説明

トイレ用リモコン装置

【課題】ねじで、寸法測定や型紙等を使用せずとも、トイレブース壁面の高さ希望位置に、リモコン装置を取り付けられるハンガー形状を提供する。
【解決手段】トイレブース内に設置された電子機器を遠隔操作するためのリモコン本体と、ハンガー19とを備え、ハンガー19の上端はリモコン本体の上端よりも下方に位置するリモコン装置において、ハンガー19には、ねじ孔22を有すると共に、ハンガー19にリモコン本体を係止した状態におけるハンガー19の上端とリモコン本体の上端との距離だけねじ孔22よりも下方位置に設けられたリモコン上端表示部23と、ハンガー19にリモコン本体を着脱させるために上方に移動する距離だけリモコン上端表示部23よりも下方位置に設けられたリモコン移動上端表示部24と、の少なくとも一方を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器を遠隔操作するトイレ用リモコン装置に係り、特にリモコン本体を保持するハンガー形状に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、便器が設置されたトイレブース内には、その快適さから、洗浄機能、乾燥機能、脱臭機能等の各種機能を有する温水洗浄便座をはじめとする電子機器が取り付けられている。
【0003】
また、この種の電子機器の操作は、赤外線通信や電波通信等の無線技術による遠隔操作が可能なトイレ用リモコン装置で行われ、本トイレ用リモコン装置をトイレブース壁面に施工することで、使用者にとってはその操作性、施工者にとっては施工性が向上されている。
【0004】
さらに、上記無線技術の活用により、電子機器と物理的に接続するケーブル等の配線が不要となるため、トイレブース壁面に上記トイレ用リモコン装置を施工する際、取り付け位置の自由度やトイレ用リモコン装置のデザイン性も高くなり、市場でも好まれている。
【0005】
一般に、トイレ用リモコン装置は、無線技術により電子機器を遠隔操作可能なリモコン本体と、本リモコン本体を上方から係止可能なハンガーで構成されている。通常、ハンガーはトイレブース壁面にねじ固定されるのが一般的であり、ハンガー前面に施された凸部に、リモコン後面に施された凹部を嵌合し、ハンガーにリモコン本体を係止する構造となっている。
【0006】
リモコン本体はハンガーに係止されているため、自在に着脱することが可能であり、使用者は、リモコン本体をトイレブース壁面に取り付けた状態で操作することはもちろんのこと、リモコン本体をハンガーから取り外して、手に持って操作することも可能である。
【0007】
一方、市場における近年のトイレ用リモコン装置は、デザイン嗜好の高まりにより、ハンガーをリモコン本体前面から見せないよう、ハンガーの外郭サイズがリモコン本体の外郭サイズよりもひとまわり小さく設計されている。(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2008−133586号公報(第9頁、第6図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、上記ハンガーにおいては、施工後のリモコン本体の位置を示すための工夫については記載されていない
このような場合、床や壁等を基準位置とし、基準位置からリモコン本体の外郭サイズよりもひとまわり外郭サイズの小さいハンガーの固定位置までの距離(例えば、床からリモコン本体下面までの距離と、ハンガーにリモコン本体を係止した状態における、リモコン本体下面からハンガーのねじ孔までの距離、とを加算した距離)を寸法測定し、ハンガー固定位置を決定したり、予めトイレ用リモコン装置に同梱されている型紙等を使用し、ハンガー固定位置を決定する必要があった。
【0010】
またハンガーにリモコン本体を上方から係止する際、リモコン本体上方に手すり等の介護器具が既設の場合は、その干渉に配慮したスライド量も考慮し、ハンガー固定位置を決定する必要があった。
【0011】
以上より、リモコン本体外郭サイズよりもひとまわり小さい外郭サイズのハンガーを、トイレブース壁面に固定する際、多大な手間と時間を要していた。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明では、トイレブース内に設置された電子機器を遠隔操作するためのリモコン本体と、このリモコン本体を上方から着脱自在に係止するハンガーとを備え、前記ハンガーに前記リモコン本体を係止した状態において、前記ハンガーの上端は前記リモコン本体の上端よりも下方に位置するトイレ用リモコン装置において、前記ハンガーには、このハンガーをトイレブース壁面に固定するためのねじが貫通するねじ孔を有すると共に、更に、前記ハンガーには、前記ハンガーに前記リモコン本体を係止した状態における前記ハンガーの上端とリモコン本体の上端との距離だけ前記ねじ孔よりも下方位置に設けられたリモコン上端表示部と、前記ハンガーに前記リモコン本体を着脱させるために上方に移動する距離だけ前記リモコン上端表示部よりも下方位置に設けられたリモコン移動上端表示部と、の少なくとも一方を備えたことを特徴とする。
【0013】
本願請求項2の発明では、前記リモコン上端表示部と、前記リモコン移動上端表示部との少なくとも一方は、前記ねじ孔にねじ込まれるねじを挿入できる大きさの孔であることを特徴とする。
【0014】
本願請求項3の発明では、前記リモコン上端表示部と、前記リモコン移動上端表示部との少なくとも一方は、前記ねじ孔の鉛直方向の中心線上に形成されていることを特徴とする。
【0015】
本願請求項4の発明では、前記ねじ孔は、前記ハンガーの同一高さ位置であって水平方向に離れた複数箇所に設けられており、この複数箇所のねじ孔と対応して前記リモコン上端表示部と、前記リモコン移動上端表示部との少なくとも一方も同一高さ位置に設けられていることを特徴とする。
【0016】
上記請求項1記載の発明によれば、リモコン本体から露出しないよう隠蔽できるハンガーをトイレブース壁面に固定する際、寸法測定や型紙等を使用せずとも、リモコン本体がトイレブースの高さ希望位置に取り付くよう、ハンガーの位置を決定することが可能となる。
即ち、取付け後のリモコン本体上端の高さ希望位置、例えば、リモコン本体の上端やその近傍にあるトイレ操作ボタン等も操作しやすい位置となるように、これにハンガーの上端位置を合わせ、その際のリモコン上端表示部の位置を壁面に印しておき、その後、その印にハンガーのねじ孔が合致する高さ位置までハンガーを下げ、そのねじ孔にねじを挿入して締め込むことにより、そのハンガーに取付けられたリモコン本体の上端位置が希望した高さ位置となる。
またねじ孔にねじを挿入する前に、前記印にリモコン移動上端表示部を合わせ、ハンガーの上端位置が、既設の介助器具等と干渉しなければ、リモコン本体を上下にスライドさせながらハンガーに係止する際、リモコン本体上端が既設の介助器具等と干渉しないことを確認できる。
【0017】
上記請求項2記載の発明によれば、リモコン上端表示部、又は、リモコン移動上端表示部にねじを挿入して、そのねじを軽く締め込むことによりトイレブースの壁面に印を付けることができるため、印を付けるための筆記具等が不要であり、取り付け作業が容易となる。なお、ねじを挿入できるとは、ねじの先端のみが挿入できる場合も含むものであり、ねじ孔に比べて小径であっても構わない。
【0018】
上記請求項3記載の発明によれば、リモコン上端表示部、又は、リモコン移動上端表示部の少なくとも一方が、前記ねじ穴の鉛直方向の中心線上にあるため、リモコン上端表示部、又は、リモコン移動上端表示部にねじを挿入して付けた印を、ねじ孔に挿入したねじを締め込む際にも利用できるため取り付け作業が容易となる。
【0019】
上記請求項4記載の発明によれば、リモコン本体の上端位置が左右に傾くことなく水平状態となるよう施工することが可能となる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、寸法測定や型紙等を使用せずとも、トイレブース壁面の高さ希望位置に、リモコン本体外郭よりもひとまわり小さい外郭サイズのハンガーの固定位置を簡便に決定でき、かつリモコン本体のハンガー上方からの係止におけるスライド量も考慮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本願発明の実施形態であるトイレ用リモコン装置が設けられたトイレブースを示す斜視図
【図2】同トイレ用リモコン装置のリモコン本体における前面側からの斜視図。
【図3】同トイレ用リモコン装置のリモコン本体における開閉カバーを開けた状態の前面側からの斜視図
【図4】同トイレ用リモコン装置のリモコン本体における背面側からの斜視図
【図5】同トイレ用リモコン装置のハンガーの前面側からの斜視図
【図6】同トイレ用リモコン装置における背面側からの斜視図
【図7】同トイレ用リモコン装置のハンガーのリモコン上端表示部の実施形態を示す図
【図8】同トイレ用リモコン装置のハンガーのリモコン移動上端表示部の実施形態を示す図
【図9】同トイレ用リモコン装置のハンガーをねじ固定し、リモコン本体をハンガーに係止した状態を示す図
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1に本願発明の実施形態であるトイレ用リモコン装置が設けられたトイレブース1を示す斜視図を示す。図1に示すように、トイレブース1には、便器2と、本便器2に取付けられる温水洗浄便座3と、本温水洗浄便座3を遠隔操作するためにトイレブース壁面4に取付けられるトイレ用リモコン装置5で構成される。また本リモコン装置5は、トイレブース壁面4に取り付けられた状態、又は取り外した状態で操作可能である。さらに、上記温水洗浄便座3への着座や、上記温水洗浄便座3からの立ち上がりといった動作を楽にするため、トイレブース壁面4に手すり6等の介助器具が設置されている場合もある。
【0023】
一方、トイレ用リモコン装置5の設置位置および手すり6等の介助器具の設置位置は、お客様の要求に応じて取付けられている為、お客様によっては、手すり6等の介助器具の下にトイレ用リモコン装置5を設置される場合もある。そのため、トイレ用リモコン装置5の操作性はもちろんのこと、自在に着脱できるよう、トイレブース壁面4の適切な位置にトイレ用リモコン装置5を取付ける必要がある。
【0024】
図2に同トイレ用リモコン装置のリモコン本体における前面側からの斜視図を示す。図2に示すように、リモコン本体7は、開閉自在に取付けられている開閉カバー8を前面に設けた前面カバー9と、後面カバー10とで統合一体となる構成である。開閉カバー8の4隅には、稼動頻度の高い機能に関する温水洗浄便座操作ボタン11が配置されている。本温水洗浄便座操作ボタン11は、例えば、おしり洗浄やビデ洗浄の他、これらの動作を停止させるためのボタンである。またリモコン本体7の中央部には、温水洗浄便座操作ボタン11を操作したときの動作状況を示す液晶パネル12が設けられている。さらに前面カバー9の上部には、便器の洗浄や、便座や便蓋を開閉させるためのトイレ操作ボタン13を備えている。
【0025】
図3に同トイレ用リモコン装置のリモコン本体における開閉カバーを開けた状態の前面側からの斜視図を示す。図3に示すように、開閉カバー8を開けた前面カバー9には、複数の設定ボタン14が設けられており、主に温度設定や時間設定等の動作環境の設定を行うためのものであり、前記開閉カバー8を開けて操作可能となる。
【0026】
図4に同トイレ用リモコン装置のリモコン本体における背面側からの斜視図を示す。統合一体となる前記前面カバー9と前記後面カバー10は、前記後面カバー10側よりねじ15にて固定される。また前記開閉カバー8は、その下部に設けられたヒンジ16を支点に回動するように構成されており、これによって開閉カバー8は前面カバー9に対して開閉可能となっている。さらに後面カバー10は係止用リモコン凹部17と係止用リモコン凸部18とを備えている。
【0027】
図5に同トイレ用リモコン装置のハンガーの前面側からの斜視図を示す。図4に示す係止用リモコン凹部17は、図5に示すトイレブース内の壁面に固定されるハンガー19の係止用ハンガー凸部20と係止される。また図4に示す係止用リモコン凸部18は、図5に示すトイレブース内の壁面1に固定されるハンガーのハンガー貫通孔21と係止される。これにより、図4に示すリモコン本体7をトイレブース壁面4に取り付けることが可能となり、図4に示すリモコン本体7の係止状態を安定させている。また前記ハンガー19には、トイレブース壁面4にねじ固定するための複数個のねじ孔22と、取付け後のリモコン本体の上端高さ希望位置にハンガー19の上端を合わせ、リモコン本体7で隠蔽されるハンガー19のねじ固定位置を壁面に印すことが可能な複数個のリモコン上端表示部23と、ハンガー19のねじ固定位置を記した印を合わせ、リモコン本体着脱時のリモコン本体7の上端が、トイレブース壁面4に取り付けられた手すり6等の介助部品との衝突や干渉をしないことを確認できる複数個のリモコン移動上端表示部24、とを備えている。
【0028】
以下、本願発明のトイレ用リモコン装置の実施形態に関し、具体的詳細に説明する。図6に同トイレ用リモコン装置における背面側からの斜視図を示す。図6に示すように、ハンガー19はリモコン本体7よりもひとまわり小さく、リモコン本体7で隠蔽される。またハンガー19をねじ固定するねじ孔22もリモコン本体7で隠蔽される。そのため、リモコン本体7をトイレブース壁面の高さ希望位置に取り付けるためには、床からリモコン本体7の下面までの距離と、ハンガー19にリモコン本体7を係止した状態における、リモコン本体7の下面からハンガー19のねじ孔22までの距離、とを加算した距離等で、ハンガー19を固定するねじ孔22の位置を決める必要がある。ハンガー19がリモコン本体7よりも小さいために発生するこの課題を、ハンガー19に備えたリモコン上端表示部23で解決する。
【0029】
図7に同トイレ用リモコン装置のハンガーのリモコン上端表示部の実施形態を示す。まず、ハンガー19を固定するための複数のねじ孔22の位置を決定するため、図7に示すように、取り付けたいリモコン本体7の位置を決定する(これを仮に点線25(リモコン本体外郭)で表現する)。点線25の上端部高さ位置にハンガー19の上端部を合わせ、予めハンガー19に備えている複数のリモコン上端表示部23を使用し、同数の印26を付ける。また、前記リモコン上端表示部23と、前記リモコン移動上端表示部24の少なくとも一方は、前記ねじ孔22にねじ込まれる壁固定ねじ27を挿入できる大きさの孔であるため、筆記用具がなくても、例えば、ハンガー19を固定する壁固定ねじ27の先端を使用し、これを軽く締め込むことにより、トイレブース壁面4に印26を付けることも可能である。D1が、リモコン本体7とハンガー19を係止した状態での、ハンガー19の上端部からリモコン本体7の上端部までの距離である。ハンガー19を水平に保ったまま、印26にねじ孔22をあわせれば、これがハンガー固定用のねじ位置となり、リモコン本体7の希望取り付け位置にハンガー19の位置を決定することができる。
【0030】
またハンガー19の上端位置と複数のリモコン上端表示部23をつないだ線は平行に形成されており、さらにリモコン上端表示部23は、ねじ孔22の鉛直方向の中心線上に形成されているため、ハンガー19の上端部を水平に保ち、リモコン上端表示部23を使用して印26を付ければ、ハンガー19を下方へ移動し、印26にねじ孔22をあわせ、ハンガー17をねじ固定すれば、ハンガー19は水平となり、リモコン本体7も水平に取り付けることが可能となる。
【0031】
さらに、リモコン本体7の着脱時、リモコン上方にある手すり6等の介助器具と衝突、干渉しないかどうかを確認する。図8に同トイレ用リモコン装置のハンガーのリモコン移動上端表示部の実施形態を示す。図8に示すように、ハンガー19を水平に保ちながら上方へ移動させる。その際、ハンガー19が手すり6等の介助器具と衝突、干渉せず、前記印26がリモコン移動上端表示部24の中に見えれば、リモコン本体7は手すり6等の介助器具と干渉せず、ハンガー19からリモコン本体7の着脱を確認することが可能である。D2は、リモコン上端表示部23とリモコン移動上端表示部24下端の距離であり、これが、ハンガー19に対するリモコン本体7の着脱距離である。このとき、ハンガー19の上端位置と手すり6等の介助器具との距離が、リモコン本体7着脱時のリモコン上端と手すり6等の介助器具とのクリアランス量の最小距離であり、このクリアランス量が多くとれれば、衝突、干渉の余裕度が上がる。
【0032】
図9に同トイレ用リモコン装置のハンガー19をねじ固定し、かつリモコン本体7(点線25)をハンガーに係止した状態を示す。以上より、ハンガー19の上端をリモコン本体7の上端と見なした時に、ハンガー19をトイレブース壁面4に取り付ける壁固定ねじ27のねじ孔22の位置を示す表示部を設けることで、寸法測定や型紙等を使用せずとも、トイレブース壁面4の高さ希望位置に、トイレ用リモコン装置5を取り付けることが可能となる。
【0033】
上記実施形態では、ハンガー19にリモコン上端表示部23とリモコン移動上端表示部24の両方を設けた例について説明したが、何れか一方のみが設けられているものであってもよい。
なお、上記実施形態では、本願発明のトイレ用リモコン装置を、トイレブースに設置される温水洗浄便座を遠隔操作するためのリモコン本体5とハンガー17に適用する例について示したが、本例に限らず、例えば、便器洗浄用を指令するためのリモコンや、トイレブース内に設置されたモニターやオーディオ等の映像、音響機器を遠隔操作するためのトイレブース内に設置されるリモコンにも適用可能である。
【符号の説明】
【0034】
1…トイレブース
2…便器
3…温水洗浄便座
4…トイレブース壁面
5…トイレ用リモコン装置
6…手すり
7…リモコン本体
8…開閉カバー
9…前面カバー
10…後面カバー
11…温水洗浄便座操作ボタン
12…液晶パネル
13…トイレ操作ボタン
14…設定ボタン
15…ねじ
16…ヒンジ
17…係止用リモコン凹部
18…係止用リモコン凸部
19…ハンガー
20…係止用ハンガー凸部
21…ハンガー貫通孔
22…ねじ孔
23…リモコン上端表示部
24…リモコン移動上端表示部
25…点線(リモコン本体外郭)
26…印
D1…リモコン本体7とハンガー19を係止した状態での、リモコン本体7の上端部からハンガー19の上端部までの距離
D2…ハンガー19にリモコン本体7を着脱させるために、リモコン本体7を上方に移動させる距離
27…壁固定ねじ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トイレブース内に設置された電子機器を遠隔操作するためのリモコン本体と、このリモコン本体を上方から着脱自在に係止するハンガーとを備え、前記ハンガーに前記リモコン本体を係止した状態において、前記ハンガーの上端は前記リモコン本体の上端よりも下方に位置するリモコン装置において、前記ハンガーには、このハンガーをトイレブース壁面に固定するためのねじが貫通するねじ孔を有すると共に、更に、前記ハンガーには、前記ハンガーに前記リモコン本体を係止した状態における前記ハンガーの上端とリモコン本体の上端との距離だけ前記ねじ孔よりも下方位置に設けられたリモコン上端表示部と、前記ハンガーに前記リモコン本体を着脱させるために上方に移動する距離だけ前記リモコン上端表示部よりも下方位置に設けられたリモコン移動上端表示部と、の少なくとも一方を備えたことを特徴とするトイレ用リモコン装置。
【請求項2】
前記リモコン上端表示部と、前記リモコン移動上端表示部との少なくとも一方は、前記ねじ孔にねじ込まれるねじを挿入できる大きさの孔であることを特徴とする請求項1記載のトイレ用リモコン装置。
【請求項3】
前記リモコン上端表示部と、前記リモコン移動上端表示部との少なくとも一方は、前記ねじ孔の鉛直方向の中心線上に形成されていることを特徴とする請求項1記載のトイレ用リモコン装置。
【請求項4】
前記ねじ孔は、前記ハンガーの同一高さ位置であって水平方向に離れた複数箇所に設けられており、この複数箇所のねじ孔と対応して前記リモコン上端表示部と、前記リモコン移動上端表示部との少なくとも一方も同一高さ位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載のトイレ用リモコン装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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