説明

ネットワークシステム

【課題】 より使い勝手のよい無線通信技術を提供すること。
【解決手段】 本発明における画像形成装置はステップS001で携帯端末からの探索要求(インクワイヤリ)を待ち、探索要求を受けたら、画像形成装置自身が接続されているLAN上の他の画像形成装置と連携し、同一の携帯端末から探索要求を受けた画像形成装置の間で優先順位を決定する(S002)。そして、各デバイスのBlueTooth名の後尾にプライオリティを表す文字列を付加し(S003)、携帯端末に自身のBluetoothデバイス名を応答する(S004)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信可能な画像形成装置と携帯端末からなるネットワークシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、情報処理装置が多様化するに伴って、例えば、携帯電話に格納された様々な文書を印刷したいと言う要望が増加し、携帯電話から直接印刷する技術が種々提案されている。
【0003】
一般に、Bluetooth通信等の無指向性無線通信を行う場合、データを送る側でBluetoothデバイスの探索を行い、リスト表示されたデバイス名一覧の中から目的のデバイスを選択し、接続を確定してから、データ転送を行う。この時リスト表示されるのは、各デバイスで任意に設定するデバイス名であり、携帯電話がBluetooth通信可能な範囲に複数の他のBluetooth通信可能な機器が存在する場合、リストに多数のデバイス名が表示されてしまい、本当に利用したいデバイスを選択することが困難であった。それを解決する手段として特開2004-40469では自身のデバイス名に画像処理装置のステータス情報を付加するという発明を開示している。(「Bluetooth」は登録商標)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−40469号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、自身のステータスを付加するだけではユーザーがどのデバイスを選択することが最適なのか判断がつかない場合が多い。例えば全て異常のない画像形成装置の場合は同じ表示がされるだけである。
【0006】
本発明はこの点を鑑みてなされたもので、より使い勝手のよい無線通信技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係るネットワークシステムは
無線通信機能を備える画像形成装置と携帯端末からなるネットワークシステムであって、前記携帯端末は無線通信可能な他の情報処理装置を探索する探索手段と前記探索手段により探索された他の情報処理装置を識別する情報としての識別情報を取得する手段を備え、
前記画像形成装置はユーザーが望む優先順位を設定する設定手段と、ローカルエリアネットワークに接続する手段と、前記携帯端末の探索手段により探索された画像形成装置同士が前記ローカルエリアネットワーク内で連携し、優先順位を決定する決定手段と、自身の識別情報に優先順位を表す情報を付加して送信する手段を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によって、より使い勝手のよい無線通信技術を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】一般的な複合機の構成を示すブロック図である。
【図2】一般的な近距離無線通信機能を実装した携帯電話の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態を示す画像形成システムの構成を示す図である。
【図4】本発明の実施形態を示す携帯端末の表示部に表示される画面の例で、無線通信を開始する画面を示す図である。
【図5】本発明の実施形態を示す携帯端末の表示部に表示される画面の例で、Bluetoothデバイスの探索結果の画面を示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係る画像形成システムにおける処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の特徴を表したフローチャートである。
【図8】本発明の特徴である、携帯端末がBluetoothデバイス探索開始から、複合機がLAN上で連携し、優先順位を決定し、Bluetooth端末に複合機のBluetoothデバイス名を応答するまでの携帯端末側のフローチャートである。
【図9】本発明の特徴である、携帯端末がBluetoothデバイス探索開始から、複合機がLAN上で連携し、優先順位を決定し、Bluetooth端末に複合機のBluetoothデバイス名を応答するまでの画像形成装置側のフローチャートである。
【図10】本発明の実施形態に係る画像形成装置において、優先度をユーザーが決定する画面の例である。
【図11】本発明の効果を表す携帯端末の表示部に表示される画面で、Bluetoothデバイスの探索結果の画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施例1)
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0011】
図1は、本発明に係る印刷装置の実施形態としての複合機の概略構成を示すブロック図である。この複合機は、中央処理装置CPU101と、ROM102と、ハードディスク103と、RAM104とを備える。そして、ROM102は、システムバス118に接続される装置各部の駆動条件や管理データ等の各種情報を記憶する。RAM104は、動作する上で必要なデータを記憶する。CPU101は、記憶された制御プログラムにしたがって、各種処理を実行する。
【0012】
この複合機は、さらに、表示部106、操作部107、通信制御部108、印刷制御部110、画像メモリ113、画像処理部114、I/O制御部116等を含む。
【0013】
表示部106は、駆動条件、装置状態、あるいは入力情報などの各種情報を表示する。操作部107はユーザによる設定や命令等の入力操作を行うためのテンキーやスタートキー等のキー、又は一部常時部106内にあるタッチパネル等である。通信制御部108は無線や有線のネットワークを経由して、イントラネット又はインターネットに接続して、画像データを含む文書データや制御コマンドの送受信を実行する。また、通信制御部108は図示しない無線通信制御部を持ち、携帯端末と無線通信可能に構成されている。通信方法としてはWi-FiやBluetooth等を含む。
【0014】
網制御装置109は、PSTNに接続し発着信の際に所定の回線制御を実行して回線接続あるいはその切断を行う。そして画像データや制御信号を、内臓するモデム装置により変復調し網制御装置109を介してファクシミリ送受信を実行する。読み取り装置111は、送信、複写又は保存する原稿に照射した光の画像に応じた反射光を光電変換して画像データを読み取り、印刷制御部110を介して画像データを送信、複写、又は保存する。
【0015】
画像処理部114は、送信する画像データをデータ圧縮して符号化する。また、受信した画像データを伸張して複合化したり、受信した画像データを画像データに変換したりする。また、保存する画像データを適切な又はユーザーから指定されたフォーマット(たとえばPDFフォーマット等)にフォーマット変換する。また、読取装置111の光学応答特性やセンダのばらつき等に応じた画像補正処理を行う。また、記録装置112の書き込み特性等に適した画像データにする画像最適化処理などを要求に応じて行う。
【0016】
システムバス118は、CPU101、ROM102、ハードディスク103、RAM104、表示部106、操作部107、通信制御部108、印刷制御部110、画像メモリ113、画像処理部114、及び、I/O制御部116を接続している。
【0017】
したがって、本複合機は、読み取り画像データを伝送するファクシミリ通信や、文書管理サーバコンピュータにデータ転送転送機能と、読み取り画像データを記録出力する複写機能とを備える。更に、受信画像データをファクシミリ受信する受信印刷機能と、クライアントコンピュータからの印刷データを受信して印刷する印刷機能を備え、複写機としてだけではなく、ファクシミリ装置、プリンタ装置、スキャナ装置としても利用可能である。
【0018】
なお、記録装置112は、電子写真記録方式以外にも、例えばインクジェット方式、サーマルヘッド方式、ドットインパクト方式など、その他なんであってもよい。
【0019】
図2は本発明の実施形態に係る携帯端末である近距離無線機能を実装した携帯電話の概略構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態では以下の構成を例に記載するが、本発明は情報通信を行うことが可能な機器に関しては様々な形態で適用可能なものであり、特にこの実施形態に限定されるものではない。
【0020】
携帯電話は、制御部205を中心とし、これに対してデジタル信号処理部203、表示部206、操作部207、外部I/F部208、近距離無線部210が接続されて構成される。
【0021】
制御部205は、携帯電話機の機能を実現するための主要部であり、図示しないCPU、EEPROM、Flash、SRAM等で構成される。さらに本実施の形態では、近距離無線通信部210との間でコマンドやデータの授受を行うための近距離無線モジュール215を含む。
【0022】
デジタル信号処理部203は、マイク213を接続した音声入力部201、スピーカ214を接続した音声出力部202、アンテナ212を接続したRF入出力部204と接続され、デジタル音声信号の円コード、及びデジタル音声信号へのデコード等を行う。
【0023】
音声入力部201は、マイク213からのアナログ音声信号をデジタル信号に変換する。音声出力部202は、受信したデジタル音声信号をスピーカ駆動するための部位である。RF入出力部204は、高周波送受信を行う。
【0024】
表示部206は、ユーザに対して情報の表示出力を行い、LCDドライバ、LCD表示デバイス等で構成される。操作部207は、ユーザが携帯電話200に対して操作情報を提供する。
【0025】
電源部209は、バッテリ電源を基に各ブロックに必要な電力を発生、供給を行う。
【0026】
近距離無線通信部210は、制御部205の近距離無線モジュール215と接続され、アンテナ211を介して外部端末との間でデータ等の授受を行う。
【0027】
近距離無線モジュール215は、制御部205の一部として組み込まれたものであり、近距離無線としてBluetooth通信の場合、コマンドのやり取りを行うことにより、通信機能の制御を行う。
【0028】
図3は、本発明の実施形態を示す画像形成システムの構成を説明する図である。図3において、一般ユーザが使用する携帯端末の例として、携帯電話200を示している。
【0029】
100は複合機であり、携帯電話200とは無線通信媒体400を介して接続される。無線通信媒体400は、Wi-FiやBluetoothなどの無線通信を含む。(「Wi Fi」は登録商標)
もちろん、これらの構成は一般的な構成を概念図にしただけで、一般ユーザが使用する携帯端末は、その他の携帯情報機器であってもよいことは言うまでもない。また、複合機である必要はなく、プリンタ、FAXなどといった単体デバイスが、携帯端末と通信媒体400を介して接続されていてもよいことは言うまでもない。
【0030】
図4は、図2に示した携帯端末の表示部206に表示される画面の例を示す図であり、携帯電話内に保存された文書を、Bluetooth通信モジュールを使って複合機に送る場合の画面例である。本画面の場合、メニューより「Send Memo」を選択することによりデータを送信可能である。
【0031】
図5は、図2に示した表示部206に表示される画面の例を示す図であり、携帯電話内に保存された文書を、Bluetooth通信を使って複合機に送る場合の画面例である。本画面の場合、Bluetoothデバイスが複数見つかった画面になり、目的のBluetoothデバイスを選択することにより、目的の複合機から印刷が実行されることになる。
【0032】
図6は本実施形態に係る複合機と携帯端末との間におけるデータ処理手順の一連の流れを示すフローチャートである。
【0033】
携帯電話に保存された印刷データを複合機で印刷するユーザは、携帯電話に保存された印刷データを特定するべく、S1001において、アプリケーションを起動する。なお、印刷データ専用のアプリケーションを起動せずに、携帯電話のメニューから一覧を表示して特定できる仕組みを持つ携帯電話の場合には、アプリケーションを起動する必要が無い。
【0034】
次に、ステップS1002において、ユーザの操作に応じて、Bluetooth通信の対象となる文書を特定し、近距離無線通信部210は、Bluetooth通信を開始する。
【0035】
携帯電話は、通信可能な距離にあるBluetoothデバイスの探索を行う(S1003)。そして、探索されたBluetoothデバイスのうちのどのBluetoothデバイスと接続するかを決定するために、表示部206に図5のようなデバイス名の一覧を表示し、ユーザに選択を促す。本実施例では探索されたデバイス同士が連携し、優先順位を決定する。そのため、一覧表示に表示されるデバイス名の後尾に優先順位を表す文字列が付加されることになる。
【0036】
ユーザは携帯電話の表示部206に表示されたリストの中から目的の複合機を選択する。携帯電話は、このようなユーザの操作に応じて、デバイス一覧から1つのBluetoothデバイスを特定し、接続する(S1004)。
【0037】
次に、ステップS1005において、携帯電話は、近距離無線通信部210から複合機へデータを送信する。ステップS1006において、複合機は、データを受信すると、表示部102に画面を表示し、必要におうじて印刷設定を行い、印刷を開始する。そして、ステップS1007で印刷を終了する。
【0038】
続いて、本発明の特徴である、複合機のBluetooth通信モジュールが携帯端末からの探索コマンドを受信し、同一の携帯端末から探索コマンドを受信した他の複合機同士で優先順位を決定し、携帯端末に表示させるBluetoothデバイス名を送信するまでのフローをフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0039】
まず、システム全体の特徴を表すフローを図7を用いて説明する。本実施例における画像形成装置はステップS001で携帯端末からの探索要求(インクワイヤリ)を待つ。探索要求を受けたら、画像形成装置自身が接続されているLAN上の他の画像形成装置と連携し、同一の携帯端末から探索要求を受けた画像形成装置の間で優先順位を決定する(S002)。そして、各デバイスのBlueTooth名の後尾にプライオリティを表す文字列を付加し(S003)、携帯端末に自身のBluetoothデバイス名を応答する(S004)。
【0040】
次に、図7のS002においてLAN上のデバイス同士で優先度を決定するフローを更に詳細に説明する。
【0041】
まず、携帯端末の動作フローについて図8を用いて説明する。S401で携帯端末は通信範囲内のBluetoothデバイスのアドレスを取得するために、インクワイヤリ(探索)を行い、Bluetooth通信モジュールが受信した通信範囲内のBluetoothデバイスアドレスを携帯端末のRAMに取得する。複数のBluetoothデバイスが探索された際には複数のBluetoothアドレスを記憶する。続くS402ではS401で取得したBluetoothアドレスを持つ機器に対してBluetoothデバイス名を要求する。この要求に対する応答として受信した他の機器のBluetoothデバイス名をそのBluetoothアドレスに対応付けてRAMに記憶する。そしてRAMに記憶されたBluetoothデバイス名の一覧を表示装置206に一覧表示させる(S403)。ユーザーは一覧表示されたリストの中から目的のデバイスを選択し、接続を確定してから、データ転送をおこなう(S404)。
【0042】
以上のように、携帯端末の動作フローは一般的なBluetooth通信をサポートするすべての機器で行われる一連の動作となんら変わることはない。
【0043】
次に、複合機の動作フローについて図9を用いて説明する。本実施例における複合機同士はLANで接続されていることを前提とする。また、本実施例では携帯端末から最も早くインクワイヤリを受けたデバイスを複合機A、それ以外にインクワイヤリを受けたデバイスを複合機B、C、Dとして説明する。S201で複合機AのBluetooth通信モジュールは携帯端末のBluetooth通信モジュールから探索コマンド(インクワイヤリ)を受信する。S202では複合機Aは同一の携帯端末(同一のBluetoothアドレスを持つ機器)からインクワイヤリを受信したLAN上の複合機を探索する。この時あらかじめ設定された優先度を決定する規準を含める。そして同一の携帯端末からインクワイヤリを受信した複合機B,C,DはS203で複合機Aからの探索要求に優先度を決定する規準を表す情報を含め、複合機Aに同様の携帯端末から探索されていることを通知する。このとき例えば複合機Eは複合機A〜Dと同一のLAN上に存在するが、携帯端末の通信範囲外である場合には、携帯端末からのインクワイヤリを受信していないことを複合機Aに通知する。S204で複合機Aは他の複合機から優先度を含めた情報を受信し、S205ではその情報を利用し複合機間の優先順位を決定する。そしてS206で複合機Aは他の複合機に対して優先順位を通知する。そして各複合機は携帯端末からBluetoothデバイス名の要求に対して、ROM102から自身のBluetoothデバイス名を読み出し、その後尾に優先順位を表す文字列を付加し、携帯端末に通知する。以上のフローにより携帯端末に複数表示されるBluetoothデバイス名に優先順位がふられることになり、ユーザーが本当に利用したい複合機が簡単にわかるようになる。
【0044】
図10はユーザーがあらかじめ優先度の規準を決める一例である。本実施例による優先度の規準は例えば印刷スピード、抱えているJOB数、カラー機であること等どのような基準であってもよい。また、Bluetooth通信による電波強度を利用することもできる。これにより携帯端末からの距離も優先度に含めることができる。また、本実施例の画像形成装置はLANで接続されているため、1つの画像形成装置で優先順位を設定しておけば画像形成装置間で情報が共有される。
【0045】
本発明の効果により、図11に示すようにBluetooth名が一覧表示される際に、ユーザーが設定した優先度に従いBluetooth名に優先順位がふられるため、多数のデバイス名の中から本当に使用したいデバイスを選択しやすくなる。
【0046】
以上、本発明の実施携帯について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。また、上記実施形態では、携帯電話と複合機間の通信に特化して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、複合機同士の通信や、携帯電話同士の通信や、携帯電話とカーナビゲーションシステムとの間の通信などにも応用できる。また、パソコンなどの情報端末と複合機間の通信において用いられても良い。即ち、複数の同種の情報処理装置が無線通信の接続先の候補として探索されるような如何なる状況においても本発明は有効であり、通信対象となる情報処理装置の識別を容易にするという効果を奏する。
【0047】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置が、供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の技術範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0048】
100 複合機
105 制御部
107 操作部
118 通信制御部
200 携帯電話
206 表示部
210 近距離無線通信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信機能を備える画像形成装置と携帯端末からなるネットワークシステムであって、前記携帯端末は無線通信可能な他の情報処理装置を探索する探索手段と前記探索手段により探索された他の情報処理装置を識別する情報としての識別情報を取得する手段を備え、
前記画像形成装置はユーザーが望む優先順位を設定する設定手段と、ローカルエリアネットワークに接続する手段と、前記携帯端末の探索手段により探索された画像形成装置同士が前記ローカルエリアネットワーク内で連携し、優先順位を決定する決定手段と、自身の識別情報に優先順位を表す情報を付加して送信する手段を備えることを特徴とするネットワークシステム。
【請求項2】
前記優先順位を表す情報は、識別容易な文字情報であることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
【請求項3】
前記無線通信手段がBluetooth通信であることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
【請求項4】
前記優先順位とは画像形成装置の印刷スピードやJOB状況、またBluetooth通信により得られる電波強度等、比較可能な基準であることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
【請求項5】
無線通信機能を備える画像形成装置と携帯端末からなるネットワークシステムの制御方法であって、前記携帯端末は無線通信可能な他の情報処理装置を探索する探索手段と前記探索手段により探索された他の情報処理装置を識別する情報としての識別情報を取得する手段を備え、
前記画像形成装置はユーザーが望む優先順位を設定する設定手段と、ローカルエリアネットワークに接続する手段と、前記携帯端末の探索手段により探索された画像形成装置同士が前記ローカルエリアネットワーク内で連携し、優先順位を決定する決定手段と、自身の識別情報に優先順位を表す情報を付加して送信する手段を備えることを特徴とするネットワークシステムの制御方法。
【請求項6】
請求項5に記載の制御方法を、前記ネットワークシステムに含まれる装置に実行させることを特徴とする制御プログラム

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate


【公開番号】特開2011−120144(P2011−120144A)
【公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−277564(P2009−277564)
【出願日】平成21年12月7日(2009.12.7)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】