説明

データ処理方法、データ処理システム及びネットワークサーバ

【課題】情報端末を経由することなくスキャナで読み取ったデータを所定のネットワークサーバに送信すること。
【解決手段】データの受付を許可するようサーバ10に対してPC30から予約を要求する。サーバ10がデータの受付を許可する場合、サーバ10からPC30へサーバ10を特定する情報を含む受付許可情報を送信する。PC30が受信した受付許可情報をシートに印刷させてスキャナ50に読み取らせ、受付許可情報をスキャナ50に認識させる。受付許可情報に含まれる所定の情報をスキャナ50で読み取ったデータに関連付けてサーバ10に送信する。サーバ10で受信した所定の情報が、サーバ10からPC30へ送信した受付許可情報に含まれる情報と一致する場合、サーバ10は受信したデータを受け付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークサーバと情報端末とスキャナとを有するデータ処理システムにおけるデータ処理方法、データ処理システム及びネットワークサーバに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、サーバにデータを保存し、サーバで保存したデータを複数のユーザーで共有することがよくなされている。例えばスキャナで写真や文書を読み取り、読み取ったデータをサーバに保存して複数のユーザーで閲覧するという態様がある。このようにサーバを介してスキャナで読み取ったデータを複数のユーザーで共有できれば利便性が良い。
【0003】
特許文献1に記載の技術は上記態様を実現する技術である。スキャナで読み取ったデータを画像読取制御装置本体におけるHDD(Hard Disk Drive)に記憶させ、記憶したデータをサーバへ転送してサーバ上に保存するようにしている。このようにすれば複数のユーザーがサーバにアクセスすることによりデータを閲覧等して共有することが出来る。
【特許文献1】特開2001−285538号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところでPC(Pesonal Computer)にスキャナが接続されており、スキャナで読み取ったデータをPCにおけるHDDに記憶させ、記憶したデータをサーバに転送する態様も考えられる。しかし、PCにスキャナが接続されておらず、サーバに保存したい写真や文書を読み取れない場合、別の場所に設置されているスキャナを利用して写真や文書を読み取ることになる。別の場所に設置されているスキャナから所定のサーバに直接アクセスして読み取ったデータをサーバ上に保存できればPCを経由する手間が省け、利便性が良い。
【0005】
しかし、スキャナがネットワークに接続されていても、サーバのURLやサーバにアクセスするためのID番号等を入力する手段(例えば操作パネルやキーボードなど)がスキャナ自体に設置されていないと、スキャナから所定のサーバにアクセスすることが出来ず、スキャナで読み取った画像をサーバ上に保存することが出来ない。
【0006】
従って、本発明の目的は、情報端末を経由することなくスキャナで読み取ったデータを所望のネットワークサーバに送信することが出来るデータ処理方法、データ処理システム及びネットワークサーバを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成すべく、本発明に係るデータ処理方法は、
データを記憶するネットワークサーバと、前記ネットワークサーバにアクセス可能な情報端末と、前記ネットワークサーバにアクセス可能であり原稿を読み取るスキャナと、を有するデータ処理システムにおけるデータ処理方法であって、
データの受付を許可するよう前記ネットワークサーバに対して前記情報端末から予約を要求する予約工程と、
前記予約の要求に応じて受付許可情報を前記ネットワークサーバから前記情報端末へ送信する受付許可送信工程と、
前記情報端末が受信した前記受付許可情報を前記スキャナに認識させる認識工程と、
前記認識した前記受付許可情報から前記ネットワークサーバを前記スキャナによって特定し、前記受付許可情報に含まれる所定の情報と前記スキャナで読み取ったデータとを関連付けて前記スキャナから前記特定したネットワークサーバに送信するデータ送信工程と、
前記ネットワークサーバで受信した前記所定の情報が、前記ネットワークサーバから前記情報端末へ送信した前記受付許可情報に含まれる情報と一致する場合、前記スキャナから受信したデータを前記ネットワークサーバで受け付ける受付工程と、
を有することを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明に係るデータ処理システムは、
データの受付を許可するよう情報端末から予約要求があった場合に受付許可情報を情報端末に対して送信するサーバ送信部と、データを受信するサーバ受信部と、前記サーバ受信部で受信した受信情報が前記受付許可情報に含まれる情報と一致した場合に、前記受信情報に関連付けられたデータをネットワークサーバで受け付ける受付判断部と、を有するネットワークサーバと、
データの受付を許可するよう前記ネットワークサーバに対して予約要求を送信する端末送信部と、前記ネットワークサーバから送信される前記受付許可情報を受信する端末受信部と、を有する情報端末と、
前記情報端末が受信した前記受付許可情報を認識する認識部と、前記受付許可情報により前記ネットワークサーバを特定し前記受付許可情報に含まれる所定の情報と読み取ったデータとを関連付けて前記特定したネットワークサーバに送信するスキャナ送信部と、を有するスキャナと、
を備えたことを特徴とするものである。
【0009】
また、本発明に係るネットワークサーバは、
ネットワークに接続されるネットワークサーバであって、
データの受付を許可するよう情報端末から予約があった場合にネットワークサーバを特定する情報を含む受付許可情報を情報端末に対して送信するサーバ送信部と、
データを受信するサーバ受信部と、
前記サーバ受信部で前記ネットワーク上のスキャナから受信した受信情報が前記受付許可情報に含まれる情報と一致した場合に、前記受信情報に関連付けられたデータを受け付ける受付判断部と、
を有することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係るデータ処理方法、データ処理装置及びネットワークサーバ装置によれば、情報端末を経由することなくスキャナで読み取ったデータを所望のネットワークサーバに送信することが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1は、ネットワークシステムの概略図である。
【0012】
データ処理システムとして機能するネットワークシステム1はサーバ10、20とPC30、40とスキャナ50を有している。
【0013】
ネットワークサーバとして機能するサーバ10、20はネットワーク経由でPC30、40とスキャナ50に接続されている。サーバ10、20は大容量のHDDを有しており、PC30等から送信されたデータを保存(記憶)する。
【0014】
情報端末として機能するPC30、40はサーバ10、20のいずれにもアクセス可能である。またPC30、40にはそれぞれプリンタ60、70が接続されており、プリンタ60、70は所定のデータをシート上に印刷させることが可能である。
【0015】
スキャナ50は写真や文書を読み取り、読み取った画像に関するデータを作成する。またスキャナ50は文書を読み取った場合、文字を認識する文字認識機能を有している。PC30、40にはスキャナが設置されていないため、サーバ10、20に保存したい写真や文書のデータをPC30、40では取得できない。そこで写真や文書をスキャナ50で読み取り、読み取ったデータをサーバ10、20にネットワーク経由で送信する。
【0016】
URL、ID番号等を入力する手段(例えば操作パネルやキーボードなど)がスキャナ50に設置されていない場合を考慮し、スキャナ50で読み取ったデータをサーバ10、20に送信するデータ処理方法を以下に説明する。
【0017】
図2は、スキャナ50から送信されたデータをサーバ10が受け付ける動作を説明するフローチャート図である。
【0018】
図2に示すフローチャートでは、サーバ10とPC30とスキャナ50との間における動作を例として説明する。
【0019】
まず、データの受付を許可するようサーバ10に対してPC30から予約を要求する(予約工程としてのステップS1)。PC30からサーバ10に対して受付の予約を事前に取っておけば、後で実行されるサーバ10の受付動作がその予約内容に沿って円滑に実行出来る。例えばPC30におけるWeb画面に予約ボタンがあり、その予約ボタンを押すことによりサーバ10に対して予約を取ったり、ローカルアプリケーションで通信して予約を取ったりする。
【0020】
次にサーバ10がデータの受付を許可するか否か判断し(ステップS2)、データの受付を許可する場合、サーバ10からPC30へサーバ10を特定する情報を含む受付許可情報を送信する(受付許可送信工程としてのステップS3)。受付許可情報とはスキャナ50がサーバ10へアクセスする際に必要な情報である。例えばサーバ10のURLやID番号が受付許可情報に含まれる。URLにサーバ10のサーバ名のほかサーバ10内のフォルダ名を含めることも考えられる。受付許可情報をバーコードや二次元バーコードという形に変換して送信しても良い。
【0021】
PC30が受付許可情報を受信すると、PC30に接続されたプリンタ60を用いて受付許可情報をシートに印刷する(ステップS4)。例えばPC30におけるWeb画面に印刷ボタンがあり、その印刷ボタンを押すとプリンタ60が印刷動作を実行する。
【0022】
次に受付許可情報が印刷されたシートをスキャナ50にセットし、シート上に形成された画像をスキャナ50が読み取る。そして読み取った画像から受付許可情報をスキャナ50に認識させる(認識工程としてのステップS5)。このステップS5における動作を図3及び図4を用いて詳しく説明する。
【0023】
図3は受付許可情報が印刷されたシートPの説明図である。
【0024】
例えば図3に示すような受付許可情報を含む画像がシートP上に印刷される。受付許可情報には、図3に示すようなシートPのフォーマット情報や、PC30等から閲覧するための情報であるURL100、ID番号200や、スキャナ50からサーバ10に対してアクセスするための情報であるURL300等が含まれている。
【0025】
受付許可情報を含む画像が印刷されたシートPの四隅には「KM DSS」というマークが記載されている(このマークではなくバーコードでもよい)。またシートPの上部には「○○××△ データ保管サービス」という文言が記載されており、シートPの下部にはURL300が記載されている。シートPに形成された画像をスキャナ50が読み取り、「KM DSS」等の情報をスキャナ50が認識することによって、スキャナ50からサーバ10へデータを送信するか否かを判断する。
【0026】
図4はスキャナ50からサーバ10へデータを送信するか否かを判断するフローチャート図である。
【0027】
図3に示すシートPをスキャナ50で読み取った後でスキャナ50が図4に示す動作を実行する。
【0028】
まずシートPの右上5cm四方内に「KM DSS」と記載されているかどうか判断する(ステップS11)。ステップS12〜S14でも同様に「KM DSS」と記載されているかどうか判断する。S12ではシートPの左上5cm四方内に、S13ではシートPの右下5cm四方内に、S14ではシートPの左下5cm四方内に「KM DSS」と記載されているかどうか判断する。
【0029】
シートPの四隅の所定位置に「KM DSS」と記載されていると判断すると、次にシートPの上辺から8cm以内に「データ保管サービス」と記載されているか判断する(ステップS15)。「データ保管サービス」と記載されていると判断すると(ステップS15;Yes)、次にシートPの下辺から7cm以内にデータの保存先であるURL300が記載されているか判断する(ステップS16)。
【0030】
このような判断動作によりすべて条件を満足する場合、シートPの後に読み取るデータはサーバ10に対して送信するデータであるとスキャナ50が認識する。送信するデータであると認識した場合、シートP上に形成されたID番号200とURL300をスキャナ50が文字認識をし、文字認識したURL300に基づいてスキャナ50がデータを送信する。一方、ひとつでも条件を満足しない場合、所定のサーバに対してデータを送信するものではないと認識する。
【0031】
以上図3及び図4で説明したような方法で、スキャナ50が受付許可情報を認識する。受付許可情報を認識する動作をスキャナ50に対して実行させる方法として、例えばスキャナ50に設置された所定のボタンを押して認識動作のモードに変更し、認識する動作を実行させることが考えられる。また別の方法として、シートPをスキャン50で読み取った際にスキャナ50が自動的に判別して認識動作のモードに変更し、認識する動作を実行させることも考えられる。
【0032】
図2に戻って説明すると、ステップS5で受付許可情報を認識し、スキャナ50からサーバ10へデータを送信すると判断した場合、原稿をスキャナ50で読み取る(ステップS6)。そして図3のシートPにおけるURL300に基づき原稿を読み取ったデータを予約されたサーバであるサーバ10を特定し、このサーバ10へ原稿を送信する(データ送信工程としてのステップS7)。サーバ10へ送信するデータは、受信許可情報に含まれる所定の情報であるID番号をスキャナ50で読み取ったデータに関連付けたデータである。
【0033】
次にサーバ10は受信したデータの受付を許可するかどうか判断する(ステップS8)。この判断は受信したデータに含まれるID番号が事前にPC30に対して送信した受付許可情報に含まれるID番号(受付許可情報に含まれる所定の情報)と一致するか否かで判断する。そしてID番号が一致すると判断した場合は受信したデータをサーバ10で受け付けて記憶する(受付工程としてのステップS9)。
【0034】
サーバ10に記憶されたデータをPC30やPC40から閲覧する場合は、図3で示したシートP上の閲覧情報であるURL100に基づいてサーバ10にアクセスする。そしてサーバ10からの問いかけ画面でID番号200を入力すれば閲覧できる。
【0035】
図2ではサーバ10とPC30とスキャナ50との間における動作を例として説明したが、サーバ20とPC40とスキャナ50との間でも図2で説明した動作は可能である。
【0036】
図2に示す動作を実行するため、ネットワークシステム内のサーバ10、20とPC30、40とスキャナ50は以下の構成を有する。
【0037】
サーバ10、20は受付許可情報をPCに送信し、且つデータを受信するサーバ通信部(サーバ送信部、サーバ受信部)を有する。サーバ通信部はネットワークに接続されている。
【0038】
またサーバ10、20は、スキャナ50からデータを受け付ける受付判断部であるCPUも有する。
【0039】
PC30、40はデータの受付を許可するようサーバ10、20に対して予約情報を送信し、且つサーバ10、20から送信される受付許可情報を受信するPC通信部(端末送信部、端末受信部)を有する。PC通信部はネットワークに接続されている。
【0040】
スキャナ50は受付許可情報を認識するCPU(認識部)と、データを送信するスキャナ通信部(スキャナ送信部)を有する。
【0041】
以上説明したように、サーバに対してPCから予約を取り、サーバから受信した受付許可情報をもとにスキャナからサーバにデータを送信すれば、PCを経由することなくスキャナで読み取ったデータをダイレクトに送信することが出来る。
【0042】
なお、本発明は当該実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0043】
図2におけるステップS1(予約工程)でPC30から予約を要求しているが、PC30の代わりに携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)等の情報端末から予約を要求し、携帯電話やPDA等の情報端末が受付許可情報を受信しても良い。
【0044】
また、図2におけるステップS5(認識工程)では、受付許可情報を印刷したシートをスキャナ50に読み取らせ、読み取った画像から受付許可情報を認識させているが、受付情報を記憶させた記憶媒体(USBメモリ、携帯電話やPDAのメモリ等)をスキャナ50に接続させ、接続させた記憶媒体から受付許可情報を認識させるものであっても構わない。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】ネットワークシステムの概略図である。
【図2】スキャナ50から送信されたデータをサーバ10が受け付ける動作を説明するフローチャート図である。
【図3】受付許可情報が印刷されたシートPの説明図である。
【図4】スキャナ50からサーバ10へデータを送信するか否かを判断するフローチャート図である。
【符号の説明】
【0046】
1 ネットワークシステム
10、20 サーバ
30、40 PC
50 スキャナ
60、70 プリンタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データを記憶するネットワークサーバと、前記ネットワークサーバにアクセス可能な情報端末と、前記ネットワークサーバにアクセス可能であり原稿を読み取るスキャナと、を有するデータ処理システムにおけるデータ処理方法であって、
データの受付を許可するよう前記ネットワークサーバに対して前記情報端末から予約を要求する予約工程と、
前記予約の要求に応じて受付許可情報を前記ネットワークサーバから前記情報端末へ送信する受付許可送信工程と、
前記情報端末が受信した前記受付許可情報を前記スキャナに認識させる認識工程と、
前記認識した前記受付許可情報から前記ネットワークサーバを前記スキャナによって特定し、前記受付許可情報に含まれる所定の情報と前記スキャナで読み取ったデータとを関連付けて前記スキャナから前記特定したネットワークサーバに送信するデータ送信工程と、
前記ネットワークサーバで受信した前記所定の情報が、前記ネットワークサーバから前記情報端末へ送信した前記受付許可情報に含まれる情報と一致する場合、前記スキャナから受信したデータを前記ネットワークサーバで受け付ける受付工程と、
を有することを特徴とするデータ処理方法。
【請求項2】
前記認識工程において、前記受付許可情報を印刷したシートを前記スキャナに読み取らせ、読み取った画像から前記受付許可情報を認識させることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項3】
前記認識工程において、前記受付許可情報を記憶させた記録媒体を前記スキャナに接続させ、接続した記録媒体から前記受付許可情報を認識させることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項4】
前記所定の情報はID番号に関する情報であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のデータ処理方法。
【請求項5】
データの受付を許可するよう情報端末から予約要求があった場合に受付許可情報を情報端末に対して送信するサーバ送信部と、データを受信するサーバ受信部と、前記サーバ受信部で受信した受信情報が前記受付許可情報に含まれる情報と一致した場合に、前記受信情報に関連付けられたデータをネットワークサーバで受け付ける受付判断部と、を有するネットワークサーバと、
データの受付を許可するよう前記ネットワークサーバに対して予約要求を送信する端末送信部と、前記ネットワークサーバから送信される前記受付許可情報を受信する端末受信部と、を有する情報端末と、
前記情報端末が受信した前記受付許可情報を認識する認識部と、前記受付許可情報により前記ネットワークサーバを特定し前記受付許可情報に含まれる所定の情報と読み取ったデータとを関連付けて前記特定したネットワークサーバに送信するスキャナ送信部と、を有するスキャナと、
を備えたことを特徴とするデータ処理システム。
【請求項6】
前記認識部は、前記受付許可情報を印刷したシートを読み取り、読み取った画像から前記受付許可情報を認識することを特徴とする請求項5に記載のデータ処理システム。
【請求項7】
前記認識部は、前記受付許可情報を記憶させた記録媒体を接続させ、接続した記録媒体から前記受付許可情報を認識することを特徴とする請求項5に記載のデータ処理システム。
【請求項8】
前記受信情報はID番号に関する情報であることを特徴とする請求項5乃至7の何れか1項に記載のデータ処理システム。
【請求項9】
ネットワークに接続されるネットワークサーバであって、
データの受付を許可するよう情報端末から予約があった場合にネットワークサーバを特定する情報を含む受付許可情報を情報端末に対して送信するサーバ送信部と、
データを受信するサーバ受信部と、
前記サーバ受信部で前記ネットワーク上のスキャナから受信した受信情報が前記受付許可情報に含まれる情報と一致した場合に、前記受信情報に関連付けられたデータを受け付ける受付判断部と、
を有することを特徴とするネットワークサーバ。
【請求項10】
前記受信情報はID番号に関する情報であることを特徴とする請求項9に記載のネットワークサーバ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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