ネットワークに接続可能な波形表示装置
【課題】表示部に表示される画像を遠隔で適時に監視するための波形表示装置を提供する。
【解決手段】波形表示装置は、少なくとも映像信号の波形表示データを含む画像データを生成する手段(35)と、画像データを表示する手段(36)と、画像データから、所定の形式で圧縮された動画データを生成する手段(71)と、動画データをパケット化する変換部(38)と、パケット化された動画データをネットワークに出力するインターフェース手段(39)と、を備える。波形表示装置は、圧縮された映像信号を圧縮されていないパラレルデータに変換する手段(51)を、さらに備えることができ、前記波形表示データは、パラレルデータから変換される。波形表示装置は、圧縮された映像信号の伝送状態を解析し、解析データを生成する手段(52)を、さらに備えることができ、前記画像データは、解析データも含む。
【解決手段】波形表示装置は、少なくとも映像信号の波形表示データを含む画像データを生成する手段(35)と、画像データを表示する手段(36)と、画像データから、所定の形式で圧縮された動画データを生成する手段(71)と、動画データをパケット化する変換部(38)と、パケット化された動画データをネットワークに出力するインターフェース手段(39)と、を備える。波形表示装置は、圧縮された映像信号を圧縮されていないパラレルデータに変換する手段(51)を、さらに備えることができ、前記波形表示データは、パラレルデータから変換される。波形表示装置は、圧縮された映像信号の伝送状態を解析し、解析データを生成する手段(52)を、さらに備えることができ、前記画像データは、解析データも含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークに接続可能な波形表示装置に関連し、より詳細には、表示部に表示される画像データを圧縮してネットワークに出力可能な波形表示装置に関連する。
【背景技術】
【0002】
(遠隔監視)
図1は、映像信号の監視するシステムを概略的に説明するための図である。図1に示すように、映像信号の監視するシステムは、コンピュータ1と、ネットワーク2と、N個の波形表示装置3−1、...、3−Nと、を備える。コンピュータ1は、ネットワーク2を介して各波形表示装置3を遠隔操作することができ、このような遠隔操作を可能にするためのソフトウェアは、例えば、以下に示す特許文献1等に開示されている。
【0003】
例えば、コンピュータ1が、ある1つの波形表示装置3−1に対してその波形表示装置3の表示部に表示される画像を捕獲することを指示すると、その波形表示装置3は、捕獲した画像をビットマップ形式でネットワーク2を介してコンピュータ1に送信する。図2は、画像を捕獲することを指示するためのボタン4が、コンピュータ1の表示部に表示される1例を表す。図3は、捕獲された画像を表示するウインドウ5が、コンピュータ1の表示部に表示される1例を表す。
【0004】
(現場での監視)
図4は、例えば放送局における映像信号の流れを概略的に説明するための図である。図4に示すように、放送局Aにおいて、MPEG−TS(トランスポートストリーム)信号は、TS出力装置11からデジタル変調装置12に流れ、また、例えばISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting−Terrestrial transmission)形式でデジタル変調されたTS信号は、デジタル変調装置12からアップコンバータ13に流れ、さらに、第1の所定の周波数に変換されたTS信号は、放送局Aから伝送される。なお、TS出力装置11の代わりに、DV(DigitalVideo)ストリームを出力する装置を用いることもでき、この場合において、TS信号の代わりに、DVストリーム信号が、放送局Aから伝送される。以下、TS信号を用いて説明するが、TS信号の代わりに、DVストリーム信号など、他の形式で圧縮された信号を用いてよい。
【0005】
放送局Bにおいて、伝送されたTS信号は、ダウンコンバータ21によって第2の所定の周波数に変換され、さらに、デジタル復調装置22によって、TS信号に復調される。デジタル復調装置22から出力されるTS信号は、アナライザ23に入力され、そこで、TS信号の伝送状態が解析される。
【0006】
アナライザ23は、TS信号に代表されるようなMPEG形式で圧縮された映像信号の伝送状態を解析し、その解析結果を表示する。このようなアナライザ23は、例えば、以下で示す特許文献2、特許文献3、非特許文献1、非特許文献2等に開示されている。しかしながら、アナライザ23は、映像信号の波形を表示することができない。したがって、ユーザは、アナライザ23を用いて、映像信号の波形を監視することができなかった。このような状況において、従来、ユーザは、デコーダ24及び波形表示装置25をさらに用意する必要があった。
【0007】
デジタル復調装置22から出力されるTS信号は、デコーダ24にも入力され、また、TS信号から変換されたSDI(シリアル・デジタル・インターフェース)信号は、デコーダ24から波形表示装置25に流れる。なお、このようなデコーダ24は、例えば、以下で示す非特許文献3等に開示され、また、このような波形表示装置24は、例えば、以下で示す非特許文献4等に開示されている。
【0008】
図5は、波形表示装置25の概略的な機能ブロック図である。図5に示されるように、SDI信号は、変換部31によってパラレルデータに変換され、また、パラレルデータは、生成部33によって波形表示データに変換される。場合により、パラレルデータは、生成部33によってベクトルスコープデータ及び/又は映像データに変換される。生成部33によって生成されたデータ(例えば、波形表示データ、ベクトルスコープデータ、映像データなど)は、表示用のデータに変換された後で、画像生成部35に流れ、また、ユーザは、表示部36に表示されるデータを監視することができる。
【0009】
また、図5に示されるように、SDI信号は、解析部32によって解析データに変換され、また、解析データは、生成部34によって表示用の解析データに変換され、さらに、表示用の解析データは、画像生成部35に流れる。
【0010】
画像生成部35は、生成部33によって生成された表示用のデータ(例えば、波形表示、ベクトルスコープ及び映像を同時に表示するためのデータ)と、生成部34によって生成された表示用の解析データとを1つの画像(フレーム)データとして統合し、表示部36に出力する。表示部36は、1つの画像(フレーム)データを表示する。これにより、ユーザは、生成部33によって生成されたデータ(例えば、波形表示データ、ベクトルスコープデータ、映像データなど)と、生成部34によって生成された表示用の解析データとを監視することができる。
【0011】
なお、制御部40は、ネットワーク2、インターフェース39及びIP変換部38を介してコンピュータ1からの捕獲指示を入力し、その捕獲指示を画像捕獲部37に出力する。画像捕獲部37は、表示部36に入力される画像(フレーム)データと同じデータを入力する。画像捕獲部37は、コンピュータ1からの捕獲指示に応じて、入力した画像(フレーム)データから、BMP形式の静止データを生成する。この静止データは、コンピュータ1の表示部に表示され、これにより、遠隔監視が可能となる。
【特許文献1】Leader Electronics Corp.、“FS 3019(Products)”、インターネット<URL:http://www.leader.co.jp/english/product/fs_3019_e.html>
【特許文献2】米国特許第5,774,497号明細書
【特許文献3】米国特許第6,650,719号明細書
【非特許文献1】報映産業株式会社、“DVStation(製品情報)”、インターネット<URL:http://www.hoei.co.jp/japan/product/pixelmetrix/dvstation.html>
【非特許文献2】Tektronix,Inc.、“MPEG Test System(Products)”、インターネット<URL:http://www.tek.com/site/ps/0,,2A-14844-INTRO_EN,00.html>
【非特許文献3】NTT Electronics Corporation、“HDTV Decoder HD1000(Products)”、インターネット<URL:http://www.nel-world.com/products/systems/hdtv_en_de.html>
【非特許文献4】Leader Electronics Corp.、“LV 5750(Products)”、インターネット<URL:http://www.leader.co.jp/english/product/lv_5750_e.html>
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
波形表示装置の表示部に表示される画像を遠隔で監視する場合、波形表示装置から出力される画像は、ビットマップ形式の静止画像であった。波形表示装置の表示部に表示される画像は、一般的に、24ビットのXGA(1024×768画素)形式の画像であり、18,874,368(1024×768×24)ビットの情報を有する。したがって、コンピュータが、1つの画像を捕獲することを指示し、その画像を波形表示装置から受信する時間は、おおよそ、10秒程度要していた。それゆえに、コンピュータは、波形表示装置の表示部に表示される画像を遠隔で適時に監視することができなかった。
【0013】
加えて、圧縮された伝送信号(TS信号、DVストリーム信号など)の伝送状態及び/又は波形状態を監視するために、映像信号の監視するシステムは、アナライザ及び/又はデコーダをさらに備える必要があった。
【0014】
本発明の目的は、表示部に表示される画像を遠隔で適時に監視するための波形表示装置を提供することである。
本発明のもう1つの目的は、圧縮された伝送信号の伝送状態及び/又は波形状態を遠隔で適時に監視するための波形表示装置を提供することである。
【0015】
本発明の他の目的は、特許請求の範囲、以下に説明する発明の実施形態、及び、図面を参照することにより、当業者によって明らかであろう。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明の波形表示装置は、少なくとも映像信号の波形表示データを含む画像データを生成する手段(35)と、画像データを表示する手段(36)と、画像データから、所定の形式で圧縮された動画データを生成する手段(71)と、動画データをパケット化する変換部(38)と、パケット化された動画データをネットワークに出力するインターフェース手段(39)と、を備える。
【0017】
波形表示装置は、圧縮された映像信号を圧縮されていないパラレルデータに変換する手段(51)を、さらに備えることができ、前記波形表示データは、パラレルデータから変換される。波形表示装置は、圧縮された映像信号の伝送状態を解析し、解析データを生成する手段(52)を、さらに備えることができ、前記画像データは、解析データも含む。
【0018】
また、本発明のシステムは、波形表示装置とネットワークとコンピュータとを含み、コンピュータは、パケット化された動画データをネットワークから入力する手段(94)と、パケット化された動画データを非パケット化する手段(93)と、動画データを表示する手段(91)と、を備える。
【発明の効果】
【0019】
波形表示装置から出力される画像は、圧縮されているため、コンピュータは、ほぼ動画像としての情報を損なうことなくその画像を受信することができる。また、波形表示装置から出力される画像は、動画であるので、コンピュータは、波形表示装置の表示部に表示される画像を遠隔で的確に監視することができる。他の効果は、特許請求の範囲、以下に説明する発明の実施形態、及び、図面を参照することにより、当業者によって明らかであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
図7は、本発明の波形表示装置41の概略的な機能ブロック図を表す。図7に示されるように、波形表示装置41は、従来の波形表示装置と同様に、変換部31と、生成部33と、解析部32と、生成部34と、画像生成部35と、表示部36と、IP変換部38と、インターフェース39と、制御部40とを備える。波形表示装置41はさらに、画像捕獲部37の代わりに、画像圧縮部71を備える。
【0021】
変換部31は、SDI信号をパラレルデータに変換し、また、生成部33は、パラレルデータを波形表示データに変換する。好ましくは、生成部33は、パラレルデータをベクトルスコープデータ及び/又は映像データにも変換する。なお、生成部33は、パラレルデータから他のデータを生成してもよい。生成部33は、パラレルデータから生成したデータを表示用のデータ(例えば、波形表示、ベクトルスコープ及び映像を同時に表示するためのデータ)に変換(統合)し、画像生成部35に出力する。
【0022】
解析部32は、SDI信号の伝送状態を解析し、解析データを生成し、生成部34に出力する。生成部34は、解析データを表示用の解析データに変換(統合)し、画像生成部35に出力する。
【0023】
画像生成部35は、生成部33によって生成された表示用のデータ(例えば、波形表示、ベクトルスコープ及び映像を同時に表示するためのデータ)と、生成部34によって生成された表示用の解析データとを1つの画像(フレーム)データとして統合し、表示部36及び信号圧縮部71に出力する。
【0024】
表示部36は、従来の表示部と同様に表示する(図6)。図6に示されるように、必要に応じて、波形表示(右上)、ベクトルスコープ(左上)、映像(右下)及び解析結果(左下)は、同時に表示される。もっとも、波形表示、ベクトルスコープ、映像及び解析結果は、同時に表示しなくてもよい。すなわち、ユーザによって、波形表示だけが選択されている場合、生成部33は、波形表示データだけを生成し、生成部34は、その機能を停止し、生成部35は、生成部33によって生成された表示用のデータ(波形表示だけを表示するためのデータ)を1つの画像(フレーム)データとして入力し、表示部36及び信号圧縮部71に出力する。
なお、表示部36が、1秒当たり、60の画像(フレーム)データを表示する場合、生成部33、34及び35は、それぞれ、1秒当たり、60のデータを出力する。
【0025】
信号圧縮部71は、表示部36に入力される画像(フレーム)データと同じデータを入力する。信号圧縮部71は、コンピュータ1からの捕獲指示に応じて、入力した画像(フレーム)データから、所定の形式(例えば、MPEG形式、DV形式、AVI形式、MotionJPEG形式など)で圧縮された動画データを生成し、IP変換部38に出力する。
【0026】
IP変換部38は、所定の形式で圧縮された動画データをIP化し、インターフェース39を介してネットワーク2に出力する。IP変換部38は、一般的に、TCP/IP(Transmission Control Protocl/Internet Protocol)方式に従って、出力するデータをパケット化する。
【0027】
インターフェース39は、一般的に、イーサネットが用いられ、好ましくは、100BASE−T以上の性能を持つ。ネットワーク2は、一般的に、LANであるが、インターネット接続機能をインターフェース39に持たせることで、インターネットであってもよい。
【0028】
制御部40は、ネットワーク2、インターフェース39及びIP変換部38を介してコンピュータ1からの捕獲指示を入力し、その捕獲指示を画像捕獲部37に出力する。具体的には、IP変換部38は、パケット化された捕獲指示データをインターフェース39を介してネットワーク2に入力する。IP変換部38はさらに、パケット化された捕獲指示データを非パケット化し、制御部40に出力する。制御部40は、捕獲指示データを信号圧縮部71に出力する。
【0029】
なお、生成部33、34及び35は、それぞれ、別個の機能ブロックとして説明したが、これらの生成部33、34及び35は、1つのCPUとして構成することができる。また、生成部33、34及び35は、それぞれ、1つのCPUとして構成してもよい。さらに、変換部31及び解析部32も、生成部33、34及び35とともに、1つのCPUとして構成することができる。加えて、圧縮部71、変換部38及び制御部40も、生成部33、34及び35とともに、1つのCPUとして構成することができる。
【0030】
図1中の複数の波形表示装置3の少なくとも1つを本発明の波形表示装置41に置換することにより、本発明に従ったシステムを構築することができる。好ましくは、図1中の複数の波形表示装置3のすべてを波形表示装置41に置換する。
【0031】
例えば、図1中の波形表示装置3−1だけを本発明の波形表示装置41に置換したシステムを以下に説明する。図8は、本発明に従った、映像信号の監視するシステムを概略的に説明するための図である。コンピュータ1の表示部には、図2と同様に、画像を捕獲することを指示するためのボタン4が、表示される。コンピュータ1が、ある1つの波形表示装置41に対してその波形表示装置41の表示部36に表示される画像を捕獲することを指示すると、その波形表示装置41は、捕獲した画像を、所定の形式で圧縮された動画データとして、ネットワーク2を介してコンピュータ1に送信する。コンピュータ1は、図3と同様に、ウインドウ内で動画データを再生する。
【0032】
図9は、コンピュータ1の概略的な機能ブロック図を表す。コンピュータ1は、表示部91と、制御部92と、IP変換部93と、インターフェース94とを備える。制御部92は、ネットワーク2に接続された少なくとも1つの波形表示装置と、その波形表示装置の表示部に表示される画像を捕獲することを指示するためのボタン4とを表すためのデータを表示部91に出力する。例えば、ある1つの波形表示装置41に対応するボタン4が選択されると、制御部92は、その波形表示装置41の表示部36に表示される画像を捕獲することを指示データをIP変換部93に出力する。IP変換部93は、例えばTCP/IP方式に従ってその捕獲指示データをパケット化し、インターフェース94(例えばイーサネット)を介してネットワーク2に出力する。
【0033】
また、IP変換部93は、波形表示装置41からのパケット化された動画データをネットワーク2からインターフェース94を介して入力する。IP変換部93はさらに、パケット化された動画データを非パケット化し、制御部92に出力する。制御部92は、動画データを表示部91上で再生する。
なお、制御部92及びIP変換部35は、それぞれ、別個の機能ブロックとして説明したが、これらは、1つのCPUとして構成することができる。
【0034】
ところで、例えば放送局においては、SDI信号だけでなく、圧縮された伝送信号(TS信号、DVストリーム信号など)も併存する。したがって、波形表示装置41は、圧縮された伝送信号を処理できることが好ましい。図10は、本発明の波形表示装置41のもう1つの概略的な機能ブロック図を表す。図10に示すように、波形表示装置41は、変換部51及び解析部52において、1つの圧縮された伝送信号を入力し、また、変換部31及び解析部32において、SDI信号を入力する。なお、変換部31及び解析部32の動作は、図7を参照しながら説明した動作と同様である。
【0035】
変換部51は、圧縮された伝送信号をパラレルデータに変換し、生成部33に出力する。ユーザによって、圧縮された伝送信号が選択されている場合、生成部33は、変換部51からのパラレルデータを波形表示データ(好ましくは、及び、ベクトルスコープデータ及び/又は映像データ)に変換し、また、パラレルデータから生成したデータを表示用のデータ(例えば、波形表示、ベクトルスコープ及び映像を同時に表示するためのデータ)に変換(統合)し、画像生成部35に出力する。ユーザによって、SDI信号が選択されている場合、生成部33は、図7を参照しながら説明した動作と同様である。
【0036】
解析部52は、圧縮された伝送信号の伝送状態を解析し、解析データを生成し、生成部34に出力する。ユーザによって、圧縮された伝送信号が選択されている場合、生成部34は、解析部32からの解析データを表示用の解析データに変換(統合)し、画像生成部35に出力する。ユーザによって、SDI信号が選択されている場合、生成部34は、図7を参照しながら説明した生成部53の動作と同様である。他の手段は、図7を参照しながら説明した手段の動作と同様である。
【0037】
圧縮された伝送信号がTS信号であり、ユーザによって、TS信号が選択され、さらに、波形表示、ベクトルスコープ、映像及び解析結果が選択される場合、表示部36及びコンピュータ1の表示部内のウインドウは、例えば、図11のように表示する。図11において、右上は、波形表示であり、左上は、ベクトルスコープであり、右下は、映像であり、左下は、解析結果(ETSI(European Telecommunications Standards Institute)が推奨するETR290に規定される項目)である。
【0038】
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されず、また、当業者は、上述の実施形態を特許請求の範囲に含まれる範囲まで、容易に変更することができるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】映像信号の監視するシステムを概略的に説明するための図である。
【図2】画像を捕獲することを指示するためのボタン4が、コンピュータ1の表示部に表示される1例を表す。
【図3】捕獲された画像を表示するウインドウ5が、コンピュータ1の表示部に表示される1例を表す。
【図4】例えば放送局における映像信号の流れを概略的に説明するための図である。
【図5】波形表示装置25の概略的な機能ブロック図である。
【図6】生成部33によって生成された波形表示データ、ベクトルスコープデータ及び映像データ、並びに、生成部34によって生成された解析データを表示する1例を表す。
【図7】本発明の波形表示装置41の概略的な機能ブロック図を表す。
【図8】本発明に従った、映像信号の監視するシステムを概略的に説明するための図である。
【図9】コンピュータ1の概略的な機能ブロック図を表す。
【図10】本発明の波形表示装置41のもう1つの概略的な機能ブロック図を表す。
【図11】表示部36及びコンピュータ1の表示部内のウインドウに表示される1例を表す。
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークに接続可能な波形表示装置に関連し、より詳細には、表示部に表示される画像データを圧縮してネットワークに出力可能な波形表示装置に関連する。
【背景技術】
【0002】
(遠隔監視)
図1は、映像信号の監視するシステムを概略的に説明するための図である。図1に示すように、映像信号の監視するシステムは、コンピュータ1と、ネットワーク2と、N個の波形表示装置3−1、...、3−Nと、を備える。コンピュータ1は、ネットワーク2を介して各波形表示装置3を遠隔操作することができ、このような遠隔操作を可能にするためのソフトウェアは、例えば、以下に示す特許文献1等に開示されている。
【0003】
例えば、コンピュータ1が、ある1つの波形表示装置3−1に対してその波形表示装置3の表示部に表示される画像を捕獲することを指示すると、その波形表示装置3は、捕獲した画像をビットマップ形式でネットワーク2を介してコンピュータ1に送信する。図2は、画像を捕獲することを指示するためのボタン4が、コンピュータ1の表示部に表示される1例を表す。図3は、捕獲された画像を表示するウインドウ5が、コンピュータ1の表示部に表示される1例を表す。
【0004】
(現場での監視)
図4は、例えば放送局における映像信号の流れを概略的に説明するための図である。図4に示すように、放送局Aにおいて、MPEG−TS(トランスポートストリーム)信号は、TS出力装置11からデジタル変調装置12に流れ、また、例えばISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting−Terrestrial transmission)形式でデジタル変調されたTS信号は、デジタル変調装置12からアップコンバータ13に流れ、さらに、第1の所定の周波数に変換されたTS信号は、放送局Aから伝送される。なお、TS出力装置11の代わりに、DV(DigitalVideo)ストリームを出力する装置を用いることもでき、この場合において、TS信号の代わりに、DVストリーム信号が、放送局Aから伝送される。以下、TS信号を用いて説明するが、TS信号の代わりに、DVストリーム信号など、他の形式で圧縮された信号を用いてよい。
【0005】
放送局Bにおいて、伝送されたTS信号は、ダウンコンバータ21によって第2の所定の周波数に変換され、さらに、デジタル復調装置22によって、TS信号に復調される。デジタル復調装置22から出力されるTS信号は、アナライザ23に入力され、そこで、TS信号の伝送状態が解析される。
【0006】
アナライザ23は、TS信号に代表されるようなMPEG形式で圧縮された映像信号の伝送状態を解析し、その解析結果を表示する。このようなアナライザ23は、例えば、以下で示す特許文献2、特許文献3、非特許文献1、非特許文献2等に開示されている。しかしながら、アナライザ23は、映像信号の波形を表示することができない。したがって、ユーザは、アナライザ23を用いて、映像信号の波形を監視することができなかった。このような状況において、従来、ユーザは、デコーダ24及び波形表示装置25をさらに用意する必要があった。
【0007】
デジタル復調装置22から出力されるTS信号は、デコーダ24にも入力され、また、TS信号から変換されたSDI(シリアル・デジタル・インターフェース)信号は、デコーダ24から波形表示装置25に流れる。なお、このようなデコーダ24は、例えば、以下で示す非特許文献3等に開示され、また、このような波形表示装置24は、例えば、以下で示す非特許文献4等に開示されている。
【0008】
図5は、波形表示装置25の概略的な機能ブロック図である。図5に示されるように、SDI信号は、変換部31によってパラレルデータに変換され、また、パラレルデータは、生成部33によって波形表示データに変換される。場合により、パラレルデータは、生成部33によってベクトルスコープデータ及び/又は映像データに変換される。生成部33によって生成されたデータ(例えば、波形表示データ、ベクトルスコープデータ、映像データなど)は、表示用のデータに変換された後で、画像生成部35に流れ、また、ユーザは、表示部36に表示されるデータを監視することができる。
【0009】
また、図5に示されるように、SDI信号は、解析部32によって解析データに変換され、また、解析データは、生成部34によって表示用の解析データに変換され、さらに、表示用の解析データは、画像生成部35に流れる。
【0010】
画像生成部35は、生成部33によって生成された表示用のデータ(例えば、波形表示、ベクトルスコープ及び映像を同時に表示するためのデータ)と、生成部34によって生成された表示用の解析データとを1つの画像(フレーム)データとして統合し、表示部36に出力する。表示部36は、1つの画像(フレーム)データを表示する。これにより、ユーザは、生成部33によって生成されたデータ(例えば、波形表示データ、ベクトルスコープデータ、映像データなど)と、生成部34によって生成された表示用の解析データとを監視することができる。
【0011】
なお、制御部40は、ネットワーク2、インターフェース39及びIP変換部38を介してコンピュータ1からの捕獲指示を入力し、その捕獲指示を画像捕獲部37に出力する。画像捕獲部37は、表示部36に入力される画像(フレーム)データと同じデータを入力する。画像捕獲部37は、コンピュータ1からの捕獲指示に応じて、入力した画像(フレーム)データから、BMP形式の静止データを生成する。この静止データは、コンピュータ1の表示部に表示され、これにより、遠隔監視が可能となる。
【特許文献1】Leader Electronics Corp.、“FS 3019(Products)”、インターネット<URL:http://www.leader.co.jp/english/product/fs_3019_e.html>
【特許文献2】米国特許第5,774,497号明細書
【特許文献3】米国特許第6,650,719号明細書
【非特許文献1】報映産業株式会社、“DVStation(製品情報)”、インターネット<URL:http://www.hoei.co.jp/japan/product/pixelmetrix/dvstation.html>
【非特許文献2】Tektronix,Inc.、“MPEG Test System(Products)”、インターネット<URL:http://www.tek.com/site/ps/0,,2A-14844-INTRO_EN,00.html>
【非特許文献3】NTT Electronics Corporation、“HDTV Decoder HD1000(Products)”、インターネット<URL:http://www.nel-world.com/products/systems/hdtv_en_de.html>
【非特許文献4】Leader Electronics Corp.、“LV 5750(Products)”、インターネット<URL:http://www.leader.co.jp/english/product/lv_5750_e.html>
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
波形表示装置の表示部に表示される画像を遠隔で監視する場合、波形表示装置から出力される画像は、ビットマップ形式の静止画像であった。波形表示装置の表示部に表示される画像は、一般的に、24ビットのXGA(1024×768画素)形式の画像であり、18,874,368(1024×768×24)ビットの情報を有する。したがって、コンピュータが、1つの画像を捕獲することを指示し、その画像を波形表示装置から受信する時間は、おおよそ、10秒程度要していた。それゆえに、コンピュータは、波形表示装置の表示部に表示される画像を遠隔で適時に監視することができなかった。
【0013】
加えて、圧縮された伝送信号(TS信号、DVストリーム信号など)の伝送状態及び/又は波形状態を監視するために、映像信号の監視するシステムは、アナライザ及び/又はデコーダをさらに備える必要があった。
【0014】
本発明の目的は、表示部に表示される画像を遠隔で適時に監視するための波形表示装置を提供することである。
本発明のもう1つの目的は、圧縮された伝送信号の伝送状態及び/又は波形状態を遠隔で適時に監視するための波形表示装置を提供することである。
【0015】
本発明の他の目的は、特許請求の範囲、以下に説明する発明の実施形態、及び、図面を参照することにより、当業者によって明らかであろう。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明の波形表示装置は、少なくとも映像信号の波形表示データを含む画像データを生成する手段(35)と、画像データを表示する手段(36)と、画像データから、所定の形式で圧縮された動画データを生成する手段(71)と、動画データをパケット化する変換部(38)と、パケット化された動画データをネットワークに出力するインターフェース手段(39)と、を備える。
【0017】
波形表示装置は、圧縮された映像信号を圧縮されていないパラレルデータに変換する手段(51)を、さらに備えることができ、前記波形表示データは、パラレルデータから変換される。波形表示装置は、圧縮された映像信号の伝送状態を解析し、解析データを生成する手段(52)を、さらに備えることができ、前記画像データは、解析データも含む。
【0018】
また、本発明のシステムは、波形表示装置とネットワークとコンピュータとを含み、コンピュータは、パケット化された動画データをネットワークから入力する手段(94)と、パケット化された動画データを非パケット化する手段(93)と、動画データを表示する手段(91)と、を備える。
【発明の効果】
【0019】
波形表示装置から出力される画像は、圧縮されているため、コンピュータは、ほぼ動画像としての情報を損なうことなくその画像を受信することができる。また、波形表示装置から出力される画像は、動画であるので、コンピュータは、波形表示装置の表示部に表示される画像を遠隔で的確に監視することができる。他の効果は、特許請求の範囲、以下に説明する発明の実施形態、及び、図面を参照することにより、当業者によって明らかであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
図7は、本発明の波形表示装置41の概略的な機能ブロック図を表す。図7に示されるように、波形表示装置41は、従来の波形表示装置と同様に、変換部31と、生成部33と、解析部32と、生成部34と、画像生成部35と、表示部36と、IP変換部38と、インターフェース39と、制御部40とを備える。波形表示装置41はさらに、画像捕獲部37の代わりに、画像圧縮部71を備える。
【0021】
変換部31は、SDI信号をパラレルデータに変換し、また、生成部33は、パラレルデータを波形表示データに変換する。好ましくは、生成部33は、パラレルデータをベクトルスコープデータ及び/又は映像データにも変換する。なお、生成部33は、パラレルデータから他のデータを生成してもよい。生成部33は、パラレルデータから生成したデータを表示用のデータ(例えば、波形表示、ベクトルスコープ及び映像を同時に表示するためのデータ)に変換(統合)し、画像生成部35に出力する。
【0022】
解析部32は、SDI信号の伝送状態を解析し、解析データを生成し、生成部34に出力する。生成部34は、解析データを表示用の解析データに変換(統合)し、画像生成部35に出力する。
【0023】
画像生成部35は、生成部33によって生成された表示用のデータ(例えば、波形表示、ベクトルスコープ及び映像を同時に表示するためのデータ)と、生成部34によって生成された表示用の解析データとを1つの画像(フレーム)データとして統合し、表示部36及び信号圧縮部71に出力する。
【0024】
表示部36は、従来の表示部と同様に表示する(図6)。図6に示されるように、必要に応じて、波形表示(右上)、ベクトルスコープ(左上)、映像(右下)及び解析結果(左下)は、同時に表示される。もっとも、波形表示、ベクトルスコープ、映像及び解析結果は、同時に表示しなくてもよい。すなわち、ユーザによって、波形表示だけが選択されている場合、生成部33は、波形表示データだけを生成し、生成部34は、その機能を停止し、生成部35は、生成部33によって生成された表示用のデータ(波形表示だけを表示するためのデータ)を1つの画像(フレーム)データとして入力し、表示部36及び信号圧縮部71に出力する。
なお、表示部36が、1秒当たり、60の画像(フレーム)データを表示する場合、生成部33、34及び35は、それぞれ、1秒当たり、60のデータを出力する。
【0025】
信号圧縮部71は、表示部36に入力される画像(フレーム)データと同じデータを入力する。信号圧縮部71は、コンピュータ1からの捕獲指示に応じて、入力した画像(フレーム)データから、所定の形式(例えば、MPEG形式、DV形式、AVI形式、MotionJPEG形式など)で圧縮された動画データを生成し、IP変換部38に出力する。
【0026】
IP変換部38は、所定の形式で圧縮された動画データをIP化し、インターフェース39を介してネットワーク2に出力する。IP変換部38は、一般的に、TCP/IP(Transmission Control Protocl/Internet Protocol)方式に従って、出力するデータをパケット化する。
【0027】
インターフェース39は、一般的に、イーサネットが用いられ、好ましくは、100BASE−T以上の性能を持つ。ネットワーク2は、一般的に、LANであるが、インターネット接続機能をインターフェース39に持たせることで、インターネットであってもよい。
【0028】
制御部40は、ネットワーク2、インターフェース39及びIP変換部38を介してコンピュータ1からの捕獲指示を入力し、その捕獲指示を画像捕獲部37に出力する。具体的には、IP変換部38は、パケット化された捕獲指示データをインターフェース39を介してネットワーク2に入力する。IP変換部38はさらに、パケット化された捕獲指示データを非パケット化し、制御部40に出力する。制御部40は、捕獲指示データを信号圧縮部71に出力する。
【0029】
なお、生成部33、34及び35は、それぞれ、別個の機能ブロックとして説明したが、これらの生成部33、34及び35は、1つのCPUとして構成することができる。また、生成部33、34及び35は、それぞれ、1つのCPUとして構成してもよい。さらに、変換部31及び解析部32も、生成部33、34及び35とともに、1つのCPUとして構成することができる。加えて、圧縮部71、変換部38及び制御部40も、生成部33、34及び35とともに、1つのCPUとして構成することができる。
【0030】
図1中の複数の波形表示装置3の少なくとも1つを本発明の波形表示装置41に置換することにより、本発明に従ったシステムを構築することができる。好ましくは、図1中の複数の波形表示装置3のすべてを波形表示装置41に置換する。
【0031】
例えば、図1中の波形表示装置3−1だけを本発明の波形表示装置41に置換したシステムを以下に説明する。図8は、本発明に従った、映像信号の監視するシステムを概略的に説明するための図である。コンピュータ1の表示部には、図2と同様に、画像を捕獲することを指示するためのボタン4が、表示される。コンピュータ1が、ある1つの波形表示装置41に対してその波形表示装置41の表示部36に表示される画像を捕獲することを指示すると、その波形表示装置41は、捕獲した画像を、所定の形式で圧縮された動画データとして、ネットワーク2を介してコンピュータ1に送信する。コンピュータ1は、図3と同様に、ウインドウ内で動画データを再生する。
【0032】
図9は、コンピュータ1の概略的な機能ブロック図を表す。コンピュータ1は、表示部91と、制御部92と、IP変換部93と、インターフェース94とを備える。制御部92は、ネットワーク2に接続された少なくとも1つの波形表示装置と、その波形表示装置の表示部に表示される画像を捕獲することを指示するためのボタン4とを表すためのデータを表示部91に出力する。例えば、ある1つの波形表示装置41に対応するボタン4が選択されると、制御部92は、その波形表示装置41の表示部36に表示される画像を捕獲することを指示データをIP変換部93に出力する。IP変換部93は、例えばTCP/IP方式に従ってその捕獲指示データをパケット化し、インターフェース94(例えばイーサネット)を介してネットワーク2に出力する。
【0033】
また、IP変換部93は、波形表示装置41からのパケット化された動画データをネットワーク2からインターフェース94を介して入力する。IP変換部93はさらに、パケット化された動画データを非パケット化し、制御部92に出力する。制御部92は、動画データを表示部91上で再生する。
なお、制御部92及びIP変換部35は、それぞれ、別個の機能ブロックとして説明したが、これらは、1つのCPUとして構成することができる。
【0034】
ところで、例えば放送局においては、SDI信号だけでなく、圧縮された伝送信号(TS信号、DVストリーム信号など)も併存する。したがって、波形表示装置41は、圧縮された伝送信号を処理できることが好ましい。図10は、本発明の波形表示装置41のもう1つの概略的な機能ブロック図を表す。図10に示すように、波形表示装置41は、変換部51及び解析部52において、1つの圧縮された伝送信号を入力し、また、変換部31及び解析部32において、SDI信号を入力する。なお、変換部31及び解析部32の動作は、図7を参照しながら説明した動作と同様である。
【0035】
変換部51は、圧縮された伝送信号をパラレルデータに変換し、生成部33に出力する。ユーザによって、圧縮された伝送信号が選択されている場合、生成部33は、変換部51からのパラレルデータを波形表示データ(好ましくは、及び、ベクトルスコープデータ及び/又は映像データ)に変換し、また、パラレルデータから生成したデータを表示用のデータ(例えば、波形表示、ベクトルスコープ及び映像を同時に表示するためのデータ)に変換(統合)し、画像生成部35に出力する。ユーザによって、SDI信号が選択されている場合、生成部33は、図7を参照しながら説明した動作と同様である。
【0036】
解析部52は、圧縮された伝送信号の伝送状態を解析し、解析データを生成し、生成部34に出力する。ユーザによって、圧縮された伝送信号が選択されている場合、生成部34は、解析部32からの解析データを表示用の解析データに変換(統合)し、画像生成部35に出力する。ユーザによって、SDI信号が選択されている場合、生成部34は、図7を参照しながら説明した生成部53の動作と同様である。他の手段は、図7を参照しながら説明した手段の動作と同様である。
【0037】
圧縮された伝送信号がTS信号であり、ユーザによって、TS信号が選択され、さらに、波形表示、ベクトルスコープ、映像及び解析結果が選択される場合、表示部36及びコンピュータ1の表示部内のウインドウは、例えば、図11のように表示する。図11において、右上は、波形表示であり、左上は、ベクトルスコープであり、右下は、映像であり、左下は、解析結果(ETSI(European Telecommunications Standards Institute)が推奨するETR290に規定される項目)である。
【0038】
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されず、また、当業者は、上述の実施形態を特許請求の範囲に含まれる範囲まで、容易に変更することができるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】映像信号の監視するシステムを概略的に説明するための図である。
【図2】画像を捕獲することを指示するためのボタン4が、コンピュータ1の表示部に表示される1例を表す。
【図3】捕獲された画像を表示するウインドウ5が、コンピュータ1の表示部に表示される1例を表す。
【図4】例えば放送局における映像信号の流れを概略的に説明するための図である。
【図5】波形表示装置25の概略的な機能ブロック図である。
【図6】生成部33によって生成された波形表示データ、ベクトルスコープデータ及び映像データ、並びに、生成部34によって生成された解析データを表示する1例を表す。
【図7】本発明の波形表示装置41の概略的な機能ブロック図を表す。
【図8】本発明に従った、映像信号の監視するシステムを概略的に説明するための図である。
【図9】コンピュータ1の概略的な機能ブロック図を表す。
【図10】本発明の波形表示装置41のもう1つの概略的な機能ブロック図を表す。
【図11】表示部36及びコンピュータ1の表示部内のウインドウに表示される1例を表す。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも映像信号の波形表示データを含む画像データを生成する手段(35)と、
画像データを表示する手段(36)と、
画像データから、所定の形式で圧縮された動画データを生成する手段(71)と、
動画データをパケット化する変換部(38)と、
パケット化された動画データをネットワークに出力するインターフェース手段(39)と、
を備える波形表示装置。
【請求項2】
請求項1に記載の波形表示装置であって、
圧縮された映像信号を圧縮されていないパラレルデータに変換する手段(51)を、
さらに備え、
前記波形表示データは、パラレルデータから変換される、波形表示装置。
【請求項3】
請求項2に記載の波形表示装置であって、
圧縮された映像信号の伝送状態を解析し、解析データを生成する手段(52)を、
さらに備え、
前記画像データは、解析データも含む、波形表示装置。
【請求項4】
請求項1に記載の波形表示装置であって、
圧縮された映像信号の伝送状態を解析し、解析データを生成する手段(52)を、
さらに備え、
前記画像データは、解析データも含む、波形表示装置。
【請求項5】
波形表示装置とネットワークとコンピュータとを含むシステムであって、
波形表示装置は、
少なくとも映像信号の波形表示データを含む画像データを生成する手段(35)と、
画像データを表示する手段(36)と、
画像データから、所定の形式で圧縮された動画データを生成する手段(71)と、
動画データをパケット化する変換部(38)と、
パケット化された動画データをネットワークに出力するインターフェース手段(39)と、
を備え、
コンピュータは、
パケット化された動画データをネットワークから入力する手段(94)と、
パケット化された動画データを非パケット化する手段(93)と、
動画データを表示する手段(91)と、
を備える、システム。
【請求項1】
少なくとも映像信号の波形表示データを含む画像データを生成する手段(35)と、
画像データを表示する手段(36)と、
画像データから、所定の形式で圧縮された動画データを生成する手段(71)と、
動画データをパケット化する変換部(38)と、
パケット化された動画データをネットワークに出力するインターフェース手段(39)と、
を備える波形表示装置。
【請求項2】
請求項1に記載の波形表示装置であって、
圧縮された映像信号を圧縮されていないパラレルデータに変換する手段(51)を、
さらに備え、
前記波形表示データは、パラレルデータから変換される、波形表示装置。
【請求項3】
請求項2に記載の波形表示装置であって、
圧縮された映像信号の伝送状態を解析し、解析データを生成する手段(52)を、
さらに備え、
前記画像データは、解析データも含む、波形表示装置。
【請求項4】
請求項1に記載の波形表示装置であって、
圧縮された映像信号の伝送状態を解析し、解析データを生成する手段(52)を、
さらに備え、
前記画像データは、解析データも含む、波形表示装置。
【請求項5】
波形表示装置とネットワークとコンピュータとを含むシステムであって、
波形表示装置は、
少なくとも映像信号の波形表示データを含む画像データを生成する手段(35)と、
画像データを表示する手段(36)と、
画像データから、所定の形式で圧縮された動画データを生成する手段(71)と、
動画データをパケット化する変換部(38)と、
パケット化された動画データをネットワークに出力するインターフェース手段(39)と、
を備え、
コンピュータは、
パケット化された動画データをネットワークから入力する手段(94)と、
パケット化された動画データを非パケット化する手段(93)と、
動画データを表示する手段(91)と、
を備える、システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2006−279672(P2006−279672A)
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−97431(P2005−97431)
【出願日】平成17年3月30日(2005.3.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.イーサネット
【出願人】(000115603)リーダー電子株式会社 (19)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年3月30日(2005.3.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.イーサネット
【出願人】(000115603)リーダー電子株式会社 (19)
【Fターム(参考)】
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