説明

ドライアイスブラスト装置

【課題】1台のドライアイスブラスト装置に2つの噴射ノズルを設置し、それぞれ個別に設定された噴射圧力で稼動することができ、必要に応じて一方または両方の噴射ノズルを稼動できる装置を提供する。
【解決手段】ドライアイスブラスト装置は、圧縮ガス流を搬送する管体2A、圧縮ガス流にドライアイス粒子を混入する1つのロータリフィーダ6、ロータリフィーダ6と噴射ノズル41,42を接続するホース31、32を主として構成され、分岐管体2Cで分岐した管体2Aにはそれぞれ圧縮ガス流を減圧または閉止する弁21B、22Bが設置され、操作部41A,42Aの信号と制御部4Bの設定に基づいて、噴射ノズル41,42において個別にドライアイスによるブラスト処理ができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ショット材として粒子状のドライアイスをショット材として用いるドライアイスブラスト装置に好適に用いることができる圧縮ガス流の搬送機構およびドライアイス粒子供給部に関する。
【背景技術】
【0002】
粒子状のドライアイスを噴射するドライアイス噴射装置は、一般的にドライアイスブラスト装置と呼ばれ、その使い方はホッパーに貯蔵された粒子状のドライアイスを、圧縮機やブロワーで発生させた空気などのガス流とともに、噴射ノズルにおいて適切な圧力で被処理品に噴射することで、対象の表面に付着している汚れの洗浄や、表面改質などを行うことができる(例えば、特許文献1参照)。近年ではこの粒子状のドライアイスによるブラストの効果を、生産ラインの洗浄工程などに活用するケースも散見される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献】特開2002−79465号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
生産ラインにドライアイスブラスト装置を用いて、たとえば複雑な形状を有する被処理品表面に付着する汚れを洗浄する場合、ノズルから放出する噴流の勢いにより、汚れが噴流の届かない死角に入り込んでしまい、十分な洗浄効果を得ることができない。
【0005】
このような際は、噴射ノズルの向きや距離を、汚れの動きや被処理品の形状にあわせて適宜移動するか、あるいは同時に2台のドライアイスブラスト装置を用い、それぞれの噴流が汚れに対して対峙するように噴射するなどし、汚れが死角に入り込むことを防止することで効率的な洗浄を行うことができる。
【0006】
また、例えば板状の対象にドライアイスブラストを行う場合では、2台の装置を用いて対象の表裏を同時にブラスト処理することで、対象をもう一方の面へ反転させる工程や、またはもう一方の面に噴射ノズルの向きを変える工程を省略することができ、生産性が向上する。
【0007】
このように、対象となる被処理品へ2方向から同時にブラスト処理をすることの利点は多いが、生産ラインをもつ部品工場には多くの品目を少数生産する工場があり、こういった工場では生産する品目によって、2台のドライアイスブラスト装置を使い分け、必要な装置のみ稼動させるように管理をする必要が生じる。
【0008】
ところが、ドライアイスブラスト装置の多くはドライアイス粒子を装置内に保管しているために、稼動している装置を停止する際は、停止する前に装置内に保管しているドライアイス粒子を使い切るか、あるいは使い切ることができない場合はこのドライアイス粒子を廃棄することになる。
【0009】
このような状況において2台のドライアイスブラストを工場側の生産にあわせて稼動することは、運用の管理上に多くの労力を要し、状況によってドライアイスにロスが生じることから現実的ではない。
【0010】
つまり、生産品目を多く扱う生産工場においては、2台のドライアイスブラスト装置を導入することで生産性を向上させることができるにも関らず、1台のドライアイスブラスト装置で対象の処理を行い、生産の効率を低下させてしまうのが現状である。
【0011】
本発明は上記の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、1台のドライアイスブラスト装置に2つの噴射ノズルを設置し、それぞれ個別に設定された噴射圧力により被処理品へ2つ方向からブラスト処理をすることを可能にし、必要に応じて一方の噴射ノズルの使用を停止した際においてもドライアイス粒子をロスすることなく、1つの噴射ノズルで稼動することができる装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
この課題を解決するために本発明では、圧縮ガス流を噴射ノズルに導く圧縮ガス搬送路と、圧縮ガス流にドライアイス粒子を混入するためのドライアイス粒子供給手段からなるドライアイスブラスト装置において、当該圧縮ガス搬送路を2つに分岐し、当該圧縮ガス搬送路内の圧縮ガス流を減圧または閉止できる弁を介して1つのドライアイス粒子供給部へ接続し、ドライアイス粒子供給手段は、当該ドライアイス粒子供給部において圧縮ガス流内にドライアイス粒子を供給するように構成された、噴射ノズルを2つとしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明に関るドライアイスブラスト装置によれば、例えば複雑な形状を有する被処理品表面に付着する汚れや板状の対象の表裏に対して2つ方向から同時にブラスト処理をすることで効率よく洗浄を行い、生産ラインなどにおいて被処理品の形状が変わる場合においても、必要に応じて稼動するノズルの数を選択でき、且つ1つの噴射ノズルの稼動を停止した際にもドライアイス粒子のロスを出さずに生産ラインの生産性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】(a)本発明に係るドライアイスブラスト装置の一実施形態(一部断面図) (b)図1におけるI−I上視図
【図2】図1に表わされたドライアイスブラスト装置の圧縮ガス流の系統図
【図3】図4のII−II断面図
【図4】ドライアイスブラスト装置のドライアイス粒子供給部の平面図
【発明を実施するための形態】
【0015】
本願発明に係るドライアイスブラスト装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1に表われているように、本実施形態のドライアイスブラスト装置Aは、可搬フレーム1、外部から供給される圧縮ガス入口配管2に接続された管体2A、第1の弁21B、第2の弁22B、第1のホース31、第2のホース32、第1の噴射ノズル41、第2の噴射ノズル42、第1の操作部41A、第2の操作部42A、制御部4B、ホッパー5、ロータリフィーダ6、ノッカー7、シャフト8、車輪9、およびギヤードモータ10を主に構成されている。
【0016】
可搬フレーム1は、全体がボックス状に形成されたものであり、ドライアイスブラスト装置Aを構成するその他の機器類は、この可搬フレーム1に直接または間接的に組み付けられている。側面には下方向へスライド可能なスライドドア1Aがある。
【0017】
管体2Aは、分岐管体2Cで分岐し、外部から供給された圧縮ガス流をロータリフィーダ6までガイドするための圧縮ガス搬送路となっている。この圧縮ガス搬送路には、圧縮ガス流の流れを減圧または閉止できる第1の弁21B、第2の弁22Bと、この管体2Aをロータリフィーダ6へ接続するための第1の導入管体21D、第2の導入管体22Dが接続されている。
【0018】
ロータリフィーダ6と、第1の導入管体21D、第1の排出管体21d、および第2の導入管体22D、第2の排出管体22dを介して、管体2A内の圧縮ガス流へドライアイス粒子Dが供給されるように構成されている。
【0019】
図2に表われているように、第1の弁21Bは、圧縮ガス流を閉止または減圧するために、第1の圧力表示器21H、第1の圧力調整器21G、第1の弁本体21E、および第1の電磁弁21Fからなり、第1の操作部41Aの信号に応じて第1の電磁弁21Fが動作するよう構成されている。
【0020】
この第1の電磁弁21Fが閉止するよう作動した場合は、圧縮ガス搬送路の圧縮ガス流は、第1の弁21Bにおいて閉止され、一方、第1の電磁弁21Fが開くよう動作した場合は、第1の圧力調整器21Gの設定圧力に応じ、圧縮ガス搬送路の圧縮ガス流は、例えば弁21Bにおいて0.15MPa〜0.6MPa程度に減圧されるよう構成されている。
【0021】
第2の弁22Bについても同様に、第2の圧力表示器22H、第2の圧力調整器22G、第2の弁本体22E、第2の電磁弁22Fからなり、第2の操作部42Aの信号、第2の圧力調整器22Gの設定圧力に応じ、圧縮ガス搬送路の圧縮ガス流が減圧または閉止される構成となっている。
【0022】
第1の噴射ノズル41は、使用者が把持し易いように、第1の柄部41Bが設けられている。この第1の噴射ノズル41は例えばその先端開口が円形状で150mm程度の長さを有する細長な直管状の先端部分を有しているが、作業用途に応じてその開口形状が異なるもの(例えば偏平状のもの)に適宜取り替えることができるように、可撓性を有する第1のホース31に着脱自在とする。同様に、第2の噴射ノズル42についても第2の柄部42Bが設けられ、第2のホース32に着脱自在である。
【0023】
この第1のホース31、第2のホース32は、それぞれ第1の排出管体21d、第2の排出管体22dの先端部に着脱可能である。
【0024】
第1の操作部41Aは、ドライアイスブラスト装置Aの運転のオン・オフを行うための操作スイッチを備え、操作がし易いように第1の噴射ノズル41の外面部に取り付けられており、この操作部41Aと制御部4Bとを電気的に接続するためのハーネスは、第1のホース31に沿って配線している。第2の操作部42Aについても同様の機能を備え、操作スイッチの動作信号はハーネスにより制御部4Bに伝えられる。
【0025】
制御部4Bは、可搬フレーム1に設けられており、当該のハーネスにより受信した信号でドライアイスブラスト装置Aの各部を制御するための電気回路(図示略)からなっている。図面には表わしていないが、この制御部4Bにはタッチパネルの画面上に操作スイッチ類が設けられ、ドライアイスブラスト装置Aの各設定が行えるようになっている。
【0026】
ホッパー5は、ドライアイス粒子Dを貯留するためのものであり、可搬フレーム1に取り付けられている。図3に表われているように、このホッパー5は下半部が底部開口部5Aを有する漏斗状に形成されており、上部はドライアイス粒子Dの投入口として開口しており、その材質は例えば繊維強化プラスチック等で形成され、ドライアイス粒子Dがホッパー5の内周面に固着しないよう、その内周面の全域には樹脂コーティングが施されている。
【0027】
図3に表われている断熱材5Bは、ドライアイス粒子Dがホッパー5内において昇華すること、およびホッパー5外周面の結露を抑制するようにホッパー5の外周面に密着させている。
【0028】
図1および図3に表われているシャフト8は、アーム8Aと回転翼8Bとを備え、ギヤードモータ10の出力軸に固定し回転することで、アーム8Aと回転翼8Bがホッパー5内のドライアイス粒子を攪拌する構成となっている。
【0029】
ノッカー7は、ばね7Aを中心に回転するように構成されている。アーム8Aがノッカー7の端部に接触しながら回転することで、アーム8Aの通過後にノッカー7本体がばねの反力によってホッパー5の内周面を叩く位置に戻り、ホッパー5内のドライアイス粒子Dに定期的に衝撃を与え、ホッパー5内周面にドライアイス粒子Dが固着することを防止するよう構成されている。
【0030】
ギヤードモータ10はシャフト8と、ロータリフィーダ6の動力として使われる。出力軸にはシャフト8が固定されている。
【0031】
ロータリフィーダ6は、ホッパー5内のドライアイス粒子Dを圧縮ガス搬送路に一定量ずつ供給するためのものである。図3によく表われているように、このロータリフィーダ6は、上部プレート6Aと下部プレート6Bの間でロータ6Cが回転可能に設けられた構成をしている。
【0032】
ロータ6Cと上部プレート6A、および下部プレート6Bのそれぞれの境界には、上部ディスク6Dと下部ディスク6Eが、弾性体6Fの反力によって挟まれている。ボルト6Gが当該弾性体6F、上部プレート6A、上部ディスク6D、および下部ディスク6Eを貫通し、下部プレート6Bに固定されることで、弾性体6Fが変形し、上部プレート6A、上部ディスク6D、ロータ6C、下部ディスク6E、および下部プレート6Bの各接触面と摩擦面は、弾性体6Fの変形量に応じた力で密着し、気密性が保たれる構造になっている。
【0033】
図3に表われている上部プレート6A、上部ディスク6Dには、ホッパー5の底部開口部5Aとロータ6Cに連通する第1の開口部61と、第1の導入管体21Dおよび第1の排出管体21dが構成する圧縮ガス搬送路に連通する第1の開口部63、大気へ連通する第1の開口部65が設けてある。下部プレート6Bと下部ディスク6Eにも同様に、圧縮ガス搬送路に連通する第1の開口部67が設けてある。
【0034】
図4によく表われているように、これらの開口部はロータ6Cの回転平面状に180°移動した位置においても配置されており、それぞれを同様に第2の開口部62、64、66、68とする。
【0035】
ロータ6Cは、例えば直径180mmの5mmの厚みをもつ円板状に形成されており、中心部を上下に貫通するシャフト8の回転に伴って、例えば7rpmから20rpm程度で回転可能で、上下厚み方向に貫通する貫通孔として、例えば直径9mmから11mm程度の複数の収容部6Hが設けられている。
【0036】
収容部6Hは円筒状に互いに仕切られている穴で、当該各開口部61、62、63、64、65、66、67、68には少なくとも1つ以上の収容部6Hが重なる構成となっている。
【0037】
ロータ6Cが回転すると、第1の開口部61、第2の開口部62において、ドライアイス粒子Dが収容部6Hに順次格納され、これらはそれぞれ第1の開口部63、第2の開口部64から圧縮ガス搬送路へ連続して供給される。
【0038】
収容部6Hには、第1の開口部63、第2の開口部64において圧縮ガス流に相当する圧力が残るため、この残圧を第1の開口部65、第2の開口部66においてそれぞれ大気中に放出する。これは、第1の開口部61、第2の開口部62においてドライアイス粒子Dが収容部6Hへ格納される際、収容部6Hにある圧縮ガスがホッパー底部開口部5Aに向かって膨張することでドライアイス粒子Dの格納が阻害されることを防止するためである。
【0039】
ところで、例えば使用者により第1の操作部41A、第2の操作部42Aがオンに操作された場合、第1の噴射ノズル41、および第2の噴射ノズル42の双方で同時に処理作業を行うことができる。これはロータ6Cの回転運動により第1の開口部61,第2の開口部62においてそれぞれドライアイス粒子Dが収容部6Hへ格納され、続いて第1の開口部63、第2の開口部64において、第1の弁21Bと第2の弁22Bの動作により所定の圧力に調整された圧縮ガス流へ、ドライアイス粒子Dが連続して供給されるためである。
【0040】
一方、例えば第1の操作部41Aがオン、第2の操作部42Aがオフとして操作される場合、第1の弁21B、第2の弁22Bの動作により、第1の導入管体21D、第1の排出管体21dには圧縮ガス流が供給されるが、第2の導入管体22D、第2の排出管体22dには圧縮ガス流が供給されない。
【0041】
このときロータリフィーダ6では、第2の開口部62から収容部6Hに格納されたドライアイス粒子Dは、第2の開口部68で圧縮ガス流に供給されることなく下部プレート6Bへ落下し、まもなく落下しきれなくなるものが第1の開口部61へ運ばれる。この第1の開口部61では、第2の開口部68で落下した分に相当するドライアイス粒子Dが収容部6Hへあらたに格納されたのちに第1の開口部63へ運ばれるため、第1の開口部63における圧縮ガス搬送路には、随時安定してドライアイス粒子Dの供給が行われることになる。これは第1の操作部41Aと第2の操作部42Aの操作が逆になる際にも言える。
【0042】
つまり、第1の弁21Bと第2の弁22Bは、第1の操作部41Aと第2の操作部42Aの操作に応じて動作し、ロータリフィーダ6では当該2つの操作部の一方がオンに操作されていれば、ドライアイス粒子Dは収容部6Hに絶えず格納され、ドライアイス粒子Dは圧縮ガス流に随時供給される。
【0043】
すなわち、本発明のドライアイスブラスト装置Aは、第1の噴射ノズル41と第2の噴射ノズル42の双方において個別のタイミングで稼動することができ、且つ、噴射ノズルそれぞれの稼動のタイミングにかかわらず、どちらの噴射ノズルにおいても、常に安定してドライアイスブラストの処理を続けることが可能である。
【符号の説明】
【0044】
A ドライアイスブラスト装置
D ドライアイス粒子
1 可搬フレーム
1A スライドドア
2 圧縮ガス入口配管
2A 管体
21B 第1の弁
22B 第2の弁
2C 分岐管体
21D 第1の導入管体
22D 第2の導入管体
21d 第1の排出管体
22d 第2の排出管体
21E 第1の弁本体
22E 第2の弁本体
21F 第1の電磁弁
22H 第2の電磁弁
21G 第1の圧力調整器
22G 第2の圧力調整器
21H 第1の圧力表示器
22H 第2の圧力表示器
31 第1のホース
32 第2のホース
41 第1の噴射ノズル
42 第2の噴射ノズル
41A 第1の操作部
42A 第2の操作部
41B 第1の柄部
42B 第2の柄部
4B 制御部
5 ホッパー
5A 底部開口部
5B 断熱材
6 ロータリフィーダ
6A 上部プレート
6B 下部プレート
6C ロータ
6D 上部ディスク
6E 下部ディスク
6F 弾性体
6G ボルト
6H 収容部
61,63,65,67 第1の開口部
61,64,66,68 第2の開口部
7 ノッカー
7A ばね
8 シャフト
8A アーム
8B 回転翼
9 車輪
10 ギヤードモータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
圧縮ガス流を噴射ノズルに導く圧縮ガス搬送路と、圧縮ガス流にドライアイス粒子を混入するためのドライアイス粒子供給手段からなるドライアイスブラスト装置において、当該圧縮ガス搬送路を2つに分岐し、当該圧縮ガス搬送路内の圧縮ガス流を減圧または閉止できる弁を介して一つのドライアイス粒子供給部へ接続し、ドライアイス粒子供給手段は、当該ドライアイス粒子供給部において2つの圧縮ガス流内にドライアイス粒子を供給するように構成された、噴射ノズルを2つとしたことを特徴とする装置。
【請求項2】
2つの圧縮ガス搬送路における圧縮ガス流の圧力を個別に設定できる機能を備えている請求項1に記載の装置。
【請求項3】
2つの噴射ノズルでは、別々のタイミングで噴射することができる請求項1または2に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−43276(P2013−43276A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−195458(P2011−195458)
【出願日】平成23年8月23日(2011.8.23)
【出願人】(591107034)日本液炭株式会社 (17)