説明

トリガー式液体噴出器

【課題】カバーを形成する材料の削減を図り、かつカバーの外表面に文字や図柄等を容易に付すことができる。
【解決手段】噴出器本体11と、この噴出器本体11の前端に設けられたノズル12と、噴出器本体11を覆うカバー13と、が備えられ、カバー13は、噴出器本体11の両側部を覆う一対の第1側板21と、これらの第1側板21を連結し噴出器本体11の頂部を覆う第1上板22と、を備え、これらの一対の第1側板21と第1上板22とは、平板が折り曲げられることにより区画されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はトリガー式液体噴出器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種のトリガー式液体噴出器として、例えば下記特許文献1に示されるような、噴出器本体と、この噴出器本体の前端に設けられたノズルと、噴出器本体を覆うカバーと、が備えられた構成が知られている。このうちカバーによって、トリガー式液体噴出器に作用する外力が、噴出器本体に備えられた例えば往復ポンプや操作レバー等の各作動機構に伝達するのを抑制したり、あるいは外観に特徴を持たせて商品識別力を付与したりしている。
このカバーは、インジェクション成形で一旦最終形状に成形された後に、例えば外観に更なる特徴を持たせる等のために、その外表面に印刷等により文字や図柄等が付されることがある。
【特許文献1】特開2006−88008号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記従来のトリガー式液体噴出器では、前記カバーが、例えばその後部が噴出器本体よりも後方に大きく張り出した状態で噴出器本体の全体を覆う等、カバーの形状が複雑であったため、このカバーを形成する材料の使用量が多く、トリガー式液体噴出器の高コストを招くおそれがあった。また、前述の最終形状に成形された成形体の外表面に文字や図柄等が付されていたので、この工程に時間や手間がかかり、トリガー式液体噴出器の低コスト化を図るのが困難であるという問題もあった。
【0004】
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、カバーを形成する材料の削減を図り、かつカバーの外表面に文字や図柄等を容易に付すことができるトリガー式液体噴出器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明のトリガー式液体噴出器は、噴出器本体と、この噴出器本体の前端に設けられたノズルと、前記噴出器本体を覆うカバーと、が備えられるとともに、前記噴出器本体には、その前部に前後方向に揺動可能に垂設された操作レバーと、この操作レバーの前後動に伴って作動される往復ポンプと、後端に上下方向に沿って延設された吸い上げ筒部と、が備えられ、前記往復ポンプの作動に伴って容器内から吸い上げられた内容液が前記吸い上げ筒部内を通って前記ノズルに至るトリガー式液体噴出器であって、前記カバーは、前記噴出器本体の両側部を覆う一対の第1側板と、これらの第1側板を連結し前記噴出器本体の頂部を覆う第1上板と、を備え、これらの一対の第1側板と第1上板とは、平板が折り曲げられることにより区画されていることを特徴とする。
この発明では、平板が折り曲げられることにより一対の第1側板と第1上板とが区画されて前記カバーが形成されているので、このカバーの形状を単純化することが可能になり、カバーを形成する材料の使用量を削減することができるとともに、折り曲げる前の平坦な平板の表面に文字や図柄等を付すことが可能になり、この工程に時間や手間がかかるのを抑制することもできる。
以上より、トリガー式液体噴出器の低コスト化を図ることができる。
【0006】
ここで、前記ノズルの両側部を覆う一対の第2側板と、これらの第2側板を連結し前記ノズルの頂部を覆う第2上板と、を備えるノズルカバーが設けられ、このノズルカバーの後端と前記カバーの前端とは破断可能な弱化部を介して連結されるとともに、前記ノズルはノズル孔の開位置と閉位置との間を前記噴出器本体に対して移動可能に設けられ、前記一対の第1側板および一対の第2側板と、前記第1上板および第2上板とは、平板が折り曲げられることにより区画されてもよい。
この場合、カバーに弱化部を介してノズルカバーが連結されているので、ノズルを、ノズル孔の開口する開位置に向けて噴出器本体に対して移動させたときに、前記弱化部を破断させることが可能になり、このトリガー式液体噴出器に、一度でも開封されたことがあるかどうかについて需要者に容易に判別させるためのいわゆるバージン機能を具備させることができる。
さらに、第1側板および第2側板と、第1上板および第2上板とが、平板が折り曲げられることにより区画されているので、前述と同様にトリガー式液体噴出器の高コスト化を抑えることもできる。
【0007】
また、前記一対の第1側板および第1上板それぞれの前後方向における各長さは、この噴出器本体の前後方向における長さより短くされ、これらの第1側板および第1上板の各後端は、前記吸い上げ筒部の外周面のうち前記噴出器本体の前後方向における後端縁よりも前側に位置されてもよい。
この場合、前記カバーを形成する材料の使用量を抑えることが可能になり、トリガー式液体噴出器の高コスト化をより一層確実に抑えることができる。
【0008】
さらに、前記一対の第1側板における各後端には、互いが対向する方向に向けて一対の後板が突設され、これらの後板、前記一対の第1側板および第1上板は、平板が折り曲げられることにより区画されてもよい。
この場合、噴出器本体の往復ポンプや操作レバー等の各作動機構を確実に保護することが可能になり、このトリガー式液体噴出器の耐久性が低下するのを防ぐことができる。さらに、これらの後板、前記一対の第1側板および第1上板は、平板が折り曲げられることにより区画されているので、前述と同様にトリガー式液体噴出器の高コスト化を抑えることもできる。
【発明の効果】
【0009】
この発明に係るトリガー式液体噴出器によれば、カバーを形成する材料の削減を図り、かつカバーの外表面に文字や図柄等を容易に付すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。この実施形態に係るトリガー式液体噴出器10は、噴出器本体11と、この噴出器本体11の前端に設けられたノズル12と、噴出器本体11を覆うカバー13と、を備えている。
噴出器本体11には、その前部に前後方向Aに揺動可能に垂設された操作レバー14と、この操作レバー14の前後動に伴って作動される往復ポンプ15と、後端に上下方向に沿って延設された吸い上げ筒部16と、が備えられている。
吸い上げ筒部16は、下端部に位置する大径部16aとこの大径部16aから上方に延びる小径部16cとを備える多段状の有頂筒状体とされ、大径部16aに容器の口部に取り付けられる装着筒部17が設けられている。また、吸い上げ筒部16の大径部16aには、装着筒部17を容器の口部に取り付けた状態で、下端開口部がこの容器内の底部に位置されるパイプ18が垂設されている。
【0011】
また、図示の例では、吸い上げ筒部16の大径部16aにおいて装着筒部17から上方に突出した部分の外周面には、後方に向けて支持板19が突設されている。なお、この支持板19の表裏面は、水平方向に沿って延在している。また、支持板19の表面と、吸い上げ筒部16の小径部16cの外周面とは、リブ20を介して連結されている。そして、これらの吸い上げ筒部16、支持板19およびリブ20は一体に形成されている。
【0012】
以上より、操作レバー14を前後動させたことによる往復ポンプ15の作動に伴って容器内からパイプ18内を通して吸い上げられた内容液が吸い上げ筒部16内を通ってノズル12のノズル孔に至り、外部に噴出されるようになっている。ここで、装着筒部17の外周面を把持してこのトリガー式液体噴出器10が取り付けられた容器を持ち上げたときに、手の甲において親指と人指し指との間に位置する部分が、支持板19の裏面に当接することにより、この容器の持ち上げを容易にしてその操作性が向上されるようになっている。
【0013】
そして、本実施形態では、カバー13は、噴出器本体11の両側部を覆う一対の第1側板21と、これらの第1側板21を連結し噴出器本体11の頂部を覆う第1上板22と、を備えている。
図示の例では、第1側板21および第1上板22それぞれの前後方向Aにおける各長さは、噴出器本体11の前後方向Aにおける長さよりも短くなっており、一対の第1側板21および第1上板22の各後端は、吸い上げ筒部16の小径部16cの外周面における後端縁16bよりも前側に位置されて、吸い上げ筒部16がカバー13から後方に露呈している。
【0014】
さらに、本実施形態では、一対の第1側板21における各後端には、互いが対向する方向に向けて一対の後板24が突設されている。図示の例では、後板24の、噴出器本体11の後側から見た平面視形状は上下方向に長い長方形状とされ、その先端縁は、吸い上げ筒部16の小径部16cの外周面に当接若しくは近接している。また、一対の第1側板21における各後端、および一対の後板24はそれぞれ、吸い上げ筒部16の小径部16cの外周面において左右方向(トリガー式液体噴出器10の上面視において前後方向Aに直交する方向)の外方端16dよりも前側に位置されている。
さらに、一対の第1側板21それぞれの下部には、後端縁側から前端縁に向かうに従い漸次、この第1側板21の上下方向の長さを短くさせる切欠き部21aが形成されている。この切欠き部21aによって、操作レバー14の上部および往復ポンプ15の一部が外部に露呈している。
【0015】
次に、以上のように構成されたトリガー式液体噴出器10の製造方法について説明する。
まず、平坦な平板の表面に印刷等により文字や図柄等を付した後に、この平板において文字や図柄等が付された部分を打ち抜いて、図3に示されるような、表裏面の全域が平坦なカバー形成部材(平板)Wを形成する。なお、前記平板は、例えばシート成形、インジェクション成形またはコンプレッション成形等により形成される。
【0016】
次に、このカバー形成部材Wの裏面に、例えば両面テープを貼着あるいは接着剤を塗布した後に、カバー形成部材Wを図3に示す二点鎖線に沿って折り曲げて、一対の後板24、一対の第1側板21および第1上板22を区画してカバー13を形成する。そして、このカバー13を、前端にノズル12が取り付けられた噴出器本体11に被せて、カバー13の内面と噴出器本体11の外面とを接着する。
【0017】
以上説明したように本実施形態に係るトリガー式液体噴出器10によれば、平坦なカバー形成部材Wが折り曲げられることにより一対の第1側板21と第1上板22とが区画されてカバー13が形成されているので、このカバー13の形状を単純化することが可能になり、カバー13を形成する材料の使用量を削減することができるとともに、このように折り曲げる前の平坦な表面に文字や図柄等を付すことが可能になり、この工程に時間や手間がかかるのを抑制することもできる。
したがって、トリガー式液体噴出器10の低コスト化を図ることができる。
特に、本実施形態では、前述のように打ち抜く前の平板の表面に文字や図柄等を付しているので、この工程に時間や手間がかかるのを一層抑えることができる。
【0018】
また、本実施形態では、一対の第1側板21および第1上板22それぞれの前後方向Aにおける各長さが、この噴出器本体11の前後方向Aにおける長さより短くされ、これらの第1側板21および第1上板22の各後端が、吸い上げ筒部16の後端縁16bよりも前側に位置されているので、カバー13を形成する材料の使用量を抑えることが可能になり、トリガー式液体噴出器10の高コスト化をより一層確実に抑えることができる。
【0019】
さらに、本実施形態では、一対の第1側板21における各後端には、互いが対向する方向に向けて一対の後板24が突設されているので、噴出器本体11の往復ポンプ15や操作レバー14等の各作動機構を確実に保護することが可能になり、このトリガー式液体噴出器10の耐久性が低下するのを防ぐことができる。
しかも、これらの後板24、一対の第1側板21および第1上板22が、平坦なカバー形成部材Wが折り曲げられることにより区画されてカバー13が形成されているので、前述と同様にトリガー式液体噴出器10の高コスト化を抑えることもできる。
【0020】
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、カバー13が、噴出器本体11の外面に接着されて取り付けられた構成を示したが、これに代えて例えば溶着してもよいし、さらにはカバー13に係合孔を設ける一方、噴出器本体11の外面に係合突部を突設し、この係合突部を前記係合孔に係合させることによって、カバー13を噴出器本体11に取り付けるようにしてもよい。なお、前記係合孔は、平板を打ち抜いてカバー形成部材Wを形成する際に打ち抜いて形成してもよい。
【0021】
さらに、前述のように平板を打ち抜いてカバー形成部材Wを形成する際に、図3の二点鎖線で示されるような折り曲げ予定部分を押圧して溝を刻設してもよい。
また、前記実施形態では、カバー13に一対の後板24を設けたが、これらの後板24は設けなくてもよい。
さらに、前記実施形態では、表面に文字や図柄等が付された平板を打ち抜いてカバー形成部材Wを形成したが、これに代えて例えば、インジェクション成形またはコンプレッション成形等によりカバー形成部材Wを形成し、その後、このカバー形成部材Wの表面に文字や図柄等を付すようにしてもよい。
さらにまた、本発明はカバー13の表面に文字や図柄等が付されていない構成においても適用可能である。
【0022】
また、カバー13に、図4および図5に示されるような、ノズル12の両側部を覆う一対の第2側板25と、これらの第2側板25を連結しノズル12の頂部を覆う第2上板26と、を備えるノズルカバー27を設け、このノズルカバー27の後端とカバー13の前端とを破断可能な弱化部28を介して連結してもよい。
さらに、ノズル12を、ノズル孔の開位置と閉位置との間で噴出器本体11に対して移動可能となるように噴出器本体11の前端に設けてもよい。
以上のトリガー式液体噴出器10では、カバー13に弱化部28を介してノズルカバー27が連結されているので、ノズル12を、ノズル孔の開口する開位置に向けて噴出器本体11に対して移動させたときに、弱化部28を破断させることが可能になり、このトリガー式液体噴出器10にバージン機能を具備させることができる。
特に、ノズルカバー27の内面とノズル12の外面とは接着せずに、カバー13の内面と噴出器本体11の外面とを接着した場合には、一旦弱化部28が破断されてノズルカバー27とカバー13とが分離されると、このノズルカバー27をノズル12に再セットしても容易に外れてしまうことになり、バージン機能をより一層向上させることが可能になる。
なお、ノズル12は、噴出器本体11に対して、ノズル孔が開口する開位置とノズル孔が閉塞する閉位置との間を回動可能若しくは前後方向Aに進退可能に設けてもよい。
【0023】
ここで、ノズルカバー27が連結されたカバー13は、次のようにして形成される。
まず、前記実施形態と同様にして、平坦な平板の表面に印刷等により文字や図柄等を付した後に、この平板において文字や図柄等が付された部分を打ち抜いて、図6に示されるような、表裏面において弱化部28が形成された部分を除く全域が平坦なカバー形成部材Wを形成する。なお、この打ち抜き時に弱化部28を形成する。
【0024】
そして、このカバー形成部材Wの裏面においてカバー13と対応する部分に、例えば両面テープを貼着あるいは接着剤を塗布した後に、カバー形成部材Wを図6に示す2点鎖線に沿って折り曲げて、一対の第1側板21および一対の第2側板25と、第1上板22および第2上板26と、一対の後板24と、を区画してノズルカバー27が弱化部28を介して連結されたカバー13を形成する。そして、カバー13を、前端にノズル12が取り付けられた噴出器本体11に被せるとともに、ノズルカバー27をノズル12に被せ、ノズルカバー27の内面とノズル12の外面とは接着せずに、カバー13の内面と噴出器本体11の外面とを接着する。
以上のように、第1側板21および第2側板25と、第1上板22および第2上板26と、後板24とが、平坦なカバー形成部材Wを折り曲げることにより区画されるので、前記実施形態と同様にトリガー式液体噴出器10の高コスト化を抑えることもできる。
なお、この実施形態において、ノズルカバー27の内面とノズル12の外面とは接着してもよい。
さらにまた、本発明はカバー13およびノズルカバー27の各表面に文字や図柄等が付されていない構成においても適用可能である。
【産業上の利用可能性】
【0025】
カバーを形成する材料の削減を図り、かつカバーの外表面に文字や図柄等を容易に付すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明に係る一実施形態として示したトリガー式液体噴出器の側面図である。
【図2】図1に示すトリガー式液体噴出器の上面図である。
【図3】図1に示すカバーの展開図である。
【図4】本発明に係る他の実施形態として示したトリガー式液体噴出器の側面図である。
【図5】図4に示すトリガー式液体噴出器の上面図である。
【図6】図4に示すカバーおよびノズルカバーの展開図である。
【符号の説明】
【0027】
10 トリガー式液体噴出器
11 噴出器本体
12 ノズル
13 カバー
14 操作レバー
15 往復ポンプ
16 吸い上げ筒部
16b 吸い上げ筒部の後端縁
21 第1側板
22 第1上板
24 後板
25 第2側板
26 第2上板
27 ノズルカバー
28 弱化部
W カバー形成部材(平板)



【特許請求の範囲】
【請求項1】
噴出器本体と、この噴出器本体の前端に設けられたノズルと、前記噴出器本体を覆うカバーと、が備えられるとともに、
前記噴出器本体には、その前部に前後方向に揺動可能に垂設された操作レバーと、この操作レバーの前後動に伴って作動される往復ポンプと、後端に上下方向に沿って延設された吸い上げ筒部と、が備えられ、
前記往復ポンプの作動に伴って容器内から吸い上げられた内容液が前記吸い上げ筒部内を通って前記ノズルに至るトリガー式液体噴出器であって、
前記カバーは、前記噴出器本体の両側部を覆う一対の第1側板と、これらの第1側板を連結し前記噴出器本体の頂部を覆う第1上板と、を備え、これらの一対の第1側板と第1上板とは、平板が折り曲げられることにより区画されていることを特徴とするトリガー式液体噴出器。
【請求項2】
請求項1記載のトリガー式液体噴出器であって、
前記ノズルの両側部を覆う一対の第2側板と、これらの第2側板を連結し前記ノズルの頂部を覆う第2上板と、を備えるノズルカバーが設けられ、
このノズルカバーの後端と前記カバーの前端とは破断可能な弱化部を介して連結されるとともに、前記ノズルはノズル孔の開位置と閉位置との間を前記噴出器本体に対して移動可能に設けられ、
前記一対の第1側板および一対の第2側板と、前記第1上板および第2上板とは、平板が折り曲げられることにより区画されていることを特徴とするトリガー式液体噴出器。
【請求項3】
請求項1または2に記載のトリガー式液体噴出器であって、
前記一対の第1側板および第1上板それぞれの前後方向における各長さは、この噴出器本体の前後方向における長さより短くされ、これらの第1側板および第1上板の各後端は、前記吸い上げ筒部の外周面のうち前記噴出器本体の前後方向における後端縁よりも前側に位置されていることを特徴とするトリガー式液体噴出器。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかに記載のトリガー式液体噴出器であって、
前記一対の第1側板における各後端には、互いが対向する方向に向けて一対の後板が突設され、
これらの後板、前記一対の第1側板および第1上板は、平板が折り曲げられることにより区画されていることを特徴とするトリガー式液体噴出器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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