説明

ナフテン系及び芳香族系原油からのケロシン及びガス油の品質向上法

ワトソン特性係数K値が12.0以下の原油から石油誘導ケロシンフラクション及び石油誘導ガス油フラクションを単離し(但し、ケロシンフラクション中のナフタレン含有量が3容量%未満で、かつガス油フラクションのセタン価が50未満又は密度が845kg/mを超える場合、ケロシンフラクションの煙点は25又は19mm未満)、該ケロシンフラクションに、得られる混合物中のナフタレン含有量が3容量%未満の場合、混合物の煙点が25又は19mmを超えるような量のフィッシャー・トロプシュ誘導ケロシンフラクションを添加し、次いで該石油誘導ガス油フラクションに、混合物のセタン価が51を超えるような量のフィッシャー・トロプシュ誘導ガス油フラクションを添加する前記製造法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
ワトソン(Watson)特性係数K値が12以下を特徴とするナフテン系及び芳香族系原油からの低品質のケロシン及びガス油の品質向上法。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
ワトソン特性係数K値が11〜12を特徴とする原油は、“ナフテン系”粗原料とも言われている。K値が11未満の粗原料は、“芳香族系”粗原料とも言われている。炭化水素についてのワトソン特性係数Kは、API技術データブック(セクション2 特徴化)に定義されている。
【0003】
ナフテン系又は芳香族系粗原料から蒸留した生ナフサフラクションは、接触改質により容易に高オクタン価改質物に転化できるので、高オクタン自動車ガソリン成分を製造するのに極めて好適である。しかし、ナフテン系及び/又は芳香族系粗原料から製造した生ケロシン及び生ガス油は、種々の地域及び市場において、ますます増加する多数の立法府により要求される特定の環境保護に関する駆動燃料規格に適合するには不適当な特定の品質特性を特徴としている。
【0004】
蒸留及び処理によりナフテン系及び/又は芳香族系粗原料から製造した航空機用ケロシンは、通常、共同操作システム(Jointly Operated System)用航空機燃料品質要件(AFQRJOS)の照合表No.19の航空機タービン燃料(Avtur)に設定された所要国際規格(最小25mm)よりも遥かに煙点が低いか、或いはケロシン中のナフテン含有量が3容量%未満の場合の代替規格である最大煙点(最小19mm)に適合しない。これら粗原料から製造したケロシンでは、ケロシンの最終沸点が高い場合、時にはナフタレン水準が高すぎることがある。最小合計酸価0.015mgKOH/g、最大特定芳香族水準25容量%及び熱安定性要件(JFTOT)のような、航空機用ケロシンに設定されたその他の規格もナフテン系及び/又は芳香族系粗原料から直接蒸留したケロシンでは適合困難である。
【0005】
このようなナフテン系又は芳香族系粗原料から製造したディーゼル品質のガス油は、通常、低セタン価(CN)を特徴とする。通常、このセタン価は、ディーゼル等級に設定された所要の国際セタン価規格より低い35〜50の範囲である。国際的には、ディーゼル燃料のセタン価を上げて、自動車排出物を減少させる、きれいな駆動燃料(a drive)がある。例えばヨーロッパディーゼル規格(EN 590)の最小セタン価要件は、Euro III燃料用のEU燃料指針98/70に設定されたヨーロッパディーゼル燃料・排出物要件に適合させるため、2000年以降、51の最小値に上げられた。地球規模の自動車メーカーは、2002年のWorld Wide Fuel Charterで発表したように、ディーゼル燃料セタン価要件を更に最小55までも上げることを要望している。
【0006】
ナフテン系又は芳香族系粗原料から製造したガス油は、高密度も特徴としている。国際的ディーゼル品質の最大密度限界は、現在、ディーゼル自動車排出物要件に適合させるため低下しつつある。またEUでは、EU 590のディーゼル燃料用の最大規格は、2000年にはEU燃料指針98/70に設定されるように、845kg/mの最大値に低下した。
【0007】
これら排出物駆動燃料要件の結果から、ナフテン系又は芳香族系粗原料から製造した中間蒸留物燃料は、Avtur及びディーゼルに設定された厳しい環境保護上の駆動燃料規格要件に適合するには不適当かも知れない。その結果、これら粗原料がいわゆる水素化スキミング(hydroskimming)製油所で処理されていれば、“規格外”のディーゼル品質又はケロシン品質となる。水素化スキミング製油所は、粗原料の蒸留及び水素化処理工程からなる比較的簡単な製油所である。
【0008】
これら粗原料から製造した蒸留物の品質を向上して、特定の製品品質に適合させるには、前記製油所は下記2つの選択肢を有する。
1)第一の選択肢として、低蒸留物品質の更なる向上は、更に厳しい水素化処理又は水素化分解を施すことにより達成できる。しかし、このような選択肢はこれらの処理ユニットを備えていない製油所に高価な投資を必要とする可能性がある。
【0009】
US−A−3607729に記載されるようなケロシンフラクション中のナフテン系成分の接触開環による方法では、ケロシンフラクションの煙点を改良できる。またガス油のセタン価もこれら方法の水素化反応及び開環反応により向上できる。
【0010】
US−A−3775297には、ナフテン系粗原料から単離したガス油を潤滑基油及び自動車ガソリンに転化する方法が記載されている。
更にUS−A−5107056に記載の最近の発展は、望ましくないナフテン系化合物を膜分離により油から除去する方法である。
【0011】
2)ケロシン及びガス油の特性を向上する第二の選択肢は、これら低品質種のナフテン系及び芳香族系粗原料を多種のパラフィン系粗原料とブレンドし、共同処理することである。この粗原料ブレンドの最終蒸留物の収率は、各粗原料から得られる蒸留物の収率を掛けた粗原料ブレンド比から計算できる。
【0012】
パラフィン系粗原料とのブレンドによる欠点は、これらの粗原料が必ずしも製油所の地域で入手できないか、或いは非常に高価なことである。他の欠点は、ケロシン及びガス油の特性と蒸留物の需要量との両者をそれぞれ規定量で品質に適合するようにブレンドするパラフィン系粗原料が必ずしも見い出せないことである。
【0013】
普通、粗原料のブレンドは、品質の不合格(give−away)を生じ、例えばこれら粗原料をブレンド後、煙点、それぞれセタン価規格に適合するケロシンブレンド又はガス油ブレンドのいずれかである。その他のブレンドは、規格値を超える特性値を有するが、この特性値は、規格に更に近い特性を有するブレンドと同じか近い。このようないわゆる品質の不合格は、自明の理由から好ましくは避けるべきである。けれども、前述のように、製油所のブレンド環境において、ケロシン及びガス油の両製品を最適化する際、このような品質の不合格は、必ずしも避けられない。またパラフィン系粗原料の共同処理は、多量の粗原料の貯蔵、取り扱い、ブレンド、粗原料の蒸留及び処理を必要とすることにもなる。
【0014】
Cookson David J等、“Obsreved and predicted properties of jet and diesel fuel formulated from coal liquefaction and Fischer−Tropsch feedstock”,Energy Fuels 1992,6,p581−585には、非粗原料、即ち、コール液化法で得られたケロシン及びガス油フラクションをそれぞれフィッシャー・トロプシュ誘導ケロシン及びガス油とブレンドする方法が記載されている。
【特許文献1】US−A−3607729
【特許文献2】US−A−3775297
【特許文献3】US−A−5107056
【特許文献4】EP−A−583836
【特許文献5】WO−A−9714768
【特許文献6】WO−A−9714769
【特許文献7】WO−A−011116
【特許文献8】WO−A−011117
【特許文献9】WO−A−0183406
【特許文献10】WO−A−0183647
【特許文献11】WO−A−0183641
【特許文献12】WO−A−0020535
【特許文献13】WO−A−0020534
【特許文献14】EP−A−1101813
【特許文献15】US−A−5766274
【特許文献16】US−A−5378348
【特許文献17】US−A−5888376
【特許文献18】US−A−6204426
【特許文献19】WO−A−0206905
【非特許文献1】Cookson David J等“Obsreved and predicted properties of jet and diesel fuel formulated from coal liquefaction and Fischer−Tropsch feedstock”,Energy Fuels 1992,6,p581−585
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明の目的は、製品品質の不合格が低減されると共に、ナフテン系又は芳香族系炭化水素含有量を減少させる特別な処置を必要としない、ナフテン系又は芳香族系粗原料からのケロシン及びガス油の製造方法を得ることである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
発明の概要
この目的は、以下の方法により達成される。(a)ワトソン特性係数K値が12.0以下の原油から石油誘導ケロシンフラクション及び石油誘導ガス油フラクションを単離する工程であって、該ケロシンフラクション中のナフタレン含有量が3容量%未満であり、かつ該ガス油フラクションのセタン価が50未満か又は該ガス油フラクションの密度が845kg/mを超える場合、石油誘導ケロシンフラクションの煙点は25mm未満又は19mm未満である該工程、(b)該石油誘導ケロシンフラクションに、得られる混合物中のナフタレン含有量が3容量%未満である場合、該混合物の煙点値が25mmを超えるか又は19mmを超えるような量のフィッシャー・トロプシュ誘導ケロシンフラクションを添加する工程、及び(c)該石油誘導ガス油フラクションに、得られる混合物のセタン価が51を超えるような量のフィッシャー・トロプシュ誘導ガス油フラクションを添加する工程、による前記原油からのケロシン及びガス油製品の製造法。
【発明の効果】
【0017】
本発明方法は、パラフィン系粗原料の共同処理の必要性を回避しながら、所望の特性を有するケロシン及びガス油製品を得る簡単な方法を提供する。フレンド成分としてフィッシャー・トロプシュ生成物を使用することにより、ナフテン系及び芳香族系種の粗原料から蒸留した生(virgin)ケロシン及び生ガス油も容易に使用できる。こうして、通常、これらフラクション中のナフテン又は芳香族含有量の低下に利用される水素化処理工程の必要性を低減するか、更には該工程を回避できる。
【0018】
更なる利点は、ケロシンの他の製品特性が向上することである。例えば該ケロシンの高い熱量のため、水素含有量が増大する。また熱安定性も向上する。
【0019】
また生ナフテン系ガス油をフィッシャー・トロプシュ誘導ガス油とブレンド後、セタン価以外の他のガス油特性も同様に向上する。例えば熱安定性が向上し、密度が低下し、また硫黄及び芳香族含有量は、カテゴリー4のディーゼル等級用の自動車メーカーによるWorld Wide Fuel Charter(2002年改訂版)の要求どおりに低下する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
原油は、12.0以下のワトソン特性係数K値を特徴とする。このK値はAPI技術データブック(セクション2 特徴化)に記載の式及びノモグラムに従って計算される。このような低K値を有する原油の例は、西アフリカ粗原料、例えばForcados及びNigerian Light,Far East粗原料、例えばChampion Export,Labuan and Miri Light,北海粗原料、例えばデンマーク(DUC),Troll,Gryphon及びAlba粗原料、南米粗原料、例えばTia Juana Pesado,Nachequero及びMayaである。本発明方法で得られるガス油及びケロシン製品は、K値が12.0以下の粗原料に対し、好ましくは50重量%を超え、更に好ましくは70重量%を超え、最も好ましくは90重量%である。
【0021】
原油からは、好ましくは蒸留により、石油誘導ケロシン及びガス油が単離される。この種の蒸留は、製油所操作に精通する当業者に周知の方法により常圧蒸留塔で行うことが好ましい。蒸留により単離され、他の転化処理を行っていないフラクションは、生蒸留物フラクションと言う。
【0022】
この石油誘導ケロシンフラクションのASTM D86のIBPは好ましくは、140〜200℃の範囲で、最終沸点は200〜最大300℃の範囲である。
石油誘導ガス油フラクションのASTM D86のIBPは好ましくは、250〜300℃の範囲で、FBPは340〜380℃の範囲である。
【0023】
フィッシャー・トロプシュ誘導ケロシン及びガス油フラクションは、好適には(水素化分解した)フィッシャー・トロプシュ合成生成物から得られる。フィッシャー・トロプシュ誘導ケロシン及びガス油については、EP−A−583836、WO−A−9714768、WO−A−9714769、WO−A−011116、WO−A−011117、WO−A−0183406、WO−A−0183648、WO−A−0183647、WO−A−0183641、WO−A−0020535、WO−A−0020534、EP−A−1101813、US−A−5378348及びUS−A−6204426に記載されている。
【0024】
フィッシャー・トロプシュ誘導ケロシンは、好適には90重量%以上、更に好ましくは95重量%以上のイソ及び線状パラフィンからなる。イソパラフィンとノーマルパラフィンとの重量比は、好適には0.3を超える。この比は12以下である。この比は好適には2〜6の範囲である。この比の実際の値は、フィッシャー・トロプシュ合成生成物からフィッシャー・トロプシュ誘導ケロシン又はガス油を製造するために用いた水素化転化法により部分的に測定される。若干の環式パラフィンが存在してもよい。
【0025】
フィッシャー・トロプシュ誘導ケロシンの煙点は25mmを超え、好ましくは50mmを超え、ASTM D86蒸留曲線は、大部分が通常のケロシン沸点範囲である約150〜200℃の範囲にあり、密度は15℃で約740kg/mであり、また硫黄及び芳香族の水準はゼロ(検出限界未満)である。
【0026】
フィッシャー・トロプシュ誘導ガス油は、好適には90重量%以上、更に好ましくは95重量%以上のイソ及び線状パラフィンからなる。イソパラフィンとノーマルパラフィンとの重量比は、好適には0.3を超える。この比は12以下である。この比は好適には2〜6の範囲である。この比の実際の値は、フィッシャー・トロプシュ合成生成物からフィッシャー・トロプシュ誘導ケロシン又はガス油を製造するために用いた水素化転化法により部分的に測定される。若干の環式パラフィンが存在してもよい。
【0027】
フィッシャー・トロプシュ誘導ガス油のセタン価は60を超え、好ましくは70を超え、ASTM D86蒸留曲線は、大部分が通常のガス油沸点範囲である約200〜400℃の範囲にある。フィッシャー・トロプシュ誘導ガス油のT90容量%は300〜400℃の範囲であり、密度は15℃で約0.76〜0.79g/cmの範囲にあり、また粘度は40℃で約2.5〜4.0cStの範囲である。
【0028】
ブレンドは、いわゆるインラインブレンド、オンラインブレンド又はバッチ式ブレンドのいずれかで実施できる。これは自動化の水準に依存する。バッチ式ブレンドでは、石油誘導フラクションとフィッシャー・トロプシュ誘導フラクションとのブレンドは、まず混合し、次いで貯蔵容器に供給してから、この最終ブレンドを船、鉄道、自動車、その他の輸送手段に供給する。貯蔵容器への供給物の所望の製品品質、即ち、煙点又はセタン価を測定し、品質の不合格を最小化するため、この特性値が所定範囲内に維持されるように、これらブレンド成分を調節する。
【0029】
インラインブレンドを適用する場合、中間の貯蔵容器は利用するが、ブレンド比/容量は品質測定器(QMI)により自動的にインラインで調節され、ブレンドは直接、船、鉄道又は自動車に放出する。ブレンドの品質又は性能の測定及び管理は周知技術、例えば近赤外線(NIR)により実施できる。好適な方法はWO−A−0206905に記載されている。
本発明を以下の非限定的実施例により説明する。これらの実施例は公知のブレンド公式を用いた計算に基づく。
【実施例1】
【0030】
例1
UOPK値11.5のナフテン系粗原料を蒸留し、ナフサフラクション、ケロシンフラクション及びガス油フラクションを得た。これら異なるフラクションの特性を第1表に示す。
【0031】
【表1】

【0032】
例2
例1を繰り返した。更に、ワトソンK特性係数値が12.3のパラフィン系粗原料を蒸留して、第1表に示すケロシン及びガス油の特性を改良するブレンド成分を得た。使用したパラフィン系粗原料の量は、第1表の各フラクションを所望の規格に適合させて、ケロシンとガス油との混合物を得るのに十分な量とした。これらブレンドの特性を第2表に示す。
【0033】
【表2】


第2表から判るように、品質の不合格は、ブレンドから製造したケロシンの煙点や、セタン価及び密度のような若干のガス油品質で観察された。
【0034】
例3
例1を繰り返した。第1表のケロシン及びガス油フラクションにフィッシャー・トロプシュケロシン及びガス油をそれぞれ、煙点及びセタン価規格に適合するのに十分な量で添加した。得られた特性を第4表に示す。
【0035】
【表3】

【0036】
【表4】



【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)ワトソン特性係数K値が12.0以下の原油から石油誘導ケロシンフラクション及び石油誘導ガス油フラクションを単離する工程であって、該ケロシンフラクション中のナフタレン含有量が3容量%未満であり、かつ該ガス油フラクションのセタン価が50未満か又は該ガス油フラクションの密度が845kg/mを超える場合、石油誘導ケロシンフラクションの煙点は25mm未満又は19mm未満である該工程、(b)該石油誘導ケロシンフラクションに、得られる混合物中のナフタレン含有量が3容量%未満である場合、該混合物の煙点値が25mmを超えるか又は19mmを超えるような量のフィッシャー・トロプシュ誘導ケロシンフラクションを添加する工程、及び(c)該石油誘導ガス油フラクションに、得られる混合物のセタン価が51を超えるような量のフィッシャー・トロプシュ誘導ガス油フラクションを添加する工程による前記原油からのケロシン及びガス油製品の製造法。
【請求項2】
前記ケロシン及びガス油が水素化スキミング製油所で原油から単離される請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記石油ガス油及びケロシンが、ワトソンK値12.0以下の原油に対し50重量%を超える請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記石油誘導ケロシンフラクションのASTM D86による蒸留初期沸点が140〜200℃の範囲で、最終沸点が200〜300℃の範囲である請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記石油誘導ガス油フラクションのASTM D86による蒸留初期沸点が250〜300℃の範囲で、最終沸点が340〜380℃の範囲である請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記フィッシャー・トロプシュ誘導ケロシンのイソパラフィン対ノーマルパラフィン重量比が2〜6の範囲である請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。


【公表番号】特表2007−502899(P2007−502899A)
【公表日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−530200(P2006−530200)
【出願日】平成16年5月17日(2004.5.17)
【国際出願番号】PCT/EP2004/050819
【国際公開番号】WO2004/104142
【国際公開日】平成16年12月2日(2004.12.2)
【出願人】(390023685)シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ (411)
【氏名又は名称原語表記】SHELL INTERNATIONALE RESEARCH MAATSCHAPPIJ BESLOTEN VENNOOTSHAP
【Fターム(参考)】