説明

データ処理装置、およびプリンタ

【課題】フォントサイズを縮小してレシートを印字する場合に、文字を潰すことなく読み易くする。
【解決手段】実施形態のデータ処理装置は、縮小手段と、変更手段と、印字手段と、を備える。前記縮小手段は、商品販売に関わる情報を示す文字を予め設定されたフォントサイズ以下のフォントサイズの文字に縮小する。前記変更手段は、前記縮小された文字の階調を、前記縮小された文字が示す情報が属する項目の重要度に応じて変更する。前記印字手段は、前記階調が変更された文字を記録媒体に印字する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、データ処理装置、およびプリンタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のECR(Efficient Consumer Response)やPOS(Point Of Sales)等におけるレシートの印刷では、レシート用紙を節約するために、レシート用紙に印刷する基本情報とロゴ等の背景情報とを重ね合わせかつ背景情報と基本情報よりも薄い濃度で印刷したり(特許文献1参照)、レシート用紙に印刷する文字のフォントサイズを小さくしかつ印字内容を強調するためにボールド表示を用いて印刷したりすることが行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来のECRやPOS等におけるレシートの印刷では、レシート用紙に印刷する文字のフォントを小さくしかつボールド表示を用いて印刷した場合、ボールド表示を用いて印字内容を強調した文字が潰れてしまい、印刷内容が読み辛くなってしまう、という課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
実施形態のデータ処理装置は、縮小手段と、変更手段と、印字手段と、を備える。前記縮小手段は、商品販売に関わる情報を示す文字を予め設定されたフォントサイズ以下のフォントサイズの文字に縮小する。前記変更手段は、前記縮小された文字の階調を、前記縮小された文字が示す情報が属する項目の重要度に応じて変更する。前記印字手段は、前記階調が変更された文字を記録媒体に印字する。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】図1は、本実施形態にかかるPOS端末の外観図である。
【図2】図2は、本実施形態にかかるPOS端末が備える各部の電気的接続を示すブロック図である。
【図3】図3は、レシートプリンタの各部の電気的接続を示すブロック図である。
【図4】図4は、ラインサーマルヘッドおよびヘッドコントローラを主体に示すブロック図である。
【図5】図5は、本実施形態にかかるレシートプリンタの機能構成を示すブロック図である。
【図6】図6は、画像データに含まれる文字のフォントサイズを縮小せずに印字したレシート、および画像データに含まれる文字のフォントサイズを縮小しかつ重要度の高い項目を示す文字をボールド表示で印字したレシートを示す図である。
【図7】図7は、予め設定されたフォントサイズ以下の文字の階調を変更した画像データが印字されたレシートを示す図である。
【図8】図8は、画像データをレシート用紙に印字する印字処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0006】
図1は、本実施形態にかかるPOS端末の外観図である。図1に示すように、POS端末1は、制御ユニット2と、キーボード3と、客用表示器4と、キャッシャ用表示器5と、バーコードスキャナ6と、レシートプリンタ7と、を備えている。制御ユニット2には、POS制御部10(図2参照)が設けられている。
【0007】
図2は、本実施形態にかかるPOS端末が備える各部の電気的接続を示すブロック図である。図2に示すように、POS制御部10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、計時部14、外部装置との通信を行う通信インターフェース(図面ではI/F)15を有し、これらがバスライン16を介して接続されて構成されている。CPU11は、各種演算やPOS端末1の各部を集中的に制御する。ROM12は、各種プログラムや各種データを予め記憶する。RAM13は、CPU11が各種プログラムを実行する際のワークエリア等として機能する。計時部14は、日時を計時する。通信インターフェース15は、外部装置との通信を行う。
【0008】
また、CPU11には、バスライン16およびI/O機器制御部(図示せず)を介して、前述したキーボード3と、客用表示器4、キャッシャ用表示器5、バーコードスキャナ6およびレシートプリンタ7とともに、記憶装置17が接続されている。これにより、CPU11による各部の制御が可能となっているとともに、キーボード3やバーコードスキャナ6からの信号がCPU11に入力可能となっている。
【0009】
記憶装置17は、例えばハードディスクドライブ装置等から構成されており、CPU11を動作させるプログラムの他、商品コード毎に商品名や単価などの商品情報を記憶する商品マスタファイル、商品販売データを記憶する売上ファイル等を格納している。この記憶装置17は、制御ユニット2に設けられている。
【0010】
このPOS端末1では、CPU11がプログラムに従って商品の販売登録処理を行う。例えば、CPU11は、バーコードスキャナ6が読み取った商品コードの入力やキーボード3からの販売量の入力を受け付け、受け付けた商品コードに対応する商品情報を商品マスタファイルから読み出し、商品情報及び商品の販売量に基づいて当該商品の販売記録を示す商品販売データを生成してこれを売上ファイルに記憶することにより、当該商品の販売登録を行う。商品販売データには、取引の料金としての商品代金など商品販売に関わる情報が含まれる。この際、CPU11は、レシート(図6ないし図7参照)に印字する文字の文字コードを含む印字データを作成して、作成した印字データをレシートプリンタ7に送信する。この印字データには、取引の料金としての商品代金など、商品販売データに含まれる商品販売に関わる情報を示す文字の文字コードが含まれる。この印字データを受信したレシートプリンタ7は、印字データを、当該印字データに含まれる文字コードが表す文字を含む画像データに変換し、変換した画像データに基づいてレシートを発行する。
【0011】
また、販売登録処理の別例として、CPU11は、通信インターフェース15を介して外部装置から、商品コードと商品の販売量とを含む取引データを受信した場合、上記の処理と同様に、受け付けた商品コードに対応する商品情報を商品マスタファイルから読み出し、商品情報および商品の販売量に基づいて商品販売に関わる情報を含む商品販売データを生成してこれを売上ファイルに記憶することにより、当該商品の販売登録を行う。ここで、外部装置としては、例えばガソリン等を車両に供給する給油装置等である。
【0012】
図3は、レシートプリンタの各部の電気的接続を示すブロック図である。プラテンローラ(図示しない)を回転駆動するためのステッピングモータ20やプラテンローラ(図示しない)にレシート用紙などの記録媒体を介して当接するラインサーマルヘッド22等の各部は、CPU25等によって構成されたマイクロコンピュータ24によって駆動制御される。つまり、各種演算処理を実行して各部を集中的に制御するCPU25が設けられ、このCPU25には固定データを固定的に格納するROM27と可変データを書換え自在に格納するRAM28とがシステムバス26を介して接続されている。ROM27には制御プログラムが格納され、マイクロコンピュータ24は、ROM27に格納された制御プログラムに従い、RAM28をワークエリアとして利用しつつ各種の処理を実行する。
【0013】
本実施形態では、印字動作のためにマイクロコンピュータ24に駆動制御される各部として、プラテンローラ(図示しない)を回転駆動するためのステッピングモータ20を駆動制御するためのモータドライバ21と、ラインサーマルヘッド22の制御を行う印字制御部であるヘッドコントローラ23とが設けられている。これらのモータドライバ21およびヘッドコントローラ23は、システムバス26を介してCPU25に接続されている。
【0014】
また、本実施形態のレシートプリンタ7は、ライン型の印字方式を採用することから、ラインサーマルヘッド22がライン状に備える多数個の発熱素子121(図4参照)によって主走査方向の印字を行い、レシート用紙の搬送によって生ずるラインサーマルヘッド22に対するレシート用紙の移動によって副走査方向の印字を行う。
【0015】
そこで、副走査方向の印字のために、レシート用紙の搬送タイミング等の検出が必要となる。そのため、本実施形態では、透過型センサ31と反射型センサ32との2種類のセンサがレシート用紙の搬送経路中に配置されている。これらの透過型センサ31と反射型センサ32とは、I/Oポート30を介してシステムバス26に接続されている。
【0016】
さらに、本実施形態のレシートプリンタ7では、CPU11から転送された印字データをインターフェース33から取り込み、このインターフェース33を介して取り込んだ印字データを、当該印字データに含まれる文字コードが示す文字を含む画像データに変換して画像メモリ29に展開する。なお、CPU25は、画像メモリ29に展開した画像データを、1ライン毎にヘッドコントローラ23に出力する。そこで、それらのインターフェース33および画像メモリ29も、システムバス26を介してCPU25に接続されている。
【0017】
次に、ラインサーマルヘッド22およびヘッドコントローラ23について詳述する。ここで、図4は、ラインサーマルヘッドおよびヘッドコントローラを主体に示すブロック図である。
【0018】
ラインサーマルヘッド22は、ライン状には配列された複数の発熱素子121を有している。発熱素子121は、通電により発熱する発熱素子であって、各々が1ドット分の画素に対応している。また、各発熱素子121は、当該発熱素子121の単位で個別に通電できるように構成されている。なお、図4では、ラインサーマルヘッド22を構成する発熱素子121の個数を27個としたが、これに限定されず、例えば、432個等としても良い。
【0019】
図4に示すように、ヘッドコントローラ23は、ストローブコントローラ31を備えている。ストローブコントローラ31は、画像データに基づき、各発熱素子121の発熱制御を発熱素子121の単位で行って当該画像データをレシート用紙に印字する印字手段として機能する。
【0020】
図5は、本実施形態にかかるレシートプリンタの機能構成を示すブロック図である。CPU25は、ROM27に記憶された制御プログラムに従って動作することで、図5に示すように、設定部501、縮小部502、および変更部503として機能する。
【0021】
設定部501は、POS端末1が備えるキーボード3からの操作に応じて、画像メモリ29に展開した画像データに含まれる文字(文字データ)を、予め設定されたフォントサイズ(例えば、1文字が16×16ドット)より大きいフォントサイズ(第1のフォントサイズ)で印字する第1モード、または画像メモリ29に展開した画像データに含まれる文字を、予め設定されたフォントサイズ以下のフォントサイズ(第2のフォントサイズ)で印字する第2モードに設定する。
【0022】
縮小部502は、設定部501により第2モードに設定された場合、画像メモリ29に展開した画像データに含まれる文字を、予め設定されたフォントサイズ以下のフォントサイズの文字に縮小する。本実施形態では、縮小部502は、第2モードに設定された場合、画像メモリ29に展開した画像データに含まれる文字のフォントサイズを2/3のフォントサイズに縮小する。例えば、縮小部502は、画像メモリ29に展開した画像データに含まれる文字のうち36×36ドットで表現される文字を、予め設定されたフォントサイズである16×16ドットの文字に縮小する。
【0023】
図6は、画像データに含まれる文字のフォントサイズを縮小せずに印字したレシート、および画像データに含まれる文字のフォントサイズを縮小しかつ重要度の高い項目を示す文字をボールド表示で印字したレシートを示す図である。図6に示すように、画像データに含まれる文字のフォントサイズを縮小しかつ重要度の高い項目を示す文字をボールド表示で印字を行った場合、画像データに印字に要するレシート用紙が、フォントサイズを縮小せずに画像データの印字を行った場合に要するレシート用紙の約1/2で済むため、レシート用紙を節約することができる。その一方で、図6に示すように、「雑貨」「漂白剤」「消費税」「合計」「責任者」などの画数が多い漢字や、「YYYY年MM月DD日 HH:MM」「お買い上げ詳細」「¥4,692」などのボールド表示された文字が潰れて読み辛くなっているのが分かる。
【0024】
変更部503は、縮小部502により予め設定されたフォントサイズ(例えば、1文字が16×16ドットの文字)以下のフォントサイズに縮小した文字(図7に示す領域701〜705に含まれる文字)の階調を、当該縮小された文字が示す情報が属する項目の重要度に応じて変更する。文字が示す情報が属する項目の重要度とは、印字する領域である。また、文字データ列に付属した重要度を示す識別子であっても、印字領域と識別子との組み合わせであっても良い。
【0025】
図7は、予め設定されたフォントサイズ以下の文字の階調を変更した画像データが印字されたレシートを示す図である。本実施形態では、変更部503は、図7に示すように、縮小部502により予め設定されたフォントサイズ以下のフォントサイズに縮小された文字の階調を、当該文字が示す情報が属する項目の重要度に応じて、当該縮小された文字が示す情報が属する項目が印字される領域701〜705毎に異なる階調に変更する。本実施形態では、変更部502は、図7に示すように、領域701〜705に含まれる文字の階調を、各領域に含まれる文字が示す情報が属する項目の重要度に応じて3階調の階調に変更している。つまり、変更部503は、設定部501により第2モードに設定された場合に、画像データに含まれる文字を画像メモリ29に画像展開した際に、展開した画像の領域毎に印字文字の階調を変更する。
【0026】
例えば、変更部502は、図7に示すように、商品コードや消費税や預り金やお釣など、重要度の低い項目に属する情報を示す文字が含まれる領域702,703,705の階調を、3階調のうち最も低い階調に変更する。また、変更部502は、図7に示すように、商品の価格など、重要度の高い項目に属する情報を示す文字が含まれる領域701の階調を、3階調のうち最も高い階調に変更する。さらに、変更部502は、図7に示すように、商品コードや消費税や預り金やお釣などの次に重要度が高い項目に属する情報(商品名など)を示す文字が含まれる領域704を、3階調のうち2番目に高い階調に変更する。画像データに含まれる文字が示す情報が属する項目の重要度は、予めROM27などの記憶装置に記憶されているものとする。変更部502は、ROM27に記憶された項目の重要度に従って、各領域701〜705に含まれる文字の階調を変更するものとする。
【0027】
変更部502は、画像メモリ29に展開された画像データに含まれる文字の階調を変更後、当該画像メモリ29に展開された画像データを、ヘッドコントローラ23に出力する。ヘッドコントローラ23は、入力された画像データに含まれる文字のうち高階調の文字を含む領域701〜705に対応する発熱素子121を通電させる時間を、他の領域に対応する発熱素子121を通電させる時間よりも長くする。一方、ヘッドコントローラ23は、入力された画像データに含まれる文字のうち低階調の文字を含む領域701〜705に対応する発熱素子121を通電させる時間を、他の領域に対応する発熱素子121を通電させる時間よりも短くする。また、ヘッドコントローラ23は、領域701〜705がそれぞれ異なる階調に変更された場合、各領域に対応する発熱素子121毎に通電させる時間を変えるものとする。
【0028】
次に、図8を用いて、画像データをレシート用紙に印字する印字処理の流れについて説明する。図8は、画像データをレシート用紙に印字する印字処理の流れを示すフローチャートである。
【0029】
CPU25は、インターフェース33を介して印字データを取り込み、取り込んだ印字データを画像データに変換して、画像メモリ29に展開する(ステップS801)。縮小部502は、設定部501により第2モードに設定されているか否かを判断する(ステップS802)。なお、設定部501により第1モードに設定されている場合(ステップS802:No)、CPU25は、画像メモリ29に展開した画像データをストローブコントローラ31に出力する。ストローブコントローラ31は、受信した画像データに基づいて当該画像データをレシート用紙に印字する(ステップS805)。
【0030】
一方、設定部501により第2モードに設定されていた場合(ステップS802:Yes)、縮小部502は、画像メモリ29に展開した画像データに含まれる文字のフォントサイズを縮小する(ステップS803)。そして、画像メモリ29に展開した画像データに含まれる文字のフォントサイズが縮小されると、変更部503は、フォントサイズが縮小された文字のうち、予め設定されたフォントサイズ以下のフォントサイズの文字の階調を、縮小された文字が示す情報が属する項目の重要度に応じて変更するとともに、画像メモリ29に展開した画像データをストローブコントローラ31に出力する(ステップS804)。ストローブコントローラ31は、画像データを受信すると、受信した画像データに基づいて当該画像データをレシート用紙に印字する(ステップS805)。
【0031】
このように本実施形態にかかるPOS端末1によれば、商品販売に関わる情報を示す文字を予め設定されたフォントサイズ以下のフォントサイズの文字に縮小し、予め設定されたフォントサイズ以下のフォントサイズに縮小された文字の階調を、縮小された文字が示す情報が属する項目の重要度に応じて変更し、階調が変更された文字を記録媒体に印字することにより、レシート用紙に印字する文字のフォントが小さくなった場合に、強調したい部分にボールド表示を使用する必要がなくなるので、文字を潰すことなく読み易くすることができる。
【0032】
なお、本実施形態のPOS端末1で実行されるプログラムは、ROM27に予め組み込まれて提供されるが、これに限定するものではない。例えば、本実施形態のPOS端末1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
【0033】
さらに、本実施形態のPOS端末1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のPOS端末1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【符号の説明】
【0034】
1 POS端末
7 レシートプリンタ
22 ラインサーマルヘッド
23 ヘッドコントローラ
25 CPU
27 ROM
28 RAM
501 設定部
502 縮小部
503 変更部
【先行技術文献】
【特許文献】
【0035】
【特許文献1】特開2004−262109公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品販売に関わる情報を示す文字を予め設定されたフォントサイズ以下のフォントサイズの文字に縮小する縮小手段と、
前記縮小された文字の階調を、前記縮小された文字が示す情報が属する項目の重要度に応じて変更する変更手段と、
前記階調が変更された文字を記録媒体に印字する印字手段と、
を備えたことを特徴とするデータ処理装置。
【請求項2】
前記変更手段は、前記縮小された文字の階調を、前記縮小された文字が示す情報が属する項目の重要度に応じて、前記縮小された文字が示す情報が属する項目を印字する領域毎に異なる階調に変更することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項3】
前記商品販売に関わる情報を示す文字を前記予め設定されたフォントサイズより大きいフォントサイズで印字する第1モード、または前記商品販売に関わる情報を示す文字を前記予め設定されたフォントサイズ以下のフォントサイズで印字する第2モードに設定する設定手段をさらに備え、
前記縮小手段は、前記第2モードに設定された場合に、前記商品販売に関わる情報を示す文字を前記予め設定されたフォントサイズ以下のフォントサイズの文字に縮小することを特徴とする請求項1または2に記載のデータ処理装置。
【請求項4】
文字を予め設定されたフォントサイズ以下のフォントサイズの文字に縮小する縮小手段と、
前記縮小された文字の階調を、前記縮小された文字が示す情報が属する項目の重要度に応じて変更する変更手段と、
前記階調が変更された文字を記録媒体に印字する印字手段と、
を備えたことを特徴とするプリンタ。
【請求項5】
前記変更手段は、前記縮小された文字を、当該縮小された文字が示す情報の重要度に応じて、前記縮小された文字が示す情報が属する項目を印字する領域毎に異なる階調に変更することを特徴とする請求項4に記載のプリンタ。
【請求項6】
文字データを第1のフォントサイズで印字する第1モードまたは前記文字データを前記第1のフォントサイズよりも小さい第2のフォントサイズで印字する第2モードに設定する設定手段をさらに備え、
前記変更手段は、前記第2モードに設定された場合に、前記文字データを画像展開した際に、展開した画像の領域毎に印字文字の階調を変更することを特徴とする請求項4または5に記載のプリンタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−48652(P2012−48652A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−192671(P2010−192671)
【出願日】平成22年8月30日(2010.8.30)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】