説明

ナッツ殻を含む動物フード組成物

本発明の動物フード組成物は、プロ栄養的であり(pro-nutritional)、ペットの飼い主に便利である。動物フード組成物は、動物の健康的な体重を促進し、動物の口に合い、非常に効果的な栄養的補助を提供し、糞便による毛髪排出を調整、経口からの毛排出の調整、毛髪胃石形成、および動物における満腹感を調整するための手段を促進する。動物フード組成物は、ナッツ殻を含有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、動物フード組成物に関する。更に本発明は、ナッツ殻を含む動物フード組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
毛球(毛髪胃石)は、自然な毛づくろいの習慣のため、ネコおよびウサギのような種類の動物において一般的であり得る。毛球は、動物による毛髪の摂取の際、起こる。典型的に、これは、皮膚炎の結果として、あるいは、動物の毛づくろい自体またはコンパニオンアニマルの結果として起こる。イヌ、ネコ、ウサギ、モルモット、ハムスター、アレチネズミ、フェレット、ウマ、動物園の哺乳類のような種類の動物の自然な毛づくろいの習慣のため、毛球は、それらの中で非常に一般的である。
【0003】
当然のことながら、長い毛を持つ動物においては、より毛球が生じやすくなる。しかし、毛球は、いかなる長さの毛髪を有する動物にも現れ得る。
【0004】
ネコは、通常、体をキレイにすることおよび毛づくろいに、起きている時間の3分の1を費やし得ることが、研究により示された。脱毛症の増加は、病気(例えば、神経症、過度の毛づくろい、および皮膚病学関連の状態)の結果として、並びに春または秋に比べ、夏に増加し、冬に減少する可能性がある通常の季節変動のために(脱皮)、起こる可能性がある(ヘンドリックス(Hendricks)、家庭用成猫のタンパク質代謝(Protein metabolism in the adult domestic cat)(フェリス・カタス(Felis Catus))、博士号論文、マッシー大学、ニュージーランド、パーマストンノース(Palmerston North)、1996)。
【0005】
毛球の一般的な生理学的影響としては、毛球が哺乳類の腸下部に詰まった場合の、下痢、嘔吐、便秘、および他の困難性が挙げられる。このような障害は、生命を脅かす可能性があり、外科的介入を必要とし得る。ネコは、嘔吐反射によって胃から毛球を除こうとするかもしれない。
【0006】
毛球を治療および防止するための従来の材料および方法としては、潤滑剤(例えば、石油ゼリーまたは鉱物油)、またはパイナップル果汁(例えば、米国特許第6,080,403号参照)の投与が挙げられる。毛球の形成および発生を調整するために試みられた代わりの戦略は、閉塞または便秘を引き起こさず、胃腸管を通り、糞便への毛髪の通過を増やすために、多量のセルロースのような補足的非消化性(非発酵性)繊維を包含する食事または栄養補助食品の使用を伴う。しかし、こうした食事は、便の質を低下させる、下痢を引き起こす、さもなければ胃腸の健康を促進しない可能性がある。また、多量の不溶性繊維源を食べたネコにおいては、便秘、過剰な便の排出、栄養素消化性の低下、および被毛の外見の劣りのような更なる副作用も観察された。しかし、これらの方法はその有効性、簡便性の点で、または付随する副作用によって、制限される可能性がある。
【0007】
肥満症の発生率の上昇によって明示されるように、イヌおよびネコを包含する多くの哺乳類は、体重を十分に管理することができない。これは、満腹信号障害を包含する多くの要因に起因する可能性がある。満腹感が低下すると、食物摂取は増加し、これは過剰な体重増加および肥満に寄与する可能性がある。
【0008】
更に、満腹感を誘導するための従来の食事法および医薬品法は、カロリー密度が非常に低い食事の給餌、グルコース恒常性を改善するための発酵性繊維の給餌、食欲を改善するための介入、および胃内容物排出を遅らせるためのゲル化繊維の給餌を伴う。しかし、これらの食事および医薬品法は、美味性の貧しさ、過剰な便排出、および被毛の外見の劣りをもたらす可能性があり、多量の発酵性繊維は、ゆるいおよび(または)水様の便の形成をもたらす可能性があり、一方で、多量のゲル化繊維を含有する食事は、吐き気、嘔吐、および(または)ゆるい便の形成をもたらす可能性がある。
【0009】
すなわち、プロ栄養的であり(pro-nutritional)、胃腸の健康を促進し、ペットの飼い主に便利であり、動物における健康的な体重を促進する、処置および補助の必要性がいまだ存在する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
従って、本発明の目的は、動物の口に合い、非常に有効な栄養補助を提供し、糞便による毛髪排出の調整、経口からの毛髪排出の調整、毛髪胃石形成、および動物における満腹感の調整のための手段を促進する動物フード組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、ナッツ殻を含む動物フード組成物に関する。
【0012】
更に本発明は、ナッツ殻および補足的繊維源を含む動物フード組成物に関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の動物フード組成物は、ナッツ殻を含む。
【0014】
本発明の組成物および方法のこれらのおよび他の制限事項、並びに本明細書に使用するのに適した任意成分の多くについては、以下で詳細に説明する。
【0015】
本明細書で使用するとき、用語「使用に適した」とは、記載された動物フード製品が、時折修正される可能性があるアメリカ飼料検査官協会(the American Association of Feed Control Officials)(AAFCO)の、動物用の動物フード製品を提供するための安全要件を満たすことができることを意味する。
【0016】
本明細書で使用するとき、用語「動物」とは、(例えば)イヌ、ネコ、ウマ、ウサギ、モルモット、ハムスター、アレチネズミ、フェレット、動物園の哺乳類等を包含する動物を意味する。イヌ、ウサギ、ウマ、およびネコが、特に好ましい。
【0017】
本明細書で使用するとき、用語「動物フード組成物」とは、動物により摂取され得る組成物、動物用の栄養補助食品、ペットフード、ドッグフード、キャットフード、トリーツ、ビスケット、生皮、トリーツ、チュー、充填材、グレービー、ソース、飲料、補足的水、およびこれらの組合せを意味する。動物フード組成物は、ぬれた状態、湿った状態、および/または乾燥した状態であることができる。
【0018】
本明細書で使用するとき、用語「完全および栄養バランスがとれた」とは、特に指定のない限り、全ての既知の必要な栄養素を、動物の栄養の分野で認められている専門家の推奨に基づく適切な量および割合で有する動物フード製品を指す。
【0019】
本明細書で使用するとき、用語「ナッツ」とは、特に指定のない限り、少なくとも約1つの種、少なくとも約2つの種を持ち、子房または子房の一部が、成熟時に堅くなる果物を指す。本明細書で使用するとき、用語「堅い」とは、石様または木様であることを意味する。
【0020】
本明細書で使用するとき、用語「ナッツ殻」とは、特に指定のない限り、種および果実の両方を囲う堅い濃密な繊維性層を指す;好ましくは前記種および果物は、「ナッツ」である。典型的に、ナッツ殻は、ナッツ殻をナッツ果肉から分離する事業に従事している会社から入手される。この会社は、商業的なクラッキング施設と呼ばれてもよい。クラッキング施設からナッツ殻を入手するとき、いくつかの品目が見つけられることもある。これは、堅いナッツ殻、「パッキング組織」として知られている柔らかい内膜、および除去することができなかったいずれかの残留ナッツ果肉を包含するであろう。本明細書で使用するとき、用語「パッキング組織」とは、直接ナッツ果肉を囲んで、ナッツ果肉を半分または別個の部分に分ける可能性がある、より低密度の柔らかいおよび/または可撓性の材料を指す。このパッキング組織は、堅いナッツ殻の横断面よりも、色が濃いこともある。パッキング組織は、ナッツ殻と共に存在することもあるが、パッキング組織は、ナッツ殻と共に存在しないことが好ましい。例えば、商業的なクラッキング施設から入手されるペカンナッツ殻の試験は、品目の重量によって、以下の変化を示す可能性がある。
堅いナッツ殻55〜80%
パッキング組織10〜30%
ペカンナッツ果肉<1〜15%
【0021】
本明細書で使用するとき、用語「満腹」とは、特に指定のない限り、膨満の感覚、食べたいという願望の不足、あるいは飢えの欠如、または自発的な食物摂取の低下を意味する。
【0022】
本明細書で用いるとき、全ての百分率、部および比率は、特に指定がない限り、製品全体の重量による。列記された成分に関するこのような重量は全て、活性レベルに基づくものであり、したがって特に指定がない限り、市販材料に包含される可能性がある溶媒または副産物を包含しない。
【0023】
本発明の動物フード組成物および方法は、本明細書に記載の本発明の必須要素及び制限、並びに本明細書に記載のいかなる追加の成分または任意の成分、構成要素、または制限、あるいは飼料用に意図された動物フード組成物に有用な他のものを含むことができ、これらからなることができ、またはこれらから本質的になることができる。
【0024】
製品形態
好ましくは、本発明の動物フード組成物は、糞便による毛髪排出を調整するため、経口からの毛髪排出を調整するため、毛髪胃石形成を防止するため、動物における満腹感を促進するため、および動物における健康的な体重を促進するために、投与される。
【0025】
本発明の動物フード組成物は、湿った(moist)動物フード組成物(すなわち、製品の約16重量%〜50重量%の総湿分含量を有するもの)、および/またはぬれた(wet)動物フード組成物(すなわち、製品の50重量%超過の総湿分含量を有するもの)、および/または乾燥した動物フード組成物(すなわち、製品の約0重量%〜約16重量%の総湿分含量を有するもの)であることができる。本明細書において特に記載されていない限り、ぬれた動物フード組成物、湿った動物フード組成物および/または乾燥した動物フード組成物は、これらの組成または調製方法に制限されない。
【0026】
本明細書の動物フード組成物は、完全なおよび栄養バランスをとることができる。完全なおよび栄養のバランスがとれた動物フード組成物は、単独で食料として与えられるように混合されてもよく、水以外の摂取される任意の追加物質を加えることなく、寿命を維持し、および/または繁殖を促進することができる。
【0027】
本発明の動物フード組成物および構成要素は、動物により摂取されるように選択され、人間によって摂取されることを意図していない。動物フード組成物の非限定的な実施例としては、動物用の栄養補助食品、ペットフード、ドッグフード、キャットフード、トリーツ、ビスケット、生皮、トリーツ、チュー、充填材グレービー、ソース、飲料、補足的水、およびこれらの組合せが挙げられる。
【0028】
更に、本発明に従う投与は、例えば、受容者の生理学的条件、投与の目的が治療または予防のいずれであるか、および熟練実務者に既知の他の要因に応じて、継続的であっても断続的であってもよい。
【0029】
ナッツ殻
動物フード組成物は、ナッツ殻を含む。ナッツ殻は、公認分析化学者協会(AOAC)(17巻)方法945.06を使用して測定して、約1.0g/cc〜約4.0g/cc、約1.1g/cc〜約3.0g/cc、約1.2g/cc〜約2.0g/cc、約1.3g/cc〜約1.9g/cc、および約1.4g/cc〜約1.8g/ccの比重を有する。
【0030】
ナッツ殻は、AOAC(17巻)方法943.02を使用して、20℃で測定して、約4.0〜約7.0、約4.5〜約6.5、約5.0〜約6.0、および約5.2〜約5.8のpHを有する。
【0031】
本発明のナッツ殻は、湿分含量を有する。ナッツ殻は、AOAC(17巻)方法925.09に従って測定して、約0%〜約20%、約0.5%〜約15%、約1%〜約12%、約2%〜約10%、約3%〜約9%、約4%〜約8%、および約5%〜約7%の湿分含量を有する。
【0032】
ナッツ殻は、ペカンナッツ殻、クルミナッツ殻、ハシバミナッツ殻、ヒッコリーナッツ殻、へーゼルナッツ殻、クリナッツ殻、およびこれらの組合せからなる群から選択される。
【0033】
本発明のナッツ殻は、パッキング組織を含んでよい。パッキング組織量は存在する場合、組成物の約0重量%〜約30重量%、約0.01重量%〜約20重量%、約0.05重量%〜約15重量%、約0.1重量%〜約10重量%である。
【0034】
動物フード組成物は、乾燥体基準で、組成物の約0.01重量%の前記ナッツ殻〜約100重量%の前記ナッツ殻を含む。動物フード組成物は、乾燥体基準で、組成物の約0.05重量%の前記ナッツ殻〜約50重量%の前記ナッツ殻、約0.1重量%の前記ナッツ殻〜約30重量%の前記ナッツ殻、約0.2重量%の前記ナッツ殻〜約20重量%の前記ナッツ殻、約0.5重量%の前記ナッツ殻〜約10重量%の前記ナッツ殻を含む。
【0035】
ナッツ殻がペカンナッツ殻であるとき、ペカンナッツ殻は、乾燥体基準で、組成物の約0.01重量%の前記ペカンナッツ殻〜約100重量%の前記ペカンナッツ殻、約0.05重量%の前記ペカンナッツ殻〜約50重量%の前記ペカンナッツ殻、約0.1重量%の前記ペカンナッツ殻〜約30重量%の前記ペカンナッツ殻、約0.2重量%の前記ペカンナッツ殻〜約20重量%の前記ペカンナッツ殻、約0.5重量%の前記ペカンナッツ殻〜約10重量%で前記ペカンナッツ殻が存在する。
【0036】
ナッツ殻の使用は、糞便による毛髪排出を調整、経口からの毛髪排出の調整、毛髪胃石形成、および動物における満腹感を調整するための手段を促進するために有益であることがわかった。ナッツ殻は、摂取された毛髪の胃および腸の通過、並びにそれに続く動物の糞便中への排せつを補助すると考えられている。理論に束縛されるものではないが、本発明のナッツ殻および補足的繊維は、摂取された毛髪を捕捉または結合し、胃内容物排出を増加し、摂取された毛髪が糞便により排出されることをより頻繁にすると考えられている。通過速度が増加すると、胃中の毛髪の蓄積、および毛球の慢性的形成が減少すると考えられている。
【0037】
ナッツ殻は、満腹感および健康的な体重の維持を促進する、独特のブレンドの栄養素を含有する。ナッツ殻繊維は、カロリーが低く、不溶性繊維およびリグナンが豊富であり、総タンパク質に関して高比率の分枝鎖アミノ酸を含有する。ナッツ殻の摂取は、食物エネルギー密度を低減すること、胃膨張を増加し、血糖の急上昇および急降下を軽減すること、ホルモンの満腹信号を促進することを包含するいくつかの機構を通して、満腹信号を強化すると考えられている。
【0038】
本発明に従って利用されるナッツ殻は、更に医薬品および/または獣医組成物として処方されることができ、選択された投与経路、例えば、経口、非経口、静脈内、皮下等の経路に適した様々な形態で動物に投与される。好ましい投与方法は、経口投与である。
【0039】
補足的繊維(SUPPLEMENTAL FIBER)
本発明の動物フード組成物は、補足的繊維を含むことができる。腸の微生物相により発酵する補足的繊維を包含すると、腸の健康を促進し、腸内細菌集団を有利に調整する短鎖脂肪酸およびラクテートが提供される。
【0040】
補足的繊維源は、発酵性繊維、低発酵性繊維、およびこれらの組合せからなる群から選択される。
【0041】
存在する場合、動物フード組成物は、乾燥体基準で、組成物の約0.05重量%の補足的繊維源〜約99重量%の補足的繊維源、約0.1重量%の補足的繊維源〜約80重量%の補足的繊維源、約2重量%の補足的繊維源〜約70重量%の補足的繊維源、約3重量%の補足的繊維源〜約50重量%の補足的繊維源、約4重量%の補足的繊維源〜約40重量%の補足的繊維源、約5重量%の補足的繊維源〜約20重量%の補足的繊維源を含む。
【0042】
発酵性繊維を、特定の有機物質消失パーセントを示すのに使用することができる。発酵性繊維は、インビトロで24時間、大腸菌によって発酵されるとき、約10〜約100パーセントの有機物質消失(OMD)を有するであろう。すなわち、当初存在した総有機物質の約10〜約100パーセントは、大腸菌によって発酵され、変換する。繊維の有機物質消失は、少なくとも20パーセントであり、ほとんどは少なくとも30パーセントである。
【0043】
したがって、インビトロOMD百分率は次のように計算されてもよい:
{1−[(OM残留−OMブランク)/OM初期]}×100、
式中、OM残留は、発酵の24時間後、回収される有機物質であり、OMブランクは、対応するブランク管(すなわち、媒質および希釈された糞便を含有するが、基材を含有しない管)で回収される有機物質であり、OM初期は、発酵前に管に入れられる有機物質である。手順の更なる詳細は、サンボルド(Sunvold)らの、動物科学ジャーナル(J.Anim.Sci.)、1995、73巻:1099〜1109、に見られる。
【0044】
本発明において有用な発酵性繊維としては、ビートパルプ、イナゴマメ(carob bean)、オオバコ、シトラスペクチン、コメヌカ、イナゴマメ(locust bean)、フラクトオリゴ糖、イヌリン、オリゴフルクトース(oligofrustose)、ガラクトオリゴ糖、シトラスパルプ、マンナンオリゴ糖、アラビノガラクタン、ラクトスクロース、グルコマンナン、ラクツロース、ポリデキストロース、リンゴ搾りかす(pomace)、トマト搾りかす、ニンジン搾りかす、カッシアガム、キサンタンガム、カラヤガム、タルハガム、アラビアゴム、およびこれらの組合せが挙げられる。
【0045】
低発酵性繊維とは、大腸菌によって24時間発酵されるとき、有機物質消失が約10パーセント未満である繊維供給源を意味する。本発明において有用な低発酵性繊維としては、セルロース、ヘミセルロース、セルロースエーテル、リグニン、およびこれらの組合せが挙げられる。
【0046】
本発明における補足的繊維の使用は、胃腸の健康を脅かすことなく摂取された毛髪の胃および腸の通過と、それに続く動物の糞便中への排出を増加することによって、毛球を調整するために有益である可能性がある。
【0047】
動物フード組成物
本発明において記載されるナッツ殻は、動物への投与に適応する任意の動物フード組成物に添加できることが予期される。
【0048】
動物フード組成物の典型的な処方は、当該技術分野において周知である。タンパク性およびデンプン質の材料に加えて、本発明の動物フード組成物は、一般に、ビタミン、ミネラル、並びに香味料、防腐剤、乳化剤、および湿潤剤のような他の添加剤を包含してよい。ビタミン、ミネラル、タンパク質、脂肪および炭水化物の割合を包含する栄養バランスは、獣医学および栄養学分野で既知の食事基準に従って決定される。
【0049】
乾燥した動物フード組成物の非限定的な実施例は、所望により、乾燥体基準で、動物フード組成物の約1重量%〜約50重量%の粗タンパク質、動物フード組成物の約0.5重量%〜約25重量%の粗脂肪、動物フード組成物の約1重量%〜約10重量%の補足的繊維、および動物フード組成物の約1重量%〜約30重量%の水分を含有してよい。あるいは、乾燥した動物フード組成物は、乾燥体基準で、動物フード組成物の約5重量%〜約35重量%の粗タンパク質、動物フード組成物の約5重量%〜約25重量%の粗脂肪、動物フード組成物の約2重量%〜約8重量%の補足的繊維、および動物フード組成物の約2重量%〜約20重量%の水分を含有してよい。あるいは、乾燥した動物フード組成物は、乾燥体基準で、動物フード組成物の約9.5重量%〜約22重量%の最低タンパク質量、動物フード組成物の約8重量%〜約13重量%の最低脂肪量、動物フード組成物の約3重量%〜約8重量%の最低水分量、動物フード組成物の約3重量%〜約7重量%の最低補足的繊維量を含有する。また乾燥した動物フード組成物は、約3.5Kcal/gの最低代謝エネルギー量を有する可能性がある。
【0050】
湿った動物フード組成物の非限定的な実施例は、所望により、乾燥体基準で、動物フード組成物の約0.5重量%〜約50重量%の粗タンパク質、動物フード組成物の約0.5重量%〜約25重量%の粗脂肪、動物フード組成物の約0.5重量%〜約15重量%の補足的繊維、動物フード組成物の約30重量%〜約50重量%の水分を含有してよい。あるいは、湿った動物フード組成物は、乾燥体基準で、動物フード組成物の約5重量%〜約35重量%の粗タンパク質、動物フード組成物の約5重量%〜約25重量%の粗脂肪、動物フード組成物の約1重量%〜約5重量%の補足的繊維、および動物フード組成物の約35重量%〜約45重量%の水分を含有してよい。あるいは、湿った動物フード組成物は、乾燥体基準で、動物フード組成物の約9.5重量%〜約22重量%の最低タンパク質量、動物フード組成物の約8重量%〜約13重量%の最低脂肪量、動物フード組成物の約38重量%〜約42重量%の最低水分量、動物フード組成物の約2重量%〜約3重量%の最低補足的繊維量を有してよい。また湿った動物フード組成物は、約3.5Kcal/gの最低代謝エネルギー量、および約0.1%〜約20%のトネリコ、および約0.001%〜約5.0%のタウリンを有してよい。
【0051】
ぬれた動物フード組成物の非限定的な実施例は、所望により、乾燥体基準で、動物フード組成物の約0.5重量%〜約50重量%の粗タンパク質、動物フード組成物の約0.5重量%〜約25重量%の粗脂肪、動物フード組成物の約0.01重量%〜約15重量%の補足的繊維、動物フード組成物の約50重量%〜約90重量%の水分を含有してよい。あるいは、ぬれた動物フード組成物は、乾燥体基準で、動物フード組成物の約5重量%〜約35重量%の粗タンパク質、動物フード組成物の約5重量%〜約25重量%の粗脂肪、動物フード組成物の約0.05重量%〜約5重量%の補足的繊維、および動物フード組成物の約60重量%〜約85重量%の水分を含有してよい。あるいは、ぬれた動物フード組成物は、乾燥体基準で、動物フード組成物の約9.5重量%〜約22重量%の最低タンパク質量、動物フード組成物の約8重量%〜約13重量%の最低脂肪量、動物フード組成物の約65重量%〜約80重量%の水分量、動物フード組成物の約0.1重量%〜約3重量%の最低補足的繊維量を含有してよい。また、ぬれた動物フード組成物は、約1.0Kcal/gの最低代謝エネルギー量、および約0.1%〜約20%のトネリコ、および約0.001%〜約5.0%のタウリンを有してよい。
【0052】
本発明の一実施形態においては、動物フード組成物は、乾燥した状態、湿った状態、ぬれた状態、ないしは別の状態であっても、乾燥体基準で、動物フード組成物の約5重量%〜約50重量%、あるいは20重量%〜約50重量%の動物由来成分を含有する動物フード組成物である。動物由来成分の非限定的な実施例としては、鶏肉、牛肉、豚肉、子羊、七面鳥(または他の動物)のタンパク質または脂肪、卵、魚粉等が挙げられる。
【0053】
動物フード組成物がグレービーの形態である場合、組成物は、少なくとも10%のブロスまたはストックを含んでよく、これらの非限定的な実施例としては、野菜、牛肉、鶏肉、またはハムストックが挙げられる。典型的なグレービー組成物は、乾燥体基準で、約0.5%〜約5%粗タンパク質、および約2%〜約5%の粗脂肪を含んでよい。
【0054】
動物フード組成物が、ビスケット、チュー、および他のトリーツのような栄養補助食品組成物の形態である場合、栄養補助食品は、乾燥体基準で、栄養補助食品組成物の約20重量%〜約60重量%のタンパク質、約22重量%〜約40重量%のタンパク質を含んでよい。別の例として、サプリメント組成物は、乾燥体基準で、サプリメント組成物の約5重量%〜約35重量%の脂肪、または約10重量%〜約30重量%の脂肪を含んでよい。ネコまたはイヌのような動物による使用が意図されるフードおよび栄養補助食品組成物は、一般に当該技術分野において既知である。
【0055】
任意成分
本発明の動物フード組成物は、広範囲の他の任意成分を更に含むことができる。
【0056】
追加の構成要素の非限定的な実施例としては、動物タンパク質、植物タンパク質、デンプン質の物質、野菜、果物、卵系材料、非変性タンパク質、食品用ポリマー接着剤、ゲル、ポリオール、デンプン、ゴム類、風味剤、調味料、塩、着色剤、徐放性化合物、ミネラル、ビタミン、酸化防止剤、プレバイオティクス、プロバイオティクス、芳香変性剤、非平滑化小麦タンパク質、非平滑化大豆タンパク質、非平滑化ルピンタンパク質、非平滑化野菜タンパク質、パン粉、挽肉、粉、粉砕パスタ、水、およびこれらの組合せが挙げられる。
【0057】
任意成分の非限定的な実施例としては、少なくとも1つの野菜を挙げることができる。野菜の非限定的な実施例としては、ニンジン、エンドウマメ、ジャガイモ、キャベツ、セロリ、豆類、トウモロコシ、トマト、ブロッコリー、カリフラワー、リーキ、およびこれらの組合せが挙げられる。
【0058】
充填剤もまた、任意成分として、本明細書において有用である。充填剤は、固体、液体、または圧縮空気(packed air)であることができる。充填剤は、可逆的(例えば、ゼラチンが挙げられる熱可逆的なもの)および/または非可逆的(例えば、卵白が挙げられる熱非可逆的なもの)であることができる。充填剤の非限定的な実施例としては、グレービー(gravy)、ゲル、ゼリー、アスピック、ソース、水、空気(例えば、窒素、二酸化炭素、および大気が挙げられる)、ブロス、およびこれらの組合せが挙げられる。
【0059】
着色剤の非限定的な実施例としては、合成または天然の着色剤、およびこれらの組合せが挙げられるが、これらに限定されない。着色剤が存在する場合、乾燥体基準で、前記着色剤の約0.0001%〜約5%、更に約0.001%〜約1%、なお更に約0.005%〜約0.1%である。
【0060】
更に、ラクトバシラスまたはビフィドバクテリウム種のようなプロバイオティク微生物は、例えば、組成物または動物フード組成物自体に添加されてよい。
【0061】
少なくとも1つの果物もまた、任意成分として、本明細書で有用である。非限定的な実施例としては、トマト、リンゴ、アボカド、西洋ナシ、モモ、サクランボ、アンズ、プラム、ブドウ、オレンジ、グレープフルーツ、レモン、ライム、クランベリー、ラズベリー、ブルーベリー、スイカ、カンタロープ、マスクメロン、ハネデューメロン、イチゴ、バナナ、およびこれらの組合せが挙げられる。
【0062】
動物フード組成物は、長鎖脂肪酸および亜鉛のような他の活性剤を含有してよい。好適な長鎖脂肪酸としては、α−リノール酸、γ−リノレン酸、リノール酸、エイコサペンタエン酸、およびドコサヘキサエン酸が挙げられる。魚油は、エイコサペンタエン酸(EPA)およびドコサヘキサエン酸(DHA)の好適な供給源である。DHA量は、全て乾燥体基準で、動物フード組成物の少なくとも約0.05%、あるいは少なくとも約0.1%、あるいは少なくとも約0.15%である。EPA量は、全て乾燥体基準で、動物フード組成物の少なくとも約0.05%、あるいは少なくとも約0.1%、あるいは少なくとも約0.15%である。
【0063】
本発明の組成物は、炭水化物供給源をさらに含んでよい。米、トウモロコシ、ミロ、サトウモロコシ、大麦、小麦等のグレインまたは穀物は、代表的な供給源である。
【0064】
組成物はまた、乾燥乳清および他の乳製品副産物のような他の物質もまた含有してよい。
【0065】
製造方法
本発明の動物フード組成物は、所望の動物フード組成物を製造および配合するのに適した、任意の既知のないしは別の有効な技術により、調製されてよい。以下のプロセスを含む動物フード組成物を製造することが有効である:
(a)クラッキング施設からナッツ殻を受領する;
(b)ナッツ殻の粒径を、より貯蔵が利くサイズに低減する;
(c)ナッツ殻をスクリーニングプロセスに通す;
(d)空気分級機を有するミリングシステムを使用する微粉砕によりナッツ殻を粉砕する;および
(e)粉砕したナッツ殻を動物フード組成物に組み込む。
【0066】
動物フード組成物は、蒸気トンネル、押出成形、凍結非平坦化(freeze-texturization)、焼成、ゲル化、レトルト、マイクロ波加熱、およびこれらの組合せを包含する様々な周知の手段により、加工されることができる。
【0067】
総湿分含量方法
方法は、動物フード組成物中の総湿分含量の分析を包含する。分析は、AOAC方法930.15およびAACC方法44−19で概説される手順に基づく。
【0068】
動物フード組成物試料は、1単位体積、例えば375グラムの組成物をとり、ペーストのように均一な稠度にフードプロセッサーで均質にすることによって調製される。375グラムより多い動物フード組成物は、375グラムの試料が得られるように、同等で全体の代表的な画分をつくるために再分割されるであろう。
【0069】
動物フード組成物のペーストを、個々に100mL以下の体積で3つにサンプリングし、100mLナスコ(Nasco)ワールパック(Whirl-Pak)(登録商標)(ウィスコンシン州、フォートアトキンソン(Fort Atkinson)53538−0901)内に個々に入れ密閉する。ワールパック(Whirl-Pak)(登録商標)の密閉処理中、最終の密閉の直前に容器から手で過剰の空気を抜くことによって容器のヘッドスペースを最小限にする。ワールパック(Whirl-Pak)(登録商標)を製造業社の指示に従い密閉する−バッグを3度きつく折り畳み、タブを180度曲げる。
【0070】
全ての試料は、湿分分析前に48時間未満の間、6℃で冷蔵される。
【0071】
全湿分分析のために、各湿分用スズ缶(moisture tin)および蓋の自重を0.0001gまで記録する。湿分用スズ缶および蓋は、乾燥した清潔なピンセットを用いて扱われる。湿分用スズ缶および蓋は、密閉されたデシケータ内の乾燥剤上で、乾燥した状態で保たれる。試料を含有するワールパック(Whirl-Pak)(登録商標)を開き、2.0000+/−0.2000グラムの試料を覆われていない湿分用スズ缶(moisture tin)に計り入れる。湿分用スズ缶(moisture tin)中の試料の重量を記録する。エアオーブンでの乾燥中、湿分を失わせるが全ての他の物質は収容されるように、開いた状態の湿分用スズ缶(moisture tin)の上部に蓋を置く。蓋、および試料を充填した湿分用スズ缶(moisture tin)を、135℃で運転されるエアオーブン内に6時間置く。カウントダウンタイマーを用いて時間を監視する。
【0072】
乾燥後、オーブンからスズ缶(tin)を取り出し、乾燥した蓋をピンセットを用いてスズ缶の上部に置く。乾燥した試料を有する覆われた湿分用スズ缶(moisture tin)を直ぐにデシケータに入れて冷却する。密閉したデシケータに、ステージ下まで活性乾燥剤を満たす。室温まで冷却したら、乾燥した試料を有する覆われた湿分用スズ缶(moisture tin)を0.0001gまで秤量し、重量を記録する。各試料の全湿分含量を、以下の式を用いて計算する。
【0073】
全湿分含量(%)=100−(乾燥後のスズ缶(tin)、蓋、および試料の重量−空のスズ缶および蓋の重量)×100/初期の試料重量。
【0074】
本明細書全体を通じて与えられる全ての最大数値限定は、それより小さい全ての数値限定を、こうしたそれよりも小さい数値限定が本明細書に明確に記載されているかのように包含することを理解すべきである。本明細書を通じて与えられる全ての最小数値限定は、それより大きい全ての数値限定を、こうしたそれより大きい数値限定が本明細書に明確に記載されているかのように包含する。本明細書を通じて与えられる全ての数値範囲は、そのようなより広い数値範囲内にある、全てのより狭い数値範囲を、こうしたそれより狭い数値範囲が本明細書に明確に記載されているかのように包含する。
【0075】
特に指定がない限り、明細書、実施例、および請求の範囲における本明細書の全ての部、比、および百分率は重量基準であり、全ての数値限定は、当該技術分野により提供される通常の程度の精度で使用される。
【実施例】
【0076】
以下の実施例は、本発明の範囲内にある実施形態をさらに記載し実証する。これら実施例は、説明の目的のためにのみ提示するものであって、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、多くの変更が可能であるので、本発明を限定するものと解釈すべきではない。
【表1】

【表2】

【表3】

【0077】
実施例1、2、3、4、5、6、および7の乾燥した動物フード組成物は、初めに、穀物グレインをミリング処理し、ビタミンおよびミネラルおよび補足的繊維源およびナッツ殻と混合することにより製造することができる。次に、穀物グレインを、肉製品および他のタンパク質供給源に添加する。成分をキブルへと押出成形する。キブルを乾燥する。最終製品を包装する。
【0078】
実施例8、9、10、11、12、13、14、および15のぬれた動物フード組成物は、初めに、穀物グレイン乾燥し、ミリング処理することにより製造することができる。乾燥した穀物グレイン、ビタミン、ミネラル、および補足的繊維源、およびナッツ殻を混合する。乾燥成分を、肉製品および他のタンパク質供給源とブレンドする。最終製品を提供するために、混合物は、缶内に包装され、レトルトプロセスにて調理される。予め形成された部分(グレービー中の塊)については、安全な最終製品を提供するために、混合物を押し出し、予め調整するために蒸気トンネルに通し、所望の形状に切断し、添加水と共に包装し、レトルト化する。
【0079】
実施例16、17、18、19、20、21、および22の湿った動物フード組成物は、穀物グレインを、ビタミンおよびミネラルおよび補足的繊維源およびナッツ殻と共にミリング処理および混合をすることにより製造することができる。次に、穀物グレインを、水分活性を調整するために湿潤剤と共に肉製品および他のタンパク質供給源に添加し、成型する。成分を所望の形状へと押出成形する。最終製品を乾燥および包装する。
【0080】
「発明を実施するための最良の形態」で引用した全ての文献は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に対する先行技術であることを容認するものと解釈されるべきではない。
【0081】
本発明の特定の実施形態について説明し記載したが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、他の様々な変更および修正がなされうることが、当業者には明らかであろう。従って、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更および修正は、添付の特許請求の範囲で網羅されることとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ナッツ殻を含む動物フード組成物。
【請求項2】
乾燥体基準で、組成物の0.01重量%の前記ナッツ殻〜100重量%の前記ナッツ殻、組成物の0.05重量%の前記ナッツ殻〜50重量%の前記ナッツ殻、組成物の0.1重量%の前記ナッツ殻〜30重量%の前記ナッツ殻、組成物の0.2重量%の前記ナッツ殻〜20重量%の前記ナッツ殻、組成物の0.5重量%の前記ナッツ殻〜10重量%の前記ナッツ殻を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記ナッツ殻が、ペカンナッツ殻、クルミナッツ殻、ハシバミナッツ殻、ヒッコリーナッツ殻、へーゼルナッツ殻、クリナッツ殻、ヒッコリーナッツ殻、およびこれらの組合せからなる群から選択され、好ましくは前記ナッツ殻が前記ペカンナッツ殻であり、好ましくは前記ナッツ殻がクルミナッツ殻である、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項4】
前記組成物が、ぬれた組成物、湿った組成物、乾燥した組成物、およびこれらの組合せからなる群から選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項5】
前記組成物が、ペットフード、ドッグフード、キャットフード、おやつ、チュー、ビスケット、グレービー、ソース、飲料、補足水、およびこれらの組合せからなる群から選択される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項6】
前記組成物が、動物による使用に好適である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項7】
前記動物が、イヌ、ネコ、ウサギ、モルモット、ハムスター、アレチネズミ、フェレット、ウマ、動物園の哺乳類からなる群から選択される、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
動物性タンパク質、植物性タンパク質、デンプン質の物質、野菜、果物、卵系材料、非変性タンパク質、食品等級高分子接着剤、ゲル、ポリオール、デンプン、ゴム類、湿潤剤、風味剤、調味料、塩、着色剤、徐放性化合物、ミネラル、ビタミン、酸化防止剤、プレバイオティクス、プロバイオティクス、芳香変性剤、アミノ酸、およびこれらの組合せを更に含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項9】
補足的繊維源を更に含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項10】
パッキング組織を更に含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項11】
乾燥体基準で、組成物の0.05重量%の補足的繊維源〜99重量%の補足的繊維源、組成物の0.1重量%の補足的繊維源〜80重量%の補足的繊維源、組成物の1.0重量%の補足的繊維源〜70重量%の補足的繊維源を含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項12】
前記補足的繊維源が、発酵性繊維、低発酵性繊維、およびこれらの組合せからなる群から選択される、請求項1〜11のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項13】
前記発酵性繊維が、ビートパルプ、イナゴマメ、オオバコ、シトラスペクチン、コメヌカ、イナゴマメ、フラクトオリゴ糖、イヌリン、オリゴフルクトース、ガラクトオリゴ糖、シトラスパルプ、マンナンオリゴ糖、アラビノガラクタン、ラクトスクロース、グルコマンナン、ラクツロース、ポリデキストロース、リンゴ搾りかす、トマト搾りかす、ニンジン搾りかす、カッシアゴム、キサンタンガム、カラヤゴム、タルハガム、アラビアゴム、およびこれらの組合せからなる群から選択される、請求項1〜12のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項14】
前記低発酵性繊維が、セルロース、ヘミセルロース、セルロースエーテル、リグニン、およびこれらの組合せからなる群から選択される、請求項1〜13のいずれか1項に記載の組成物。

【公表番号】特表2009−527249(P2009−527249A)
【公表日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−555928(P2008−555928)
【出願日】平成19年2月23日(2007.2.23)
【国際出願番号】PCT/IB2007/050587
【国際公開番号】WO2007/096838
【国際公開日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【出願人】(595056859)ザ・アイムス・カンパニー (52)
【氏名又は名称原語表記】The Iams Company
【出願人】(508252033)サウス、ジョージア、ペカン、カンパニー (2)
【氏名又は名称原語表記】SOUTH GEORGIA PECAN COMPANY
【Fターム(参考)】