が市販のジャガイモデンプンについて最も広く行き渡っていることである。したがって,ジャガイモデンプンに関連して,デスモプレシンに関する安定性は最も顕著である。例示的ジャガイモデンプンは,Pharma M20,Pharma M14(KMC,Denmarkから提供),およびAmylSolVat(Lyckeby Starkelse AB,Swedenから提供)である。1つの態様においては,用いるデンプンは酸化剤,通常はHを,40重量ppm以下,より好ましくは0.03から8ppm以下,さらに好ましくは0.03から3ppm以下のレベルで含む。
【0024】
前記賦形剤,希釈剤および担体を合わせた合計量は,通常は医薬組成物の5−98重量%,好ましくは50−98重量%であり,100%までの残量はデスモプレシンまたはその塩,および任意に上述の添加物である。後者は,好ましくはそれぞれ結合剤および潤滑剤である。
【0025】
本発明の医薬組成物は,好ましくは経口投与可能な錠剤である。あるいは,錠剤は,経口,例えば口腔内および/または舌下投与用に適合させることができる。
【0026】
本発明の錠剤を製造するのに適した圧縮装置の例は,Elizabeth−Hata International,US(HTシリーズ),Courtoy NV,BE(R090F,Rl00M,R190FT,R290FT,R292FおよびR233シリーズ),Vector Corp.,US(2000,200およびMagnaシリーズ),Fette GmbH,DE(Hightech,Medium,SpecialおよびWIPシリーズ),Manesty,UK(Xpress,DiamondおよびValueシリーズ)およびKilian&Co.GmbH,DE(S,T,E,RXおよびKTSシリーズ)により提供される輪転機である。
【0027】
組成物は,典型的には,デスモプレシン酢酸塩を固体製剤1単位あたり20−600μgの量で含む。一例として,100μgのデスモプレシン酢酸塩を含む典型的な錠剤は,白色の凸型の楕円形(6.7x9.5mm)であり,厚みは3−4mmであり,重さは200mgである。別の例としては,200μgのデスモプレシン酢酸塩を含む錠剤は,白色の丸型(直径8mm)であり,凸型であり,厚みは374mm,重さは200mgである。
【0028】
好ましい態様においては,固体製剤の各単位は,少なくとも49N,典型的には実用的な上限として69Nの硬度を有する。錠剤の硬度試験は,慣用の錠剤硬度試験器を用いて破砕により錠剤を破壊するのに必要な力を測定することにより行う。
【0029】
本発明をより詳細に説明するために,以下の実施例を提供する。これは本発明をどのようにして実施しうるかを限定するものと解釈してはならない。
【実施例】
【0030】
実施例1:種々の含有量の過酸化水素(H)を含むデスモプレシン酢酸塩錠剤の調製
ラクトース(478g,Pharmatose(登録商標)150M)およびジャガイモデンプン(308g,Pharma M20)を別々に秤量し,混合し,1mmメッシュサイズのシーブを通してふるいにかけ,次に低剪断条件下で再び混合する。水(40.00g)およびエタノール(120.00g)から構成される顆粒化液体を調製し,これに,デスモプレシン酢酸塩(0.80g;Polypeptide Laboratories AB,Swedenより提供)およびPVP(7.36g;Kollidon(登録商標)25;BASFGmbH,Germanyより提供)を加える。
【0031】
次に,顆粒化液体をゆっくり(1分間かけて),ラクトース/デンプン混合物に撹拌しながら加え,10分間撹拌を続ける。ふるい(1.4mm)を通した後,ステンレストレイに入れ,周囲温度で30分間,次に45℃で少なくとも4時間乾燥させる。乾燥した顆粒を秤量し,ふるい(1mm)を通す。次に,シリカ(2.40g,Aerosil(登録商標)200 VV Pharma;1.0mmふるい済)を低剪断混合下で顆粒に加えた後,ステアリン酸マグネシウム(4.00g,1.0mmふるい済,Peter Greven,the Netherlands)を加える。
【0032】
得られた顆粒をただちにKorsch XL 100装置を用いて40rpmで重力フィーダー運転で圧縮して錠剤とする。パンチおよびダイは8mmの寸法であり,切込線のない凸型錠剤を得る。製造された各錠剤は約200mgの重さであり,約50Nの硬度を有し,約1.5ppmのレベルのHを含む(H含量は使用したジャガイモデンプンに由来するものである)。
【0033】
合計5シリーズの錠剤(各シリーズにつき4000錠剤)を,それぞれ1.7,4.9,8.3,15.6および38.7ppmの最終H含有量で,上述のようにして同様に製造した。Hを加える場合には,前記顆粒化液体にそれぞれ0.067,0.133,0.267および0.667g(6%水性溶液)の量となるように加える。水と6%過酸化水素との総容量が40.00gとなるように,水の量を同量少なくする。
【0034】
得られた錠剤を安定性実験に供する。すなわち,これらを密封瓶で環境チャンバ中で,3つの異なる条件下で,すなわち,25℃,相対湿度60%;40℃/周囲湿度および50℃/周囲湿度で保存する。錠剤の成分およびデスモプレシンの純度を,慣用の紫外線(UV)分光法検出を用いて220nmで,および液体クロマトグラフィー(LC;LiChrospher RP−18,5μm,125x4mmカラム,移動相0.067Mリン酸バッファ,pH7.0/アセトニトリル,流速1.5ml/min,周囲温度)を用いて,経時的にモニターする。LC分析ではアイソクラチックおよび勾配法の両方を用いる。デスモプレシンの最初の含有量を0か月,すなわち安定性試験の開始時において100%に設定する。酸化されたときに青色に変化するペルオキシダーゼ/4−アミノアンチピリン−クロモトロプ酸系を用いて,Hの含有量の経時変化を測定する。吸光度は600nmの波長で測定する。Meiattini,F."Methods of Enzymatic Analysis",vol.7,pp566−571(1985)を参照。その結果,0か月において錠剤中に約16ppmまたはそれ以上のレベルのHがあると,デスモプレシンのその後の分解速度が,医薬製品の保存用には不適切に高くなることが示された。
【0035】
引用されるすべての参考文献は,本明細書の不可分の一部であるとみなされる。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
治療上有効成分としてデスモプレシンまたはその薬学的に許容しうる塩を,薬学的に許容しうる賦形剤,希釈剤または担体,またはこれらの混合物とともに含む固体製剤としての医薬組成物であって,前記医薬組成物はシリカを含み,および酸化剤のレベルは前記医薬組成物の15重量ppmと等しいかまたはそれより低いことを特徴とする医薬組成物。
【請求項2】
酸化剤のレベルは前記医薬組成物の0.01重量ppm以上5重量ppm未満である,請求項1記載の医薬組成物。
【請求項3】
酸化剤のレベルは前記医薬組成物の0.01重量ppm以上3重量ppm以下である,請求項2記載の医薬組成物。
【請求項4】
酸化剤のレベルは前記医薬組成物の0.01重量ppm以上1重量ppm以下である,請求項3記載の医薬組成物。
【請求項5】
前記酸化剤は,過酸化水素等の過酸化物,または過酸化物の混合物である,請求項1−4のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項6】
前記医薬組成物の0.1−1.0重量%,好ましくは0.2−0.5重量%の量のシリカを含む,請求項1−5のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項7】
圧縮顆粒から構成される,請求項1−6のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項8】
前記賦形剤,希釈剤または担体の少なくとも1つは,単糖類,二糖類,オリゴ糖類および多糖類から選択される物質である,請求項1−7のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項9】
二糖類,好ましくはラクトース,および多糖類,好ましくはデンプンを含む,請求項8記載の医薬組成物。
【請求項10】
前記デンプンはジャガイモデンプンである,請求項9記載の医薬組成物。
【請求項11】
前記賦形剤,希釈剤または担体の合計量は前記医薬組成物の5−98重量%,好ましくは50−98重量%である,請求項1−10のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項12】
経口投与,好ましくは口腔内および/または舌下投与用に適合されていてもよい,経口利用可能な錠剤である,請求項1−11のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項13】
デスモプレシン酢酸塩を固体製剤単位用量あたり0.020−0.600mgの量で含む,請求項1−12のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項14】
保存料を含まない,請求項1−13のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項15】
治療上有効成分としてデスモプレシンまたはその薬学的に許容しうる塩を含み,およびシリカを含む固体製剤としての医薬組成物の製造における,酸化剤を40ppm以下のレベルで含むデンプンの使用。
【請求項16】
デンプンはジャガイモデンプンである,請求項15記載の使用。
【請求項17】
デンプンは酸化剤を0.03以上8ppm以下のレベルで含む,請求項15または16に記載の使用。


【公表番号】特表2009−528312(P2009−528312A)
【公表日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−556715(P2008−556715)
【出願日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際出願番号】PCT/EP2007/001760
【国際公開番号】WO2007/098945
【国際公開日】平成19年9月7日(2007.9.7)
【出願人】(508265619)フェリング インターナショナル センター エス.アー. (6)
【Fターム(参考)】