説明

ニードルレスルアアクセスコネクタ

【課題】鋭い注射針を使用することなく、臨床医が流体の流れ経路を利用できるルアアクセスデバイスニードルコネクタを提供する。
【解決手段】ニードルレスルアアクセスコネクタは、ハウジングに配されるセプタムを有する。そのセプタムは、断面を有する基端部21、基端部21の断面よりも小なる断面を有する中間部22、および、末端部23を有している。縦方向のスリットは、基端部21から末端部23までそのセプタムを貫通している。セプタムおよびハウジングは、そのコネクタが雄型ルアテーパにより利用される場合、セプタムが回転されることなく、または、ハウジングから外れるように設計されている。加えて、そのセプタムおよびハウジングは、末端部23でスリットを付勢し閉じるように設計されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
主題発明は、鋭い注射針を使用することなく、臨床医が流体の流れ経路を利用できるル
アアクセスデバイスと一般に呼ばれるニードルコネクタに関する。さらに詳細には、主題
発明は、シリンジのような医療機器の標準の雄型ルアテーパにより開放され得るニードル
レスルアアクセスコネクタに関する。雄型ルアテーパによるコネクタの貫通により、流体
がそのコネクタ内を流れることができる。雄型ルアテーパがコネクタから外される場合、
コネクタは、流体の流れを妨げるように閉塞する。
【背景技術】
【0002】
患者の治療において、流体が、閉ざされたシステムにより様々な容器とイントラバスク
ラー(intravascular)(IV)との間の経路やIV型カテーテルを介して
患者に移送され、患者への病原菌の進入を防止する。IV型カテーテルが患者の血管系に
進入するように患者に配される治療の過程の間、薬剤のような流体をカテーテルを介し患
者に注入したり、または、血液のガスまたは他の分析のために患者から血液を抜く必要が
ある場合がある。そのような流体の抜き取り、患者への注入は、IV型の経路、食塩泉、
動脈路、または血液透析経路を介している。以前より、ゴム、シリコン製のセプタムがカ
テーテル即ちIV型の経路における開口を覆うように使用され、流体がその開口から流れ
出るのを防止し、閉ざされたシステムを維持している。臨床医は、シリンジの鋭い針をセ
プタムを介して挿入することにより、その開口を利用している。これにより、臨床医は、
シリンジから流体を患者に注入でき、または、患者から流体をシリンジへ抜くことができ
る。そのセプタムは、針が引き抜かれた後、再密封し流体の流れの戻りを防止する。
【0003】
近年、患者の血液、または他の流体、および、そのような「ブラッドコンタミネートシ
ャープ(blood contaminated sharps)」が直ちに処置されな
ければならないという認識について臨床医の細菌混入における重要な関心事がある。この
関心事は、感染された人から他の人に体液の交換により伝染する後天性免疫不全症候群(
AIDS)および肝炎のような最近の不治および死をもたらす病気の到来のために生じた
ものである。従って、AIDSまたは肝炎に感染した人の体液に接触することは、健康な
人へのそのよう病気の伝染を防止するために避けなければならない。もし針がAIDSま
たは肝炎に感染した人に連通したIV型を利用するために使用されたならば、その針は、
病気の伝染のための媒介物となる。臨床医は、ブラッドコンタミネートシャープを適切に
対処する必要を承知しているけれど、不幸にも緊急事態のようなある医療の環境において
、油断、または軽視の結果、汚染した針による針刺しが依然として生じる。ブラッドコン
タミネートシャープによる不慮の針刺しの問題の結果として、多くの努力が、鋭い針の使
用を避ける様々なコネクタを開発するうえで費やされている。
【0004】
ニードルレスコネクタの1つの形式は、コネクタ内に固定された内部のカニューレを介
し流体の流れを制御する縦方向に移動可能なダイアフラムを含んでいる。この内部のカニ
ューレは、コネクタ内の流体の流路を形成している。移動可能なダイアフラムは、移動可
能なダイアフラムの上部をコネクタに対し入口即ち基端の開口に向けて付勢するスプリン
グまたは可撓性部材のような付勢部材と協働している。その開口は、代表的に、雌型ルア
コネクションの形である。移動可能なダイアフラムはコネクタの入口に隣接している場合
、移動可能なダイアフラムが内部カニューレに対しその開口を塞ぎ、流体流れに対し、コ
ネクタを閉じる。そのコネクタは、臨床医がシリンジのような他の医療機器の雄型ルアテ
ーパをコネクタの雌型ルア部に挿入する場合、開口可能とされる。これがなされる場合、
移動可能なダイアフラムは、内部のカニューレが移動可能なダイアフラム内の前もって形
成したスリットを貫通するようにそのハウジング内に押し下げられ、コネクタ内に流体流
路をもたらす。
【0005】
そのようなコネクタは一般にそれらの意図した目的に従い操作可能であるが、そのコネ
クタは、改善可能とされる。内部のカニューレの先端が移動可能なダイアフラムに係合す
る場合、その内部のカニューレは、その移動可能なダイアフラムを切り離す傾向を有して
いる。これにより、破れた移動可能なダイアフラムの破片が、患者に注入されかねない。
加えて、移動可能なダイアフラムのこの切り離しがコネクタの流体の漏れを助長し、病原
菌の進入の経路となる。最後に、内部のカニューレの先端を通過して移動可能なダイアフ
ラムを移動させるために必要な力は、作用させることがかなり難しく、雄型ルアテーパを
押しぎみとし、コネクタから後退させるかなりのキックバックフォースとなる。
【0006】
内部カニューレを有するコネクタに対する可能性がある改善は、そのコネクタの中の流
体の流れを制御するようにダイアフラム内にモールド成形された開口を有する縦方向に移
動可能なダイアフラムを含むコネクタである。付勢部材は、その装置の入口に向かって移
動可能なダイアフラムを付勢するものがある。この状況で、移動可能なダイアフラムの基
端部は、モールド成形された開口を閉じるように付勢するためにコネクタの開口した入口
を形成するハウジングの側壁により半径方向に付勢される。これにより、コネクタ内の流
体の流れが防止される。臨床医がシリンジの雄型ルアテーパをコネクタの入口に挿入する
場合、移動可能なダイアフラムは、移動可能なダイアフラムの基端部と接触しない領域に
対しコネクタ内で下げられる。これにより、ダイアフラムの基端部が、モールド成形され
た開口が開放位置の状態で付勢されていない状態に戻り、コネクタ内に流体の流れをもた
らす。従って、これらのコネクタは、コネクタ内に流体の流路を設けるために内部のカニ
ューレをダイアフラムに対し貫通させる必要がない。
【0007】
しかしながら、モールド成形された開口を有するコネクタは、問題がないわけではない
。例えば、ダイアフラムにおけるモールド成形された開口は、その入口にある場合、緊密
に閉じられない場合がある。これにより、コネクタ内の漏れとなり、病原菌の進入通路を
もたらす。加えて、高い作動力およびキックバックの問題がこれらのタイプのコネクタに
おいて依然として使用されている付勢機構のために解決されない。
【0008】
さらに他の取り組み方が、標準のシリンジにおける標準の雄型ルアテーパに連結される
ブラントカニューレ(blunt cannula)により利用可能とされるコネクタの
開発である。そのようなコネクタは、コネクタの基端部における開口の上方に配され貫通
する縦方向のスリットを有するセプタムを有している。そのコネクタの末端部は、コネク
タが他の医療機器および雌型ルア接続を有するIV型の経路に接続可能となるように標準
の雄型ルアテーパを含んでいる。この形式のコネクタは、標準的な雄型ルアテーパがあま
りに大きいのでセプタムにより占められていないその開口内の空間に合わないので標準の
雄型ルアテーパにより利用可能とされない。その代わりに、この形式のコネクタは、標準
の雄型ルアテーパより細く、標準の雄型ルアテーパに取り付け可能とされるブラントカニ
ューレにより利用可能とされる。臨床医が医療機器またはIV型の経路を利用したい場合
、ブラントカニューレは、シリンジに配され、それからセプタムのスリットに挿入される
。このブラントカニューレは、シリンジを医療機器またはIV型の経路に流体連通して配
置することとなる。流体が患者に注入、または患者から抜かれた後、そのブラントカニュ
ーレを有するシリンジは、セプタムから外される。コネクタの設計のためにそのセプタム
のスリットは、閉じ、その機器内の流体の逆流を防止する。
【0009】
ブラントカニューレにより利用可能とされるスリットセプタムコネクタは、一般に意図
した目的に従い作動するが、それらは、改善可能とされる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
例えば、この形式のコネクタは、個々のブラントカニューレが他の医療機器の雄型ルア
テーパに連結されコネクタが利用できることが必要である。これは、過剰な在庫の問題が
欠かせなく、また、コネクタを使用する医療施設のコストを増大させる。さらに、利用さ
れる場合、代表的には、そのブラントカニューレがコネクタのハウジング内の空間を満た
さない。これは、ブラントカニューレの側面とハウジングの内壁との間においてハウジン
グ内に環状の「デッドスペース」である空洞を残すこととなる。残余の血液がこの空洞内
に残る場合があり、様々な病原菌および細菌の繁殖場所をもたらし、洗い流すことが困難
となる。
【0011】
従って、ニードルを使用することなく利用可能とされるコネクタを提供することを本発
明の目的とする。
【0012】
漏れ、または、病原菌の進入することがないニードルレスルアアクセスコネクタを提供
することを本発明の他の目的とする。
【0013】
デッドスペース容積を最小限にするニードルレスルアアクセスコネクタを提供すること
を本発明のさらに他の目的とする。
【0014】
利用するために大きな力を必要とすることなく、かつ、コネクタが利用される場合、キ
ックバックフォースを最小限とするニードルレスルアアクセスコネクタを提供することを
本発明のさらなる他の目的とする。
【0015】
利用するために如何なる付加的なまたは特別な装置を必要とされないニードルレスルア
アクセスコネクタを提供することを本発明のさらなる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明のニードルレスルアアクセスコネクタは、コネクタの上部の上端に入口、コネク
タの下部の最下部に出口を備える上部および下部を有するハウジングを含んでいる。その
入口および上部は、本発明のニードルレスルアアクセスコネクタが他の医療機器における
標準的な雄型ルアテーパ形状に連結可能とされるように設計され構成されている。同様に
、出口および下部は、他の医療器具の標準的な雌型ルア形状に連結可能とされる標準的な
雄型ルア形状を有している。セプタムは、そのコネクタの上部に配され、コネクタの中の
流体流れを制御する。そのセプタムは、拡大基端部、狭く細長い中間部、および、拡大末
端部を有している。その狭く細長い中間部の構成により、本発明のニードルレスルアアク
セスコネクタが標準的なルアテーパにより利用可能とされる。進入およびキックバック双
方に用いる力を最小限にするように設計されている。縦方向のスリットは、セプタムに形
成され、基端部、中間部、および、末端部を貫通している。スリットの横軸は、好ましく
は、中間部の長径に平行である。セプタムの基端部は、その入口の上端の上方に突出し、
その入口の外縁に配されるハウジングの側壁の上面に静止している。好ましくは、上面は
、二つの正反対の位置にある高い箇所および二つの正反対にある低い箇所を有し、鞍形状
のようなセプタムの基端部をもたらす。この鞍のような形状は、そのセプタムの基端部に
沿ってそのスリットを閉じるように付勢する。これが漏れ、および、病原菌の進入を防止
するように緊密なシールを確実にする一つの機構である。セプタムの末端部は、ハウジン
グの基端部と末端部との間で捕捉される。
【0017】
雄型ルアテーパがセプタムの基端部の面に押し付けられる場合、そのセプタムは、末端
方向および横方向に撓み、その雄型ルアテーパがセプタムのスリットに進入できる。加え
て、セプタムの末端方向および横方向の撓みがスリットを開放させ、雄型ルアテーパがス
リットを介してセプタムを貫通できる。雄型ルアテーパが十分にセプタムに挿入される場
合、そのスリットは、セプタムにより流体がコネクタ内を流れることができるようにセプ
タムの全長に沿って開放される。本発明のニードルレスルアアクセスコネクタは、雄型ル
アテーパが、セプタムの末端部でスリットを完全に開放するようにセプタムを完全に貫通
させる必要がないように構成されている。これは、そのセプタムの末端部の外縁が所定位
置にハウジングにより確実に保持されることにより、また、セプタムの末端部に沿って質
量を増大させることにより達成される。そのセプタムの末端部における増大した質量は、
スリットの中間部の半径寸法よりも大なる半径寸法を有するセプタムの末端部をもたらす
ことにより、達成される。そのセプタムの末端部の外縁を所定位置に保持し、セプタムの
末端部の質量を増大させた結果として、そのセプタムは、スイングドアとして作用し、雄
型ルアテーパがセプタムに十分に挿入される場合、スリットを十分に開放させる。その後
、雄型ルアテーパがセプタムから取り外し可能とされ、その結果、セプタムが応力を受け
ていない状態に戻り、コネクタを流体流れに対し閉塞する。
【0018】
そのセプタムの中間部の外面は、ハウジングの側壁の内面に形成される相補的なリブに
係合するリブを有して形成されてもよい。雄型ルアテーパが十分にセプタムに挿入される
場合、セプタムの中間部の外面がハウジングの側壁の内面に係合する。その複数のリブは
、そのセプタムが雄型ルアテーパにより進入される場合、セプタムのリブがハウジングの
リブに係合するように適切な位置にセプタムおよびハウジングに配される。リブが互いに
係合することにより、そのセプタムはハウジングに対し所定位置に一時的にそのままであ
る。雄型ルアテーパがセプタムの中間部の外面がもはやハウジングの側壁の内面に係合し
ないようにセプタムから十分に外されるならば、その複数のリブは、セプタムが応力を受
けない状態に戻ることができるように非係合となる。この特徴により、雄型ルアテーパが
コネクタから外される場合、セプタムのハウジングから引き抜かれることを防止する。様
々なリブの形状は、この効果を達成するために使用可能とされる。例えば、相補的なリブ
およびデテントまたは溝、スロットが、ハウジングの中間部の外面、ハウジングの側壁の
内面に形成可能とされる。代替的に、これらの特徴は、そのコネクタの中間部の代わりに
、そのコネクタの基端部に沿って形成可能とされる。
【0019】
上述の特徴の変形は、そのセプタムおよびハウジングに形成される様々なキーおよびキ
ーホール構造を使用し、雄型ルアの進入および取り外しの間セプタムの回転を防止する。
例えば、セプタムの基端部は、ハウジングの基端部に沿って形成されるキーホールに嵌る
キーを有して形成可能とされる。キーおよびキーホールは、様々な相補的な形状を有する
ことが可能である。キーおよびキーホールは、ハウジングに対し回動に抗してセプタムを
保持するという制限だけである。
【0020】
流体流れに抗してコネクタの閉塞を容易にするための他の機構は、セプタムが、少なく
ともセプタムの末端部でスリットの面に沿って圧縮されるように構成されるセプタムおよ
びハウジングを有することである。代替的に、または、同時に、そのセプタムおよびハウ
ジングが、そのセプタムがスリットの端部で引張って抜かれるように構成可能とされる。
この構成により、緊密なシールをもたらし、漏れおよび病原菌の進入を防止する。この力
の分布を達成するために、セプタムの末端部は、実質的に円形断面を有して形成可能とさ
れ、一方、セプタムが前もって応力を加えた状態にある場合、セプタムの末端部に隣接し
たハウジングが実質的に楕円、即ち、卵形断面を有して形成可能である。そのスリットが
、楕円の長径に一致する、即ち、スリットの横軸と楕円の長径とが同一直線上にあり、ま
たは平行にあるように配されるならば、そのスリットは、閉位置に付勢されるだろう。楕
円の短径は、スリットの面を一緒に圧縮しがちであり、一方、楕円の長径は、スリットの
端部を引っ張って配置しがちであり、従って、そのスリットを閉じる。この効果は、その
セプタムを適切な方向に引っ張り、かつ、押すハウジング、および、セプタム内に相補的
なタブおよびスロットを形成することにより達成可能とされる。加えて、この効果は、実
質的に楕円即ち卵形断面を有するセプタムの末端部を形成することにより達成可能とされ
る。ハウジングの該当部分が実質的に円形断面を有して形成可能とされる。この構成によ
れば、スリットの横軸は、スリットの短径に対し同一直線上、または平行であるべきであ
る。この円形は、短径を引き離し、長径を一緒に押しがちであり、そのスリットを閉じる

【0021】
そのハウジングは、雄型ルアテーパがコネクタの流体流路を形成するハウジング内に側
壁の配置および構成を備えるコネクタに十分に進入する場合、慎重にセプタムの末端部の
形状を合わすことにより、デッドスペース量を最小限とする。換言すれば、雄型ルアテー
パが、本発明のニードルレスルアアクセスコネクタに挿入される場合、セプタムの末端部
は、ハウジング内で末端側に押され、そのハウジングの末端部における空間の少なくとも
一部を占める。コネクタの側壁は、雄型ルアテーパにより末端側に移動せしめられるセプ
タムの末端部に係合するように構成される。この方法において、セプタムの末端部と一緒
に側壁は、ハウジング内のデッドスペースを最小限とする。
【0022】
好ましい実施例は、同一の要素について同一の参照数字が付される図面中に例示される

【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明のニードルレスルアアクセスコネクタの分解斜視図である。
【図1A】その上部の上面の形状の説明を助ける想像線を示す本発明のニードルレスルアアクセスコネクタ用のハウジングの上部の斜視図である。
【図2】コネクタの差し込み用のシリンジのような他の医療機器における雄型ルアテーパとともに流体流れを閉ざした本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの断面図である。
【図3】流体流れを開放するようにコネクタ内に配されたシリンジのような他の医療機器の雄型ルアテーパを有する本発明のニードルレスルアアクセスコネクタの断面図である。
【図4】本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの斜視図である。
【図5】図4に示される本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの上面図である。
【図6】本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタに使用されるセプタムの第1の実施例の斜視図である。
【図7】本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタに使用されるセプタムの第1の実施例の断面における斜視図である。
【図8】そのセプタムの中間部の主要長さを示す本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタに使用されるセプタムの第1の実施例の側面図である。
【図9】セプタムおよびハウジングの第2の実施例を有する本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの断面における分解斜視図である。
【図10】コネクタの差し込み用のシリンジのような他の医療機器における雄型ルアテーパとともに、セプタムおよびハウジングの第2の実施例を有する本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの断面における断面図である。
【図11】セプタムおよびハウジング、それに配される雄型ルアテーパの第2の実施例を有する本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの断面図である。
【図12】コネクタの差込用のシリンジのような他の医療機器の雄型ルアテーパおよびハウジングの第3の実施例を有する本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの断面図である。
【図13】流体流れを開放するようにコネクタ内に配されたシリンジのような他の医療機器におけるハウジングおよび雄型ルアテーパの第3の実施例を有する本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの断面図である。
【図14】セプタムの第3の実施例とハウジングの第4の実施例とを有する本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの断面における分解斜視図である。
【図15】コネクタの差込用のシリンジのような他の医療機器の雄型ルアテーパとともに、セプタムの第3の実施例およびハウジングの第4の実施例を有する本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの断面図である。
【図16】セプタムの第3の実施例、および、配された雄型ルアテーパを伴ったハウジングの第4の実施例を有する本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの断面図である。
【図17】セプタムの第4の実施例およびハウジングの第5の実施例を示す本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの分解斜視図である。
【図18】セプタムの第4の実施例およびハウジングの第5の実施例を示す本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの側面図である。
【図19】セプタムの第5の実施例およびハウジングの第6の実施例を示す本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの一部の分解斜視図である。
【図20】セプタムの第5の実施例およびハウジングの第6の実施例を示す本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの側面図である。
【図21】セプタムの第6の実施例およびハウジングの第7の実施例を示す本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの一部の分解斜視図である。
【図22】セプタムの第6の実施例およびハウジングの第7の実施例を示す本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの側面図である。
【図23】セプタムの第7の実施例およびハウジングの第8の実施例を示す本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの一部の分解斜視図である。
【図24】セプタムの第7の実施例およびハウジングの第8の実施例を示す本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの側面図である。
【図25】セプタムの第8の実施例およびハウジングの第9の実施例を示す本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの一部の分解斜視図である。
【図26】セプタムの第8の実施例およびハウジングの第9の実施例を示す本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの側面図である。
【図27】セプタムの第9の実施例およびハウジングの第10の実施例を示す本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの一部の分解斜視図である。
【図28】セプタムの第9の実施例およびハウジングの第10の実施例を示す本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの側面図である。
【図29】ハウジングの第11の実施例を示す図4における29−29線に沿った本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの断面における平面図である。
【図30】ハウジングから外されるセプタムを有するハウジングの第11の実施例の上面図である。
【図31】図29の図に類似した本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタにおいてハウジングの第12の実施例を示す断面における上面図である。
【図32】ハウジングから外されるセプタムを有するハウジングの第12の実施例の上面図である。
【図33】セプタムの第10の実施例およびハウジングの第13の実施例を示す本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタの一部の分解斜視図である。
【図34】セプタムの第10の実施例およびハウジングの第13の実施例を示す本発明のニードルレスルアアクセスコネクタの一部の分解断面図である。
【図35】本発明のニードルレスルアアクセスコネクタのハウジングの第13の実施例の上面図である。
【図36】本発明のニードルレスルアアクセスコネクタのセプタムの第10の実施例の上面図である。
【図37】その二つの間の比較をもたらすようにセプタムの末端部を円権断面に係合させるハウジングの一部を仮想線で示す楕円形の断面を有するセプタムの末端部の底面図である。
【図38】その二つの間の比較をもたらすようにセプタムの末端部を楕円形断面に係合させるハウジングの一部を仮想線で示す円形断面を有するセプタムの末端部の底面図である。
【図39】楕円形断面を有するセプタムの末端部の底面図である。
【図40】オープン成形構造を有するスリットを備える楕円形断面を有するセプタムの末端部の底面図である。
【図41】円形断面を有するセプタムにおける末端部の底面図である。
【図42】オープン成形構造を有するスリットを備える円形断面を有するセプタムにおける末端部の底面図である。
【図43】セプタムの末端部、および、セプタムの末端部に係合するハウジングの末端部を示す本発明のニードルレスルアアクセスコネクタの断面における底面の部分的な斜視図である。
【図44】セプタムの末端部、および、図43の図から90度回転せしめられたセプタムの末端部に係合するハウジングの末端部を示す本発明のニードルレスルアアクセスコネクタの断面における底面の部分的な斜視図である。
【図45】コネクタの差し込み用のシリンジのような他の医療機器における雄型ルアテーパと、流体流れを閉ざした本発明のニードルレスルアアアクセスコネクタとの断面図である。
【図46】コネクタが流体流れを未だ閉ざした状態でコネクタのセプタム内に配されたシリンジのような他の医療機器の雄型ルアテーパを有する本発明のニードルレスルアアクセスコネクタの断面図である。
【図47】コネクタが流体流れを開放した状態で、雄型ルアテーパの末端部と、セプタムの末端部の基端と、コネクタ内に配されたシリンジのような他の医療機器の雄型ルアテーパを有する本発明のニードルレスルアアクセスコネクタとの断面図である。
【図48】コネクタが流体流れを開放した状態で、雄型ルアテーパの末端部と、セプタムの末端部の基端と、コネクタ内にある程度に配されたシリンジのような他の医療機器の雄型ルアテーパを有する本発明のニードルレスルアアクセスコネクタとの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
ここで使用されるような、「基端部」、「上部」、「上方」という用語は、装置を使用
する臨床医学者に最も近く、かつ、装置が普通の操作で使用される場合、その装置が使用
される者に関連して、患者から最も遠い装置における位置を指す。逆の言い方をすれば、
「末端部」、「底面」、「下に」、「下方に」という用語は、装置を使用する臨床医学者
に最も遠く、かつ、装置が普通の操作で使用される場合、その装置が使用される者に関連
して、患者から最も近い装置における位置を指す。
【0025】
ここで使用されるような、「内側」、または「内方に」という用語は、普通の使用中、
その装置の内側に向かう装置に対する位置を指す。逆の言い方をすれば、ここで使用され
るような、「外側」または「外方」という用語は、普通の使用中、その装置の外側に向か
う装置に対する位置を指す。
【0026】
本発明のニードルレスルアアクセスコネクタは、上部12および下部16を有するハウ
ジング10を含んでいる。代表的に、ポリカーボネイト、またはPETGのようなプラス
チック材料は、ハウジング10を形成するために使用され得る。ハウジング10は、空洞
、即ち、穴13がその中を貫通する状態で入口11および出口17を形成している。入口
11は、上部12の最上端に形成されており、出口17は、ニードルレスルアアクセスコ
ネクタの下部16の最下端に形成されている。入口11、従って、入口11に隣接する穴
13の部分、および、入口11に隣接する上部12の部分は、雌型ルアコネクションの国
際標準規格(ISO)の少なくとも一部に従う大きさに作られ、構成されなければならな
い。これにより、雄型ルアスリップ、即ち、ロックが入口11に連結され得る。従って、
入口11は、雄型ルアテーパが入口11内に延在するように約0.265インチ(6.3
7mm)の最大外径と、約0.214インチ(5.44mm)の内径を有している。上部
12の上端の外周は、雄型ルアロックを有する他の医療機器が基端部12の上端に接続可
能とされるルアねじ14を含む。代替的に、ルアねじ14は、雄型ルアスリップを有する
他の医療機器が上部12の上端に接続可能となるように上部の上端の外周に形成されるこ
とは必要とされない。出口17、および、出口17に隣接する穴13の部分は、雄型ルア
テーパのISO規格に適合する雄型ルアテーパのような大きさに作られ、構成されている
。ISO規格594−2:1998(E)は、雄型ルアテーパが、約0.2953インチ
(7.5mm)の最小限長さを有することを要求している。ISO規格に従うハウジング
10のこの部分を形成することにより、本発明のニードルレスルアアクセスコネクタが他
の医療機器の標準の雌型ルア構成に接続可能とされる。必要ならば、ルアロックカラー1
6aがコネクタを雌型ルアに固定するように雄型ルアテーパの回りに形成されてもよい。
そのような場合、そのルアロックは、ISO規格に適合すべきである。ISO規格によれ
ば、合わさる雄型ルアロックにおけるねじの谷径Rは、約0.315インチ(8mm)で
あり、合わさる雄型ルアロックにおけるねじの山頂の直径Cが、約0.276インチ(7
mm)である。加えて、雄型のルアテーパは、ルアロックカラー16aの端部を超えて最
小限約0.083インチ(2.1mm)延在しなければならない。
【0027】
とりわけ図1で分かるように、入口11に隣接する上部12の上面15は、二つの高い
箇所Aと二つの低い箇所との間で変化している。各高い箇所Aは、約180度互いに離れ
、また、各低い箇所Bも、各高い箇所Aが各低い箇所Bから約90度にあるように約18
0度互いに離れている。好ましくは、各高い箇所Aは、零よりも大であり、各低い箇所B
よりも高い約0.050インチ(1.143mm)未満である。最も好ましくは、各高い
箇所Aは、各低い箇所Bよりも高い約0.027インチ(0.686mm)である。高い
箇所Aと低い箇所Bとの間で滑らかな起伏のやり方で変化する滑らかな環状の上面15を
実現するために、上面15は、基端部12の上部を切るためのテンプレートとして約0.
3インチ(7.62mm)の半径を有する曲面を使用することにより形成可能とされる。
幾何学的な面では、基端部12の上部で形成される想像上の円柱C1は、約0.30イン
チ(7.62mm)の半径を有し基端部12の上部により形成される仮想上の円柱C1の
縦軸線に対し90度に向けられる想像上の円柱C2により切削可能である。これにより、
説明された形状を有する上面15をもたらす。想像上の円柱C1の半径を変更することに
より、高い箇所Aと低い箇所Bとの間の距離が変更可能である。図1Aを参照。
【0028】
セプタム20は、ニードルレスルアアクセスコネクタの上部12に配され、その中の流
体流れを制御する。代表的に、シリコン、または、ポリイソプレンのような材料は、セプ
タム20を形成するために使用可能とされる。セプタム20は、拡大基端部21、中間部
22、および、拡大末端部23を有している。拡大基端部21の上部は、基端部21の円
周の回りに延在する環状リップ24を備えて形成可能とされる。リップ24は、付加的な
質量をもたらし、雄型ルアテーパにより利用される場合、褶曲を防止するように拡大基端
部21に、特別の剛性を与える。中間部22は、基端部21の断面積よりも小であり、末
端部23の断面積よりも小である断面積を有する。好ましくは、中間部22は、入口11
の内径に実質的に等しい長径M1を有する略長方形断面を有している。代替的に、その長
径は、セプタム20が入口11に確実にある手助けをするように入口11の内径よりもわ
ずかに大とされてもよい。中間部22の短径M2は、基端部21の直径よりも小であり、
入口11の内径よりも小である。従って、中間部22は、入口11の断面積よりも小であ
る断面積を有している。これにより、その長径に沿った中間部の外周面と雄型ルアテーパ
がセプタム20内に配される場合、セプタム20の材料が移動可能とされる入口11を形
成するハウジング10の側壁との間の空間をもたらす。図7から分かるように、拡大末端
部23は、下部の回りを延在する環状スロット26を形成する。加えて、拡大し直径に沿
った部分27が、拡大末端部23の下部を横切って延在している。
【0029】
スリット25は、セプタム20内に形成され、縦方向に基端部21、中間部22、末端
部23を貫通している。図5におけるセプタム20の上面図から分かるように、スリット
25は、横軸Tを有し、一対の面25a、および、一対の端部25bにより形成されてい
る。好ましくは、拡大した末端部23における直径に沿った部分27は、スリット25の
面25aから頂上28に沿って延在し、末端部23の下面に戻る。直径に沿った部分27
は、スリット25の下部に隣接して質量増大をもたらし、流体流れに対しスリット25を
閉じた状態に保つ手助けをする。
【0030】
セプタム20は、拡大基端部21が上面15の上部に載せるようにハウジング10の
上部12に配される。結果として、拡大基端部21は、入口11の上部上方に突出する。
加えて、上面15の起伏構成のために、基端部21は、高い箇所Aに沿って押される。セ
プタム20は、スリット25の面25aの中間部が各高い箇所Aに一致するようにハウジ
ング10内に整合される。また、横軸Tが低い箇所Bに一致せしめられる。従って、中間
部22の短径が高い箇所Aに一致され、中間部22の長径が低い箇所Bに一致される。末
端部23は、好ましくは、下部16の上壁がセプタム20の環状スロット26に係合する
ように上部12と下部16との間に捕らえられる。上部12の下壁は、ルアロックカラー
16aに隣接して下部23の中間部に沿って形成される外周のフランジ19に結合される
。必要ならば、環状スロット19aは、フランジ19に形成可能とされ、上部12の下壁
が、環状スロット19aに挿入可能とされる。化学的な接着剤、または超音波溶接のよう
ないかなる標準的な接合技術も上部12を下部16に接合するために使用可能とされる。
好ましくは、中間部22は、セプタム20がハウジング10に配される場合、張力がかか
り保持されている。この張力は、上面15における高い箇所Aにより持ち上げられる基端
部21の部分との組み合わせで少なくとも基端部21の上部でスリット25を閉じるよう
に面25aに及ぼされる圧縮力をもたらす。
【0031】
シリンジのような他の医療機器の雄型ルアテーパがセプタム20の基端部21の上端に
対して押し付けられる場合、基端部21は、末端側および横方向に撓み、また、雄型ルア
テーパが、セプタム20のスリット25に進入できる。雄型ルアテーパがさらにスリット
25に押し込まれるとき、中間部22も、末端側および横方向に撓む。中間部22が穴1
3の断面よりも小なる断面を有することにより、空間が穴13の内側にもたらされ、中間
部22の横方向の撓みが可能となる。このセプタム20の末端側および横方向の撓みがス
リット25を開放し、その雄型ルアテーパがセプタム20をスリット25を介して貫通で
きる。雄型ルアテーパがセプタム20に十分挿入された場合、スリット25は、セプタム
20の全長に沿って開放され、従って、セプタム20および本発明のニードルルアアクセ
スコネクタを通じて流体が流れることができる。その後、他の医療機器の雄型ルアテーパ
がスリット25から引き抜き可能とされる。セプタム20の固有の復元力により、セプタ
ム20が、スリット25が閉じた状態でその通常の応力を受けない状態に戻る。これによ
り、これ以上のセプタム20を通じた流体の流れが防止される。
【0032】
セプタム20は、シリコン、またはポリイソプレンのような材料で作られ得るのでセプ
タム20が雄型ルアテーパに張り付くことでき、また、その雄型ルアテーパがハウジング
10から引き抜かれるとき、ハウジング10から引き抜かれる。この潜在的な問題を回避
するために、ハウジング10の上部およびセプタム20が、所定位置にセプタム20の基
端部21を保持する相補形の捕捉機能付きで作られ得る。例えば、上部12の内周面の回
りに少なくとも部分的に延在する溝50が、上面15に隣接して形成可能とされる。その
ような実施例において、二つの溝50が、高い箇所Aに一致した上部12の内面上に約1
80度離れて配置可能とされる。代替的に、溝50は、上部12の内面の全周回りに延在
可能とされる。図9から図11までを参照せよ。リブ51は、中間部22の一部分に沿っ
て形成可能とされ、溝50に合わされるようになっている。好ましくは、二つのリブ51
が使用され、中間部22の長径に沿って約180度離れて、中間部の両側に配置される。
溝50は、リブ51に係合するように上部12の両側に配置されるだろう。従って、雄型
ルアテーパがスリット25に入り込む場合、中間部22は、リブ51が溝50に嵌まり、
雄型ルアテーパがセプタム20から取り外されるまでハウジング10内にセプタム20を
保持するようにずれる。溝50とリブ51との間でこのように互いに係合させることは、
雄型ルアテーパがハウジング10から引き抜かれるとき、雄型ルアテーパに張り付き、ハ
ウジング10から引き抜かれるといったセプタム20の潜在的な問題を回避する。セプタ
ム20が雄型ルアテーパにより横方向、および、末端方向にずれる場合、溝50およびリ
ブ51が互いに係合するので雄型ルアテーパが、ハウジング20からセプタム20を引き
抜くことなくセプタム20から取り外し可能とされる。溝50およびリブ51の縦方向の
配置は、セプタム20の一部が基端部12の内側の側壁に係合するのを調べるような単純
な普通の実験により決定可能とされる。セプタム20の固有の復元力により、溝50およ
びリブ51が、雄型ルアテーパがセプタム20から取り外されたなら、互いに非係合可能
とされ、従って、セプタム10が付勢されていない状態、即ち、応力を受けていない状態
に戻ることができる。
【0033】
この構成の変形は、図12および図13に示されており、少なくとも1つのリブ61が
入口11に隣接して上部12に形成され、入口11内に延在している。好ましくは、二つ
のリブ61が使用され、高い箇所Aに隣接するように約180度離れて配置されている。
代替的に、1つのリブが、上部12の内周面の全周の回りに延在するように使用可能とさ
れる。従って、セプタム20が横方向および末端方向にずれる場合、雄型ルアテーパがス
リット25に入り込む場合、リブ61がセプタム20に係合し、ハウジング10内にセプ
タム20を保持するように中間部22の長径に向かい合う。固有の復元力のためにセプタ
ム20は、リブ61の形状に合致することができ、従って、係合し、雄型ルアテーパがセ
プタム20から取り外されるまでリブ61により保持される。
【0034】
セプタム20の中間部22の外面は、長径に沿って約180度離れてリブ31を有し、
形成されてもよい。加えて、相補的な突刺32が、入口11に隣接したハウジング10の
基端部12の内側の側壁に形成され、高い箇所Aに一致し得る。図14から図16まで参
照せよ。リブ31および突刺32は、互いに接触する場合、互いに係合するように形成さ
れる。従って、他の医療機器の雄型ルアテーパが十分にセプタム20に挿入される場合、
セプタム20の中間部22の外面が、ハウジング10の基端部12の内側の側壁に係合す
るように末端方向および横方向に押される。リブ31は、セプタム20上に配され、突刺
32が、セプタム20が十分に雄型ルアテーパにより進入される場合、リブ31が突刺3
2に係合するようにハウジング10の上部12の内側の側壁上に配される。好ましくは、
二つのリブ31が、その長径に沿って中間部22の両側に沿って約180度離れてセプタ
ム20上に形成される。好ましくは、二つの突刺32が約180度離れて上部12の内側
の側壁に配され、雄型ルアテーパがセプタム20に挿入される場合、突刺32がリブ31
に隣接するように高い箇所Aに一致する。リブ31および突刺32の縦方向の配置は、セ
プタム20の一部が基端部12の内側の側壁に係合するのを調べるような単純な普通の実
験により決定可能とされる。リブ31と突刺32との間でこのように互いに係合させるこ
とは、雄型ルアテーパがスリット25から引き抜かれるとき、ハウジング10に対して所
定位置にセプタム20を維持する手助けとなる。このような互いに係合させることが、雄
型ルアテーパがハウジング10から引き抜かれるとき、雄型ルアテーパに張り付き、ハウ
ジング10から引き抜かれるといったセプタム20の潜在的な問題を回避する。リブ31
および突刺32が干渉し互いに係合するので雄型ルアテーパが、ハウジング10からセプ
タム20を引き抜くことなくセプタム20から取り外し可能とされる。しかしながら、セ
プタム20の固有の復元力により、リブ31および突刺32が、雄型ルアテーパがセプタ
ム20から取り外されたなら、互いに非係合可能とされ、従って、セプタム10が付勢さ
れていない状態に戻ることができる。
【0035】
リブ31および突刺32の様々な構成が、この効果を実現するために使用可能とされる
。例えば、相補的なリブおよび移動止め、または、溝が、セプタム20の中間部22にお
ける外面および上部12の内側の側壁に形成可能とされる。突刺32は、上部12の軸長
に沿ってどこでも形成可能とされる。しかし、好ましくは、突刺32は、上面15に近く
、入口112に隣接して配される。これにより、雄型ルアテーパがそこから取り外される
場合、上部12から引き抜かれ得る突刺32上方のセプタム20における小さい方の部分
が残る。もし、突刺32が上面15から極端に末端側に配される場合、セプタム20の重
要な部分が伸ばされ、もしセプタム20のその部分が雄型ルアテーパに張り付いたなら上
部12から引き抜かれ得る。
【0036】
上述の形状構成の変形は、セプタム20および上部12に形成される種々のキーおよび
キーホールの構成を使用し、雄型ルアテーパのセプタム20への挿入、または雄型ルアテ
ーパのセプタム20からの取り外しの間におけるセプタム20の回転を防止している。図
17から図28までを参照せよ。これは、特に入口11が雄型ルアロック用に構成される
ことが必要とされ得る。その場合、他の医療機器の雄型ルアテーパは、代表的には本発明
のニードルレスルアアクセスコネクタのハウジング10に対して回転され、そのコネクタ
内に雄型ルアテーパを挿入し所定位置に固定し、また、雄型ルアテーパを解放しそのコネ
クタから取り外す。例えば、キー40は、中間部22の短径に沿ってセプタム20の拡大
基端部21に隣接してセプタム20に形成可能とされ、スリット25の横軸Tおよび中間
部22の長径と一致し、即ち、同一の直線上、または平行となる。キー40は、セプタム
20の一方側だけから延在し、どんな形でも形成可能される。例えば、単純な矩形(図1
7および図18参照)、ならびに、三角形(図19乃至図22参照)、他の多角形(図2
3および図24参照)は、使用可能とされる。好ましくは、二つのキー40が、使用され
、約180度離れて配されて横軸Tおよび中間部22の長径に一致している。相補的なス
ロット、即ち、キーホール41は、ハウジング10の上部12で上面15に隣接して形成
可能とされる。好ましくは、二つのキーホール41が使用され、約180度離れ、低い位
置Bに一致して配されている。キー40は、拡大基端部21の円周に延在する必要がなく
、また、キーホール41が上部12の側壁を完全に貫通する必要がない。その代わり、キ
ー40は、中間部22から延在しているリブとして形成可能とされる。キーホール41は
、上部12の内側の側壁に形成される相補的な溝として形成可能とされる。その制限は、
キーおよびキーホールがハウジング10に対する回動に抗してセプタム20を保持するた
めに結合するようにキー40およびキーホール41が構成され、配置されなければならな
いという点にあるにすぎない。さらに、キー40aは、ハウジング10の上部12の上面
15に沿って形成可能とされ、キーホール41aは、基端部21に隣接させてセプタム2
0に形成可能とされる。図25乃至28を参照せよ。好ましくは、二つのキー40aおよ
び二つのキーホール41aは、キー40aが約180度離れ、キーホール41aが約18
0度離れた状態で使用される。キー40aまたはキーホール41aは、基端部21の外周
の回りでどこでも配置可能とされる。しかしながら、好ましくは、キー40aが低い箇所
Bに一致し、また、キーホール41aが中間部22の長径およびスリット25の横軸Tと
一致している。図17乃至図18の実施例は、好ましくは、高い箇所Aおよび低い箇所B
を備える上面15を有しているが、これらの実施例におけるキー、および、キーホールは
、本発明のニードルレスルアアクセスコネクタが高い箇所および低い箇所を備えない平坦
な上面15を有する場合も使用可能とされる。
【0037】
穴13は、中間部22の端部に係合する縦方向に延在する溝71を備えて形成可能とさ
れる。図29および図30を参照せよ。好ましくは、二つの溝71が使用され、また、各
溝71は、好ましくは、約180度離れ、実質的に低い箇所Bに一致している。この方法
において、短径に平行な中間部22の各端部は、穴13に対する回転に抗してセプタム2
0を保持するように溝71に係合している。代替的に、穴13は、中間部22の端部に係
合する二つの肩72を有して形成可能とされる。図31および図32を参照せよ。再び、
好ましくは、二つの肩72が使用され、各肩72が好ましくは、約180度離れて、実質
的に低い箇所Bに一致する。穴13に関するこれらの構成は、雄型ルアテーパが挿入、ま
たは雄型ルアテーパをねじることにより、セプタム20から取り外される場合、中間部2
2を、即ち、セプタム20を所定位置にハウジング10に対する回転に抗して保持する助
けとなる。
【0038】
セプタム20の基端部21は、ハウジング10の上部12の上面15に載っているにす
ぎないので基端部21が、雄型ルアテーパが基端部21の上部に対し押し付けられる場合
、上部12の穴13に押し込まれ得る。雄型ルアテーパがスリット25に押し込まれる場
合、基端部21を所定位置に保持するように助けるセプタム20およびハウジング10用
の構成が図33乃至図36に示されている。この実施例において、複数のライザー81は
、上面15に隣接して上部12に形成されており、上面15から上方に延び、約180度
離れている。ライザー81は、外方に延びるフランジ82を含んでいる。スロット部分8
3が、基端部21の円周に沿って形成されることにより、フランジ82がスロット部分8
3に進入し、通過できる。好ましくは、二つのスロット部分83は、約180度離れ、基
端部21に形成されており、両側に横軸Tに対し略平行に延在している。必要ならば、突
刺がスロット部分83に係合するようにライザー81またはフランジ82に形成可能とさ
れ、上面15に対し所定位置にスロット部分83を保持する助けとなる。また、この係合
が、雄型ルアテーパがスリット25に押し込まれる場合、所定位置に基端部21を保持す
る助けとなる。好ましくは、上面15は、この実施例においては、平坦である。しかしな
がら、必要ならば、上面15は、他の実施例のように二つの高い箇所および二つの低い箇
所を有する起伏のある曲面を備えて形成されてもよい。もし、そのような起伏のある表面
が使用されるならば、ライザー81が高い箇所を含むだろう。
【0039】
流体流れに抗してスリット25を容易に閉塞するためにセプタム20の末端部23に係
合するハウジング10の一部が、そのハウジング10がスリット25の面に沿ってセプタ
ム20の末端部23を圧縮するように構成可能とされる。代替的に、または共に、セプタ
ム20の末端部23に係合するハウジング10の一部が、ハウジング10がセプタム20
の末端部23をスリット25の端部で、即ち、横軸Tに沿って引っ張るように構成可能と
される。この力の分布を実現する1つの方法は、セプタム20の末端部23が実質的に円
形断面をもって形成されるが、末端23に係合するハウジング10の一部12が実質的に
楕円即ち、卵形断面を有するものである。図38を参照せよ。横軸Tがその楕円の長径に
平行になるようにスリット25を配置することによって、スリット25が、閉じた位置に
付勢されるだろう。これは、その楕円の短径がスリット25の面25aをともに圧縮しが
ちであるが、その楕円の長径がスリット25の端部25bを引張りがちであり、従って、
スリット25を閉じるであろうからである。上述したように、スリット25に沿った引張
か、スリット25に直交する圧縮は、作用可能とされる。必ずしも、双方の力は必要でな
い。引っ張りだけは、末端部23の円形断面の直径に実質的に等しいように楕円の短径を
形成することにより、また、その直径よりも大なるようにその楕円の長径を形成すること
により、実現可能とされる。圧縮だけは、その直径よりも小なるようにその楕円の短径を
形成することにより、また、その直径に実質的に等しいように楕円の長径を形成すること
により、実現可能とされる。この効果は、相補的なタブおよびスロットをセプタム20の
末端部に形成し、上述したような適切な方向に末端部23を引っ張りおよび押圧するよう
に末端部23に係合するハウジング10の一部を形成することによっても実現可能とされ
る。
【0040】
代替的に、および、好ましくは、セプタム20の末端部23は、楕円形状で形成され、
また、その末端部23に係合するハウジング10の一部は、円形断面を有して形成されて
いる。図37を参照せよ。末端部23が楕円形状を有する場合、スリット25の横軸は、
好ましくは、即ち、同一直線である楕円の短径に一致している。末端部23についてのこ
の形状、および、末端部23に係合するハウジング10のその部分が、末端部23とハウ
ジング10との間で特別な調整が必要とされないので本発明のニードルレスアクセスコネ
クタの製造を容易にする。
【0041】
引っ張りだけは、末端部23の円形断面の直径未満となるように楕円の短径を形成する
ことにより、また、その直径に実質的に等しくなるようにその楕円の長径を形成すること
により、実現可能とされる。圧縮だけは、その直径に実質的に等しくなるようにその楕円
の短径を形成することにより、また、その直径よりも大となるように楕円の長径を形成す
ることにより、実現可能とされる。好ましくは、この構成によれば、末端部23がその応
力を受けていない場合、末端部23の短径は、約0.360インチ(9.144mm)、
末端部23の長径は、約0.430インチ(10.922mm)である。必要ならば、ス
リット25がそのように形成され、末端部23が応力を受けていない状態にある場合、ス
リット25が開放される。この状態において、スリット25は、約0.030インチ(0
.762mm)の短径、および約0.175インチ(4.445mm)の長径を有する楕
円断面を末端部23で備える。末端部23は、約0.360インチ(9.144mm)の
短径、および、約0.460インチ(11.684mm)の長径を有している。図40を
参照せよ。もちろん、セプタム20は、末端部23に円形断面、および開口したスリット
25を有して形成可能とされる。図42を参照せよ。代替的に、セプタム20は、閉塞し
たスリット25を有する末端部23に、楕円断面を備えて形成可能とされ(図39参照)
、または、閉塞したスリット23を有する末端部23に円形断面を備えて形成可能(図4
1参照)とされる。
【0042】
雄型ルアテーパがセプタム20の上部基端面に押し付けられる場合、基端部21は、末
端方向および横方向に撓み、その雄型ルアテーパがセプタム20におけるスリット25に
進入できる。雄型ルアテーパがさらにスリット25にさらに押し込まれるとき、中間部2
2も末端方向および横方向に撓む。穴13の断面よりも小なる断面を中間部22が有する
ことにより、空間は、中間部22がその横方向に撓むようにハウジング10内に設けられ
る。セプタム20の末端方向および横方向の撓みはスリット25を開放し、そして、その
雄型ルアテーパがスリット25を介してセプタム20を貫通できる。雄型ルアテーパがセ
プタム20に十分挿入される場合、スリット25がセプタム20の全長に沿って開放され
る。ある特定のISO規格なので雄型ルアテーパが完全にセプタム20を貫通していない
場合でさえスリット25がセプタム20の全長に沿って開放されることが重要である。雄
型ルアロックについて、ISO規格594−2:1998(E)は、雄型ルアテーパが約
0.295インチ(7.5mm)の最小限長さを有し、そのルアロックカラーの端部を超
えて約0.083インチ(2.1mm)最小限延在することを要求している。製造業者は
、この最小限の寸法を有する製品を製造する。本発明のニードルレスアクセスコネクタに
おいて、基端部12の中間の側壁の上端とセプタム20の最下部との間の距離Xが、約0
.110インチ(2.794mm)である。従って、最小のISO規格寸法を有する雄型
ルアテーパが本発明のニードルレスアクセスコネクタに進入するように使用される場合、
その雄型ルアテーパは、セプタム20を完全に貫通しないであろうことが分かる。これら
の寸法の理由で、セプタム20は、雄型ルアテーパがセプタム20を完全に貫通しない場
合でさえ、スリット25が開放されるように設計されなければならない。雄型ルアテーパ
が、セプタム20の上端から約0.214インチ(5.436mm)の距離、セプタム2
0に挿入される場合、スリット25の最下部が開き始める。雄型ルアテーパがそのニード
ルレスコネクタに進入している範囲で雄型ルアテーパが挿入される場合、末端部23は、
穴13内で、雄型ルアテーパにより利用されない場合末端部23の最下部が延在するとこ
ろよりも下方に末端方向に撓みせしめられるにすぎない。この末端の撓みにより、末端部
23がスイングドアとして作用し、スリット25を十分に開放する。末端部23の外周が
基端部12とハウジング10の末端部16との間で所定位置に保持され、また、末端方向
を除いて移動するような末端部23用の部屋はないので末端部23の末端方向への撓みだ
けである。加えて、末端部23は、約0.050インチ(1.27mm)からスリット2
5の直近、約0.080インチ(2.032mm)に至るまで先細る厚さに基づいて増大
量を有している。横方向の移動に抗して末端部23を保持することと末端部の増大量との
この組み合わせにより、スリット25が開放され、流体が、雄型ルアテーパが完全にセプ
タム20を貫通しない場合でさえ、ニードルルアアクセスコネクタの中を流れることがで
きる。
【0043】
ハウジング10は、流体が流れ、貯留可能とされるあらゆるデッドスペース量を最小限
とするように設計されている。あらゆる貯留された流体は、病原菌または、ニードルレス
ルアアクセスコネクタを介して患者に感染させるように患者に移動可能である他の微生物
の温床をもたらす。好ましくは、壁60は、ハウジング10の末端部16に形成され、あ
らゆるデッドスペースを占める。壁60は、雄型ルアテーパが十分に本発明のニードルレ
スルアアクセスコネクタに進入する場合、セプタム20の末端部23の形状に合う上向き
の面61を有している。図48を参照せよ。この方法において、壁60は、ハウジング1
0内のあらゆる使用されない空間を占めながら本発明の通常の操作に支障を及ぼさない。
【0044】
従って、ニードルレスアクセスコネクタは、ニードルを使用して進入可能とされ、漏れ
、微生物の進入する傾向が無く、デッドスペース量を最小限とし、利用するために大きな
力を不要とし、コネクタが利用される場合、キックバックフォース(kickback
force)を最小限とし、利用するためにあらゆる付加的なまたは特別な装置を必要と
しないことをもたらすことがわかるだろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口した入口を形成する上部と、該開口した入口から延在する少なくとも1つの側壁に
より形成され断面を有する流路と、上部空洞および、前記開口した入口および前記開口し
た出口が流体連通するように該上部空洞から延在する開口した出口を形成する上面を有す
る下部とを備えるハウジングと、
前記ハウジングに配され、基端部と、外面および前記基端部の断面未満であって、前記
流路の断面未満の断面を有する中間部と、末端部とを有するセプタムと、
縦方向のスリットであって、雄型ルアテーパが該スリットに挿入される場合、末端部が
横方向および末端方向双方に移動し前記上部空洞の上面に接触するように前記基端部から
前記中間部を介して末端部に前記セプタムを貫通する縦方向のスリットと、を含むニード
ルレスルアアクセスコネクタ。
【請求項2】
開口した入口を形成する上部と、該開口した入口から延在する少なくとも1つの側壁に
より形成され断面を有する流路と、該開口した入口および前記開口した出口が流体連通す
るように該流路から延在する開口した出口を有する下部とを備えるハウジングと、
前記ハウジングに配され、基端部と、外面および前記基端部の断面未満であって、前記
流路の断面未満の断面を有する中間部と、前記ハウジングにより移動に対し制約される外
縁面を有する末端部とを備えるセプタムと、
縦方向のスリットであって、雄型ルアテーパが該スリットに挿入され、完全に貫通しな
い場合、該スリットに隣接する前記セプタムの末端部の内側部分が、該セプタムの末端部
に隣接したスリットを開放するように末端側に移動せしめられるように、前記基端部から
前記中間部を介して末端部に前記セプタムを貫通する縦方向のスリットと、を含むニード
ルレスルアアクセスコネクタ。

【図1】
image rotate

【図1A】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate

【図27】
image rotate

【図28】
image rotate

【図29】
image rotate

【図30】
image rotate

【図31】
image rotate

【図32】
image rotate

【図33】
image rotate

【図34】
image rotate

【図35】
image rotate

【図36】
image rotate

【図37】
image rotate

【図38】
image rotate

【図39】
image rotate

【図40】
image rotate

【図41】
image rotate

【図42】
image rotate

【図43】
image rotate

【図44】
image rotate

【図45】
image rotate

【図46】
image rotate

【図47】
image rotate

【図48】
image rotate


【公開番号】特開2012−71162(P2012−71162A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−264831(P2011−264831)
【出願日】平成23年12月2日(2011.12.2)
【分割の表示】特願2009−128743(P2009−128743)の分割
【原出願日】平成14年12月5日(2002.12.5)
【出願人】(595117091)ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー (539)
【氏名又は名称原語表記】BECTON, DICKINSON AND COMPANY
【住所又は居所原語表記】1 BECTON DRIVE, FRANKLIN LAKES, NEW JERSEY 07417−1880, UNITED STATES OF AMERICA
【Fターム(参考)】